JPH1137948A - 米品質評価装置 - Google Patents

米品質評価装置

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Publication number
JPH1137948A
JPH1137948A JP19624697A JP19624697A JPH1137948A JP H1137948 A JPH1137948 A JP H1137948A JP 19624697 A JP19624697 A JP 19624697A JP 19624697 A JP19624697 A JP 19624697A JP H1137948 A JPH1137948 A JP H1137948A
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JP
Japan
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rice
sample
quality
white
brown rice
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Application number
JP19624697A
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English (en)
Inventor
Takao Sugiyama
隆夫 杉山
Eiji Makino
英二 牧野
Tomohiko Ichikawa
友彦 市川
Sadakazu Fujioka
定和 藤岡
Taiichi Mori
泰一 森
Motohiko Emori
元彦 江守
Toshimichi Watanabe
利通 渡辺
Jiro Warashina
二郎 藁科
Michio Kawanaka
道夫 川中
Motoyasu Natsuga
元康 夏賀
Akiyoshi Shimizu
昭佳 清水
Kazuki Matsushita
和樹 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO GIJUTSU KENKYU SUISHIN KIKO
Iseki and Co Ltd
Shizuoka Seiki Co Ltd
Kubota Corp
Kett Electric Laboratory
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO GIJUTSU KENKYU SUISHIN KIKO
Iseki and Co Ltd
Shizuoka Seiki Co Ltd
Kubota Corp
Kett Electric Laboratory
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP19624697A priority Critical patent/JPH1137948A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 玄米および白米の両方の品質を測定すること
ができるだけでなく、玄米のみの品質の測定や、白米の
みの品質の測定を容易に行うことができる米品質評価装
置を提供する。 【解決手段】 キーボードや押しボタンなどからなる
作業モード選択手段18により、玄米のみの品質を測定
する玄米モードと16b、白米のみの品質を測定する白
米モード16c,16dと、玄米および白米の品質を測
定する基本モード16aとを選択可能とし、これによ
り、手間を掛けること無く、ユーザーの要望に対処する
ことができ、使い勝手の良好なシステムを得られて、作
業能率も良好となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はサンプル米の品質を
測定して、その測定データを表示する米品質評価装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、玄米や白米のサンプルの品質を測
定して、その測定データを参考にすることが徐々に行わ
れつつある。例えば、農業組合など、生産者から籾や玄
米などを購入する箇所では、玄米の品質を重要視する場
合が比較的多く、一方、消費者に直接販売する販売店な
どでは、白米の品質を重要視する場合が多い。
【0003】これらの米の品質を測定する品質測定手段
としては、外観的な品位を測定する外観品位測定手段
や、内部的な品質を測定する内部品質測定手段がある。
外観品位測定手段としては、サンプル米に可視光線を照
射して透過光と反射光とを計測し、これらの計測値に基
づく演算にて色調分析を行い、サンプル米が玄米の場合
には、正常な色の整粒、青味がかった未熟粒、虫食いな
どにより黒色を帯びた被害粒、茶色を帯びた着色粒、透
明度の無い死米等の品質測定を行い、サンプル米が白米
の場合には、形の崩れていない完全粒、粉状となってい
る粉状質、砕かれたりして小さい形状の砕粒、虫食いな
どにより黒色を帯びた被害粒、茶色を帯びた着色粒等の
品質測定を行う構成のものが知られている。
【0004】また、内部品質測定手段としては、サンプ
ル米に近赤外線を照射してサンプル米内部の各種の化学
性分含有量や品質評価値を演算するなどして内部品質評
価を行う構成のものが知られている。
【0005】このような品質測定手段を設けて、玄米お
よび白米の品質を常に測定して表示するようにすれば、
玄米および白米の両方の各種品質を知ることができるた
め、取扱者であるユーザーに対して役立つ情報を提供で
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、玄米および白米の両方の各種品質を常に得られる
ようなシステムを実現したとしても、ユーザーによって
は、玄米のみの品質測定情報しか必要でない場合や、白
米のみの品質測定情報しか必要でない場合がある。この
ようなユーザーにとっては、いたずらに不要な測定動作
が行われることとなるとともに不要な情報が表示される
ため、作業能率が悪いだけでなく、使い勝手の悪いもの
となってしまう。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、玄米
および白米の両方の品質を測定することができるだけで
なく、玄米のみの品質の測定や、白米のみの品質の測定
を容易に行うことができる米品質評価装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、サンプル米を搬送するサンプル米搬送手
段と、サンプル米を精白する精米手段と、略一定量のサ
ンプル米を貯留する1ないし複数のサンプル貯留室と、
サンプル米の品質を測定する品質測定手段とを備え、玄
米のみの品質を測定する玄米モードと、白米のみの品質
を測定する白米モードと、玄米および白米の品質を測定
する基本モードとを選択可能とする作業モード選択手段
を設けてなるものである。また、白米モードとして、玄
米を供給して白米のみの品質を測定する玄米供給白米測
定モードと、白米を供給して白米のみの品質を測定する
白米供給白米測定モードとが設けられてなるものであ
る。
【0009】上記構成において、作業モード選択手段に
より、基本モードを選択すると玄米および白米の品質が
測定され、玄米モードを選択すると玄米のみの品質が測
定され、白米モードにおける玄米供給白米測定モードを
選択すると玄米を供給しながら白米のみの品質が測定さ
れ、白米モードにおける白米供給白米測定モードを選択
すると白米を供給して白米のみの品質が測定され、ユー
ザーは所望のモードを選択するだけでよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態にかか
る米品質評価装置を概略的に示す図である。
【0011】図1において、1は測定しようとするサン
プル米を投入する投入カップ1で、この投入カップ1は
昇降エレベータ2により昇降自在とされているととも
に、昇降エレベータ2の上端位置で、一側方の精米側ホ
ッパ3または他側方の測定側ホッパ4に向けて傾倒自在
とされている。
【0012】精米側ホッパ3は出口側が精米系路5に接
続され、精米系路5の下流端は精米機6に接続されてい
る。精米機6は、精米負荷を大小変更しあるいは精米時
間を長短変更できる機能を有し、後述する制御手段13
の指令または外部からの入力操作によってこの精米強度
が所定の基準精米強度に調整されるようになっている。
また、精米機6には計量部6aが内蔵されており、投入
された玄米のサンプル(サンプル玄米という)Aや、精
米された白米のサンプル(サンプル白米という)Bはそ
の都度、計量部6aで重さが測定され、予め設定された
精米歩留まりに達しない場合には精米工程を複数回行う
ことが可能とされている。また、精米機6にはサンプル
玄米Aを直接投入することができる投入口6cも設けら
れ、図示しないがサンプル玄米Aを内部で昇降して精米
室に投入する機構も有している。
【0013】精米系路5の途中箇所には一定量のサンプ
ル玄米Aを溜める凹形状の玄米貯留部7が設けられてお
り、この玄米貯留部7には底面開口部を開閉するシャッ
ターが設けられている。そして、このシャッターを開け
ることにより、玄米貯留部7に溜められたサンプル玄米
Aが連通路7aを介して、昇降エレベータ2の下端に位
置されている投入カップ1に戻されるようになってい
る。また、精米機6により精米が終了したサンプル白米
Bも返却路6bを介して、昇降エレベータ2の下端に位
置されている投入カップ1に戻されるようになってい
る。
【0014】測定側ホッパ4は出口側が測定系路8に接
続され、測定系路8の下流端は外観品位測定手段9に接
続されている。測定系路8の途中箇所には一定量のサン
プル米(サンプル玄米Aまたはサンプル白米B)を溜め
る凹形状のサンプル貯留部10が設けられており、この
サンプル貯留部10には底面開口部を開閉するシャッタ
ーが設けられている。そして、このシャッターを開ける
ことにより、サンプル貯留部10に溜められたサンプル
米が内部品質測定手段11に供給されるようになってい
る。
【0015】外観品位測定手段9には検出部9aと選別
部9bと計量部9cとが設けられており、排出部が複数
箇所設けられている。外観品位測定手段9に供給された
サンプル米(サンプル玄米Aまたはサンプル白米B)
は、一粒ずつ検出部9aへ送られ、サンプル米に可視光
線を照射して透過光と反射光とを計測し、これらの計測
値に基づく演算にて色調分析を行う。そして、サンプル
米の外観的等級を、サンプル玄米Aの場合には整粒、未
熟粒、被害粒、着色粒、死米、胴割粒の6種類のラン
ク、またサンプル白米Bの場合には完全粒、粉状質粒、
砕粒、被害粒、着色粒の5種類のランクに判定し、選別
部9bにて各ランク毎に仕分けし、個別のサンプル貯留
カップ12に排出する。このとき、選別部9b内のカウ
ンタにて各ランクごとの粒数を計測するとともに、計量
部9cにて各ランク毎の粒重を計測する。そして、その
計測値によって整粒割合をはじめとする各ランク毎の重
量割合が制御手段13の演算部13aにて算出される。
なお、測定に使用されない残りのサンプル玄米Aやサン
プル白米Bは図示しない残玄米カップや残白米カップに
排出される。
【0016】内部品質測定手段11においては、サンプ
ル米(サンプル玄米Aまたはサンプル白米B)に近赤外
線を照射して非粉砕状態下で分光分析し、サンプル米内
部の水分、タンパク、アミロース、脂肪酸度や内部品質
評価値を測定する。内部品質評価値は、日本穀物検定協
会の官能検査や理化学検査の基準に基づいて行われ、サ
ンプル米の食味評価値、粘り値、硬さ値等から判定され
算出される。なお、測定後のサンプル玄米Aやサンプル
白米Bはそれぞれ別個の玄米カップ14や白米カップ1
5に排出される。
【0017】なお、精米系路5における玄米貯留部7の
サンプル玄米Aの貯留容量は、内部品質測定手段11と
外観品位測定手段8とで使用するサンプル玄米Aの量と
同等またはそれ以上の容量とされ、当然ながら測定系路
8のサンプル貯留部10の容量よりも大きく形成されて
いる。
【0018】制御手段13は、外観品位測定手段9の測
定データおよび内部品質測定手段11の測定データをそ
れぞれ読み取り、各データを記憶手段16へ記憶すると
ともに随時表示手段17へ表示する。また、精米機6の
計量部6aで計量されたサンプル米の初期重量と精米後
の重量との比から精米歩留まりを演算し、精米強度を調
整することによって精米歩留まりを変更制御する。精米
機6の計量部6aの計量データ、精米機6における精米
歩留まりなども記憶手段16へ記憶されるとともに随時
表示手段17へ表示される。
【0019】また、記憶手段16には、玄米および白米
の品質を測定する基本モード16aと、玄米のみの品質
を測定する玄米モード16bと、玄米を供給して白米の
みの品質を測定する玄米供給白米測定モード16cと、
白米を供給して白米のみの品質を測定する白米供給白米
測定モード16dとの各制御動作内容が記憶されてお
り、これらのモード16a〜16dの作動を任意に選択
できるキーボードまたは押しボタンなどからなる作業モ
ード選択手段18が制御手段13に接続されている。
【0020】ユーザーが玄米および白米の品質情報など
を得たい場合には、昇降エレベータ2の下端位置に配置
されている投入カップ1にユーザーがサンプル玄米Aを
投入し、作業モード選択手段18により基本モード16
aを選択する。すると、まず、投入カップ1が昇降エレ
ベータ2により上昇されるとともに、上端位置に達した
際に精米側ホッパ3側に傾倒され、サンプル玄米Aが精
米系路5に流される。流されたサンプル玄米Aの内、一
定量のものは玄米貯留部7に溜まり、この玄米貯留部7
から溢れたサンプル玄米Aだけが精米機6に供給され
る。精米機6はサンプル玄米Aの重量が計量部6aにて
測定された後に、精米作業が始められる。
【0021】一方、投入カップ1は昇降エレベータ2に
より下降され、下端位置まで降りた状態で玄米貯留部7
のサンプル玄米Aが投入カップ1に戻される。この投入
カップ1は昇降エレベータ2により再度上昇され、上端
部まで昇降されると、測定側ホッパ4の側に傾倒され、
サンプル玄米Aが測定系路8に流される。流されたサン
プル玄米Aの内、一定量のものはサンプル貯留部10に
溜まり、このサンプル貯留部10から溢れたサンプル玄
米Aが外観品位測定手段9に供給されてサンプル玄米A
の外観品位が測定される。また、サンプル貯留部10に
溜められたサンプル玄米Aが内部品質測定手段11に供
給されてサンプル玄米Aの内部品質が測定される。すな
わち、精米機6による精米動作と並行して、サンプル玄
米Aの外観品位測定動作と内部品質測定動作とが行われ
る。
【0022】精米機6では、精米中にはサンプル白米B
の重量データが制御手段13に出力され、所定の精米歩
留まりに達したと判断されると精米作業が終了されて、
精米歩留まりが表示手段17に表示されるとともに、精
米されたサンプル白米Bが返却系路6bを介して、下端
位置に戻されている投入カップ1に送られる。
【0023】また、内部品質測定手段11および外観品
位測定手段9によるサンプル玄米Aに対しての内部品質
測定および外観品位測定が完了すると、それぞれが測定
完了した時点でサンプル玄米Aの各測定結果が順次表示
手段17へ表示されるとともに記憶手段16に記憶され
る。また、内部品質測定が終了したサンプル玄米Aは玄
米カップ14に排出され、外観品位測定が終了したサン
プル玄米Aは整粒、未熟粒、被害粒、着色粒、死米、胴
割粒の6種類のランクに選別されて個別のサンプル貯留
カップ12に排出され、残りのサンプル玄米Aは残玄米
カップに排出される。
【0024】内部品質測定および外観品位測定が完了し
た時点で、精米されたサンプル白米Bが投入されている
投入カップ1が上昇され、昇降エレベータ2の上端部ま
で昇降されると、測定側ホッパ4の側に傾倒され、サン
プル白米Bが測定系路8に流される。流されたサンプル
白米Bの内、一定量のものはサンプル貯留部10に溜ま
り、このサンプル貯留部10から溢れたサンプル白米B
が外観品位測定手段9に供給されてサンプル白米Bの外
観品位が測定される。また、サンプル貯留部10に溜め
られたサンプル白米Bが内部品質測定手段11に供給さ
れてサンプル白米Bの内部品質も測定される。このよう
にして、サンプル玄米Aの場合と同様にして、サンプル
白米Bが外観品位測定手段9と内部品質測定手段11と
によりそれぞれ測定され、サンプル白米Bについての各
測定データが表示手段17に表示されるとともに記憶手
段16に記憶される。
【0025】したがって、すべての測定が完了したで、
表示手段17において、精米歩留まりデータに加えて、
外観品位および内部品質に関するサンプル玄米Aの測定
データとサンプル白米Bの測定データとが表示される。
【0026】このように、サンプル玄米Aの測定結果と
サンプル白米Bの測定結果とを得たい場合には、サンプ
ル玄米Aを投入カップ1に供給し、作業モード選択手段
18により基本モード16aを選択するだけでよく、手
間がかからない。また、サンプル玄米の品質測定と並行
してサンプル玄米が精米され、かつ、外観品位測定と内
部品質測定とも並行して行われるため、各動作を順番に
行う場合に比べて最終結果が出るまでの時間を短縮する
ことができ、作業効率がよい。
【0027】ユーザーが玄米のみの品質情報などを得た
い場合には、昇降エレベータ2の下端位置に配置されて
いる投入カップ1にユーザーがサンプル玄米Aを投入
し、作業モード選択手段18により玄米モード16bを
選択する。
【0028】すると、投入カップ1が昇降エレベータ2
により上昇されるとともに、上端位置に達した際に、測
定側ホッパ4の側に傾倒され、サンプル玄米Aが測定系
路8に流される。流されたサンプル玄米Aの内、一定量
のものはサンプル貯留部10に溜まり、このサンプル貯
留部10から溢れたサンプル玄米Aが外観品位測定手段
9に供給されてサンプル玄米Aの外観品位が測定され
る。また、サンプル貯留部10に溜められたサンプル玄
米Aが内部品質測定手段11に供給されてサンプル玄米
Aの内部品質が測定される。そして、サンプル玄米Aが
外観品位測定手段9と内部品質測定手段11とによりそ
れぞれ測定され、サンプル玄米Aについての各測定デー
タが表示手段17に表示されるとともに記憶手段16に
記憶される。なお、玄米モード16bが選択されると、
精米機6は駆動されない。
【0029】このように、サンプル玄米Aを投入してそ
のサンプル玄米Aのみの各測定結果を得たい場合には、
サンプル玄米Aを投入カップ1に供給し、作業モード選
択手段18により玄米モード16bを選択するだけでよ
く、手間がかからない。また、サンプル玄米Aの外観品
位および内部品質の測定データとの測定結果が表示され
ながら、精米動作やサンプル白米Bに対する品質測定動
作が行われないので、動作や制御に無駄を生じることが
ない。
【0030】ユーザーがサンプル玄米Aを供給して白米
のみの品質情報などを得たい場合には、ユーザーが精米
機6の投入口6cからサンプル玄米Aを投入し、作業モ
ード選択手段18により玄米供給白米測定モード16c
を選択する。
【0031】すると、精米機6においてサンプル玄米A
の重量が計量部6aにて測定された後に、精米作業が始
められ、所定の精米歩留まりに達するまで精米される。
そして、精米作業が終了した時点で、精米歩留まりが表
示手段17に表示されるとともに、精米されたサンプル
白米Bが返却系路6bを介して、下端位置に戻されてい
る投入カップ1に送られる。
【0032】次に、精米されたサンプル白米Bが投入さ
れている投入カップ1が上昇され、昇降エレベータ2の
上端部まで昇降されると、測定側ホッパ4の側に傾倒さ
れ、サンプル白米Bが測定系路8に流される。流された
サンプル白米Bの内、一定量のものはサンプル貯留部1
0に溜まり、このサンプル貯留部10から溢れたサンプ
ル白米Bが外観品位測定手段9に供給されてサンプル白
米Bの外観品位が測定される。また、サンプル貯留部1
0に溜められたサンプル玄白米Bが内部品質測定手段1
1に供給されてサンプル白米Bの内部品質が測定され
る。そして、サンプル白米Bが外観品位測定手段9と内
部品質測定手段11とによりそれぞれ測定され、サンプ
ル白米Bについての各測定データが表示手段17に表示
されるとともに記憶手段16に記憶される。
【0033】このように、サンプル玄米Aを投入して、
精米されたサンプル白米Bのみの各測定結果を得たい場
合には、ユーザーは、サンプル玄米Aを精米機6の投入
口6cから投入し、作業モード選択手段18により玄米
供給白米測定モード16cを選択するだけでよく、手間
がかからない。また、サンプル白米Bの外観品位および
内部品質の測定データとの測定結果が表示されながら、
サンプル玄米Aに対する品質測定動作が行われないの
で、動作や制御に無駄を生じることがない。
【0034】ユーザーがサンプル白米Bを供給して白米
のみの品質情報などを得たい場合には、昇降エレベータ
2の下端位置に配置されている投入カップ1にユーザー
がサンプル白米Bを投入し、作業モード選択手段18に
より白米供給白米測定モード16dを選択する。
【0035】すると、投入カップ1が昇降エレベータ2
により上昇されるとともに、上端位置に達した際に、測
定側ホッパ4の側に傾倒され、サンプル白米Bが測定系
路8に流される。流されたサンプル白米Bの内、一定量
のものはサンプル貯留部10に溜まり、このサンプル貯
留部10から溢れたサンプル白米Bが外観品位測定手段
9に供給されてサンプル白米Bの外観品位が測定され
る。また、サンプル貯留部10に溜められたサンプル白
米Bが内部品質測定手段11に供給されてサンプル白米
Bの内部品質が測定される。そして、サンプル白米Bが
外観品位測定手段9と内部品質測定手段11とによりそ
れぞれ測定され、サンプル白米Bについての各測定デー
タが表示手段17に表示されるとともに記憶手段16に
記憶される。なお、白米供給白米測定モード16dが選
択されると、精米機6は駆動されない。
【0036】このように、サンプル白米Bを投入してそ
のサンプル白米Bのみの各測定結果を得たい場合には、
サンプル白米Bを投入カップ1に供給し、作業モード選
択手段18により白米供給白米測定モード16dを選択
するだけでよく、手間がかからない。また、サンプル白
米Bの外観品位および内部品質の測定データとの測定結
果が表示されながら、精米動作やサンプル玄米Aに対す
る品質測定動作が行われないので、動作や制御に無駄を
生じることがない。
【0037】このように、ユーザーが、玄米および白米
の品質測定結果などを得たい場合、玄米のみの品質測定
結果などを得たい場合、白米を供給して白米のみの品質
測定結果などを得たい場合、あるいは、玄米を供給して
白米のみの品質測定結果などを得たい場合の、何れの場
合においても、ユーザーは、サンプル玄米Aまたはサン
プル白米Bを投入カップ1や精米機6の投入口6cに供
給し、作業モード選択手段18により所望のモード16
a〜16dを選択するだけでよく、手間を掛けること無
く、ユーザーの要望に対処することができ、使い勝手の
良好なシステムを得られて、作業能率も良好となる。
【0038】さらに、精米系路5に玄米貯留室7を設け
て、この玄米貯留室7に溜まったサンプル玄米Aを外観
品位測定手段9や内部品質測定手段11に案内するよう
にしているので、サンプル玄米Aを精米機6に導く際
に、外観品位測定手段9や内部品質測定手段11へのサ
ンプル玄米Aの必要量を容易かつ迅速に分配できて、作
業能率が良好となる。また、測定系路8にサンプル貯留
部10を設けて、このサンプル貯留部10に溜まったサ
ンプル玄米Aやサンプル白米Bを内部品質測定手段11
に案内するようにしているので、内部品質測定手段11
への必要サンプル量を容易かつ迅速に分配できて、作業
能率が良好となる。なお、上記実施の形態においては、
外観品位測定手段9側には、測定系路8に流されたサン
プル玄米Aやサンプル白米Bのサンプル貯留部10から
溢れたサンプルが供給される場合を説明したが、これに
限るものではなく、測定系路8に、外観品位測定手段9
に供給するサンプルを溜める別途サンプル貯留部を設け
てもよく、これによれば、外観品位測定手段9への必要
サンプル量をも容易かつ迅速に分配できて、作業能率が
さらに良好となる。
【0039】なお、上記実施の形態においては、外観品
位測定手段9および内部品質測定手段11の2つの品質
測定手段を有している場合を説明したが、これに限るも
のではなく、一方の品質測定手段だけを有している装置
にも適用できることは申すまでもない。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、玄米のみ
の品質を測定する玄米モードと、白米のみの品質を測定
する白米モードと、玄米および白米の品質を測定する基
本モードとを選択可能としたことにより、手間を掛ける
こと無く、ユーザーの要望に対処することができ、使い
勝手の良好なシステムを得られて、作業能率も良好とな
る。
【0041】さらに、略一定量のサンプル米を貯留する
1ないし複数のサンプル貯留室を設けることにより、品
質測定手段に必要量のサンプルをサンプル貯留室から容
易かつ迅速に分配できて、作業能率が良好となる。
【0042】また、白米モードとして、玄米を供給して
白米のみの品質を測定する玄米供給白米測定モードと、
白米を供給して白米のみの品質を測定する白米供給白米
測定モードとを設けることにより、さらに使い勝手が向
上して便利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる米品質評価装置を
概略的に示す図である。
【符号の説明】
1 投入カップ 2 昇降エレベータ 3 精米側ホッパ 4 測定側ホッパ 5 精米系路 6 精米機 6a 計量部 6c 投入口 8 測定系路 9 外観品位測定手段 9a 検出部 9b 選別部 9c 計量部 11 内部品質測定手段 13 制御手段 13a 演算部 16 記憶手段 16a 基本モード 16b 玄米モード 16c 玄米供給白米測定モード 16d 白米供給白米測定モード 17 表示手段 18 作業モード選択手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000001052 株式会社クボタ 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 (72)発明者 杉山 隆夫 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 牧野 英二 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 市川 友彦 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 藤岡 定和 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 森 泰一 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 江守 元彦 東京都大田区南馬込1丁目8番1号 株式 会社ケット科学研究所内 (72)発明者 渡辺 利通 東京都大田区南馬込1丁目8番1号 株式 会社ケット科学研究所内 (72)発明者 藁科 二郎 静岡県袋井市山名町4番地の1 静岡製機 株式会社内 (72)発明者 川中 道夫 静岡県袋井市山名町4番地の1 静岡製機 株式会社内 (72)発明者 夏賀 元康 静岡県袋井市山名町4番地の1 静岡製機 株式会社内 (72)発明者 清水 昭佳 大阪府八尾市神武町2番35号 株式会社ク ボタ久宝寺工場内 (72)発明者 松下 和樹 大阪府八尾市神武町2番35号 株式会社ク ボタ久宝寺工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンプル米を搬送するサンプル米搬送手
    段と、サンプル米を精白する精米手段と、略一定量のサ
    ンプル米を貯留する1ないし複数のサンプル貯留室と、
    サンプル米の品質を測定する品質測定手段とを備え、 玄米のみの品質を測定する玄米モードと、白米のみの品
    質を測定する白米モードと、玄米および白米の品質を測
    定する基本モードとを選択可能とする作業モード選択手
    段を設けてなる米品質評価装置。
  2. 【請求項2】 白米モードは、玄米を供給して白米のみ
    の品質を測定する玄米供給白米測定モードと、白米を供
    給して白米のみの品質を測定する白米供給白米測定モー
    ドとが設けられてなる請求項1記載の米品質評価装置。
JP19624697A 1997-07-23 1997-07-23 米品質評価装置 Pending JPH1137948A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010540957A (ja) * 2007-10-01 2010-12-24 大韓民国農村振興庁 白米及び玄米の外観品位測定装置並びに方法
JP2014001998A (ja) * 2012-06-18 2014-01-09 Tanaka Scale Works Co Ltd 食物重量測定装置

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