JP3285985B2 - 通信システムにおける制御信号転送系構成方式 - Google Patents

通信システムにおける制御信号転送系構成方式

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JP3285985B2
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  • Monitoring And Testing Of Exchanges (AREA)
  • Exchange Systems With Centralized Control (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は二重化された複数のモジ
ュールで構成される通信システムにおけるモジュール間
の制御信号の転送及び通信システム間(ノード間)での
制御信号の転送を含む通信システムにおける制御信号転
送系構成方式に関する。
【0002】通信システム,特に交換システムは小規模
局から大規模局まで広い適用範囲をカバーするためにシ
ステム内部を複数のモジュールに分割し,このモジュー
ルの数を増減させることによりシステムの容量を変更す
る,いわゆるビルディングブロック方式が一般に採用さ
れている。また通信システムはシステムが障害になると
社会的影響が極めて大きいため,通常これらのモジュー
ル及びモジュール間の回線は二重化する場合が多い。従
来このようなシステムでは二重化された各モジュール及
びモジュール間回線の系構成管理は,これを集中的に管
理するモジュール(マスタモジュール)を置くのが一般
的であるが,そのモジュールが障害になると影響が大き
いためその改善が望まれている。
【0003】
【従来の技術】図32〜図34は従来方式をモジュール
構成の通信システムに適用した場合の説明図(正常
時),(障害発生時),(切替え動作時)であり,特に
ここでは通信システムとして交換機を例に挙げて説明す
る。
【0004】図32乃至図34において,CHM(Circ
uit Handling Module)#A,#Bは多数の加入者(図示
せず)を収容して相互のスイッチング制御を行い,通話
信号の交換と制御信号の処理を行う交換モジュール, M
HW(Module High-Way)はモジュール間を接続して多重
化された通話信号と制御信号を伝送するためのモジュー
ル間回線,IMC(Inter Module Connector)は各モジュ
ール間回線MHWの通話信号チャネルや制御チャネルを
群単位(例えば24チャネルや32チャネルの単位)で
相互に交換接続する複数のスイッチ段(SWで示す)に
より構成されたモジュール間結合機構である。CHM内
のCC(Central Controler) は中央制御装置,MSE
(Module Signaling Equipment) は加入者から要求され
た接続やサービスを実現するために必要な制御信号をC
HM間で送受信するモジュール間信号装置を表し,マス
タモジュールは各モジュールの運用状態の管理を行う装
置である。
【0005】なお,CHM,MHW,IMCの各装置は
それぞれ図に示すように0系と1系の装置により二重化
され,各図には制御信号の伝送方向としてCHM#Aか
らCHM#Bの場合の構成だけ示すが,逆方向に伝送す
るために同様の構成(図示省略)を備えている。
【0006】上記のような各モジュールを用いた交換機
は最近提案されたもので,このモジュール構成における
制御情報転送系構成方式は知られていないが,従来の集
中制御の方式(例えば,公知のD70型交換機の制御方
式)を適用すると,上記のマスタモジュールのような各
モジュールの管理を行う装置が設けられ,これを従来方
式という。
【0007】この従来方式を図32乃至図34を用いて
説明する。各図において,黒丸のマークは系切替装置,
実線のブロックとして表すCC,MSE等は運用系(ア
クト系)として動作している装置,点線のブロックで表
すCC,MSE等は予備系(スタンバイ系)として待機
している装置である。
【0008】図32は正常時の状態で,CHM#A,C
HM#B及びIMCのそれぞれの内部は0系が運用系と
して動作し,1系が予備系として待機している状態であ
る。図32の正常状態で動作している時に,図33に示
すように障害が発生したものとする。すなわち,ケース
1としてCHM#AとIMC間のMHWに障害が発生
し,ケース2としてIMC内の2段目のSWに障害が発
生したものとする。この場合,−1,−2で示す障
害が発生すると,−1,−2で示すようにそれぞれ
の障害がマスタモジュールに通知される。マスタモジュ
ールは,障害検出部により障害個所を検出し,−1,
−2で示すようにマスタモジュールが系状態管理表を
用いて一元的に管理している系状態に基づき系切替え個
所を決定する。
【0009】この決定に基づき図34の−1,−2
に示すように関連モジュールに系切替え指示を出すこと
により,図34に示すように障害となった部分を予備系
に切替え正常な系を再構築する。すなわち,CHM#A
内ではCCが0系,MSEが1系,CHM#AとIMC
間のMHWが1系,IMC内の1段目のモジュールは0
系,2段目のモジュールは1系,IMCとCHM#B間
のMHWは1系,CHM#BのMSEとCCは0系とな
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
制御信号転送系構成方式によれば,システム全体の系構
成状態をマスタモジュールで一元的に管理することにな
り,システムの系構成の変更は常にマスタモジュールの
指示に従って行われる。このため,このマスタモジュー
ルが障害(他のモジュールの障害発生と重なる二重障
害)になった場合,通信システム全体が異常となる。特
に,多くの交換モジュールを有する大規模な通信システ
ムの場合,マスタモジュール障害時の波及範囲(通信不
能となる加入者数)が大きく,重大な社会混乱を引き起
こす恐れがある。特に,最近は交換システムが大規模化
する傾向にあり,この課題は益々大きくなってきてい
る。
【0011】本発明はマスタモジュールのダウンにより
システム全体が障害となることを防止し通信システムの
信頼性を向上することができる制御信号転送系構成方式
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1乃至図7は本発明の
基本構成1〜基本構成7を示す図である。図1乃至図7
において,1は制御信号の送信側の交換モジュール(C
HM#A),2,11は中央制御装置(CC),3,1
2はモジュール間信号装置(MSE),4は多重化手
段,5は第1のモジュール間回線(MHW),6はモジ
ュール間結合機構(IMC),7a,7bは通常は受信
する系として自系を選択し,自系障害時のみ他系を選択
する受信系選択手段,8a,8bはスイッチ,9は第2
のMHW,10は制御信号の受信側の交換モジュール
(CHM#B),13は第2のモジュール間回線9上の
受信制御信号から任意の運用単位内の任意のチャネルを
引き込むチャネル引込み手段であり,2〜5,7a〜
9,11〜13はそれぞれ二重化されている。なお,
「1」は「交換モジュール」と名付けているが,交換機
能を持たない伝送装置や,計算機や端末を表す単なる
「モジュール」である場合も含む。さらに,以降の説明
において,「交換システム」という名称が用いられる
が,「通信システム」である場合も含まれる。
【0013】本発明は送信側の交換モジュールのモジュ
ール間信号装置と第1のモジュール間回線,モジュール
間結合機構,第2のモジュール回線及び受信側の交換モ
ジュールのモジュール間信号装置のそれぞれの二重化装
置の両方または一方を現用系とし,送信側の両系のモジ
ュール間信号装置と受信側の両系のモジュール間信号装
置間で自系と自系間,自系と他系間,他系と他系間,他
系と自系間の4つの論理的な制御信号チャネルをメッシ
ュで設定し,該制御信号チャネル上の通信リンクの一つ
を使って制御信号の転送を行い,使用中の通信リンクが
障害になると各交換モジュールは自モジュール内で独立
に通信リンクの変更を行うものである。
【0014】
【作用】図1に示す基本構成1は制御信号が交換モジュ
ール(CHM)1から交換機モジュール(CHM)10
へ転送する構成を示すが,実際には図示されないが逆方
向へ転送する構成を備える。この構成ではA.に物理的
接続構成を示すように,送信側の交換モジュール(CH
M)1では0系の中央制御装置(CC)2と0系,1系
のモジュール間信号装置(MSE)3が現用(アクト)
系として動作し,1系の中央制御装置(CC)2は予備
(スタンバイ)系として待機する。第1のモジュール間
回線(MHW)5,モジュール間結合機構(IMC)
6,第2のモジュール間回線(MHW)9は0系,1系
の両系が現用系として動作し,更に受信側の交換モジュ
ール(CHM)10では受信側の0系,1系の両系のモ
ジュール間信号装置(MSE)12と0系の中央制御装
置(CC)11が現用系として動作している。
【0015】この状態で,CHM1の自系(0系とす
る)のCC2からCHM10に対し制御信号を送信する
場合,CHM1の自系送信側のMSE3(例えば0系の
MSE3)から受信側の自系及び他系の各MSE12に
送信される2つの制御信号チャネル,と,他系送信
側MSE3(1系)から受信側の自系及び他系の各MS
E12に送信される2つの制御信号チャネル,とを
両系のMHW5上で各々別の運用単位上に多重化する。
すなわち,,は同一の運用単位に属し,また,
は前記運用単位とは別の同一の運用単位に属する。ここ
で,運用単位とは,MHW5,MHW9上で信号が多重
化されるが,その時に伝送及び交換単位として扱われる
単位を意味し,例えば,一次群速度に相当する24個の
チャネルの固まりが,これに該当する。この接続関係は
図1のB.に示すような論理接続構成となる。
【0016】自系(0系)のCC2から送出した制御信
号は,自系のMSE3から,の2つの制御信号チャ
ネルにより同じ信号が出力され,他系のMSE3から
,の2つの制御信号チャネルにより出力され,0系
と1系の多重化手段4においてそれぞれ多重化されて,
自系のMHW5上では「,」と「,」が別の運
用単位(両者は区切られている)で順に配置するよう多
重化され,他系のMHW5上でも同様に「,」と
「,」が別の運用単位で順に配置するよう多重化さ
れて伝送される。
【0017】両系のMHW5の信号はIMC6の受信系
選択手段7aに入力する。受信系選択手段7a,7bの
通常時に自系の制御信号チャネルを選択してそれぞれ後
段のスイッチ8a,8bに出力し,自系障害時には障害
検出手段(図示せず)により障害を検出すると他系の制
御信号チャネルを選択する。IMC6内では両系が正常
に動作している場合,図に示すように受信系選択手段7
a,スイッチ8a,受信系選択手段7b,スイッチ8b
を通って各制御信号チャネルが伝送される。両系のスイ
ッチ8bからCHM10へ向かうMHW9にはそれぞれ
IMC6へ入力した時と同じ配置の信号が出力する。
【0018】CHM10の自系のチャネル引き込み手段
13は,自系のMHW9上の2つの運用単位「,
」,「,」の中から,任意のチャネルを選択でき
るが,この場合先頭の運用単位「,」の中の先頭の
チャネルを選択し,後続の運用単位「,」の中の
後端のチャネルを選択して自系のMSE12にチャネ
ル,を供給する。他系のチャネル引き込み手段13
でも同様に入力する2つの運用単位「,」,「,
」のそれぞれからチャネル,を選択して他系のM
SE12へ供給する。両系のMSE12から自系のCC
11へ4つのチャネルの制御信号が入力する。このチャ
ネル引き込み手段13は,通常時は上記のように2本の
制御信号チャネルを引き込むが,自系の入力側が障害で
あることを検出する手段を備え,障害検出時には他系側
の運用単位の中の予め定められた自系送信側MSE3及
び他系送信側MSE3からの2本の制御信号チャネルを
自系MSE12に引き込む。
【0019】このように,4本の制御信号チャネルを設
定しておき,各制御信号チャネル上に通信リンクをそれ
ぞれ1本ずつ設定し,実際にモジュール間で制御信号を
転送する時には,設定済の各通信リンクのうちの一本を
使用し,使用中の通信リンクが障害の場合には各CHM
は自モジュール内での管理状態のみに基づき各々独立に
使用する通信リンクの変更を行う。
【0020】図2に示す本発明の基本構成2の場合,論
理接続構成は図2のB.に示すように上記基本構成1の
論理接続構成(図1のB.)と同じであるが,図2の
A.に示す物理接続構成は,上記基本構成1の物理接続
構成(1図のA.)と相違する。すなわち、CHM1,
MHW5における構成は全く同じであるが,IMC6内
のスイッチ8a(または8b)にチャネルを入替えする
入替手段80を設けて,この入替手段80により入力す
る制御信号チャネルの入替えを行う。 すなわち,図2
のA.に示すように,0系のMHW5から入力する2つ
の運用単位「,」,「,」の中の先頭の運用単
位のチャネルと後続の運用単位のチャネルを入替え
て,2つの運用単位「,」,「,」に変更し,
1系の場合も同様に入力する2つの運用単位「,
」,「,」のチャネルとを入替えて「,
」,「,」に変更する。この後,両系のMHW9
を介してCHM10のチャネル引き込み手段13は0系
側は先頭の運用単位で,の制御チャネルを,また1
系側は2番目の,の制御チャネルを引き込む。この
構成によれば,両系のチャネル引き込み手段13は,運
用単位をまたがった引き込みが不要となり機能が基本構
成1の場合に比べて単純であるため,構成を簡単化でき
る。
【0021】次に図3に示す本発明の基本構成3の場
合,物理接続構成はA.に示すようにCHM1,CHM
10のそれぞれのMSE3,12は両系とも現用系とし
て動作するが,MHW5,IMC6,MHW9はそれぞ
れ片系だけが現用系として動作し,残りの系は点線で示
すように予備系として待機状態である。この構成では,
上記図1,図2の場合と同様にCHM1の両系のMSE
3から,及び,の制御チャネルを介して制御信
号が送出されるが,0系の多重化手段4からMHW5を
介してIMC6に入力した時,0系のスイッチ8a,1
系のスイッチ8bが予備系(または障害により使用でき
ない状態)である場合,1系の受信系選択手段7a,0
系の受信系選択手段7bが図のように選択することによ
り0系のスイッチ8bから0系のMHW9へ2つの運用
単位「,」,「,」が出力される。
【0022】これが入力されるCHM10の0系のチャ
ネル引き込み手段13は,先頭の運用単位の最初の制御
チャネルと後続の運用単位の後端の制御チャネルを
引き込み,1系のチャネル引き込み手段13は0系のM
HW9の2つの運用単位から,の制御チャネルを引
き込み,両系のMSE12はそれぞれ受信した制御信号
を0系のCC11に供給する。この場合も,論理接続構
成は図3のB.に示すように図1と同様に4つの制御信
号チャネルにより構成される。
【0023】次に図4に示す本発明の基本構成4の場
合,物理接続構成はA.に示され,上記図3に示す場合
と同様にMHW5,IMC6,MHW9がそれぞれ片系
だけが現用系で動作し,IMC6には上記図2と同様に
スイッチ8a(または8b)にチャネルを入替えする入
替手段80が設けられている。この場合,上記図3と同
様にIMC6の1系のスイッチ8aに入力した2つの運
用単位の制御信号チャネル,及び,は,入替手
段80でチャネルとチャネルが入替えられて,2つ
の運用単位,及び,として0系のMHW9を介
してCHM10へ入力する。CHM10の0系,1系の
各チャネル引き込み手段13はそれぞれ先頭の運用単位
,と後続の運用単位,に分離して引き込む。
【0024】この基本構成4の場合も,論理接続構成は
図4のB.に示すように4つの制御信号チャネルの構成
となる。図5に示す本発明の基本構成5は,A.の物理
接続構成に示すように2つのCHM1とCHM10がI
MC6を介さず直接MHW5aにより接続され,CHM
1の両系のMSE3と,両系のMHW5a及びCHM1
0のMSE12が現用系として動作する。両系のMHW
5a上で上記図1と同じ構成の制御信号チャネル,
,,により制御信号がそれぞれ相手CHM10の
両系のMSE12に入力し,両系のチャネル引き込み手
段13により図1の場合と同様に0系のMSE12にチ
ャネル,を,1系のMSE12にチャネル,が
引き込まれる。この場合も,B.に示す論理接続構成
は,上記の図1乃至図4と同様に4つの制御信号チャネ
ルを備えている。
【0025】図6に示す本発明の基本構成6は,物理的
接続構成はA.に示すように上記の図5と同様にCHM
1とCHM10が直接MHW5aにより接続されている
構成であるが,この場合MHW5aは0系だけ現用系と
して動作し,他の1系は予備として使用されない。この
例ではCHM1の両系のMSE3から送出される制御信
号チャネルは,上記図5の0系と同様の運用単位で伝送
され,CHM10の0系のチャネ引き込み手段13によ
りチャネル,が引き込まれ,1系のチャネル引き込
み手段13によりチャネル,が引き込まれる。この
場合の論理接続構成は図6のB.に示されている。
【0026】図7は本発明の基本構成7である。この場
合,上記の図1乃至図4に示すような複数のCHM,M
HW及びIMCを備える交換システム,または図5や図
6に示すような1または複数のCHM(IMCを含まな
い)で構成する交換システムを「ノード」と呼び,ノー
ド間の制御信号転送系の構成が示されている。
【0027】図7の(a) の構成において,70はノード
A,71はノードBを表し,ノードAを構成する交換シ
ステム内のCHM1とノードBを構成する一つのCHM
10との間にノード間を接続するMHW(モジュール間
回線)5bが設けられている。この(a) の構成では,ノ
ード間のMHWが両系とも現用系として動作し,ノード
AのCHM1とノードBのCHM10の両系のMSE
3,MSE12間の制御信号チャネルを介する制御信号
の転送は上記図5と同様に行われる。
【0028】図7の(b) の構成において,72はノード
X,73はノードYを表し,ノードXとノードYを構成
する各交換システムのCHM1とCHM10間には,上
記の(a) と異なり0系のMHWだけが現用系として動作
している。この構成では,ノードXのCHM1とノード
YのCHM10の両系のMSE3,MSE12間の制御
信号チャネルを介する制御信号の転送は,片系のMHW
5bを介して上記図6と同様に行われる。
【0029】
【実施例】図8は実施例のシステム構成図,図9はモジ
ュール間結合機構(IMC)の構成例,図10は実施例
の論理接続構成,図11は交換モジュール(CHM)の
実施例の構成である。
【0030】図8の1〜13は上記図1の同じ符号の各
部に対応する構成装置であり,1は送信側のCHM(#
A),2は図1のCCに対応する制御装置,3はMS
E,4は図1の多重化手段に対応する多重化装置(MX
で表示:Multiplexer),5はMHW,6はIMC,9は
MHW,10は受信側のCHM(#B),11は制御装
置,12はMSE,13は図1のチャネル引き込み手段
に対応する任意チャネルを引き込む選択装置(SLで表
示:Selector)である。この中の2〜5,9,11〜1
3の各装置は図に0系(#0)と1系(#1)として示
すように二重化されている。
【0031】図8に示すIMC(モジュール間結合機
構)の構成を図9に示す。この構成ではIMC6は6s
〜6uで表す3段のブロック#1,ブロック#2,ブロ
ック#3で構成され,1段目と3段目のブロック6s,
6uは受信系選択部(CHGで表す:Changeover)7
s,7uとSTM(Synchronous Transfer Mode)スイッ
チ8s,8uで構成され,2段目のブロックは受信系選
択部7tとATM(Asynchronous Transfer Mode)スイッ
チ8tとで構成されて,任意のCHM間で制御信号チャ
ネルを送受できるようスイッチングを行い,各ブロック
の内部は0系(#0),1系(#1)として示すように
それぞれ二重化されている。
【0032】このシステムにおいて,送信側と受信側の
CHM#A,CHM#Bの制御装置2,11だけが片側
が現用(アクト)で動作し,その他の装置(MSE,M
HW,IMC等)は両系とも現用系として動作している
ものとする。現用である0系の制御装置2からの制御信
号は0系,1系のMSE3に図1に説明した動作により
それぞれ2つの制御信号チャネル,及び,を介
して制御信号が送信されると0系の多重化装置4から2
つの運用単位にそれぞれ制御信号チャネル「,」と
「,」が多重化されてMHW5(#0)に送信さ
れ,1系の多重化装置4からも同様に2つの運用単位に
それぞれ「,」と「,」が多重化されてMHW
5(#1)に送信される。両系のMHW5の制御信号チ
ャネルは図9のIMCを通って出力側のそれぞれの系の
MHW9上に図8に示すように発生するが,信号構成は
IMC6の入力側のMHW5と同じである。
【0033】MHW5,MHW9上の信号構成の例は図
8の右下に詳細に示すように,MHWとして156Mb
ps回線を用い,この回線の伝送帯域は1.5Mbps
の帯域幅を持つ多数のチャネルにより時分割多重され,
各1.5Mbpsの帯域を運用単位としている。この帯
域はSTM(Synchronous Transfer Mode)により複数の
物理チャネル(タイムスロット)を割り当てて,その物
理チャネルを制御信号チャネルとして使用することがで
きるが,図8の例では各1.5Mbps内でATM(As
ynchronous Transfer Mode) による伝送を行い,制御信
号チャネル用に論理チャネル(VC:Virtual Channel)
を設定して伝送している。そして,各1.5Mbpsチ
ャネル内をATMセル(5オクテットのヘッダと48オ
クテットの情報フィールドで構成)が統計多重により多
重化される。
【0034】各ATMセルは相手装置と通信をする前に
レイヤ1の通信用のVCI(論理チャネル)が割り当て
られ,そのVCIがATMセルのヘッダに付加されて伝
送される。この例では,隣接する2つの1.5Mbps
チャネルの一方に,の制御信号チャネルに対応する
VCIを備えた2つのATMセルが多重化され,他方に
,の制御信号チャネルに対応する2つのATMセル
が多重化されて伝送される。なお,このATMセルを用
いて交換モジュール間で送受信される制御信号は,レイ
ヤ2のフレーム(LAPD手順に基づく)により伝送さ
れる。
【0035】受信側のCHM#B(10)では,両系の
各MHW9の2つの運用単位内の制御信号を搭載した各
制御信号チャネルのATMセルを0系の選択装置13で
,を選択し,1系の選択装置13で,を選択し
て対応するMSE12に供給する。この場合の論理接続
構成は図10に示す。
【0036】図11は上記図8に示す交換モジュール
(CHM)の実施例構成である。図11には一つのCH
M100の二重化された内部構成が示され,CHMが有
する送信のための機構と受信のための機構が含まれてい
る。図中,矢印が付された実線は制御信号を送信する時
の信号の流れを表し,矢印が付された点線は制御信号を
受信する時の信号の流れを表す。
【0037】CHM100の110は図8の制御装置2
に対応するCC(中央制御装置)であり,CC110に
おいて,111は通話信号の交換(スイッチ)の処理を
行う交換処理部,112はMSEとの間で制御信号を送
・受信する処理を行う送受信処理部,113は各相手C
HMとの間で制御信号を転送するためのレイヤ2のリン
ク(この例ではLAPDの手順を用いるリンク :Link A
ccess Procedure on the D-channel)を設定する制御を
行うリンク設定部,114は通信リンク状態表や通信リ
ンク割当(アロッタ)表等を含むリンク選択表,115
は信号を送信する時リンク選択表114から送信リンク
を求め,送受信処理部112を起動するリンク選択部で
ある。
【0038】CHM100内の120は制御信号の送受
信を行うMSE(モジュール間信号装置)である。MS
E120において,121はレイヤ2(LAPD)のプ
ロトコル処理を行うLAPDプロトコル処理部,122
はATMアダプテーションレイヤのプロトコル処理を行
うATMアダプテーションレイヤプロトコル処理部,1
23はATMレイヤのプロトコル処理を行うATMレイ
ヤプロトコル処理部である。
【0039】また130は図8の多重化部4に対応する
多重化装置(MX)であり,信号を送信する時に動作す
る。この中の131は0系,1系のMSE120からの
送信信号を多重化するセル多重化部であり,多重化した
送信信号をモジュール間回線MHW5に送出する。ま
た,140は図8の13に対応する選択装置であり,制
御信号を受信する時に選択動作をする。この中の141
は図8のモジュール間回線MHW9のうちの信号受信元
の系を選択して信号を受信する受信セレクタ,142は
受信信号内の不要なセルを廃棄するフィルタ部であり,
例えば,図11の例では,0系のフィルタ部142は受
信した(1),(3),(2),(4) の4つのATMセル(制御信号
を含む)から(3),(2) を廃棄する。
【0040】なお,この実施例では156Mbpsの同
期インタフェースを用いて,1.5Mbpsの運用単位
に分割してそれぞれの単位内で制御信号を転送するAT
Mセルが多重化される。
【0041】上記の図8の構成では,モジュール間回線
MHW5及び9上では,両系のMSE3からの制御信号
をそれぞれ多重化装置(MX)4において多重化して送
信するが,その時,2つの制御信号チャネルを異なる運
用単位で送信している。例えば,0系では「,」と
「,」が異なる運用単位で送信され,受信側の0系
の選択装置13において2つの運用単位から一つずつ制
御信号チャネル,を選択する必要がある。
【0042】これに対し,図12は運用単位を一つにし
た場合の構成例である。図12に示すように,MHW
5,MHW9上では4つの制御信号チャネルは同一の運
用単位で送信される。IMC6とCHM#B間の1系の
MHW9の例について図12に詳細に示されているよう
に,各制御信号チャネル,,及びの制御信号を
含むATMセルが同一の運用単位内に多重化されて送信
される。
【0043】図13は上記図8の構成における正常時の
接続ルートを示す。A.に示すように,CHM#Aの制
御装置2とCHM#Bの制御装置11だけ片系(0系)
が現用系で,他の各装置は全て0系,1系が共に現用系
として運転している状態における,制御信号チャネルの
接続ルートを太線により示す。B.にはその論理接続構
成が示され,送信側のCHM#Aの0系の制御装置2か
ら送信された同じ情報が論理的に4つのルート(制御信
号チャネル〜)を介して受信側のCHM#Bの0系
の制御装置11で受信されている。
【0044】図14はMHW片系障害時の接続ルートを
示す図である。上記図13の状態において0系のMHW
5と1系のMHW9に障害が発生した場合,図14の
A.に示すように1系のMHW5からIMCのブロック
#1(6t)の0系の受信系選択部7sは,自系のMH
W5が障害であるため他系のMHW5の信号,,と
,を選択してSTMスイッチ8sへ入力する。この
後,IMC6の0系,1系からそれぞれMHW9へ信号
が出力されるが,1系のMHW9が障害であるため,C
HM#Bの0系の選択装置(SL)13は通常通り自系
のMHW9の信号,と,の中から,の信号
を選択し,1系の選択装置(SL)13は自系である1
系のMHW9が障害であるため他系である0系のMHW
9の中から,の信号を選択する。図14のB.はこ
の時の論理接続構成を示し,MHW片系障害時にも論理
的には正常時と変わらない接続となる。次に図15はモ
ジュール間結合機構(IMC)の片系障害時の接続ルー
トを示す。図に示すようにIMC6内のブロック#1に
おいて0系のSTMスイッチ8s,ブロック#2におい
て1系のATMスイッチ8t,ブロック#3において1
系のSTMスイッチ8uがそれぞれ障害になったものと
する。この場合,太線で示すルートにより1系のMHW
5からブロック#1に入力した信号,と,は,
ブロック#2の0系の図示されない受信系選択部(CH
G)7t(図9参照)で選択され0系のATMスイッチ
ング8tを介してブロック#3の0系のSTMスイッチ
8uから0系のMHW9に出力される。受信側のCHM
#Bでは0系のMHW9から0系,1系の選択装置13
において上記図14の場合と同様に信号が選択されてそ
れぞれの系のMSE12に供給される。この図15の接
続ルートの場合の論理接続構成は上記図14のB.と同
じである。
【0045】次に図16はモジュール間信号装置(MS
E)の片系障害時の接続ルートを示す。A.に示すよう
にこの例では送信側のCHM#A内の0系のMSE3
と,受信側のCHM#B内の1系のMSE12に障害が
発生したものとする。この場合,図に示すようにCHM
#Aでは0系のMSE3が障害であるため,1系のMS
E3からの2つの制御信号チャネル,だけが,0系
と1系の多重化装置4から送信され,両系のMHW5,
IMC6及びMHW9を介してCHM#Bに入力する。
CHM#BではMSE12が障害であるため,0系のM
SE12にはの信号だけが入力して0系の制御装置1
1に供給される。この場合の論理接続構成はB.に示す
ようにで示す1つの制御信号チャネルによる接続が行
われる。
【0046】図17は通信リンクの第1の設定処理フロ
ーであり,図11に示す交換モジュール(CHM)の中
央制御装置(CC)に設けられたリンク設定部113に
より送受信処理部112を介してMSEに対して設定動
作を行うよう制御する。この処理は通信相手の各CHM
に対し上記したように各装置,回線が正常であれば4つ
の制御信号チャネル(〜)によるリンクを設定する
ために行われる。
【0047】図17において,各通信相手のCHMの個
数分同じ処理を繰り返し(図17のS1),一つのCH
Mに対しn=1を設定し(同S2),制御信号チャネル
#n(n≦4)上にレイヤ2の通信リンクを設定する
(同S3)。この設定がOK(通信リンクの設定の確認
を相手から受けた場合)の場合,通信リンク#nについ
て通信リンク状態表114a(図11のリンク選択表1
14内の表)に「OK」を設定し,設定できない場合は
「NG」を設定する(同S4〜S6)。この後n=4に
なるまでS3〜S8の処理を繰り返し,通信リンク状態
表の該当CHMの各リンク番号について「OK」または
「NG」を設定し,一つのCHM番号について処理が終
了すると,次のCHM番号について同様の処理が実行さ
れる。
【0048】次に,図18は第1のモジュール間通信処
理のフローである。この処理は,送信すべき信号が発生
した時に上記図17により設定された通信リンク状態表
を用いて中央制御装置(CC)によるMSEに対する指
示により処理が実行される。
【0049】送信先CHMへの通信リンクで「OK」と
なっている最若番のリンク番号を上記図17に示す通信
リンク状態表から抽出する(図18のS1)。ここで
「OK」リンクが有ると,そのリンクを用いて信号送信
を行い,送信が成功(OK)すると終了する(同S2〜
S4)。不成功(NG)の場合は通信リンク状態表に
「NG」を設定し(同S5),次の「OK」となってい
る若番のリンク番号を抽出する。
【0050】装置や回線の障害等により「OK」リンク
が無ければ,それまで「NG」となっている全制御信号
チャネルに対し通信リンクの再設定を行う(同S6)。
これは,一時的に障害となった通信リンクが自動的に回
線を回復するケースに対処する意味もある。この再設定
により,「OK」リンクが有ればそのリンクで信号送信
を行い,送信OKなら通信リンク状態表の該当リンクに
「OK」を設定する(同S7〜S10)。OKリンクが
無い場合や,送信しても不成功の場合は,非常手段とし
て相手CHMに関連する呼を強制開放する(同S1
1)。
【0051】次に図19は交換モジュールが3つの場合
に2つの運用単位で制御信号を転送する構成例である。
図19に示すようにCHM#Aを送信側とし,CHM#
BとCHM#Cの2つを受信側として動作する。この場
合,CHM#Aの制御装置2から0系のMSE3に対し
CHM#Bを宛先とする,の制御信号が発生し,C
HM#Cを宛先とする(1),(3) の制御信号を発生する。
また,制御装置2からは1系のMSE3に対しCHM#
Bを宛先とする,の制御信号も発生し,CHM#C
を宛先とする(2),(4) の制御信号を発生すると,両系の
多重化装置4から図に示すように2つの運用単位に2つ
のCHM#B,CHM#Cに向かう各制御信号が混在す
る形式で送信され,IMC6において宛先に応じて分離
及びスイッチングが行われ宛先に対応する各MHW9に
出力される。この結果,図に示すように各CHMに対応
するMHW9の0系,1系にはそれぞれ2つの運用単位
のそれぞれの信号が転送される。この図19の構成にお
ける論理接続構成を図20に示す。
【0052】次に図21は交換モジュールが3つの場合
にモジュール間結合機構(IMC6)にチャネル入替装
置80(図4のチャネル入替手段80に対応)を備える
構成である。この構成は,上記図19に示す3つの交換
モジュールを備える構成において,IMC6内の例えば
ブロック#2(図9参照)にチャネル入替装置80を接
続してチャネルの入替えを行う。これによりCHM#A
からCHM#Bの0系,1系でそれぞれ選択される2つ
の制御信号,及び,が,2つの運用単位に分離
されていたのを,それぞれ1つの運用単位内に入替えら
れ,CHM#Bの両系の選択装置13における選択が簡
単化される。同様にCHM#AからCHM#Cに送信さ
れる制御信号(1) 〜(4) についても入替えが行われ, 図
のように各系のMSE12において受信される。
【0053】図22は交換モジュール以外の各装置が現
用・予備の形態で運用する場合の構成である。この構成
において,IMC6のブロック#1内のCHG7s及び
CHM#B内のSL13は,それぞれMHW5,MHW
9のそれぞれ障害検出手段と切替手段を備え,通常は入
力する2つの系の内から自系の入力を選択し,自系の入
力が障害等により無い場合は他系の入力を選択するよう
切替える。
【0054】すなわち,CHM#AとCHM#Bは制御
装置2,11が0系が現用で運用されているが,MSE
3,多重化装置4及び選択装置13,MSE12は両系
が現用であり,MHW5,IMC6,MHW9はそれぞ
れ図に示すように片側が現用として動作し,他系は動作
しない。この構成でも,,と,が2つの運用単
位上を順次転送されて,CHM#Bで全ての信号を受信
できる。この場合の,論理接続構成は上記図10と同じ
である。
【0055】図23は上記図22の構成において,モジ
ュール間結合機構(IMC)にチャネル入替装置を備え
る構成である。この場合,IMC6の内部の運用状態は
上記図22と同じである。この図23の構成では,と
のチャネルを相互に入替える入替装置80を,例えば
IMC6内の中間のブロック#2(図9参照)に設け
る。これによりMHW5,IMC6及びMHW9を片側
だけ現用として運用していても4つの制御信号チャネル
により通信することができる。
【0056】図24は,交換モジュールが直接モジュー
ル間回線により接続された構成例である。この構成で
は,図のA.に示すように送信側のCHM#Aと受信側
のCHM#Bの制御装置2が現用・予備の形態で運用
し,モジュール間回線MHWを含む他の装置は両系が現
用で動作する。制御信号チャネルの論理接続構成は,図
24のB.に示すようにモジュール間結合機構(IM
C)が中間にある場合と同様である。
【0057】図25は交換モジュールが直接モジュール
間回線により接続され,片系のモジュール間回線だけ現
用系である場合の構成である。この構成では,上記図2
4ではモジュール間回線(MHW)が二重化された両方
が現用として動作しているのに対し,片系(0系)だけ
が現用系として動作する。CHM#B内のSL13は障
害検出手段と切替手段を備え,通常は入力する2つの系
のうち自系の入力を選択し,自系の入力が障害等により
無い場合は他系の入力を選択し,他系の入力障害の場合
は自系の入力を選択するよう切替える。
【0058】この場合も,図のように4つの制御信号チ
ャネルによりルートが設けられ,その論理接続構成は上
記図24のB.と同様である。次に図26は通信リンク
の第2の設定処理フローを示し,図27は図26に関連
するモジュール間通信の第2の設定処理フローである。
【0059】図26のフローは上記の図17に示す第1
の通信リンクの設定処理フローとは網目の部分が追加さ
れ,通信リンクアロッタ表114bを使用する点が異な
る。すなわち,図26のS1〜S8は上記図17と同じ
処理が行われ,各CHM番号について4つの通信リンク
の状態を通信リンク状態表114aに設定する。この
後,通信リンクアロッタ表114b(図11のリンク選
択表114内の通信リンク状態表とは別の表)の各CH
M番号毎に最も若番の「OK」リンク番号を設定する
(図26のS9)。この時,CHM番号について「O
K」リンクが無い場合はダミー番号(例えば,実在しな
い#5)を設定する。
【0060】次に図27のフローは上記図27で作成し
た通信リンク状態表114aと通信アロッタ表114b
を用いて実行され,上記図18に示す第1のモジュール
間通信の処理フローとは網目の部分が追加または変更さ
れた点で異なる。すなわち,最初に送信先CHMへの通
信リンクを通信リンクアロッタ表(図26)から抽出す
る(図27のS1)。この結果,「OK」リンクがある
場合,そのリンクにより信号送信を行って,送信が成功
(OK)の場合は通信リンクアロッタ表を更新する(同
S2〜S4,S7)。この更新は現在通信リンクアロッ
タ表に設定されている番号の次の「OK」リンクを通信
リンク状態表から取り出して設定することである。
【0061】S4における送信の結果,不成功(NG)
の場合,そのリンクについて通信リンク状態表に「N
G」を設定し(同S6),通信リンクアロッタ表に最若
番の「OK」リンク番号を設定する(同S5)。また,
S2においてOKリンクが無い場合は,上記図18のS
6〜S10及びS11と同様の処理が図27のS8〜S
12及びS14において実行される。すなわち,「N
G」となっている全制御信号チャネルの中から再設定さ
れた通信リンクにより送信ができるとそのリンクの状態
を「OK」に設定する。この後,通信リンクアロッタ表
にそのリンク番号を設定する(図27のS13)。
【0062】上記図26,図27による処理フローの場
合,#1〜#4の4本の通信リンクの中の「OK」状態
のリンクを負荷分散により順次使用する。特定の通信リ
ンクが障害の場合には,各CHMにおいて自モジュール
内の管理状態(通信リンク状態表,通信アロッタ表)の
みに基づいてそれぞれ独立に使用する通信リンクを残り
の正常な通信リンクを用いた通信に変更される。
【0063】次に図28は通信リンクの第3の設定処理
フローを示し,図29は図28に関連するモジュール間
通信の第3の処理フローである。この図28,図29の
処理では上記の図26,図27で利用する通信リンク状
態表や通信リンクアロッタ表は使用せず,通信リンク状
態表114cを用いる。
【0064】図28のS1〜S4は,上記図26のS1
〜S4と同じ処理が行われ,4本の制御信号チャネルの
中で1本でも通信リンクが設定されると,図に示すよう
に通信リンク選択表114cの相手CHM番号に対応す
る位置に設定されたリンク番号を設定し(図28のS
5),この処理を終了する。もし通信リンクが設定され
ない時は,次の番号について同じ設定動作が順次実行さ
れる。もし,該当CHMの4本の制御信号チャネルの全
部により通信リンクが設定できない場合は,通信リンク
選択表114cの該当するCHM番号に対してダミー番
号(例えば#5)を設定する。
【0065】図29のモジュール間通信処理では,送信
すべき信号が発生すると,送信先CHMへの通信リンク
番号を上記図28で作成した通信リンク選択表より抽出
する(図29のS1)。抽出された通信リンク番号が有
る場合は,そのリンクにより信号を送信し,成功(O
K)すればこの処理を終了する(同S2〜S4)。通信
リンク選択表から抽出した結果,OKリンクが無い場合
(ダミー番号の場合)及びOKリンクが有って信号送信
しても不成功であった場合,通信リンクを再設定する処
理(図28)を起動する(図29のS5)。この再設定
処理の後,OKリンクが有るか判断し(同S6),有る
場合送信先CHMへの通信リンク番号を通信リンク選択
表より抽出して信号の送信を行い(同S7),送信が成
功(OK)か判断し(同S8),成功するとこの通信処
理を終了する。
【0066】図30は異なる交換システム(ノード)間
における制御信号転送の構成例である。この構成は上記
図7に示す基本構成に対応し,各ノードA,B,X,Y
はそれぞれ1乃至複数のCHM,IMCで構成される。
(a) の例はノードA(70)内のCHM#AとノードB
(71)内のCHM#Bが両ノード間を接続する交換モ
ジュールとして使用され,両者は異なるノード間を結ぶ
二重化されたMHW5bを,0系,1系を共に現用とし
て運用する。この場合,上記の同一ノード内でCHM間
をMHWにより接続して二重化MHWの両系を現用とす
る構成(図24参照)と同様に動作する。また,(b) の
例はノードX(72)とノードY(73)の異なるノー
ド間を結ぶMHW5bを片側(0系)だけ現用として運
用し,この場合も,同一ノード内でCHM間をMHWに
より接続して片系のMHWだけ現用とする構成(図25
参照)と同様に動作する。
【0067】次に図31は制御信号チャネルの管理方法
の説明図である。図31において,送信側のCHMの各
多重化装置4には運用単位対応表40が設けられてい
る。この運用単位対応表40は,例1(41で示す)と
して示すように各交換モジュール(CHM)の番号#
0,#1・・・について,それぞれ制御信号チャネルと
して〜が設定されている時,各制御信号チャネルが
モジュール間信号装置(MSE)においてどの運用単位
に割り当てられているかを記憶する対応表である。この
例1では#0のCHMについては,〜の制御信号チ
ャネルは運用単位#Aが割り当てられ,制御信号はこの
運用単位#Aで転送される。
【0068】この例1(41)の状態で,制御信号を転
送するための運用単位が増設されて,運用単位Bを使用
する場合,例2(42で示す)のように制御信号チャネ
ル,を増設された運用単位#Bに割り当て,他の
,は以前と同じ運用単位#Aに割り当てることがで
きる。これと逆に,例2のように2つの運用単位を使用
していた状態から,運用単位#Bを削減した場合には,
例1のように各制御信号チャネル〜は運用単位#A
に割り当てられる。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば,二重化された複数の交
換モジュールで構成される通信システムにおける制御信
号を転送するため系構成の管理及び系切替制御を,各交
換モジュールが自モジュール内で管理している系構成状
態のみに基づいて行うことができる。このため,システ
ム全体の系構成状態を一元的に管理するマスタモジュー
ルを設ける必要が無くなり,モジュールの独立性が高ま
り,マスタモジュールを設けた場合のマスタモジュール
のシステムダウンによるシステム全体が障害となるよう
な状況を回避することができ,システムの信頼性の向上
を達成できる。特に,多くの交換モジュールで構成する
大規模の通信システムにおいてこれらの効果を発揮する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成1を示す図である。
【図2】本発明の基本構成2を示す図である。
【図3】本発明の基本構成3を示す図である。
【図4】本発明の基本構成4を示す図である。
【図5】本発明の基本構成5を示す図である。
【図6】本発明の基本構成6を示す図である。
【図7】本発明の基本構成7を示す図である。
【図8】実施例のシステム構成図である。
【図9】モジュール間結合機構(IMC)の構成例であ
る。
【図10】実施例の論理接続構成である。
【図11】交換モジュール(CHM)の実施例の構成で
ある。
【図12】運用単位を一つにした場合の構成例である。
【図13】図8の構成における正常時の接続ルートを示
す図である。
【図14】MHW片系障害時の接続ルートを示す図であ
る。
【図15】モジュール間結合機構(IMC)の片系障害
時の接続ルートを示す図である。
【図16】モジュール間信号装置(MSE)の片系障害
時の接続ルートを示す図である。
【図17】通信リンクの第1の設定処理フローである。
【図18】モジュール間通信の第1の処理のフローであ
る。
【図19】交換モジュールが3つの場合に2つの運用単
位で制御信号を転送する構成例である。
【図20】図19の構成における論理接続構成である。
【図21】交換モジュールが3つの場合にモジュール間
結合機構(IMC)にチャネル入替装置を備える構成で
ある。
【図22】交換モジュール以外の各装置が現用・予備の
形態で運用する場合の構成である。
【図23】図22の構成において,モジュール間結合機
構(IMC)にチャネル入替装置を備える構成である。
【図24】交換モジュールが直接モジュール間回線によ
り接続された構成例である。
【図25】交換モジュールが直接モジュール間回線によ
り接続され,片系のモジュール間回線だけ現用系である
場合の構成である。
【図26】通信リンクの第2の設定処理フローである。
【図27】図26に関連するモジュール間通信の第2の
処理のフローである。
【図28】通信リンクの第3の設定処理フローである。
【図29】図28に関連するモジュール間通信の第3の
処理フローである。
【図30】異なる交換システム(ノード)間における制
御信号転送の構成例である。
【図31】制御信号チャネルの管理方法の説明図であ
る。
【図32】従来方式をモジュール構成の交換機に適用し
た場合の説明図である(正常時)である。
【図33】従来方式をモジュール構成の交換機に適用し
た場合の説明図である(障害時)である。
【図34】従来方式をモジュール構成の交換機に適用し
た場合の説明図である(切替え動作時)である。
【符号の説明】
1 送信側の交換モジュール(CHM#A) 2,11 中央制御装置(CC) 3,12 モジュール間信号装置(MSE) 4 多重化手段 5 第1のモジュール間回線(MHW) 6 モジュール間結合機構(IMC) 7a,7b 受信系選択手段 8a,8b スイッチ 9 第2のモジュール間回線(MHW) 10 受信側の交換モジュール(CHM#B) 13 チャネル引込み手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 000005108 株式会社日立製作所 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 (72)発明者 坪井 洋治 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 須永 宏 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 栗原 伸明 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 上田 久雄 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (72)発明者 竹内 亘 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (72)発明者 岩城 慎一 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所 情報通信事業部内 (72)発明者 竹村 哲夫 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所 情報通信事業部内 (56)参考文献 特開 平4−137923(JP,A) 特開 昭59−229989(JP,A) 特開 平2−86348(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/22 H04M 3/00 H04Q 3/545 H04Q 11/04

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の二重化されたモジュール(CH
    M)と,モジュール相互間で送受される制御信号の転送
    及びスイッチング機能を備え,1つまたは複数の系切替
    単位ブロックで構成される二重化されたモジュール間結
    合機構(IMC),モジュールとモジュール間結合機構
    を接続する二重化されたモジュール間回線(MHW),
    モジュール内にあってモジュール制御信号の転送手順制
    御を行う二重化されたモジュール間信号装置(MSE)
    とから成り,モジュール間結合機構とモジュール間信号
    装置及びモジュール間回線の両系を運用(アクト)状態
    で運転する通信システムにおいて, モジュールの各々の系に自系送信側モジュール間信号装
    置から受信側の自系及び他系のモジュール間信号装置に
    送信される2つの制御信号チャネルと,他系送信側モジ
    ュール間信号装置から受信側の自系及び他系の各々のモ
    ジュール間信号装置に送信される2つの制御信号チャネ
    ルとをモジュール間回線上の同一または各々別の運用単
    位上に多重化し,モジュール間結合機構への二重化され
    たモジュール間回線の両系に同一の情報を送出する多重
    化手段を備え, モジュール間結合機構に,送信側からの各々の運用単位
    内の2つの制御信号チャネルのうちの1つを2つの運用
    単位間で入替えてスイッチングさせるスイッチ手段を備
    え, 各モジュールの各々の系に,モジュール間結合機構から
    の二重化された受信モジュール間回線の任意の系の任意
    の運用単位内の全ての制御信号チャネルを一括して自系
    のモジュール間信号装置に引き込む引き込み手段を備
    え,該引き込み手段は通常時に自系側モジュール間回線
    の予め定められた運用単位からの全ての制御信号チャ
    ネルを自系モジュール間信号装置に引き込み,障害時に
    のみ他系側モジュール間回線内の予め定められた運用単
    位からの全ての制御信号チャネルを自系モジュール間信
    号装置に引き込むことを特徴とする制御信号転送系構成
    方式。
  2. 【請求項2】 複数の二重化されたモジュール(CH
    M)と,モジュール相互間で送受される制御信号の転送
    及びスイッチング機能を備え,1つまたは複数の系切替
    単位ブロックで構成される二重化されたモジュール間結
    合機構(IMC ),モジュールとモジュール間結合機構
    を接続する二重化されたモジュール間回線(MHW),
    モジュール内にあってモジュール制御信号の転送手順制
    御を行う二重化されたモジュール間信号装置(MSE)
    とから成り,モジュール間信号装置の両系を運用状態
    (アクト)で運転し,モジュール間結合機構とモジュー
    ル間回線の両系を運用系・予備系(アクト・スタンバ
    イ)で運転する通信システムにおいて, モジュール間結合機構及び受信側モジュール内に運用系
    側の障害監視手段と運用系の障害検出時の予備系への系
    切替手段を備え, 各モジュール(CHM)の各系に,自系送信側モジュー
    ル間信号装置から受信側の自系及び他系の各々のモジュ
    ール間信号装置に送信される2つの制御信号チャネル
    と,他系送信側モジュール間信号装置から受信側の自系
    及び他系の各々のモジュール間信号装置に送信される2
    つの制御信号チャネルとをモジュール間回線上の同一ま
    たは各々別の運用単位上に多重化し,モジュール間結合
    機構への二重化されたモジュール間回線の両系に同一の
    情報を送出する多重化手段と,モジュール間結合機構か
    らの受信モジュール間回線の中の運用系側のモジュール
    間回線内の2つの運用単位の中の予め定められた一方の
    運用単位の全ての制御信号チャネルを一括して自系のモ
    ジュール間信号装置に引き込み,更に該運用系側のモジ
    ュール間回線内の1つ又は2つの運用単位の中のもう一
    方の運用単位内の全ての制御信号チャネルを一括して他
    系のモジュール間信号装置に引き込む手段を備え, モジュール間結合機構に,送信側からの各々の運用単位
    内の2つの制御信号チャネルの内の1つを2つの運用単
    位間でスイッチングさせるスイッチ手段を備える ことを
    特徴とする制御信号転送系構成方式。
  3. 【請求項3】 複数の二重化されたモジュール(CH
    M)と,モジュール間を接続する二重化されたモジュー
    ル間回線(MHW),モジュール内にあってモジュール
    制御信号の転送手順制御を行う二重化されたモジュール
    間信号装置(MSE)とで構成された通信システムにお
    いて,モジュール間信号装置及びモジュール間回線の両系を運
    用状態(アクト)で運転し, モジュールの各々の系に自系送信側モジュール間信号
    装置から受信側の自系及び他系のモジュール間信号装置
    に送信される2つの制御信号チャネルと,他系送信側モ
    ジュール間信号装置から受信側の自系及び他系の各々の
    モジュール間信号装置に送信される2つの制御信号チャ
    ネルとをモジュール間回線上の同一または各々別の運用
    単位上に多重化し,モジュール間結合機構への二重化さ
    れたモジュール間回線の両系に同一の情報を送出する多
    重化手段と,送信側モジュールからの二重化された受信
    モジュール間回線の任意の系の任意の運用単位内の任意
    チャネルを自系のモジュール間信号装置に引き込む引き
    込み手段とを有し,前記引き込み手段は通常時は自系側モジュール間回線内
    の1つまたは2つの運用単位の中の予め定められた自系
    送信側モジュール間信号装置及び他系送信側モジュール
    間信号装置からの2本の制御信号チャネルを自系モジュ
    ール間信号装置に引き込み,障害時のみ他系側モジュー
    ル間回線内の1つまたは2つの運用単位の中の予め定め
    られた自系送信側モジュール間信号装置及び他系送信側
    モジュール間信号装置からの2本の制御信号チャネルを
    自系モジュール信号送信に引き込む ことを特徴とする制
    御信号転送系構成方式。
  4. 【請求項4】 請求項3の通信システムにおいて,モジュール間信号装置の両系を運用状態で運転し,モジ
    ュール間回線は運用系・予備系で運転し, 受信側モジュール内に運用系側の障害監視機能と運用系
    の障害検出時の予備系への系切替手段を備え, モジュールの各々の系に,自系送信側モジュール間信号
    装置から受信側の自系及び他系の各々のモジュール間信
    号装置に送信される2つの制御信号チャネルと,他系送
    信側モジュール間信号装置から受信側の自系及び他系の
    各々のモジュール間信号装置に送信される2つの制御信
    号チャネルとをモジュール間回線上の同一または各々別
    の運用単位上に多重化し,受信側モジュールへの二重化
    されたモジュール間回線の両系に同一の情報を送出する
    多重化手段と,送信側モジュールからの受信モジュール
    間回線の内の運用系側のモジュール間回線内の1つまた
    は2つの運用単位の中の予め定められた自系送信側モジ
    ュール間信号装置及び他系送信側モジュール間信号装置
    からの2本の制御信号チャネルを自系モジュール間 信号
    装置に引き込み,さらに該運用系側のモジュール間回線
    内の1つまたは2つの運用単位の中の予め定められた自
    系送信側モジュール間信号装置及び他系送信側モジュー
    ル間信号装置からの2本の制御信号チャネルを他系モジ
    ュール間信号装置にも引き込む手段を備える ことを特徴
    とする制御信号転送系構成方式。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の何れかにおいて, 前記モジュールの送信側と受信側のモジュール間信号装
    置間に制御信号チャネルを論理的に自系と他系が相互に
    接続するようメッシュで4本設定し, 且つ各制御信号チャネル上に通信リンクを各々1本ずつ
    設定し,モジュール間での制御信号の転送を設定済の各
    通信リンクのうちの1本を使用して行い, 使用中の通信リンクが障害の場合に各モジュールは自モ
    ジュール内での管理状態のみに基づき各々独立に使用す
    る通信リンクの変更を行う ことを特徴とする制御信号転
    送系構成方式。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5の何れかにおいて,各モジュール(CHM)間での制御信号の転送を設定
    された4本の通信リンクを順番に負荷分散して行い,特
    定の通信リンクが障害の場合に各モジュールは各々自モ
    ジュール内の制御信号チャネル使用の管理状態だけに基
    づいて各々独立に使用する通信リンクの変更を行うこと
    を特徴とする制御信号転送系構成方式。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6の何れかにおいて,各モジュールが両系のモジュール間信号装置相互間にメ
    ッシュで設定された4本の制御信号チャネルの内の任意
    の1本のチャネル上に通信リンクを1本設定し,モジュ
    ール間での制御信号の転送を前記の1本の通信リンクを
    使用して行い, 使用中の通信リンクが障害の場合に各モジュールは自モ
    ジュール内での管理状態だけに基づき各々独立に使用す
    る制御信号チャネルを変更する ことを特徴とする制御信
    号転送系構成方式。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7の何れかにおいて,それぞれ送信側のモジュールと受信側のモジュールがそ
    れぞれ異なる通信システム(ノード)に収容されている
    ことを特徴とする制御信号転送系構成方式。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8の何れかにおいて,送信側のモジュール内のモジュール間信号装置からの制
    御信号チャネルの多重 化手段,及び受信側モジュール内
    のモジュール間信号装置への引き込み手段の中に,制御
    信号チャネルとモジュール間回線内の1つ又は複数の運
    用単位との対応関係を記憶する手段を設け,該記憶手段
    の内容を変更することにより送信側での制御信号チャネ
    ルの振り分け先及び受信側での引き込み元の運用単位の
    本数を変更し,制御信号チャネルの転送に用いる運用単
    位の数を増・減させる ことを特徴とする制御信号転送系
    構成方式。
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