JP3105944U - 蛇口固定具 - Google Patents

Abstract

【課題】容易かつ確実に、蛇口を固定させる。
【解決手段】蛇口固定具取付部１と蛇口取付部５から構成され、１個の蛇口に対して同一の蛇口固定具を一対使用する。蛇口固定具取付部１は、蛇口固定具取付穴４と蛇口取付部５の蛇口固定具取付面に蛇口の鍔部を収納させるための溝部から成る。蛇口取付部５は、蛇口取付面６の中央部に凹面部７を設け、その両端部に蛇口締付穴８を有する。
【選択図】図１

Description

本考案は、建設部門において給水のための設備の設置工事で蛇口を取付固定する部品に関するものである。

従来、給水設備工事において、蛇口を給水管部に接続する作業では、壁面等の蛇口配置部に給水管部の外径程度の穴を設け、その穴に配水管部を挿通させ、蛇口を接続させるだけの作業であり、蛇口を固定させる手段は取っていなかった。

しかしながら、上記した従来の給水設備工事には、つぎのような欠点がある。壁面の穴に給水管部を挿通させただけのことであるので、給水管部は適切に固定されいるとは言えず、壁面の穴と給水管部に間隙があれば、蛇口を開栓または閉栓するために人がさわる度に、蛇口が前後あるいは上下、左右にぐらつきを生じる可能性が高い。これは、経年変化によって穴が大きくなり、蛇口のぐらつきがひどくなることにつながる。また、蛇口や給水管部のぐらつきによって接続部がゆるみ、水漏れの原因になる。

本考案は、従来の給水設備工事において、給水管部の施工工事に変化はなく、給水管部が配置され蛇口を接続された後に、本考案の蛇口固定具で蛇口を完璧に固定させることが出来るものである。

本考案に係る蛇口固定具は、蛇口を給水管部に接続した後に、蛇口の接続部に近い部位に挟持させて蛇口を固定するものである。これから蛇口を設置する場合も、すでに蛇口が設置されている場合にも、容易かつ確実に、蛇口を固定させることが可能である。これは、単に蛇口を固定させる形式的な効果だけでなく、給水管と蛇口の接続部における水漏れ防止や壁面内部の保守対策になる。

図１は本考案の蛇口固定具の正面外観図であり、図２は本考案の蛇口固定具の裏面外観図である。本考案の蛇口固定具は、蛇口固定具取付部１と蛇口取付部５から構成され、１個の蛇口９に対して同一の蛇口固定具を一対使用して目的を達成させることができる。

蛇口固定具取付部１は、蛇口固定具取付穴４と蛇口取付部５の蛇口固定具取付面２に蛇口９の鍔部１１を収納させるための溝部３から成る。

蛇口取付部５は、蛇口取付面６の中央部に凹面部７を設け、その両端部に蛇口締付穴８を有する。

本考案の蛇口固定具は、上記の蛇口固定具取付部１と蛇口取付部５から構成する同一部品を一対として使用することで、目的の効果を達成させるものである。

本考案の蛇口固定具の材質は、塩化ビニール樹脂やＡＢＳ樹脂が最適と考えられるが、そのほかの樹脂系統、ゴム系統、金属、非鉄金属も用途に応じて利用できる。

本考案の使用方法を以下に説明する。
図３および図４において、壁面１２に配置済の給水管部の先端に接続された蛇口９の円筒部１０に本考案の蛇口固定具２個を使用して凹面部７で挟持させ、つぎに蛇口固定具を壁面１２に押し当て蛇口９の鍔部１１を溝部３に収納した状態にし、蛇口取付部５の蛇口締付穴８をビスとナット等で仮止めしておき、蛇口固定具取付穴４を利用して蛇口固定具取付部１を壁面１２に打ち込まれたＰＣプラグ等をビス等により壁面に固定させ、蛇口締付穴８の仮止めビスとナット等により、蛇口取付部５を蛇口９の円筒部１０に締付け固定させる。

以上の方法により、蛇口を壁面に確実に固定させることが出来、従来の欠点である蛇口および給水管部のぐらつきや、ぐらつきが原因で発生する水漏れを防止するとともに給水管部や壁面内部の保守に効果がある。

本考案の蛇口固定具の正面外観図 本考案の蛇口固定具の裏面外観図 本考案の蛇口固定具使用前の蛇口外観図 本考案の蛇口固定具使用後の蛇口外観図

符号の説明

１ 蛇口固定具取付部
２ 蛇口固定具取付面
３ 溝部
４ 蛇口固定具取付穴
５ 蛇口取付部
６ 蛇口取付面
７ 凹面部
８ 蛇口締付穴
９ 蛇口
１０ 円筒部
１１ 鍔部
１２ 壁面

Claims (1)

1. 蛇口固定具取付部１と蛇口取付部５から成り、蛇口固定具取付部１には蛇口固定具取付面２に溝部３と蛇口固定具取付穴４を有し、蛇口取付部５の蛇口取付面６には凹面部７と蛇口締付穴８を有し、これらが一体となったもの２個を一対とした蛇口固定具。

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