JPH1137076A - 圧縮機 - Google Patents
圧縮機Info
- Publication number
- JPH1137076A JPH1137076A JP20104497A JP20104497A JPH1137076A JP H1137076 A JPH1137076 A JP H1137076A JP 20104497 A JP20104497 A JP 20104497A JP 20104497 A JP20104497 A JP 20104497A JP H1137076 A JPH1137076 A JP H1137076A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- fastening
- chemical conversion
- bolts
- fastening means
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
締結手段3により締結してなるアルミニウム合金製のハ
ウジング1内に内蔵された圧縮機構を駆動することによ
って、ハウジング1内に形成された吸入室内に吸入され
たガスを圧縮機構により圧縮して吐出する圧縮機におい
て、その運転時、締結手段3の表面に結露することによ
って締結手段3が錆びて折損するのを防止する。 【解決手段】 吸入室側において複数のハウジング要素
2、4を締結する締結手段3の表面をクロム酸塩の化成
皮膜で被覆した。
Description
される圧縮機に関する。
れている。1はアルミニウム合金製のハウジングで、カ
ップ状の本体2とこれに鉄系材料製のボルト3によって
締結されたフロントハウジング4からなる。回転軸7は
フロントハウジング4を貫通し、ベアリング8及び9を
介してフロントハウジング4に回転自在に支持されてい
る。
旋回スクロール14が配設されている。固定スクロール10
は端板11とその内面に立設されたうず巻状ラップ12とを
備え、この端板11はボルト13によって本体2に締結され
ている。端板11の外周面に埋設されたOリング34は本体
2の内周面に密接し、端板11の左側に吸入室28が限界さ
れ、右側には吐出チャンバー31が限界されている。
設されたうず巻状ラップ16を備え、このうず巻状ラップ
16は上記うず巻状ラップ12と実質的に同一の形状を有し
ている。
相互に公転旋回半径だけ偏心し、かつ、180 °だけ角度
をずらせて図示のように噛み合わされ、うず巻状ラップ
12の先端面に埋設されたチップシール17は端板15の内面
に密接し、うず巻状ラップ16の先端面に埋設されたチッ
プシール18は端板11の内面に密接し、うず巻状ラップ12
及び16の側面は互いに複数個所で密接する。このように
して、うず巻の中心に対してほぼ点対称をなす複数の密
閉小室19a、19b が限界されている。
ボス20の内部にはドライブブッシュ21が旋回軸受23を介
して回動自在に収容され、このドライブブッシュ21に穿
設された偏心孔24内には回転軸7の内端に突設された偏
心ピン25が回動自在に嵌合されている。
27が固着され、端板15の外面の外周縁とフロントハウジ
ング4の内面との間にはオルダムリンクからなる自転阻
止機構26が配置されている。
ピン25、ドライブブッシュ21、旋回軸受23、ボス20を介
して旋回スクロール14が駆動され、旋回スクロール14は
自転阻止機構26によってその自転を阻止されながら公転
旋回半径、即ち、回転軸7と偏心ピン25との偏心量を半
径とする円軌道上を公転旋回運動する。
うず巻状ラップ12と16との線接触部が次第にうず巻の中
心方向に移動し、この結果、密閉小室19a 、19b が容積
を減少しながら、うず巻の中心方向へ移動する。これに
伴って、図示しない吸入口を通って吸入室28へ流入した
ガスがうず巻状ラップ12と16との外終端開口部から密閉
小室19a 、19b 内に取り込まれて圧縮されながら中心部
22に至り、ここから固定スクロール10の端板11に穿設さ
れた吐出ポート29を通って吐出弁30を押し開いて端板11
と密閉ハウジング1とによって限界された吐出ポート29
を通って吐出キャビティ31へ吐出され、そこから図示し
ない吐出口を経て流出する。
いては、その運転時、吸入室28に低温(−15℃位) の冷
媒ガスが吸入されると、ボルト3が低温となってその表
面に大気中の水分が結露し、これを繰り返すことによっ
てボルト3が錆び、その疲労強度が低下して腐食疲労に
より折損するおそれがあった。
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、複数のハウジング要素を鉄系材料製の締結手段
により締結してなるアルミニウム合金製のハウジング内
に内蔵された圧縮機構を駆動することによって、上記ハ
ウジング内に形成された吸入室内に吸入されたガスを上
記圧縮機構により圧縮して吐出する圧縮機において、上
記吸入室側において上記複数のハウジング要素を締結す
る締結手段の表面をクロム酸塩の化成皮膜で被覆したこ
とを特徴とする圧縮機にある。
溶性アモルファスの3価クロム重合物をバインダーとし
て積層された亜鉛フレーク層の皮膜であることにある。
ている。ハウジング1を構成する本体2とフロントハウ
ジング4とを締結するための複数のボルト3の表面はク
ロム酸塩の化成皮膜で被覆されている。
価クロム重合物をバインダーとして積層された亜鉛フレ
ーク層の皮膜によって構成するのが望ましい。この化成
皮膜はアルミニウム合金との電位差が小さく、耐水、耐
塩に対する防食性が高く、かつ、水素脆性を起こし難
い。
3を洗浄し、ショットピーニングによってその表面のス
ケールを除去する。次いで、金属亜鉛フレークと無水ク
ロム酸及びグリコールを含有するクロム酸化成処理液を
20℃前後に維持し、この処理液中にボルト3を10秒毎に
3回程浸漬し、浸漬の都度処理液を充分振り切る。
乾燥させて300 ℃〜400 ℃にて2分程焼付けを行う。上
記浸漬から焼付けを皮膜が所望の厚さになるまで繰り返
す。なお、処理液としては日本ダクロシャムロック社の
ダクロ液(商品名)を用いるのが望ましい。
性アモルファスの3価クロム重合物(n CrO3、M Cr
2 O3) をバインダーとして積層された亜鉛フレーク層の
皮膜がボルト3の表面に形成される。
用と、クロム酸によるボルト3の素地表面の不働体化
と、亜鉛フレーク及びクロム化合物の障壁作用と、これ
らの相乗作用によってアルミニウム製のハウジング1と
ボルト3との電位差に起因する電食を防止する。
カップ状の本体2とフロントハウジング4に分割可能と
されているが、3又は4以上のハウジング要素に分割可
能とすることができ、この場合には吸入室28側における
ハウジング要素を互いに締結する締結手段のみの表面を
皮膜で被覆すれば足りる。
数のハウジング要素を締結する締結手段の表面をクロム
酸塩の化成皮膜で被覆したため、この締結手段が腐食疲
労により折損するのを防止できる。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数のハウジング要素を鉄系材料製の締
結手段により締結してなるアルミニウム合金製のハウジ
ング内に内蔵された圧縮機構を駆動することによって、
上記ハウジング内に形成された吸入室内に吸入されたガ
スを上記圧縮機構により圧縮して吐出する圧縮機におい
て、 上記吸入室側において上記複数のハウジング要素を締結
する締結手段の表面をクロム酸塩の化成皮膜で被覆した
ことを特徴とする圧縮機。 - 【請求項2】 上記化成皮膜が水不溶性アモルファスの
3価クロム重合物をバインダーとして積層された亜鉛フ
レーク層の皮膜であることを特徴とする請求項1記載の
圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20104497A JPH1137076A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20104497A JPH1137076A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1137076A true JPH1137076A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16434489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20104497A Pending JPH1137076A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1137076A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1972754A1 (en) * | 2007-03-20 | 2008-09-24 | Calsonic Compressor Inc. | Fastener member and gas compressor using the same |
-
1997
- 1997-07-11 JP JP20104497A patent/JPH1137076A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1972754A1 (en) * | 2007-03-20 | 2008-09-24 | Calsonic Compressor Inc. | Fastener member and gas compressor using the same |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Effective date: 20040121 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425 |
|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20040217 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Effective date: 20040217 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070320 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070710 |