JPH1127286A - Atm交換機の障害復旧方法 - Google Patents

Atm交換機の障害復旧方法

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JPH1127286A
JPH1127286A JP9181230A JP18123097A JPH1127286A JP H1127286 A JPH1127286 A JP H1127286A JP 9181230 A JP9181230 A JP 9181230A JP 18123097 A JP18123097 A JP 18123097A JP H1127286 A JPH1127286 A JP H1127286A
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pvc
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route
failure
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JP9181230A
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Kazumi Kumasoe
和美 熊副
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Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回線障害検出時の障害復旧までの時間を短く
し、障害にフレキシブルに対応して、回線障害によるセ
ル廃棄を防止する。 【解決手段】 現用回線の入力回線44と現用回線の出
力回線41との間に通常ルートのPVC71が設定さ
れ、現用回線の入力回線42と予備回線の出力回線51
との間に迂回ルートのPVC81が設定されているAT
M交換機であって、出力回線41の回線障害を検出した
ときには、通常ルートのPVC71から迂回ルートのP
VC81への自律的な切替えを行い、予備回線の出力回
線51を用いてセルを送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はATM交換機に関
し、特にATMネットワークにおけるパス障害発生時の
迂回方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術の例として、特開平8−25
1184号公報(以下、公報1と記述する)に記載され
ている短瞬断切替回路および無瞬断切替回路の発明があ
る。公報1に記載されている発明は、HEC誤り検出部
が現用伝送路のHEC誤りを検出し、誤りが検出された
場合には、現用伝送路および予備伝送路の2本の回線を
物理的に収容するセレクタを用いて、現用伝送路から物
理的に固定された特定の予備伝送路への切替えを行って
いる。
【0003】また、他の従来の技術の例として、特開平
8−242240号公報(以下、公報2と記述する)に
記載されているATM交換機およびパス切替方法の発明
がある。公報2に記載されている発明は、スイッチ内
に、通常運用時に参照するルーティングテーブルと障害
検出時に参照する迂回ルーティングテーブルとの両方を
保持し、障害の検出の有無に応じて参照するルーティン
グテーブルを変えて、通常ルートまたは迂回ルートの選
択を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の公報
1に記載された発明の問題点としては、現用伝送路に障
害が生じた場合には物理的に固定された予備伝送路への
切替えを行うが、現用伝送路および予備伝送路の両系に
障害が生じた場合には障害を回避することができないと
いうことがあげられる。また、回線のn重化(n>1)
を実現する場合には、n本の回線を収容するセレクタが
必要となるということがあげられる。
【0005】また、公報2に記載された発明の問題点と
しては、通常時に使用するルーティングテーブルと障害
発生時に参照するルーティングテーブルとの2種類のル
ーティングテーブルを保持する必要があるので、実装メ
モリの容量によってはATM交換機の性能が制限されて
しまうということがあげられる。
【0006】本発明は先に述べた課題をふまえて提案さ
れたものであり、障害復旧までの時間を短くし、障害に
フレキシブルに対応して、回線障害によるセル廃棄を防
止することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
[1]本発明のATM交換機の障害復旧方法は、現用回
線の第1の入出力回線(42,41)と現用回線の第2
の入出力回線(44,43)との間に通常ルートのPV
C(71)が設定され、該現用回線と予備回線(51,
52)との間に迂回ルートのPVC(81)が設定され
ているATM交換機であって、該第1の入出力回線の第
1の出力回線(41)の回線障害を検出したときには、
該通常ルートのPVC(71)から該迂回ルートのPV
C(81)への自律的な切替えを行い、該予備回線の出
力回線(51)を用いてセルを送出する。
【0008】[2]本発明のATM交換機の障害復旧方
法は、現用回線の第1の入出力回線(42,41)と現
用回線の第2の入出力回線(44,43)との間に通常
ルートのPVC(71)が設定され、該現用回線と予備
回線(51,52)との間に迂回ルートのPVC(8
1)が設定されているATM交換機であって、該第1の
入出力回線の第1の出力回線(41)の回線障害を検出
したときには、該ATM交換機の回線手段(11)が備
える選択手段(31,32)を切り替えて、該回線手段
が備えるヘッダ変換手段(22)にあらかじめ設定され
ている迂回ルートの出力回線テーブルを参照して、該第
1の出力回線に向かう該通常ルートのPVC(71)を
流れる全てのセルデータを、回線障害が検出されていな
い該予備回線の出力回線(51)に向かう該迂回ルート
のPVC(81)に流れるように切り替える。
【0009】[3]本発明のATM交換機の障害復旧方
法は、現用回線の第1の入出力回線(42,41)と現
用回線の第2の入出力回線(44,43)との間に通常
ルートのPVC(71)が設定され、該現用回線と複数
の予備回線(51,52,53,54)との間に複数の
迂回ルートのPVC(81,91)が設定されているA
TM交換機であって、該第1の入出力回線の第1の出力
回線(41)および該複数の予備回線(51,52,5
3,54)のうちの任意の第1の入出力回線(51,5
2)の出力回線(51)の回線障害を検出したときに
は、該ATM交換機の回線手段(11,13)が備える
選択手段(31,32,35,36)を切り替えて、該
回線手段が備えるヘッダ変換手段(22,26)にあら
かじめ設定されている迂回ルートの出力回線テーブルを
参照して、該第1の出力回線に向かう該通常ルートのP
VC(71)を流れる全てのセルデータを、該複数の予
備回線のうちの回線障害が検出されていない第2の予備
回線(53,54)の出力回線(53)に向かう該迂回
ルートのPVC(91)に流れるように切り替える。
【0010】[4]本発明のATM交換機の障害復旧方
法は、現用回線の第1の入出力回線(42,41)と現
用回線の第2の入出力回線(44,43)との間に通常
ルートのPVC(71)が設定され、該現用回線と第1
の予備回線(51,52)との間に第1の迂回ルートの
PVC(81)が設定されているATM交換機であっ
て、該第1の入出力回線の第1の出力回線(41)およ
び該第1の予備回線(51,52)の出力回線(51)
の回線障害を検出したときには、該ATM交換機の回線
手段(11,13)が備える選択手段(31,32,3
5,36)を切り替えて、該回線手段が備えるヘッダ変
換手段(22,26)にあらかじめ設定されている迂回
ルートの出力回線テーブルを参照して、新たな第2の予
備回線(53,54)を設定して、該第1の予備回線と
該第2の予備回線との間に第2の迂回ルートのPVC
(91)を設定し、該第1の出力回線に向かう該通常ル
ートのPVC(71)を流れる全てのセルデータを、回
線障害が検出されていない該第2の予備回線の出力回線
(53)に向かう該迂回ルートのPVC(91)に流れ
るように切り替える。
【0011】[5]上記[2]〜[4]の本発明のAT
M交換機の障害復旧方法は、前記迂回ルートのPVCの
パスを終端する場合には、前記回線手段が備えるヘッダ
変換部がVPI値およびVCI値のマージを行うことが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0013】[第1の実施の形態]図1は、本発明の第
1の実施の形態における障害復旧方法が適用されるAT
M交換機の構成を示す図である。図1を用いて、現用出
力回線で障害が検出された場合の障害復旧方法を説明す
る。
【0014】図1に示したATM交換機は、スイッチ1
0と、現用系のラインカードインターフェース部11,
12と、予備系のラインカードインターフェース部13
とを有する構成となっている。ラインカードインターフ
ェース部11は、セルのヘッダを書き換えるヘッダ変換
部21,22と、通常ルートまたは迂回ルートを選択す
るセレクタ31,32と、迂回ルート選択用のループバ
ックパス61とを有する構成となっている。ラインカー
ドインターフェース部12は、セルのヘッダを書き換え
るヘッダ変換部23,24と、通常ルートまたは迂回ル
ートを選択するセレクタ33,34と、迂回ルート選択
用のループバックパス62とを有する構成となってい
る。ラインカードインターフェース部13は、セルのヘ
ッダを書き換えるヘッダ変換部25,26と、通常ルー
トまたは迂回ルートを選択するセレクタ35,36と、
迂回ルート選択用のループバックパス63とを有する構
成となっている。また、現用系のラインカードインター
フェース部11には、障害が検出されていない場合に使
用される現用回線41,42が接続されている。現用系
のラインカードインターフェース部12には、障害が検
出されていない場合に使用される現用回線43,44が
接続されている。予備系のラインカードインターフェー
ス部13には、障害が検出された場合に使用される予備
回線51,52が接続されている。
【0015】スイッチ10には、現用回線41〜44と
予備回線51,52とが設定されており、現用回線41
と現用回線44との間には、通常ルート71が設定され
ている。また、現用回線41,42には、あらかじめル
ープバックパス61が設定されている。現用回線43,
44には、あらかじめループバックパス62が設定され
ている。予備回線51,52には、あらかじめループバ
ックパス63が設定されている。さらに、スイッチ10
には、あらかじめ現用回線42と予備回線51との間
に、迂回ルート81が設定されている。
【0016】図1には示していないが、ヘッダ変換部2
1〜26はそれぞれ、ヘッダのVPI値/VCI値と出
力回線との対応テーブルAを備えている。回線障害が検
出されていないときには、ヘッダ変換部21〜26はそ
れぞれ、対応テーブルAを参照して、入力されるセルの
ヘッダ変換を行う。また、入力回線側のヘッダ変換部2
2,24,26はそれぞれ、回線障害時の迂回ルートの
出力回線番号のみが書かれているテーブルBをも備えて
いる。回線障害が検出されているときには、ヘッダ変換
部22,24,26はそれぞれ、テーブルBを用いて、
ループバックパス61〜63を介して入力されるセルの
ヘッダ変換を行う。
【0017】セレクタ31は、回線障害の有無によって
現用回線の出力回線(以下、現用出力回線と記述する)
41とループバックパス61との切替えを行い、セレク
タ32は、回線障害の有無によって現用回線の入力回線
(以下、現用入力回線と記述する)42とループバック
パス61との切替えを行い、回線障害を検出したときに
はループバックパス61を選択して、迂回ルート81を
介して、予備回線の出力回線(以下、予備出力回線と記
述する)51にセルを出力する。セレクタ33は、回線
障害の有無によって現用出力回線43とループバックパ
ス62との切替えを行い、セレクタ34は、回線障害の
有無によって現用入力回線44とループバックパス62
との切替えを行う。セレクタ35は、回線障害の有無に
よって予備出力回線51とループバックパス63との切
替えを行い、セレクタ36は、回線障害の有無によって
予備回線の入力回線(以下、予備入力回線と記述する)
52とループバックパス63との切替えを行う。
【0018】図1において、障害が検出されていない場
合には、セレクタ34は現用入力回線44を選択してお
り、セレクタ31は現用出力回線41を選択している。
現用入力回線44に到着したセルは、セレクタ34を介
して、ヘッダ変換部24で対応テーブルAを参照してヘ
ッダの付け替えが行われ、スイッチ10でスイッチング
されて通常ルート71を経由して、ヘッダ変換部21で
対応テーブルAを参照してヘッダの付け替えが行われ、
セレクタ31を介して現用出力回線41から送出され
る。
【0019】また、現用出力回線41で何らかの回線障
害が検出された場合には、セレクタ31は現用出力回線
41からループバックパス61に自律的に選択を切替
え、セレクタ32は現用入力回線42からループバック
パス61に自律的に選択を切替える。そして、現用入力
回線44に到着したセルは、セレクタ34を介して、ヘ
ッダ変換部24の対応テーブルAを参照してヘッダの付
け替えが行われ、通常ルート71を経由してスイッチ1
0でスイッチングされ、ヘッダ変換部21を介してセレ
クタ31に到着する。ここまでは、回線障害が検出され
ていない場合と同じルートを通る。ここで、セレクタ3
1がループバックパス61を選択しているので、セレク
タ31に到着したセルは、ループバックパス61を介し
て、セレクタ32からヘッダ変換部22にフォワードさ
れる。ヘッダ変換部22は、セレクタ32がループバッ
クパス61を選択しているので、対応テーブルAではな
くテーブルBを参照して、各回線に設定を行う迂回ルー
ト81の出力回線番号によって、セルに付加されるヘッ
ダ内の出力回線番号の書き換えを行う。ヘッダの書き換
えが行われたセルは、ヘッダ変換部22からスイッチ1
0に設定されている迂回ルート81を経由して、ヘッダ
変換部25およびセレクタ35を介して予備出力回線5
1に出力される。
【0020】[第2の実施の形態]図2は、本発明の第
2の実施の形態における障害復旧方法が適用されるAT
M交換機の構成を示す図である。図2を用いて、現用出
力回線および予備出力回線の両方で障害が検出された場
合の障害復旧方法を説明する。
【0021】図2に示したATM交換機は、スイッチ1
0と、現用系のラインカードインターフェース部11,
12と、予備系のラインカードインターフェース部1
3,14とを有する構成となっている。ラインカードイ
ンターフェース部11は、セルのヘッダを書き換えるヘ
ッダ変換部21,22と、通常ルートまたは迂回ルート
を選択するセレクタ31,32と、迂回ルート選択用の
ループバックパス61とを有する構成となっている。ラ
インカードインターフェース部12は、セルのヘッダを
書き換えるヘッダ変換部23,24と、通常ルートまた
は迂回ルートを選択するセレクタ33,34と、迂回ル
ート選択用のループバックパス62とを有する構成とな
っている。ラインカードインターフェース部13は、セ
ルのヘッダを書き換えるヘッダ変換部25,26と、通
常ルートまたは迂回ルートを選択するセレクタ35,3
6と、迂回ルート選択用のループバックパス63とを有
する構成となっている。ラインカードインターフェース
部14は、セルのヘッダを書き換えるヘッダ変換部2
7,28と、通常ルートまたは迂回ルートを選択するセ
レクタ37,38と、迂回ルート選択用のループバック
パス64とを有する構成となっている。また、現用系の
ラインカードインターフェース部11には、障害が検出
されていない場合に使用される現用回線41,42が接
続されている。現用系のラインカードインターフェース
部12には、障害が検出されていない場合に使用される
現用回線43,44が接続されている。予備系のライン
カードインターフェース部13には、障害が検出された
場合に使用される予備回線51,52が接続されてい
る。予備系のラインカードインターフェース部14に
は、障害が検出された場合に使用される予備回線53,
54が接続されている。
【0022】スイッチ10には、現用回線41〜44と
予備回線51〜54とが設定されており、現用入力回線
44と現用出力回線41との間には通常ルート71が設
定されている。また、現用回線41,42には、あらか
じめループバックパス61が設定されている。現用回線
43,44には、あらかじめループバックパス62が設
定されている。予備回線51,52には、あらかじめル
ープバックパス63が設定されている。予備回線53,
54には、あらかじめループバックパス64が設定され
ている。さらに、スイッチ10にはあらかじめ、現用入
力回線42と予備出力回線51との間に迂回ルート81
が設定されており、予備入力回線52と予備出力回線5
3との間に迂回ルート91が設定されている。
【0023】図2には示していないが、ヘッダ変換部2
1〜28はそれぞれ、ヘッダのVPI値/VCI値と出
力回線との対応テーブルAを備えている。回線障害が検
出されていないときには、ヘッダ変換部21〜28はそ
れぞれ、対応テーブルAを参照して、入力されるセルの
ヘッダ変換を行う。また、入力回線側のヘッダ変換部2
2,24,26,28はそれぞれ、回線障害時の迂回ル
ートの出力回線番号のみが書かれているテーブルBをも
備えている。回線障害が検出されているときには、ヘッ
ダ変換部22,24,26,28はそれぞれ、テーブル
Bを用いて、ループバックパス61〜64を介して入力
されるセルのヘッダ変換を行う。
【0024】セレクタ31は、回線障害の有無によって
現用出力回線41とループバックパス61との切替えを
行い、セレクタ32は、回線障害の有無によって現用入
力回線42とループバックパス61との切替えを行い、
回線障害を検出したときにはループバックパス61を選
択して、迂回ルート81を介して予備出力回線51にセ
ルを出力する。セレクタ33は、回線障害の有無によっ
て現用出力回線43とループバックパス62との切替え
を行い、セレクタ34は、回線障害の有無によって現用
入力回線44とループバックパス62との切替えを行
う。セレクタ35は、回線障害の有無によって予備出力
回線51とループバックパス63との切替えを行い、セ
レクタ36は、回線障害の有無によって予備入力回線5
2とループバックパス63との切替えを行い、回線障害
を検出したときにはループバックパス63を選択して、
迂回ルート91を介して予備出力回線53にセルを出力
する。セレクタ37は、回線障害の有無によって予備出
力回線53とループバックパス64との切替えを行い、
セレクタ38は、回線障害の有無によって予備入力回線
54とループバックパス64との切替えを行う。
【0025】図2において、障害が検出されていない場
合には、図1を用いて説明した第1の実施の形態と同じ
ルートでセルが伝送される。また、現用出力回線41で
障害が検出された場合には、図1を用いて説明した第1
の実施の形態と同様に、セレクタ31は現用出力回線4
1からループバックパス61に選択を切替え、セレクタ
32は現用入力回線42からループバックパス61に選
択を切替える。現用入力回線44に到着したセルは、ス
イッチ10でスイッチングされて通常ルート71を経由
して、ループバックパス61を介して、スイッチ10で
スイッチングされて迂回ルート81を経由して、予備出
力回線51から送出される。
【0026】ここで、現用出力回線41だけでなく予備
出力回線51においても障害が検出されたとする。その
場合には、セルクタ35は予備出力回線51からループ
バックパス63に自律的に選択を切替え、セレクタ36
は予備入力回線52からループバックパス63に自律的
に選択を切替える。そして、セレクタ35がループバッ
クパス63を選択しているので、迂回ルート81を介し
てセレクタ35に到着したセルは、ループバックパス6
3を介して、セレクタ36からヘッダ変換部26にフォ
ワードされる。ヘッダ変換部26は、セレクタ36がル
ープバックパス63を選択しているので、対応テーブル
AではなくテーブルBを参照して、各回線に設定を行う
迂回ルート91の出力回線番号によって、セルに付加さ
れるヘッダ内の出力回線番号の書き換えを行う。ヘッダ
の書き換えが行われたセルは、ヘッダ変換部26からス
イッチ10に設定されている迂回ルート91を経由し
て、ヘッダ変換部27およびセレクタ37を介して予備
出力回線53に出力される。
【0027】第2の実施の形態においては、迂回ルート
91をあらかじめ設定したが、障害が発生したときに新
たに設定しても良い。
【0028】また、本発明において、回線障害を検出し
て迂回ルートを使用した場合に、PVCを終端する最終
段のヘッダ変換部で、到着したセルのヘッダのVPI値
/VCI値を、受信側の端末やアプリケーションが受信
可能な値にマージする機構を持たせることもできる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ATM交
換機のスイッチ内にあらかじめ予備回線への迂回ルート
を設定しておき、現用回線で回線障害を検出したときに
は、ループバックパスをセレクタで自律的に選択するこ
とによって、物理接続を一箇所折り返すのみで、迂回ル
ートを使用して予備回線にセルを転送することができ、
障害復旧までの時間を短くして、回線障害によるセル廃
棄を防止することができるという効果を有する。
【0030】また、あらかじめ設定されている現用回線
および予備回線の両方で回線障害が検出された場合であ
っても、あらかじめまたは回線障害検出時に複数の予備
回線を設定することによって、回線障害が検出された予
備回線で同様の機構を利用することができ、フレキシブ
ルに回線障害に対応し、障害を回避することができると
いう効果を有する。このとき、回線のn重化(n>1)
を行う場合にも、新たにn本の回線を収容するセレクタ
を構築する必要がないという効果を有する。
【0031】さらに、迂回ルートを選択してヘッダ変換
を行うときに使用するテーブルとして、通常ルート利用
時に使用するルーティングテーブルと同じようなテーブ
ルを持つ必要がなく、予備回線にスイッチングする出力
回線番号のみを保持することによって、実装メモリの有
効活用を図ることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における障害復旧方
法が適用されるATM交換機の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施の形態における障害復旧方
法が適用されるATM交換機の構成を示すブロック図
【符号の説明】
10 スイッチ 11〜14 ラインカードインターフェース部 21〜28 ヘッダ変換部 31〜38 セレクタ 41,43 現用出力回線 42,44 現用入力回線 51,53 予備出力回線 52,54 予備入力回線 61〜64 ループバックパス 71 通常ルート 81,91 迂回ルート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現用回線の第1の入出力回線と現用回線
    の第2の入出力回線との間に通常ルートのPVC(Perm
    anent Virtual Connection)が設定され、該現用回線と
    予備回線との間に迂回ルートのPVCが設定されている
    ATM交換機において、 該第1の入出力回線の第1の出力回線の回線障害を検出
    したときには、該通常ルートのPVCから該迂回ルート
    のPVCへの自律的な切替えを行い、該予備回線の出力
    回線を用いてセルを送出することを特徴とする、ATM
    交換機の障害復旧方法。
  2. 【請求項2】 現用回線の第1の入出力回線と現用回線
    の第2の入出力回線との間に通常ルートのPVCが設定
    され、該現用回線と予備回線との間に迂回ルートのPV
    Cが設定されているATM交換機において、 該第1の入出力回線の第1の出力回線の回線障害を検出
    したときには、該ATM交換機の回線手段が備える選択
    手段を切り替えて、該回線手段が備えるヘッダ変換手段
    にあらかじめ設定されている迂回ルートの出力回線テー
    ブルを参照して、該第1の出力回線に向かう該通常ルー
    トのPVCを流れる全てのセルデータを、回線障害が検
    出されていない該予備回線の出力回線に向かう該迂回ル
    ートのPVCに流れるように切り替えることを特徴とす
    る、ATM交換機の障害復旧方法。
  3. 【請求項3】 現用回線の第1の入出力回線と現用回線
    の第2の入出力回線との間に通常ルートのPVCが設定
    され、該現用回線と複数の予備回線との間に複数の迂回
    ルートのPVCが設定されているATM交換機におい
    て、 該第1の入出力回線の第1の出力回線および該複数の予
    備回線のうちの任意の第1の入出力回線の出力回線の回
    線障害を検出したときには、該ATM交換機の回線手段
    が備える選択手段を切り替えて、該回線手段が備えるヘ
    ッダ変換手段にあらかじめ設定されている迂回ルートの
    出力回線テーブルを参照して、該第1の出力回線に向か
    う該通常ルートのPVCを流れる全てのセルデータを、
    該複数の予備回線のうちの回線障害が検出されていない
    第2の予備回線の出力回線に向かう該迂回ルートのPV
    Cに流れるように切り替えることを特徴とする、ATM
    交換機の障害復旧方法。
  4. 【請求項4】 現用回線の第1の入出力回線と現用回線
    の第2の入出力回線との間に通常ルートのPVCが設定
    され、該現用回線と第1の予備回線との間に第1の迂回
    ルートのPVCが設定されているATM交換機におい
    て、 該第1の入出力回線の第1の出力回線および該第1の予
    備回線の出力回線の回線障害を検出したときには、該A
    TM交換機の回線手段が備える選択手段を切り替えて、
    該回線手段が備えるヘッダ変換手段にあらかじめ設定さ
    れている迂回ルートの出力回線テーブルを参照して、新
    たな第2の予備回線を設定して、該第1の予備回線と該
    第2の予備回線との間に第2の迂回ルートのPVCを設
    定し、該第1の出力回線に向かう該通常ルートのPVC
    を流れる全てのセルデータを、回線障害が検出されてい
    ない該第2の予備回線の出力回線に向かう該迂回ルート
    のPVCに流れるように切り替えることを特徴とする、
    ATM交換機の障害復旧方法。
  5. 【請求項5】 前記迂回ルートのPVCのパスを終端す
    る場合には、前記回線手段が備えるヘッダ変換部がVP
    I値およびVCI値のマージを行うことを特徴とする、
    請求項2ないし4のいずれか1項に記載のATM交換機
    の障害復旧方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6894971B2 (en) 2000-02-03 2005-05-17 Fujitsu Limited Redundant structure control device for exchange
US6944124B2 (en) 2000-02-25 2005-09-13 Nec Corporation Bypass control system based upon NMS control in ATM exchanger
CN100393054C (zh) * 2002-08-21 2008-06-04 中兴通讯股份有限公司 一种实现弹性永久虚连接的系统和方法
KR101335708B1 (ko) * 2012-06-05 2013-12-04 엠투테크 주식회사 센싱 경로 재설정 기능을 갖는 광섬유격자 센서 시스템

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