JP2013194921A - 風向調整板、空気調和機及び風向調整板の製造方法 - Google Patents

風向調整板、空気調和機及び風向調整板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】容易かつ短時間で組立てることが可能な風向調整板、空気調和機及び風向調整板の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】風向調整板10は、外側に面する第1面材11aと、第1面材11aと両端部で接合しており、開口部11cが形成された第2面材11bとを有する表面部材11と、開口部11cに挿入され、表面部材11内部で固定される裏面部材12とを備え、表面部材11は、両端部それぞれにて第1溝15及び第2溝16を有し、第1溝15において裏面部材12の前端部12aを挿入できる深さは、裏面部材12の挿入方向長さから開口部11cの長さを引いて得られる差よりも大きく、裏面部材12は、挿入方向に対して平行に切断した断面が表面部材11の第1面材11a側に膨らんだ円弧形状であって、弾性力によって、表面部材11の第1面材11aと、第1溝15及び第2溝16における第2面材11bとに接触して固定される。
【選択図】図2

Description

本発明は、風向調整板、空気調和機及び風向調整板の製造方法に関するものである。
空気調和機の室内機において、吹き出し口の前方には、吹出し口を開閉したり、風向を調整したりする風向板(フラップ)が設置される。
特許文献1には、風向板の発明であって、表面部材11と、裏面部材12と、表面部材11及び裏面部材12に挟まれた軸受部材13とを備えることが開示されている。表面部材11と裏面部材12を一体化するためには、裏面部材12の幅方向の端部に形成された係合爪12aを、表面部材11の開口部11cの端縁に係合する。そして、裏面部材12の複数の嵌合突起12cを表面部材11の嵌合溝11eに嵌合して、裏面部材12の係合爪12bを開口部11cの端縁に係合する。
また、特許文献2には、風向板の発明であって、表面板6aと、裏面板6bと、裏面板6bに設けられた支軸7及びリンク6cとを備えることが開示されている。表面板6aと裏面板6bは、裏面板6bの左右に伸びる溝部bと、表面板6aに形成された凸部cを用いて、凸部cを溝部bの弾性を利用して嵌合する構成になっている。
特許第4141369号公報 特開平10−292944号公報
風向板は、近年、大型化する傾向にあり、室内側に位置する表面部材と、吹出し口側に位置する裏面部材を組み合わせる場合がある。表面部材と裏面部材の固定には、接着剤や超音波溶着などの方法が用いられるが、材料コストの増加、工数の増加、養生時間を要することよる加工時間の増加が問題となる。
また、特許文献1では、境界線10aの幅を狭くするべく、裏面部材12は、開口部11cのサイズに合わせて形成されていることから、係合爪12bを開口部11cの端縁に係合する際、ある程度押し込み力が必要になり、係合爪12bの破損のおそれがある。
更に、特許文献2では、凸部cを溝部bの弾性を利用して嵌合すると記載されているが、相対向する略U字状断面で形成した左右に延びる二つの溝部bに裏面板6bを挿入するには、溝部bを十分に変形させる必要があり、組立てが困難である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、容易かつ短時間で組立てることが可能な風向調整板、空気調和機及び風向調整板の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の風向調整板、空気調和機及び風向調整板の製造方法は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明に係る風向調整板は、外側に面する第1面材と、前記第1面材と両端部で接合し吹出し口側に面しており、開口部が形成された第2面材とを有する表面部材と、前記開口部に挿入され、前記表面部材内部で固定される裏面部材とを備え、前記表面部材は、両端部それぞれにて前記第1面材と前記第2面材によって形成された幅方向に延設されている第1溝及び第2溝を有し、前記第1溝において前記裏面部材の一端部を挿入できる深さは、前記裏面部材の挿入方向長さから前記開口部の長さを引いて得られる差よりも大きく、前記裏面部材は、前記挿入方向に対して平行に切断した断面が前記表面部材の前記第1面材側に膨らんだ円弧形状であって、弾性力によって、前記表面部材の前記第1面材と、前記第1溝及び前記第2溝における前記第2面材とに接触して固定される。
この発明によれば、表面部材は、第1面材と第2面材が両端部で接合されており、第2面材の開口部から裏面部材が挿入されて、表面部材の内部で裏面部材が固定される。そして、裏面部材の挿入方向の長さが開口部の長さよりも長い場合でも、第1溝において裏面部材の一端部を挿入できる深さが、裏面部材の挿入方向長さと開口部の長さとの差よりも大きいことから、裏面部材の一端部を第1溝に挿入することによって、裏面部材を開口部から表面部材の内部へ挿入できる。また、裏面部材は、前記挿入方向に対して平行に切断した断面が円弧形状であることから、弾性力を有する。そして、裏面部材は、表面部材の第1面材と、第1溝及び第2溝における第2面材とに接触しており、弾性力が作用して、表面部材の内部で固定される。
上記発明において、互いに対向する面において、前記表面部材の前記第1面材には、前記裏面部材側に突出した第1突起部が形成され、前記裏面部材には、前記表面部材側に突起した第2突起部が形成されてもよく、前記第1突起部と前記第2突起部とが接触して前記裏面部材が固定される。
この発明によれば、表面部材の第1面材と裏面部材の互いに対向する面において、表面部材の第1面材に形成された第1突起部が裏面部材側に突出し、裏面部材に形成された第2突起部が表面部材側に突出している。第1突起部と第2突起部が接触することによって、裏面部材の第1溝側への移動が妨げられる。裏面部材を表面部材の内部へ挿入するときは、第1溝側への裏面部材の移動が利用されるが、裏面部材が表面部材に対して固定されるときは、第1突起部と第2突起部によって、第1溝側への裏面部材の移動が妨げられる。
上記発明において、前記表面部材の前記裏面部材側の面に設置された支持部を更に備えてもよい。
この発明によれば、表面部材が支持部によって支持され、表面部材が裏面部材を支持することになることから、支持部が室内機本体に取り付けられたとき、各部材が安定して確実に設置される。
また、本発明に係る空気調和機は、上記の風向調整板が、室内機本体に設けられた吹出し口の前方に設置される。
また、本発明に係る風向調整板の製造方法は、外側に面する第1面材と、前記第1面材と両端部で接合し吹出し口側に面しており、開口部が形成された第2面材とを有する表面部材と、前記開口部に挿入され、前記表面部材内部で固定される裏面部材とを備え、前記表面部材は、両端部それぞれにて前記第1面材と前記第2面材によって形成された幅方向に延設されている第1溝及び第2溝を有し、前記第1溝において前記裏面部材の一端部を挿入できる深さは、前記裏面部材の挿入方向長さから前記開口部の長さを引いて得られる差よりも大きく、前記裏面部材は、前記挿入方向に対して平行に切断した断面が前記表面部材の前記第1面材側に膨らんだ円弧形状である風向調整板の製造方法であって、前記第1溝に前記裏面部材の一端部を挿入するステップと、前記第2溝側に前記裏面部材を移動するステップと、前記裏面部材の弾性力によって、前記裏面部材を、前記表面部材の前記第1面材と、前記第1溝及び前記第2溝における前記第2面材とに接触させるステップとを備える。
上記発明において、互いに対向する面において、前記表面部材の前記第1面材に形成され前記第2溝側に突出した第1突起部と、前記裏面部材に形成され前記第1溝側に突起した第2突起部とを接触させるステップとを更に備えてもよい。
本発明によれば、表面部材に対して裏面部材を移動させることによって、表面部材と裏面部材を相互に固定させることができ、容易かつ短時間で組立てることができる。
本発明の一実施形態に係る空気調和機の室内機を示す縦断面図である。 同実施形態に係る風向調整板を示す縦断面図である。 同実施形態に係る風向調整板を示す縦断面図である。 同実施形態に係る風向調整板を示す縦断面図である。 同実施形態に係る風向調整板を示す縦断面図である。
以下に、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
空気調和機の室内機1は、本体ケース2の内部に冷媒が通過する熱交換器3、送風機4、モーター(図示せず。)、ドレンパン(図示せず。)等が設けられる。本体ケース2は、室内機1の背面側に位置するベース5と、ベース5の前面に設けられる前面パネル6などからなる。
前面パネル6には、図1に示すように、吸込み口7や吹出し口8が設けられる。吸込み口7から吸い込まれた空気は、送風機4によって熱交換器3に導かれる。そして、熱交換器3を通過して冷却又は加熱された空気が吹出し口8から室内へ送り出される。吹き出し口8の前方には、風向調整板10が設けられ、風向調整板10は、吹出し口8を開閉したり、風向を調整したりする。吹出し口8は、室内機1の幅方向(設置時の左右方向)に沿って長く形成され、風向調整板10も吹出し口8に合わせて幅方向に長い。
風向調整板10は、図2に示すように、表面部材11と、裏面部材12と、表面部材11の吹出し口8側の面に設けられる支持部13などからなる。支持部13は、板状部材であって、風向調整板10の回転軸となる軸部14が設けられる。表面部材11、裏面部材12及び支持部13は、例えば合成樹脂製である。
支持部13は、表面部材11と一体成形で形成されてもよいし、表面部材11とは別部品で形成して表面部材11に嵌め込まれてもよい。裏面部材12には、支持部13が貫通する開口部(図示せず。)が設けられる。このように、表面部材11に支持部13が設けられることによって、裏面部材12に支持部が設けられる場合に比べて、支持部13は、確実に風向調整板10を支持できる。また、支持部13が裏面部材12に設けられると、下方に位置する表面部材11が落下するおそれがあるが、本実施形態では、表面部材11が裏面部材12を支持していることから脱落の可能性がない。
表面部材11は、室内側に位置する第1面材11aと、吹出し口8側に位置する第2面材11bとを有しており、第1面材11aと第2面材11bは、風向調整板10の前端部と後端部の両端部で接合している。第1面材11aと第2面材11bは、取り付けられたときに室内機1の幅方向に長い平板状の部材である。第1面材11aは、取り付けられたときの室内機1の幅方向に対して垂直方向に切断した断面が、円弧形状であって、室内側に膨らんでいる。第2面材11bには、裏面部材12が挿入される開口部11cが形成されている。
表面部材11は、前端部側に第1溝15が形成され、後端部側に第2溝16が形成される。第1溝15と第2溝16は、第1面材11aと第2面材11bによって形成され、表面部材11の幅方向に延設されている。第1溝15と第2溝16は、断面がU字又はV字形状の凹溝であって、開口部分が風向調整板10の中間側を向いており、互いに対向している。
第1溝15において、組立て時に裏面部材12の前端部12aを挿入できる深さは、裏面部材12の挿入方向の長さから表面部材11の開口部11cの長さを引いて得られる差よりも大きい。その結果、裏面部材12の前端部12aを第1溝15に挿入することによって、裏面部材12が表面部材11内部に納まり、裏面部材12を開口部11cから表面部材11の内部へ挿入できる。
また、表面部材11の奥行き方向(幅方向に対して垂直方向)の中間部分には、リブ17が裏面部材12側に突出して設置される。リブ17は、平板状の部材であって、第1面材11aの吹出し口8側の面に立設して、複数個所で互いに平行に設置される。リブ17は、後述の裏面部材12のストッパ20に対応して設置される。ストッパ20がリブ17よりも幅広の場合、1個のストッパ20に対して、リブ17が2本設置されてもよい。
リブ17には、中間に第1凸部17aが形成される。第1凸部17aは、第2溝16側に突出しており、第2溝16側の面でストッパ20と接触する。
また、第2凸部17bと第3凸部17cが、第1凸部17aに対して表面部材11の奥行き方向両端にそれぞれ形成される。第2凸部17bは、第1溝15側に位置し、第3凸部17cは、第2溝16側に位置する。第2凸部17bと第3凸部17cの高さは、第1凸部17aよりも高い。第2凸部17bと第3凸部17cは、裏面部材12と接触する。
更に、第1凸部17aと第3凸部17cとの間には、収容溝17dが形成される。収容溝17dは、風向調整板10が組立てられた後、裏面部材12のストッパ20を収容する。これによって、裏面部材12の円弧形状が、表面部材11側が凸になるように保つことができ、第2凸部17bと第3凸部17cが、裏面部材12と接触するようになる。
裏面部材12は、取り付けられたときに室内機1の幅方向に長い平板状の部材である。裏面部材12は、室内機1の幅方向に対して垂直方向に切断した断面が、円弧形状であって、室内側に膨らんでいる。
裏面部材12は、前端部12aが表面部材11の第1溝15に挿入され、後端部12bが表面部材11の第2溝16に挿入される。
後端部12bは、更に段差部21が形成され、段差部21は、第2溝16における第2面材11b側の端部16bと接触する。端部16bは、開口部11cの縁部分でもある。段差部21と端部16bが接触することによって、裏面部材12の第2溝16側への移動が妨げられる。
裏面部材12の前端部12aは、第1溝15における第2面材11bの内面15aと接触する。また、裏面部材12の後端部12bは、第2溝16における第2面材11bの内面16aと接触する。さらに、裏面部材12は、中間部分において、第1面材11aのリブ17の第2凸部17b、第3凸部17cと接触する。裏面部材12は、円弧形状であって、合成樹脂製であることから、弾性力を有する。そして、裏面部材12は、第2凸部17bと第3凸部17cによって押し上げられており、裏面部材12は、曲率半径が大きくなるように変形している。これによって、裏面部材12は、弾性力によって、表面部材11の第1面材11a(第2凸部17b及び第3凸部17c)と、第1溝15及び第2溝16における第2面材11bに挟まれて固定される。
裏面部材12の奥行き方向(幅方向に対して垂直方向)の中間部分には、ストッパ20が表面部材11の第1面材11a側に突出して設置される。ストッパ20は、裏面部材12の表面部材11側の面に、複数個所で設けられる。
ストッパ20は、第4凸部20aと第5凸部20bが形成される。ストッパ20において、第4凸部20aと第5凸部20bは、裏面部材12の奥行き方向両端にそれぞれ形成される。第4凸部20aは、第1溝15側に突出しており、第1溝15側の面でリブ17と接触する。
表面部材11の第1面材11aと裏面部材12の互いに対向する面において、リブ17に形成された第1凸部17aが裏面部材12側かつ第2溝16側に突出し、ストッパ20に形成された第4凸部20aが表面部材11側かつ第1溝15側に突出している。第1凸部17aと第4凸部20aが接触することによって、裏面部材12の第1溝15側への移動が妨げられる。
裏面部材12を表面部材11の内部へ挿入するときは、第1溝15側への裏面部材12の移動が利用されるが、裏面部材12が表面部材11に対して固定されるときは、リブ17とストッパ20によって、第1溝15側への裏面部材12の移動が妨げられる。
次に、本実施形態に係る風向調整板10の組立て方法について説明する。
まず、図3に示すように、裏面部材12の前端部12aを表面部材11の開口部11cを介して第1溝15内部に挿入する。裏面部材12の前端部12aを挿入できる深さは、裏面部材12の挿入方向の長さから表面部材11の開口部11cの長さを引いて得られる差よりも大きい。その結果、裏面部材12の前端部12aを第1溝15に挿入することによって、裏面部材12の後端部12bも開口部11cの内部に納まる場所に位置する。
そして、図4に示すように、裏面部材12の後端部12bを表面部材11側へ押圧する。このとき、裏面部材12のストッパ20が、リブ17の第1凸部17aの上に載っており、ストッパ20とリブ17の接触点を頂点にして屈曲した状態になる。そして、裏面部材12の後端部12bを第2溝16内部に挿入しながら、裏面部材12を表面部材11の第2溝16側へ移動させる。
その結果、図5に示すように、裏面部材12のストッパ20が、リブ17の収容溝17dに収容される。また、表面部材11の第1溝15と第2溝のそれぞれに裏面部材15が収まっている。以上より、表面部材11の内部に裏面部材12が収容されて固定され、両者が組み合わせられた状態になる。
このとき、リブ17の第1凸部17aと、ストッパ20の第4凸部20aが接触することから、裏面部材12の第1溝15側への移動が妨げられる。更に、裏面部材12を表面部材11の第2溝16側へ移動させた場合、図2に示すように、裏面部材12の段差部21が、表面部材11の第2溝16の端部16bに接触する。その結果、裏面部材12の第2溝16側への移動が妨げられる。
また、裏面部材12は、成形されたときの円弧形状であって、表面部材11側が凸である形状に戻っている。したがって、図2に示す状態で、裏面部材12の前端部12aは、第1溝15における第2面材11bの内面15aと接触する。また、裏面部材12の後端部12bは、第2溝16における第2面材11bの内面16aと接触する。さらに、裏面部材12は、中間部分において、第1面材11aのリブ17の第2凸部17b、第3凸部17cと接触する。裏面部材12は、第2凸部17bと第3凸部17cによって僅かに押し上げられており、裏面部材12は、曲率半径が大きくなるように変形している。よって、裏面部材12は、弾性力によって、表面部材11の第1面材11a(第2凸部17b及び第3凸部17c)と、第1溝15及び第2溝16における第2面材11bに挟まれて固定される。
更に、裏面部材12は、成形された形状が円弧形状であり、表面部材11側が凸となるように設置されているため、裏面部材12が反対側に膨らむことはなく、第1溝15及び第2溝16から裏面部材12が外れることはない。
以上より、本実施形態によれば、表面部材11に対する裏面部材12の移動と、多少の変形によって、表面部材11と裏面部材12を一体化させることができ、その後、両者間の相対移動が生じないように固定させることができる。そして、接着剤や超音波溶着などを用いないことにより、容易かつ短時間での組立てが可能となる。また、本実施形態によれば、組立ての際の部材の変形量も少ないことから、組立て時における部品の破損等を生じさせない。
なお、上記実施形態では、裏面部材12を表面部材11の前端側の第1溝15に挿入してから、裏面部材12を表面部材11内部に収容する場合について説明したが、本発明はこの例に限定されない。例えば、第2溝16の深さを、上記実施形態の第1溝15のように設定することで、裏面部材12を表面部材11の後端側の第2溝16に挿入してから、裏面部材12を表面部材11内部に収容してもよい。このとき、組立て後のリブ17の第1凸部17aと、ストッパ20の第4凸部20aの位置関係も反対になり、第1凸部17aが第2溝16側、第4凸部20aが第1溝15側になる。
1 室内機
2 本体ケース
3 熱交換器
4 送風機
5 ベース
6 前面パネル
7 吸込み口
8 吹出し口
10 風向調整板
11 表面部材
11a 第1面材
11b 第2面材
11c 開口部
12 裏面部材
12a 前端部(一端部)
12b 後端部
13 支持部
15 第1溝
15a 内面
16 第2溝
16a 内面
16b 端部
17 リブ
17a 第1凸部(第1突起部)
17b 第2凸部
17c 第3凸部
20 ストッパ
20a 第4凸部(第2突起部)
20b 第5凸部
21 段差部

Claims (6)

  1. 外側に面する第1面材と、前記第1面材と両端部で接合し吹出し口側に面しており、開口部が形成された第2面材とを有する表面部材と、
    前記開口部に挿入され、前記表面部材内部で固定される裏面部材と、
    を備え、
    前記表面部材は、両端部それぞれにて前記第1面材と前記第2面材によって形成された幅方向に延設されている第1溝及び第2溝を有し、
    前記第1溝において前記裏面部材の一端部を挿入できる深さは、前記裏面部材の挿入方向長さから前記開口部の長さを引いて得られる差よりも大きく、
    前記裏面部材は、前記挿入方向に対して平行に切断した断面が前記表面部材の前記第1面材側に膨らんだ円弧形状であって、弾性力によって、前記表面部材の前記第1面材と、前記第1溝及び前記第2溝における前記第2面材とに接触して固定される風向調整板。
  2. 互いに対向する面において、前記表面部材の前記第1面材には、前記裏面部材側に突出した第1突起部が形成され、前記裏面部材には、前記表面部材側に突起した第2突起部が形成され、
    前記第1突起部と前記第2突起部とが接触して前記裏面部材が固定される請求項1に記載の風向調整板。
  3. 前記表面部材の前記裏面部材側の面に設置された支持部を更に備える請求項1又は2に記載の風向調整板。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の風向調整板が、室内機本体に設けられた吹出し口の前方に設置された空気調和機。
  5. 外側に面する第1面材と、前記第1面材と両端部で接合し吹出し口側に面しており、開口部が形成された第2面材とを有する表面部材と、
    前記開口部に挿入され、前記表面部材内部で固定される裏面部材と、
    を備え、
    前記表面部材は、両端部それぞれにて前記第1面材と前記第2面材によって形成された幅方向に延設されている第1溝及び第2溝を有し、
    前記第1溝において前記裏面部材の一端部を挿入できる深さは、前記裏面部材の挿入方向長さから前記開口部の長さを引いて得られる差よりも大きく、
    前記裏面部材は、前記挿入方向に対して平行に切断した断面が前記表面部材の前記第1面材側に膨らんだ円弧形状である風向調整板の製造方法であって、
    前記第1溝に前記裏面部材の一端部を挿入するステップと、
    前記第2溝側に前記裏面部材を移動するステップと、
    前記裏面部材の弾性力によって、前記裏面部材を、前記表面部材の前記第1面材と、前記第1溝及び前記第2溝における前記第2面材とに接触させるステップと、
    を備える風向調整板の製造方法。
  6. 互いに対向する面において、前記表面部材の前記第1面材に形成され前記第2溝側に突出した第1突起部と、前記裏面部材に形成され前記第1溝側に突起した第2突起部とを接触させるステップとを更に備える請求項5に記載の風向調整板の製造方法。
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