JP3168945B2 - Atm伝送回線切替方式 - Google Patents

Atm伝送回線切替方式

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JP3168945B2
JP3168945B2 JP18494297A JP18494297A JP3168945B2 JP 3168945 B2 JP3168945 B2 JP 3168945B2 JP 18494297 A JP18494297 A JP 18494297A JP 18494297 A JP18494297 A JP 18494297A JP 3168945 B2 JP3168945 B2 JP 3168945B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM網における
回線切替方式に係り、特にATM交換機間を接続する中
継回線を切り替えるATM伝送回線切替方式に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のATM伝送回線切替方式
では、例えば特開平8−107573号公報に示される
ように、ATM交換機間を複数の伝送回線で接続してお
り、ATMセルを伝送する現用回線に障害が発生して正
常な伝送ができなくなったときに、予備回線に切り替え
ることで交換機間の接続を確保していた。図8は、従来
のATM伝送回線切替方式の1例を示すブロック図であ
る。ATM交換機21とATM交換機22は、現用回線
27と予備回線28によって接続されている。加入者端
末23は加入者回線25を介してATM交換機1と接続
され、加入者端末24は加入者回線26を介してATM
交換機22と接続されている。
【0003】次に動作を説明する。加入者端末23から
加入者端末24に向けてATMセルを送ろうとする場
合、まず、加入者端末23からATM交換機21及びA
TM交換機22を通して加入者端末24に至る仮想パス
(VP)を設定する。このVPは、仮想的に設定される
のでハード依存が無い。また、VPを示す仮想パス識別
子(VPI)は接続点毎に終端されるので、加入者端末
23から加入者端末24まで一意の番号では無い。VP
の設定後に、加入者端末23は、加入者端末23−AT
M交換機21間で設定されたVPI値を付与したATM
セルを加入者回線25を介してATM交換機21に送出
する。
【0004】加入者回線対応部31内のVPI/CNヘ
ッダ変換部31bは、インタフェース部31aがATM
セルを受信すると、この受信ATMセルのVPI値を対
応する交換機内部コネクション番号(CN)に変換す
る。このヘッダ変換後のATMセルがインタフェース部
31aからATMスイッチ30に送出される。ATMス
イッチ10は、ATMセルのCN値により自己ルーティ
ングして、そのATMセルを中継回線対応部32に送る
と共に、同じセルを中継回線対応部33に送る。
【0005】中継回線対応部32内のCN/VPIヘッ
ダ変換部32bは、インタフェース部32aで受信され
たATMセルのCN値を対応するVPI値に変換する。
そして、ヘッダ変換後のATMセルがインタフェース部
32aから現用回線27を介してATM交換機22に送
出される。同様に、中継回線対応部33は、ATMセル
のCN値を対応するVPI値に変換し、ヘッダ変換後の
ATMセルを予備回線28を介してATM交換機22に
送出する。
【0006】続いて、中継回線対応部37内のVPI/
CNヘッダ変換部37bは、インタフェース部37aで
受信されたATMセルのVPI値を対応するCN値に変
換する。このヘッダ変換後のATMセルがインタフェー
ス部37aから運用系選択部39に送出される。同様
に、中継回線対応部38は、受信したATMセルのVP
I値を対応するCN値に変換し、ヘッダ変換後のATM
セルを運用系選択部39に送出する。このとき、中継回
線対応部37,38から出力されるATMセルのCN値
は同じ値となる。運用系選択部39は、現用回線選択時
には、中継回線対応部37からのATMセルをATMス
イッチ35に送り、予備回線選択時には、中継回線対応
部38からのATMセルをATMスイッチ35に送る。
【0007】ATMスイッチ35は、ATMセルのCN
値により自己ルーティングして、そのATMセルを加入
者回線対応部36に送る。加入者回線対応部36は、A
TMセルのCN値を対応するVPI値に変換し、ヘッダ
変換後のATMセルを加入者回線26を介して加入者端
末24に送出する。こうして、加入者端末23から加入
者端末24へATMセルが伝送される。以上のように、
現用回線27と予備回線28の切り替えは、運用系選択
部39の切替動作によって行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のようなATM伝
送回線切替方式では、伝送回線の切り替えのために専用
の運用系選択部を設ける必要があるため、装置規模が大
きくなるという問題点があった。また、現用回線を収容
する中継回線対応部37の出力と予備回線を収容する中
継回線対応部38の出力は、運用系選択部の所定の入力
端子にそれぞれ接続する必要があるため、装置構成上の
自由度が小さいという問題点があった。また、現用回線
と予備回線の伝送速度が同一でなければならないという
問題点があった。これは、伝送回線の切り替えを運用系
選択部というハードウェアで行うため、切替前と切替後
の回線速度が一致しないとATMスイッチに接続できな
いからである。本発明は、上記課題を解決するためにな
されたもので、回路規模が小さく、装置構成上の自由度
が大きく、かつ現用回線と予備回線の伝送速度が異なっ
ても回線切替が可能なATM伝送回線切替方式を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1に記
載のように、ヘッダ中のコネクション番号(CN)の
に応じてATMセルをそれぞれの行き先に振り分けるA
TMスイッチ、加入者回線とATMスイッチ間あるいは
中継回線とATMスイッチ間を接続する回線対応部から
なるATM交換機と、中継回線としてATM交換機間を
接続する現用回線と、中継回線として現用回線故障時に
ATM交換機間を接続する予備回線とを有し、上記回線
対応部は、ATMセルのヘッダを変換するためのデータ
を保持するヘッダ変換テーブルに基づき、加入者回線あ
るいは中継回線からATMスイッチへ入力されるATM
セルのヘッダ中の仮想パス識別子(VPI)を対応する
CNに変換すると共に、ATMスイッチから加入者回線
あるいは中継回線へ出力されるATMセルのヘッダ中の
CNを対応するVPIに変換し、ヘッダ変換テーブルと
して、現用回線で運用するときに使用するデータを保持
する現用回線選択領域、予備回線で運用するときに使用
するデータを保持する予備回線選択領域を備え、現用回
線故障時にはヘッダ変換テーブルのデータ読み出しを現
用回線選択領域から予備回線選択領域に変更するもので
ある。このように、回線対応部にヘッダ変換テーブルと
して、現用回線で運用するときに使用する現用回線選択
領域、予備回線で運用するときに使用する予備回線選択
領域を設け、現用回線で運用するときには、ヘッダ変換
テーブルの現用回線選択領域からデータを読み出し、現
用回線故障時には、ヘッダ変換テーブルの予備回線選択
領域からデータを読み出すことにより、ATM交換機間
で現用回線が故障した場合に予備回線に切り替えること
ができる。
【0010】また、請求項2に記載のように、ヘッダ中
コネクション番号(CN)の値に応じてATMセルを
それぞれの行き先に振り分けるATMスイッチ、加入者
回線とATMスイッチ間あるいは中継回線とATMスイ
ッチ間を接続する回線対応部からなるATM交換機と、
中継回線としてATM交換機間を接続する複数の現用回
線と、中継回線として現用回線故障時にATM交換機間
を接続する1つの予備回線とを有し、上記回線対応部
は、ATMセルのヘッダを変換するためのデータを保持
するヘッダ変換テーブルに基づき、加入者回線あるいは
中継回線からATMスイッチへ入力されるATMセルの
ヘッダ中の仮想パス識別子(VPI)を対応するCNに
変換すると共に、ATMスイッチから加入者回線あるい
は中継回線へ出力されるATMセルのヘッダ中のCNを
対応するVPIに変換し、ヘッダ変換テーブルとして、
現用回線で運用するときに使用するデータを保持する現
用回線選択領域を備えると共に、ある現用回線が故障し
予備回線で運用するときに使用するデータを保持する予
備回線選択領域を現用回線ごとに備え、複数の現用回線
の内の1回線故障時にはヘッダ変換テーブルのデータ読
み出しを現用回線選択領域から故障回線に対応した予備
回線選択領域に変更するものである。このように、回線
対応部にヘッダ変換テーブルとして、現用回線で運用す
るときに使用する現用回線選択領域を設けると共に、あ
る現用回線が故障し予備回線で運用するときに使用する
予備回線選択領域を現用回線ごとに設け、現用回線で運
用するときには、ヘッダ変換テーブルの現用回線選択領
域からデータを読み出し、ある現用回線が故障したとき
には、ヘッダ変換テーブルの故障回線に対応した予備回
線選択領域からデータを読み出すことにより、ATM交
換機間で複数の現用回線の内の1つが故障した場合に予
備回線に切り替えることができる。
【0011】また、請求項3に記載のように、ヘッダ中
コネクション番号(CN)の値に応じてATMセルを
それぞれの行き先に振り分けるATMスイッチ、加入者
回線とATMスイッチ間あるいは中継回線とATMスイ
ッチ間を接続する回線対応部からなるATM交換機と、
中継回線としてATM交換機間を接続する複数の現用回
線と、中継回線として現用回線故障時にATM交換機間
を接続する1つの予備回線とを有し、上記回線対応部
は、ATMセルのヘッダを変換するためのデータを保持
するヘッダ変換テーブルに基づき、加入者回線あるいは
中継回線からATMスイッチへ入力されるATMセルの
ヘッダ中の仮想パス識別子(VPI)を対応するCNに
変換すると共に、ATMスイッチから加入者回線あるい
は中継回線へ出力されるATMセルのヘッダ中のCNを
対応するVPIに変換し、ヘッダ変換テーブルとして、
現用回線で運用するときに使用するデータを保持する現
用回線選択領域を備えると共に、複数の現用回線が同時
に故障し予備回線で運用するときに使用するデータを保
持する予備回線選択領域を備え、複数の現用回線故障時
にはヘッダ変換テーブルのデータ読み出しを現用回線選
択領域から予備回線選択領域に変更するものである。こ
のように、回線対応部にヘッダ変換テーブルとして、現
用回線で運用するときに使用する現用回線選択領域を設
けると共に、複数の現用回線が同時に故障し予備回線で
運用するときに使用するデータを保持する予備回線選択
領域を設け、現用回線で運用するときには、ヘッダ変換
テーブルの現用回線選択領域からデータを読み出し、複
数の現用回線故障時には、ヘッダ変換テーブルの予備回
線選択領域からデータを読み出すことにより、ATM交
換機間で複数の現用回線が同時に故障した場合に全ての
仮想パスを1つの予備回線に切り替えることができる。
【0012】また、請求項4に記載のように、ヘッダ中
コネクション番号(CN)の値に応じてATMセルを
それぞれの行き先に振り分けるATMスイッチ、加入者
回線とATMスイッチ間あるいは中継回線とATMスイ
ッチ間を接続する回線対応部からなるATM交換機と、
中継回線としてATM交換機間を接続する複数の現用回
線と、中継回線として現用回線故障時にATM交換機間
を接続する1つの予備回線とを有し、上記回線対応部
は、ATMセルのヘッダを変換するためのデータを保持
するヘッダ変換テーブルに基づき、加入者回線あるいは
中継回線からATMスイッチへ入力されるATMセルの
ヘッダ中の仮想パス識別子(VPI)を対応するCNに
変換すると共に、ATMスイッチから加入者回線あるい
は中継回線へ出力されるATMセルのヘッダ中のCNを
対応するVPIに変換し、ヘッダ変換テーブルとして、
現用回線で運用するときに使用するデータを保持する現
用回線選択領域を備えると共に、複数の現用回線の内の
特定の仮想パスを予備回線で運用するときに使用するデ
ータを保持する予備回線選択領域を備え、複数の現用回
線故障時にはヘッダ変換テーブルのデータ読み出しを現
用回線選択領域から予備回線選択領域に変更するもので
ある。このように、回線対応部にヘッダ変換テーブルと
して、現用回線で運用するときに使用する現用回線選択
領域を設けると共に、複数の現用回線の内の特定の仮想
パスを予備回線で運用するときに使用するデータを保持
する予備回線選択領域を設け、現用回線で運用するとき
には、ヘッダ変換テーブルの現用回線選択領域からデー
タを読み出し、複数の現用回線故障時には、ヘッダ変換
テーブルの予備回線選択領域からデータを読み出すこと
により、ATM交換機間で複数の現用回線が同時に故障
した場合に複数の現用回線の内の特定の仮想パスを予備
回線に切り替えることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態となるATM伝送回線切替方式を示すブロック図
である。本実施の形態のATM伝送回線切替方式を適用
したATM交換網は、ATM交換機1,2、加入者端末
3,4、加入者端末3,4とATM交換機1,2間を接
続する加入者回線5,6、ATM交換機1,2間を接続
する現用中継回線7、予備中継回線8から構成されてい
る。
【0014】第1のATM交換機1は、ATMセル自己
ルーティングを行う第1のATMスイッチ10、第1の
加入者端末3を第1の加入者回線5を介して収容しAT
Mスイッチ10と接続された、加入者回線5と交換機内
部とのインタフェース機能を有すると共にATMセルの
ヘッダ変換を行う第1の加入者回線対応部11、現用回
線7を収容し、交換機内部と現用回線7とのインタフェ
ース機能を有すると共にATMセルのヘッダ変換を行う
第1の中継回線対応部12、予備回線8を収容し、交換
機内部と予備回線8とのインタフェース機能を有すると
共にATMセルのヘッダ変換を行う第2の中継回線対応
部13を備えている。
【0015】そして、第1の加入者回線対応部11は、
加入者回線5を終端し交換機内部インタフェースに変換
するインタフェース部11a、仮想パス識別子(以下、
VPIとする )と加入者回線対応部11−中継回線対
応部12,13間で設定された交換機内部のコネクショ
ン番号(以下、CNとする)とを対応付けたヘッダ変換
用データを保持するヘッダ変換テーブルに基づいて、受
信ATMセルのヘッダ中のVPI値を対応するCN値に
変換するVPI/CNヘッダ変換部11bから構成され
ている。
【0016】また、第1の中継回線対応部12は、内部
インタフェースを終端し中継回線インタフェースに変換
するインタフェース部12a、CNとATM交換機1,
2間で設定されたVPIとを対応付けたヘッダ変換用デ
ータを保持するヘッダ変換テーブルに基づいて、ATM
スイッチ10から出力されたATMセルのヘッダ中のC
N値を対応するVPI値に変換するCN/VPIヘッダ
変換部12bから構成されている。
【0017】第2の中継回線対応部13の構成は、ヘッ
ダ変換テーブルに設定されたデータが異なることを除い
て中継回線対応部12と同様である。次に、第2のAT
M交換機2は、ATMセル自己ルーティングを行う第2
のATMスイッチ15、このATMスイッチ15と接続
され第2の加入者端末4を第2の加入者回線6を介して
収容し、加入者回線6と交換機内部とのインタフェース
機能を有すると共にATMセルのヘッダ変換を行う第2
の加入者回線対応部16、現用回線7を収容し、現用回
線7と交換機内部とのインタフェース機能を有すると共
にATMセルのヘッダ変換を行う第3の中継回線対応部
17、予備回線8を収容し、予備回線8と交換機内部と
のインタフェース機能を有すると共にATMセルのヘッ
ダ変換を行う第4の中継回線対応部18を備えている。
【0018】第2の加入者回線対応部16は、交換機内
部インタフェースを終端し加入者回線インタフェースに
変換するインタフェース部16a、CNとATM交換機
2−加入者端末4間で設定されたVPIとを対応付けた
ヘッダ変換用データを保持するヘッダ変換テーブルに基
づいて、ATMスイッチ15から出力されたATMセル
のヘッダ中のCN値を対応するVPI値に変換するCN
/VPIヘッダ変換部16bから構成されている。
【0019】そして、第3の中継回線対応部17は、中
継回線インタフェースを終端し交換機内部インタフェー
スに変換するインタフェース部17a、VPIと中継回
線対応部17−加入者回線対応部16間で設定されたC
Nとを対応付けたヘッダ変換用データを保持するヘッダ
変換テーブルに基づいて、受信ATMセルのヘッダ中の
VPI値を対応するCN値に変換するVPI/CNヘッ
ダ変換部17bから構成されている。第4の中継回線対
応部18の構成は、ヘッダ変換テーブルに設定されたデ
ータが異なることを除いて中継回線対応部17と同様で
ある。
【0020】図2は加入者回線対応部11、中継回線対
応部17,18の詳細を示すブロック図である。加入者
回線対応部11、中継回線対応部17,18は、接続す
る回線とヘッダ変換テーブルに設定されたデータが異な
ることを除いて構成が同一のため、以下では、加入者回
線対応部11を例にとって説明する。
【0021】前述のように、加入者回線対応部11は、
インタフェース部11a、VPI/CNヘッダ変換部1
1bから構成されている。インタフェース部11aは、
回線5を介して加入者端末3から伝送されてくるATM
セルを受信し後述する回線終端部で扱える状態にする外
部インタフェース41、インタフェース41から出力さ
れたATMセルの同期保護をセル単位で行った後にAT
MセルをVPI/CNヘッダ変換部11bに送る回線終
端部42、VPI/CNヘッダ変換部11bからのAT
MセルをATM交換機内で扱える状態にして出力する内
部インタフェース43を備えている。
【0022】また、VPI/CNヘッダ変換部11b
は、VPIとCNとを対応付けたヘッダ変換用データを
保持し、後述するヘッダ変換部から出力されたVPI値
に応じてCN値を求め、このCN値をヘッダ変換部に送
るヘッダ変換テーブル44、入力ATMセルのヘッダか
らVPIを抽出してヘッダ変換テーブル44に送り、入
力ATMセルのVPI値をテーブル44から受け取った
CN値に付け替えるヘッダ変換部45を備えている。
【0023】図3にVPI/CNヘッダ変換部11bの
より詳細なブロック図を示す。ヘッダ変換テーブル44
は、現用回線選択時に使用するためのヘッダ変換用デー
タを保持する現用回線選択領域51a、予備回線選択時
に使用するためのヘッダ変換用データを保持する予備回
線選択領域51b、現用回線選択時にはヘッダ変換部4
5から送られるVPI値に応じたCN値を現用回線選択
領域51aから検索し、予備回線選択時にはVPI値に
応じたCN値を予備回線選択領域51bから検索し、取
得したCN値をヘッダ変換部45に送る変換テーブル選
択部42から構成されている。
【0024】図4に加入者回線対応部11、中継回線対
応部17,18のヘッダ変換テーブルに設定されたヘッ
ダ変換用データの例を示す。図4において、61aは中
継回線対応部17のVPI/CNヘッダ変換部17b内
の現用回線選択領域、61bは同じくVPI/CNヘッ
ダ変換部17b内の予備回線選択領域、71aは中継回
線対応部18のVPI/CNヘッダ変換部(不図示)内
の現用回線選択領域、51bはこのVPI/CNヘッダ
変換部内の予備回線選択領域である。
【0025】VPI/CNヘッダ変換部11bの現用回
線選択領域51aは、端末3−交換機1間で設定された
VPIと回線対応部11−現用回線7を収容する回線対
応部12間で設定されたCNとを対応付けるデータを保
持している。一方、予備回線選択領域51bは、端末3
−交換機1間で設定されたVPIと回線対応部11−予
備回線8を収容する回線対応部13間で設定されたCN
とを対応付けるデータを保持している。
【0026】また、VPI/CNヘッダ変換部17bの
現用回線選択領域61aは、交換機1−交換機2間で設
定されたVPIと回線対応部17−回線対応部16間で
設定されたCNとを対応付けるデータを保持している。
そして、中継回線対応部18のVPI/CNヘッダ変換
部内の予備回線選択領域71bは、交換機1−交換機2
間で設定されたVPIと回線対応部18−回線対応部1
6間で設定されたCNとを対応付けるデータを保持して
いる。
【0027】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。加入者端末3から加入者端末4に向けてATMセル
を送ろうとする場合、まず、加入者端末3からATM交
換機1及びATM交換機2を通して加入者端末4に至る
仮想パス(以下、VPとする)を設定する。このとき、
VPを示すVPIは接続点毎に終端されるので、加入者
端末3から加入者端末4まで一意の番号では無い。
【0028】VPの設定後に、加入者端末3は、加入者
端末3−ATM交換機1間で設定されたVPI値を付与
したATMセルを加入者回線5を介してATM交換機1
に送出する。加入者回線対応部11内のVPI/CNヘ
ッダ変換部11bは、インタフェース部11aがATM
セルを受信すると、この受信ATMセルのヘッダからV
PI値を抽出して、これに対応するCN値をヘッダ変換
テーブルから読み出し、受信ATMセルのVPI値を読
み出したCN値に付け替える。このヘッダ変換後のAT
Mセルがインタフェース部11aからATMスイッチ1
0に送出される。
【0029】現用回線7が正常な現用回線選択時、VP
I/CNヘッダ変換部11b内の変換テーブル選択部
は、図4(a)に示した現用回線選択領域51aを選択
している。したがって、加入者端末3から送出されたA
TMセルのVPI値が1であれば、対応するCN値は、
中継回線対応部12のコネクション番号1となる。
【0030】このようなヘッダ変換の後に、ATMスイ
ッチ10がATMセルのCN値に応じた自己ルーティン
グを行うと、ATMセルがATMスイッチ10から中継
回線対応部12へ送出される。
【0031】中継回線対応部12内のCN/VPIヘッ
ダ変換部12bは、インタフェース部12aで受信され
たATMセルのヘッダからCN値を抽出して、これに対
応するVPI値を自己のヘッダ変換テーブルから読み出
し、受信ATMセルのCN値を読み出したVPI値に付
け替える。そして、ヘッダ変換後のATMセルがインタ
フェース部12aから現用回線7を介してATM交換機
2に送出される。
【0032】続いて、中継回線対応部17内のVPI/
CNヘッダ変換部17bは、インタフェース部17aが
ATMセルを受信すると、この受信ATMセルのヘッダ
からVPI値を抽出して、これに対応するCN値を自己
のヘッダ変換テーブルから読み出し、受信ATMセルの
VPI値を読み出したCN値に付け替える。そして、ヘ
ッダ変換後のATMセルがインタフェース部17aから
ATMスイッチ15に送出される。
【0033】現用回線7が正常な現用回線選択時、VP
I/CNヘッダ変換部17b内の変換テーブル選択部
は、図4(b)に示した現用回線選択領域61aを選択
している。したがって、ATM交換機1から送出された
ATMセルのVPI値が1であれば、対応するCN値
は、加入者回線対応部16のコネクション番号1とな
る。このようなヘッダ変換の後に、ATMスイッチ15
がATMセルのCN値に応じた自己ルーティングを行う
と、ATMセルがATMスイッチ15から加入者回線対
応部16へ送出される。
【0034】加入者回線対応部16内のCN/VPIヘ
ッダ変換部16bは、インタフェース部16aで受信さ
れたATMセルのヘッダからCN値を抽出して、これに
対応するVPI値を自己のヘッダ変換テーブルから読み
出し、受信ATMセルのCN値を読み出したVPI値に
付け替える。このヘッダ変換後のATMセルがインタフ
ェース部16aから加入者回線6を介して加入者端末4
に送出される。こうして、加入者端末3から加入者端末
4へATMセルが伝送される。
【0035】次に、現用回線7に障害が発生し、正常な
伝送ができなくなったときの動作を説明する。ATM交
換機1,2は、例えばVP−AIS(VP Alarm Indicat
ionSignal)あるいはVP−FERF(VP Far-End-Rece
ive-Failure)表示用のセルを受信することにより、現
用回線7に障害が発生したことを認識することができ
る。
【0036】現用回線7に障害が発生すると、加入者回
線対応部11のVPI/CNヘッダ変換部11b内の変
換テーブル選択部は、データの読み出し対象を現用回線
選択領域51aから予備回線選択領域51bに変更す
る。同様に、中継回線対応部17のVPI/CNヘッダ
変換部17b内の変換テーブル選択部は、データの読み
出し対象を現用回線選択領域61aから予備回線選択領
域61bに変更し、中継回線対応部18のVPI/CN
ヘッダ変換部内の変換テーブル選択部は、データの読み
出し対象を現用回線選択領域71aから予備回線選択領
域71bに変更する。
【0037】変換テーブルの切り替え後、加入者回線対
応部11内のVPI/CNヘッダ変換部11bは、イン
タフェース部11aがATMセルを受信すると、この受
信ATMセルのヘッダからVPI値を抽出して、これに
対応するCN値をヘッダ変換テーブルから読み出し、受
信ATMセルのVPI値を読み出したCN値に付け替え
る。そして、ヘッダ変換後のATMセルがインタフェー
ス部11aからATMスイッチ10に送出される。
【0038】このとき、データの読み出し対象となるヘ
ッダ変換テーブルは図4(a)に示す予備回線選択領域
51bなので、加入者端末3から送出されたATMセル
のVPI値が1であれば、対応するCN値は、中継回線
対応部13のコネクション番号1となる。このようなヘ
ッダ変換の後に、ATMスイッチ10がATMセルのC
N値に応じた自己ルーティングを行うと、ATMセルが
ATMスイッチ10から中継回線対応部13へ送出され
る。
【0039】中継回線対応部13内のCN/VPIヘッ
ダ変換部(不図示)は、CN/VPIヘッダ変換部12
bと同様に、CNとATM交換機1,2間で設定された
VPIとを対応付けたヘッダ変換用データを保持するヘ
ッダ変換テーブル(不図示)を備える。そして、このC
N/VPIヘッダ変換部は、中継回線対応部13内のイ
ンタフェース部(不図示)で受信されたATMセルのヘ
ッダからCN値を抽出して、これに対応するVPI値を
自己のヘッダ変換テーブルから読み出し、受信ATMセ
ルのCN値を読み出したVPI値に付け替える。このヘ
ッダ変換後のATMセルがインタフェース部から予備回
線8を介してATM交換機2に送出される。
【0040】続いて、中継回線対応部18内のVPI/
CNヘッダ変換部(不図示)は、中継回線対応部18内
のインタフェース部(不図示)で受信されたATMセル
のヘッダからVPI値を抽出して、これに対応するCN
値を自己のヘッダ変換テーブルから読み出し、受信AT
MセルのVPI値を読み出したCN値に付け替える。そ
して、このヘッダ変換後のATMセルがインタフェース
部からATMスイッチ15に送出される。
【0041】このとき、データの読み出し対象となるヘ
ッダ変換テーブルは図4(c)に示す予備回線選択領域
71bなので、ATM交換機1から送出されたATMセ
ルのVPI値が1であれば、対応するCN値は、加入者
回線対応部16のコネクション番号1となる。このよう
なヘッダ変換の後に、ATMスイッチ15がATMセル
のCN値に応じた自己ルーティングを行うと、ATMセ
ルがATMスイッチ15から加入者回線対応部16へ送
出される。
【0042】加入者回線対応部16内のCN/VPIヘ
ッダ変換部16bは、インタフェース部16aで受信さ
れたATMセルのヘッダからCN値を抽出して、これに
対応するVPI値を自己のヘッダ変換テーブルから読み
出し、受信ATMセルのCN値を読み出したVPI値に
付け替える。このヘッダ変換後のATMセルがインタフ
ェース部16aから加入者回線6を介して加入者端末4
に送出される。こうして、加入者端末3から加入者端末
4へATMセルが伝送される。
【0043】なお、現用回線7の故障時、現用回線選択
領域61aから予備回線選択領域61bへの切り替えは
実施しなくてもよい。無効データが登録されている予備
回線選択領域61bへ切り替えるのは、回線7からの不
要なデータが端末4へ出力されてしまうのを防ぐためで
ある。同様に、現用回線選択時に、中継回線対応部18
内のVPI/CNヘッダ変換部が現用回線選択領域71
aを選択していなくてもよい。無効データが登録されて
いる現用回線選択領域71aを選択しておくのは、回線
8からの不要なデータが端末4へ出力されてしまうのを
防ぐためである。
【0044】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。本実施の形態では、ATM伝送回線の切り替えをヘ
ッダ変換テーブルの領域の切り替えで行っているため、
従来の運用系選択部のような特別なハードウェアを付加
する必要がない。このため、装置が小型化できる。
【0045】また、接続関係を制限する運用系選択部が
ないため、各回線対応部の接続関係を規定するVPIと
CNの対応付けを加入者回線対応部11,16、中継回
線対応部12,13,17,18のヘッダ変換テーブル
に設定するだけで、現用回線7を収容する中継回線対応
部12,17と予備回線8を収容する中継回線対応部1
3,18をATMスイッチ10,15に対して自由な位
置に配置することができ、装置保守が容易となる。
【0046】したがって、運用開始時は、現用回線のみ
で運用し、必要に応じて予備回線を設定することが容易
にできる。予備回線を新たに設定するためには、予備回
線8を収容する中継回線対応部13,18を増設したと
きに、加入者回線対応部11,16、中継回線対応部1
2,13,17,18のヘッダ変換テーブルのデータを
設定し直せばよい。さらに、現用回線と予備回線の速度
が異なっても切り替えが可能なので、ATM網の構築が
容易である。このため、ATM網構築時の費用が小さく
できる。
【0047】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して説明する。図5は本発明の第2の実施の
形態となるATM伝送回線切替方式を示すブロック図、
図6、図7は加入者回線対応部11及び中継回線対応部
17〜19のヘッダ変換テーブルに設定されたヘッダ変
換用データの例を示す図であり、図1、図4と同様の構
成には同一の符号を付してある。
【0048】本実施の形態では、ATM交換機1とAT
M交換機2間の現用回線が1回線増えている。2つの現
用回線が正常の場合、加入者端末3からのATMセル
は、現用回線7と現用回線9の両方を使用して加入者端
末4まで伝送される。また、現用回線9を収容する第5
の中継回線対応部14の構成は、ヘッダ変換テーブルに
設定されたデータが異なることを除いて中継回線対応部
12,13と同様であり、同じく現用回線9を収容する
第6の中継回線対応部19の構成は、ヘッダ変換テーブ
ルに設定されたデータが異なることを除いて中継回線対
応部17,18と同様である。
【0049】図6において、51aは加入者回線対応部
11のVPI/CNヘッダ変換部11b内の現用回線選
択領域、51bはVPI/CNヘッダ変換部11b内の
現用回線7の故障に対応した予備回線選択領域、51c
はVPI/CNヘッダ変換部11b内の現用回線9の故
障に対応した予備回線選択領域である。また、61aは
中継回線対応部17のVPI/CNヘッダ変換部17b
内の現用回線選択領域、61bはVPI/CNヘッダ変
換部17b内の現用回線7の故障に対応した予備回線選
択領域、61cはVPI/CNヘッダ変換部17b内の
現用回線9の故障に対応した予備回線選択領域である。
【0050】図7において、71aは中継回線対応部1
8のVPI/CNヘッダ変換部(不図示)内の現用回線
選択領域、71bは同VPI/CNヘッダ変換部内の現
用回線7の故障に対応した予備回線選択領域、71cは
同VPI/CNヘッダ変換部内の現用回線9の故障に対
応した予備回線選択領域である。そして、81aは中継
回線対応部19のVPI/CNヘッダ変換部(不図示)
内の現用回線選択領域、81bは同VPI/CNヘッダ
変換部内の現用回線7の故障に対応した予備回線選択領
域、81cは同VPI/CNヘッダ変換部内の現用回線
9の故障に対応した予備回線選択領域である。
【0051】VPI/CNヘッダ変換部11bの現用回
線選択領域51aは、端末3−交換機1間で設定された
VPIと回線対応部11−現用回線7を収容する回線対
応部12間及び回線対応部11−現用回線9を収容する
回線対応部14間で設定されたCNとを対応付けるデー
タを保持している。予備回線選択領域51bは、端末3
−交換機1間で設定されたVPIと回線対応部11−予
備回線8を収容する回線対応部13間及び回線対応部1
1−回線対応部14間で設定されたCNとを対応付ける
データを保持している。予備回線選択領域51cは、端
末3−交換機1間で設定されたVPIと回線対応部11
−回線対応部12間及び回線対応部11−回線対応部1
3間で設定されたCNとを対応付けるデータを保持して
いる。
【0052】VPI/CNヘッダ変換部17bの現用回
線選択領域61a、予備回線選択領域61cは、交換機
1−交換機2間で設定されたVPIと回線対応部17−
回線対応部16間で設定されたCNとを対応付けるデー
タを保持している。また、中継回線対応部18のVPI
/CNヘッダ変換部内の予備回線選択領域71b,71
cは、交換機1−交換機2間で設定されたVPIと回線
対応部18−回線対応部16間で設定されたCNとを対
応付けるデータを保持している。
【0053】そして、中継回線対応部19のVPI/C
Nヘッダ変換部内の現用回線選択領域81a、予備回線
選択領域81bは、交換機1−交換機2間で設定された
VPIと回線対応部19−回線対応部16間で設定され
たCNとを対応付けるデータを保持している。
【0054】現用回線7,9が共に正常な場合、VPI
/CNヘッダ変換部11b、VPI/CNヘッダ変換部
17b、中継回線対応部18内のVPI/CNヘッダ変
換部、中継回線対応部19内のVPI/CNヘッダ変換
部は、現用回線選択領域51a,61a,71a,81
aをそれぞれ選択している。したがって、現用回線7と
現用回線9の両方が使用される以外は、その動作は第1
の実施の形態と同様である。
【0055】ここで、現用回線7に障害が発生し、正常
な伝送ができなくなると、VPI/CNヘッダ変換部1
1bは、データの読み出し対象を現用回線選択領域51
aから予備回線選択領域51bに変更し、VPI/CN
ヘッダ変換部17b、中継回線対応部18内のVPI/
CNヘッダ変換部、中継回線対応部19内のVPI/C
Nヘッダ変換部は、データの読み出し対象を現用回線選
択領域61a,71a,81aから予備回線選択領域6
1b,71b,81bにそれぞれ変更する。こうして、
現用回線7を通っていたVPの全てが予備回線8を通る
ようにヘッダ変換テーブルが切り替えられるので、現用
回線9と予備回線8によりATMセルが伝送される。
【0056】また、現用回線9に障害が発生し、正常な
伝送ができなくなると、VPI/CNヘッダ変換部11
bは、データの読み出し対象を現用回線選択領域51a
から予備回線選択領域51cに変更し、VPI/CNヘ
ッダ変換部17b、中継回線対応部18内のVPI/C
Nヘッダ変換部、中継回線対応部19内のVPI/CN
ヘッダ変換部は、データの読み出し対象を現用回線選択
領域61a,71a,81aから予備回線選択領域61
c,71c,81cにそれぞれ変更する。こうして、現
用回線9を通っていたVPの全てが予備回線8を通るよ
うにヘッダ変換テーブルが切り替えられるので、現用回
線7と予備回線8によりATMセルが伝送される。
【0057】なお、現用回線7の故障時、現用回線9に
は変化がないので、現用回線選択領域81aから予備回
線選択領域81bへの切り替えは実施しなくてもよい。
同様に、現用回線9の故障時、現用回線7には変化がな
いので、現用回線選択領域61aから予備回線選択領域
61cへの切り替えは実施しなくてもよい。本実施の形
態では、第1の実施の形態の効果に加えて、複数の現用
回線の予備を1つの予備回線で行え、ATM網の構築を
容易にできる効果を有する。
【0058】また、本実施の形態では、現用回線7,9
の何れか一方が故障した例で説明したが、現用回線7,
9が同時に故障したときに現用回線7,9を通っていた
VPの全てが予備回線8を通るように回線を切り替えて
もよい。このためには、VPI/CNヘッダ変換部11
b内に現用回線7,9が同時に故障し予備回線8で運用
するときに使用するデータを保持する予備回線選択領域
を新たに設け、この領域に、端末3−交換機1間で設定
されたVPIと回線対応部11−予備回線8を収容する
回線対応部13間で設定されたCNとを対応付けるデー
タを登録する。
【0059】更に、VPI/CNヘッダ変換部17b、
中継回線対応部18内のVPI/CNヘッダ変換部、及
び中継回線対応部19内のVPI/CNヘッダ変換部
に、現用回線7,9が同時に故障し予備回線8で運用す
るときに使用するデータを保持する予備回線選択領域を
新たに設け、中継回線対応部18内のVPI/CNヘッ
ダ変換部に設けた予備回線選択領域に交換機1−交換機
2間で設定されたVPIと回線対応部18−回線対応部
16間で設定されたCNとを対応付けるデータを登録す
ればよい(VPI/CNヘッダ変換部17b、中継回線
対応部19内のVPI/CNヘッダ変換部には無効なデ
ータを登録)。
【0060】このとき、予備回線8の容量不足により、
現用回線7,9の全てのVPを予備回線8に通すことが
できない場合は、現用回線7,9を通るVPのうち重要
なものだけが予備回線8を通るようにデータを登録すれ
ばよい。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、請求項1に記載のよう
に、回線対応部にヘッダ変換テーブルとして、現用回線
で運用するときに使用する現用回線選択領域、予備回線
で運用するときに使用する予備回線選択領域を設け、現
用回線で運用するときには現用回線選択領域からデータ
を読み出し、現用回線故障時には予備回線選択領域から
データを読み出すことにより、ATM交換機間で現用回
線が故障した場合に予備回線に切り替えることができ
る。その結果、ATM伝送回線の切り替えをヘッダ変換
テーブルの領域の切り替えで行っているため、従来の運
用系選択部のような特別なハードウェアを付加する必要
がなく、装置を小型化することができる。また、現用回
線を収容する中継回線対応部と予備回線を収容する中継
回線対応部をATMスイッチに対して自由な位置に配置
することができ、運用開始時は、現用回線のみで運用
し、必要に応じて予備回線を設定することが容易にでき
るので、装置保守が容易となる。さらに、現用回線と予
備回線の速度が異なっても切り替えが可能なので、AT
M網の構築が容易となり、ATM網構築時の費用を小さ
くできる。
【0062】また、請求項2に記載のように、回線対応
部にヘッダ変換テーブルとして、現用回線で運用すると
きに使用する現用回線選択領域を設けると共に、ある現
用回線が故障し予備回線で運用するときに使用する予備
回線選択領域を現用回線ごとに設け、現用回線で運用す
るときには現用回線選択領域からデータを読み出し、あ
る現用回線が故障したときには故障回線に対応した予備
回線選択領域からデータを読み出すことにより、ATM
交換機間で複数の現用回線の内の1つが故障した場合に
予備回線に切り替えることができる。
【0063】また、請求項3に記載のように、回線対応
部にヘッダ変換テーブルとして、現用回線で運用すると
きに使用する現用回線選択領域を設けると共に、複数の
現用回線が同時に故障し予備回線で運用するときに使用
するデータを保持する予備回線選択領域を設け、現用回
線で運用するときには現用回線選択領域からデータを読
み出し、複数の現用回線故障時には予備回線選択領域か
らデータを読み出すことにより、ATM交換機間で複数
の現用回線が同時に故障した場合に全ての仮想パスを1
つの予備回線に切り替えることができる。
【0064】また、請求項4に記載のように、回線対応
部にヘッダ変換テーブルとして、現用回線で運用すると
きに使用する現用回線選択領域を設けると共に、複数の
現用回線の内の特定の仮想パスを予備回線で運用すると
きに使用するデータを保持する予備回線選択領域を設
け、現用回線で運用するときには現用回線選択領域から
データを読み出し、複数の現用回線故障時には予備回線
選択領域からデータを読み出すことにより、ATM交換
機間で複数の現用回線が同時に故障した場合に複数の現
用回線の内の特定の仮想パスを予備回線に切り替えるこ
とができる。その結果、予備回線の容量不足により、複
数の現用回線の全ての仮想パスが予備回線を通ることが
できない場合であっても、現用回線を通る仮想パスのう
ち重要なものが予備回線を通るように切り替えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態となるATM伝送
回線切替方式を示すブロック図である。
【図2】 加入者回線対応部、中継回線対応部の詳細を
示すブロック図である。
【図3】 VPI/CNヘッダ変換部の詳細を示すブロ
ック図である。
【図4】 加入者回線対応部及び中継回線対応部のヘッ
ダ変換テーブルに設定されたヘッダ変換用データの例を
示す図である。
【図5】 本発明の第2の実施の形態となるATM伝送
回線切替方式を示すブロック図である。
【図6】 加入者回線対応部及び中継回線対応部のヘッ
ダ変換テーブルに設定されたヘッダ変換用データの例を
示す図である。
【図7】 加入者回線対応部及び中継回線対応部のヘッ
ダ変換テーブルに設定されたヘッダ変換用データの例を
示す図である。
【図8】 従来のATM伝送回線切替方式の1例を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1、2…ATM交換機、3、4…加入者端末、5、6…
加入者回線、7、9…現用中継回線、8…予備中継回
線、10、15…ATMスイッチ、11、16…加入者
回線対応部、12〜14、17〜19…中継回線対応
部。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ATM交換機間を接続する中継回線を切
    り替えるATM伝送回線切替方式において、 ヘッダ中のコネクション番号(CN)の値に応じてAT
    Mセルをそれぞれの行き先に振り分けるATMスイッ
    チ、加入者回線とATMスイッチ間あるいは中継回線と
    ATMスイッチ間を接続する回線対応部からなるATM
    交換機と、 前記中継回線としてATM交換機間を接続する現用回線
    と、 前記中継回線として現用回線故障時にATM交換機間を
    接続する予備回線とを有し、 前記回線対応部は、ATMセルのヘッダを変換するため
    のデータを保持するヘッダ変換テーブルに基づき、前記
    加入者回線あるいは中継回線から前記ATMスイッチへ
    入力されるATMセルのヘッダ中の仮想パス識別子(V
    PI)を対応するCNに変換すると共に、前記ATMス
    イッチから前記加入者回線あるいは中継回線へ出力され
    るATMセルのヘッダ中のCNを対応するVPIに変換
    し、前記ヘッダ変換テーブルとして、現用回線で運用す
    るときに使用するデータを保持する現用回線選択領域、
    予備回線で運用するときに使用するデータを保持する予
    備回線選択領域を備え、現用回線故障時にはヘッダ変換
    テーブルのデータ読み出しを現用回線選択領域から予備
    回線選択領域に変更するものであり、ATM交換機間で
    現用回線が故障した場合に予備回線に切り替えることを
    特徴とするATM伝送回線切替方式であって、 前記現用回線からの信号が入力される前記回線対応部の
    前記予備回線選択領域に無効データが登録され、 前記予備回線からの信号が入力される前記回線対応部の
    前記現用回線選択領域に無効データが登録されているこ
    とを特徴とするATM伝送回線切替方式。
  2. 【請求項2】 ATM交換機間を接続する中継回線を切
    り替えるATM伝送回線切替方式において、 ヘッダ中のコネクション番号(CN)の値に応じてAT
    Mセルをそれぞれの行き先に振り分けるATMスイッ
    チ、加入者回線とATMスイッチ間あるいは中継回線と
    ATMスイッチ間を接続する回線対応部からなるATM
    交換機と、 前記中継回線としてATM交換機間を接続する複数の現
    用回線と、 前記中継回線として現用回線故障時にATM交換機間を
    接続する1つの予備回線とを有し、 前記回線対応部は、ATMセルのヘッダを変換するため
    のデータを保持するヘッダ変換テーブルに基づき、前記
    加入者回線あるいは中継回線から前記ATMスイッチへ
    入力されるATMセルのヘッダ中の仮想パス識別子(V
    PI)を対応するCNに変換すると共に、前記ATMス
    イッチから前記加入者回線あるいは中継回線へ出力され
    るATMセルのヘッダ中のCNを対応するVPIに変換
    し、前記ヘッダ変換テーブルとして、現用回線で運用す
    るときに使用するデータを保持する現用回線選択領域を
    備えると共に、ある現用回線が故障し予備回線で運用す
    るときに使用するデータを保持する予備回線選択領域を
    現用回線ごとに備え、複数の現用回線の内の1回線故障
    時にはヘッダ変換テーブルのデータ読み出しを現用回線
    選択領域から故障回線に対応した予備回線選択領域に変
    更するものであり、ATM交換機間で複数の現用回線の
    内の1つが故障した場合に予備回線に切り替えることを
    特徴とするATM伝送回線切替方式であって、 前記現用回線からの信号が入力される前記回線対応部の
    前記予備回線選択領域に無効データが登録され、 前記予備回線からの信号が入力される前記回線対応部の
    前記現用回線選択領域に無効データが登録されているこ
    とを特徴とするATM伝送回線切替方式。
  3. 【請求項3】 ATM交換機間を接続する中継回線を切
    り替えるATM伝送回線切替方式において、 ヘッダ中のコネクション番号(CN)の値に応じてAT
    Mセルをそれぞれの行き先に振り分けるATMスイッ
    チ、加入者回線とATMスイッチ間あるいは中継回線と
    ATMスイッチ間を接続する回線対応部からなるATM
    交換機と、 前記中継回線としてATM交換機間を接続する複数の現
    用回線と、 前記中継回線として現用回線故障時にATM交換機間を
    接続する1つの予備回線とを有し、 前記回線対応部は、ATMセルのヘッダを変換するため
    のデータを保持するヘッダ変換テーブルに基づき、前記
    加入者回線あるいは中継回線から前記ATMスイッチへ
    入力されるATMセルのヘッダ中の仮想パス識別子(V
    PI)を対応するCNに変換すると共に、前記ATMス
    イッチから前記加入者回線あるいは中継回線へ出力され
    るATMセルのヘッダ中のCNを対応するVPIに変換
    し、前記ヘッダ変換テーブルとして、現用回線で運用す
    るときに使用するデータを保持する現用回線選択領域を
    備えると共に、複数の現用回線が同時に故障し予備回線
    で運用するときに使用するデータを保持する予備回線選
    択領域を備え、複数の現用回線故障時にはヘッダ変換テ
    ーブルのデータ読み出しを現用回線選択領域から予備回
    線選択領域に変更するものであり、ATM交換機間で複
    数の現用回線が同時に故障した場合に全ての仮想パスを
    1つの予備回線に切り替えることを特徴とするATM伝
    送回線切替方式であって、 前記現用回線からの信号が入力される前記回線対応部の
    前記予備回線選択領域に無効データが登録され、 前記予備回線からの信号が入力される前記回線対応部の
    前記現用回線選択領域に無効データが登録されているこ
    とを特徴とするATM伝送回線切替方式
  4. 【請求項4】 ATM交換機間を接続する中継回線を切
    り替えるATM伝送回線切替方式において、 ヘッダ中のコネクション番号(CN)の値に応じてAT
    Mセルをそれぞれの行き先に振り分けるATMスイッ
    チ、加入者回線とATMスイッチ間あるいは中継回線と
    ATMスイッチ間を接続する回線対応部からなるATM
    交換機と、 前記中継回線としてATM交換機間を接続する複数の現
    用回線と、 前記中継回線として現用回線故障時にATM交換機間を
    接続する1つの予備回線とを有し、 前記回線対応部は、ATMセルのヘッダを変換するため
    のデータを保持するヘッダ変換テーブルに基づき、前記
    加入者回線あるいは中継回線から前記ATMスイッチへ
    入力されるATMセルのヘッダ中の仮想パス識別子(V
    PI)を対応するCNに変換すると共に、前記ATMス
    イッチから前記加入者回線あるいは中継回線へ出力され
    るATMセルのヘッダ中のCNを対応するVPIに変換
    し、前記ヘッダ変換テーブルとして、現用回線で運用す
    るときに使用するデータを保持する現用回線選択領域を
    備えると共に、複数の現用回線の内の特定の仮想パスを
    予備回線で運用するときに使用するデータを保持する予
    備回線選択領域を備え、複数の現用回線故障時にはヘッ
    ダ変換テーブルのデータ読み出しを現用回線選択領域か
    ら予備回線選択領域に変更するものであり、ATM交換
    機間で複数の現用回線が同時に故障した場合に複数の現
    用回線の内の特定の仮想パスを予備回線に切り替えるこ
    とを特徴とするATM伝送回線切替方式であって、 前記現用回線からの信号が入力される前記回線対応部の
    前記予備回線選択領域に無効データが登録され、 前記予備回線からの信号が入力される前記回線対応部の
    前記現用回線選択領域に無効データが登録されているこ
    とを特徴とするATM伝送回線切替方式。
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