JP2002261783A - リングネットワークシステム - Google Patents

リングネットワークシステム

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JP2002261783A
JP2002261783A JP2001054617A JP2001054617A JP2002261783A JP 2002261783 A JP2002261783 A JP 2002261783A JP 2001054617 A JP2001054617 A JP 2001054617A JP 2001054617 A JP2001054617 A JP 2001054617A JP 2002261783 A JP2002261783 A JP 2002261783A
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ring system
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JP2001054617A
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Hiroki Nagai
浩樹 永井
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のリングシステム内で同時に障害が発生
した場合にもリング間の通信を維持できるようにする。 【解決手段】 リングシステムAでは、複数リング収容
ノード20−1,20−2,ノード10a−1,10a
−2,10a−3が伝送方向の異なる通常時通信用の伝
送路51aと障害時通信用の伝送路52aとによりリン
グ状に接続される。リングシステムBでは、複数リング
収容ノード20−1,20−2,ノード10b−1,1
0b−2,10b−3が伝送方向の異なる通常時通信用
の伝送路51bと障害時通信用の伝送路52bとにより
接続される。リングシステムA,B間の通信パスのう
ち、現用系の通信パス511は、伝送路51a,51b
を用いて各リングシステムA,B間を接続する形態で設
定され、予備系の通信パス521a,521bは、伝送
路52a,52bを用いて各リングシステムA,B内に
それぞれ閉じた形態で設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のリングシス
テムを該各リングシステムのいずれにも属する複数リン
グ収容ノードにより収容して成るリングネットワークシ
ステムに係わり、詳しくは、各リングシステム間の通信
に用いる現用系及び予備系の通信パスの設定制御の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、鉄道管理システムや道路管理シ
ステムなどのシステム構築形態の1つとして、複数のノ
ード装置を光ファイバ等の伝送路を介してリング状に配
置するとともに、これら各ノード装置にテレメータ、監
視用ビデオカメラ、モニタ装置、制御盤といったローカ
ル通信端末を接続したうえで、伝送路に対してリング状
に複数の通信パスを設定し、該通信パスにより、上記各
ローカル通信端末間の情報を各ノード装置を介して送受
する形態が考えられている。
【0003】この種のシステムでは、各ノード装置の設
置場所、使用効率、伝送路の配線などの都合上、複数の
リングシステムを複数リング収容ノード装置で接続し、
より広域の監視エリアをカバーする形態として構築する
試みもなされている。
【0004】図10は、この種の従来のリングネットワ
ークシステムの伝送路構成を示す図である。
【0005】図10において、リングシステムDは、ノ
ード20−1,20−2,10d−1,10d−2,1
0d−3が、互いに伝送方向の異なる通常時通信用の伝
送路51dと障害時通信用の伝送路52dとによりそれ
ぞれ接続され、2重化伝送路から成るリングネットワー
クを構成している。
【0006】同様に、リングシステムEは、ノード20
−1,20−2,10e−1,10e−2,10e−3
が、互いに伝送方向の異なる通常時通信用の伝送路51
eと障害時通信用の伝送路52eとによりそれぞれ接続
され、2重化伝送路から成るリングネットワークを構成
している。
【0007】ここで、ノード20−1,20−2は、リ
ングシステムD、リングシステムEの両方に属している
複数リング収容ノードである。
【0008】また、30d−3,30e−3は、例え
ば、テレメータ、監視用ビデオカメラ、制御盤等のロー
カル通信端末である。
【0009】このシステムにおいて、リングシステムD
内のノード10d−3に接続されたローカル通信端末3
0d−3とリングシステムE内のノード10e−3に接
続されたローカル通信端末30e−3とが通信を行う場
合、同図に太線で示すような現用系通信パス510及び
予備系通信パス520が設定される。
【0010】現用系の通信パス510は、複数リング収
容ノード20−1内で、リングシステムDからリングシ
ステムEに向かうパスと、リングシステムEからリング
システムDに向かうパスとして設定され、リングシステ
ムD,E間の接続を行っている。
【0011】同様に、予備系の通信パス520も、複数
リング収容ノード20−1内で、リングシステムDから
リングシステムEに向かうパスと、リングシステムEか
らリングシステムDに向かうパスとして設定され、リン
グシステムD,E間の接続を行っている。
【0012】ここで、現用系の通信パス510の伝送方
向と予備系の通信パス520の伝送方向は互いに逆方向
となっている。
【0013】このパス設定状態において、リングシステ
ムDのノード10d−3に接続されたローカル通信端末
30d−3とリングシステムEのノード10e−3に接
続されたローカル通信端末30e−3間で上記現用系通
信パス510を介して双方向のデータ伝送が行える。
【0014】この時、リングシステムD,E間の予備系
通信パス520は、障害発生時の迂回ルート用として待
機状態にある。
【0015】この通常状態での通信時、リングシステム
D,Eで障害が発生した場合を考えて見る。
【0016】図11は、リングシステムD内のノード1
0d−1とノード10d−2間、及びリングシステムE
内でノード10e−1とノード10e−2間の伝送路に
それぞれ断線等の障害が発生した場合の状態を示してい
る。
【0017】この場合、当該障害個所に隣接するノード
10d−1とノード10d−2、及びノード10e−1
とノード10e−2では、それぞれ、上述した現用系の
通信パス510と予備系の通信パス520を折返し接続
するループバック制御を行う。
【0018】このループバック制御の完了後、リングシ
ステムDのノード10d−3に接続されたローカル通信
端末30d−3から送出されたデータは、変更後のパス
に従い、ノード10d−3→ノード10d−2→ノード
10d−3→複数リング収容ノード20−1→20−2
→ノード10e−1→複数リング収容ノード20−2→
20−1→ノード10d−3という経路で当該ローカル
通信端末30d−3に戻ってくる。
【0019】同様に、リングシステムEのノード10e
−3に接続されたローカル通信端末30e−3から送出
されたデータも、変更後のパスに従い、当該ローカル通
信端末30e−3に戻ってくる。
【0020】このように、従来システムでの現用系通信
パス510及び予備系通信パス520の設定形態では、
リングシステムD,Eに障害が発生した場合、ノード1
0d−3とノード10e−3はネットワーク的に分断さ
れている訳ではなく、複数リング収容ノード20−1を
介して接続されているにもかかわらず、これらノード1
0d−3、ノード10e−3に接続されるローカル通信
端末ノード30d−3、ノード30e−3間の通信が行
えない状態に陥ることになった。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、複数のリ
ングシステムを複数リング収容ノードにより収容して成
る従来のリングネットワークシステムにおいては、リン
グ間通信を行うための現用系及び予備系の通信パスが、
共に、各リングシステム間を接続する形態の通信パスと
して設定されていたため、複数のリングシステム内で障
害が発生した場合、リング間の通信が行えなくなるとい
う問題点があった。
【0022】本発明は上記問題点を除去し、複数のリン
グシステムを複数リング収容ノードにより収容して成る
システムであって、複数のリングシステム内で同時に障
害が発生した場合にリング間の通信を維持できるリング
ネットワークシステムを提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、複数のノードを伝送方向の
異なる2重化された伝送路によりリング状に接続し、前
記伝送路に設定される通信パスにより前記各ノードに接
続される通信端末または回線間の通信を行う複数のリン
グシステムを当該各リングシステムのいずれにも属する
少なくとも1つの複数リング収容ノードにより収容して
成り、前記複数リング収容ノードが前記各リングシステ
ム間を接続する通信パスを設定することにより前記通信
端末または回線同士のリング間通信が可能なリングネッ
トワークシステムにおいて、前記複数リング収容ノード
は、前記各リングシステム間を接続する通信パスのう
ち、現用系の通信パスは、前記各リングシステムの一方
の伝送路を用いて前記各リングシステム間を接続する形
態の通信パスとして設定し、前記予備系の通信パスは、
前記各リングシステムの他方の伝送路を用いて当該各リ
ングシステム内に閉じた形態で設定するパス設定手段を
具備することを特徴とする。
【0024】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、前記複数リング収容ノード及び前記各
ノードは、仮想パス(VP)と仮想チャネル(VC)の
2レベルのパス交換機能を有する非同期転送モード(A
TM)交換装置から成り、前記各ノード間でATM通信
方式の通信を行うことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照して詳細に説明する。
【0026】図1は、第1の実施の形態に係わるネット
ワークシステムの概略構成を示す図である。
【0027】このシステムは、複数リング収容ノード2
0−1、20−2、ノード10a−1、10a−2、1
0a−3を伝送路50aによりリング状に接続して成る
リングシステムAと、複数リング収容ノード20−1、
20−2、ノード10b−1、10b−2、10b−3
を伝送路50bによりリング状に接続して成るリングシ
ステムBと、上記各ノード(20−1,20−2,10
a−1,10a−2,10a−3,10b−1,10b
−2,10b−3)に接続される1または複数のローカ
ル通信端末30(30a−3,30b−3等)と、複数
リング収容ノード20−1に接続されるネットワーク管
理装置(NMS)40を具備して構成される。
【0028】このシステムにおいて、複数リング収容ノ
ード20−1、20−2は、共に、2つのリングシステ
ムA,Bを収容している。つまり、複数リング収容ノー
ド20−1、20−2は、リングシステムA,Bのいず
れにも属するノードである。
【0029】これら複数リング収容ノード20−1、2
0−2は、後述するように、リングシステムAの伝送路
50aとリングシステムBの伝送路50bのそれぞれに
対する交換機能の他、リングシステムAの伝送路50a
とリングシステムBの伝送路50b間の交換機能を有す
る。
【0030】また、リングシステムA内のノード10a
−1,10a−2,10a−3は、当該リングシステム
Aの伝送路50aに対する交換機能を有し、リングシス
テムB内のノード10b−1,10b−2,10b−3
は、当該リングシステムBの伝送路50bに対する交換
機能を有する。
【0031】NMS40は、複数リング収容ノード20
−1を介して本ネットワークシステム全体の管理及び制
御を行うものである。
【0032】ローカル通信端末30については、図1の
例では、リングシステムAのノード10a−3に接続さ
れるローカル通信端末30a−3、リングシステムBの
ノード10b−3に接続されるローカル通信端末30b
−3しか開示していないが、他の各ノードについても同
様に1または複数接続可能である。
【0033】本システムを例えば道路管理システムや鉄
道管理システムとして構築する場合、例えば、テレメー
タ、ビデオカメラ、制御盤等が上記ローカル通信端末3
0として用いられる。
【0034】このネットワークシステムにおいて、各ノ
ード(20−1,20−2、10a−1,10a−2,
10a−3,10b−1,10b−2,10b−3)と
しては、例えばATM(Asynchronous Transfer Mode:
非同期転送モード)交換機能を有するATM交換装置が
用いられる。
【0035】ATM交換装置は、VP(Virtual Path:
仮想パス)とVC(Virtual Channel:仮想チャネル)
という2レベルのネットワークにより実現されるATM
交換網内で、入力ポートから入力してくる固定長のセル
(ATMセル)を、このATMセル内に含まれているV
PI(Virtual Path Identifier:仮想パス識別子)及
びVCI(Virtual Channel Identifier:仮想チャネル
識別子)に従って出力ポートへと交換処理する機能を有
するものである。
【0036】この場合において、複数リング収容ノード
20−1、20−2と、他のノード10(10a−1,
10a−2,10a−3,10b−1,10b−2,1
0b−3)との構成上の違いは、前者がリングシステム
Aの伝送路50aとリングシステムBの伝送路50間の
交換機能を有するのに対して、後者は、それぞれ、自リ
ングシステム内の伝送路50a、50bのみを対象にし
た交換機能を有する点である。
【0037】図2は、複数リング収容ノード20−1の
機能構成を示す図である。
【0038】この複数リング収容ノード20−1は、制
御部21、記憶部22、ATMスイッチ部23、インタ
ーフェース(I/F)部24(24a−1,24a−
2,24a−3,24a−4,24b−1,24b−
2,24b−3,24b−4)、NMSインタフェース
(I/F)部25、外部インタフェース(I/F)部2
6を具備して構成される。
【0039】I/F部24のうち、24a−1,24a
−2,24a−3,24a−4は図1におけるリングシ
ステムAの伝送路50aとの間でデータ(ATMセル)
の送受に係わる制御を行うものであり、24b−1,2
4b−2,24b−3,24b−4は、リングシステム
Bの伝送路50bとの間でデータ(ATMセル)の送受
に係わる制御を行うものである。
【0040】より詳しくは、I/F部24a−3,24
a−4は伝送路50a内の通常時通信用の伝送路51a
を収容して該伝送路51aとのインタフェース制御を行
い、I/F部24a−1,24a−2は同伝送路50a
内の障害時通信用の伝送路52a(通常時通信用伝送路
51aとは逆の伝送方向に設定される)を収容して該伝
送路52aとのインタフェース制御を行う。
【0041】また、I/F部24b−3,24b−4は
伝送路50b内の通常時通信用の伝送路51bを収容し
て該伝送路51bとのインタフェース制御を行い、I/
F部24b−1,24b−2は同伝送路50b内の障害
時通信用の伝送路52b(通常時通信用伝送路51bと
は逆の伝送方向に設定される)を収容して該伝送路52
bとのインタフェース制御を行う。
【0042】NMS I/F部25は、NMS40との
インタフェース制御を司るものであり、外部I/F部2
6は、ローカル通信端末30が接続される低速回線との
間のデータ送受に係わる制御を行うものである。
【0043】ATMスイッチ部23は、I/F部24、
25、26間で、入力セルを該セルの入力ポートに対応
する出力ポートを通じて出力するセル交換動作を行う。
【0044】制御部21は、セルの入力ポート及び出力
ポートをVPI、VCIに対応付けて登録したスイッチ
ングテーブル221に従って、ATMスイッチ部23で
のセル交換動作の制御を行う。
【0045】記憶部22は、上記スイッチングテーブル
221の他、本ノード20−1の制御に必要な種々の情
報を記憶するものである。
【0046】本実施形態では、複数リング収容ノード2
0−1内において、リングシステムAの伝送路50aの
通常時通信用の伝送路51aとリングシステムBの伝送
路50bの通常時通信用の伝送路51bとを用いてリン
グシステムAからB、リングシステムBからAというよ
うに両リングシステム間を接続する形態から成る現用系
通信パス511が設定されており、当該ノード20−1
のATMスイッチ部23では上述した制御により当該リ
ングシステムA,B間の現用系通信パス511上のセル
交換を行う。
【0047】また、複数リング収容ノード20−1内に
おいて、リングシステムAの伝送路50aの障害時通信
用の伝送路52a内には、当該リングシステムA内で閉
じられた形態から成る予備系通信パス521aが設定さ
れており、当該ノード20−1のATMスイッチ部23
では上述した制御により当該予備系通信パス521a上
のセル交換を行う。
【0048】また、複数リング収容ノード20−1内に
おいて、リングシステムBの伝送路50bの障害時通信
用の伝送路52b内には、当該リングシステムB内で閉
じられた形態を有する予備系通信パス521bが設定さ
れており、当該ノード20−1のATMスイッチ部23
では上述した制御により当該予備系通信パス521b上
のセル交換を行う。
【0049】複数リング収容ノード20−2の構成も、
基本的には、複数リング収容ノード20−1と同様であ
る。但し、本実施形態では、複数リング収容ノード20
−1が現用系、複数リング収容ノード20−2が待機系
として運用され、待機系の複数リング収容ノード20−
2は、リングシステムAの通常時通信用の伝送路51a
とリングシステムBの通常時通信用の伝送路51bをそ
れぞれスルー状態とし、リングシステムA,B間の現用
系通信パス511上のセル交換を行わないように設定さ
れている。
【0050】一方、NMS40は、NMS I/F部2
5を介して複数リング収容ノード20−1を含むシステ
ム内全ノード(20−1,20−2,10a−1,10
a−2,10a−3,10b−1,10b−2,10b
−3)と相互に通信し、これらノード(20−1,20
−2,10a−1,10a−2,10a−3,10b−
1,10b−2,10b−3)の制御を行う。
【0051】具体的には、各ノードとの間の通信パス及
び制御パスの形成制御、通信パスを用いた各ノード間あ
るいはローカル通信端末間の通信制御、障害発生時にお
ける通信パスのループバック制御等の各種制御を行う。
【0052】図3は、リングシステムA内のノード10
a−1の機能構成(ノード10a−2,10a−3も同
じ構成)を示す図である。
【0053】図3において、ノード10a−1は、制御
部11、記憶部12、ATMスイッチ部13、インター
フェース(I/F)部14(14a−1,14a−2,
14a−3,14a−4)、外部インタフェース(I/
F)部16を具備して構成される。
【0054】I/F部14は図1におけるリングシステ
ムAの伝送路50aとの間でデータ(ATMセル)の送
受に係わる制御を行うものである。具体的には、I/F
部14a−3,14a−4は上記伝送路50a内の通常
時通信用の伝送路51aを収容して該伝送路51aとの
インタフェース制御を行い、I/F部14a−1,14
a−2は同伝送路50a内の障害時通信用の伝送路52
a(通常時通信用伝送路51aとは逆の伝送方向に設定
される)を収容して該伝送路52aとのインタフェース
制御を行う。
【0055】外部I/F部16は、ローカル通信端末3
0が接続される低速回線との間のデータ送受に係わる制
御を行うものである。
【0056】ATMスイッチ部13は、I/F部14、
16間で、入力セルを該セルの入力ポートに対応する出
力ポートを通じて出力するセル交換動作を行うものであ
る。
【0057】制御部11は、セルの入力ポート及び出力
ポートをVPI、VCIに対応付けて登録したスイッチ
ングテーブル121に従って、ATMスイッチ部13で
のセル交換動作の制御を行う。
【0058】記憶部12は、上記スイッチングテーブル
121の他、本ノード10a−1の制御に必要な種々の
情報を記憶するものである。
【0059】本実施形態では、ノード10a−1内にお
いて、伝送路50aの通常時通信用の伝送路51a内に
はリングシステムA内で閉じられた形態から成る現用系
通信パス511が設定されており、当該ノード10a−
1のATMスイッチ部13では上述した制御により当該
現用系通信パス511上のセル交換を行う。
【0060】また、伝送路50aの障害時通信用の伝送
路52a内には、当該リングシステムA内で閉じられた
形態から成る予備系通信パス521aが設定されてお
り、当該ノード10a−1のATMスイッチ部13では
上述した制御により当該予備系通信パス521a上のセ
ル交換を行う。
【0061】更に、このノード10a−1では、隣接す
るノード若しくは伝送路に障害が発生した場合、現用系
通信パス511と予備系通信パス521a間を折返し接
続するループバック制御機能を有している。
【0062】リングシステムB内のノード10b−1,
10b−2,10b−3も、I/F部14にリングシス
テムBの伝送路50b中の通常時通信用伝送路51b及
び障害発生時通信用伝送路52bを収容する以外は、上
述したノード10a−1,10a−2,10a−3と同
じ構成を有する。
【0063】上記交換機能を有する各ノード(20−
1,20−2,10a−1,10a−2,10a−3,
10b−1,10b−2,10b−3)を図1に示す如
くの形態で接続した本システムにおいて、リングシステ
ムA内の各ノード10a−1,10a−2,10a−3
にそれぞれ接続されるローカル通信端末30と、リング
システムB内の各ノード10b−1,10b−2,10
b−3にそれぞれ接続されるローカル通信端末30と
は、伝送路50aと伝送路50b間にまたがった双方向
のデータ伝送を行うことができる。
【0064】次に、第1の実施形態のネットワークシス
テム全体の伝送路構成について図4を参照して説明す
る。
【0065】図4において、リングシステムAでは、複
数リング収容ノード20−1,20−2,ノード10a
−1,10a−2,10a−3が、同図に向かって右回
りの伝送方向を有する通常時通信用の伝送路51aと、
これとは逆の左回りの伝送方向を有する障害時通信用の
伝送路52aとにより接続され、2重化伝送路から成る
リングネットワークを構成している。
【0066】同様に、リングシステムBでは、複数リン
グ収容ノード20−1,20−2,ノード10b−1,
10b−2,10b−3が、同図に向かって右回りの伝
送方向を有する通常時通信用の伝送路51bと、これと
は逆の左回りの伝送方向を有する障害時通信用の伝送路
52bとにより接続され、2重化伝送路から成るリング
ネットワークを構成している。
【0067】ここで、複数リング収容ノード20−1,
20−2は、リングシステムA、リングシステムBの両
方に共通に属している。
【0068】図4において、例えば、リングシステムA
内のノード10a−3に接続されたローカル通信端末3
0a−3とリングシステムB内のノード10b−3に接
続されたローカル通信端末30b−3とが通信を行う場
合、同図に太線で示すような通信パス511,521
a,521bが設定される。
【0069】なお、これら通信パス511,521a,
521bは、上述した複数リング収容ノード20−1,
20−2及び他の各ノード10の構成(図2及び図3参
照)の説明の中で述べた通り、ATM通信方式に従っ
て、それぞれ、伝送路51a,52a,51b,52b
内に仮想的に設定されるものである。
【0070】ここで、通信パス511は、当該通信時に
おける現用系のパスであり、リングシステムAのノード
10a−3に接続されるローカル通信端末30a−3
と、リングシステムBのノード10b−3に接続される
ローカル通信端末30b−3との間で通信できるよう
に、リングシステムA,B間を接続する形態に設定され
るものである。
【0071】すなわち、複数リング収容ノード20−1
は、この現用系の通信パス511として、リングシステ
ムAからリングシステムBに向かうパスとリングシステ
ムBからリングシステムAに向かうパスを設定してお
り、リングシステムA,B間の接続を行っている。
【0072】このように、現用系の通信パス511は、
リングシステムAの通常時通信用伝送路51a、複数リ
ング収容ノード20−1、及びリングシステムBの通常
時通信用伝送路51b内を通る一方向のパスとして設定
されている。
【0073】図4において、521a、521bは予備
系の通信パスである。これら予備系の通信パス521
a、521bは、複数リング収容ノード20−1以外で
は現用系の通信パス511とは逆の伝送方向となるよう
に設定されている。
【0074】複数リング収容ノード20−1において、
これら予備系の通信パス521a、521bは、それぞ
れ、リングシステムAからリングシステムA、リングシ
ステムBからリングシステムBへというように各リング
システムA,B内で閉じられた状態に設定される。
【0075】かかるパス設定状態において、リングシス
テムAのノード10a−3に接続されたローカル通信端
末30a−3から送出されたデータ(ATMセル)は、
現用系の通信パス511を通じて、リングシステムA内
では、ノード10a−3→ノード10a−2→ノード1
0a−1→複数リング収容ノード20−2を経由して複
数リング収容ノード20−1まで送られ、該複数リング
収容ノード20−1でリングシステムBに交換された
後、該リングシステムB内のノード10b−3を経由し
てローカル通信端末30b−3に送られる。
【0076】また、このローカル通信端末30b−3か
ら送出されたデータは、上記現用系の通信パス511を
通じて、リングシステムB内では、ノード10b−3→
ノード10b−2→ノード10b−1→複数リング収容
ノード20−2を経由して複数リング収容ノード20−
1まで送られ、該複数リング収容ノード20−1でリン
グシステムAに交換された後、該リングシステムA内の
ノード10a−3を経由してローカル通信端末30a−
3に送られる。
【0077】これにより、リングシステムAのノード1
0a−3に接続されたローカル通信端末30a−3とリ
ングシステムBのノード10b−3に接続されたローカ
ル通信端末30b−3間で双方向のデータ伝送が行え
る。
【0078】なお、この時、リングシステムA内で閉じ
られている予備系の通信パス521aと、リングシステ
ムB内で閉じられている予備系の通信パス521bは、
障害発生時の迂回ルート用として待機状態にある。
【0079】この通常状態での通信時、例えば、リング
システムA内で障害が発生した場合を考えて見る。
【0080】図5は、リングシステムA内でノード10
a−1とノード10a−2間の伝送路に断線等の障害が
発生した場合の状態を示す図である。
【0081】この場合、当該障害個所に隣接するノード
10a−1とノード10a−2が現用系の通信パス51
1と予備系の通信パス521a間を折返し接続するルー
プバック制御を行う。
【0082】これにより、リングシステムAのノード1
0a−3に接続されたローカル通信端末30a−3と、
リングシステムBのノード10b−3に接続されたロー
カル通信端末30b−3間の通信ルートは、以下の如く
に変更される。
【0083】すなわち、ローカル通信端末30a−3か
ら送出されたデータは、リングシステムA内では、当初
は現用系の通信パス511を通じてノード10a−3か
らノード10a−2まで送られ、ここで予備系の通信パ
ス521aに折り返され、ノード10a−3→複数リン
グ収容ノード20−1→複数リング収容ノード20−2
を経由してノード10a−1まで送られ、更にここで現
用系の通信パス511に折り返されて複数リング収容ノ
ード20−2を介して複数リング収容ノード20−1ま
で送られ、該複数リング収容ノード20−1でリングシ
ステムBに交換された後、該リングシステムB内のノー
ド10b−3を経由してローカル通信端末30b−3に
送られる。
【0084】また、このローカル通信端末30b−3か
ら送出されたデータは、上記現用系の通信パス511を
通じて、通常通信時と同様のルートでローカル通信端末
30a−3に送られる。
【0085】これにより、リングシステムAのみでの障
害発生時には、リングシステムAのノード10a−3に
接続されたローカル通信端末30a−3とリングシステ
ムBのノード10b−3に接続されたローカル通信端末
30b−3間での双方向のデータ伝送を維持できる。
【0086】図5におけるリングシステムA内での障害
発生時、更に、リングシステムB内でも障害が発生した
場合を考えて見る。
【0087】図6は、リングシステムA内でノード10
a−1とノード10a−2間の伝送路に断線等の障害が
発生している間に、更に、リングシステムB内でノード
10b−1とノード10b−2間の伝送路に断線等の障
害が発生した場合の状態を示す図である。
【0088】この場合、当該障害個所に隣接するノード
10b−1とノード10b−2が現用系の通信パス51
1と予備系の通信パス521b間を折返し接続するルー
プバック制御を行う。
【0089】これにより、リングシステムAのノード1
0a−3に接続されたローカル通信端末30a−3と、
リングシステムBのノード10b−3に接続されたロー
カル通信端末30b間の通信ルートは、以下の如くに変
更される。
【0090】すなわち、ローカル通信端末30a−3か
ら送出されたデータは、リングシステムA内では、当初
は現用系の通信パス511を通じてノード10a−3か
らノード10a−2まで送られ、ここで予備系の通信パ
ス521aに折り返され、ノード10a−3→複数リン
グ収容ノード20−1→複数リング収容ノード20−2
を経由してノード10a−1まで送られ、更にここで現
用系の通信パス511に折り返されて複数リング収容ノ
ード20−2を介して複数リング収容ノード20−1ま
で送られ、該複数リング収容ノード20−1でリングシ
ステムBに交換された後、該リングシステムB内のノー
ド10b−3を経由してローカル通信端末30b−3に
送られる。
【0091】これに対し、ローカル通信端末30b−3
から送出されたデータは、リングシステムB内では、当
初は現用系の通信パス511を通じてノード10b−3
からノード10b−2まで送られ、ここで予備系の通信
パス521bに折り返され、ノード10b−3→複数リ
ング収容ノード20−1→複数リング収容ノード20−
2を経由してノード10b−1まで送られ、更にここで
現用系の通信パス511に折り返されて複数リング収容
ノード20−2を介して複数リング収容ノード20−1
まで送られ、該複数リング収容ノード20−1でリング
システムAに交換された後、該リングシステムA内のノ
ード10a−3を経由してローカル通信端末30a−3
に送られる。
【0092】このように、本実施形態のネットワークシ
ステムでは、リングシステムA及びリングシステムBの
双方に同時に障害が発生した場合においても、リングシ
ステムAのノード10a−3に接続されたローカル通信
端末30a−3とリングシステムBのノード10b−3
に接続されたローカル通信端末30b−3間での双方向
のデータ伝送を維持できる。
【0093】なお、上記実施形態では、2つのリングシ
ステムA,Bから成るネットワークシステムの例につい
て述べたが、本発明は3つ以上のリングシステムから成
るネットワークシステムにも適用できるものである。
【0094】図7は、第2の実施形態に係わるネットワ
ークシステムの概略構成を示す図である。
【0095】このシステムは、第1の実施形態のシステ
ム(図1参照)において、複数リング収容ノード20−
1に対してリングネットワークA,Bに加えて更にリン
グネットワークCを収容したものである。
【0096】すなわち、リングシステムCは、複数リン
グ収容ノード20−1、ノード10c−1、10c−
2、10c−3を伝送路50cによりリング状に接続し
て成るものであり、その基本機能はリングシステムA,
Bと同様である。
【0097】図8は、第2の実施形態に係わるネットワ
ークシステム(図7参照)の伝送路の構成を示す図であ
る。
【0098】図8において、リングシステムAでは、複
数リング収容ノード20−1,20−2,ノード10a
−1,10a−2,10a−3が、同図に向かって右回
りの伝送方向を有する通常時通信用の伝送路51aと、
これとは逆の左回りの伝送方向を有する障害時通信用の
伝送路52aとにより接続され、2重化伝送路から成る
リングネットワークを構成している。
【0099】同様に、リングシステムBでは、複数リン
グ収容ノード20−1,20−2,ノード10b−1,
10b−2,10b−3が、同図に向かって右回りの伝
送方向を有する通常時通信用の伝送路51bと、これと
は逆の左回りの伝送方向を有する障害時通信用の伝送路
52bとにより接続され、2重化伝送路から成るリング
ネットワークを構成している。
【0100】同じく、リングシステムCでは、複数リン
グ収容ノード20−1,ノード10c−1,10c−
2,10c−3が、同図に向かって右回りの伝送方向を
有する通常時通信用の伝送路51cと、これとは逆の左
回りの伝送方向を有する障害時通信用の伝送路52cと
により接続され、2重化伝送路から成るリングネットワ
ークを構成している。
【0101】図8において、例えば、例えば、リングシ
ステムA内のノード10a−3に接続されたローカル通
信端末30a−3が、リングシステムA内のノード10
a−1に接続されたローカル通信端末30a−1、リン
グシステムB内のノード10b−3に接続されたローカ
ル通信端末30b−3、リングシステムC内のノード1
0c−1に接続されたローカル通信端末30c−1及び
ノード10c−3に接続されたローカル通信端末30c
−3とポイント−マルチポイント(P−MP)通信を行
う場合、同図に太線で示すような通信パス512,52
1a,521b,521cが設定される。
【0102】通信パス512は、当該P−MP通信時に
おける現用系の通信パスであり、リングシステムAの通
常時通信用伝送路51a、リングシステムBの通常時通
信用伝送路51b、リングシステムCの通常時通信用伝
送路51c間で複数リング収容ノード20−1を介して
一伝送方向に連なるパスとして設定される。
【0103】この現用系の通信パス512を実現するに
当たって、複数リング収容ノード20−1は、リングシ
ステムAからリングシステムBに向かうパス、リングシ
ステムBからリングシステムCに向かうパス、リングシ
ステムCからリングシステムAに向かうパスを設定して
おり、リングシステムA,B,C間の接続を行ってい
る。
【0104】図8において、521a、521b、52
1cは、それぞれ、予備系の通信パスである。これら予
備系の通信パス521a、521b、521cは、複数
リング収容ノード20−1以外では現用系の通信パス5
12とは逆の伝送方向となるように設定されている。
【0105】また、これら予備系の通信パス521a、
521b、521cは、複数リング収容ノード20−1
において、リングシステムAからリングシステムAへ、
リングシステムBからリングシステムBへ、リングシス
テムCからリングシステムCへというように各リングシ
ステム内で閉じた状態に設定される。
【0106】かかるパス設定状態において、リングシス
テムAのノード10a−3に接続されたローカル通信端
末30a−3から送出されたデータは、上記現用系の通
信パス512を通じて、リングシステムA内のノード1
0a−1に接続されたローカル通信端末30a−1、リ
ングシステムB内のノード10b−3に接続されたロー
カル通信端末30b−3、リングシステムC内のノード
10c−3に接続されたローカル通信端末30c−3、
リングシステムC内のノード10c−1に接続されたロ
ーカル通信端末30c−1にそれぞれ送られる。
【0107】これにより、リングシステムAのノード1
0a−3に接続されたローカル通信端末30a−3と、
リングシステムA内のノード10a−1に接続されたロ
ーカル通信端末30a−1、リングシステムB内のノー
ド10b−3に接続されたローカル通信端末30b−
3、リングシステムC内のノード10c−3に接続され
たローカル通信端末30c−3及びノード10c−1に
接続されたローカル通信端末30c−1とがP−MP通
信が行える。
【0108】この時、リングシステムA内で閉じられて
いる予備系の通信パス521a、リングシステムB内で
閉じられている予備系の通信パス521b、リングシス
テムC内で閉じられている予備系の通信パス521c
は、それぞれ、障害発生時の迂回ルート用として待機状
態にある。
【0109】この通常状態での通信時、リングシステム
A,B,C内で、例えば、図9に示す如くの障害が同時
に発生した場合を考えて見る。
【0110】図9においては、特に、リングシステムA
内でノード10a−1とノード10a−2間の伝送路障
害が発生し、リングシステムB内でノード10b−1と
ノード10b−2間の伝送路障害が発生し、リングシス
テムC内でノード10c−1とノード10c−2間の伝
送路障害が発生し場合の状態を示している。
【0111】この場合、これらの各障害個所において、
当該障害個所に隣接するノード10a−1とノード10
a−2、ノード10b−1とノード10b−2、ノード
10c−1とノード10c−2が、現用系の通信パス5
12と予備系の通信パス521a、521b、521c
をそれぞれ折返し接続するループバック制御を行う。
【0112】これにより、リングシステムAのノード1
0a−3に接続されたローカル通信端末30a−3と、
リングシステムCのノード10c−1に接続されたロー
カル通信端末30c−1間の通信ルートは、図8に示す
状態から図9に示す如くに変更される。
【0113】すなわち、ローカル通信端末30a−3か
ら送出されたデータは、リングシステムA内では、当初
は現用系の通信パス512を通じてノード10a−3か
らノード10a−2まで送られ、ここで予備系の通信パ
ス521aに折り返され、ノード10a−3→複数リン
グ収容ノード20−1→複数リング収容ノード20−2
を経由してノード10a−1まで送られ、更にここで現
用系の通信パス512に折り返されて複数リング収容ノ
ード20−2を介して複数リング収容ノード20−1ま
で送られ、該複数リング収容ノード20−1でリングシ
ステムBへと交換出力される。
【0114】複数リング収容ノード20−1での上記交
換出力によりリングシステムBに入力したデータは、引
き続き、リングシステムB内において、当初は現用系の
通信パス512を通じてノード10b−3からノード1
0b−2まで送られ、ここで予備系の通信パス521b
に折り返され、ノード10b−3→複数リング収容ノー
ド20−1→複数リング収容ノード20−2を経由して
ノード10b−1まで送られ、更にここで現用系の通信
パス512に折り返されて複数リング収容ノード20−
2を介して複数リング収容ノード20−1まで送られ、
該複数リング収容ノード20−1でリングシステムCへ
と交換出力される。
【0115】複数リング収容ノード20−1での上記交
換出力によりリングシステムCに入力したデータは、引
き続き、リングシステムC内において、当初は現用系の
通信パス512を通じてノード10c−3からノード1
0c−2まで送られ、ここで予備系の通信パス521c
に折り返され、ノード10c−3→複数リング収容ノー
ド20−1→複数リング収容ノード20−2を経由して
ノード10c−1まで送られ、更にここで現用系の通信
パス512に折り返されて複数リング収容ノード20−
2を介して複数リング収容ノード20−1まで送られ、
該複数リング収容ノード20−1でリングシステムAへ
と交換出力される。
【0116】これにより、この間の通信ルート中にある
ローカル通信端末30a−1、30b−3、30c−
3、30c−1では、それぞれ対応するノード10a−
1、10b−3、10c−3、10c−1を介してノー
ド装置10a−3に接続されたローカル通信端末30a
−3から送出されたデータを受信することができる。
【0117】このように、第2の実施形態においても、
現用系の通信パス512は各リングシステムA,B,C
間を通るように設定し、予備系の通信パス521a,5
21b,521cはそれぞれリングシステムA,B,C
内で閉じた状態に設定することにより、これらリングシ
ステムA,B,Cで同時に障害が発生した場合において
も通信(P−MP通信)を維持できる。
【0118】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、種々の変形または応用が可能なもので
ある。
【0119】例えば、上記実施形態では、各ノードにロ
ーカル通信端末30を接続した例について述べたが、こ
れら各ノードには回線を接続しても良く、この場合に
は、複数のリングシステムを通じた当該回線間の通信が
可能となる。
【0120】また、上記実施形態では、リング上のデー
タをパス識別子により決まるパスに従って伝送するAT
M通信方式のリングシステムを前提としているが、これ
以外に例えばリング上のデータをフレームのタイムスロ
ット位置による決まるパスに従って伝送する通信方式の
システムについても適用できる。
【0121】また、本発明において、各ノード間の伝送
路(50a,50b,50c)としては、光ファイバ等
の有線回線で実現する他、無線回線でも実現できる。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数リング収容ノードにおいて、各リングシステム間を
接続する通信パスのうち、現用系の通信パスは、各リン
グシステム間を接続する形態の通信パスとして設定し、
予備系の通信パスは、各リングシステム内に閉じた形態
で設定するようにしたため、複数リング収容ノードに収
容される複数のリングシステムで障害が発生した場合、
当該障害発生個所に隣接するノードがループバック制御
を行ったとしてもリングシステム間の迂回通信パスを確
実に形成でき、当該リング間通信を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係わるネットワークシステ
ムの概略構成図。
【図2】複数リング収容ノードの機能構成を示す図。
【図3】リングシステムA内のノードの機能構成を示す
図。
【図4】第1の実施形態のネットワークシステム全体の
伝送路構成を示す図。
【図5】第1の実施形態に係わるリングシステムA内で
の障害発生状態を示す図。
【図6】第1の実施形態に係わるリングシステムA及び
B内での障害発生状態を示す図。
【図7】第2の実施の形態に係わるネットワークシステ
ムの概略構成図。
【図8】第2の実施形態のネットワークシステム全体の
伝送路構成を示す図。
【図9】第2の実施形態に係わるリングシステムA及び
B及びC内での障害発生状態を示す図。
【図10】従来のネットワークシステム全体の伝送路構
成を示す図。
【図11】従来のリングシステムA及びB内での障害発
生状態を示す図。
【符号の説明】
10,10a-1,10a−2,10a-3,10b−
1,10b-2,10b−3,10c-1,10c−2,
10c-3,10d-1,10d−2,10d-3,10e
-1,10e−2,10e-3 ノード 11 制御部 12 記憶部 121 スイッチングテーブル 13 ATMスイッチ部 14,14a−1,14a−2,14a-3,14a−
4 インタフェース(I/F)部 16 外部インタフェース(I/F)部 20−1,20−2 複数リング収容ノード 21 制御部 22 記憶部 221 スイッチングテーブル 23 ATMスイッチ部 24,24a−1,24a−2,24a-3,24a−
4,24b−1,24b−2,24b-3,24b−4
インタフェース(I/F)部 25 NMSインタフェース(I/F)部 26 外部インタフェース(I/F)部 30,30a−1,30a−3,30b−3,30c−
1,30c−3 ローカル通信端末 40 ネットワーク管理装置(NMS) 50a,50b,50c 伝送路 51a,51b,51c,51d,51e 通常時通信
用伝送路 52a,52b,52c,52d,52e 障害時通信
用伝送路 510,511 現用系通信パス 520,521a,521b,521c 予備系通信パ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノードを伝送方向の異なる2重化
    された伝送路によりリング状に接続し、前記伝送路に設
    定される通信パスにより前記各ノードに接続される通信
    端末または回線間の通信を行う複数のリングシステムを
    当該各リングシステムのいずれにも属する少なくとも1
    つの複数リング収容ノードにより収容して成り、前記複
    数リング収容ノードが前記各リングシステム間を接続す
    る通信パスを設定することにより前記通信端末または回
    線同士のリング間通信が可能なリングネットワークシス
    テムにおいて、 前記複数リング収容ノードは、 前記各リングシステム間を接続する通信パスのうち、現
    用系の通信パスは、前記各リングシステムの一方の伝送
    路を用いて前記各リングシステム間を接続する形態の通
    信パスとして設定し、前記予備系の通信パスは、前記各
    リングシステムの他方の伝送路を用いて当該各リングシ
    ステム内に閉じた形態で設定するパス設定手段を具備す
    ることを特徴とするリングネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 前記複数リング収容ノード及び前記各ノ
    ードは、仮想パス(VP)と仮想チャネル(VC)の2
    レベルのパス交換機能を有する非同期転送モード(AT
    M)交換装置から成り、前記各ノード間でATM通信方
    式の通信を行うことを特徴とする請求項1記載のリング
    ネットワークシステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007251765A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Fujitsu Ltd リング型ネットワークシステム
JP2008067244A (ja) * 2006-09-11 2008-03-21 Fujitsu Access Ltd マルチリング・ネットワーク・システム

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