JPH05235983A - バーチャルパス切替装置および切替方法 - Google Patents

バーチャルパス切替装置および切替方法

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JPH05235983A
JPH05235983A JP3666992A JP3666992A JPH05235983A JP H05235983 A JPH05235983 A JP H05235983A JP 3666992 A JP3666992 A JP 3666992A JP 3666992 A JP3666992 A JP 3666992A JP H05235983 A JPH05235983 A JP H05235983A
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JP
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path
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Application number
JP3666992A
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English (en)
Inventor
Ryutaro Kawamura
龍太郎 川村
Kenichi Sato
健一 佐藤
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ＡＴＭ伝達網において、障害発生時に高速で
経済的に障害を救済できるようにする。 【構成】 あらかじめ常用バーチャルパスに対して切替
用バーチャルパスを設定しておく。常用バーチャルパス
に障害が発生したとき、切替開始端の通信ノードにおい
て障害を検出し、切替用バーチャルパスに必要なリンク
および容量を確保した後、切替用バーチャルパス経路上
の隣接する次通信ノードに対してバーチャルパスの容量
および識別情報を含む切替制御信号を送信する。切替用
バーチャルパス経路上の通信ノードはこの切替制御信号
を次々と隣接する通信ノードに伝達し、他方の切替端の
通信ノードに至る。他方の切替端の通信ノードは切替制
御信号を受信して常用バーチャルパスから切替用バーチ
ャルパスに切り替える。 【効果】 切替制御信号は切替用バーチャルパス上を伝
達されるだけなのでバーチャルパス切替に必要な制御信
号を減らすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ＡＴＭ（非同期転送モ
ード）伝達網内で発生するリンク故障やノード故障等の
なんらかの故障に対して、バーチャルパスを切り替える
迂回処理によって故障を救済するバーチャルパスの切替
装置および切替方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】ＳＴＭ（同期転送モード）伝達網内での
障害発生時にパスの切り替えを行う従来技術には、集中
制御方式を用いたディジタル伝送路網切替方式および分
散制御方式を用いたセルフヒーリングネットワーク方式
が知られている。
【０００３】図６および図７は、従来技術のパス切替方
式を示すブロック図である。
【０００４】図６は、ディジタル伝送路網切替方式を示
す。この図６に示す方式は、通信ノード６１1 、６１2
間のパス６２において何らかの障害が発生した場合、集
中制御局６３から各通信ノード６１1 〜６１5 へ制御用
回線６４を介して、各通信ノードの伝送路切り替えスイ
ッチを集中制御することにより、あらかじめ設計された
切り替え経路６５にパスを切り替えるものである。
【０００５】図７は、セルフヒーリングネットワーク方
式を示す。この図７において、情報が転送される側を下
流側、情報を転送する側を上流側として考える。通信ノ
ード６１1 、６１2 間のパス６２において何らかの障害
が発生した場合、各通信ノード６１1 〜６１5 は、上流
側の通信ノードから順次、下流側通信ノードへ切り替え
経路検索作業（図に示す→）を行い、検索できた経路の
中から使用する切り替え経路を選択して迂回経路を決定
する。そして、下流側の通信ノードから順次、上流側通
信ノードへ選択した切り替え経路を接続するパス接続作
業（図に示す白抜きの矢印）を行い、切り替え経路６５
を生成する方式である。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、図６の集中制御方式を用いたディジタル伝送路網
切替方式においては、複数の通信ノードを集中制御する
ため、集中制御局６３と各通信ノード６１1 〜６１5 と
の間の通信手順が必要となる。また、この通信手順に用
いる制御用回線６４の容量が小さいため、切り替えの高
速化が困難であり、復旧に時間を要していた。
【０００７】一方、図７の分散制御方式を用いたセルフ
ヒーリングネットワーク方式においては、切り替え経路
の検索作業により、一般に複数の切り替え経路を見出
し、その後、その中から使用する切り替え経路を選択
し、改めてパスの接続形成作業を行う必要があった。し
たがって、処理が複雑であり、切り替えの高速化が困難
であった。
【０００８】本発明は、ＡＴＭ伝達網の障害時に高速か
つ経済的に障害を救済することができるバーチャルパス
切り替え装置を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の第一は、バーチ
ャルパスの切替装置に係り、ＡＴＭ伝達網内においてセ
ルが転送されるリンクを介して接続される通信ノードに
設けられ、上記伝達網内に故障が発生し、使用している
バーチャルパスに故障が生じた場合、この使用している
バーチャルパスに対してあらかじめ切替を目的として網
内に経路設定された１以上の切替用バーチャルパスに対
して容量を確保し、故障が発生したバーチャルパスを上
記切替用バーチャルパスに切り替えるバーチャルパス切
替装置において、自通信ノードが上記切替用バーチャル
パスの一方の切替端となる通信ノードの場合には、少な
くとも上記使用しているバーチャルパスに関して故障を
監視するパス監視手段と、上記使用しているバーチャル
パスと切替用バーチャルパスの対応情報を保持する切替
用バーチャルパス情報保持手段と、上記使用しているバ
ーチャルパスの容量を保持管理するバーチャルパス容量
管理手段とを備え、通信ノードに接続するリンクの容量
情報を保持管理するリンク容量管理手段と、リンクを介
して隣接する他の通信ノードとの間で制御信号の授受を
行う制御信号通信手段と、ルーティング表情報を調査変
更するルーティング表制御手段と、上記各手段と接続さ
れバーチャルパス切替処理を制御する切替制御手段とを
備え、上記切替制御手段は、上記自通信ノードが上記切
替用バーチャルパスの一方の切替端の場合は、上記パス
監視手段からの通知により上記使用しているバーチャル
パスの故障により、上記切替用バーチャルパス情報保持
手段および上記バーチャルパス容量管理手段ならびに上
記リンク容量管理手段の情報を基に、上記切替用バーチ
ャルパスを同定して上記ルーティング表制御手段により
ルーティング表を変更して上記切替用バーチャルパスに
切り替え、バーチャルパスの容量およびバーチャルパス
識別子の情報を含む切替制御信号を隣接する切替用バー
チャルパス経路上の通信ノードに送信する手段を含み、
上記自通信ノードが上記切替用バーチャルパスの中継ノ
ードの場合は、上記受信した切替制御信号により切替用
バーチャルパスが収容されるリンクを特定して次通信ノ
ードに上記切替制御信号を送信する手段を含み、上記自
通信ノードが上記切替用バーチャルパスの他方の切替端
の場合は、上記切替制御信号を受信してこの切替制御信
号に基づいて上記故障の生じたバーチャルパスを上記切
替用バーチャルパスにセルの転送経路を切替制御する手
段を含むことを特徴とする。
【００１０】本発明の第二は、バーチャルパスの切替方
法に係り、ＡＴＭ伝達網内においてセルが転送されるリ
ンクを介して接続される通信ノードが設けられ、上記伝
達網内に故障が発生し、使用しているバーチャルパスに
故障が生じた場合、この使用しているバーチャルパスに
対してあらかじめ切替を目的として網内に経路設定され
た１以上の切替用バーチャルパスに対して容量を確保
し、故障が発生したバーチャルパスを上記切替用バーチ
ャルパスに切り替えるバーチャルパス切替方法におい
て、上記切替用バーチャルパスの切替端の一方の通信ノ
ードは、使用しているバーチャルパスに故障が発生した
ことを検出すると、上記切替用バーチャルパスを同定し
故障が発生した使用しているバーチャルパス以上の容量
を確保できる場合は、上記切替用バーチャルパスへ切替
え、上記切替用バーチャルパス経路上の隣接する通信ノ
ードに対してバーチャルパス容量およびバーチャルパス
識別子の情報を含む切替制御信号を送信し、上記切替用
バーチャルパス経路上の中継ノードは、上記切替制御信
号を受信すると、上記バーチャルパス容量およびバーチ
ャルパス識別子の情報から上記切替用バーチャルパスが
収容される通信ノードのリンクを同定して容量を確保し
た後、隣接する通信ノードに対して上記切替制御信号を
送信し、上記切替用バーチャルパスの切替端の他方の通
信ノードは、上記切替制御信号により切替用バーチャル
パス用の容量を確保した後、容量を確保した上記切替用
バーチャルパスに対応する使用している故障が発生した
バーチャルパスを同定し、この同定したバーチャルパス
から上記切替用バーチャルパスにセルの転送経路を切替
えることを特徴とする。
【００１１】
【作用】使用しているバーチャルパス（以下常用バーチ
ャルパスという。）に対してあらかじめ切替用バーチャ
ルパスが設定され、この切替用バーチャルパスへの切替
端ノードがあらかじめ設定されている。
【００１２】常用バーチャルパスに故障が発生した場
合、この常用バーチャルパスの切替端ノードのうち、定
められた一方の切替開始ノードのバーチャルパス切替装
置のパス監視手段が、この故障を検出して切替制御手段
に通知する。故障通知を受領した切替制御手段は、切替
用バーチャルパス情報保持手段によりこの故障バーチャ
ルパスの切替のために既に経路設定されている切替用バ
ーチャルパスを同定し、さらにバーチャルパス容量管理
手段によりこの故障バーチャルパスの容量を調査する。
次に切替制御手段は、ルーティング表制御手段を介しル
ーティング表から切替用バーチャルパスが収容されてい
るリンクおよびバーチャルパス識別子を調査する。切替
制御手段は、これらの調査結果からリンク容量管理手段
により切替用バーチャルパスが収容されている自通信ノ
ードに接続するリンクにおいて予備のバーチャルパス容
量が故障バーチャルパスの容量以上存在するかを調査す
る。調査の結果、故障バーチャルパスの容量以上存在す
る場合、リンク容量管理手段により切替用バーチャルパ
スに容量を確保した後、ルーティング表制御手段を介し
てルーティング表を変更することにより、故障バーチャ
ルパスを切替用バーチャルパス側に切り替える。そし
て、制御信号通信手段により、切替用バーチャルパス経
路上で、通信ノードにリンクを介して隣接する通信ノー
ドに切替制御信号を送信する。切替制御信号には、バー
チャルパスの容量チャネルおよびバーチャルパス識別子
となるバーチャルパス識別番号値などの情報が含まれ
る。
【００１３】切替用バーチャルパス経路上の通信ノード
で、切替端ノードではない中継ノードの制御信号通信手
段が切替制御信号を受信した場合、切替制御手段は、切
替制御信号に含まれる切替用バーチャルパスのバーチャ
ルパス識別子とルーティング表制御手段を介しルーティ
ング表の情報から切替用バーチャルパスが収容される通
信ノードに隣接するリンクを同定し、切替制御信号に含
まれるバーチャルパスの容量値が確保可能か否かをリン
ク容量管理手段により判定し可能であれば容量を確保す
る。さらに、切替制御信号を切替用バーチャルパス経路
上で自通信ノードに隣接する通信ノードに制御信号通信
手段を介して送信する。
【００１４】他方の切替端ノードとなる通信ノードの制
御信号通信手段が切替制御信号を受信した場合、中継ノ
ードの場合と同様の処理により容量を確保した後、切替
用バーチャルパス情報保持手段により、容量を確保した
切替用バーチャルパスに対応する常用バーチャルパスを
同定する。切替制御手段はルーティング表制御手段を介
してルーティング表を変更し、この通信ノードにおける
常用バーチャルパスのセルの転送経路を切替用バーチャ
ルパス側に変更し、切替を行う。
【００１５】このように、バーチャルパスに故障が発生
すると、このバーチャルパスの切替用に事前にルーティ
ングテーブルにより経路が設定されている切替用バーチ
ャルパスに対して、切替用バーチャルパスの経路上の通
信ノードが制御信号を伝播し、容量を確保することによ
り切替経路を確立することができる。
【００１６】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【００１７】図１は本発明のクレーム対応図を示す。こ
の図で符号１０は通信ノードに備えられるバーチャルパ
ス切替装置であり、符号１２はスイッチ部、符号１１は
ルーティング表である。
【００１８】この図１において、本発明のバーチャルパ
ス切替装置１０は、ＡＴＭ伝達網内においてセルが転送
されるリンクを介して接続される通信ノードに設けら
れ、上記伝達網内に故障が発生し、使用しているバーチ
ャルパス（常用バーチャルパス）に故障が生じた場合、
この常用バーチャルパスに対してあらかじめ切替を目的
として網内に経路設定された１以上の切替用バーチャル
パスに対して容量を確保し、故障が発生した常用バーチ
ャルパスを上記切替用バーチャルパスに切り替えるバー
チャルパス切替装置であって、本発明の特徴として、自
通信ノードが上記切替用バーチャルパスの切替端となる
通信ノードの場合には、少なくとも上記常用バーチャル
パスに関して故障を監視するパス監視手段１４と、上記
常用バーチャルパスと切替用バーチャルパスの対応情報
を保持する切替用バーチャルパス情報保持手段（切替用
ＶＰ情報保持手段）１７と、上記常用バーチャルパスの
容量を保持管理するバーチャルパス容量管理手段１８と
を備え、通信ノードに接続するリンクの容量情報を保持
管理するリンク容量管理手段１９と、リンクを介して隣
接する他の通信ノードとの間で制御信号の授受を行う制
御信号通信手段１６と、ルーティング表情報を調査変更
するルーティング表制御手段２０と、上記各手段と接続
されバーチャルパス切替処理を制御する切替制御手段１
５とを備え、上記切替制御手段は、上記自通信ノードが
上記切替用バーチャルパスの一方の切替端の場合は、上
記パス監視手段１４からの通知により上記常用バーチャ
ルパスの故障により、上記切替用バーチャルパス情報保
持手段１７および上記バーチャルパス容量管理手段１８
ならびに上記リンク容量管理手段１９の情報を基に、上
記切替用バーチャルパスを同定して上記ルーティング表
制御手段２０によりルーティング表を変更して上記切替
用バーチャルパスに切り替え、バーチャルパスの容量お
よびバーチャルパス識別子の情報を含む切替制御信号を
隣接する切替用バーチャルパス経路上の通信ノードに送
信する手段を含み、上記自通信ノードが上記切替用バー
チャルパスの中継ノードの場合は、上記受信した切替制
御信号により切替用バーチャルパスが収容されるリンク
を特定して次通信ノードに上記切替制御信号を送信する
手段を含み、上記自通信ノードが上記切替用バーチャル
パスの他方の切替端の場合は、上記切替制御信号を受信
してこの切替制御信号に基づいて上記故障の生じた常用
バーチャルパスを上記切替用バーチャルパスにセルの転
送経路を切替制御する手段を含んでいる。
【００１９】次に実施例を示して本発明の具体例を説明
する。図２は通信ノードに設けられた本発明のバーチャ
ルパス切替装置の第一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【００２０】本発明実施例のバーチャルパス切替装置が
設けられる通信ノードは、通信ノードに接続するリンク
２１1 〜２１i に収容されるバーチャルパス２２1 〜２
２j，２３1 〜２３k のうち、少なくともその通信ノー
ドを切替端とするバーチャルパスについてパス監視部２
４が設けられている。このバーチャルパスはセルの宛先
情報に基づいてルーティングテーブルであるルーティン
グ表３１に基づいてそのスイッチングが制御されるスイ
ッチ部３２を介して出力先リンクに接続され、次の通信
ノードに通信内容を伝達するものとなっている。
【００２１】そして切替制御部２５は、他の通信ノード
の切替制御装置と切替制御信号の送受を行う制御信号通
信部２６、切替用バーチャルパス情報保持部２７、バー
チャルパス容量管理部２８、リンク容量管理部２９、上
記ルーティング表書き替え等の制御を行うルーティング
表制御部３０を備えている。
【００２２】各部について説明する。パス監視部２４1
〜２４i は監視するバーチャルパスに故障発生を検出す
ると切替制御部２５に通知する。切替制御部２５はパス
監視部２４1 〜２４i による故障検出もしくは制御信号
通信部２６の切替制御信号受信通知をトリガとしてバー
チャルパス切替制御を行う。制御信号通信部２６は通信
ノードが接続しているＡＴＭ伝達網もしくはその他の通
信手段を介して、自ノードがリンクを介して隣接する通
信ノードとの間で切替制御信号を送受する。
【００２３】切替用バーチャルパス情報保持部２７は、
自ノードを切替端ノードとするバーチャルパスに関し
て、使用しているバーチャルパスとこの常用バーチャル
パスの切替用に既に用意されている切替用バーチャルパ
スの対応情報を保持する。バーチャルパス容量管理部２
８は、自通信ノードに収容されるバーチャルパス２２1
〜２２j ，２３1 〜２３k のうち、少なくともこの通信
ノードを切替端ノードとする常用バーチャルパスについ
てその個々の容量を保持管理する。リンク容量管理部２
９は、自通信ノードが接続するリンク２１1 〜２１i に
関して、このリンクの容量のうち、現在、常用バーチャ
ルパスに使用されている容量と切替に使用可能な空き容
量の情報とを保持管理する。
【００２４】ルーティング表制御部３０は、切替制御部
２５の要求により、自通信ノードに備えられるルーティ
ング表３１の情報を調査もしくは変更を行う機能を有す
る。
【００２５】以下このバーチャルパス切替装置による常
用バーチャルパスから切替用バーチャルパスへの切替動
作を説明する。
【００２６】パス監視部２４1 〜２４i がバーチャルパ
スの故障を検出すると、切替制御部２５に故障検出が通
知される。故障検出を受信した切替制御部２５は、切替
用バーチャルパス情報保持部２７により、自通信ノード
が故障したバーチャルパスの切替端ノードであるか否か
を調査する。自通信ノードが故障したバーチャルパスの
切替端ノードでかつ故障切替開始ノードであった場合、
切替用バーチャルパス情報保持部２７により、故障バー
チャルパスの切替のために既に経路設定されている切替
用バーチャルパスを同定し、さらにバーチャルパス容量
管理部２８により、故障した常用バーチャルパス容量を
調査する。次に切替制御部２５は、ルーティング表制御
部３０を介し、ルーティング表３１から切替用バーチャ
ルパスが収容されているリンクおよびバーチャルパス識
別子を調査する。切替制御部２５は、調査結果からリン
ク容量管理部２９により、該切替用バーチャルパスが収
容されている自通信ノードに接続するリンクにおいて、
予備のバーチャルパス容量が故障バーチャルパスの容量
以上存在するかを調査する。調査の結果、この故障バー
チャルパスの容量以上存在する場合、リンク容量管理部
２９により切替用バーチャルパスに容量を確保した後、
ルーティング表制御部３０を介し、ルーティング表３１
を変更することにより、故障バーチャルパスを切替用バ
ーチャルパスに切り替える。そして、制御信号通信部２
６により、この切替用バーチャルパス経路上で、自通信
ノードにリンクを介して隣接する通信ノードに切替制御
信号を送信する。
【００２７】制御信号通信部２６が隣接する他の通信ノ
ードから切替制御信号を受信した場合、切替制御部２５
は切替用バーチャルパス情報保持部２７により自通信ノ
ードが切替端ノードか中継ノードかを判定する。自通信
ノードが中継ノードである場合には、切替制御部２５
は、この切替制御信号に含まれる切替用バーチャルパス
のバーチャルパス識別子と、ルーティング表制御部３０
を介して調査したルーティング表３１の情報から、この
切替用バーチャルパスが収容される自通信ノードに接続
するリンクを同定し、切替制御信号に含まれるバーチャ
ルパスの容量値が確保可能か否かをリンク容量管理部２
９により判定してそれが可能であれは容量を確保する。
さらに、切替制御信号を切替用バーチャルパス経路上で
通信ノードに隣接する通信ノードに制御信号通信部２６
を介して送信する。
【００２８】制御信号通信部２６が隣接する他の通信ノ
ードから切替制御信号を受信した場合に、自通信ノード
が切替端ノードであるかを判定した結果、自通信ノード
が切替端ノードである場合、中継ノードと同様の処理に
より容量を確保した後、切替用バーチャルパス情報保持
部２７により、容量を確保した切替用バーチャルパスに
対応する常用バーチャルパスを同定する。切替制御部２
５はルーティング表制御部３０を介しルーティング表３
１を変更し、この通信ノードにおける常用バーチャルパ
スのセルの転送経路を切替用バーチャルパス側に変更し
切替を行う。
【００２９】以下図３の（１）〜（５）を基に、本実施
例によるバーチャルパス復旧処理を段階的に説明する。
この図３においてＡ〜Ｈはそれぞれ通信ノードを示す。
【００３０】常用バーチャルパス３４には故障が発生す
る以前に切替用バーチャルパス３５の経路が切替端ノー
ドＡ、Ｅ間に設定されている（図３（１））。
【００３１】バーチャルパス３４に故障３６が発生した
場合、切替端ノードのうち事前に定められた切替開始ノ
ードＡは故障を検出する（図３（２））。
【００３２】故障を検出した切替開始ノードＡは上記の
ように自ノードが接続するリンクに容量を確保し、パス
経路を常用から切替用バーチャルパスに切り替えた後、
切替用バーチャルパス経路上の隣接ノードＦに切替制御
信号３７を送出する（図３（３））。
【００３３】切替制御信号３７は、上述のように切替用
バーチャルパスの経路上を伝播し、最後に切替端ノード
Ｅに到着する。切替端ノードＥは上述のとおり、リンク
の容量を確保した後、バーチャルパスの経路を常用バー
チャルパスから切替用バーチャルパスに切り替え、切替
処理が完了し故障が復旧される（図３（５））。
【００３４】次に図４に本発明の第二実施例のバーチャ
ルパス切替装置のブロック図を示す。この第二実施例の
特徴とするところは、１常用バーチャルパスに対して切
替用バーチャルパスを複数経路設定し、切替時に使用可
能な複数の切替用バーチャルパスのなかから、使用する
切替用バーチャルパスを選択するところにある。
【００３５】図１の第一実施例と異なるのは切替制御部
Ｂ４１、切替用バーチャル情報保持部Ｂ４２、制御信号
通信部Ｂ４３である。
【００３６】その動作を説明する。
【００３７】切替制御部Ｂ４１はパス監視部２４1 〜２
４i による故障検出もしくは制御信号通信部４３の切替
制御信号受信通知をトリガとして本発明バーチャルパス
切替装置における制御を行う。
【００３８】切替用バーチャルパス情報保持部Ｂ４２
は、自ノードを切替端ノードとするバーチャルパスに関
して、常用バーチャルパスとこの常用バーチャルパスの
切替用に既に用意されている複数の切替用バーチャルパ
スの対応情報を保持する。
【００３９】制御信号通信部Ｂ４３は、通信ノードが接
続しているＡＴＭ伝達網もしくはその他の通信手段を介
して、自ノードがリンクを介して隣接する通信ノードと
の間で切替制御信号を送受する。
【００４０】切替制御部Ｂ４１が自ノードを切替開始ノ
ードとする常用バーチャルパスの故障を検出した場合、
切替用バーチャルパス情報保持手段Ｂ４２により、常用
バーチャルパス用に既に経路が設定してある複数の切替
用バーチャルパスを同定する。切替制御部Ｂ４１は、各
々の切替用バーチャルパスに対して、第一実施例と同様
にリンクに容量を確保し、各々の経路上の隣接通信ノー
ドに対して制御信号通信部Ｂ４３により切替制御信号を
送出する。
【００４１】切替制御信号を受信した切替用バーチャル
パスの経路上の中継ノードでは、切替制御部Ｂ４１は、
第一実施例と同様にこの切替用バーチャルパスに接続リ
ンクの容量を確保した後、隣接通信ノードに切替制御信
号を伝播する。
【００４２】切替開始ノードではない他方の切替端ノー
ドの切替制御部Ｂ４１は、複数の切替用バーチャルパス
経路上の通信ノードから切替制御信号を受信する。切替
制御部は、切替用バーチャルパスが複数使用可能である
場合、使用する切替用バーチャルパスを選択し、切替用
バーチャルパス情報保持部Ｂ４２から常用バーチャルパ
スを同定し、ルーティング表制御部３０を介してパス経
路を切り替える。
【００４３】以下、図５（１）〜（５）を基に、本第二
実施例のバーチャルパス復旧処理を段階的に説明する。
この図５においてＡ〜Ｈは通信ノードを示す。
【００４４】常用バーチャルパス５１には故障が発生す
る以前に複数の切替用バーチャルパス５２1 〜５２i の
経路が切替端ノードＡ、Ｅ間に設定されている（図５
（１））。
【００４５】常用バーチャルパス５１に故障５３が発生
した場合、切替端のノードのうち、事前に定められた切
替開始ノードＡは故障を検出する（図５（２））。
【００４６】故障を検出した切替開始ノードＡは、上述
のように、各々の切替用バーチャルパス５２1 〜５２i
に対して、自ノードが隣接するリンクに容量を確保し、
パス経路を常用バーチャルパスから切替用バーチャルパ
スに切り替えた後、各々の切替用バーチャルパス５２1
〜５２i の経路上の隣接ノードに切替制御信号５４1〜
５４i に送出する（図５（３））。
【００４７】この切替制御信号を受信した中継通信ノー
ドは、それぞれ切替用バーチャルパス用に容量を確保し
た後、隣接ノードに切替制御信号を送出する（図５
（４））。
【００４８】切替制御信号５４1 〜５４i は上記のよう
に各々の切替用バーチャルパスの経路上を伝播し、最後
にすべて切替端ノードＥに到着する。切替端ノードＥ
は、上記のとおり切替用バーチャルパスが複数使用可能
である場合、使用する切替用バーチャルパスを選択し、
常用バーチャルパスをこの切替用バーチャルパスに切り
替え、切替処理が完了し、故障が復旧される（図５
（５））。
【００４９】
【発明の効果】上述のように、本発明は、使用している
バーチャルパスに故障が発生した場合、切替のために切
替端ノード間に事前に設定されている切替用バーチャル
パスの経路上に切替制御信号を伝播させ容量を確保して
切り替えを行い、故障を復旧する。切替制御信号は、切
替用バーチャルパス経路にのみ伝播されるため、その数
は比較的少数であり、かつ集中制御局を介さないため復
旧の高速化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のバーチャルパス切替装置の構成を説明
するブロック図。
【図２】本発明第一実施例のバーチャルパス切替装置の
構成を説明するブロック図。
【図３】本発明第一実施例によるバーチャルパス復旧処
理を説明する図。
【図４】本発明第二実施例のバーチャルパス切替装置の
構成を説明するブロック図。
【図５】本発明第二実施例によるバーチャルパス復旧処
理を説明する図。
【図６】従来例のパス切替方式を説明する図。
【図７】従来例のパス切替方式を説明する図。
【符号の説明】
１０ バーチャルパス切替装置 １１、３１ ルーティング表 １２、３２ スイッチ部 １４ パス監視手段 １５ 切替制御手段 １６ 制御信号通信手段 １７ 切替用バーチャルパス情報保持手段 １８ バーチャルパス容量管理手段 １９ リンク容量管理手段 ２０ ルーティング表制御手段 ２１ リンク ２２、２３ バーチャルパス ２４ パス監視部 ２５、４１ 切替制御部 ２６、４３ 制御信号通信部 ２７、４２ 切替用バーチャルパス情報保持部 ２８ バーチャルパス容量管理部 ２９ リンク容量管理部 ３０ ルーティング表制御部 ３４、５１ 常用バーチャルパス ３５、５２ 切替用バーチャルパス ３６、５３ 故障 ３７、５４ 切替制御信号 ６１ 通信ノード ６２ パス ６３ 集中制御局 ６４ 制御用回線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ＡＴＭ伝達網内においてセルが転送され
    るリンクを介して接続される通信ノードに設けられ、 上記伝達網内に故障が発生し、使用しているバーチャル
    パスに故障が生じた場合、この使用しているバーチャル
    パスに対してあらかじめ切替を目的として網内に経路設
    定された１以上の切替用バーチャルパスに対して容量を
    確保し、故障が発生したバーチャルパスを上記切替用バ
    ーチャルパスに切り替えるバーチャルパス切替装置にお
    いて、 自通信ノードが上記切替用バーチャルパスの一方の切替
    端となる通信ノードの場合には、少なくとも上記使用し
    ているバーチャルパスに関して故障を監視するパス監視
    手段と、上記使用しているバーチャルパスと切替用バー
    チャルパスの対応情報を保持する切替用バーチャルパス
    情報保持手段と、上記使用しているバーチャルパスの容
    量を保持管理するバーチャルパス容量管理手段とを備
    え、 通信ノードに接続するリンクの容量情報を保持管理する
    リンク容量管理手段と、 リンクを介して隣接する他の通信ノードとの間で制御信
    号の授受を行う制御信号通信手段と、 ルーティング表情報を調査変更するルーティング表制御
    手段と、 上記各手段と接続されバーチャルパス切替処理を制御す
    る切替制御手段とを備え、 上記切替制御手段は、 上記自通信ノードが上記切替用バーチャルパスの一方の
    切替端の場合は、上記パス監視手段からの通知により上
    記使用しているバーチャルパスの故障により、上記切替
    用バーチャルパス情報保持手段および上記バーチャルパ
    ス容量管理手段ならびに上記リンク容量管理手段の情報
    を基に、上記切替用バーチャルパスを同定して上記ルー
    ティング表制御手段によりルーティング表を変更して上
    記切替用バーチャルパスに切り替え、バーチャルパスの
    容量およびバーチャルパス識別子の情報を含む切替制御
    信号を隣接する切替用バーチャルパス経路上の通信ノー
    ドに送信する手段を含み、 上記自通信ノードが上記切替用バーチャルパスの中継ノ
    ードの場合は、上記受信した切替制御信号により切替用
    バーチャルパスが収容されるリンクを特定して次通信ノ
    ードに上記切替制御信号を送信する手段を含み、 上記自通信ノードが上記切替用バーチャルパスの他方の
    切替端の場合は、上記切替制御信号を受信してこの切替
    制御信号に基づいて上記故障の生じたバーチャルパスを
    上記切替用バーチャルパスにセルの転送経路を切替制御
    する手段を含むことを特徴とするバーチャルパス切替装
    置。
  2. 【請求項２】 ＡＴＭ伝達網内においてセルが転送され
    るリンクを介して接続される通信ノードが設けられ、 上記伝達網内に故障が発生し、使用しているバーチャル
    パスに故障が生じた場合、この使用しているバーチャル
    パスに対してあらかじめ切替を目的として網内に経路設
    定された１以上の切替用バーチャルパスに対して容量を
    確保し、故障が発生したバーチャルパスを上記切替用バ
    ーチャルパスに切り替えるバーチャルパス切替方法にお
    いて、 上記切替用バーチャルパスの切替端の一方の通信ノード
    は、使用しているバーチャルパスに故障が発生したこと
    を検出すると、上記切替用バーチャルパスを同定し故障
    が発生した使用しているバーチャルパス以上の容量を確
    保できる場合は、上記切替用バーチャルパスへ切替え、
    上記切替用バーチャルパス経路上の隣接する通信ノード
    に対してバーチャルパス容量およびバーチャルパス識別
    子の情報を含む切替制御信号を送信し、 上記切替用バーチャルパス経路上の中継ノードは、上記
    切替制御信号を受信すると、上記バーチャルパス容量お
    よびバーチャルパス識別子の情報から上記切替用バーチ
    ャルパスが収容される通信ノードのリンクを同定して容
    量を確保した後、隣接する通信ノードに対して上記切替
    制御信号を送信し、 上記切替用バーチャルパスの切替端の他方の通信ノード
    は、上記切替制御信号により切替用バーチャルパス用の
    容量を確保した後、容量を確保した上記切替用バーチャ
    ルパスに対応する使用している故障が発生したバーチャ
    ルパスを同定し、この同定したバーチャルパスから上記
    切替用バーチャルパスにセルの転送経路を切替えること
    を特徴とするバーチャルパス切替方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH06205033A (ja) * 1992-12-18 1994-07-22 Nec Corp 通信網障害回復方式
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