JPH1137536A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH1137536A
JPH1137536A JP19457797A JP19457797A JPH1137536A JP H1137536 A JPH1137536 A JP H1137536A JP 19457797 A JP19457797 A JP 19457797A JP 19457797 A JP19457797 A JP 19457797A JP H1137536 A JPH1137536 A JP H1137536A
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air conditioner
rib
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surface plate
arm
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Osamu Nakamura
修 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 露付きを防止できるとともに、軽量であって
捩れや撓みを起こさない強度を有し、外装面の一部を構
成できるようほぼ平面状に形成できてコスト的に有利な
構造でなる風向板を備えた空気調和機を提供する。 【解決手段】 風向板6は、背面に長手方向に延びるリ
ブ6bを有し、支軸部7が設けられた合成樹脂製の表面板
6aと、同表面板のリブ先端に貼着される複数に分割され
た裏面板6cとによって構成され、前記表面板とこれに貼
着された前記裏面板との間が中空部bを有して中空状に
形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機に係わ
り、より詳細には、露付きを防止できるとともに、軽量
であって捩れや撓みを起こさない強度を有し、外装面の
一部を構成できるようほぼ平面状に形成できてコスト的
に有利な構造でなる風向板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機は、例えば図1と、図
6(A)および図6(B)とで示すように、天井面aに
設置された本体1の吸込口2と吹出口5とを結ぶ空気通
路に、熱交換器3と送風ファン4とを設け、前記吹出口
5に、複数の支軸部7を備えた風向板6を回動自在に軸
支してなる構成であった。
【0003】しかしながら、前記風向板6を、例えば図
6(A)で示すように、板金製で形成して前記支軸部7
をアーム6dによりリベットfなどで接続したような場
合、熱伝導性がよく露付きが起こりやすいので植毛処理
を行なうなどの対策を講じていたが、コスト的に不利と
なり、また、汚れた時に清掃できないという問題を有し
ていた。
【0004】または、前記風向板6を、例えば図6
(B)で示すように、合成樹脂により前記支軸部7およ
び前記アーム6dを一体にして射出成形したような場合に
は、肉厚が薄いと強度が不足して捩れや撓みが生じてし
まい、肉厚が厚いと質量が増加して円滑に回動できにく
いという問題を有していた。また、ガスを通すことによ
って中空形状に一体成形するガスアシスト成形をしたよ
うな場合には、とくに左右長寸法などを大きく形成する
時に中空形状位置が偏ったりガスが通らなかったりし
て、所要の寸法形状に仕上げることが困難になるという
問題を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明においては、上
記の問題点に鑑み、露付きを防止できるとともに、軽量
であって捩れや撓みを起こさない強度を有し、外装面の
一部を構成できるようほぼ平面状に形成できてコスト的
に有利な構造でなる風向板を備えた空気調和機を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、吸込口と吹出口とを結ぶ空気通路に、熱交
換器と送風ファンとを設け、前記吹出口に、アームによ
り一側が接続された複数の支軸部を有する風向板を回動
自在に軸支してなる空気調和機において、前記風向板
は、背面に長手方向に延びるリブを有し、前記支軸部が
設けられた合成樹脂製の表面板と、同表面板のリブ先端
に貼着される複数に分割された裏面板とによって構成さ
れ、前記表面板とこれに貼着された前記裏面板との間が
中空状に形成された構成となっている。
【0007】また、前記裏面板が、熱伝導性の低い部材
からなる構成となっている。
【0008】また、前記リブが、複数形成された構成と
なっている。
【0009】また、前記リブが、前記表面板よりも薄い
肉厚により一体成形された構成となっている。
【0010】また、前記アームが、前記支軸部よりも薄
い肉厚により一体成形された構成となっている。
【0011】また、前記支軸部にほぼ対向する前記アー
ム基端部の一側近傍に、前記裏面板を貼着する貼着用平
坦部を設けた構成となっている。
【0012】また、前記アーム基端部の他側に、前記リ
ブに直交する補助リブを設けた構成となっている。
【0013】また、前記貼着用平坦部に隣接して、前記
裏面板の長さを調整する調整用平坦部を形成した構成と
なっている。
【0014】更に、前記リブに、前記中空部から外部に
連なる通気路を設けた構成となっている。
【0015】
【発明の実施の形態】以上のように構成したので、露付
きを防止できるとともに、軽量であって捩れや撓みを起
こさない強度を有し、外装面の一部を構成できるようほ
ぼ平面状に形成できてコスト的に有利な構造でなる風向
板を備えた空気調和機となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1と、図2と、図3(A)乃至図3
(H)と、図4(A)乃至図4(G)と、図5とにおい
て、1は天井面aに設置された空気調和機本体、2は同
本体1に設けられた吸込口、3は同吸込口2と後述する
吹出口とを結ぶ空気通路に設けられ、同吸込口2から吸
い込まれた空気を熱交換するための熱交換器、4は前記
空気通路に設けられ、熱交換された空気を後述する吹出
口に送出するための送風ファン、5は前記熱交換器3で
熱交換された空気を室内に向けて吹き出すための吹出
口、6は同吹出口5にアーム6dにより一側が接続された
複数の支軸部7を備えて回動自在に軸支された風向板で
ある。
【0017】前記風向板6は、背面に長手方向に延びる
リブ6bを有し、前記支軸部7が設けられた合成樹脂製の
表面板6aと、同表面板6aのリブ6b先端に貼着される複数
に分割された裏面板6cとによって構成され、前記表面板
6aとこれに貼着された前記裏面板6cとの間が中空部bを
有して中空状に形成された構成となっており、これによ
って、前記風向板6は、前記中空部bが断熱効果を奏し
て露付きを防止できるとともに、軽量化をはかることが
できて駆動モータ(図示せず)で正確に回動できるよう
になり、また、捩じりや撓みを生じさせない強度を有し
て外装面の一部を構成できるようほぼ平面状に形成でき
るようになり、同時に、コスト的に有利な構造となる。
【0018】また、前記裏面板6cが、例えば合成樹脂な
どの熱伝導性の低い部材からなる構成となっており、こ
れによって、前記中空部bによるとともに、断熱効果を
より高めるようにした構造となっている。
【0019】また、前記リブ6bが複数形成されているこ
とにより、該リブ6b先端に前記裏面板6cを正確に貼着で
きるようになり、また、前記表面板6aの強度を増強でき
るようにした構造となっている。
【0020】また、前記リブ6bが、前記表面板6aよりも
薄い、例えば2/3以下程度の肉厚によって一体成形さ
れているので、成形時に、前記表面板6aの表面に所謂ヒ
ケが生じることがないようにした構成となっている。
【0021】また、前記アーム6dが、前記支軸部7より
も薄い、例えば1/2以下程度の肉厚により一体成形さ
れているので、前記リブ6bの場合と同様に、成形時に前
記表面板6aの表面に所謂ヒケが生じることがないように
した構成となっている。
【0022】また、前記支軸部7にほぼ対向する前記ア
ーム6d基端部の一側近傍に、前記裏面板6cを貼着する貼
着用平坦部cを設けたことにより、前記裏面板6cをより
強固に貼着できるようにした構成となっている。
【0023】また、前記アーム6d基端部の他側に、前記
リブ6bに直交する補助リブ6b' を設けたことにより、前
記裏面板6cをより強固に貼着できるようになるととも
に、前記表面板6aの強度を増強できるようにした構成と
なっている。
【0024】また、前記貼着用平坦部cに隣接して、複
数に分割された前記裏面板6cの長さを調整する調整用平
坦部dを形成したことにより、前記裏面板6cを前記表面
板6aに貼着する際、前記調整用平坦部dにより、同一長
さに標準化して形成された前記裏面板6cに対する相対的
な貼着部の長さを調整できて、正確に貼着できるように
した構成となっている。
【0025】更に、前記リブ6bに、前記中空部bから外
部に連なる通気路eを設けたことにより、前記中空部b
の空気温度が上昇した時、該空気を膨張させずに外部に
排出できるようにして、前記風向板6が変形することが
ないようにした構成となっている。
【0026】以上の構成により、図1と、図2と、図3
(A)乃至図3(H)と、図4(A)乃至図4(G)
と、図5とで示すように、前記風向板6は、背面に長手
方向に延びるリブ6bを有し、前記支軸部7が設けられた
合成樹脂製の表面板6aと、同表面板6aのリブ6b先端に貼
着される複数に分割された裏面板6cとによって構成さ
れ、前記表面板6aとこれに貼着された前記裏面板6cとの
間が中空部bを有して中空状に形成された構成となって
いるので、前記風向板6を、前記中空部bが断熱効果を
奏して露付きを防止できるようにするとともに、軽量化
をはかることができて駆動モータ(図示せず)で正確に
回動できるようにし、また、捩じりや撓みを生じさせな
い強度を有して外装面の一部を構成できるようほぼ平面
状に形成できるようにして、同時に、コスト的に有利な
構造にした空気調和機となる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によると、露付きを
防止できるとともに、軽量であって捩れや撓みを起こさ
ない強度を有し、外装面の一部を構成できるようほぼ平
面状に形成できてコスト的に有利な構造でなる風向板を
備えた空気調和機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明および従来例による空気調和機の断面図
である。
【図2】本発明による空気調和機に使用される風向板の
断面図である。
【図3】本発明による空気調和機の要部説明図で、
(A)は風向板を示す平面図、(B)は(A)で示すA
部の詳細図、(C)は(B)で示すFーFなどの断面
図、(D)は(B)で示すQーQ断面図、(E)は
(A)で示すB部の詳細図、(F)は(E)で示すGー
G断面図、(G)は(E)で示すHーH断面図、(H)
は(E)で示すRーR断面図である。
【図4】本発明による空気調和機の要部説明図で、
(A)は図3(A)で示すC部の詳細図、(B)は
(A)で示すJーJなどの断面図、(C)は(A)で示
すSーSなどの断面図、(D)は図3(A)で示すD部
の詳細図、(E)は図3(A)で示すE部の詳細図、
(F)は(E)で示すUーU断面図、(G)は(A)で
示すJ矢視図である。
【図5】本発明による空気調和機の要部分解斜視図であ
る。
【図6】従来例による空気調和機の要部断面図である。
【符号の説明】 1 空気調和機本体 2 吸込口 3 熱交換器 4 送風ファン 5 吹出口 6 風向板 6a 表面板 6b リブ 6b' 補助リブ 6c 裏面板 6d アーム 7 支軸部 a 天井面 b 中空部 c 貼着用平坦部 d 調整用平坦部 e 通気路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込口と吹出口とを結ぶ空気通路に、熱
    交換器と送風ファンとを設け、前記吹出口に、アームに
    より一側が接続された複数の支軸部を有する風向板を回
    動自在に軸支してなる空気調和機において、 前記風向板は、背面に長手方向に延びるリブを有し、前
    記支軸部が設けられた合成樹脂製の表面板と、同表面板
    のリブ先端に貼着される複数に分割された裏面板とによ
    って構成され、前記表面板とこれに貼着された前記裏面
    板との間が中空状に形成されていることを特徴とする空
    気調和機。
  2. 【請求項2】 前記裏面板が、熱伝導性の低い部材から
    なることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記リブが、複数形成されていることを
    特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】 前記リブが、前記表面板よりも薄い肉厚
    により一体成形されていることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項3に記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】 前記アームが、前記支軸部よりも薄い肉
    厚により一体成形されていることを特徴とする請求項1
    に記載の空気調和機。
  6. 【請求項6】 前記支軸部にほぼ対向する前記アーム基
    端部の一側近傍に、前記裏面板を貼着する貼着用平坦部
    を設けたことを特徴とする請求項1または請求項5に記
    載の空気調和機。
  7. 【請求項7】 前記アーム基端部の他側に、前記リブに
    直交する補助リブを設けたことを特徴とする請求項6に
    記載の空気調和機。
  8. 【請求項8】 前記貼着用平坦部に隣接して、前記裏面
    板の長さを調整する調整用平坦部を形成したことを特徴
    とする請求項1、請求項2または請求項6に記載の空気
    調和機。
  9. 【請求項9】 前記リブに、前記中空部から外部に連な
    る通気路を設けたことを特徴とする請求項1、請求項
    3、請求項4または請求項7に記載の空気調和機。
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