JP3568263B2 - 米穀品質測定装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は米穀品質測定装置に関するものであり、特に、玄米と白米の双方の品質測定に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、玄米の外観的品質を測定する外観品位測定手段としては、サンプル米に可視光線を照射して透過光と反射光を計測し、これらの計測値に基づく演算にて色調分析を行い、整粒、未熟粒、着色粒、死米等の品質測定を行う構成のものが知られている。
【0003】
一方、玄米の内部的品質を測定する内部品質測定手段としては、サンプル米に近赤外線を照射して内部の化学成分や食味評価値、粘り値、硬さ度等の内部品質評価を行う構成のものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来、玄米の外観的品質を測定する手段と、内部的品質を測定する手段は夫々個々に確立されつつある。近年、前記外観的品質と内部的品質の双方を含めた品質測定が要求されているが、これら外観的品質と内部的品質とを融合した総合的な品質測定は未だ存在しない。
【0005】
また、一般に米穀の流通加工は玄米と白米とに仕分けられており、何れの状態に於いても品質の把握を行いたいという要望がある。
そこで、玄米及び白米双方の外観的品質並びに内部的品質を測定できるようにし、総合的な品質の把握を行うために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、ホッパ内の玄米を少なくとも3系統に分ける分配装置と、3系統の一を受けて外観的品質を測定する外観品位測定手段と、他の一を受けて非粉砕状態下で分光分析する内部品質測定手段と、余りの一を受けて精米処理する精米手段とを設け、この精米手段で精米した白米を玄米の測定に続いて測定すべく、上記外観品位測定手段と内部品質測定手段とに分配供給する供給手段を設けた米穀品質測定装置において、玄米測定モードと白米測定モードとを設け、各測定モードによる外観的品質測定項目と内部的品質測定項目を予め設定して記憶する制御手段を設け、この制御手段はモード切替手段からの切替信号の入力に基づいて選択された測定モードで運転各部を運転制御するとともに、各測定モードの選択設定に従って測定された項目を表示するように構成した米穀品質測定装置を提供するものである。
【0007】
【作用】
ホッパ内の玄米は分配装置によって3系統に分配され、その一は外観品位測定手段に、他の一は内部品質測定手段に、余りの一は精米手段に供給される。外観品位測定手段に供給された玄米は外観的品質が測定され、整粒、未熟粒、着色粒、死米等の品質別に仕分けされる。また、内部品質測定手段に供給された玄米は内部的品質が測定され、食味評価値、粘り値、硬さ度等の評価が行われる。
【0008】
一方、精米手段に供給された玄米は精米処理されて白米となり、該白米は玄米の測定が終了した外観品位測定手段と内部品質測定手段へ供給手段によって送られる。そして、玄米の場合と同様にして、白米の外観的品質及び内部的品質が測定される。これらの測定結果は表示手段に表示される。
【0009】
また、玄米測定モードと白米測定モードとを設けるから、モード切替信号に基づいて夫々の測定モードで運転制御され、各測定モードの設定に従って測定結果を表示する。
【0010】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に従って詳述する。図1は米穀品質測定装置を示す概念図であり、測定しようとするサンプル米はホッパ11へ投入され、分配装置12により測定系路13と精米系路14の2系統に分配される。
【0011】
2系統のうち一方の測定系路13は別の分配装置15によって更に2系統に分配され、一は外観品位測定手段16へ接続され、他の一は内部品質測定手段17へ接続される。また、前記2系統のうち他方の精米系路14は精米手段18に接続され、該精米系路14の途中に三方弁19を介装して計量系路20を分岐し、この計量系路20を計量器21に接続する。
【0012】
前記外観品位測定手段16には搬送部22と検出部23と選別部24とが設けられており、前記外観品位測定手段16に供給されたサンプル米は、搬送部22によって一粒ずつ検出部23へ送られ、サンプル米に可視光線を照射して透過光と反射光を計測し、これらの計測値に基づく演算にて色調分析を行う。そして、サンプル米の外観的等級を整粒、未熟粒、被害粒、着色粒、死米、胴割粒の6種類のランクに判定し、選別部24にて各ランク毎に仕分けする。このとき、選別部24内のカウンタにて各ランク毎の粒数を計測するとともに、計量器25にて各ランク毎の粒重を計測する。上記計測値によって整粒割合をはじめとする各ランク毎の割合が算出される。
【0013】
また、前記内部品質測定手段17に於いては、サンプル米に近赤外線を照射して非粉砕状態下で分光分析し、サンプル米内部の化学成分や内部品質評価値を測定する。この内部品質評価値は、日本穀物検定協会の官能検査や理化学検査の基準に基づいて行われ、サンプル米の食味評価値、粘り値、硬さ度等が判定される。
【0014】
一方、前記精米手段18には、精米負荷を大小変更し或いは精米時間を長短変更できる精米強度変更装置26が設けられており、後述するように、制御手段27の指令によって該精米強度変更装置26を調整すれば、精米歩留り(「搗精度」)を変更制御できる。そして、前記精米手段18にて精米されたサンプル米は計量器21で計量された後に、搬送系路28によって前記測定系路13へ送られる。該搬送系路28の途中には三方弁29が介装され、この三方弁29を切り替えることにより、計量器21にて計量されたサンプル米を測定系路13へ送るか、或いは再度精米手段18へ戻して精米工程を複数回行うことが可能である。
【0015】
ここで、前記制御手段27に於いては、外観品位測定手段16の測定データ及び内部品質測定手段17の測定データを読み取り、各データを記憶手段30へ記憶するとともに随時表示手段31へ表示する。また、計量器21で計量されたサンプル米の初期重量と精米後の重量との比から精米歩留りを演算し、精米強度変更装置26を調整することによって精米歩留りを変更制御する。計量器21の計量データ、精米手段18に於ける精米歩留り、精米強度変更装置26の制御出力等は記憶手段30へ記憶されるとともに随時表示手段31へ表示される。
【0016】
而して、米穀の品質測定を行うに際しては、玄米のサンプルをホッパ11へ投入し、分配装置12によってこのサンプル米を測定系路13と精米系路14とに分配する。測定系路13に分配された玄米は分配装置15により更に2系統に分配され、外観品位測定手段16と内部品質測定手段17とに送られて、前述したように外観的品質及び内部的品質が測定され、玄米の各測定データが記憶される。
【0017】
一方、精米系路14に分配されたサンプル米は、先ず計量系路20を経て計量器21へ送られ、初期重量を測定された後に精米手段18にて精米される。精米後のサンプル米は計量器21にて計量され、前述したように精米歩留りを演算する。この精米歩留りが目標値に達していない場合は、サンプル米を精米手段18へ戻して再度精米処理を行う。
【0018】
そして、目標の精米歩留りに達した白米は搬送系路28から測定系路13へ送られる。然る後は、玄米の場合と同様にして、白米のサンプルを外観品位測定手段16と内部品質測定手段17とに於いて夫々品質測定し、各測定データが記憶される。
【0019】
尚、外観的品質の測定及び内部的品質の測定を行うサンプル米は、玄米及び白米の何れでも可能であり、玄米のみ或いは白米のみの測定を行うこともできる。ここで、前述したように、前記外観品位測定手段16ではサンプル米に可視光線を照射して透過光と反射光を計測し、これらの計測値に基づく演算にて色調分析を行っているが、光センサの計測値の判定基準を玄米と白米とで異にしている。また、前記内部品質測定手段17では、サンプル米に近赤外線を照射して非粉砕状態下で分光分析を行い、サンプル米内部の化学成分や内部品質を測定しているが、化学成分から食味評価値や粘り値等の内部品質評価値を算出する式を玄米と白米とで変更する。
【0020】
そして、玄米の品質を測定する玄米測定モードと、白米の品質を測定する白米測定モードとを切り替えるモード切替手段43を設け、玄米測定時と白米測定時とで測定モードを切り替えるように構成する。前記制御手段27は該モード切替手段43からの切替信号の入力に基づき、各分配装置12及び15の制御を行うとともに、外観品位測定手段16及び内部品質測定手段17を選択された測定モードで運転制御する。
【0021】
また、各測定モードで測定された玄米及び白米の外観的品質並びに内部的品質のデータは、その全項目または各測定モードに於ける項目が表示手段31に表示される。この表示は玄米と白米とで選択することができる。
【0022】
尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変をなすことができ、そして、本発明が該改変せられたものに及ぶことは当然である。
【0023】
【発明の効果】
本発明は上記一実施例に詳述したように、玄米のサンプルは分配装置によって3系統に分配され、先ず玄米の外観的品質及び内部的品質が測定され、続いて白米の外観的品質及び内部的品質が測定される。従って、同一サンプル米が玄米或いは白米の何れの状態にあっても、夫々の外観的品質及び内部的品質が測定される。
【0024】
特に、モード切替手段により玄米測定モードと白米測定モードとを切り替え、各測定モード毎に外観的品質測定項目と内部的品質測定項目を個別に設定することにより、外観品位測定手段と内部品質測定手段は選択された測定モードにて運転制御され、玄米及び白米毎に正確な測定結果を得ることができる。
【0025】
そして、各測定結果はその全項目または各測定モードに於ける項目が表示手段に表示され、玄米と白米とで選択表示することができ、品質評価者は双方の個別品位や成分分析値の比較を行うことが可能である。斯くして、米穀品質の総合評定の把握が正確且つ容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概念図。
【符号の説明】
11 ホッパ
12,15 分配装置
13 測定系路
14 精米系路
16 外観品位測定手段
17 内部品質測定手段
18 精米手段
27 制御手段
28 搬送系路
31 表示手段
43 モード切替手段
【産業上の利用分野】
本発明は米穀品質測定装置に関するものであり、特に、玄米と白米の双方の品質測定に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、玄米の外観的品質を測定する外観品位測定手段としては、サンプル米に可視光線を照射して透過光と反射光を計測し、これらの計測値に基づく演算にて色調分析を行い、整粒、未熟粒、着色粒、死米等の品質測定を行う構成のものが知られている。
【0003】
一方、玄米の内部的品質を測定する内部品質測定手段としては、サンプル米に近赤外線を照射して内部の化学成分や食味評価値、粘り値、硬さ度等の内部品質評価を行う構成のものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来、玄米の外観的品質を測定する手段と、内部的品質を測定する手段は夫々個々に確立されつつある。近年、前記外観的品質と内部的品質の双方を含めた品質測定が要求されているが、これら外観的品質と内部的品質とを融合した総合的な品質測定は未だ存在しない。
【0005】
また、一般に米穀の流通加工は玄米と白米とに仕分けられており、何れの状態に於いても品質の把握を行いたいという要望がある。
そこで、玄米及び白米双方の外観的品質並びに内部的品質を測定できるようにし、総合的な品質の把握を行うために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、ホッパ内の玄米を少なくとも3系統に分ける分配装置と、3系統の一を受けて外観的品質を測定する外観品位測定手段と、他の一を受けて非粉砕状態下で分光分析する内部品質測定手段と、余りの一を受けて精米処理する精米手段とを設け、この精米手段で精米した白米を玄米の測定に続いて測定すべく、上記外観品位測定手段と内部品質測定手段とに分配供給する供給手段を設けた米穀品質測定装置において、玄米測定モードと白米測定モードとを設け、各測定モードによる外観的品質測定項目と内部的品質測定項目を予め設定して記憶する制御手段を設け、この制御手段はモード切替手段からの切替信号の入力に基づいて選択された測定モードで運転各部を運転制御するとともに、各測定モードの選択設定に従って測定された項目を表示するように構成した米穀品質測定装置を提供するものである。
【0007】
【作用】
ホッパ内の玄米は分配装置によって3系統に分配され、その一は外観品位測定手段に、他の一は内部品質測定手段に、余りの一は精米手段に供給される。外観品位測定手段に供給された玄米は外観的品質が測定され、整粒、未熟粒、着色粒、死米等の品質別に仕分けされる。また、内部品質測定手段に供給された玄米は内部的品質が測定され、食味評価値、粘り値、硬さ度等の評価が行われる。
【0008】
一方、精米手段に供給された玄米は精米処理されて白米となり、該白米は玄米の測定が終了した外観品位測定手段と内部品質測定手段へ供給手段によって送られる。そして、玄米の場合と同様にして、白米の外観的品質及び内部的品質が測定される。これらの測定結果は表示手段に表示される。
【0009】
また、玄米測定モードと白米測定モードとを設けるから、モード切替信号に基づいて夫々の測定モードで運転制御され、各測定モードの設定に従って測定結果を表示する。
【0010】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に従って詳述する。図1は米穀品質測定装置を示す概念図であり、測定しようとするサンプル米はホッパ11へ投入され、分配装置12により測定系路13と精米系路14の2系統に分配される。
【0011】
2系統のうち一方の測定系路13は別の分配装置15によって更に2系統に分配され、一は外観品位測定手段16へ接続され、他の一は内部品質測定手段17へ接続される。また、前記2系統のうち他方の精米系路14は精米手段18に接続され、該精米系路14の途中に三方弁19を介装して計量系路20を分岐し、この計量系路20を計量器21に接続する。
【0012】
前記外観品位測定手段16には搬送部22と検出部23と選別部24とが設けられており、前記外観品位測定手段16に供給されたサンプル米は、搬送部22によって一粒ずつ検出部23へ送られ、サンプル米に可視光線を照射して透過光と反射光を計測し、これらの計測値に基づく演算にて色調分析を行う。そして、サンプル米の外観的等級を整粒、未熟粒、被害粒、着色粒、死米、胴割粒の6種類のランクに判定し、選別部24にて各ランク毎に仕分けする。このとき、選別部24内のカウンタにて各ランク毎の粒数を計測するとともに、計量器25にて各ランク毎の粒重を計測する。上記計測値によって整粒割合をはじめとする各ランク毎の割合が算出される。
【0013】
また、前記内部品質測定手段17に於いては、サンプル米に近赤外線を照射して非粉砕状態下で分光分析し、サンプル米内部の化学成分や内部品質評価値を測定する。この内部品質評価値は、日本穀物検定協会の官能検査や理化学検査の基準に基づいて行われ、サンプル米の食味評価値、粘り値、硬さ度等が判定される。
【0014】
一方、前記精米手段18には、精米負荷を大小変更し或いは精米時間を長短変更できる精米強度変更装置26が設けられており、後述するように、制御手段27の指令によって該精米強度変更装置26を調整すれば、精米歩留り(「搗精度」)を変更制御できる。そして、前記精米手段18にて精米されたサンプル米は計量器21で計量された後に、搬送系路28によって前記測定系路13へ送られる。該搬送系路28の途中には三方弁29が介装され、この三方弁29を切り替えることにより、計量器21にて計量されたサンプル米を測定系路13へ送るか、或いは再度精米手段18へ戻して精米工程を複数回行うことが可能である。
【0015】
ここで、前記制御手段27に於いては、外観品位測定手段16の測定データ及び内部品質測定手段17の測定データを読み取り、各データを記憶手段30へ記憶するとともに随時表示手段31へ表示する。また、計量器21で計量されたサンプル米の初期重量と精米後の重量との比から精米歩留りを演算し、精米強度変更装置26を調整することによって精米歩留りを変更制御する。計量器21の計量データ、精米手段18に於ける精米歩留り、精米強度変更装置26の制御出力等は記憶手段30へ記憶されるとともに随時表示手段31へ表示される。
【0016】
而して、米穀の品質測定を行うに際しては、玄米のサンプルをホッパ11へ投入し、分配装置12によってこのサンプル米を測定系路13と精米系路14とに分配する。測定系路13に分配された玄米は分配装置15により更に2系統に分配され、外観品位測定手段16と内部品質測定手段17とに送られて、前述したように外観的品質及び内部的品質が測定され、玄米の各測定データが記憶される。
【0017】
一方、精米系路14に分配されたサンプル米は、先ず計量系路20を経て計量器21へ送られ、初期重量を測定された後に精米手段18にて精米される。精米後のサンプル米は計量器21にて計量され、前述したように精米歩留りを演算する。この精米歩留りが目標値に達していない場合は、サンプル米を精米手段18へ戻して再度精米処理を行う。
【0018】
そして、目標の精米歩留りに達した白米は搬送系路28から測定系路13へ送られる。然る後は、玄米の場合と同様にして、白米のサンプルを外観品位測定手段16と内部品質測定手段17とに於いて夫々品質測定し、各測定データが記憶される。
【0019】
尚、外観的品質の測定及び内部的品質の測定を行うサンプル米は、玄米及び白米の何れでも可能であり、玄米のみ或いは白米のみの測定を行うこともできる。ここで、前述したように、前記外観品位測定手段16ではサンプル米に可視光線を照射して透過光と反射光を計測し、これらの計測値に基づく演算にて色調分析を行っているが、光センサの計測値の判定基準を玄米と白米とで異にしている。また、前記内部品質測定手段17では、サンプル米に近赤外線を照射して非粉砕状態下で分光分析を行い、サンプル米内部の化学成分や内部品質を測定しているが、化学成分から食味評価値や粘り値等の内部品質評価値を算出する式を玄米と白米とで変更する。
【0020】
そして、玄米の品質を測定する玄米測定モードと、白米の品質を測定する白米測定モードとを切り替えるモード切替手段43を設け、玄米測定時と白米測定時とで測定モードを切り替えるように構成する。前記制御手段27は該モード切替手段43からの切替信号の入力に基づき、各分配装置12及び15の制御を行うとともに、外観品位測定手段16及び内部品質測定手段17を選択された測定モードで運転制御する。
【0021】
また、各測定モードで測定された玄米及び白米の外観的品質並びに内部的品質のデータは、その全項目または各測定モードに於ける項目が表示手段31に表示される。この表示は玄米と白米とで選択することができる。
【0022】
尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変をなすことができ、そして、本発明が該改変せられたものに及ぶことは当然である。
【0023】
【発明の効果】
本発明は上記一実施例に詳述したように、玄米のサンプルは分配装置によって3系統に分配され、先ず玄米の外観的品質及び内部的品質が測定され、続いて白米の外観的品質及び内部的品質が測定される。従って、同一サンプル米が玄米或いは白米の何れの状態にあっても、夫々の外観的品質及び内部的品質が測定される。
【0024】
特に、モード切替手段により玄米測定モードと白米測定モードとを切り替え、各測定モード毎に外観的品質測定項目と内部的品質測定項目を個別に設定することにより、外観品位測定手段と内部品質測定手段は選択された測定モードにて運転制御され、玄米及び白米毎に正確な測定結果を得ることができる。
【0025】
そして、各測定結果はその全項目または各測定モードに於ける項目が表示手段に表示され、玄米と白米とで選択表示することができ、品質評価者は双方の個別品位や成分分析値の比較を行うことが可能である。斯くして、米穀品質の総合評定の把握が正確且つ容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概念図。
【符号の説明】
11 ホッパ
12,15 分配装置
13 測定系路
14 精米系路
16 外観品位測定手段
17 内部品質測定手段
18 精米手段
27 制御手段
28 搬送系路
31 表示手段
43 モード切替手段
Claims (1)
- ホッパ内の玄米を少なくとも3系統に分ける分配装置と、3系統の一を受けて外観的品質を測定する外観品位測定手段と、他の一を受けて非粉砕状態下で分光分析する内部品質測定手段と、余りの一を受けて精米処理する精米手段とを設け、この精米手段で精米した白米を玄米の測定に続いて測定すべく、上記外観品位測定手段と内部品質測定手段とに分配供給する供給手段を設けた米穀品質測定装置において、玄米測定モードと白米測定モードとを設け、各測定モードによる外観的品質測定項目と内部的品質測定項目を予め設定して記憶する制御手段を設け、この制御手段はモード切替手段からの切替信号の入力に基づいて選択された測定モードで運転各部を運転制御するとともに、各測定モードの選択設定に従って測定された項目を表示するように構成したことを特徴とする米穀品質測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01461195A JP3568263B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 米穀品質測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01461195A JP3568263B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 米穀品質測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08201301A JPH08201301A (ja) | 1996-08-09 |
JP3568263B2 true JP3568263B2 (ja) | 2004-09-22 |
Family
ID=11866003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP01461195A Expired - Fee Related JP3568263B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 米穀品質測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3568263B2 (ja) |
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CN115697576A (zh) * | 2020-10-28 | 2023-02-03 | 株式会社佐竹 | 用于决定在谷粒的粒径分选中使用的筛子的眼宽的方法、装置以及程序 |
JP2022185328A (ja) * | 2021-06-02 | 2022-12-14 | 株式会社サタケ | 光学式選別機、選別シミュレーション装置、および、光学式選別機を用いた被選別物の選別についてのシミュレーション方法 |
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1995
- 1995-01-31 JP JP01461195A patent/JP3568263B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08201301A (ja) | 1996-08-09 |
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Date | Code | Title | Description |
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