JPH1135738A - 高減衰材料 - Google Patents

高減衰材料

Info

Publication number
JPH1135738A
JPH1135738A JP21574697A JP21574697A JPH1135738A JP H1135738 A JPH1135738 A JP H1135738A JP 21574697 A JP21574697 A JP 21574697A JP 21574697 A JP21574697 A JP 21574697A JP H1135738 A JPH1135738 A JP H1135738A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sulfenamide
rubber
vulcanization accelerator
tan
sample
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21574697A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Nomura
武史 野村
Chihi Go
馳飛 呉
Kazunobu Hashimoto
和信 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP21574697A priority Critical patent/JPH1135738A/ja
Publication of JPH1135738A publication Critical patent/JPH1135738A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vibration Dampers (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】経時変化による減衰性能の劣化を防止すること
により、長期間にわたって安定した減衰性能を維持する
ことができる高減衰材料を提供すること。 【解決手段】ポリマー材料である塩素化ポリエチレン
と、スルフェンアミド系誘電体物質であるN,N−ジシ
クロヘキシルベンゾチアジル−2−スルフェンアミド
と、加硫促進剤であるジエチルチオ尿素とを、ジエチル
チオ尿素が1〜2.5Phrとなるように混練配合し、
所定の型枠内で100〜200℃で10分間加熱し成形
する。これにより架橋制御がなされ減衰特性(tan
δ)の経時変化が減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高減衰材料に関
し、さらに詳しくは、音響ルームの遮音壁、建築構造体
の遮音間仕切、車両の防音壁等に適用される振動や騒音
を吸収する制振材・防音材としての高減衰材料に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種の高減衰材料としての高分子系材
料は、典型的な粘弾性材料であり、力学的にモデル化す
るといわゆる「フォークト模型」としてとらえることが
できる。このフォークト模型によればその質量部分が高
分子系材料の質量、ばねが弾性部分、ダッシュポットが
粘性部分としてモデル化されている。
【0003】高分子材料の材料微小部をこのモデルでと
らえれば、高分子材料はこのモデルが無数に結合して形
成されたものであり、材料微小部が何等かの原因で振動
すると、夫々の材料微小部には複素正弦歪(ε* )が発
生し、これにより複素正弦応力(σ* )が発生する。こ
れらの比をとることにより複素弾性係数(E* )が次の
式により与えられる。 複素弾性係数(E* )=複素正弦応力(σ* )/複素正
弦歪(ε*
【0004】そしてこの複素弾性係数(E* )の実数部
は、材料の弾性的な性質に係る貯蔵弾性係数(E’)と
定義され、その虚数部は、材料の粘性的な性質に係る損
失弾性係数(E”)と定義され、これらの比をとること
により損失正接(tanδ)が次の式により与えられ
る。 損失正接(tanδ)=損失弾性係数(E”)/貯蔵弾
性係数(E’) この損失正接(tanδ)は、制振・防音特性を決定す
る因子の一つであり、この値が高いほど力学的エネルギ
ーを電気あるいは熱エネルギーとして吸収・放出して、
吸音特性や制振特性等に優れていることが知られてい
る。高減衰材料の損失正接(tanδ)として求められ
る値は、0.5以上である。
【0005】系全体の損失係数(η)もまた、上述した
損失正接(tanδ)と同様に制振・防音特性を決定す
る因子の一つとして挙げられ、この値が高いほど制振性
能等に優れていることが知られている。制振材料の損失
係数(η)として求められる値は、0.1以上である。
【0006】さらに、より優れた防音・制振機能を実現
するために、固体伝播音にあっては振動する物からの放
射音の抑制を図ることにより高い損失正接(tanδ)
を実現し、気体伝播音にあっては低周波数領域で発生す
る音の吸収を図ることにより10-6程度の歪に対して応
答可能な薄膜材料を実現すればよいことが見い出されて
いる。
【0007】さらにまた、こうした高減衰材料は、ある
一定の温度域で使用されるとは限らないことから使用温
度域が多数存在する場合や使用温度域が広い場合には損
失正接が広い温度域にわたって高く保たれていることも
要求される。
【0008】そこで、本出願人は、上記した要求特性を
満たす高い損失正接(tanδ)を示す高減衰材料とし
て、特願平9−123387号において、誘電体物質を
所定の体積比でポリマー材料に分散させ、これに熱処理
工程及び成形工程等を施して得られる材料を提案してい
る。この高減衰材料を構成する誘電体物質としては、
N,N−ジシクロヘキシルベンゾチアジル−2−スルフ
ェンアミド(三新化学製:商品名「サンセラーDZ」)
を採用し、ポリマー材料としては、塩素化ポリエチレン
(昭和電工製:商品名「エラスレン401A」)を採用
している。
【0009】さらにまた、本出願人は、この改良技術と
して、特願平9−137665号において、上記した誘
電体物質とポリマー材料との混合物にフタル酸ジオクチ
ルあるいはリン酸トリクレシル等の添加剤を加えること
により、広い温度範囲において高い損失正接(tan
δ)を実現することができる材料を提案している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特願平
9−123387号及び特願平9−137665号にお
いて開示されている誘電体物質としてN,N−ジシクロ
ヘキシルベンゾチアジル−2−スルフェンアミドを用
い、ポリマー材料として塩素化ポリエチレンを用いた高
減衰材料は、その損失正接(tanδ)に経時変化が見
られる。この経時変化は、高減衰材料の減衰性能を劣化
させる。したがって、耐用寿命を長く持たせることが必
要な場合には、上述した高減衰材料では所期する性能が
得られない。
【0011】図1は、この高減衰材料のプレス直後の損
失正接(tanδ)とプレス後2週間後の損失正接(t
anδ)とを比較して示したものであるが、この図に示
したように、2週間という短期間であっても、0℃〜3
0℃の温度範囲にわたって損失正接(tanδ)がかな
りの割合で減少している。特にピーク付近においては、
2週間後のものは、プレス直後の損失正接(tanδ)
に対して約2/3にまで減少している。
【0012】そこで、この経時変化の原因を特定するた
めに次のようにして結晶データを収集した。まず、経時
変化を起こした高減衰材料のサンプルに100℃前後の
温度で加熱処理を施す。そして熱処理前後の両サンプル
について走査型電子顕微鏡で観察し、熱処理前後のサン
プルの写真撮影を行う。熱処理前後のサンプルの写真の
図示はここでは控えるが、それによれば、熱処理前のサ
ンプルには経時変化によって形成された結晶が多く見ら
れるのに対し、熱処理後のサンプルではその結晶が消失
していることが確かめられた。
【0013】次いで熱処理前後の両サンプルについて密
度の測定をした。これにより、熱処理前のサンプルの密
度が1.166g/cm3 、熱処理後のサンプルの密度
が1.163g/cm3 であることが判明した。このよ
うに熱処理後のサンプルの密度は、熱処理前のサンプル
の密度に較べると低下しているが、このことから加熱処
理により結晶のパッキング構造が崩壊したことが推察さ
れる。
【0014】そこで結晶のパッキング構造の崩壊を裏付
けるために熱処理前後の両サンプルについて示差走査熱
分析(DSC)をした。このときの分析条件は、加熱速
度が15.0℃/minである。また分析に際しては、
アルミニウムセルが用いられ、50ml/minの窒素
ガス雰囲気下で分析がなされた。図2にこの示差走査熱
分析結果を示すが、この図では、横軸に温度を、縦軸に
ヒーター発熱量を採っている。
【0015】熱処理前後の両サンプルの温度特性を比較
すると、熱処理前のサンプルには、約84℃付近で結晶
の融点であると認められる熱吸収ピークが存在している
が、熱処理後のサンプルの温度特性は、0℃から140
℃にかけて直線的に増加するのみで結晶の融点であると
認められる熱吸収ピークが存在しない。したがって、こ
のことから熱処理により結晶が消失したことが明らかと
された。
【0016】次いで、結晶成長が引き起こされる成分の
特定をした。これについて図3及び図4を参照して説明
する。まず、図3は、熱処理前後のサンプルの弾性率
(貯蔵弾性係数)E’を比較して示したものであり、横
軸に歪(μm)をとり、縦軸に弾性率E’(×107
yn/cm2)をとっている。この図によれば、5μm
〜100μm程度の歪に対し、熱処理後のサンプルは、
熱処理前のサンプルに対して、弾性率E’が約3/4〜
3/5程度に減少している。
【0017】図4は、熱処理前後のサンプルの損失正接
(tanδ)を比較して示したものであり、横軸に歪
(μm)をとり、縦軸に損失正接(tanδ)をとって
いる。この図によれば、5μm〜200μm程度の歪に
対し、熱処理後のサンプルは、熱処理前のサンプルに対
して、損失正接(tanδ)が測定した全ての範囲にお
ける歪に対して回復している。
【0018】以上のことから、結晶は、熱処理によって
弾性率E’が変化し、これにより損失正接(tanδ)
が増減するものであることが判明する。この場合におい
ては、弾性率E’は減少し、損失正接(tanδ)は増
加している。供試試料として用いた高減衰材料は、上述
したように、塩素化ポリエチレンとN,N−ジシクロヘ
キシルベンゾチアジル−2−スルフェンアミドを成分と
している。このN,N−ジシクロヘキシルベンゾチアジ
ル−2−スルフェンアミドは、一般的に遅効性の加硫促
進剤として用いられ、この場合においては、塩素化ポリ
エチレンの分子間に強固な結合を形成し材料の弾性や引
張強さ等を増加させることに寄与している。したがっ
て、損失正接(tanδ)の経時変化は、N,N−ジシ
クロヘキシルベンゾチアジル−2−スルフェンアミドの
結晶成長によるものであることが判明した。
【0019】本発明の解決しようとする課題は、経時変
化による減衰性能の劣化を防止することにより、長期間
にわたって安定した減衰性能を維持することができる高
減衰材料を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の高減衰材料は、極性側鎖を有するポリマー材
料にスルフェンアミド系誘電体物質を配合すると共に、
該スルフェンアミド系誘電体物質よりも速効性のある加
硫促進剤を更に配合してなることを要旨とするものであ
る。
【0021】ここに「加硫促進剤」の材料としては、ヘ
キサメチレンテトラミン、n−ブチルアルデヒドアニリ
ン、エチレンチオ尿素、ジエチルチオ尿素、テトラメチ
ルチウラム・モノスルフィド、テトラメチルチウラム・
ジスルフィド、ジペンタメチレンチウラム・テトラスル
フィド、テトラエチルチウラム・ジスルフィド、ジメル
カプトチウラム、ジオルトトリル・グアニジン、ジフェ
ニルグアニジン、ジカテコールボレート・ジオルトトリ
ル・グアニジン塩、ジベンゾチアジル・ジスルフィド、
2−メルカプトベンゾチアゾール、2−メルカプトベン
ゾチアゾール亜鉛塩、2−メルカプトベンゾチアゾール
・シクロヘキシルアミン塩、2−メルカプトベンゾチア
ゾール・ジシクロヘキシルアミン塩、N−シクロヘキシ
ルベンゾチアジル−2−スルフェンアミド、N−ter
t−ブチルベンゾチアジル−2−スルフェンアミド、N
−オキシジエチレンベンゾチアジル−2−スルフェンア
ミド、ジアミンより選ばれた1種又は2種以上の加硫促
進剤が挙げられる。
【0022】この場合に、加硫促進剤の配合比は、0.
5〜5重量部の範囲にあることが望ましい。このような
範囲とされるのは、加硫促進剤の配合比が0.5Phr
よりも少ないと、かえって損失正接(tanδ)の経時
変化による低下率が大きくなる傾向があること、及び加
硫促進剤の配合比が5Phrよりも大きいと、損失正接
(tanδ)の値そのものが小さくなってしまうことに
よるものである。なお、ここで「Phr」とは、ポリマ
ー材料100重量部当りに含まれる添加剤の重量パーセ
ントを意味するものである。
【0023】一方、「ポリマー材料」としては、ゴム材
料及びエラストマー材料のうち少なくとも1種から選ば
れた材料が挙げられる。この場合に、「ゴム材料」とし
ては、塩素化ポリエチレン、クロロスルフォン化ポリエ
チレンゴム、クロロプレンゴム、エピクロルヒドリンゴ
ム、エピクロルヒドリン−エチレンオキシドゴム、塩素
化天然ゴム、ニトリル・塩化ビニルブレンドゴム、フッ
化シリコーンゴム、フッ化ビニリデンゴムより選ばれた
1種又は2種以上のゴム材料が挙げられる。一方、「エ
ラストマー材料」としては、塩化ビニル系熱可塑性エラ
ストマー、フッ素ゴム系熱可塑性エラストマー、塩素化
ポリエチレン系熱可塑性エラストマーより選ばれた1種
又は2種以上のエラストマー材料が挙げられる。
【0024】また、「スルフェンアミド系誘電体物質」
としては、N,N−ジシクロヘキシルベンゾチアジル−
2−スルフェンアミド、N−tert−ブチルベンゾチ
アジル−2−スルフェンアミド、N−オキシジエチレン
ベンゾチアジル−2−スルフェンアミドより選ばれた1
種又は2種以上の誘電体物質が挙げられる。
【0025】上記構成を有する高減衰材料によれば、極
性側鎖を有するポリマー材料にスルフェンアミド系誘電
体物質を0.5〜5Phr配合し、該スルフェンアミド
系誘電体物質よりも速効性のある加硫促進剤を更に配合
したので、鎖状ゴム分子間に強固な結合が形成され架橋
されることになる。これにより、得られる高減衰材料の
弾性及び引張強さが増大し、前記スルフェンアミド系誘
電体の結晶成長が抑制されることになる。したがって、
プレス直後から数カ月を経過しても、その材料の損失正
接(tanδ)が経時変化により大幅に低下することは
免れることになる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を詳細に説
明する。なお、以下の説明において「Phr」とは、ポ
リマー材料100重量部当りに含まれる添加剤の重量パ
ーセントを意味するものである。
【0027】初めに次の表1は、本発明の実施に供した
試料(サンプル)の材料組成及び各試験結果を一覧表に
示したものである。本発明の実施に供した各試料1〜8
においては、極性側鎖を有するポリマー材料として樹脂
系の塩素化ポリエチレン(CPE、昭和電工(株)製:
商品名「エラスレン401A」)を採用し、スルフェン
アミド系誘電体物質としては、N,N−ジシクロヘキシ
ルベンゾチアジル−2−スルフェンアミド(三新化学
製:商品名「サンセラーDZ」)を採用した。
【0028】また加硫促進剤として、N,N−ジシクロ
ヘキシルベンゾチアジル−2−スルフェンアミドよりも
速効性のあるジエチルチオ尿素(三新化学製:商品名
「サンセラー22−C」)と、同じく速効性のあるN−
シクロヘキシルベンゾチアジル−2−スルフェンアミド
(三新化学製:商品名「サンセラーCM」)の2種類を
それぞれ加硫促進剤「A」,「B」として採用した。
【0029】
【表1】
【0030】ちなみに、用いた加硫促進剤が誘電体物質
に較べてどの程度速効性があるかを予めスコーチ試験に
よって調べた。このスコーチ試験は、一定温度をかけな
がらトルクをかけ、トルクが最大を示すまでの時間を測
定する試験である。ここでは、2種類の温度条件で試験
を行った。その結果を表2に示す。
【0031】
【表2】
【0032】表2に示したT5 とは、トルクが5%上が
るまでの時間であり、T35とは、トルクが35%上がる
までの時間で、一般的には最適加硫時間を示す。スコー
チ試験T5 によれば、誘電体物質が初期加硫を起こして
スコーチするまでの時間が、22分55秒であったのに
対して、加硫促進剤Aが初期加硫を起こすまでの時間が
7分00秒、加硫促進剤Bが初期加硫を起こすまでの時
間が15分55秒という結果になった。
【0033】また、スコーチ試験T35によれば、誘電体
物質が初期加硫を起こすまでの時間が、30分05秒で
あったのに対して、加硫促進剤Aが初期加硫を起こすま
での時間が11分55秒、加硫促進剤Bが初期加硫を起
こすまでの時間が17分20秒という結果になった。
【0034】このことから、加硫促進剤A,Bとして
は、誘電体物質(N,N−ジシクロヘキシルベンゾチア
ジル−2−スルフェンアミド)に較べて加硫時間がかな
り短いものが採用されたことが明らかである。
【0035】本発明の実施に供した実施例1としての試
料1〜4は、いずれも次のように作製されている。すな
わち、試料1〜4は、ポリマー材料として塩素化ポリエ
チレン(CPE)と、スルフェンアミド系誘電体物質と
してN,N−ジシクロヘキシルベンゾチアジル−2−ス
ルフェンアミドと、加硫促進剤としてジエチルチオ尿素
(加硫促進剤A)とを混練配合し、この混練材料を所定
の型枠内で100〜200℃×10分程加熱し成形した
ものである。温度条件としては、誘電体物質の融点以上
を採用した。なお、加硫促進剤Aの配合量としては、試
料1が0.5Phr、試料2が1Phr、試料3が2.
5Phr、試料4が5Phr、がそれぞれ採用されてい
る。
【0036】また、本発明の実施に供した実施例2とし
ての試料5〜8は、上記した試料1〜4において採用さ
れた加硫促進剤Aに代えてN−シクロヘキシルベンゾチ
アジル−2−スルフェンアミド(加硫促進剤B)を加硫
促進剤として用いたものであり、同様の工程を経て作製
したものであるため、その詳細な説明は省略する。な
お、加硫促進剤Bの配合量としては、試料5が0.5P
hr、試料6が1Phr、試料7が2.5Phr、試料
8が5Phrがそれぞれ採用されている。
【0037】また、本発明の実施に供した比較例として
の試料9は、加硫促進剤を配合することなく作製された
ものである。すなわち、塩素化ポリエチレン(CPE)
と、N,N−ジシクロヘキシルベンゾチアジル−2−ス
ルフェンアミドとを混練配合し、この混練材料を所定の
型枠内で100〜200℃×10分程加熱し成形したも
のである。温度条件としては、誘電体物質の融点以上を
採用した。
【0038】このようにして作製した本発明品である各
試料1〜8及び比較品である試料9について損失正接
(tanδ)の経時変化を調べた。この調査は、各試料
1〜9についてプレス直後及びプレス後1ヶ月を経た後
におけるtanδを測定し、tanδ低下率を求めるこ
とにより行ったものである。tanδの測定には、株式
会社レオロジ社製のスペクトロメータを用いた。測定条
件は、歪が10μm(一定)、周波数が15Hz(一
定)である。
【0039】表1に示したように、本発明品である試料
1〜8のtanδは、加硫促進剤A又は加硫促進剤Bそ
れぞれの配合量が増すにつれて減少する傾向にあり、t
anδ低下率もまた、加硫促進剤A又は加硫促進剤Bそ
れぞれの配合量が増すにつれて減少する傾向にある。な
お、比較品である試料9のtanδは、プレス直後及び
プレス後1ヶ月経過後のいずれの場合においても、本発
明品1〜8であるどの試料のtanδよりも高い値とな
っている。
【0040】まず、実施例1すなわち加硫促進剤Aを用
いた試料1〜4は、プレス直後のtanδが1.79〜
0.55の範囲の値をとり、プレス後1ヶ月経過後のt
anδが1.23〜0.53の範囲の値をとっている。
試料9は、プレス直後のtanδが2.49、プレス後
1ヶ月経過後のtanδが1.84であることから、本
発明品(試料1〜4)は、いずれも比較品に較べてta
nδが低くなっている。
【0041】また、試料1〜4及び試料9について、t
anδ低下率は、「tanδ低下率(%)=((プレス
直後のtanδ−プレス1ヶ月経過後のtanδ)/プ
レス直後のtanδ)×100」なる式により求めたも
のであるが、表1に示したように、試料9が26.1%
という値を示したのに対して、試料1が31.2%、試
料2が13.7%、試料3が9.57%、試料4が3.
63%という結果となった。すなわち、tanδ低下率
については、試料1が比較品の約1.2倍と増加したほ
かは、試料2が比較品の約1/2程度に、試料3が比較
品の約1/3に、また、試料4が比較品の約1/7程度
にまで減少している。したがって、試料1が比較品より
もtanδ低下率が大きくなったほかは、試料2〜4の
tanδ低下率は比較品よりもいずれも良好な結果とな
った。
【0042】このことから、加硫促進剤Aの配合量が少
なすぎると、加硫促進剤Aを配合しないものよりもかえ
ってtanδの経時変化がやや大きくなる傾向があるこ
とが判明した。すなわち、ジエチルチオ尿素を加硫促進
剤として用いる場合には、その配合量は、最小限1Ph
r以上であることが望ましいことが判明した。
【0043】一方で、加硫促進剤Aの配合量を多くして
いくと、その量に応じてtanδそのものの値が低下し
ていく。tanδとして要求される値は、0.5程度で
あるが、加硫促進剤Aの量を多くし過ぎるとtanδは
0.5より小さくなることが既にわかっている。本実施
例1においては、加硫促進剤Aを5Phr配合して得ら
れる試料4のtanδがプレス直後で0.55、プレス
後一ヶ月後で0.53である。このことから、ジエチル
チオ尿素を加硫促進剤として用いる場合には、その配合
量は、最大限5Phr以下であることが望ましいことが
判明した。
【0044】以上のことから、ジエチルチオ尿素を加硫
促進剤として用いた場合に、「tanδ≧0.5」とい
う条件を満たしつつ、tanδ低下率をできるだけ低く
抑えるには、加硫促進剤としてジエチルチオ尿素を1〜
5Phrの割合で配合することが有効であることが判明
した。この割合の範囲内で加硫促進剤を配合すれば、得
られる高減衰材料の経時変化による劣化が防止され、長
期間の使用に耐えるものとなる。
【0045】次いで、実施例2すなわち加硫促進剤Bを
用いた試料5〜8は、プレス直後のtanδが2.33
〜0.77の範囲の値をとり、プレス後1ヶ月経過後の
tanδが1.79〜0.69の範囲の値をとり、本発
明品(試料5〜8)は、いずれも比較品に較べてtan
δが低くなっている。
【0046】また、試料5〜8について、実施例1と同
様にして求めたtanδ低下率は、表1に示したよう
に、試料9の26.1%という値に対して、試料5が2
3.1%、試料6が24.3%、試料7が14.2%、
試料8が10.3%という結果となった。すなわち、t
anδ低下率については、試料5及び試料6が比較品に
較べて若干減少するとともに、試料7が比較品の約1/
2に、また、試料8が比較品の約2/5程度にまで減少
している。
【0047】tanδ低下率は、全体としては、加硫促
進剤Bの配合量が増加するにつれて減少しているが、配
合量が0.5Phrから1Phrへ増加するところで
は、tanδ低下率が増加している。しかしながら、試
料5〜8のtanδ低下率はいずれも比較品よりも減少
しており、特に試料7,8は、良好な結果となった。一
方で、加硫促進剤Bの配合量の増加に伴いtanδその
ものの値が低下していくが、試料5〜8は、プレス直後
及びプレス後一ヶ月後のいずれも「tanδ≧0.5」
を満たしている。
【0048】以上のことから、N−シクロヘキシルベン
ゾチアジル−2−スルフェンアミドを加硫促進剤として
用いた場合に、「tanδ≧0.5」という条件を満た
しつつ、tanδ低下率をできるだけ低く抑えるには、
加硫促進剤としてN−シクロヘキシルベンゾチアジル−
2−スルフェンアミドを0.5〜5Phrの割合で配合
することが有効であることが判明した。この割合の範囲
内で加硫促進剤を配合すれば、得られる高減衰材料の経
時変化による劣化が防止され、長期間の使用に耐えるも
のとなる。
【0049】次いで、本発明品である各試料1〜8及び
比較品である試料9の損失係数(η)を測定したのでそ
れについて説明する。表1に示された損失係数(η)
は、各試料1〜9のプレス後2週間後の値である。損失
係数(η)の測定には、松下電気株式会社製の片持ち梁
式損失係数測定機を用いた。常温下、100Hzの周波
数を印加しながら測定を行った。
【0050】まず、加硫促進剤Aに係る試料1〜4は、
プレス後2週間後の損失係数(η)が0.06〜0.1
4の範囲の値をとった。これによれば、加硫促進剤Aの
配合量の増加に伴って、損失係数(η)が少しずつ増加
していく傾向があるが、試料4については、試料3のも
のよりもその値がやや減少している。なお、この損失係
数(η)としては、0.1以上あればよい。このことか
ら試料3及び試料4がその条件を満たしたものとなっ
た。
【0051】一方、加硫促進剤Bに係る試料5〜8は、
プレス後2週間後の損失係数(η)が0.08〜0.1
6の範囲の値をとり、加硫促進剤Bの配合量の増加に伴
いその値が増加している。このうち試料6〜試料8は、
いずれも「損失係数(η)≧0.1」を満たした良好な
結果を示した。
【0052】尚、試料1,2,5については、いずれも
損失係数(η)が0.1よりも低い値となった。試料1
は、加硫促進剤を0.5Phr加えているのにも拘ら
ず、比較例(試料9)と同じ結果を示している。また、
試料2,5については、加硫促進剤をいずれも1Phr
加えたにも拘らず、損失係数(η)の値は、若干の増加
しか見られなかった。
【0053】以上説明したことから、本発明品1〜8に
ついて、tanδの値、tanδ低下率、損失係
数(η)のそれぞれについて総合的に評価を行うと、
〜すべてについて要求特性を満たしたものは、試料3
(本発明品3)、試料4(本発明品4)、試料6(本発
明品6)、試料7(本発明品7)及び試料8(本発明品
8)であり、これらは、きわめて良好(◎印)と評価さ
れた(表1参照)。試料2(本発明品2)及び試料5
(本発明品5)は、損失係数(η)が若干低いことか
ら、良好(○印)と評価された(表1参照)。また、試
料1は、tanδの値は比較的高いものの、tanδ低
下率が比較品に較べて劣っていること及び損失係数
(η)が比較品と変わらないことから、やや不良(△
印)と評価された。
【0054】以上説明したように、ポリマー材料として
塩素化ポリエチレンを配合し、スルフェンアミド系誘電
体物質としてN,N−ジシクロヘキシルベンゾチアジル
−2−スルフェンアミドを配合し、さらに第三成分とし
てこの誘電体物質よりも速効性のあるジエチルチオ尿
素、あるいは、N−シクロヘキシルベンゾチアジル−2
−スルフェンアミドを配合したのでtanδ低下率が減
少している。これは、主成分となる塩素化ポリエチレン
及びN,N−ジシクロヘキシルベンゾチアジル−2−ス
ルフェンアミドの分子鎖中で、配合した加硫促進剤によ
り架橋反応が促進され、これにより、得られた高減衰材
料の弾性及び引張強さ等が増加したことによると推察さ
れる。
【0055】このような高減衰材料が、例えば、制振材
として使用される場合において、制振材が拘束板と基板
との間に設けられる拘束タイプでは、系全体の損失係数
(η)はtanδに比例し、制振材が基板の上に貼り付
けられる非拘束タイプでは、系全体の損失係数(η)は
tanδと弾性率E’との積に比例する。したがって、
高減衰材料が、非拘束タイプとして用いられる場合に
は、tanδはわずかに低下するにもかかわらず、その
低下を十分に補う分以上に弾性率E’が加硫促進剤によ
る架橋により増加するため、系全体の損失係数(η)は
上昇することになる。すなわち、第三成分の配合は、非
拘束タイプにおいて特にその効果を呈するものである。
【0056】さらに、塩素化ポリエチレン及びN,N−
ジシクロヘキシルベンゾチアジル−2−スルフェンアミ
ドの混練配合物が加硫促進剤によって架橋されると、上
記したように損失係数(η)が上昇し、これにより、広
い温度範囲によって塑性流れが減少される。したがっ
て、このような高減衰材料を用いれば、該高減衰材料が
適用された対象物の全体としての耐熱性を上げることも
可能になる。
【0057】本発明は、上記した実施例に何等限定され
るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々
の改変が可能である。例えば、「加硫促進剤」として
は、上記したジエチルチオ尿素、あるいは、N−シクロ
ヘキシルベンゾチアジル−2−スルフェンアミドに代え
て、ヘキサメチレンテトラミン、n−ブチルアルデヒド
アニリン、エチレンチオ尿素、テトラメチルチウラム・
モノスルフィド、テトラメチルチウラム・ジスルフィ
ド、ジペンタメチレンチウラム・テトラスルフィド、テ
トラエチルチウラム・ジスルフィド、ジメルカプトチウ
ラム、ジオルトトリル・グアニジン、ジフェニルグアニ
ジン、ジカテコールボレート・ジオルトトリル・グアニ
ジン塩、ジベンゾチアジル・ジスルフィド、2−メルカ
プトベンゾチアゾール、2−メルカプトベンゾチアゾー
ル亜鉛塩、2−メルカプトベンゾチアゾール・シクロヘ
キシルアミン塩、2−メルカプトベンゾチアゾール・ジ
シクロヘキシルアミン塩、N−シクロヘキシルベンゾチ
アジル−2−スルフェンアミド、N−tert−ブチル
ベンゾチアジル−2−スルフェンアミド、N−オキシジ
エチレンベンゾチアジル−2−スルフェンアミド、ジア
ミンを適用することができる。
【0058】また、「ポリマー材料」としては、上記し
たゴム材料である塩素化ポリエチレンに代えて、クロロ
スルフォン化ポリエチレンゴム、クロロプレンゴム、エ
ピクロルヒドリンゴム、エピクロルヒドリン−エチレン
オキシドゴム、塩素化天然ゴム、ニトリル・塩化ビニル
ブレンドゴム、フッ化シリコーンゴム、フッ化ビニリデ
ンゴム等のゴム材料を適用することができる他、塩化ビ
ニル系熱可塑性エラストマー、フッ素ゴム系熱可塑性エ
ラストマー、塩素化ポリエチレン系熱可塑性エラストマ
ー等のエラストマー材料を適用してもよい。さらに、
「スルフェンアミド系誘電体物質」としては、N,N−
ジシクロヘキシルベンゾチアジル−2−スルフェンアミ
ドに代えて、N−tert−ブチルベンゾチアジル−2
−スルフェンアミド、N−オキシジエチレンベンゾチア
ジル−2−スルフェンアミド等を適用することができ
る。
【0059】以上のように、本発明に包含される材料と
しては種々のものが挙げられる。さらにまた、配合量に
ついても0.5〜5Phrの範囲内において種々の配合
量が適用可能である。
【0060】
【発明の効果】本発明の高減衰材料によれば、極性側鎖
を有するポリマー材料にスルフェンアミド系誘電体物質
を0.5〜5Phr配合し、該スルフェンアミド系誘電
体物質よりも速効性のある加硫促進剤を更に配合したの
で、鎖状ゴム分子間に強固な結合が形成され架橋され、
得られる高減衰材料の弾性及び引張強さが増大し、前記
スルフェンアミド系誘電体の結晶成長が抑制される。し
たがって、プレス直後から数カ月を経過しても、その材
料の損失正接(tanδ)が経時変化により大幅に低下
することは免れ、経時変化による減衰性能の劣化を防止
することができる。これにより、長期間にわたって安定
した減衰性能を維持することができる。このような高減
衰材料は、音響ルームの遮音壁、建築構造体の遮音間仕
切、車両の防音壁等、幅広い分野に適用することがで
き、一般公衆への幅広い普及が望まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来一般の高減衰材料の温度−tanδ特性を
プレス直後と2週間後とで比較して示した図である。
【図2】従来一般の高減衰材料の経時変化後の熱処理前
後の熱分析解析データを比較して示した図である。
【図3】従来一般の高減衰材料の経時変化後の熱処理前
後の弾性率を比較して示した図である。
【図4】従来一般の高減衰材料の経時変化後の熱処理前
後のtanδを比較して示した図である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 極性側鎖を有するポリマー材料にスルフ
    ェンアミド系誘電体物質を配合すると共に、該スルフェ
    ンアミド系誘電体物質よりも速効性のある加硫促進剤を
    更に配合してなることを特徴とする高減衰材料。
  2. 【請求項2】 前記加硫促進剤は、ヘキサメチレンテト
    ラミン、n−ブチルアルデヒドアニリン、エチレンチオ
    尿素、ジエチルチオ尿素、テトラメチルチウラム・モノ
    スルフィド、テトラメチルチウラム・ジスルフィド、ジ
    ペンタメチレンチウラム・テトラスルフィド、テトラエ
    チルチウラム・ジスルフィド、ジメルカプトチウラム、
    ジオルトトリル・グアニジン、ジフェニルグアニジン、
    ジカテコールボレート・ジオルトトリル・グアニジン
    塩、ジベンゾチアジル・ジスルフィド、2−メルカプト
    ベンゾチアゾール、2−メルカプトベンゾチアゾール亜
    鉛塩、2−メルカプトベンゾチアゾール・シクロヘキシ
    ルアミン塩、2−メルカプトベンゾチアゾール・ジシク
    ロヘキシルアミン塩、N−シクロヘキシルベンゾチアジ
    ル−2−スルフェンアミド、N−tert−ブチルベン
    ゾチアジル−2−スルフェンアミド、N−オキシジエチ
    レンベンゾチアジル−2−スルフェンアミド、ジアミン
    より選ばれた1種又は2種以上の加硫促進剤からなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載される高減衰材料。
  3. 【請求項3】 前記加硫促進剤の配合比は、0.5〜5
    重量部の範囲にあることを特徴とする請求項2に記載さ
    れる高減衰材料。
  4. 【請求項4】 前記ポリマー材料は、ゴム材料及びエラ
    ストマー材料のうち少なくとも1種から選ばれたポリマ
    ー材料からなることを特徴とする請求項1に記載される
    高減衰材料。
  5. 【請求項5】 前記ゴム材料は、塩素化ポリエチレン、
    クロロスルフォン化ポリエチレンゴム、クロロプレンゴ
    ム、エピクロルヒドリンゴム、エピクロルヒドリン−エ
    チレンオキシドゴム、塩素化天然ゴム、ニトリル・塩化
    ビニルブレンドゴム、フッ化シリコーンゴム、フッ化ビ
    ニリデンゴムより選ばれた1種又は2種以上のゴム材料
    からなることを特徴とする請求項4に記載される高減衰
    材料。
  6. 【請求項6】 前記エラストマー材料は、塩化ビニル系
    熱可塑性エラストマー、フッ素ゴム系熱可塑性エラスト
    マー、塩素化ポリエチレン系熱可塑性エラストマーより
    選ばれた1種又は2種以上のエラストマー材料からなる
    ことを特徴とする請求項4に記載される高減衰材料。
  7. 【請求項7】 前記スルフェンアミド系誘電体物質は、
    N,N−ジシクロヘキシルベンゾチアジル−2−スルフ
    ェンアミド、N−tert−ブチルベンゾチアジル−2
    −スルフェンアミド、N−オキシジエチレンベンゾチア
    ジル−2−スルフェンアミドより選ばれた1種又は2種
    以上のスルフェンアミド系誘電体物質からなることを特
    徴とする請求項1に記載される高減衰材料。
JP21574697A 1997-07-24 1997-07-24 高減衰材料 Pending JPH1135738A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21574697A JPH1135738A (ja) 1997-07-24 1997-07-24 高減衰材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21574697A JPH1135738A (ja) 1997-07-24 1997-07-24 高減衰材料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1135738A true JPH1135738A (ja) 1999-02-09

Family

ID=16677532

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21574697A Pending JPH1135738A (ja) 1997-07-24 1997-07-24 高減衰材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1135738A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003026863A (ja) * 2001-07-18 2003-01-29 Denki Kagaku Kogyo Kk クロロプレン系ゴム組成物
JP2003026864A (ja) * 2001-07-18 2003-01-29 Denki Kagaku Kogyo Kk クロロプレン系ゴム組成物
JP5740002B2 (ja) * 2012-03-28 2015-06-24 日本特殊陶業株式会社 グロープラグ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003026863A (ja) * 2001-07-18 2003-01-29 Denki Kagaku Kogyo Kk クロロプレン系ゴム組成物
JP2003026864A (ja) * 2001-07-18 2003-01-29 Denki Kagaku Kogyo Kk クロロプレン系ゴム組成物
JP5740002B2 (ja) * 2012-03-28 2015-06-24 日本特殊陶業株式会社 グロープラグ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2015139135A1 (en) Air-water barrier silicone coatings
JP2006131871A (ja) 防振ゴム組成物及び防振ゴム部材
JP2014108963A (ja) 防振ゴム
JPH1135738A (ja) 高減衰材料
JP2009235336A (ja) 高減衰ゴム組成物およびそれを用いてなる制震ダンパー
JP2002265673A (ja) 防振ゴム用ゴム組成物及び防振ゴム
JP6148902B2 (ja) 制震ダンパー用高減衰ゴム組成物およびそれを用いてなる制震ダンパー
JP3957394B2 (ja) 熱可塑性エラストマー組成物
JP3575659B2 (ja) 高減衰材料組成物
JP3575661B2 (ja) 高減衰材料組成物
JPH1180562A (ja) 高減衰材料組成物
JPH1192675A (ja) 高減衰材料組成物
JPH11257424A (ja) 制振シート及び制振構造体
JPH1142743A (ja) 高減衰材料
JPH1161092A (ja) 高減衰材料及びその製造方法
JPH10312191A (ja) 高減衰材料
JPH1192674A (ja) 高減衰材料組成物
JPH11181308A (ja) 高減衰材料組成物
JP3575660B2 (ja) 高減衰材料組成物
JP3661178B2 (ja) 高減衰材料組成物
JP2000220688A (ja) エンジンマウントインシュレータ
JP2009030037A (ja) 防振ゴム組成物および防振部材
JP2002146074A (ja) Epdm系加硫発泡体
JP3664209B2 (ja) 高減衰材料組成物
JP2000220689A (ja) エンジンマウントインシュレータ