JPH11355333A - 通信システム及びそのループバック制御方法 - Google Patents
通信システム及びそのループバック制御方法Info
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- JPH11355333A JPH11355333A JP16217798A JP16217798A JPH11355333A JP H11355333 A JPH11355333 A JP H11355333A JP 16217798 A JP16217798 A JP 16217798A JP 16217798 A JP16217798 A JP 16217798A JP H11355333 A JPH11355333 A JP H11355333A
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Abstract
く、ノード装置の増設または減設あるいは障害復旧を行
えるようにする。 【解決手段】 ノード装置10Aとノード10B間にノ
ード装置を増設する場合、ネットワーク制御装置9から
ノード装置10Aにループバック指示Aを送出しかつノ
ード装置10Bにループバック指示A′を送出する。ノ
ード装置10A及びノード装置10Bは、それぞれルー
プバック指示A及びA′を受けることにより、ネットワ
ーク制御装置9側及びノード増設側の双方に対して
「X」型ループバックを行う。ノード装置10Aとノー
ド装置10B間に増設用ノード装置を介挿した後、これ
らノード装置10Aとノード装置10Bにループバック
解除指示を与え、上記「X」型ループバックを解除す
る。
Description
と該各ノード装置を制御する制御ノード装置とを伝送路
によりリング状に接続して成り、任意のノード装置間ま
たは前記各ノード装置に接続された通信端末間での前記
伝送路内の通信パスによる通信中、前記制御用ノード装
置からのループバック指示に基づき該当する2つのノー
ド装置にて前記通信パスのループバックを行う機能を有
する通信システムに係わり、詳しくは、ノード装置の増
設や減設あるいは障害復旧を上記通信を中断することな
く行えるようにするためのループバック制御方法の改良
に関する。
ステムなどのシステム構築形態の1つとして、ATM
(Asynchronous Transfer Mode:非同期転送モード)交
換機能を有する複数のノード装置を光ファイバ等の伝送
路を介してリング状に配置するとともに、これら各ノー
ド装置に監視カメラやモニタ装置等に相当するローカル
通信端末を接続したうえで、伝送路に対してリング状に
複数の仮想的な通信パスを設定し、該通信パスにより、
上記各ローカル通信端末間の情報を各ノード装置を介し
て送受する形態が考えられている。
向上の観点から、障害発生時、当該障害発生箇所に隣接
する2つのノード装置で通信パスをループバックし、該
障害発生箇所を迂回した通信パスを形成することにより
通信を救済するループバック機能が備わっている。ま
た、このループバック機能は、ノード装置を増設したり
減設する場合にも利用される。
においてノード装置を増設する場合のループ制御の推移
を示したものである。まず、図16は、従来システムに
おけるノード装置の増設動作開始時点の通信パスの設定
状況を示したものであり、ネットワーク制御装置9,ノ
ード装置10A,10B,10C,10D,10Eを伝
送路により接続して成るリングにおいて、ノード装置1
0Dに接続されるカメラ11Aと、ノード装置10Eに
接続されるモニタ装置11Bが上記伝送路20内に設定
された通信パス21aを介して通信している。この時、
通信パス21aと反対回りの通信パス21bはループバ
ック制御のためにリザーブされている。
中、例えばノード装置10Aとノード装置10B間にノ
ード装置を増設しようとする場合、まず、図16に示す
如く、ネットワーク制御装置9からノード装置10Aに
対してループバック指示Aを送出する。このループバッ
ク指示Aを受けることにより、ノード装置10Aは、ネ
ットワーク制御装置9との間で、通信パス21aを通信
パス21bに折り返すようにループバックを行う。次
に、ネットワーク制御装置9は、図17に示す如く、ノ
ード装置10Bに対してループバック指示A′を送出す
る。このループバック指示A′を受けることにより、ノ
ード装置10Bは、ネットワーク制御装置9との間で、
通信パス21aを通信パス21bに折り返すようにルー
プバックを行う。
もにループバックが完了した後、図18に示す如く、増
設用ノード装置10Fをノード装置10Aと10B間に
介挿し、ノード装置10Fが追加されたリングを構築す
る。その後、ネットワーク制御装置9からノード装置1
0A及びノード装置10Bにそれぞれループバック解除
指示を送出することにより、上記ループバックを解除
し、増設されたノード装置10Fを経由する通信パス2
1aを設定し直してノード増設動作を完了する。
システムにおいてノード装置を増設する場合、ノード増
設箇所に隣接する2つのノード装置10A,10Bは、
ネットワーク制御装置9側に対してのみループバックを
行い、ノード装置10Fを増設しようとする側にはルー
プバックを行っていなかった。これにより、例えば、図
16でノード装置10Aがループバックを行った後、図
17でノード装置10Bがループバックを完了するまで
の間、カメラ11Aとモニタ装置11B間の通信パス2
1aが遮断され、両者間の通信が行えないことになっ
た。ここで、ノード装置10A及びノード装置10Bに
対して同時にループバック指示を与えたとしても、各ノ
ード装置10A,10Bは互いに独立した制御プログラ
ムで動作しているため、ループバックの時間差が生じ、
その差に相当する期間、カメラ11Aとモニタ装置11
B間の通信は中断されることになった。
は障害復旧を行う場合にも、該当する2つのノード装置
をループバックさせ、その後にループバックを解除させ
るといった制御を行うが、この場合においても、ネット
ワーク制御装置9側にしかループバックを行わない従来
システムでは、ノード装置増設時と同様、カメラ11A
とモニタ装置11B間の通信中断を免れなかった。ま
た、この片側にしかループバックを行わない従来システ
ムによれば、例えば、障害を除去した後、ループバック
を解除する場合においても、通信パスが一時的に遮断状
態となり、やはりカメラ11Aとモニタ装置11B間の
通信中断が避けられなかった。
システムでは、ノード装置の増設または減設時、あるい
は障害復旧時、ループバック指示を受けた2つのノード
装置において、当該指示を受けた側に対してのみループ
バックを行い、ノード装置の増設または減設側あるいは
障害発生側に対してはループバックを行っていなかっ
た。このため、例えば、任意のローカル通信端末間での
通信中に、ノード装置の増設または減設あるいは障害復
旧を行う場合には、一方のノード装置がループバックを
開始してから他方のノード装置がループバックを完了す
るまでの期間(あるいは、一方のノード装置がループバ
ック解除を開始してから他方のノード装置がループバッ
ク解除を完了するまでの期間)、現行の通信パスが一時
的に遮断状態となり、上記ローカル通信端末間の通信が
中断してしまうという問題点があった。
信端末間での通信中に、当該通信を中断することなくノ
ード装置の増設、減設あるいは障害復旧に対処できる通
信システム及びそのループバック制御方法を提供するこ
とを目的とする。
に、請求項1の発明は、複数のノード装置と該各ノード
装置を制御する制御ノード装置とを伝送路によりリング
状に接続して成り、任意のノード装置間または前記各ノ
ード装置に接続された通信端末間での前記伝送路内の通
信パスによる通信中、前記制御用ノード装置からのルー
プバック指示に基づき該当する2つのノード装置にて前
記通信パスのループバックを行う機能を有する通信シス
テムにおいて、前記ノード装置は、前記ループバック指
示に基づき、リングの左右両側の通信パスに対してルー
プバックを行うループバック制御手段を具備し、前記2
つのノード装置のいずれが先にループバック完了して
も、救済対象の通信パスに中断を生じないようにしたこ
とを特徴とする。
て、ノード装置は、非同期転送モード(ATM)の交換
機能を有するATM交換装置であることを特徴とする。
各ノード装置を制御する制御ノード装置とを伝送路によ
りリング状に接続して成り、任意のノード装置間または
前記各ノード装置に接続された通信端末間での前記伝送
路内の通信パスによる通信中、前記制御用ノード装置か
らのループバック指示に基づき該当する2つのノード装
置にて前記通信パスのループバックを行う機能を有する
通信システムのループバック制御方法において、前記制
御用ノード装置からループバック対象の2つのノード装
置に前記ループバック指示を与えることにより、当該2
つのノード装置をそれぞれリングの左右両側の通信パス
に対してループバックするように制御し、前記2つのノ
ード装置のいずれが先にループバック完了しても、救済
対象の通信パスに中断を生じないようにしたことを特徴
とする。
て、ノード装置は、非同期転送モード(ATM)の交換
機能を有するATM交換装置であることを特徴とする。
て添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明
に係わる通信システムの概略構成図である。この通信シ
ステムは、ネットワーク制御装置9と、ノード装置10
A,10B,10C,10D,10Eとを光ファイバ等
を用いた伝送路20によりリング状に接続して構成され
る。ネットワーク制御装置9及びノード装置10A,1
0B,10C,10D,10Eには、入出力ポート10
5を介して、それぞれ1または複数のローカル通信端末
が接続される。同図では、ローカル通信端末として、特
に、ノード装置10Dに接続されるカメラ11Aとノー
ド装置10Eに接続されるモニタ装置11Bのみを図示
している。
C,10D,10E)としては、例えばATM交換装置
が用いられる。ATM交換装置は、VP(Virtual Pat
h:仮想パス)とVC(Virtual Channel:仮想チャネ
ル)という2レベルのネットワークにより実現されるA
TM交換網内で、入力ポートから入力してくる固定長の
セル(ATMセル)を、このATMセル内に含まれてい
るVPI(Virtual Path Identifier:仮想パス識別
子)及びVCI(Virtual Channel Identifier:仮想チ
ャネル識別子)に従って出力ポートへと交換処理する機
能を有するものである。
ノード装置10を制御するためのものであり、これら各
ノード装置10と同様のATM交換機能に加えて、各ノ
ード装置との間の通信パス及び制御パスの形成制御、通
信パスを用いた各ノード装置間あるいはローカル通信端
末間の通信制御、ノード装置の増設または減設時あるい
は障害発生時における通信パスのループバック制御等の
各種制御機能を有する。更に、このネットワーク制御装
置9には、マン/マシンインタフェース機能を司る管理
用端末8が接続される。
からの指示に基づき上述した各種制御を実行する。例え
ば、各ノード装置10に接続されるローカル通信端末間
で通信を行う場合、ネットワーク制御装置9は、これら
各ローカル通信端末を管轄する各ノード装置10間の伝
送路20内に仮想的な通信パスを設定し、この通信パス
を用いて送信元ローカル通信端末と送信先ローカル通信
端末間の通信制御を行う。なお、ノード装置10へのパ
ス設定などの制御は、制御用パスを用いて行われる。つ
まり、この通信システムでは、伝送路20内に形成可能
な仮想的なパスとして、制御用パスと通信パスとの2種
類が存在する。
10A,10B,10C,10D,10E方向)のもの
と、これとは逆の左回り方向のものとがある。ローカル
通信端末間の通信は、通常状態では右回りの通信パスを
用いた双方向通信により実現され、左回りの通信パスは
回線障害の際のループバック用にリザーブする形態で実
現される。
に接続されるカメラ11Aとノード装置10Eに接続さ
れるモニタ装置11B間で通信を行う場合について説明
する。この場合、伝送路20内には、上述した制御によ
り、カメラ11Aからモニタ装置11B方向への右回り
の通信パス21aが形成される。なお、図示はしていな
いが、この時、伝送路20内には、左回りの通信パス2
1bも形成され、ループバック用にリザーブされてい
る。
より得られた動画画像情報は、ノード装置10Dの入出
力ポート105から入力され、当該ノード装置10Dの
ATMスイッチ部によりノード装置10E方向に交換さ
れた後、通信パス21aを通じてノード装置10Eに送
られ、当該ノード装置10E内のATMスイッチ部によ
りその入出力ポート105に交換出力されてモニタ装置
11Bに伝送され、再生出力される。また、モニタ装置
11Bから出力されるカメラ11Aの制御情報等の情報
は、ノード装置10Eの入出力ポート105から入力さ
れ、当該ノード装置10EのATMスイッチ部によりネ
ットワーク制御装置9方向に交換出力された後、通信パ
ス21aを通じ、ネットワーク制御装置9、ノード装置
10A、10B、10Cを経由してノード装置10Dに
送られ、該ノード装置10D内のATMスイッチ部によ
りその入出力ポート105に交換出力されてカメラ11
Aに伝送される。
通信に係わるネットワーク制御装置9及び各ノード装置
10(10A,10B,10C,10D,10E)の動
作について図3を参照して更に詳しく述べる。図3は、
この通信システムを構築するノード装置10の概略構成
を示す図であり、制御部101、ATMスイッチ部10
2、光受信部103a,13b、光送信部104a,1
04b、入出力ポート105を備える。ネットワーク制
御装置9も、管理端末8とのインタフェース機能が備わ
る他は、基本的な構成は上記各ノード装置10と同様で
ある。
b及び光送信部104a,104bはそれぞれ伝送路2
0に接続される。本通信システムでは、右回りと左回り
の2本の伝送路20(図1,図2参照)があり、光受信
部103aと光送信部104aとが例えば右回りの伝送
路による通信に利用され、光受信103bと光送信部1
04bとが左回りの伝送路による通信に利用される。入
出力ポート105には、上述したカメラ11Aやモニタ
装置11B等のローカル通信端末が接続される。
信部103aから入力されるデータは、ATMスイッチ
部102での交換処理によって、制御部101,入出力
ポート105,光送信部104a,104bのいずれか
に送信される。同様に、光受信部103bから入力され
るデータは、ATMスイッチ部102での交換処理によ
って、制御部101,入出力ポート105,光送信部1
04a,104bのいずれかに送信される。更に、制御
部101または入出力ポート105から入力されるデー
タは、ATMスイッチ部102での交換処理によって、
入出力ポート105,光送信部104a,104bのい
ずれかまたは制御部101、光送信部104a,104
bのいずれかに送信される。
通信状態でのノード装置10Dにあっては、入出力ポー
ト105から入力するカメラ11Aの動画画像情報をA
TMスイッチ部102で光送信部104bに送出し、ま
た光受信部103bから入力するモニタ装置11Bから
の制御情報をATMスイッチ部102にて入出力ポート
105よりカメラ11Aに出力する交換処理がなされ
る。また、同状態でのノード装置10Eにあっては、光
受信部103bから入力するカメラ11Aからの動画画
像情報をATMスイッチ部102にて入出力ポート10
5よりモニタ装置11Bに出力し、また、入出力ポート
105から入力するモニタ装置11Bからの制御情報を
ATMスイッチ部102で光送信部104bに送出する
交換処理がなされる。
ータ(上述した動画画像情報や制御情報等)を特定の方
路(例えば、モニタ装置11Bを収容するノード装置1
0E方向やカメラ11Aを収容するノード装置10D方
向)に送信するには、例えば制御部101内に設けられ
る通信パス設定テーブルに、データの単位であるセルの
必須付加情報であるアドレスに対応した方路を予め設定
しておき、セルが到来する毎に、制御部101におい
て、このセル中のアドレスを基に上記通信パス設定テー
ブル内の該アドレスに対応する方路を検索し、該方路が
形成されるべくATMスイッチ部102をスイッチング
制御することにより対処できる。
装置10では、例えば、光受信部103aからの入力デ
ータをATMスイッチ部102を介して光送信部104
bに出力する様にATMスイッチ部102をスイッチン
グ制御することで伝送路(通信パス)のループバックが
行える。同様に、光受信部103bからの入力データを
ATMスイッチ部102を介して光送信部104aに出
力する様にATMスイッチ部102をスイッチング制御
することで伝送路(通信パス)のループバックが行え
る。この通信システムでは、リングに新規なノード装置
を増設する場合、リングから既存のノード装置を減設す
る場合、あるいは障害発生時に迂回通信路を形成する場
合に、上述した様なATMスイッチ部102でのループ
バック機能を用い、リングの左右両側の通信パスに対し
てループバックを行うことによりこれに対処する。
の増設または減設あるいは障害発生時のループ制御動作
について述べる。まず、本通信システムにおいて、ノー
ド装置10Aとノード装置10B間にノード装置10F
を増設する場合のループ制御について図4〜図11を参
照して説明する。
設定例として、ノード装置10Dに接続されたカメラ1
1Aとノード装置10Eに接続されたモニタ装置11B
とで通信を行う場合(図2参照)の通信パスの設定状況
を示したものである。同図に示す如く、カメラ11Aと
モニタ装置11B間の通信中、両者の間には、リングに
沿って右回りの通信パス22aと左回りの通信パス22
bとが設定されている。右回りの通信パス22aは、カ
メラ11Aとモニタ装置11Bとの通常通信時に使用さ
れ、左回りの通信パス22bは、通常通信には使用され
ず、ループバックが行われた場合に使用される予備用の
通信パスである。
11B間で通信パス22aにより通信している時、ノー
ド装置10Aとノード装置10B間にノード装置10F
を増設する場合、図5〜図11に示すような順番でルー
プバック及びループバック解除の制御が推移する。
求の発生により、ネットワーク制御装置9からノード増
設箇所に隣接する2つのノード装置のうちの一方のノー
ド装置10Aに制御用パスを通じてループバック指示A
を送出する。このループバック指示Aを受けることによ
り、ノード装置10Aでは、ネットワーク制御装置9側
にループバックを行うとともに、ノード増設側に対して
もループバックを行う。つまり、本発明では、ループバ
ック指示Aを受けたノード装置10Aにおいて、リング
の左右両側の通信パスに対して、アルファベットの
「X」字に相当する態様のループバック(「X」型ルー
プバック)を行う。
示す如く、ノード増設箇所に隣接するもう一方のノード
装置10Bに制御パスを通じてループバック指示A′を
送出する。このループバック指示A′を受けることによ
り、ノード装置10Bでは、ノード装置10Aと同様、
ネットワーク制御装置9側とノード増設側との双方に
「X」字ループバックを行う。
に隣接する2つのノード装置(10A、10B)が、ル
ープバック指示に基づき、それぞれ「X」型ループバッ
クを行うようにしている。この「X」型ループバックに
よれば、例えばノード装置10Aが先にループバックし
た場合(図5参照)、該ノード装置10Aとネットワー
ク制御装置9との間で右回りの通信パス21aが左回り
の通信パス21bに折り返されると同時に、ノード装置
10Aとノード増設側のノード装置10Bとの間で上記
折り返された左回りの通信パス21bが右回りの通信パ
ス21aに折り返される結果、当該ノード装置10Aの
ループバックに際し、カメラ11Aとモニタ装置11B
間の通信路の遮断が生じない。この動作は、ノード装置
10Bが先にループバックした場合も同様である。つま
り、本発明では、ノード装置10Aとノード装置10B
とのループバックに時間差が生じた場合にも、カメラ1
1Aとモニタ装置11B間に常に通信パスを確保でき、
該通信パスを通じてカメラ11Aとモニタ装置11B間
の通信を維持できる。
もループバックが完了した後、図7に示す如く、該ノー
ド装置10Aとノード装置10B間のノード増設箇所に
ノード装置10Fを介挿し、更にこのノード装置10F
とノード装置10A及びノード装置10B間の伝送路の
接続等の必要な接続処理を行う。接続完了後、ノード装
置10Fの電源を投入することにより、図8に示す如
く、「X」型ループバック中のノード装置10A及びノ
ード装置10Bのノード増設側ループバック路とノード
装置10Eとの間に同図点線で示す如くの通信路が形成
される。
図9に示す如く、ノード増設箇所に隣接する一方のノー
ド装置10Aに制御用パスを通じてループバック解除指
示Bを送出する。このループバック解除指示Bを受ける
ことにより、ノード装置10Aでは、それまで行ってい
た「X」型ループバックを解除する。
に示す如く、ノード増設箇所に隣接する他方のノード装
置10Bに制御用パスを通じてループバック解除指示
B′を送出する。このループバック解除指示B′を受け
ることにより、ノード装置10Bでは、それまで行って
いた「X」型ループバックを解除する。
ばノード装置10Aが先にループバック解除した場合
(図9参照)、該ノード装置10Aとネットワーク制御
装置9との間における右回りの通信パス21aと左回り
の通信パス21bとの折り返しが解かれると同時に、こ
の折り返しの解かれた右回りの通信パス21aがノード
装置10Aから増設ノード装置10Eを経てノード装置
10B内に至り、その増設側ループバック路で左回りの
通信パス21bに折り返される結果、当該ノード装置1
0Aのループバック解除に際し、カメラ11Aとモニタ
装置11B間の通信路の遮断が生じない。この動作は、
ノード装置10Bが先にループバック解除した場合も同
様である。これにより、本発明では、ノード装置10A
とノード装置10Bとのループバック解除に時間差が生
じた場合にも、カメラ11Aとモニタ装置11B間に遮
断されることない通信パスを確保でき、該通信パスを通
じてカメラ11Aとモニタ装置11B間の通信を維持で
きる。
減設時のループ制御動作について図11〜図15を参照
して説明する。図11において、カメラ11Aとモニタ
装置11Bとが通常通信パス21aにより通信している
状態で、ノード装置10Bを減設しようとした場合、図
12〜図15に示すような順番でループバック及びルー
プバック解除の制御が推移する。
要求の発生により、ネットワーク制御装置9から減設ノ
ード装置10Bに隣接する2つのノード装置のうちの一
方のノード装置10Aに制御用パスを通じてループバッ
ク指示Cを送出する。このループバック指示Cを受ける
ことにより、ノード装置10Aでは、ネットワーク制御
装置9側とノード減設側との双方に「X」型ループバッ
クを行う。
御装置9から減設ノード装置10Bに隣接するもう一方
のノード装置10Cに制御用パスを通じてループバック
指示C′を送出する。このループバック指示C′を受け
ることにより、ノード装置10Cでは、同図に示す如
く、ネットワーク制御装置9側とノード増設側との双方
に「X」字型のループバックを行う。以上のループバッ
ク制御によれば、図5及び図6を参照して述べた場合と
同様の理由で、カメラ11Aとモニタ装置11B間の通
信を停止させないようにできる。
もループバックが完了した後、図13に示す如く、これ
らノード装置10Aとノード装置10C間に配置されて
いたノード装置10Bを取り外し、ノード装置10Aと
ノード装置10Cとの間の伝送路(点線で示す)の接続
等の必要な接続処理を行う。
図14に示す如く、ノード減設箇所に隣接する一方のノ
ード装置10Aに制御用パスを通じてループバック解除
指示Dを送出する。このループバック解除指示Dを受け
ることにより、ノード装置10Aでは、それまで行って
いた「X」型ループバックを解除する。次に、ネットワ
ーク制御装置9は、図15に示す如く、ノード減設箇所
に隣接する他方のノード装置10Cに制御用パスを通じ
てループバック解除指示D′を送出する。このループバ
ック解除指示D′を受けることにより、ノード装置10
Cでは、それまで行っていた「X」型ループバックを解
除する。以上のループバック解除制御によれば、図9及
び図10を参照して述べた場合と同様の理由で、カメラ
11Aとモニタ装置11B間の通信を停止させないよう
にできる。
ばあるノード装置10で障害が発生した場合、ネットワ
ーク制御装置9から上記障害発生ノード装置10に隣接
する2つのノード装置10にループバック指示を与え、
該当する2つのノード装置10を「X」型ループバック
させることにより、迂回通信路を形成して通信の救済を
行う。以後、障害発生ノード装置10の障害を取り除
き、障害復旧作業を終えた後、上記2つのノード装置1
0に対してネットワーク制御装置9からループバック解
除指示を与えることで当該各ノード装置10の「X」ル
ープバックを解除する。
プバック解除指示を送出し、ループバック解除が完了す
るまでのループ制御は、例えば、図9、図10に示した
如くの順番で推移する。この場合、図9及び図10にて
説明したのと同様の理由でカメラ11Aとモニタ装置1
1B間の通信を維持できる。すなわち、この場合、障害
発生ノード装置10に隣接する2つのノード装置10の
うちのどちらかが先にループバック解除されたとして
も、もう一方のノード装置が先に解除されたノード装置
側にもループバックを行っている状態であるため、たと
えこれら2つのノード装置間にループバック解除時間の
差が生じても、カメラ11Aとモニタ装置11B間の通
信が中断されることがない。
ループバック指示を受けた2つのノード装置で、それぞ
れリングの左右両側の通信パスに対してループバックを
行う「X」型ループバック機能を具備したため、2つの
ノード装置でループバックを行う時、あるいはそのルー
プバックを解除する時、各ノード装置でのループバック
若しくはループバック解除に時間差が生じても、現行の
通信パスを遮断せずに済む。従って、この「X」型ルー
プバック機能を利用することで、ローカル通信端末間で
の通信中においても、当該通信を中断することなくノー
ド装置の増設、減設あるいは障害復旧に対処できる。
成を示す図。
の図。
す図。
示す図。
ス設定状況を示す図。
ス設定状況を示す図。
ス設定状況を示す図。
ス設定状況を示す図。
図。
を示す図。
信パス設定状況を示す図。
信パス設定状況を示す図。
信パス設定状況を示す図。
図。
通信パス設定状況を示す図。
信パス設定状況を示す図。
ス設定状況を示す図。
Claims (4)
- 【請求項1】 複数のノード装置と該各ノード装置を制
御する制御ノード装置とを伝送路によりリング状に接続
して成り、任意のノード装置間または前記各ノード装置
に接続された通信端末間での前記伝送路内の通信パスに
よる通信中、前記制御用ノード装置からのループバック
指示に基づき該当する2つのノード装置にて前記通信パ
スのループバックを行う機能を有する通信システムにお
いて、 前記ノード装置は、前記ループバック指示に基づき、リ
ングの左右両側の通信パスに対してループバックを行う
ループバック制御手段を具備し、前記2つのノード装置
のいずれが先にループバック完了しても、救済対象の通
信パスに中断を生じないようにしたことを特徴とする通
信システム。 - 【請求項2】 前記ノード装置は、非同期転送モード
(ATM)の交換機能を有するATM交換装置であるこ
とを特徴とする請求項1記載の通信システム。 - 【請求項3】 複数のノード装置と該各ノード装置を制
御する制御ノード装置とを伝送路によりリング状に接続
して成り、任意のノード装置間または前記各ノード装置
に接続された通信端末間での前記伝送路内の通信パスに
よる通信中、前記制御用ノード装置からのループバック
指示に基づき該当する2つのノード装置にて前記通信パ
スのループバックを行う機能を有する通信システムのル
ープバック制御方法において、 前記制御用ノード装置からループバック対象の2つのノ
ード装置に前記ループバック指示を与えることにより、
当該2つのノード装置をそれぞれリングの左右両側の通
信パスに対してループバックするように制御し、前記2
つのノード装置のいずれが先にループバック完了して
も、救済対象の通信パスに中断を生じないようにしたこ
とを特徴とする通信システムのループバック制御方法。 - 【請求項4】 前記ノード装置は、非同期転送モード
(ATM)の交換機能を有するATM交換装置であるこ
とを特徴とする請求項3記載の通信システムのループバ
ック制御方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16217798A JP3548003B2 (ja) | 1998-06-10 | 1998-06-10 | 通信システム及びそのループバック制御方法 |
CA002274292A CA2274292C (en) | 1998-06-10 | 1999-06-09 | Communication network system and loopback control method |
US09/328,670 US6661800B1 (en) | 1998-06-10 | 1999-06-09 | Communication network system and loopback control method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP16217798A JP3548003B2 (ja) | 1998-06-10 | 1998-06-10 | 通信システム及びそのループバック制御方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH11355333A true JPH11355333A (ja) | 1999-12-24 |
JP3548003B2 JP3548003B2 (ja) | 2004-07-28 |
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JP (1) | JP3548003B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7581035B1 (en) * | 2001-08-16 | 2009-08-25 | Netapp, Inc. | Non-disruptive network topology modification |
-
1998
- 1998-06-10 JP JP16217798A patent/JP3548003B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7581035B1 (en) * | 2001-08-16 | 2009-08-25 | Netapp, Inc. | Non-disruptive network topology modification |
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