JPH08201301A - 米穀品質測定装置 - Google Patents

米穀品質測定装置

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JPH08201301A
JPH08201301A JP1461195A JP1461195A JPH08201301A JP H08201301 A JPH08201301 A JP H08201301A JP 1461195 A JP1461195 A JP 1461195A JP 1461195 A JP1461195 A JP 1461195A JP H08201301 A JPH08201301 A JP H08201301A
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隆夫 杉山
Tomohiko Ichikawa
友彦 市川
Eiji Makino
英二 牧野
Kotaro Kubota
興太郎 久保田
Masaru Kashiwazaki
勝 柏嵜
Kosen Kamiya
弘践 上谷
Sadakazu Fujioka
定和 藤岡
Akiyoshi Shimizu
昭佳 清水
Kazuki Matsushita
和樹 松下
Toshimichi Watanabe
利通 渡辺
Jiro Warashina
二郎 藁科
Michio Kawanaka
道夫 川中
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SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO GIJUTSU KENKYU SUISHIN KIKO
Iseki and Co Ltd
Shizuoka Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 玄米及び白米双方の外観的品質並びに内部的
品質を測定できるようにし、米穀品質の総合的評定の把
握を行う。 【構成】 ホッパ11内の玄米を分配装置12及び15
により3系統に分配し、分配された玄米を外観品位測定
手段16及び内部品質測定手段17及び精米手段18へ
供給する。供給された玄米は外観的品質と内部的品質が
測定される。また、精米処理された白米は、玄米の測定
に続いて外観的品質と内部的品質が測定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は米穀品質測定装置に関す
るものであり、特に、玄米と白米の双方の品質測定に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、玄米の外観的品質を測定する外観
品位測定手段としては、サンプル米に可視光線を照射し
て透過光と反射光を計測し、これらの計測値に基づく演
算にて色調分析を行い、整粒、未熟粒、着色粒、死米等
の品質測定を行う構成のものが知られている。
【0003】一方、玄米の内部的品質を測定する内部品
質測定手段としては、サンプル米に近赤外線を照射して
内部の化学成分や食味評価値、粘り値、硬さ度等の内部
品質評価を行う構成のものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、玄米の外観的品
質を測定する手段と、内部的品質を測定する手段は夫々
個々に確立されつつある。近年、前記外観的品質と内部
的品質の双方を含めた品質測定が要求されているが、こ
れら外観的品質と内部的品質とを融合した総合的な品質
測定は未だ存在しない。
【0005】また、一般に米穀の流通加工は玄米と白米
とに仕分けられており、何れの状態に於いても品質の把
握を行いたいという要望がある。そこで、玄米及び白米
双方の外観的品質並びに内部的品質を測定できるように
し、総合的な品質の把握を行うために解決すべき技術的
課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、ホッパ内の玄米を少
なくとも3系統に分ける分配装置と、3系統の一を受け
て外観的品質を測定する外観品位測定手段と、他の一を
受けて非粉砕状態下で分光分析する内部品質測定手段
と、余りの一を受けて精米処理する精米手段とを設け、
この精米手段で精米した白米を玄米の測定に続いて測定
すべく、上記外観品位測定手段と内部品質測定手段とに
分配供給する供給手段を設けた米穀品質測定装置、及び
玄米及び白米の外観的品質及び内部的品質の全項目を測
定し、表示手段に表示出力するように構成した米穀品質
測定装置、並びに玄米測定モードと白米測定モードとを
設け、各測定モードによる外観的品質測定項目と内部的
品質測定項目を予め設定して記憶する制御手段を設け、
この制御手段はモード切替手段からの切替信号の入力に
基づいて選択された測定モードで運転各部を運転制御す
るとともに、各測定モードの選択設定に従って測定され
た項目を表示するように構成した米穀品質測定装置を提
供するものである。
【0007】
【作用】ホッパ内の玄米は分配装置によって3系統に分
配され、その一は外観品位測定手段に、他の一は内部品
質測定手段に、余りの一は精米手段に供給される。外観
品位測定手段に供給された玄米は外観的品質が測定さ
れ、整粒、未熟粒、着色粒、死米等の品質別に仕分けさ
れる。また、内部品質測定手段に供給された玄米は内部
的品質が測定され、食味評価値、粘り値、硬さ度等の評
価が行われる。
【0008】一方、精米手段に供給された玄米は精米処
理されて白米となり、該白米は玄米の測定が終了した外
観品位測定手段と内部品質測定手段へ供給手段によって
送られる。そして、玄米の場合と同様にして、白米の外
観的品質及び内部的品質が測定される。これらの測定結
果は表示手段に表示される。
【0009】また、玄米測定モードと白米測定モードと
を設けた場合は、モード切替信号に基づいて夫々の測定
モードで運転制御され、各測定モードの設定に従って測
定結果を表示する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従って詳述
する。図1は米穀品質測定装置を示す概念図であり、測
定しようとするサンプル米はホッパ11へ投入され、分
配装置12により測定系路13と精米系路14の2系統
に分配される。
【0011】2系統のうち一方の測定系路13は別の分
配装置15によって更に2系統に分配され、一は外観品
位測定手段16へ接続され、他の一は内部品質測定手段
17へ接続される。また、前記2系統のうち他方の精米
系路14は精米手段18に接続され、該精米系路14の
途中に三方弁19を介装して計量系路20を分岐し、こ
の計量系路20を計量器21に接続する。
【0012】前記外観品位測定手段16には搬送部22
と検出部23と選別部24とが設けられており、前記外
観品位測定手段16に供給されたサンプル米は、搬送部
22によって一粒ずつ検出部23へ送られ、サンプル米
に可視光線を照射して透過光と反射光を計測し、これら
の計測値に基づく演算にて色調分析を行う。そして、サ
ンプル米の外観的等級を整粒、未熟粒、被害粒、着色
粒、死米、胴割粒の6種類のランクに判定し、選別部2
4にて各ランク毎に仕分けする。このとき、選別部24
内のカウンタにて各ランク毎の粒数を計測するととも
に、計量器25にて各ランク毎の粒重を計測する。上記
計測値によって整粒割合をはじめとする各ランク毎の割
合が算出される。
【0013】また、前記内部品質測定手段17に於いて
は、サンプル米に近赤外線を照射して非粉砕状態下で分
光分析し、サンプル米内部の化学成分や内部品質評価値
を測定する。この内部品質評価値は、日本穀物検定協会
の官能検査や理化学検査の基準に基づいて行われ、サン
プル米の食味評価値、粘り値、硬さ度等が判定される。
【0014】一方、前記精米手段18には、精米負荷を
大小変更し或いは精米時間を長短変更できる精米強度変
更装置26が設けられており、後述するように、制御手
段27の指令によって該精米強度変更装置26を調整す
れば、精米歩留り(「搗精度」)を変更制御できる。そ
して、前記精米手段18にて精米されたサンプル米は計
量器21で計量された後に、搬送系路28によって前記
測定系路13へ送られる。該搬送系路28の途中には三
方弁29が介装され、この三方弁29を切り替えること
により、計量器21にて計量されたサンプル米を測定系
路13へ送るか、或いは再度精米手段18へ戻して精米
工程を複数回行うことが可能である。
【0015】ここで、前記制御手段27に於いては、外
観品位測定手段16の測定データ及び内部品質測定手段
17の測定データを読み取り、各データを記憶手段30
へ記憶するとともに随時表示手段31へ表示する。ま
た、計量器21で計量されたサンプル米の初期重量と精
米後の重量との比から精米歩留りを演算し、精米強度変
更装置26を調整することによって精米歩留りを変更制
御する。計量器21の計量データ、精米手段18に於け
る精米歩留り、精米強度変更装置26の制御出力等は記
憶手段30へ記憶されるとともに随時表示手段31へ表
示される。
【0016】而して、米穀の品質測定を行うに際して
は、玄米のサンプルをホッパ11へ投入し、分配装置1
2によってこのサンプル米を測定系路13と精米系路1
4とに分配する。測定系路13に分配された玄米は分配
装置15により更に2系統に分配され、外観品位測定手
段16と内部品質測定手段17とに送られて、前述した
ように外観的品質及び内部的品質が測定され、玄米の各
測定データが記憶される。
【0017】一方、精米系路14に分配されたサンプル
米は、先ず計量系路20を経て計量器21へ送られ、初
期重量を測定された後に精米手段18にて精米される。
精米後のサンプル米は計量器21にて計量され、前述し
たように精米歩留りを演算する。この精米歩留りが目標
値に達していない場合は、サンプル米を精米手段18へ
戻して再度精米処理を行う。
【0018】そして、目標の精米歩留りに達した白米は
搬送系路28から測定系路13へ送られる。然る後は、
玄米の場合と同様にして、白米のサンプルを外観品位測
定手段16と内部品質測定手段17とに於いて夫々品質
測定し、各測定データが記憶される。
【0019】尚、外観的品質の測定及び内部的品質の測
定を行うサンプル米は、玄米及び白米の何れでも可能で
あり、玄米のみ或いは白米のみの測定を行うこともでき
る。ここで、前述したように、前記外観品位測定手段1
6ではサンプル米に可視光線を照射して透過光と反射光
を計測し、これらの計測値に基づく演算にて色調分析を
行っているが、光センサの計測値の判定基準を玄米と白
米とで異にしている。また、前記内部品質測定手段17
では、サンプル米に近赤外線を照射して非粉砕状態下で
分光分析を行い、サンプル米内部の化学成分や内部品質
を測定しているが、化学成分から食味評価値や粘り値等
の内部品質評価値を算出する式を玄米と白米とで変更す
る。
【0020】そして、玄米の品質を測定する玄米測定モ
ードと、白米の品質を測定する白米測定モードとを切り
替えるモード切替手段43を設け、玄米測定時と白米測
定時とで測定モードを切り替えるように構成する。前記
制御手段27は該モード切替手段43からの切替信号の
入力に基づき、各分配装置12及び15の制御を行うと
ともに、外観品位測定手段16及び内部品質測定手段1
7を選択された測定モードで運転制御する。
【0021】また、各測定モードで測定された玄米及び
白米の外観的品質並びに内部的品質のデータは、その全
項目または各測定モードに於ける項目が表示手段31に
表示される。この表示は玄米と白米とで選択することが
できる。
【0022】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変をなすことができ、そして、本発明が該
改変せられたものに及ぶことは当然である。
【0023】
【発明の効果】本発明は上記一実施例に詳述したよう
に、玄米のサンプルは分配装置によって3系統に分配さ
れ、先ず玄米の外観的品質及び内部的品質が測定され、
続いて白米の外観的品質及び内部的品質が測定される。
従って、同一サンプル米が玄米或いは白米の何れの状態
にあっても、夫々の外観的品質及び内部的品質が測定さ
れる。
【0024】また、モード切替手段により玄米測定モー
ドと白米測定モードとを切り替え、各測定モード毎に外
観的品質測定項目と内部的品質測定項目を個別に設定す
ることにより、外観品位測定手段と内部品質測定手段は
選択された測定モードにて運転制御され、玄米及び白米
毎に正確な測定結果を得ることができる。
【0025】そして、各測定結果はその全項目または各
測定モードに於ける項目が表示手段に表示され、玄米と
白米とで選択表示することができ、品質評価者は双方の
個別品位や成分分析値の比較を行うことが可能である。
斯くして、米穀品質の総合評定の把握が正確且つ容易に
行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概念図。
【符号の説明】
11 ホッパ 12,15 分配装置 13 測定系路 14 精米系路 16 外観品位測定手段 17 内部品質測定手段 18 精米手段 27 制御手段 28 搬送系路 31 表示手段 43 モード切替手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000197344 静岡製機株式会社 静岡県袋井市山名町4番地の1 (72)発明者 杉山 隆夫 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 市川 友彦 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 牧野 英二 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 久保田 興太郎 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 柏嵜 勝 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 上谷 弘践 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 藤岡 定和 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 清水 昭佳 大阪府八尾市神武町2番35号 株式会社ク ボタ久宝寺工場内 (72)発明者 松下 和樹 大阪府八尾市神武町2番35号 株式会社ク ボタ久宝寺工場内 (72)発明者 渡辺 利通 東京都大田区南馬込1丁目8番1号 株式 会社ケット科学研究所内 (72)発明者 藁科 二郎 静岡県袋井市山名町4番地の1 静岡製機 株式会社内 (72)発明者 川中 道夫 静岡県袋井市山名町4番地の1 静岡製機 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパ内の玄米を少なくとも3系統に分
    ける分配装置と、3系統の一を受けて外観的品質を測定
    する外観品位測定手段と、他の一を受けて非粉砕状態下
    で分光分析する内部品質測定手段と、余りの一を受けて
    精米処理する精米手段とを設け、この精米手段で精米し
    た白米を玄米の測定に続いて測定すべく、上記外観品位
    測定手段と内部品質測定手段とに分配供給する供給手段
    を設けたことを特徴とする米穀品質測定装置。
  2. 【請求項2】 玄米及び白米の外観的品質及び内部的品
    質の全項目を測定し、表示手段に表示出力するように構
    成した請求項1記載の米穀品質測定装置。
  3. 【請求項3】 玄米測定モードと白米測定モードとを設
    け、各測定モードによる外観的品質測定項目と内部的品
    質測定項目を予め設定して記憶する制御手段を設け、こ
    の制御手段はモード切替手段からの切替信号の入力に基
    づいて選択された測定モードで運転各部を運転制御する
    とともに、各測定モードの選択設定に従って測定された
    項目を表示するように構成した請求項1記載の米穀品質
    測定装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100306019B1 (ko) * 1999-07-28 2001-09-13 이중희 현백율 자동판정기
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