JPH1137494A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH1137494A
JPH1137494A JP9197556A JP19755697A JPH1137494A JP H1137494 A JPH1137494 A JP H1137494A JP 9197556 A JP9197556 A JP 9197556A JP 19755697 A JP19755697 A JP 19755697A JP H1137494 A JPH1137494 A JP H1137494A
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air conditioner
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Motomi Yamauchi
元美 山内
Kenichi Nakajima
憲一 中島
Kozo Ninomiya
浩三 二宮
Takashi Kawanabe
隆 川鍋
Madoka Ochiai
円 落合
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み立て後の接合部分の仕上がり状態を向上
でき、また、組立作業自体も容易となる空気調和機を提
供する。 【解決手段】 外装ケース1が、熱交換器やファンが取
り付けられるフレーム部11と、空気吸込口12aや空
気吹出口が形成されるグリル部12とに分割形成され、
前記グリル部12の開口周縁に形成された接合部12b
をフレーム部11の開口周縁に形成された接合部11b
に嵌合して、組み立てられる空気調和機において、前記
フレーム部11またはグリル部12のいずれか一方の接
合部、例えばグリル側接合部12bに位置決め用凹部1
2cを形成し、フレーム側接合部11bには前記位置決
め用凹部12cと対応する箇所に位置決め用凹部12c
に嵌合する位置決め用凸部11cを形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外装ケースがフレ
ーム部とグリル部とに分割形成され、グリル側接合部を
フレーム側接合部に嵌合して組み立てられる空気調和機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気調和機、例えば室内機と室外機とか
らなる分離型空気調和機の室内機においては、合成樹脂
からなる外装ケースが、熱交換器やファンが取り付けら
れるフレーム部と、空気吸込口や空気吹出口が形成され
るグリル部とに、射出成形により分割形成される。そし
て、形成されたフレーム部にファンや熱交換器等を取り
付けた後、グリル部の開口周縁に形成された接合部をフ
レーム部の開口周縁に形成された接合部に嵌合するよう
にして組み立てられ、ネジ止め固定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に射出成形により分割形成される外装ケースのフレーム
部やグリル部は、成形縮みにより仕上がり寸法に誤差
(バラツキ)が生じる。そのため、グリル部の接合部が
フレーム部の接合部にややゆるく嵌まるように形成され
ている。
【0004】ところが、外装ケースのフレーム部にグリ
ル部を嵌め込む場合、通常、グリル部の左右又は上下の
一辺側を先ずフレーム部の対応する一辺側に嵌め込んで
から、全体を嵌め込むため、片寄って嵌め込まれること
が多い。このため、フレーム部とグリル部の接合部分の
外周面にズレが生じ、仕上がりが悪くなる。
【0005】また、ズレを生じないように調整しながら
の組み立ては、経験に頼らざるを得ないので、組立作業
に熟練を要する。
【0006】特に、最近の室内機はワイドな吹き出しを
実現するために、横幅がかなり長めに形成されるため、
横方向(長手側)の寸法誤差が大きくなり、ズレがひど
くなって最悪の場合には隙間が生じるので、上記のよう
な問題が無視できなくなってきている。
【0007】また、製品の仕上がり寸法が大きく違うと
きには、金型自体を修正しなければならない。ところ
が、このように製品の仕上がり寸法に大きな誤差が生じ
て金型自体を修正するときに、グリル部やフレーム部の
接合部に目印がないため、金型のどの部分をどれだけ修
正すればいいのか分かり難かった。
【0008】そこで、本発明はこのような問題点を解決
するためになされたものであり、組み立て後の接合部分
の仕上がり状態を向上でき、また、組立作業自体も容易
となる空気調和機を提供することを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願発明は、外装ケースが、熱交換器やファンが取
り付けられるフレーム部と、空気吸込口や空気吹出口が
形成されるグリル部とに分割形成され、前記グリル部の
開口周縁に形成された接合部をフレーム部の開口周縁に
形成された接合部に嵌合して、組み立てられる空気調和
機において、前記フレーム部またはグリル部のいずれか
一方の接合部に位置決め用凹部を形成し、他方の接合部
には前記位置決め用凹部と対応する箇所に位置決め用凹
部に嵌合する位置決め用凸部を形成したことを特徴とす
るものである。
【0010】また、前記位置決め用凹部と位置決め用凸
部を、前記フレーム部とグリル部の各接合部を成す各辺
に形成したことを特徴とするものである。
【0011】また、前記位置決め用凹部と位置決め用凸
部を、前記フレーム部とグリル部の各接合部を成す各辺
のうち、長手側の2辺に形成したことを特徴とするもの
である。
【0012】さらに、前記位置決め用凹部と位置決め用
凸部を、それらの形成辺の中央部に形成したことを特徴
とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施形態を図面
を参照して説明する。
【0014】図1、図2は、本願発明に係る空気調和機
の実施形態として分離型空気調和機の室内機を示す側面
図と上面図であり、それぞれ組み立て前の外装ケースを
示している。
【0015】この室内機は横長の直方体形状で、合成樹
脂製の外装ケース1は、射出成形によりフレーム部11
とグリル部12とに分割形成される。
【0016】フレーム部11の長手方向両側には、ファ
ンや熱交換器等(図示せず)が取り付けられる取付部1
1a,11aが形成されている。また、グリル部12の
前面と上面側には空気吸込口12a,12aが形成さ
れ、下面側には空気吹出口(図示せず)が形成されてい
る。
【0017】上記グリル部12の裏面側開口周縁には、
フレーム部11との接合部12bが形成されている。こ
のグリル側接合部12bは、段差により内周側を突出さ
せたもので、ほぼ全周にわたって形成されている。一
方、フレーム部11の前面側開口周縁には、上記グリル
側接続部12bが嵌合される接合部11bが形成されて
いる。このフレーム側接合部11bは、上記グリル側接
合部12bとは逆に、段差により内周側を窪ませたもの
で、破線で示すように上記グリル側接合部12bに対応
させてほぼ全周にわたって形成されている。
【0018】そして、本実施形態においては、上記グリ
ル部12の接合部12bを成す各辺(4辺)の中央位置
に、接合時の位置決め用となる半円形の凹部12cが形
成されている。
【0019】また、フレーム部11の接合部11bを成
す各辺(4辺)にも、上記グリル部12側の凹部12c
に対応する位置,すなわち各辺(4辺)の中央位置に、
グリル部12側の位置決め用凹部12cに嵌合する半円
形の位置決め用凸部11cが形成されている。
【0020】このフレーム部11側の位置決め用凸部1
1cの形成箇所を図3(フレーム部11の正面図)に示
すが、前記グリル部12の位置決め用凹部12cの形成
箇所も同様である。また、上記位置決め用凹部12cと
位置決め用凸部11cの嵌合時の状態を、上面側のもの
を拡大して図4に断面図で示す。
【0021】さて、以上の構成において、本実施形態の
室内機を組み立てるときは、従来同様、フレーム部11
にファンや熱交換器等を取り付けた後、グリル部12が
被せされる。このとき、グリル部12の接合部12bの
各辺に形成された位置決め用凹部12cを、フレーム部
11の接合部11bの各辺に形成された位置決め用凸部
11cに合わせるようにして、グリル部12の接合部1
2bをフレーム部11の接合部11bに嵌め込む。
【0022】グリル部12側の各辺の位置決め用凹部1
2cが全てフレーム部11側の位置決め用凸部11cに
嵌まれば、それで正しく接合できたことになるので、後
はネジ止めにより固定して組み立てを完了する。
【0023】これにより、グリル部12がフレーム部1
1の上下左右のいずれの方向にもズレずに嵌め込まれ、
組み立て後の接合部分の外周面4面ともにズレが生じる
ことなく、美しく仕上がる。
【0024】また、嵌め込んだ後の上下左右方向の位置
調整が不要となるので、組み立て作業が簡単になり、熟
練を要しないため、誰にでもできて、仕上がりも均一と
なる。
【0025】また、本実施形態では、位置決め用凹部1
2cと位置決め用凸部11cを各辺の中央部に形成して
いるので、成形縮みにより仕上がり寸法にかなりの誤差
が生じても、その誤差が中央部で2分されて、各辺には
半分の誤差としてしか現れず、しかも両側均等になるの
で、ズレが目立たなくなり外周面が美しく仕上がる。こ
のことは、最近の室内機が横方向に長く、その分、成形
縮みにより横方向の仕上がり寸法の誤差が無視できなく
なってきているので、特に有効である。
【0026】さらに、製品の仕上がり寸法が大きく違う
ときは前述したように金型自体を修正するが、その時、
上記位置決め用凹部12cや位置決め用凸部11cを目
印にできるので、例えばグリル部12の右上の隅を数セ
ンチ大きくする等、どの部分をどれだけ修正すればよい
かが容易に分かるようになる。
【0027】なお、上記実施形態では、各辺に位置決め
用凹部12cと位置決め用凸部11cを形成したものに
ついて示したが、上述したように、特に横長の場合は横
方向のズレが問題となるので、それを解消するため長手
側2辺(上下2辺)のみに形成するようにしてもよい。
【0028】また、上記実施形態では、各辺の中央部に
位置決め用凹部12cと位置決め用凸部11cを形成し
たものについて示したが、成形縮みによる仕上がり寸法
の誤差が僅かである場合には、中央部でなくても一定の
効果が期待できる。
【0029】また、上記実施形態においては、グリル部
12側に位置決め用凹部12cを形成し、フレーム部1
1側に位置決め用凸部11cを形成したが、逆に、グリ
ル部12側に位置決め用凸部を形成し、フレーム部11
側に位置決め用凹部を形成しても同様の効果が得られ
る。
【0030】
【発明の効果】以上のように本願発明によれば、分割形
成されるフレーム部またはグリル部のいずれか一方の接
合部に位置決め用凹部を形成し、他方の接合部には前記
位置決め用凹部と対応する箇所に位置決め用凹部に嵌合
する位置決め用凸部を形成したので、組み立て後の接合
部分の外周面にズレが生じないため、組み立て後の接合
部分の仕上がり状態を向上でき、また、嵌め込み後の位
置調整が不要となるので組立作業自体も容易となる。さ
らに、成形後の仕上がり寸法が大きく違うときに金型自
体を修正する場合にも、上記位置決め用凹部や位置決め
用凸部を目印にできるので、金型のどの部分をどれだけ
修正すればよいかが容易に分かるようになる。
【0031】また、前記位置決め用凹部と位置決め用凸
部を、前記フレーム部とグリル部の各接合部を成す各辺
に形成したので、組み立て後の接合部分の外周面各面と
もにズレが生じることなく、美しく仕上がる。
【0032】また、前記位置決め用凹部と位置決め用凸
部を、前記フレーム部とグリル部の各接合部を成す各辺
のうち、長手側の2辺に形成したので、長手方向に生じ
やすい成形縮みによるズレを解消することができる。
【0033】さらに、前記位置決め用凹部と位置決め用
凸部を、それらの形成辺の中央部に形成したので、成形
縮みにより仕上がり寸法にかなりの誤差が生じても、そ
の誤差が中央部で2分されて、各辺には半分の誤差とし
てしか現れず、しかも両側均等になるので、ズレが目立
たなくなり外周面が美しく仕上がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る空気調和機の実施形態として、
分離型空気調和機の室内機の組み立て前の外装ケースを
示す側面図。
【図2】上記実施形態の上面図。
【図3】上記実施形態のフレーム部の正面図。
【図4】上記実施形態の位置決め用凹部と位置決め用凸
部の嵌合状態を示す拡大断面図。
【符号の説明】
1 外装ケース 11 フレーム部 11a 取付部 11b 接合部 11c 位置決め用凸部 12 グリル部 12a 吸気吸込口 12b 接合部 12c 位置決め用凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川鍋 隆 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 落合 円 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装ケースが、熱交換器やファンが取り
    付けられるフレーム部と、空気吸込口や空気吹出口が形
    成されるグリル部とに分割形成され、前記グリル部の開
    口周縁に形成された接合部をフレーム部の開口周縁に形
    成された接合部に嵌合して、組み立てられる空気調和機
    において、 前記フレーム部またはグリル部のいずれか一方の接合部
    に位置決め用凹部を形成し、他方の接合部には前記位置
    決め用凹部と対応する箇所に位置決め用凹部に嵌合する
    位置決め用凸部を形成したことを特徴とする空気調和
    機。
  2. 【請求項2】 前記位置決め用凹部と位置決め用凸部
    を、前記フレーム部とグリル部の各接合部を成す各辺に
    形成したことを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記位置決め用凹部と位置決め用凸部
    を、前記フレーム部とグリル部の各接合部を成す各辺の
    うち、長手側の2辺に形成したことを特徴とする請求項
    1記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】 前記位置決め用凹部と位置決め用凸部
    を、それらの形成辺の中央部に形成したことを特徴とす
    る請求項2又は請求項3記載の空気調和機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001349572A (ja) * 2000-06-06 2001-12-21 Fujitsu General Ltd 空気調和機
JP2009115390A (ja) * 2007-11-07 2009-05-28 Sharp Corp 空気調和機
KR20160139900A (ko) * 2015-05-29 2016-12-07 엘지전자 주식회사 공기조화 장치 및 그 제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001349572A (ja) * 2000-06-06 2001-12-21 Fujitsu General Ltd 空気調和機
JP2009115390A (ja) * 2007-11-07 2009-05-28 Sharp Corp 空気調和機
KR20160139900A (ko) * 2015-05-29 2016-12-07 엘지전자 주식회사 공기조화 장치 및 그 제조방법

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