JPH04257143A - バーチャルパス切り替え装置 - Google Patents

バーチャルパス切り替え装置

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Publication number
JPH04257143A
JPH04257143A JP3018113A JP1811391A JPH04257143A JP H04257143 A JPH04257143 A JP H04257143A JP 3018113 A JP3018113 A JP 3018113A JP 1811391 A JP1811391 A JP 1811391A JP H04257143 A JPH04257143 A JP H04257143A
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JP
Japan
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control signal
switching
link
communication node
virtual path
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Application number
JP3018113A
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English (en)
Inventor
Ryutaro Kawamura
龍太郎 川村
Kenichi Sato
健一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ATM(非同期転送モ
ード)伝達網内で発生するリンク故障および網運用上の
意図的なリンク切断要求などの何らかの原因による特定
リンクの使用上の支障に対して、バーチャルパスを切り
替える迂回処理によってその支障リンクを回避するバー
チャルパス切り替え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】STM(同期転送モード)伝達網におい
てパス切り替えを行う従来技術には、集中制御方式を用
いたディジタル伝送路網切り替え方式、および分散制御
方式を用いたセルフヒーリングネットワーク方式が知ら
れている。図13は、従来のパス切り替え方式を示すブ
ロック図である。 (1)はディジタル伝送路網切り替
え方式を示し、 (2)はセルフヒーリングネットワー
ク方式を示す。
【0003】図13(1) において、ディジタル伝送
路網切り替え方式は、通信ノード611 ,612 間
のパス62において何らかの障害が発生した場合、集中
制御局63から各通信ノード611 〜615 へ制御
用回線64を介して、各通信ノードの伝送路切り替えス
イッチを集中制御することにより、予め設計された切り
替え経路65にパスを切り替える方式である。
【0004】図13(2) において、セルフヒーリン
グネットワーク方式は、情報が転送される先を下流側、
情報を送出する元を上流側として考える。通信ノード6
11 ,612 間のパス62において何らかの障害が
発生した場合、各通信ノード611 〜615 は、上
流側の通信ノードから順次、下流側通信ノードへ切り替
え経路検索作業を行い、検索できた経路の中から使用す
る切り替え経路を選択して切り替え経路を決定する。そ
して、下流側通信ノードから順次、上流側通信ノードへ
選択した切り替え経路を接続するパス接続作業を行い、
切り替え経路65を生成する方式である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図13(1
) に示すディジタル伝送路網切り替え方式では、網内
のすべての通信ノードの切り替え制御を集中制御局63
が行うので、網が拡大すると集中制御局にかかる負担が
大きくなる。また、制御用回線64が低速であるので、
切り替えのための高速化が困難であった。また、網の拡
張や網形態に変化が生じた際には、切り替え経路を設計
し直す必要があった。
【0006】一方、図13(2) に示すセルフヒーリ
ングネットワーク方式では、切り替え経路の検索のため
に多数の制御信号を発生させる必要があり、通信ノード
の処理の負担が大きくなり、他の制御に影響を及ぼすと
ともに切り替えの高速化が困難であった。本発明は、A
TM伝達網のリンク支障時に高速かつ経済的に支障リン
クを迂回した経路にバーチャルパスを切り替えることが
できるバーチャルパス切り替え装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1に記載
の発明の基本構成を示すブロック図である。リンクを介
して転送された到着セルのヘッダ領域に含まれるバーチ
ャルパス識別番号を読み取り、該セルの転送経路を記述
したルーティング表に応じて該リンクを論理的に接続し
てバーチャルパスを形成するスイッチ部を備えた通信ノ
ード内に設けられ、上流側通信ノードとの間のバーチャ
ルパスが切断されたことを検出するパス監視手段を有し
、故障あるいは網運用上のリンク切断要求に応じてバー
チャルパスが切断された支障リンクに収容されているバ
ーチャルパスを該支障リンクを迂回する経路に形成した
バーチャルパスに切り替えるバーチャルパス切り替え装
置において、前記通信ノードに接続されるリンクが前記
支障リンクとなった場合に、前記支障リンクを迂回する
経路上にあるすべての通信ノードとの間で制御信号を送
受信する制御信号通信手段と、前記通信ノードに接続さ
れるすべてのリンクの使用容量,未使用容量および各リ
ンクに収容されているバーチャルパス個々の容量とバー
チャルパス識別番号とを保持し、リンクの使用状況の変
化に応じて各内容が更新される接続リンク使用状況保持
手段と、前記支障リンクの下流側通信ノードでは、前記
制御信号通信手段により支障発生を通知する第一の制御
信号を関与するすべての通信ノード宛に送出し、また該
第一の制御信号を受信した通信ノードでは、前記接続リ
ンク使用状況保持手段を参照して自ノードのリンク使用
状況を調査しその結果を通知する第二の制御信号を前記
制御信号通信手段を介して前記支障リンクの上流側通信
ノード宛に送出し、前記支障リンクの上流側通信ノード
では、該第二の制御信号を送出した各通信ノードのリン
ク使用状況を判断し、バーチャルパスの切り替え経路お
よび使用するバーチャルパス識別番号を決定し、該切り
替え経路上の各通信ノードに前記制御信号通信手段を介
して接続要求を通知する第三の制御信号を送出し、また
該第三の制御信号を受信した通信ノードでは、前記ルー
ティング表を変更して該切り替え経路に切り替え用のバ
ーチャルパスを形成するとともに、前記制御信号通信手
段を介して前記支障リンクの上流側通信ノード宛に接続
確認を通知する第四の制御信号を送出し、前記支障リン
クの上流側通信ノードでは、該切り替え経路上の全通信
ノードから該第四の制御信号を受信したときに前記支障
リンクに収容されているバーチャルパスを該切り替え経
路に切り替えるバーチャルパス切り替え制御手段とを備
えたことを特徴とする。
【0008】図2は、請求項2に記載の発明の基本構成
を示すブロック図である。請求項1に記載のバーチャル
パス切り替え装置において、網内に複数の支障リンクが
発生した場合に、切り替え処理に優先順位を付ける切り
替え優先処理手段と、前記複数の支障リンクに接続する
通信ノード間の各制御信号の送受信を中継する制御信号
中継手段と、前記切り替え優先処理手段で付与された切
り替え処理の優先順位および自ノードに関する切り替え
状況を保持する切り替え状況記録手段とを備えたことを
特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1に記載のバーチャルパス切り替え装置
では、通信ノードのバーチャルパス切り替え装置に設け
られるパス監視手段は、その上流側に接続されているリ
ンクのバーチャルパスの切断を検出し、バーチャルパス
切り替え制御手段に通知する。バーチャルパス切り替え
制御手段は、リンク故障あるいは網運用上のリンク切断
要求の通知を受け、制御信号通信手段を介して、支障リ
ンクを迂回する経路上にあるすべての通信ノード宛に支
障リンクの発生を通知し、また各通信ノードに接続する
リンクの予備容量の状況を調査する第一の制御信号(容
量調査制御信号)を送出する。
【0010】各通信ノードの接続リンク使用状況保持手
段には、接続されるすべてのリンクの使用容量,未使用
容量および各リンクに収容されているバーチャルパス個
々の容量とバーチャルパス識別番号とが保持されている
。第一の制御信号を受信した通信ノードでは、接続リン
ク使用状況保持手段を参照して自ノードのリンク使用状
況を調査し、リンクの使用可能容量および使用可能なバ
ーチャルパス識別番号を通知する第二の制御信号(調査
結果制御信号)を支障リンクの上流側通信ノード宛に送
出する。また、使用可能容量を支障リンクの容量値を上
限として仮使用状態として確保する。
【0011】第二の制御信号を受信した支障リンクの上
流側通信ノードでは、各通信ノードにおける調査結果を
統合し、支障リンクに収容されているバーチャルパスの
切り替え経路および使用するバーチャルパス識別番号を
決定し、採用した切り替え経路上の各通信ノードに接続
要求を通知する第三の制御信号(接続要請制御信号)を
送出する。また、不採用となった切り替え経路上の通信
ノードには、仮使用状態として確保した予備容量を解放
する容量解放制御信号を送出する。
【0012】第三の制御信号を受信した通信ノードでは
、通知されたバーチャルパス識別番号をルーティング表
に記述するとともに、仮使用状態の容量を本使用として
バーチャルパスに割り当てる。この接続要求の指示通り
に正常にバーチャルパスが生成できたときには、支障リ
ンクの上流側通信ノード宛に接続確認を通知する第四の
制御信号(接続確認制御信号)を送出する。また、容量
解放制御信号を受信した通信ノードでは、仮使用状態と
して確保していた容量を未使用状態として解放する。
【0013】支障リンクの上流側通信ノードでは、切り
替え経路上の全通信ノードから第四の制御信号を受信し
たときに、支障リンクに収容されているバーチャルパス
を切り替え経路に切り替える。請求項2に記載のバーチ
ャルパス切り替え装置では、網内に複数の支障リンクが
発生し、この複数の支障リンクを検出したときに第一の
制御信号(容量調査制御信号)内に記された切り替えの
優先度情報を基に、切り替え優先処理手段がどの切り替
え処理を優先し、どの切り替え処理を一時待たせるかを
決定する。なお、この優先判定を行った通信ノードは、
以後制御信号中継手段を起動して制御信号中継通信ノー
ドとする。
【0014】優先判定結果は、制御信号通信手段を介し
て各支障リンクの上流側通信ノードに優先判定制御信号
として送信する。この優先判定制御信号を受信した非優
先切り替え側支障リンクの上流側通信ノードは、切り替
え状況記録手段を起動してすでに容量確保した通信ノー
ドに容量解放制御信号を送信し、確保した容量の解放を
行う。容量解放を行った通信ノードは、制御信号中継通
信ノードに解放確認制御信号を送出する。この解放確認
制御信号を受信した制御信号中継通信ノードは、制御信
号中継手段により優先切り替え側支障リンクの上流側通
信ノードにその解放確認制御信号を転送する。非優先側
の容量解放を確認した優先切り替え側支障リンクの上流
側通信ノードは、単一支障時と同様の切り替え処理を行
う。
【0015】優先側の支障リンクに対する切り替え処理
が終了すると、その上流側通信ノードは、制御信号中継
通信ノードに切り替え終了制御信号を送出する。この切
り替え終了制御信号を受信した制御信号中継通信ノード
は、制御信号中継手段により非優先切り替え側支障リン
クの上流側通信ノードにその切り替え終了制御信号を転
送する。優先側の切り替え終了を確認した非優先切り替
え側支障リンクの上流側通信ノードは、連続して単一支
障時と同様の切り替え処理を行う。
【0016】このようにして、多重支障に対する切り替
え処理を順次行うことができる。
【0017】
【実施例】図3は、本発明バーチャルパス切り替え装置
の第一実施例の構成を示すブロック図である。図におい
て、通信ノードに接続されるリンクからセルが入力する
側を上流側、リンクにセルを出力する側を下流側とした
場合に、上流側通信ノードとの間に設定された通信リン
ク211 〜21i に収容される受信側のバーチャル
パス221 〜22j ,231 〜23k に沿って
セルが入力される。このセルは、各通信リンクに対応す
るパス監視部241 〜24i を介してスイッチ部2
5に到着する。スイッチ部25はルーティング表26を
参照し、到着したセルを下流側通信ノードとの間に設定
された通信リンク271 〜27l に収容される送信
側のバーチャルパス281 〜28m あるいはバーチ
ャルパス291 〜29n のいずれかに送出する。
【0018】パス監視部241 〜24i は、各バー
チャルパス221 〜22j ,231 〜23k の
切断を検出する機能を有し、切断された受信側のバーチ
ャルパスを制御信号処理部30に通知する。接続リンク
使用状況表31には、接続されるリンクの使用容量、未
使用容量,各リンクに収容される各バーチャルパスの容
量および各バーチャルパスが使用しているバーチャルパ
ス識別番号が格納される。制御信号処理部30は、この
接続リンク使用状況表31を参照し、また接続リンク使
用状況表変更部32を介してその内容を変更する。また
、制御信号処理部30は、ルーティング表変更部33を
介してルーティング表26の内容を変更する。
【0019】切り替え経路決定部34は制御信号処理部
30に接続され、通信ノードが支障リンクの上流側通信
ノードである場合に、迂回経路に関与する通信ノードか
ら到着した調査結果制御信号の情報により切り替え可能
な経路を抽出し、その中から切り替え経路および使用す
るバーチャルパス識別番号を決定する。切り替え要求受
信部35は、網運用上の意図的なリンクの切断要求を受
信し、それを制御信号処理部30に通知する。
【0020】制御信号通信手段36は、切り替えに関与
する可能性のある通信ノードとの間で制御信号処理部3
0の指示により各制御信号を送受信する。なお、パス監
視部241 〜24i はパス監視手段を構成する。接
続リンク使用状況表31および接続リンク使用状況表変
更部32は接続リンク使用状況保持手段を構成する。制
御信号処理部30,ルーティング表変更部33,切り替
え経路決定部34および切り替え要求受信部35は、バ
ーチャルパス切り替え制御手段を構成する。
【0021】以下、本実施例の基本動作について説明す
る。制御信号処理部30は、パス監視部241 〜24
i からその上流側に接続されているリンク211 〜
21i のバーチャルパス221〜22j ,231 
〜23k のいずれかの切断が検出された場合、あるい
は切り替え要求受信部35で自通信ノードが下流側に接
続しているリンクの切り替え要求を受信した場合に、そ
れぞれの通知により、接続リンク使用状況表31を参照
して切り替えを行う支障リンクの使用容量およびこの支
障リンクの上流側通信ノードを調査し、その結果を制御
信号通信手段36を介して、支障リンクを迂回する経路
上にあるすべての通信ノード宛に、その通信ノードに接
続するリンクの予備容量の状況を調査する容量調査制御
信号として送出する。
【0022】容量調査制御信号を受信した通信ノード(
切断要求によって支障リンクとなる下流側通信ノードを
含む)では、制御信号処理部30が接続リンク使用状況
表31を参照して自ノードのリンク使用状況を調査し、
リンクの使用可能容量および使用可能なバーチャルパス
識別番号を調査し、その結果を制御信号通信手段36を
介して調査結果制御信号として支障リンクの上流側通信
ノード宛に送出する。また、使用可能容量を支障リンク
の容量値を上限として仮使用状態として確保する。
【0023】調査結果制御信号を受信した支障リンクの
上流側通信ノードでは、切り替え経路決定部34が各通
信ノードにおける調査結果を統合し、支障リンクに収容
されているバーチャルパスの切り替え経路および使用す
るバーチャルパス識別番号を決定する。制御信号処理部
30は、切り替え経路に採用した経路上の各通信ノード
に、使用するリンク,バーチャルパス識別番号およびバ
ーチャルパスの容量を記述した接続要請制御信号を制御
信号通信手段36を介して送出する。また、不採用とな
った切り替え経路上の通信ノードには、仮使用状態とし
て確保した予備容量を解放する容量解放制御信号を制御
信号通信手段36を介して送出する。
【0024】接続要請制御信号を受信した通信ノードで
は、ルーティング表変更部33を起動して通知されたバ
ーチャルパス識別番号を用いてルーティング表26を変
更し、切り替え用バーチャルパスを形成する。また、接
続リンク使用状況表変更部32により接続リンク使用状
況表31を変更し、仮使用状態として確保していた容量
を本使用とする。この接続要求の指示通りに正常にバー
チャルパスが生成できたときには、制御信号処理部30
は支障リンクの上流側通信ノード宛に接続確認制御信号
を送出する。また、容量解放制御信号を受信した通信ノ
ードでは、仮使用状態として確保していた容量を未使用
状態として解放する。
【0025】支障リンクの上流側通信ノードの制御信号
処理部30では、切り替え経路上の全通信ノードから接
続確認制御信号を受信したときに、支障リンクに収容さ
れているバーチャルパスを切り替え経路に切り替える。 以下、ATM伝達網における本発明の故障復旧処理例に
ついて、各段階の状態を示した図4〜図10を参照して
説明する。
【0026】図において、、A〜Gは通信ノードであり
、a〜hは通信リンクであり、通信ノード間に引かれた
実線は制御信号の通信路を示す。なお、説明上関係のな
い制御信号の通信路は適宜省略されている。図5は、通
信ノードB,C間のリンクbに支障が発生し、リンクb
に収容されているバーチャルパスVP1 ,VP2 ,
VP3 の切り替え要求が発生した状態を示す。
【0027】図6は、リンクbの下流側通信ノードCが
その支障を検出し、支障リンクbを迂回するための切り
替え経路となる可能性のあるすべての通信ノード(D,
E,F,G)に対して、容量調査制御信号M1 を送出
する状態を示す。図7は、通信ノードCと、容量調査制
御信号M1 を受信した通信ノードの中で、支障リンク
bの上流側通信ノードBとの間の制御信号の通信路が形
成されている通信ノードE,F,Gがそれぞれの接続リ
ンクの使用状態を調査し、その結果を調査結果制御信号
M2 として、支障リンクbの上流側通信ノードBに送
出する状態を示す。
【0028】図8は、調査結果制御信号M2 を受信し
た支障リンクbの上流側通信ノードBが、バーチャルパ
スの切り替え経路および使用するバーチャルパス識別番
号を決定し、その結果を対応する通信ノードに接続要請
制御信号M3 として送出する状態を示す。なお、ここ
では、バーチャルパスVP1 ,VP2 を通信ノード
B,E,F,Cの経路に、バーチャルパスVP3 を通
信ノードB,G,Cの経路にそれぞれ迂回させる決定が
なされたものとする。
【0029】図9は、接続要請制御信号M3 を受信し
た各通信ノードが、その指示とおりの切り替え用バーチ
ャルパスを形成できたときに、接続確認制御信号M4 
を支障リンクbの上流側通信ノードBに送出する状態を
示す。図10は、切り替え経路上のすべての通信ノード
の接続確認制御信号M4 を受信した通信ノードBは、
切り替え用のバーチャルパスが形成されたことを確認し
、支障リンクbに収容されたバーチャルパスVP1 ,
VP2 ,VP3 をそれぞれの経路に切り替えた状態
を示す。
【0030】このように、本実施例では分散制御により
、かつ少数の制御信号の遣り取りにより支障リンクの迂
回経路を形成することができる。図11は、本発明バー
チャルパス切り替え装置の第二実施例の構成を示すブロ
ック図である。本実施例の特徴とするところは、切り替
え優先処理部40,制御信号中継部41および切り替え
状況記録部42を用いて、網内に多重支障が発生した際
の切り替え処理を実現する構成にある。なお、切り替え
優先処理部40は、支障リンク識別番号決定部43,切
り替え優先度値決定部44および優先判定部45を有し
、制御信号中継部41は中継制御信号処理部46および
中継ノード記録部47を有し、切り替え状況記録部42
は通信ノード状態記録部48および優先判定結果処理部
49を有する。
【0031】支障リンク識別番号決定部43は、網内で
どのリンクに対する切り替えの制御信号であるかを識別
するために、送出する制御信号に記述する支障リンク識
別番号を決定する。支障リンク識別番号は、リンクに対
して網内で一意に定まる値が用いられる。切り替え優先
度値決定部44は、多重支障の際に、かつ自通信ノード
が支障リンクの下流側にある場合に、どのリンクに対す
る切り替え処理から逐次実行するかを決定するために用
いられる切り替え優先度値を決定する。この切り替え優
先度値は、切り替えるバーチャルパス容量の総和に比例
した値、またはそのバーチャルパスの重要度(プライオ
リティ)に応じた値、または支障発生時刻の早さに対応
した値、その他適当な値が用いられる。
【0032】優先判定部45は、通信ノードが異なる支
障リンク識別番号を有する複数の容量調査制御信号を受
信して網内に多重支障が発生したことを認識した場合に
、容量調査制御信号内に記された切り替え優先度値を基
に、どの切り替え処理を優先し、どの切り替え処理を一
時待たせるかを決定する優先判定を行い、その結果を各
支障リンクの迂回経路に関与する通信ノードに対して優
先判定制御信号として送出する。なお、この優先判定を
行った通信ノードは、通信ノード状態記録部48に自ノ
ードが各支障リンクの迂回経路に関与する通信ノード間
の制御信号の授受において、以後制御信号中継通信ノー
ドとなることを記録する。
【0033】中継制御信号処理部46は、自通信ノード
が制御信号中継通信ノードになったときに、受信した各
制御信号を中継ノード記録部47に記録された送出先に
対して転送処理する。中継ノード記録部47は、自通信
ノードが制御信号中継通信ノードになったときの制御信
号の転送先に関する情報が記録されており、優先判定が
行われた際にその情報が作成される。
【0034】通信ノード状態記録部48は、自通信ノー
ドが現在との支障リンクの切り替えに関与しているか、
またどのような状態にあるか、その他自通信ノードの切
り替えに関係する状態を記録する。たとえば、制御信号
中継ノードである否か、切り替え待ち合わせ状態になっ
たか否かなどの情報が設定される。優先判定結果処理部
49は、網内に多重支障が発生して優先判定制御信号が
受信した際に、その制御情報に応じた多重支障に対応す
る処理を行う。
【0035】以下、本発明の多重支障時の処理例につい
て各段階の状態を示した図12(1) 〜(6) を参
照して説明する。なお、ここでは、網内の通信ノードA
−B間のリンクおよび通信ノードC−D間のリンクに、
同時または非常に短い時間内に支障が発生した場合につ
いて説明する。また、図12では説明に必要がない通信
ノードおよびリンクについは適宜省略した。
【0036】図12(2) において、支障リンクの下
流側通信ノードB,Cでは、各々切り替えに関与する通
信ノードに対して容量調査制御信号M1を送信する。こ
のとき、図11に示す構成のバーチャルパス切り替え装
置では、この容量調査制御信号M1 に支障リンクの下
流側通信ノードB,Cの決定した支障リンクの識別番号
および切り替え優先度値が記述される。したがって、通
信ノードTが複数の容量調査制御信号M1 を受信する
と、その優先判定部45がそれぞれに記述されている優
先度値を基に、切り替え処理の順序付けを行う。ここで
は、通信ノードA−B間の切り替えが優先されるとする
【0037】図12(3) において、通信ノードTは
優先判定の結果を支障リンクの両側の通信ノードに優先
判定制御信号M5 として送出する。同時に、通信ノー
ドTでは中継ノード記録部47に支障リンクの両側の各
通信ノード間の制御信号を中継することを設定する。す
なわち、ここでは通信ノードA−D,A−C,B−D,
B−C間で制御信号の授受が可能となる。
【0038】図12(4) において、優先判定制御信
号M5 を受信して自通信ノードが非優先とされた通信
ノードD,Cは、優先判定結果処理部49の処理により
、通信ノード状態記録部48に自通信ノードが切り替え
保留状態にあることを記述し、また優先側の通信ノード
に容量解放制御信号を送出して自通信ノードが切り替え
用に確保した容量を解除する。その後、非優先とされた
上流側通信ノードDの優先判定結果処理部49は、通信
ノードTを介して優先側の通信ノードA,Bに解放確認
制御信号M6 を送出する。
【0039】図12(5) において、優先判定制御信
号M5 を受信して自通信ノードが優先とされた通信ノ
ードA,Bは、非優先側から解放確認制御信号M6 を
受信すると、優先判定結果処理部49により、単一支障
時と同様にして切り替え処理が行われ、切り替え経路R
1 により切り替えが完了する。この切り替えが終了す
ると、優先判定結果処理部49は切り替え保留となって
いる非優先側(次の優先側)の通信ノードD,Cに対し
て、通信ノードTを介して切り替え終了制御信号M7 
を送出する。
【0040】図12(6) において、切り替え終了制
御信号M7 を受信した通信ノードD,Cでは、通信ノ
ード状態記録部48に記述された保留状態を解除し、同
様にして切り替え処理を行い、切り替え経路R2 によ
り切り替えを完了する。このように、複数の切り替え処
理に対して順序付けを行い、かつ対応する通信ノード間
の制御信号の中継を可能にすることにより、複数の切り
替え処理を逐次実行することができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、支障リン
クの下流側通信ノードが、切り替えに関与する通信ノー
ド間に用意された通信手段を介して容量調査を行い、そ
の結果を支障リンクの上流側通信ノードに集約して切り
替え経路を決定し、切り替え経路の形成確認後に切り替
えを実行する。したがって、リンクの故障あるいは意図
的なリンク切断要求に応じたリンクの支障に対して、分
散制御によりかつ少数の制御信号の遣り取りにより高速
に切り替え処理を行うことができる。
【0042】また、多重支障が発生しても、複数の切り
替え処理を逐次実行することができ、各々の切り替えに
対して高い切り替え率(故障の場合には故障復旧率)を
達成することができる。すなわち、リンクの支障に対し
て信頼性の高いATM伝達網を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明の基本構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】請求項2に記載の発明の基本構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】本発明バーチャルパス切り替え装置の第一実施
例の構成を示すブロック図である。
【図4】ATM伝達網における故障復旧処理例の段階■
の状態を示す図である。
【図5】ATM伝達網における故障復旧処理例の段階■
の状態を示す図である。
【図6】ATM伝達網における故障復旧処理例の段階■
の状態を示す図である。
【図7】ATM伝達網における故障復旧処理例の段階■
の状態を示す図である。
【図8】ATM伝達網における故障復旧処理例の段階■
の状態を示す図である。
【図9】ATM伝達網における故障復旧処理例の段階■
の状態を示す図である。
【図10】ATM伝達網における故障復旧処理例の段階
■の状態を示す図である。
【図11】本発明バーチャルパス切り替え装置の第二実
施例の構成を示すブロック図である。
【図12】多重支障時の処理例について各段階の状態を
示す図である。
【図13】従来のパス切り替え方式を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
21,27  リンク 22,23,28,29  バーチャルパス24  パ
ス監視部 25  スイッチ部 26  ルーティング表 30  制御信号処理部 31  接続リンク使用状況表 32  接続リンク使用状況表変更部 33  ルーティング表変更部 34  切り替え経路決定部 35  切り替え要求受信部 36  制御信号通信手段 40  切り替え優先処理部 41  制御信号中継部 42  切り替え状況記録部 43  支障リンク識別番号決定部 44  切り替え優先度値決定部 45  優先判定部 46  中継制御信号処理部 47  中継ノード記録部 48  通信ノード状態記録部 49  優先判定結果処理部 61  通信ノード 62  パス 63  集中制御局 64  制御用回線 65  切り替え経路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  リンクを介して転送された到着セルの
    ヘッダ領域に含まれるバーチャルパス識別番号を読み取
    り、該セルの転送経路を記述したルーティング表に応じ
    て該リンクを論理的に接続してバーチャルパスを形成す
    るスイッチ部を備えた通信ノード内に設けられ、上流側
    通信ノードとの間のバーチャルパスが切断されたことを
    検出するパス監視手段を有し、故障あるいは網運用上の
    リンク切断要求に応じてバーチャルパスが切断された支
    障リンクに収容されているバーチャルパスを該支障リン
    クを迂回する経路に形成したバーチャルパスに切り替え
    るバーチャルパス切り替え装置において、前記通信ノー
    ドに接続されるリンクが前記支障リンクとなった場合に
    、前記支障リンクを迂回する経路上にあるすべての通信
    ノードとの間で制御信号を送受信する制御信号通信手段
    と、前記通信ノードに接続されるすべてのリンクの使用
    容量,未使用容量および各リンクに収容されているバー
    チャルパス個々の容量とバーチャルパス識別番号とを保
    持し、リンクの使用状況の変化に応じて各内容が更新さ
    れる接続リンク使用状況保持手段と、前記支障リンクの
    下流側通信ノードでは、前記制御信号通信手段により支
    障発生を通知する第一の制御信号を関与するすべての通
    信ノード宛に送出し、また該第一の制御信号を受信した
    通信ノードでは、前記接続リンク使用状況保持手段を参
    照して自ノードのリンク使用状況を調査しその結果を通
    知する第二の制御信号を前記制御信号通信手段を介して
    前記支障リンクの上流側通信ノード宛に送出し、前記支
    障リンクの上流側通信ノードでは、該第二の制御信号を
    送出した各通信ノードのリンク使用状況を判断し、バー
    チャルパスの切り替え経路および使用するバーチャルパ
    ス識別番号を決定し、該切り替え経路上の各通信ノード
    に前記制御信号通信手段を介して接続要求を通知する第
    三の制御信号を送出し、また該第三の制御信号を受信し
    た通信ノードでは、前記ルーティング表を変更して該切
    り替え経路に切り替え用のバーチャルパスを形成すると
    ともに、前記制御信号通信手段を介して前記支障リンク
    の上流側通信ノード宛に接続確認を通知する第四の制御
    信号を送出し、前記支障リンクの上流側通信ノードでは
    、該切り替え経路上の全通信ノードから該第四の制御信
    号を受信したときに前記支障リンクに収容されているバ
    ーチャルパスを該切り替え経路に切り替えるバーチャル
    パス切り替え制御手段とを備えたことを特徴とするバー
    チャルパス切り替え装置。
  2. 【請求項2】  請求項1に記載のバーチャルパス切り
    替え装置において、網内に複数の支障リンクが発生した
    場合に、切り替え処理に優先順位を付ける切り替え優先
    処理手段と、前記複数の支障リンクに接続する通信ノー
    ド間の各制御信号の送受信を中継する制御信号中継手段
    と、前記切り替え優先処理手段で付与された切り替え処
    理の優先順位および自ノードに関する切り替え状況を保
    持する切り替え状況記録手段とを備えたことを特徴とす
    るバーチャルパス切り替え装置。
JP3018113A 1991-02-08 1991-02-08 バーチャルパス切り替え装置 Pending JPH04257143A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6430150B1 (en) 1996-02-14 2002-08-06 Fujitsu Limited Communication node, restoration method and communication network

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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