JPH1183836A - 搗精難易度の評価装置 - Google Patents

搗精難易度の評価装置

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JPH1183836A
JPH1183836A JP24010397A JP24010397A JPH1183836A JP H1183836 A JPH1183836 A JP H1183836A JP 24010397 A JP24010397 A JP 24010397A JP 24010397 A JP24010397 A JP 24010397A JP H1183836 A JPH1183836 A JP H1183836A
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JP
Japan
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rice
grains
milling
weight
sample
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Application number
JP24010397A
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English (en)
Inventor
Takao Sugiyama
隆夫 杉山
Eiji Makino
英二 牧野
Tomohiko Ichikawa
友彦 市川
Sadakazu Fujioka
定和 藤岡
Taiichi Mori
泰一 森
Motohiko Emori
元彦 江守
Toshimichi Watanabe
利通 渡辺
Jiro Warashina
二郎 藁科
Michio Kawanaka
道夫 川中
Motoyasu Natsuga
元康 夏賀
Akiyoshi Shimizu
昭佳 清水
Kazuki Matsushita
和樹 松下
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SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO GIJUTSU KENKYU SUISHIN KIKO
Iseki and Co Ltd
Shizuoka Seiki Co Ltd
Kubota Corp
Kett Electric Laboratory
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO GIJUTSU KENKYU SUISHIN KIKO
Iseki and Co Ltd
Shizuoka Seiki Co Ltd
Kubota Corp
Kett Electric Laboratory
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経験の少ない人でも、サンプル米の搗精難易
度を評価することができる搗精難易度の評価装置を提供
する。 【解決手段】 搗精処理ごとの積算電力と、搗精処理ご
との所要時間と、両品質測定手段の測定結果と、搗精歩
留まりと、サンプル玄米の所定数の整粒の重量と、サン
プル白米における所定数の完全粒の重量とに基づいて搗
精難易度を算出し、この搗精難易度を表示する。搗精難
易度は、搗精歩留まりに、真性歩留まり(サンプル白米
における所定数の完全粒の重量/サンプル玄米の所定数
の整粒の重量)を掛け、さらにこの値を、搗精処理ごと
の所要時間と、搗精処理ごとの積算電力とで割って算出
する。これにより、経験の少ない人でも、サンプル米の
搗精難易度を容易に認識することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はサンプル米の搗精難
易度を評価する搗精難易度の評価装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、玄米や白米のサンプルの品質を測
定して、その測定データを参考にすることが徐々に行わ
れつつある。
【0003】これらの米の品質を測定する品質測定手段
として、外観的な品位を測定する外観品位測定手段が既
に知られている。外観品位測定手段は、サンプル米に可
視光線を照射して透過光と反射光とを計測し、これらの
計測値に基づく演算にて色調分析を行い、サンプル米が
玄米の場合には、正常な色の整粒、青味がかった未熟
粒、虫食いなどにより黒色を帯びた被害粒、茶色を帯び
た着色粒、透明度の無い死米、胴部分が割れている胴割
粒等の品質測定を行い、サンプル米が白米の場合には、
形が崩れておらず正常である完全粒、透明度の低い粉状
質粒、砕かれたりして小さい形状の砕粒、虫食いなどに
より黒色を帯びた被害粒、茶色を帯びた着色粒等の品質
測定を行う構成のものが知られている。
【0004】また、玄米のサンプル米(以下、サンプル
玄米という)を試験的に搗精して白米のサンプル米(以
下、サンプル白米という)を得て、上記のようにサンプ
ル玄米およびサンプル白米の品質測定を行うとともに、
搗精前のサンプル玄米の重量とこのサンプル玄米を搗精
したサンプル白米の重量とから搗精歩留まり(搗精後の
サンプル白米の重量/搗精前のサンプル玄米の重量)を
得るものも知られている。
【0005】このように、外観品位測定手段にて玄米お
よび白米の品質を測定するようにすれば、玄米および白
米の両方の各種品質を知ることができるため、役立つ情
報をユーザーに提供することが可能となる。また、搗精
歩留まりから白米として実際に得られる割合を知ること
もできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに各種の測定結果などの数値データを多数得て表示さ
せても、これらの多数の数値データからその米の搗精処
理に対する難易度を認識することは、熟練者でなければ
難しいものであった。したがって、経験の少ない米の取
扱者にとっては、測定結果としての情報量が多いにもか
かわらず、その米の搗精処理に対する難易度を判断する
ことができず、測定結果を役立てられないおそれがあっ
た。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、経験
の少ない人でも、サンプル米の搗精難易度を評価するこ
とができる搗精難易度の評価装置を提供することを目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、サンプル玄米を搗精してサ
ンプル白米を得る精米機と、精米機における搗精処理ご
との電力を積算する電力積算手段と、搗精処理ごとの所
要時間を計測する計時手段と、サンプル玄米の品質を測
定して少なくとも整粒を選別して排出する玄米品質測定
手段と、サンプル白米の品質を測定して少なくとも完全
粒を選別して排出する白米品質測定手段と、質量測定手
段と、精米前のサンプル玄米の重量とこのサンプル玄米
を搗精したサンプル白米の重量とから搗精歩留まりを得
る搗精歩留まり取得手段とを備え、前記質量測定手段
は、搗精前のサンプル玄米の重量とこのサンプル玄米を
搗精した後のサンプル白米の重量とに加えて、サンプル
玄米における所定数の整粒の重量とサンプル白米におけ
る前記所定数と同数の完全粒の重量とを測定し、これら
の測定データを出力可能としたものである。
【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1に
記載の搗精難易度の評価装置において、搗精処理ごとの
積算電力と、搗精処理ごとの所要時間と、両品質測定手
段の測定結果と、搗精歩留まりと、サンプル玄米の所定
数の整粒の重量と、サンプル白米における所定数の完全
粒の重量とに基づいて搗精難易度を算出する搗精難易度
演算手段を設けるとともに、この搗精難易度を表示する
表示手段を設けたものである。
【0010】また、請求項3記載の発明は、請求項2に
記載の搗精難易度の評価装置において、搗精難易度は、
搗精歩留まり(搗精後のサンプル白米の重量/搗精前の
サンプル玄米の重量)に、真性歩留まり(サンプル白米
における所定数の完全粒の重量/サンプル玄米の所定数
の整粒の重量)を掛け、さらにこの値を、搗精処理ごと
の所要時間と、搗精処理ごとの積算電力とで割って算出
されるものである。
【0011】上記請求項1記載の発明によれば、搗精処
理ごとの積算電力、搗精処理ごとの所要時間、両品質測
定手段の測定結果、搗精歩留まり、サンプル玄米の所定
数の整粒の重量および、サンプル白米における所定数の
完全粒の重量など、各サンプル米に対する搗精処理に関
する情報を得られることができるので、これらの情報か
ら搗精難易度を認識することが可能となる。
【0012】請求項2記載の発明によれば、搗精難易度
が表示手段にて表示されるため、経験の少ない米の取扱
者などにとってもサンプル米の搗精難易度を容易に認識
することができる。また、搗精難易度が、搗精処理ごと
の積算電力と、搗精処理ごとの所要時間と、両品質測定
手段の測定結果と、搗精歩留まりと、サンプル玄米の所
定数の整粒の重量と、サンプル白米における所定数の完
全粒の重量との搗精処理に関連する項目に基づいて算出
されているため、搗精難易度を判別する基準として実態
に適応したデータを得られる。
【0013】請求項3記載の発明によれば、搗精処理が
容易である場合には値が大きく、搗精処理か困難である
場合には値が小さな、一定基準を有する搗精難易度を得
ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態にかか
る搗精難易度の評価装置を概略的に示す図である。図1
に示すように、測定しようとするサンプル米はサンプル
投入口1に投入され、系路切換装置2により玄米系路3
と白米系路4との2つの系路の何れかに切り換えられて
供給される。玄米系路3と白米系路4との各途中箇所に
はそれぞれ一定量のサンプルを溜める玄米貯留部5と白
米貯留部6とが設けられている。
【0015】玄米系路3は、玄米のサンプル(サンプル
玄米という)を搗精して白米のサンプル(サンプル白米
という)を得る精米機8に接続され、精米機8には計量
部8aが内蔵されている。また、精米機8で搗精された
白米は第1白米貯留カップ10に排出され、第1白米貯
留カップ10に排出されたサンプル白米は循環系路9を
介して系路切換装置2に戻される。
【0016】一方、白米系路4の下流端には、白米を貯
留する第2白米貯留カップ11が配設されている。玄米
貯留部5と白米貯留部6とにはそれぞれ底面開口部を開
閉するシャッターが設けられており、玄米貯留部5およ
び白米貯留部6に貯留されたサンプル玄米やサンプル白
米はシャッターを開けることにより外観品位測定装置1
2に供給されるようになっている。
【0017】外観品位測定装置12には検出部12aと
選別部12bと計量部12cとが設けられており、外観
品位測定装置12に供給されたサンプル米(サンプル玄
米またはサンプル白米)は、一粒ずつ検出部12aへ送
られ、サンプル米に可視光線を照射して透過光と反射光
とを計測し、これらの計測値に基づく演算にて色調分析
を行う。そして、サンプル米の外観的等級を、サンプル
玄米の場合には整粒、未熟粒、被害粒、着色粒、死米、
胴割粒の6種類のランク、またサンプル白米の場合には
完全粒、粉状質粒、砕粒、被害粒、着色粒の5種類のラ
ンクに判定し、選別部12bにて各ランク毎に仕分け
し、個別のサンプル貯留カップ18に排出する。このと
き、選別部12b内のカウンタにて各ランクごとの粒数
を計測するとともに、計量部12cにて各ランク毎の粒
重を計測する。そして、その計測値によって整粒割合を
はじめとする各ランク毎の重量割合が演算装置14にて
算出される。
【0018】また、演算装置14には記憶部14aおよ
び計時部14bが設けられて、各種データが記憶される
とともに、搗精処理にかかった時間が計時部14bで測
定される。また、精米機8の電源15には積算電力計1
6が接続されており、この積算電力計16にて搗精処理
ごとの積算電力が測定される。また、演算装置14には
表示部17が接続されている。
【0019】搗精の難易度を評価するに際して、先ず、
サンプル玄米をサンプル投入口1に投入すると、系路切
換装置2が玄米系路3側に切り換えられて、サンプル玄
米が玄米系路3を介して精米機8に供給される。この
際、サンプル玄米が玄米系路3を通る時に、所定量のサ
ンプル玄米が玄米貯留部5に溜められる。精米機8では
サンプル玄米の重量が計量部8aにて測定された後、所
定の歩留まり以下となるまで搗精処理される。
【0020】この際に、搗精処理ごとの時間が計時部1
4bで測定されるとともに、積算電力計16にて搗精処
理ごとの積算電力が測定される。そして、これらの搗精
処理時間、積算電力、搗精歩留まりなどの情報が演算装
置14に出力される。
【0021】この搗精処理などと並行して、玄米貯留部
5に溜められたサンプル玄米は外観品位測定装置12に
供給されて測定され、整粒、未熟粒、被害粒、着色粒、
死米、胴割粒の6種類のランクに判定された後、選別部
12bにて各ランク毎に仕分けされ、各サンプル貯留カ
ップ18に排出される。このとき、選別部12b内のカ
ウンタにて各ランクごとの粒数が計測されるとともに、
計量部12cにて各ランク毎の粒重が計測され、これら
のデータが演算装置14に出力されて、その計測値によ
って整粒割合をはじめとする各ランク毎の重量割合が演
算装置14にて算出される。
【0022】精米機8において搗精処理が終了したサン
プル白米は第1白米貯留カップ10から循環系路9を介
して系路切換装置2に戻される。この際、系路切換装置
2は白米系路4側に切り換えられており、サンプル白米
は白米系路4を介して第2白米貯留カップ11に排出さ
れる。ここで、サンプル白米が白米系路4を通る際に
は、所定量のサンプル白米が白米貯留部4に溜められ、
残りのサンプル白米が第2白米貯留カップ11に全て排
出された後、白米貯留部4に溜められたサンプル白米が
外観品位測定装置12に供給される。この後、サンプル
白米は外観品位測定装置12にて測定され、完全粒、粉
状質粒、砕粒、被害粒、着色粒の5種類のランクに判定
された後、選別部12bにて各ランク毎に仕分けされ、
各サンプル貯留カップ18に排出される。このとき、選
別部12b内のカウンタにて各ランクごとの粒数を計測
するとともに、計量部12cにて各ランク毎の粒重が計
測され、これらのデータが演算装置14に出力されて、
その計測値によって完全粒割合をはじめとする各ランク
毎の重量割合も演算装置14にて算出される。
【0023】そして、搗精歩留まりや外観品位測定装置
12による測定結果などが表示部17に順次表示される
とともに、搗精難易度が算出されて表示部17に表示さ
れる。搗精難易度は、搗精歩留まり(搗精後のサンプル
白米の重量/搗精前のサンプル玄米の重量)に、真性歩
留まり(サンプル白米における所定数の完全粒の重量/
サンプル玄米の所定数の整粒の重量)を掛け、さらにこ
の値を、搗精処理ごとの所要時間と、搗精処理ごとの積
算電力とで割って算出させる。
【0024】このように、サンプル投入口1に玄米サン
プルを投入するだけで、搗精難易度が表示部17に表示
されるため、この搗精難易度を見ることにより、経験の
少ない米の取扱者などにとってもサンプル米の搗精難易
度を容易に認識することができる。
【0025】また、搗精難易度として、搗精歩留まりに
真性歩留まりを掛け、さらにこの値を、搗精処理ごとの
所要時間と、搗精処理ごとの積算電力とで割って算出し
ているため、搗精処理が容易である場合には値が大き
く、搗精処理か困難である場合には値が小さな、一定基
準を有する搗精難易度を得ることができる。
【0026】つまり、搗精歩留まりにより玄米から白米
を得られる割合がわかり、真性歩留まり(サンプル白米
における所定数の完全粒の重量/サンプル玄米の所定数
の整粒の重量)により良好な玄米である整粒から良好な
白米である完全粒を得られる割合がわかるため、これに
より搗精処理によって付加価値の高い白米を得られる度
合いがわかり、この値が大きいほど付加価値の高い白米
を得られることとなる。また、その値を、搗精処理ごと
の所要時間と、搗精処理ごとの積算電力とで割ることに
より、搗精処理にあまり時間がかからず、また、電力量
も少なくて済むものほど、割る値が小さくなるため、搗
精難易度は大きくなる。
【0027】したがって、搗精難易度が大きい場合に
は、玄米の状態よりも搗精した白米の場合の方が付加価
値が高い白米を得られて、搗精の時間が少なくて済み、
電気代も少なくて済む、少なくともいずれかの要因の度
合いが高いことを推定できる。また、搗精難易度が小さ
い場合には、搗精処理により付加価値の高い白米を得ら
れる度合いが少なく、搗精の時間も多めにかかり、また
電気代も多めにかかることを推定でき、経験の少ない米
の取扱者だけでなく、熟練者などにとっても搗精難易度
を見ることにより、サンプル米の搗精処理に対する各種
性質を判定する重要な参考情報を容易に得ることができ
る。
【0028】なお、上記の実施の形態においては、搗精
処理ごとの所要時間と、搗精処理ごとの積算電力とで割
った場合を説明したが、この代わりに、搗精処理ごとの
所要時間を平均的な搗精処理の所要時間で割った値や、
搗精処理ごとの積算電力を平均的な搗精処理の積算電力
でわった値などで、さらに上記値(搗精歩留まりに真性
歩留まり)を割ってもよく、また、その他の計算方法を
採用することも可能である。
【0029】また、サンプル玄米やサンプル白米の搬送
系路や機構は上記実施の形態に限られるものではないこ
とはいうまでもなく、また、上記の実施の形態において
は、外観品位測定装置12によりサンプル玄米およびサ
ンプル白米に対する品質を測定した場合を説明したが、
それぞれ各別に設けられている場合にも適用できること
はもちろんである。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、精米機に
加えて、搗精処理ごとの電力を積算する電力積算手段
と、搗精処理ごとの所要時間を計測する計時手段と、サ
ンプル玄米の品質を測定して少なくとも整粒を選別して
排出する玄米品質測定手段と、サンプル白米の品質を測
定して少なくとも完全粒を選別して排出する白米品質測
定手段と、質量測定手段と、搗精歩留まり取得手段とを
備えて、搗精処理ごとの積算電力、搗精処理ごとの所要
時間、両品質測定手段の測定結果、搗精歩留まり、サン
プル玄米の所定数の整粒の重量および、サンプル白米に
おける所定数の完全粒の重量など、各サンプル米に対す
る搗精処理に関する情報を得ることを可能にすることに
より、これらの情報から搗精難易度を認識することが可
能となる。
【0031】また、請求項2記載の発明は、搗精処理ご
との積算電力と、搗精処理ごとの所要時間と、両品質測
定手段の測定結果と、搗精歩留まりと、サンプル玄米の
所定数の整粒の重量と、サンプル白米における所定数の
完全粒の重量とに基づいて搗精難易度を算出し、この搗
精難易度を表示することにより、経験の少ない米の取扱
者などにとってもサンプル米の搗精難易度を容易に認識
することができるとともに、搗精難易度を判別する基準
として搗精処理の実態に適応したデータを得られる。
【0032】また、搗精難易度として、搗精歩留まり
(搗精後のサンプル白米の重量/搗精前のサンプル玄米
の重量)に、真性歩留まり(サンプル白米における所定
数の完全粒の重量/サンプル玄米の所定数の整粒の重
量)を掛け、さらにこの値を、搗精処理ごとの所要時間
と、搗精処理ごとの積算電力とで割って算出することに
より、搗精処理が容易であり、付加価値の高い白米を得
られる場合には値が大きく、搗精処理か困難であり、付
加価値の高い白米を得られ難い場合には値が小さな、一
定基準を有する搗精難易度を得ることができ、搗精難易
度から付加価値の高さや搗精時間の長さ、電気代などの
目安を付けることができ、利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる搗精難易度の評価
装置を示す図である。
【符号の説明】
8 精米機 8a,12c 計量部 12 外観品位測定装置(玄米品質測定手段およ
び白米品質測定手段) 12b 選別部 14 演算装置 14b 計時部 16 積算電力計 17 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000001052 株式会社クボタ 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 (72)発明者 杉山 隆夫 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 牧野 英二 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 市川 友彦 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 藤岡 定和 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 森 泰一 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 江守 元彦 東京都大田区南馬込1丁目8番1号 株式 会社ケット科学研究所内 (72)発明者 渡辺 利通 東京都大田区南馬込1丁目8番1号 株式 会社ケット科学研究所内 (72)発明者 藁科 二郎 静岡県袋井市高尾2620番地の1 静岡製機 株式会社電子事業部内 (72)発明者 川中 道夫 静岡県袋井市高尾2620番地の1 静岡製機 株式会社電子事業部内 (72)発明者 夏賀 元康 静岡県袋井市高尾2620番地の1 静岡製機 株式会社電子事業部内 (72)発明者 清水 昭佳 大阪府八尾市神武町2番35号 株式会社ク ボタ久宝寺工場内 (72)発明者 松下 和樹 大阪府八尾市神武町2番35号 株式会社ク ボタ久宝寺工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンプル玄米を搗精してサンプル白米を
    得る精米機と、精米機における搗精処理ごとの電力を積
    算する電力積算手段と、搗精処理ごとの所要時間を計測
    する計時手段と、サンプル玄米の品質を測定して少なく
    とも整粒を選別して排出する玄米品質測定手段と、サン
    プル白米の品質を測定して少なくとも完全粒を選別して
    排出する白米品質測定手段と、質量測定手段と、精米前
    のサンプル玄米の重量とこのサンプル玄米を搗精したサ
    ンプル白米の重量とから搗精歩留まりを得る搗精歩留ま
    り取得手段とを備え、前記質量測定手段は、搗精前のサ
    ンプル玄米の重量とこのサンプル玄米を搗精した後のサ
    ンプル白米の重量とに加えて、サンプル玄米における所
    定数の整粒の重量とサンプル白米における前記所定数と
    同数の完全粒の重量とを測定して、これらの測定データ
    を出力可能とした搗精難易度の評価装置。
  2. 【請求項2】 搗精処理ごとの積算電力と、搗精処理ご
    との所要時間と、両品質測定手段の測定結果と、搗精歩
    留まりと、サンプル玄米の所定数の整粒の重量と、サン
    プル白米における所定数の完全粒の重量とに基づいて搗
    精難易度を算出する搗精難易度演算手段を設けるととも
    に、この搗精難易度を表示する表示手段を設けた請求項
    1記載の搗精難易度の評価装置。
  3. 【請求項3】 搗精難易度は、搗精歩留まり(搗精後の
    サンプル白米の重量/搗精前のサンプル玄米の重量)
    に、真性歩留まり(サンプル白米の所定数の完全粒の重
    量/サンプル玄米の所定数の整粒の重量)を掛け、さら
    にこの値を、搗精処理ごとの所要時間と、搗精処理ごと
    の積算電力とで割って算出する請求項2に記載の搗精難
    易度の評価装置。
JP24010397A 1997-09-05 1997-09-05 搗精難易度の評価装置 Pending JPH1183836A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100306022B1 (ko) * 1999-08-05 2001-09-13 이중희 벼 도정수율 자동판정기
JP2017131843A (ja) * 2016-01-28 2017-08-03 井関農機株式会社 料金式自動精米設備

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