JP3454196B2 - エッジモードセラミック共振子 - Google Patents

エッジモードセラミック共振子

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はセラミックフィルタ
やセラミック発振子などに用いられるエッジモードセラ
ミック共振子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、セラミックフィルタやセラミック
発振子などに用いられるセラミック共振子は、厚み縦振
動モード、厚みすべり振動モード、拡がり振動モード、
長さ振動モードなどを利用したものが多い。しかし、い
ずれの振動モードを利用したセラミック共振子も、その
支持構造によって特性ばらつきが大きくなる欠点があ
る。
【0003】そこで、長方形の圧電セラミック板の端部
近傍に振動を集中させ、支持構造の自由度が高く、特性
ばらつきが小さいエッジモードセラミック共振子が提案
されている(特開昭56−79515号公報)。この共
振子1は、図1に示すように、長方形の圧電セラミック
板2の歪みが大きい部分の上下面に駆動電極3,3を対
向して形成するとともに、この圧電セラミック板2に厚
み方向の分極を施したものである。
【0004】図2は図1に示すエッジモードセラミック
共振子1の駆動電極3,3間に交流信号を印加した時の
変形図、ベクトル図および応力図を示す。図2から明ら
かなように、振動による面積歪みが大きな部分が駆動電
極3を設けた部分に集中していることがわかる。したが
って、駆動電極3から離れた部位を固定すれば、共振子
1の振動特性に殆ど影響を与えずに済み、共振子1の支
持やリード端子の接続を簡単に行なうことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧電セ
ラミック板2の上下面に駆動電極3を設けた構造では、
振動方向が幅方向であるのに対し、電界方向が厚み方向
となるので、振動方向と電界方向とが垂直(いわゆる3
1モード)となり、振動を効率よく取り出せないという
欠点がある。そのため、従来のエッジモードセラミック
共振子では、電気機械結合係数が小さくなってしまい、
発振子にもフィルタにも実質的に使用することができな
かった。
【0006】そこで、本発明の目的は、電気機械結合係
数を大きくし、発振子やフィルタに使用可能なエッジモ
ードセラミック共振子を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、長方形の圧電セラミック
板の端部近傍に振動が集中するエッジモードの振動を利
用したエッジモードセラミック共振子において、圧電セ
ラミック板の長さ方向一端部の内部に、圧電セラミック
板の表裏主面に対して垂直でかつ上記長さ方向一端部の
端面に対して垂直な複数の層状の駆動電極が圧電セラミ
ック板の幅方向に対向して設けられ、少なくとも圧電セ
ラミック板の駆動電極間に幅方向の分極が施されている
ことを特徴とするエッジモードセラミック共振子を提供
する。
【0008】本発明では、駆動電極が圧電セラミック板
の上下面に形成された表面電極ではなく、厚み方向に延
びる内部電極で構成される。そして、分極方向も駆動電
極の対向方向、すなわち圧電セラミック板の幅方向に設
けられる。駆動電極間に交流信号を印加すると、その振
動方向が圧電セラミック板の幅方向でかつ電界方向も幅
方向となり、振動方向と電界方向とが一致する、いわゆ
る33モードとなる。そのため、振動エネルギーを最も
効率よく取り出すことができ、電気機械結合係数を大き
くでき、発振子にもフィルタにも使用することができ
る。
【0009】また、例えば1.6MHzの共振周波数を
もつ共振子を得るには、拡がりモードや長さモードの共
振子では形状が小さ過ぎ、厚みすべりモードの共振子で
は大き過ぎるが、エッジモードの共振子を用いることで
生産性の面で適度なサイズ (例えば3mm×1mm×
0.5mm程度)で実現することができる。
【0010】請求項2のように、駆動電極を3層以上設
けた場合には、駆動電極を一層おきに接続するのがよ
い。すなわち、駆動電極を有するセラミック層を積層す
ることにより、静電容量を大きくすることができる。
【0011】請求項3のように、圧電セラミック板の表
面に長さ方向に延びる2本の引出電極を幅方向に間隔を
あけて形成し、両引出電極を圧電セラミック板の表面に
露出した駆動電極の端部とそれぞれ導通させるのがよ
い。この場合には、駆動電極を圧電セラミック板の引出
電極を介して非振動部へ簡単に引き出すことができる。
そのため、この引出電極を基板の外部接続部などに接続
すれば、簡単に表面実装型の発振子またはフィルタを構
成することができる。
【0012】上記引出電極を形成する方法として、請求
項4のように、圧電セラミック板の表面に駆動電極と導
通する引出電極を全面に形成し、圧電セラミック板の表
面の駆動電極の間に、長さ方向に延びる溝を形成するこ
とで、引出電極を幅方向に2分割してもよい。この場合
には、引出電極の形成が簡単になる。
【0013】請求項5のように、表面に2つの外部接続
用電極が形成された基板を備え、請求項3または4に記
載のエッジモードセラミック共振子をその引出電極を上
記基板の表面側に向けて配置し、上記エッジモードセラ
ミック共振子の駆動電極を設けた端部と反対側の端部に
延びる引出電極と上記基板の外部接続用電極とを、導電
性接着剤により接続固定するのが望ましい。この場合に
は、導電性接着剤が共振子の基板への固定と、引出電極
と外部接続用電極との電気的接続とを兼ね、しかも共振
子を基板の表面に沿わせて配置できるので、構造が簡単
で薄型の表面実装型圧電部品を実現できる。また、導電
性接着剤が共振子の長さ方向に多少拡がっても、エッジ
モードのために振動特性に悪影響を及ぼさず、特性の安
定した圧電部品を得ることができる。なお、請求項4の
ように溝で引出電極を分割した構造のエッジモードセラ
ミック共振子を用いると、溝が導電性接着剤の幅方向へ
の拡がりを阻止して引出電極間の短絡を防止するので、
信頼性の高い圧電部品を実現できる。
【0014】
【発明の実施の形態】図3は本発明にかかるエッジモー
ドセラミック共振子の第1実施例を示す。この共振子1
0は、PZTなどよりなる長方形の圧電セラミック板1
1を備えており、その長さ方向一端部の内部に厚み方向
に延びる一対の駆動電極12,13が幅方向に間隔Gを
あけて設けられている。圧電セラミック板11の駆動電
極12,13の間の部位には、図3に矢印で示すよう
に、幅方向に分極が施されている。なお、圧電セラミッ
ク板11全体を幅方向に分極処理してもよい。
【0015】この実施例では、圧電セラミック板11の
形状は、長さL=3mm、幅W=1mm、厚みT=0.
5mmとし、駆動電極12,13の間隔G=0.5m
m、長さD=0.5mmとした。上記のような寸法に設
定した場合、共振周波数が1.6MHzの共振子が得ら
れた。
【0016】上記駆動電極12,13間に交流信号を印
加すると、圧電セラミック板11の駆動電極12,13
を設けた端部近傍にのみ振動が集中するエッジモードの
振動が発生し、図2と同様な応力・歪みが生じる。駆動
電極12,13は圧電セラミック板11の幅方向に対向
する内部電極で構成されているので、エッジモードの振
動方向は圧電セラミック板11の幅方向でかつ電界方向
も幅方向となり、振動方向と電界方向とが一致する、い
わゆる33モードとなる。そのため、振動エネルギーを
最も効率よく取り出すことができる。
【0017】従来のエッジモード共振子(図1参照)で
は電気機械結合係数が約8%程度であったのに対し、上
記実施例では電気機械結合係数を約22%まで大きくで
きた。なお、比較にあたって、圧電セラミック板、電極
の大きさ、印加電圧などは、従来と上記実施例とでほぼ
同一の条件とした。また、図4のようなインピーダンス
特性で比較した場合、従来の場合にはAtt値が1.2
であったのに対し、上記実施例では9.5まで上昇し
た。なお、Att値は、Zaを反共振インピーダンス、
Zrを共振インピーダンスとすると、次式で与えられ
る。 Att=20 log(Za/Zr)
【0018】図5は図3のような形状の共振子10にお
ける素子幅Wと共振周波数との関係を示す。ここでは、
幅寸法Wをパラメータとし、長さL,厚さT,駆動電極
の間隔G,駆動電極の長さDをそれぞれ次のような条件
に設定した。 L=3W T=0.5mm(一定) G=W/2 D=W/2
【0019】図5から明らかなように、素子幅Wが大き
くなるに従い、共振周波数が低下していることがわか
る。素子幅Wを0.8mm〜2.0mmの範囲で変更す
ることにより、共振周波数を2.0MHz〜0.8MH
zの範囲に調整できる。このような周波数範囲は、従来
の振動モード(例えば拡がりモード、長さモード、厚み
すべりモードなど)では、形状が大き過ぎたり小さ過ぎ
るため、製造コストあるいは生産性の面で不利があった
が、本発明のようなエッジモードを利用すれば、適度な
サイズで実現することができる。
【0020】図6は本発明にかかるエッジモードセラミ
ック共振子の第2実施例を示す。この共振子20は、第
1実施例と同様に、長方形の圧電セラミック板21の長
さ方向一端部に厚み方向に延びる一対の駆動電極22,
23が幅方向に間隔をあけて設けられ、圧電セラミック
板21の駆動電極22,23の間の部位または圧電セラ
ミック板21全体に、幅方向の分極処理が施されてい
る。
【0021】圧電セラミック板21の表面には、長さ方
向に延びる2本の引出電極24,25が幅方向に間隔を
あけて形成され、これら引出電極24,25の間には駆
動電極22,23の間隔より狭い幅の溝26が設けられ
ている。各引出電極24,25はそれぞれ圧電セラミッ
ク板21の表面に露出した駆動電極22,23の端部と
電気的に導通している。なお、圧電セラミック板21の
裏面には電極が形成されていない。
【0022】上記構造のエッジモードセラミック共振子
20の製造方法を、図7〜図10を参照して説明する。
まず、図7の(a)のように、表面に帯状の電極22
A,22Bを形成したセラミックグリーンシート27を
複数枚(ここでは7枚)積層し、ブロック状の積層体2
8Aを得る。なお、最上層のセラミックグリーンシート
27の表面には電極が形成されていない。図8のよう
に、電極22A,22Bのうち、上から2層目,5層
目,6層目のセラミックグリーンシート27の表面の電
極22Aはセラミックグリーンシート27の一側縁から
他側縁の直前まで延び、上から3層目,4層目,7層目
のセラミックグリーンシート27の表面の電極22Bは
セラミックグリーンシート27の他側縁から一側縁の直
前まで延びている。次に、積層体28Aを焼成し、この
焼結体の両側面に図7の(b)のように分極用の電極2
9a,29bを形成する。これにより、一方の電極29
aは電極22Aと導通し、他方の電極29bは電極22
Bと導通する。次に、上記電極29a,29b間に直流
電圧を印加して分極を行なう。分極処理によって、図7
の(c)に矢印で示すように、電極22Aと22Bとで
挟まれたセラミック層にのみ分極が施される。次に、図
7の(d)に破線CL1で示すように、分極済みの積層
体28Aを一定幅Tでカットし、図9に示すような薄板
状の積層体28Bを得る。この積層体28Bの側面に
は、規則的に駆動電極22,23が露出している。次
に、図10に示すように、積層体28Bの表面に電極2
4Aを全面に形成し、電極22A,22Bの間を通過す
るように溝26をハーフカット加工する。溝26で分断
された電極24Aは引出電極24,25となる。その
後、破線CL2およびCL3で積層体28Bを縦横にカ
ットし、図6のようなエッジモードセラミック共振子2
0を得る。なお、上記製造工程では、ブロック状の積層
体28Aに電極29a,29bを形成し、分極を行なっ
たが、先に積層体28Aをカットして薄板状の積層体2
8Aを得た後、分極を行なってもよい。
【0023】図11〜図13は第2実施例のエッジモー
ドセラミック共振子20を用いた表面実装型の圧電部品
(例えば発振子またはフィルタ)を示す。この圧電部品
は、エッジモードセラミック共振子20の他に、長方形
の絶縁性基板30とキャップ40とを備え、共振子20
はその引出電極24,25側を基板30の表面側に向け
て取り付けられている。絶縁性基板30の上面には2個
の外部接続用電極31,32が形成され、その外側端部
31a,32aは基板30の長さ方向両端部に引き出さ
れ、この両端部の周囲を取り巻いている。外部接続用電
極31,32の内側端部31b,32bは基板30の幅
方向に一定間隔をあけて配置されており、これら内側端
部31b,32bに上記共振子20の駆動電極22,2
3を設けた端部と反対側へ延びる引出電極24,25の
一端部24a,25a(図6参照)が導電性接着剤3
3,33を介して接続固定されている。なお、共振子2
0の駆動電極22,23を設けた端部と、基板30との
間には、図12のように導電性接着剤33,33の厚み
によって若干の隙間δが設けられる。キャップ40は金
属,樹脂,セラミックなどの材料によって断面逆U字形
に形成され、キャップ40の開口部が基板30に接着剤
41によって接着され、共振子20の周囲を密閉してい
る。
【0024】上記のように共振子20の駆動電極22,
23と反対側の端部を基板30上に導電性接着剤33,
33を介して接続固定したので、エッジモードの振動が
阻害されず、振動特性に悪影響を与えない。特に、共振
子20の駆動電極22,23を設けた端部から幅Wの
1.5倍以上離れた位置では、エッジモード振動が殆ど
波及しないので、この部分を導電性接着剤33で固定す
ればよい。この接着範囲は共振子20の全長Lの約半分
程度まで拡がっても振動特性上支障がないので、接着作
業が容易になるとともに、十分な固定強度を確保でき
る。
【0025】また、引出電極24,25が溝26で分断
されているので、導電性接着剤33,33が幅方向に多
少はみ出しても、図13に示すように、溝26によって
導電性接着剤33同士を確実に分断でき、引出電極2
4,25が誤って短絡する恐れがない。そのため、信頼
性の高い圧電部品を提供できる。
【0026】また、共振子20が基板30上に対面接着
されるので、共振子20と基板30との合計の厚みを極
力薄くできる。しかも、共振子20の引出電極24,2
5と基板30の外部接続用電極31,32との電気的接
続は、導電性接着剤33で接着するだけであり、導電性
ワイヤなどの格別な接続手段を使用する必要がないの
で、キャップ40と共振子20との間のクリアランスも
必要最小限でよい。したがって、全体として非常に薄型
で小型の圧電部品を実現できる。
【0027】図14は本発明にかかるエッジモードセラ
ミック共振子の第3実施例を示す。この共振子50は、
長方形の圧電セラミック板51の長さ方向一端部に厚み
方向に延びる4本の駆動電極52〜55が幅方向に間隔
をあけて設けられ、圧電セラミック板51の駆動電極5
2〜55を設けた端部に矢印で示すように幅方向の分極
処理が施されている。すなわち、駆動電極52,53間
および54,55間のセラミック層には図14の下方へ
の分極が、駆動電極53,54間のセラミック層には図
14の上方への分極が施されている。
【0028】第1の駆動電極52と第3の駆動電極5
4、第2の駆動電極53と第4の駆動電極55とが端子
56,57にそれぞれ接続され、これら端子56,57
間に交流信号を印加することにより、エッジモード振動
を発生させることができる。この実施例では、複数のセ
ラミック層が積層されるので、静電容量を大きくするこ
とができる。そのため、この共振子50を接続する回路
とのマッチングを取りやすいという利点がある。
【0029】本発明は上記実施例に限定されるものでは
ない。図6では、エッジモードセラミック共振子の2本
の引出電極を溝で分離したものを示したが、溝を設けず
に、圧電セラミック板の表面に引出電極を間隔をあけて
形成してもよい。図11〜図13では、本発明のエッジ
モードセラミック共振子を表面実装型の圧電部品に適用
したが、リード端子付きの圧電部品に適用することもで
きる。さらに、エッジモードセラミック共振子を凹部を
有するケースに収納し、ケースの開口部を蓋で封止する
構造の圧電部品にも適用できる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に記載の発明によれば、圧電セラミック板の長さ方向端
部の内部に、厚み方向に延びる複数の駆動電極を幅方向
に対向して設け、少なくとも駆動電極が設けられた圧電
セラミック板の端部に幅方向の分極を施したので、エッ
ジモードの振動方向と電界方向とが一致する33モード
となる。そのため、振動エネルギーを最も効率よく取り
出すことができ、電気機械結合係数を大きくでき、発振
子にもフィルタにも使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のエッジモードセラミック共振子の斜視図
である。
【図2】従来のエッジモードセラミック共振子の変形
図、ベクトル図および応力図である。
【図3】本発明にかかるエッジモードセラミック共振子
の第1実施例の斜視図である。
【図4】図3の共振子のインピーダンス−周波数特性図
である。
【図5】図3の共振子の素子幅寸法と共振周波数との関
係を示す図である。
【図6】本発明にかかるエッジモードセラミック共振子
の第2実施例の斜視図である。
【図7】図6の共振子の製造工程図である。
【図8】図6の共振子の製造途中におけるブロック状積
層体の分解斜視図である。
【図9】図6の共振子の製造途中における薄板状積層体
の斜視図である。
【図10】図9に示す薄板状積層体の最終工程の斜視図
である。
【図11】図6の共振子を用いた圧電部品の分解斜視図
である。
【図12】図11のA−A線断面図である。
【図13】図11のB−B線断面図である。
【図14】本発明にかかるエッジモードセラミック共振
子の第3実施例の平面図である。
【符号の説明】
10,20,50 エッジモードセラミック共振子 11,21,51 圧電セラミック板 12,13 駆動電極 24,25 引出電極 31,32 外部接続用電極 30 基板 40 キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 9/00 - 9/215

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長方形の圧電セラミック板の端部近傍に振
    動が集中するエッジモードの振動を利用したエッジモー
    ドセラミック共振子において、 圧電セラミック板の長さ方向一端部の内部に、圧電セラ
    ミック板の表裏主面に対して垂直でかつ上記長さ方向一
    端部の端面に対して垂直な複数の層状の駆動電極が圧電
    セラミック板の幅方向に対向して設けられ、 少なくとも圧電セラミック板の駆動電極間に幅方向の分
    極が施されていることを特徴とするエッジモードセラミ
    ック共振子。
  2. 【請求項2】上記駆動電極を3層以上設け、 上記駆動電極を一層おきに接続したことを特徴とする請
    求項1に記載のエッジモードセラミック共振子。
  3. 【請求項3】上記圧電セラミック板の表面に、長さ方向
    に延びる2本の引出電極が幅方向に間隔をあけて形成さ
    れ、 両引出電極は圧電セラミック板の表面に露出した駆動電
    極の端部とそれぞれ導通していることを特徴とする請求
    項1または2に記載のエッジモードセラミック共振子。
  4. 【請求項4】上記圧電セラミック板の表面に駆動電極と
    導通する引出電極が全面に形成され、 上記圧電セラミック板の表面の駆動電極の間に、長さ方
    向に延びる溝を形成することで、引出電極を幅方向に2
    分割してなることを特徴とする請求項3に記載のエッジ
    モードセラミック共振子。
  5. 【請求項5】表面に2つの外部接続用電極が形成された
    基板を備え、 請求項3または4に記載のエッジモードセラミック共振
    子がその引出電極を上記基板の表面側に向けて配置さ
    れ、 上記エッジモードセラミック共振子の駆動電極を設けた
    端部と反対側の端部に延びる引出電極と上記基板の外部
    接続用電極とが、導電性接着剤により接続固定されてい
    ることを特徴とする圧電部品。
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