JP3070039B2 - Atm交換機およびatm網の試験システム - Google Patents

Atm交換機およびatm網の試験システム

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JP3070039B2
JP3070039B2 JP5182706A JP18270693A JP3070039B2 JP 3070039 B2 JP3070039 B2 JP 3070039B2 JP 5182706 A JP5182706 A JP 5182706A JP 18270693 A JP18270693 A JP 18270693A JP 3070039 B2 JP3070039 B2 JP 3070039B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非同期転送モード(A
synchronous TransferMode、
以下、ATMと記載)での転送を行なうATM交換機お
よびATM網の試験システムに係わり、特に、現用系と
予備系に冗長化されたATM交換機およびATM網の試
験を効率良く行なうのに好適なATM交換機およびAT
M網の試験システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】広帯域ISDN(Integrated
Services DigitalNetwork、
サービス総合ディジタル通信網)においては、例えば、
「日経コミュニケーション別冊 ISDN活用の手引
き」(1988年、日経BP社発行)の第168頁から
第177頁に記載のように、ATMによる情報の転送技
術が提案されている。このATMでは、情報を48バイ
ト長(48×8ビット)に区切り、5バイトのヘッダを
付加して合計53バイトのATMフォーマットにしてセ
ル化し、ATM交換機で、このセルのヘッダを元に、情
報の多重化、識別、分配、および、ルーティング等を行
なう。ATM交換機には、このような情報の多重化や、
識別、分配、および、ルーティング等のセルの転送を行
なう各機能ブロックが、現用系と予備系に冗長化して設
けられ、現用系の障害時に、予備系に切り替えて、セル
の伝送を行なう。
【0003】図10は、従来の冗長化されたATM交換
機の構成例とその動作を示す説明図である。本例は、従
来の一般的なATM交換機内の各機能ブロック間の接続
構成を示しており、ATM交換機を構成する機能ブロッ
ク(図中、A#0、A#1、B#0、B#1、C#0、
C#1と記載)1〜6は、それぞれ冗長化されており、
各機能ブロック1〜6間には、系交絡20、21が配備
されている。この系交絡20、21は、上流の機能ブロ
ックの各系から、両系の下流側の機能ブロックへ、セル
を転送するための分配部(図中、Dと記載)30〜33
と、両系の上流機能ブロックから転送されるセルのう
ち、任意の1つから入力されるセルを選択する(パス設
定)ための交絡セレクタ(図中、Sと記載)50〜53
および系選択指示回路70、71から構成されている。
系選択指示回路70、71は、各上流の機能ブロック1
〜4の系切り替えに伴い、下流側の機能ブロック3〜6
の各系が、上流側の機能ブロックの同一の系からのセル
流を選択するように、それぞれ、交絡セレクタ50〜5
3を制御する。すなわち、情報データの流れに注目した
場合の下流側の機能ブロックは、現用系および予備系共
に、系交絡20、21を介して、同一系の上流側の機能
ブロックを選択する機構になっている。
【0004】ここで、例えば、機能ブロック1、2に対
して試験セルを挿入し、機能ブロック5、6から試験セ
ルを取り出し、その間の導通状態の正常性を試験する試
験回路200を設置した場合を考える。この場合、現用
系の機能ブロック1、3、5は、相互に接続されている
ため、導通試験が可能であるが、予備系の機能ブロック
2、4、6については、相互に接続されておらず、シス
テムの運用中には、導通状態の正常性を検証することが
できない。あるいは、系を切り替えて試験を行なうこと
が必要である。また、試験回路200を直接接続できな
いPKGの増設などを行なった場合にも、予備系の機能
ブロック同士の接続ができないため、サービスの中断な
しに、この増設PKGについてのセル導通試験を行なう
ことができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、冗長化されたATM交換機内の
予備系の各機能ブロックのセル導通性などの試験や、試
験回路を直接接続できない増設PKGの試験を、システ
ムの運用中に行なうことができない点である。本発明の
目的は、これら従来技術の課題を解決し、運用中のサー
ビスを中断することなく現用系および予備系のセル導通
試験や保守試験等を可能とし、予備系に潜在化していた
故障の早期検出による障害発生の防止や、運用中の現用
系でのユーザからのクレームに対する詳細な検証試験に
よる迅速かつ詳細な原因解析を行なうことができるAT
M交換機およびATM網の試験システムを提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のATM交換機の試験システムは、現用系と
予備系に冗長化され、セルの転送を行なう複数の機能ブ
ロックと、各々の機能ブロック間のパス設定を行なう複
数の系交絡とを有するATM交換機の試験システムであ
り、現用系の最上流の機能ブロックと予備系の最下流の
機能ブロックとに接続され、現用系の最上流の機能ブロ
ックと予備系の最下流の機能ブロック間のセル導通試験
を行なう試験回路と、系交絡を制御して、現用系のパス
とは独立に、上流の現用系の機能ブロックから下流の予
備系の機能ブロックへのパスを設定させると共に、試験
回路による試験毎に、予備系の最下流の機能ブロック側
から順次に、パスの上流側を現用系から予備系に切り替
えさせる系交絡制御部とを設け、現用系でのサービス提
供中に、現用系の最上流の機能ブロックと予備系の最下
流の機能ブロック間の現用系から予備系への交絡ルート
の試験を行なうことを特徴とする。また、本発明のAT
M網の試験システムは、上述の複数のATM交換機間、
もしくは、このATM交換機と同様の現用系と予備系の
冗長構成を持つ複数の伝送装置間を、現用系と予備系の
伝送媒体で接続し、複数のATM交換機もしくは伝送装
置間にまたがるATM網の現用系から予備系への交絡ル
ートのセル導通状態の正常性の試験を、現用系でのサー
ビス提供中に行なうことを特徴とする。また、現用系と
予備系に冗長化され、セルの転送を行なう複数の機能ブ
ロックと、各々の機能ブロック間のパス設定を行なう複
数の系交絡と、この系交絡を制御して、現用系のパスと
は独立に、予備系の各機能ブロック間のパスを設定させ
る系交絡制御部と、この系交絡制御部の制御に基づきパ
ス設定された予備系のセル導通試験を行なう試験回路と
を有し、現用系でのサービス提供中に予備系の試験を行
なう複数のATM交換機間、もしくは、このATM交換
機と同様の現用系と予備系の冗長構成を持つ複数の伝送
装置間を、現用系と予備系の伝送媒体で接続し、複数の
ATM交換機もしくは伝送装置間にまたがるATM網の
予備系でのセル導通状態の正常性の試験を、現用系での
サービス提供中に行なうことを特徴とする。 また、こ
ATM網の試験システムにおいて、複数のATM交換機
もしくは伝送装置間にまたがる現用系と予備系のそれぞ
れに、セルの導通試験を行なう網試験回路を個別に設
け、複数のATM交換機もしくは伝送装置間にまたがる
ATM網のセル導通試験を、現用系と予備系で独立に行
なうことを特徴とする。
【0007】
【0008】
【0009】
【作用】本発明においては、 系交絡制御部の系交絡への
制御により、試験回路のセル出力部を現用系の最上流の
機能ブロックに、また、試験回路のセル受信部を予備系
の最下流の機能ブロックに接続し、そして、この予備系
の最下流の機能ブロックを上流の現用系の機能ブロック
に接続し、この接続状態で、機能ブロック間の導通試験
を行なう。その後、予備系の最下流の機能ブロックの上
流側の接続先を、同じ予備系の機能ブロックに切り替
え、この予備系の機能ブロックを、上流の現用系の機能
ブロックに接続して、試験を行なう。このようにして、
順次、予備系の機能ブロックの上流側の接続先を、現用
系から予備系に切り替えて試験を行なうことにより、現
用系から予備系への全ての交絡ルートの正常性の試験を
行なうことができる。尚、この場合、主情報を、現用系
および予備系の双方の機能ブロック内で転送することが
できる。
【0010】
【0011】
【0012】また、複数のこのようなATM交換機、も
しくは、このATM交換機と同様な冗長構成の複数の伝
送装置で通信網を構成することにより、ATM網内にお
ける現用系と予備系を交差させて各種の試験を行なうこ
とができる。また、系交絡制御部の系交絡への制御によ
り、サービス提供のための現用系とは別に、予備系の機
能ブロック同士を連結した試験系を構成し、この試験系
に試験回路を接続して予備系の各機能ブロックのセル転
送の正常性試験を含む各種の試験を行なう複数のATM
交換機間、もしくは、この交換機と同様な冗長構成の複
数の伝送装置間で通信網を構成することにより、ATM
網内における予備系の各種の試験を現用系でのサービス
提供中に行なうことができる。また、複数のATM交換
機もしくは伝送装置間にまたがる現用系と予備系のそれ
ぞれに、網試験回路を個別に設けることにより、ATM
網内における現用系と予備系の各種の試験を、独立にま
たは同時に行なうことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明のATM網の試験システムに
係わるATM交換機の試験システムの構成と動作例を示
す説明図である。本例では、ATM交換機を構成する各
機能ブロック(図中、A#0、A#1、B#0、B#
1、C#0、C#1と記載)1〜6は、それぞれ現用系
(機能ブロック1、3、5)と予備系(機能ブロック
2、4、6)に冗長化されており、各機能ブロック1〜
6間には、系交絡20、21が配備されている。この系
交絡20、21は、上流の機能ブロックの各系から、両
系の下流側の機能ブロックへ、ATMセルを転送するた
めの分配部(図中、Dと記載)30〜33と、両系の上
流装置から転送されるセルのうち、任意の1つから入力
されるセルを選択するための交絡セレクタ(図中、Sと
記載)50〜53および系選択指示回路70、71、そ
して、本発明の第1の系交絡制御部としての制御を行な
う個別系選択指示回路100〜103から構成されてい
る。
【0014】系選択指示回路70、71は、上流の機能
ブロックの系切り替えに伴い、下流側の機能ブロックの
各系が、上流側の機能ブロックの同一の系からのセル流
を選択するように、それぞれ、交絡セレクタ50〜53
を制御する。本発明に係わる個別系選択指示回路100
〜103は、各系の対応する交絡セレクタ50〜53に
対し、個別系選択イネーブル状態信号と系指定信号を送
出する。各交絡セレクタ50〜53は、個別系選択イネ
ーブル状態信号が、ディセーブル状態のときは、系選択
指示回路70、71により指示される系を選択し、ま
た、個別系選択イネーブル状態信号がイネーブル状態の
時は、上流側の個別系選択指示回路100〜103によ
り指示される系を、優先的に選択する。このようにし
て、現用系および予備系の各交絡セレクタ50〜53
は、通常時は、現用の上流側の機能ブロックを選択し、
必要に応じて、個別に予備系の上流側の機能ブロックを
選択することができる。
【0015】本例では、現用系の機能ブロック3、5の
交絡セレクタ50、52は、系選択指示回路70、71
の示す現用系機能ブロック1、3を選択しており、ま
た、予備系の機能ブロック4、6の交絡セレクタ51、
53は、個別系選択イネーブル状態になっている上流側
の個別系選択指示回路101、103の示す予備系の機
能ブロック2、4を選択している。さらに、予備系の機
能ブロック2、6には、試験回路200が接続されてお
り、現用系でのサービス提供状態とは独立に、複数の予
備系の機能ブロック2、4、6内、および、それら機能
ブロック2、4、6相互間の接続部のセル導通状態の正
常性の試験を行なうことができる。尚、本例では、各機
能ブロックの「#0」系が現用系である場合を例とした
が、任意の系が現用系であっても良く、その一例とし
て、機能ブロック1、5の0系および機能ブロック4の
1系が現用系である場合の例を、次の図2に示す。
【0016】図2は、図1におけるATM交換機の試験
システムの他の構成例および動作例を示す説明図であ
る。本例のATM交換機では、現用系の機能ブロック
4、5の交絡セレクタ51、52は、系選択指示回路7
0、71が示す現用系の機能ブロック1、4を選択して
おり、予備系の機能ブロック3、6の交絡セレクタ5
0、53は、個別系選択イネーブル状態になっている上
流側の個別系選択指示回路100、103が示す予備系
の機能ブロック2、3を選択している。
【0017】図3は、本発明のATM網の試験システム
に係わるATM交換機の試験システムの他の構成と動
を示す説明図である。本例と、図1、2における例
の相違は、ATM交換機に配備された試験回路200、
201が冗長されている点である。本例においては、現
用系の機能ブロック1、5には、現用系の試験回路20
1を接続し、また、予備系の機能ブロック2、6には、
予備系の試験回路200を接続し、各交絡セレクタ50
〜53の動作を、図1で示した状態と同一にすることに
より、各機能ブロック1〜6内、および、それら相互間
の接続部のセル導通状態の正常性の試験を、現用系と予
備系について独立または同時に行なうことができる。
【0018】図4は、本発明のATM網の試験システム
の本発明に係わる構成と動作の第1の実施例を示す説明
図である。本例のATM網は、図1に示した構成を有す
る交換機または伝送装置40、41間を、現用系および
予備系の伝送路150、151で接続することにより構
成されている。本図において、交換機または伝送装置4
0、41内の各予備系機能ブロック4、6、10、12
用の交絡セレクタ51、53、55、57は、個別系選
択イネーブル状態になっている上流側の個別系選択指示
回路101、103、105、107の示す予備系の各
機能ブロック2、4、8、10を選択している。また、
試験回路200、202は、本発明の網試験回路を構成
し、試験回路200は、機能ブロック2に対して試験セ
ルを発生し、試験回路202は、機能ブロック12から
受信する試験セルの検査を行なう。
【0019】このようにして、現用系でのサービス提供
状態とは独立に、交換機または伝送装置40、41にま
たがって、予備系の機能ブロック内およびそれら相互間
の接続部のセル導通状態の正常性の試験を行なうことが
できる。尚、本例では、図1で示した構成のATM交換
機間を伝送路150、151で接続したATM網を用い
ているが、図2、図3で示した構成のATM交換機から
なるATM網においても同様にして、予備系の試験を、
現用系のサービス提供中に行なうことができる。以下、
図5により、図3で示した構成のATM交換機からなる
ATM網における本発明に係わる動作説明を行なう。
【0020】図5は、本発明のATM網の試験システム
の本発明に係わる構成と動作の第2の実施例を示す説明
図である。図4における第1の実施例との相違は、AT
M交換機または伝送装置40a、41aに配備された本
発明の網試験回路を構成する試験回路200、201、
202、203が冗長化されている点である。本図5に
おいて、現用系の機能ブロック1、11には、現用系の
試験回路201、203を接続し、また、予備系の機能
ブロック2、12には、予備系の試験回路200、20
2を接続し、各交絡セレクタの動作を図3で示した状態
と同一にすることにより、ATM交換機または伝送装置
40a、41a間にまたがって各機能ブロック内および
それら相互間の接続部のセル導通状態の正常性の試験
を、現用系と予備系について独立または同時に行なう。
【0021】図6および図7は、本発明のATM交換機
の試験システムの本発明に係わる構成と動作の第1、第
2の実施例を示す説明図である。本第1、第2の実施
は、図1のATM交換機における個別系選択指示回路1
00〜103とは異なる制御を行なう個別系選択指示回
路100a〜103aを、それぞれ設けたものである。
図6においては、試験回路200のセル発生部を現用系
の機能ブロック1に接続し、また、試験回路200のセ
ル受信部を予備系の機能ブロック6に接続し、そして、
予備系の機能ブロック4、6の交絡セレクタ51、53
は、系選択指示回路70、71の指示に従い、現用系の
機能ブロック1、3を選択した状態である。この状態
で、まず、機能ブロック間の導通試験を行ない、その次
に、個別系選択指示回路103aをイネーブルにするこ
とにより、図7で示すように、交絡セレクタ53に、予
備系の上流側機能ブロック4を選択するように切り替え
て試験を行なう。そして、その後、試験回路200のセ
ル受信部に近い下流側の予備系の機能ブロックの交絡セ
レクタから、順次に、上流側の個別系選択指示回路をイ
ネーブルにすることにより、予備系の上流側の機能ブロ
ックを選択するように切り替えて試験を行ない、現用系
から予備系への全ての交絡ルートの正常性を試験する。
尚、本例においては、次の図8、図9と同様に、主情報
を、現用系および予備系の双方の機能ブロック内で転送
することができる。
【0022】図8は、本発明のATM交換機の試験シス
テムの本発明に係わる詳細な構成と動作例を示す説明図
である。本例においては、ATM交換機を構成するそれ
ぞれ冗長化された各機能ブロック(A#0、A#1、B
#0、B#1、C#0、C#1)1〜6間に、系交絡8
0、81が配備されている。系交絡80、81は、上流
の機能ブロックの各系から、両系の下流側の機能ブロッ
クへ、セルを転送するための分配部(図中、Dと記載)
30〜33と、両系の上流の機能ブロックから転送され
てきたセルに対し、セルヘッダまたは情報フィールド内
の識別子により、主情報セルか予備系の試験セルかを識
別し、さらに、フィルタ指示回路130〜133の指示
により、これら各種セルを選択的に転送または廃棄する
セルフィルタ(図中、Fと記載)110〜117と、セ
ルフィルタ110〜117通過後の両系からのセルを多
重化して、下流へ転送する多重化回路(図中、Mと記
載)120〜123とにより構成されている。この系交
絡80、81により、フィルタ指示回路130〜133
の設定次第で、セル種別ごとに、各機能ブロック1〜6
の現用系と予備系の各系の転送可否を制御する。
【0023】本図8に示す例では、予備系の機能ブロッ
ク2、6に試験回路200を接続し、現用系の機能ブロ
ック1、3から現用系の機能ブロック3、5へのセル転
送ルート上のセルフィルタ110、114は全てのセル
を転送し、予備系の機能ブロック2、4から現用系の機
能ブロック3、5へのセル転送ルート上のフィルタ11
1、115は全てのセルを廃棄し、また、現用系の機能
ブロック1、3から予備系の機能ブロック4、6へのセ
ル転送ルート上のフィルタ112、116は全てのセル
を転送し、そして、予備系の機能ブロック2、4から予
備系の機能ブロック4、6へのセル転送ルート上のフィ
ルタ113、117は予備系の試験セルのみを転送す
る。このことにより、主情報は現用系および予備系の双
方の機能ブロック1、3〜6内を転送され、同時に、予
備系の試験セルは、予備系の機能ブロック2、4、6内
を転送されて、予備系の機能ブロック2、4、6内およ
び相互間のセル導通の正常性の確認試験を行なうことが
できる。
【0024】図9は、本発明のATM交換機の試験シス
テムの本発明に係わる他の詳細な構成と動作例を示す説
明図である。本例においては、ATM交換機を構成する
それぞれ冗長化された各機能ブロック(A#0、A#
1、B#0、B#1、C#0、C#1)1〜6間に、系
交絡82、83が配備されている。系交絡82、83
は、図8における系交絡80、81と同様に、上流の機
能ブロックの各系から、両系の下流側の機能ブロック
へ、セルを転送するための分配部(図中、Dと記載)3
0〜33と、両系の上流の機能ブロックから転送される
セルに対し、セルヘッダまたは情報フィールド内の識別
子により、主情報セルと現用系試験セルおよび予備系の
試験セルを識別し、さらに、フィルタ指示回路130〜
133の指示により、これら各種セルを選択的に転送ま
たは廃棄するセルフィルタ(図中、Fと記載)110〜
117と、セルフィルタ110〜117通過後の両系か
らのセルを多重化して、下流へ転送する多重化回路(図
中、Mと記載)120〜123とにより構成されてい
る。この系交絡82、83により、フィルタ指示回路1
30〜133の設定次第で、セル種別ごとに、各機能ブ
ロック1〜6の現用系と予備系の各系の転送可否を制御
する。
【0025】本図9に示す例においては、現用系の機能
ブロック1、5に現用系の試験回路201を接続し、予
備系の機能ブロック2、6に予備系の試験回路200を
接続する。そして、現用系の機能ブロック1、3から現
用系の機能ブロック3、5へのセル転送ルート上のセル
フィルタ110、114は全てのセルを転送し、予備系
の機能ブロック2、4から現用系の機能ブロック3、5
へのセル転送ルート上のセルフィルタ111、115は
全てのセルを廃棄し、また現用系の機能ブロック1、3
から予備系の機能ブロック4、6へのセル転送ルート上
のセルフィルタ112、116は主情報セルのみを転送
し、そして、予備系の機能ブロック2、4から予備系の
機能ブロック4、6へのセル転送ルート上のセルフィル
タ113、117は予備系の試験セルのみを転送する。
このことにより、主情報は、現用系および予備系の双方
の機能ブロック1〜6内を転送され、また、現用系の試
験セルは、現用系の各機能ブロック1、3、5間を転送
され、現用系の各機能ブロック1、3、5内および相互
間のセル導通の正常性の確認試験を行なうことができ
る。また同時に、予備系の試験セルは、予備系の各機能
ブロック2、4、6間を転送され、各機能ブロック2、
4、6内および相互間のセル導通の正常性の確認試験を
行なうことができる。
【0026】以上、図1〜図9を用いて説明したよう
に、本実施例のATM交換機およびATM網の試験シス
テムでは、現用系のサービスを中断することなく、予備
系の各機能ブロック同士を接続して試験系を構成し、導
通試験を含む各種の試験を実施することができる。この
ことにより、現用系の運用中にも保守試験等を行ない、
従来は潜在化することが多かった予備系における故障を
早期に検出することができ、潜在障害を減少させること
ができる。また、運用中の現用系の機能ブロックに対す
るサービス上のクレームが、ユーザから生じたような場
合にも、当該する装置に対するACTチェンジを行な
い、現用系を予備系に状態遷移させて試験系を構成する
ことにより、運用中には実施することができないような
試験装置を用いた現用系の詳細な検証試験を行なうこと
ができ、ユーザクレームに対する迅速かつ詳細な原因解
析の実現が可能となる。さらに、試験回路を直接接続で
きないPKG増設時などに、試験回路の接続が可能な既
設の機能ブロックの予備系を利用した増設PKGのセル
導通状態の正常性試験が可能になる。
【0027】尚、本発明は、図1〜図9を用いて説明し
た実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能である。例えば、本実施
例では、3つの機能ブロックから構成されるATM交換
機を用いて説明しているが、これ以外の任意の数の機能
ブロックにより構成されるATM交換機およびATM網
に対しても、本発明は適用可能である。また、ATM網
に関しても、本実施例では、図1〜図3で示す2つの交
換機または伝送装置から構成されるATM網を用いて説
明しているが、図6〜図9で示す任意の数の交換機また
は伝送装置により構成されるATM網に対しても、本発
明は適用可能である。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、運用中のサービスを中
断することなく現用系および予備系のセル導通試験や保
守試験等を行なうことができ、予備系に潜在化している
故障の早期検出による障害発生の防止や、運用中の現用
系でのユーザからのクレームに対する詳細な検証試験に
よる迅速かつ詳細な原因解析などが可能となり、ATM
交換機およびATM網の信頼性と性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のATM網の試験システムに係わるAT
M交換機の試験システムの構成と動作例を示す説明図で
ある。
【図2】図1におけるATM交換機の試験システムの他
の構成例および動作例を示す説明図である。
【図3】本発明のATM網の試験システムに係わるAT
M交換機の試験システムの他の構成と動作例を示す説明
図である。
【図4】本発明のATM網の試験システムの本発明に係
わる構成と動作の第1の実施例を示す説明図である。
【図5】本発明のATM網の試験システムの本発明に係
わる構成と動作の第2の実施例を示す説明図である。
【図6】本発明のATM交換機の試験システムの本発明
に係わる構成と動 の第1の実施例を示す説明図であ
る。
【図7】本発明のATM交換機の試験システムの本発明
に係わる構成と動 の第2の例を示す説明図である。
【図8】本発明のATM交換機の試験システムの本発明
に係わる詳細な構成と動作例を示す説明図である。
【図9】本発明のATM交換機の試験システムの本発明
に係わる他の詳細な構成と動作例を示す説明図である。
【図10】従来の冗長化されたATM交換機の構成例と
その動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1〜12 機能ブロック 20、21 系交絡 30〜33 分配部 40、40a、41、41a 交換機または伝送装置 50〜57 交絡セレクタ 70〜73 系選択指示回路 80〜83 系交絡 100〜107、100a〜103a 個別系選択指示
回路 110〜117 セルフィルタ 120〜123 多重化回路 130〜133 フィルタ指示回路 150、151 伝送路 200〜203 試験回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 000005223 富士通株式会社 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 (72)発明者 ▲高▼木 康志 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 伊藤 新 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 宮保 憲治 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 竹中 豊文 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 鈴木 晃司 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (72)発明者 柴田 治朗 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所情報通信事業部内 (72)発明者 下江 敏夫 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 坂元 宏行 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−38565(JP,A) 特開 平5−327757(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04L 12/56

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現用系と予備系に冗長化され、セルの転
    送を行なう複数の機能ブロックと、該各々の機能ブロッ
    ク間のパス設定を行なう複数の系交絡手段とを有するA
    TM交換機の試験システムであり、 上記現用系の最上流の機能ブロックと上記予備系の最下
    流の機能ブロックとに接続され、上記現用系の最上流の
    機能ブロックと上記予備系の最下流の機能ブロック間の
    セル導通試験を行なう試験手段と、上記系交絡手段を制
    御して、上記現用系のパスとは独立に、上流の上記現用
    系の機能ブロックから下流の上記予備系の機能ブロック
    へのパスを設定させると共に、上記試験手段による試験
    毎に、上記予備系の最下流の機能ブロック側から順次
    に、上記パスの上流側を現用系から予備系に切り替えさ
    せる系交絡制御手段とを設け、 上記現用系でのサービス提供中に、上記現用系の最上流
    の機能ブロックと上記予備系の最下流の機能ブロック間
    の現用系から予備系への交絡ルートの試験を行なうこと
    を特徴とするATM交換機の試験システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の複数のATM交換機
    間、あるいは、該ATM交換機と同様の現用系と予備系
    の冗長構成を持つ複数の伝送装置間を、現用系と予備系
    の伝送媒体で接続し、上記複数のATM交換機もしくは
    伝送装置間にまたがるATM網の現用系から予備系への
    交絡ルートのセル導通状態の正常性の試験を、上記現用
    でのサービス提供中に行なうことを特徴とするATM
    の試験システム。
  3. 【請求項3】 現用系と予備系に冗長化され、セルの転
    送を行なう複数の機能ブロックと、該各々の機能ブロッ
    ク間のパス設定を行なう複数の系交絡手段と、該系交絡
    手段を制御して、上記現用系のパスとは独立に、上記予
    備系の各機能ブロック間のパスを設定させる系交絡制御
    手段と、該系交絡制御手段の制御に基づきパス設定され
    た上記予備系のセル導通試験を行なう試験手段とを有
    し、上記現用系でのサービス提供中に上記予備系の試験
    を行なう複数のATM交換機間、もしくは、上記ATM
    交換機と同様の現用系と予備系の冗長構成を持つ複数の
    伝送装置間を、現用系と予備系の伝送媒体で接続し、上
    記複数のATM交換機もしくは伝送装置間にまたがるA
    TM網の予備系でのセル導通状態の正常性の試験を、上
    記現用系でのサービス提供中に行なうことを特徴とする
    ATM網の試験システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のATM網の試験システ
    ムにおいて、上記複数のATM交換機もしくは伝送装置
    間にまたがる現用系と予備系のそれぞれに、セルの導通
    試験を行なう網試験手段を個別に設け、上記複数のAT
    M交換機もしくは伝送装置間にまたがるATM網のセル
    導通試験を、現用系と予備系で独立に行なうことを特徴
    とするATM網の試験システム。
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