JPH1136388A - カランの取付構造 - Google Patents
カランの取付構造Info
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- JPH1136388A JPH1136388A JP18997797A JP18997797A JPH1136388A JP H1136388 A JPH1136388 A JP H1136388A JP 18997797 A JP18997797 A JP 18997797A JP 18997797 A JP18997797 A JP 18997797A JP H1136388 A JPH1136388 A JP H1136388A
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- Japan
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- ring
- ring body
- callan
- faucet
- tile wall
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 タイル壁に対する水栓固定金具本体のビス固
定を容易にして、作業効率を上げる。タイル壁の破損防
止を図る。 【解決手段】 タイル壁１６に形成された貫通孔１７内
に、水栓固定金具本体１より大径の挿通孔６を有するリ
ング体５を取付ける。水栓固定金具本体１をリング体５
の挿通孔６内に挿通して水栓固定金具本体１のフランジ
部４をリング体５の背面に配置すると共に、リング体５
の前面に締め付けリング７を配置して締め付けリング７
の開口部８に水栓固定金具本体１のカラン取付け部３を
対向させる。取付けビス９を締め付けリング７からリン
グ体５を貫通してフランジ部４に螺着させることによ
り、水栓固定金具本体１をリング体５を介してタイル壁
１６に固定する。
定を容易にして、作業効率を上げる。タイル壁の破損防
止を図る。 【解決手段】 タイル壁１６に形成された貫通孔１７内
に、水栓固定金具本体１より大径の挿通孔６を有するリ
ング体５を取付ける。水栓固定金具本体１をリング体５
の挿通孔６内に挿通して水栓固定金具本体１のフランジ
部４をリング体５の背面に配置すると共に、リング体５
の前面に締め付けリング７を配置して締め付けリング７
の開口部８に水栓固定金具本体１のカラン取付け部３を
対向させる。取付けビス９を締め付けリング７からリン
グ体５を貫通してフランジ部４に螺着させることによ
り、水栓固定金具本体１をリング体５を介してタイル壁
１６に固定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、カランの取付構
造に関するものである。
造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、カランを取付けるにあたって
は、タイル壁に貫通孔を形成し、後端部に配管接続部が
設けられると共に前端部にカラン取付け部が設けられ、
配管接続部とカラン取付け部の間の外周面にフランジ部
が突設されて構成される水栓固定金具本体をタイル壁の
上記貫通孔に挿入し、水栓固定金具本体のフランジ部を
リング体の背面に配置すると共に、リング体の前面にパ
ッキン、ワッシャーを介して締め付けリングを配置し、
締め付けリングの開口部に水栓固定金具本体のカラン取
付け部を対向させた状態で、タッピングビスを締め付け
リングからタイル壁にねじ込み、さらにタッピングビス
の先端を背後のフランジ部に螺着させることにより、水
栓固定金具本体をタイル壁に締め込むようにしていた。
そして、水栓固定金具本体の配管接続部に給水、給湯用
の本管を接続し、カラン取付け部にカランを取付けるよ
うにしていた。
は、タイル壁に貫通孔を形成し、後端部に配管接続部が
設けられると共に前端部にカラン取付け部が設けられ、
配管接続部とカラン取付け部の間の外周面にフランジ部
が突設されて構成される水栓固定金具本体をタイル壁の
上記貫通孔に挿入し、水栓固定金具本体のフランジ部を
リング体の背面に配置すると共に、リング体の前面にパ
ッキン、ワッシャーを介して締め付けリングを配置し、
締め付けリングの開口部に水栓固定金具本体のカラン取
付け部を対向させた状態で、タッピングビスを締め付け
リングからタイル壁にねじ込み、さらにタッピングビス
の先端を背後のフランジ部に螺着させることにより、水
栓固定金具本体をタイル壁に締め込むようにしていた。
そして、水栓固定金具本体の配管接続部に給水、給湯用
の本管を接続し、カラン取付け部にカランを取付けるよ
うにしていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のよう
にタイル壁にタッピングビスをねじ込む構造にあって
は、タイルに対するビス固定が困難となり、作業効率が
低下するだけでなく、タイルが破損し易くなるという問
題がある。特に、タイル壁の貫通孔の周縁部分は欠け易
く、ここにタッピングビスがねじ込まれると、タイルが
欠けたり、ひび割れが生じ易く、そのためにタイル壁の
外観が損なわれるばかりか、水漏れの原因ともなる。さ
らに、ビス固定が不十分であると、カランを取付けた際
にカランのぐらつきが生じるという問題もある。
にタイル壁にタッピングビスをねじ込む構造にあって
は、タイルに対するビス固定が困難となり、作業効率が
低下するだけでなく、タイルが破損し易くなるという問
題がある。特に、タイル壁の貫通孔の周縁部分は欠け易
く、ここにタッピングビスがねじ込まれると、タイルが
欠けたり、ひび割れが生じ易く、そのためにタイル壁の
外観が損なわれるばかりか、水漏れの原因ともなる。さ
らに、ビス固定が不十分であると、カランを取付けた際
にカランのぐらつきが生じるという問題もある。
【０００４】本発明は、上記従来例に鑑みてなされたも
ので、タイル壁に対する水栓固定金具本体のビス固定を
容易にでき、作業効率を上げることができると共に、タ
イル壁の破損防止を図ることができるカランの取付構造
を提供することを課題とし、また、取付けの信頼性の向
上及び外観の向上を図ることができるカランの取付構造
を提供することを課題とする。
ので、タイル壁に対する水栓固定金具本体のビス固定を
容易にでき、作業効率を上げることができると共に、タ
イル壁の破損防止を図ることができるカランの取付構造
を提供することを課題とし、また、取付けの信頼性の向
上及び外観の向上を図ることができるカランの取付構造
を提供することを課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、後端部に配管接続部２が設けられると共
に前端部にカラン取付け部３が設けられ、配管接続部２
とカラン取付け部３の間の外周面にフランジ部４が突設
されてなる水栓固定金具本体１をタイル壁１６に形成し
た貫通孔１７に取付けると共に、カラン取付け部３にカ
ラン１０を取付けるようにしたカランの取付構造におい
て、タイル壁１６に形成された貫通孔１７内に、水栓固
定金具本体１より大径の挿通孔６を有するリング体５を
取付け、水栓固定金具本体１をリング体５の挿通孔６内
に挿通して水栓固定金具本体１のフランジ部４をリング
体５の背面に配置すると共に、リング体５の前面に締め
付けリング７を配置して締め付けリング７の開口部８に
水栓固定金具本体１のカラン取付け部３を対向させ、取
付けビス９を締め付けリング７からリング体５を貫通し
てフランジ部４に螺着させることにより、水栓固定金具
本体１をリング体５を介してタイル壁１６に固定して成
ることを特徴としており、このように構成することで、
リング体５に対して取付けビス９を確実に固定でき、水
漏れが発生する心配がなくなると共に、タイルの欠損や
ひび割れを防止でき、タイル壁１６の外観を良好に保て
るようになる。
に、本発明は、後端部に配管接続部２が設けられると共
に前端部にカラン取付け部３が設けられ、配管接続部２
とカラン取付け部３の間の外周面にフランジ部４が突設
されてなる水栓固定金具本体１をタイル壁１６に形成し
た貫通孔１７に取付けると共に、カラン取付け部３にカ
ラン１０を取付けるようにしたカランの取付構造におい
て、タイル壁１６に形成された貫通孔１７内に、水栓固
定金具本体１より大径の挿通孔６を有するリング体５を
取付け、水栓固定金具本体１をリング体５の挿通孔６内
に挿通して水栓固定金具本体１のフランジ部４をリング
体５の背面に配置すると共に、リング体５の前面に締め
付けリング７を配置して締め付けリング７の開口部８に
水栓固定金具本体１のカラン取付け部３を対向させ、取
付けビス９を締め付けリング７からリング体５を貫通し
てフランジ部４に螺着させることにより、水栓固定金具
本体１をリング体５を介してタイル壁１６に固定して成
ることを特徴としており、このように構成することで、
リング体５に対して取付けビス９を確実に固定でき、水
漏れが発生する心配がなくなると共に、タイルの欠損や
ひび割れを防止でき、タイル壁１６の外観を良好に保て
るようになる。
【０００６】また、上記リング体５は合成樹脂材料から
成るのが好ましく、この場合、取付けビス９をリング体
５にねじ込み易くすることができる。また、上記リング
体５の外径Ｌは、締め付けリング７の外径Ｌ1 より大き
く且つカラン１０のソケット部１１の外周に装着される
カバー体１２の外径Ｌ2 より小さく設定されているのが
好ましく、この場合、取付けビス９を締め付けリング７
からリング体５に確実にねじ込むことができると同時
に、ソケット部１１のカバー体１２を利用してリング体
５を覆うことが可能となる。
成るのが好ましく、この場合、取付けビス９をリング体
５にねじ込み易くすることができる。また、上記リング
体５の外径Ｌは、締め付けリング７の外径Ｌ1 より大き
く且つカラン１０のソケット部１１の外周に装着される
カバー体１２の外径Ｌ2 より小さく設定されているのが
好ましく、この場合、取付けビス９を締め付けリング７
からリング体５に確実にねじ込むことができると同時
に、ソケット部１１のカバー体１２を利用してリング体
５を覆うことが可能となる。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の一例を
説明する。ユニットルームのタイル壁１６には、図４に
示すように、本発明のリング体５を取付けることができ
る大きさの貫通孔１７が形成されており、このリング体
５に対して水栓固定金具本体１が取付け可能となってい
る。
説明する。ユニットルームのタイル壁１６には、図４に
示すように、本発明のリング体５を取付けることができ
る大きさの貫通孔１７が形成されており、このリング体
５に対して水栓固定金具本体１が取付け可能となってい
る。
【０００８】水栓固定金具本体１は、後端部に配管接続
部２が設けられ、前端部にはカラン取付け部３が設けら
れ、配管接続部２とカラン取付け部３の間の外周面には
フランジ部４が突設されている。また、カラン１０は、
図１に示すように、前端部に蛇口１４が設けられ、略中
央部にシャワーホース１３が接続されており、後端部に
カラン取付け部３にねじ込みにより固定されるソケット
部１１が設けられている。このソケット部１１の外周に
は、例えば二つ割れの筒形のカバー体１２が装着されて
おり、このカバー体１２によってリング体５及び締め付
けリング７が覆われる。
部２が設けられ、前端部にはカラン取付け部３が設けら
れ、配管接続部２とカラン取付け部３の間の外周面には
フランジ部４が突設されている。また、カラン１０は、
図１に示すように、前端部に蛇口１４が設けられ、略中
央部にシャワーホース１３が接続されており、後端部に
カラン取付け部３にねじ込みにより固定されるソケット
部１１が設けられている。このソケット部１１の外周に
は、例えば二つ割れの筒形のカバー体１２が装着されて
おり、このカバー体１２によってリング体５及び締め付
けリング７が覆われる。
【０００９】リング体５は、図２に示すように、タイル
壁１６に形成された貫通孔１７内に取付けられるもので
あり、本実施形態では円筒状に形成され、その中央部に
水栓固定金具本体１より大径の挿通孔６が形成されてい
る。リング体５は、タッピングビス９ａをねじ込むこと
ができる材質、例えば塩化ビニルのような合成樹脂材料
で構成されている。もちろん、塩化ビニル以外の他の合
成樹脂であってもよい。リング体５の外周面は、例えば
接着剤１９によりタイル壁１６の貫通孔１７の内周面に
接着されている。この接着剤１９は防水シールも兼ねる
ことができる。図１に示す実施形態では、リング体５の
外径Ｌは、締め付けリング７の外径Ｌ1より大きく設定
され、タッピングビス９ａをリング体５に確実にねじ込
み可能としてあり、尚且つ、リング体５の外径Ｌは、カ
ラン１０のソケット部１１の外周に装着されるカバー体
１２の外径Ｌ2 より小さく設定され、リング体５や締め
付けリング７をカバー体１２にてカバー可能となってい
る。
壁１６に形成された貫通孔１７内に取付けられるもので
あり、本実施形態では円筒状に形成され、その中央部に
水栓固定金具本体１より大径の挿通孔６が形成されてい
る。リング体５は、タッピングビス９ａをねじ込むこと
ができる材質、例えば塩化ビニルのような合成樹脂材料
で構成されている。もちろん、塩化ビニル以外の他の合
成樹脂であってもよい。リング体５の外周面は、例えば
接着剤１９によりタイル壁１６の貫通孔１７の内周面に
接着されている。この接着剤１９は防水シールも兼ねる
ことができる。図１に示す実施形態では、リング体５の
外径Ｌは、締め付けリング７の外径Ｌ1より大きく設定
され、タッピングビス９ａをリング体５に確実にねじ込
み可能としてあり、尚且つ、リング体５の外径Ｌは、カ
ラン１０のソケット部１１の外周に装着されるカバー体
１２の外径Ｌ2 より小さく設定され、リング体５や締め
付けリング７をカバー体１２にてカバー可能となってい
る。
【００１０】リング体５の前面には、図３に示すよう
に、パッキン２０及びワッシャー２１を介して締め付け
リング７が配置される。締め付けリング７の開口部８
に、水栓固定金具本体１のカラン取付け部３が対向して
おり、締め付けリング７の開口部８を介して水栓固定金
具本体１のカラン取付け部３が前方に露出可能となって
いる。この締め付けリング７は、水栓固定金具本体１の
フランジ部４をリング体５に対して固定する働きをす
る。
に、パッキン２０及びワッシャー２１を介して締め付け
リング７が配置される。締め付けリング７の開口部８
に、水栓固定金具本体１のカラン取付け部３が対向して
おり、締め付けリング７の開口部８を介して水栓固定金
具本体１のカラン取付け部３が前方に露出可能となって
いる。この締め付けリング７は、水栓固定金具本体１の
フランジ部４をリング体５に対して固定する働きをす
る。
【００１１】次に、カラン１０の取付方法の一例を説明
すると、先ず、図３に示すタイル壁１６にリング体５の
外径Ｌより若干大きな貫通孔１７を形成し、リング体５
を接着剤１９により貫通孔１７内に取付ける。その後、
水栓固定金具本体１をリング体５の挿通孔６内に挿入し
て水栓固定金具本体１のフランジ部４をリング体５の背
面に配置すると共に、リング体５の前面にパッキン２
０、ワッシャー２１を介して締め付けリング７を配置し
て、締め付けリング７の開口部８に水栓固定金具本体１
のカラン取付け部３を対向させた状態とする。この状態
で、前方からタッピングビス９ａを締め付けリング７に
ねじ込んでリング体５を貫通させ、さらにタッピングビ
ス９ａの先端をリング体５の背後に位置するフランジ部
４に螺着させる（図４の状態）。これにより、締め付け
リング７とフランジ部４とでリング体５を前後から挟持
した形となり、フランジ部４がリング体５に固定され、
従って、水栓固定金具本体１はタイル壁１６に直接固定
されるのではなく、リング体５を介してタイル壁１６に
固定されることとなる。
すると、先ず、図３に示すタイル壁１６にリング体５の
外径Ｌより若干大きな貫通孔１７を形成し、リング体５
を接着剤１９により貫通孔１７内に取付ける。その後、
水栓固定金具本体１をリング体５の挿通孔６内に挿入し
て水栓固定金具本体１のフランジ部４をリング体５の背
面に配置すると共に、リング体５の前面にパッキン２
０、ワッシャー２１を介して締め付けリング７を配置し
て、締め付けリング７の開口部８に水栓固定金具本体１
のカラン取付け部３を対向させた状態とする。この状態
で、前方からタッピングビス９ａを締め付けリング７に
ねじ込んでリング体５を貫通させ、さらにタッピングビ
ス９ａの先端をリング体５の背後に位置するフランジ部
４に螺着させる（図４の状態）。これにより、締め付け
リング７とフランジ部４とでリング体５を前後から挟持
した形となり、フランジ部４がリング体５に固定され、
従って、水栓固定金具本体１はタイル壁１６に直接固定
されるのではなく、リング体５を介してタイル壁１６に
固定されることとなる。
【００１２】その後、水栓固定金具本体１の配管接続部
２に給水、給湯用の本管を接続すると共に、図１に示す
ように、カラン取付け部３にカラン１０のソケット部１
１をねじ込んで取付け、最後にソケット部１１の外周に
カバー体１２を装着して、カラン１０の取付けが完了す
る。上記のように、タッピングビス９ａはタイル壁１６
ではなく、リング体５を貫通するので、ビス固定を確実
に行うことができ、従って、タイル壁１６にタッピング
ビス９ａがねじ込まれないために、タイルの欠損やひび
割れを防止でき、タイル壁１６の外観を良好に保つこと
ができると共に、水漏れが発生する心配もなくなる。し
かも、タイル壁１６とは別部材のリング体５にタッピン
グビス９ａをねじ込むことによって、タッピングビス９
ａがねじ込み易くなり、従って、従来のようにタイルに
タッピングビス９ａを直接ねじ込む場合と比較して、ビ
ス固定が容易となり、作業効率を大幅に向上させること
ができる。さらに、ビス固定を確実に行うことができる
ので、カラン１０を取付けた際のぐらつきの発生を防止
でき、施工の信頼性をより高めることができる。
２に給水、給湯用の本管を接続すると共に、図１に示す
ように、カラン取付け部３にカラン１０のソケット部１
１をねじ込んで取付け、最後にソケット部１１の外周に
カバー体１２を装着して、カラン１０の取付けが完了す
る。上記のように、タッピングビス９ａはタイル壁１６
ではなく、リング体５を貫通するので、ビス固定を確実
に行うことができ、従って、タイル壁１６にタッピング
ビス９ａがねじ込まれないために、タイルの欠損やひび
割れを防止でき、タイル壁１６の外観を良好に保つこと
ができると共に、水漏れが発生する心配もなくなる。し
かも、タイル壁１６とは別部材のリング体５にタッピン
グビス９ａをねじ込むことによって、タッピングビス９
ａがねじ込み易くなり、従って、従来のようにタイルに
タッピングビス９ａを直接ねじ込む場合と比較して、ビ
ス固定が容易となり、作業効率を大幅に向上させること
ができる。さらに、ビス固定を確実に行うことができる
ので、カラン１０を取付けた際のぐらつきの発生を防止
でき、施工の信頼性をより高めることができる。
【００１３】また、リング体５は塩化ビニルのような合
成樹脂で形成されているので、タッピングビス９ａのね
じ込みが容易となり、しかも塩化ビニルは安価であるの
で、大量生産が可能となる。さらに、リング体５の外径
Ｌを、締め付けリング７の外径Ｌ1 より大きくしたこと
によって、タッピングビス９ａを締め付けリング７から
リング体５に確実にねじ込むことができ、誤ってタイル
壁１６にタッピングビス９ａをねじ込む心配がない。更
にリング体５の外径Ｌを、カラン１０のソケット部１１
の外周に装着されるカバー体１２の外径Ｌ2 より小さく
したので、カバー体１２を利用してリング体５を覆うこ
とができ、見栄えが良くなると同時に、リング体５に水
がかかるのを防いで水漏れ等を防止できるという利点も
ある。
成樹脂で形成されているので、タッピングビス９ａのね
じ込みが容易となり、しかも塩化ビニルは安価であるの
で、大量生産が可能となる。さらに、リング体５の外径
Ｌを、締め付けリング７の外径Ｌ1 より大きくしたこと
によって、タッピングビス９ａを締め付けリング７から
リング体５に確実にねじ込むことができ、誤ってタイル
壁１６にタッピングビス９ａをねじ込む心配がない。更
にリング体５の外径Ｌを、カラン１０のソケット部１１
の外周に装着されるカバー体１２の外径Ｌ2 より小さく
したので、カバー体１２を利用してリング体５を覆うこ
とができ、見栄えが良くなると同時に、リング体５に水
がかかるのを防いで水漏れ等を防止できるという利点も
ある。
【００１４】前記実施形態では、リング体５として円筒
状のものを説明したが、角筒状であってもよい。また、
リング体５を接着剤１９で取付けるようにしたが、必ず
しもこれに限定されるものではなく、例えばリング体５
の外周面に外ねじ、貫通孔１７の内周面に内ねじを形成
して、リング体５を貫通孔１７内にねじ込みによって取
付けるようにしてもよい。もちろんこれ以外の方法（例
えば圧入）によって取付けるようにしてもよい。
状のものを説明したが、角筒状であってもよい。また、
リング体５を接着剤１９で取付けるようにしたが、必ず
しもこれに限定されるものではなく、例えばリング体５
の外周面に外ねじ、貫通孔１７の内周面に内ねじを形成
して、リング体５を貫通孔１７内にねじ込みによって取
付けるようにしてもよい。もちろんこれ以外の方法（例
えば圧入）によって取付けるようにしてもよい。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項１記載の発明は、後端部に配管接続部が設けられると
共に前端部にカラン取付け部が設けられ、配管接続部と
カラン取付け部の間の外周面にフランジ部が突設されて
なる水栓固定金具本体をタイル壁に形成した貫通孔に取
付けると共に、カラン取付け部にカランを取付けるよう
にしたカランの取付構造において、タイル壁に形成され
た貫通孔内に、水栓固定金具本体より大径の挿通孔を有
するリング体を取付け、水栓固定金具本体をリング体の
挿通孔内に挿通して水栓固定金具本体のフランジ部をリ
ング体の背面に配置すると共に、リング体の前面に締め
付けリングを配置して締め付けリングの開口部に水栓固
定金具本体のカラン取付け部を対向させ、取付けビスを
締め付けリングからリング体を貫通してフランジ部に螺
着させることにより、水栓固定金具本体をリング体を介
してタイル壁に固定して成るから、水栓固定金具本体を
取付けるための取付けビスをタイル壁ではなく、貫通孔
に取付けられたリング体に貫通させることによって、ビ
ス固定を確実に行うことができ、従って、タイルの欠損
やひび割れを防止でき、タイル壁の外観を良好に保つこ
とができると共に、水漏れが発生する心配もなくなる。
しかも、タイル壁とは別部材のリング体に取付けビスを
ねじ込むことによって、ビス固定が容易となり、作業効
率を大幅に向上させることができると共に、カランを取
付けた際のぐらつきの発生を防止でき、施工の信頼性を
より高めることができる。
項１記載の発明は、後端部に配管接続部が設けられると
共に前端部にカラン取付け部が設けられ、配管接続部と
カラン取付け部の間の外周面にフランジ部が突設されて
なる水栓固定金具本体をタイル壁に形成した貫通孔に取
付けると共に、カラン取付け部にカランを取付けるよう
にしたカランの取付構造において、タイル壁に形成され
た貫通孔内に、水栓固定金具本体より大径の挿通孔を有
するリング体を取付け、水栓固定金具本体をリング体の
挿通孔内に挿通して水栓固定金具本体のフランジ部をリ
ング体の背面に配置すると共に、リング体の前面に締め
付けリングを配置して締め付けリングの開口部に水栓固
定金具本体のカラン取付け部を対向させ、取付けビスを
締め付けリングからリング体を貫通してフランジ部に螺
着させることにより、水栓固定金具本体をリング体を介
してタイル壁に固定して成るから、水栓固定金具本体を
取付けるための取付けビスをタイル壁ではなく、貫通孔
に取付けられたリング体に貫通させることによって、ビ
ス固定を確実に行うことができ、従って、タイルの欠損
やひび割れを防止でき、タイル壁の外観を良好に保つこ
とができると共に、水漏れが発生する心配もなくなる。
しかも、タイル壁とは別部材のリング体に取付けビスを
ねじ込むことによって、ビス固定が容易となり、作業効
率を大幅に向上させることができると共に、カランを取
付けた際のぐらつきの発生を防止でき、施工の信頼性を
より高めることができる。
【００１６】また請求項２記載の発明は、請求項１記載
の効果に加えて、リング体は合成樹脂材料より成るか
ら、取付けビスのねじ込みが容易となり、しかも合成樹
脂製とすることで、安価で済み、大量生産が可能とな
る。また請求項３記載の発明は、請求項１記載の効果に
加えて、リング体の外径は、締め付けリングの外径より
大きく且つカランのソケット部の外周に装着されるカバ
ー体の外径より小さく設定されているから、取付けビス
を締め付けリングからリング体に締め込む際に、締め付
けリングより大きなリング体に対して確実にねじ込むこ
とができ、誤ってタイル壁に取付けビスをねじ込む心配
がなく、ビス固定を確実に行うことができる。しかもソ
ケット部に装着されるカバー体を利用してリング体を隠
すことができるので、リング体が外部に露出せず見栄え
が良くなると同時に、リング体に水がかかるのを防いで
水漏れ防止を図ることができる。
の効果に加えて、リング体は合成樹脂材料より成るか
ら、取付けビスのねじ込みが容易となり、しかも合成樹
脂製とすることで、安価で済み、大量生産が可能とな
る。また請求項３記載の発明は、請求項１記載の効果に
加えて、リング体の外径は、締め付けリングの外径より
大きく且つカランのソケット部の外周に装着されるカバ
ー体の外径より小さく設定されているから、取付けビス
を締め付けリングからリング体に締め込む際に、締め付
けリングより大きなリング体に対して確実にねじ込むこ
とができ、誤ってタイル壁に取付けビスをねじ込む心配
がなく、ビス固定を確実に行うことができる。しかもソ
ケット部に装着されるカバー体を利用してリング体を隠
すことができるので、リング体が外部に露出せず見栄え
が良くなると同時に、リング体に水がかかるのを防いで
水漏れ防止を図ることができる。
【図１】本発明の実施形態の一例を示す一部破断側面図
である。
である。
【図２】同上のリング体の取付け状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図３】同上の締め付けリングの取付け時の説明図であ
る。
る。
【図４】同上の水栓固定金具本体の取付け状態の説明図
である。
である。
１ 水栓固定金具本体 ２ 配管接続部 ３ カラン取付け部 ４ フランジ部 ５ リング体 ６ 挿通孔 ７ 締め付けリング ８ 開口部 ９ 取付けビス １０ カラン １１ ソケット部 １２ カバー体 １６ タイル壁 １７ 貫通孔 Ｌ リング体の外径 Ｌ1 締め付けリングの外径 Ｌ2 カバー体の外径
Claims (3)
- 【請求項１】 後端部に配管接続部が設けられると共に
前端部にカラン取付け部が設けられ、配管接続部とカラ
ン取付け部の間の外周面にフランジ部が突設されてなる
水栓固定金具本体をタイル壁に形成した貫通孔に取付け
ると共に、カラン取付け部にカランを取付けるようにし
たカランの取付構造において、タイル壁に形成された貫
通孔内に、水栓固定金具本体より大径の挿通孔を有する
リング体を取付け、水栓固定金具本体をリング体の挿通
孔内に挿通して水栓固定金具本体のフランジ部をリング
体の背面に配置すると共に、リング体の前面に締め付け
リングを配置して締め付けリングの開口部に水栓固定金
具本体のカラン取付け部を対向させ、取付けビスを締め
付けリングからリング体を貫通してフランジ部に螺着さ
せることにより、水栓固定金具本体をリング体を介して
タイル壁に固定して成ることを特徴とするカランの取付
構造。 - 【請求項２】 リング体は合成樹脂材料から成ることを
特徴とする請求項１記載のカランの取付構造。 - 【請求項３】 リング体の外径は、締め付けリングの外
径より大きく且つカランのソケット部の外周に装着され
るカバー体の外径より小さく設定されていることを特徴
とする請求項１記載のカランの取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18997797A JPH1136388A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | カランの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18997797A JPH1136388A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | カランの取付構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1136388A true JPH1136388A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16250348
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18997797A Withdrawn JPH1136388A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | カランの取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1136388A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010229755A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Toto Ltd | 壁取付け型水栓 |
-
1997
- 1997-07-15 JP JP18997797A patent/JPH1136388A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010229755A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Toto Ltd | 壁取付け型水栓 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041005 |