JPH11352697A - 反射防止膜形成用塗布液組成物およびこれを用いたレジスト材料 - Google Patents
反射防止膜形成用塗布液組成物およびこれを用いたレジスト材料Info
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- JPH11352697A JPH11352697A JP10164600A JP16460098A JPH11352697A JP H11352697 A JPH11352697 A JP H11352697A JP 10164600 A JP10164600 A JP 10164600A JP 16460098 A JP16460098 A JP 16460098A JP H11352697 A JPH11352697 A JP H11352697A
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Abstract
場合に定在波効果を効率よく低減化することができ、ま
た膜質、膜除去性にも優れる反射防止膜の形成が可能な
反射防止膜形成用塗布液組成物およびこれを用いたレジ
スト材料を提供する。 【解決手段】 環式パーフルオロアルキルポリエーテル
と鎖式パーフルオロアルキルポリエーテルを3:10〜
10:1(重量比)の割合で混合した混合物と、フッ素
系有機溶剤とを含有させて反射防止膜形成用塗布液組成
物とする。そして、該反射防止膜形成用塗布液組成物を
用いて形成した反射防止膜をホトレジスト層上に形成し
てレジスト材料とする。
Description
布液組成物およびこれを用いたレジスト材料に関する。
さらに詳しくは、ホトリソグラフィー技術によりパター
ン形成を行う際に、ホトレジスト層内での光の多重干渉
を低減させてホトレジストパターンの精度低下を防止し
得る反射防止膜の形成に用いられる反射防止膜形成用塗
布液組成物および該塗布液組成物を用いて形成した反射
防止膜をホトレジスト層上に形成してなるレジスト材料
に関する。本発明は特に化学増幅型ホトレジスト層に好
ましく適用される。
ウェーハ等の基板上にホトレジスト層を設け、これを紫
外線、遠紫外線、エキシマレーザー、X線、電子線等の
活性光線にて選択的に照射して露光し、現像処理を行っ
て基板上にレジストパターンを形成するホトリソグラフ
ィー技術が用いられている。ホトレジストとしては、活
性光線未照射部が現像時に溶解除去されるネガ型のもの
と、逆に活性光線照射部が現像時に溶解除去されるポジ
型のものが、使用目的に合わせて適宜選択され使用され
ている。
子製造装置も微細加工に適したものが研究、開発されて
おり、例えば活性光線の露光装置も、g線、i線、エキ
シマレーザー等の単波長を用いた露光装置が近年多く利
用されている。
レジストパターン形成においては、ホトレジスト層内で
光の多重干渉が起こり、ホトレジスト膜厚の変動に伴っ
てレジストパターン寸法幅が変動することが知られてい
る。この光の多重干渉は、基板上に形成されたホトレジ
スト層に入射した単波長の照射光が基板からの反射光と
干渉し、ホトレジスト層の厚さ方向で吸収される光エネ
ルギー量が異なることに起因して発生するもので、ホト
レジスト層の断面形状を波立たせる“定在波”と呼ばれ
る現象を引き起こす(「定在波効果」)。この定在波効
果は、断面形状を悪くするばかりでなくホトレジスト膜
厚にバラツキを生じさせ、現像後に得られるレジストパ
ターン寸法幅に影響を与え、結果としてレジストパター
ン寸法精度を低下させることになる。レジストパターン
寸法精度の低下は、特に段差を有する基板上に微細なパ
ターンを形成する場合、ホトレジスト膜厚が段差の凹凸
部において必然的に異なることから大きな問題となる。
そのため上記の干渉作用をなくし、段差を有する基板上
に形成する微細パターンにおいてもパターン寸法精度を
低下させない技術の開発が望まれている。
段として、基板面上に反射防止膜を形成する方法(米国
特許第4910122号)や、基板上に設けられたホト
レジスト層上に反射防止膜としてポリシロキサン、ポリ
ビニルアルコール等の水溶性樹脂膜を形成する方法など
が提案されている(特公平4−55323号公報、特開
平3−222409号公報、等)。しかしながら、前者
の反射防止膜を基板面上に形成させる方法は、ある程度
干渉作用は低減できるものの、露光光と同一波長の光を
使ってマスク合わせを行うと、反射防止膜によってマス
ク合わせ検出信号も弱くなり、マスク合わせが難しいと
いう欠点がある。またレジストパターンを反射防止膜へ
精度よくパターン転写する必要があり、転写後は素子に
影響を与えずに反射防止膜をエッチング等により除去し
なければならないため、作業工程数が増加するのを免れ
ず、必ずしもすべての基板加工に適用できるものではな
い。一方、ホトレジスト層上に反射防止膜を形成すると
いう後者の方法では、複雑な工程を要せず実用的ではあ
るが、干渉防止の効果が十分でないという問題がある。
特に微細なパターンを形成する場合には、ごくわずかな
干渉作用でもパターン寸法精度に大きく影響することか
ら、近年の半導体素子製造分野における加工寸法の微細
化に十分に対応することができず、さらに優れた反射防
止膜の開発が強く要望されているというのが現状であ
る。
に伴い、形成されるパターン線幅も0.2〜0.3μm
程度あるいはそれ以下のものが要求されるようになり、
用いられるホトレジスト組成物も、g線、i線対応のも
のから、DeepUV対応の化学増幅型ホトレジスト組
成物へとその主流が移行しつつある。こうした中で、従
来から用いられてきた反射防止膜も、これらの変化に対
応して要求される特性が変りつつある。
性を得るために透明性が高く、それだけ定在波効果の影
響を強く受けることとなり、従来にもまして反射防止膜
の役割が重要となってきている。
低減するには、露光光に対するホトレジスト層の屈折率
(n’)に対し、反射防止膜の屈折率(n)がn’の平
方根の値をとるように設定するのが適当であるといわれ
ている。g線、i線対応の従来のホトレジスト組成物に
用いられる反射防止膜の屈折率(n)は1.29程度が
最適であるとされるのに対し、DeepUV対応型の透
明性の高い化学増幅型ホトレジスト組成物に用いられる
反射防止膜の屈折率(n)は1.34〜1.36程度が
最適であるといわれている。したがって、特にDeep
UV対応型の化学増幅型ホトレジスト組成物に対して
は、それに対応した上述の最適な屈折率をもつ反射防止
膜を用いることが望まれる。
に対する要求もある。すなわち、反射防止膜の膜質が柔
らかすぎると、ホトレジスト層および該層上に形成した
反射防止膜とからなるレジスト材料を有するシリコンウ
ェーハを搬送時、反射防止膜の形が崩れたり垂れ落ちた
りして周辺装置が汚染されるおそれがある等の問題を生
じる。また、反射防止膜の除去性の問題があり、ホトレ
ジスト層上から反射防止膜が完全に除去されない場合、
次工程のホトレジスト層の現像ができなくなる等の悪影
響を与える。さらにまた、反射防止膜へのより優れた除
去性の要望も高い。
レジスト材料を作成する技術については、従来、例えば
パーフルオロアルキル化合物(パーフルオロアルキルポ
リエーテル膜、パーフルオロアルキルアミン膜、または
これらの混合物)を用いて反射防止膜を形成したもの
(特開昭62−62520号公報)、フッ素系樹脂を溶
剤に溶解させたものを用いて干渉防止膜を形成したもの
(特開平5−241332号公報)、含フッ素ポリマー
からなるガス不透過性ポリマー膜を形成したもの(特開
平6−110210号公報)、不飽和結合を含むパーフ
ルオロアルキル化合物を重合させて得られる樹脂を溶剤
に溶解させた塗布液を用いて反射防止膜を形成したもの
(特開平5−74700号公報)等が提案されている。
公報に記載の反射膜は、最適屈折率が約1.30で、g
線、i線用レジスト組成物の反射防止をターゲットとし
たものであり、DeepUV対応の化学増幅型ホトレジ
スト組成物に対応した屈折率(1.34〜1.36程
度)が得られず、これら化学増幅型ホトレジスト組成物
を用いた場合、定在波の低減効果を得ることができな
い。そのため今日の集積回路に要求される微細なパター
ンを得ることができないという問題がある。
渉防止膜では、用いるフッ素系樹脂として環式パーフル
オロアルキルポリエーテル、鎖式パーフルオロアルキル
ポリエーテルが挙げられているが、樹脂としていずれか
一方のみを用いており、両者を混合して用いていない。
この干渉防止膜は化学増幅型レジストに対して適応し得
るものであるが、膜質、膜除去性の点において十分に満
足し得る程度の効果の達成にまで至っていない。
術は、化学増幅型ホトレジスト層上にガス不透過性ポリ
マーを設けることにより、雰囲気等の外的条件によるホ
トレジスト層への影響を抑え、これにより形状の良好な
レジストパターンを得ようとするものである。したがっ
て反射防止膜の屈折率によりホトレジスト層内での光の
多重干渉を抑えるという本発明とその技術的思想が異な
る。また、含フッ素ポリマーとして環状パーフルオロア
ルキル化合物を用いた例が開示されているが、鎖式パー
フルオロアルキル化合物を用いていない。
反射防止膜は、化学増幅型レジストに対して適応し得る
ものであるが、膜質、膜除去性の点における十分な効果
が得られず、微細なパターン形成において問題がある。
みてなされたものであり、特に化学増幅型ホトレジスト
層を用いた場合に定在波の低減効果を得ることができる
とともに、適度な硬度の膜質をもち、かつ溶剤により容
易に除去することができ、マスクパターンどおりのレジ
ストパターンを得ることができる反射防止膜形成用塗布
液組成物を提供すること、および該塗布液組成物を用い
たレジスト材料を提供することを目的とする。
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、環式パーフルオロ
アルキルポリエーテルと鎖式パーフルオロアルキルポリ
エーテルとを所定の混合重量比で混合した混合物をフッ
素系有機溶剤に溶解させたものを反射防止膜形成用塗布
液組成物として用いることにより、上記課題を解決し得
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
キルポリエーテルと鎖式パーフルオロアルキルポリエー
テルを3:10〜10:1(重量比)の割合で混合した
混合物と、フッ素系有機溶剤とを含有してなる、反射防
止膜形成用塗布液組成物に関する。
液組成物を用いて形成した反射防止膜をホトレジスト層
上に形成してなるレジスト材料に関する。
る。
キルポリエーテルとしては、下記式(I)
cは1〜3の整数である)で表される構成単位を有する
ポリマーを挙げることができる。これらポリマーは「サ
イトップ」(旭硝子(株)製)等として市販されてい
る。
れる。これらポリマーは「テフロンAF1600」、
「テフロンAF2400」(以上、いずれもデュポン社
製)等として市販されている。
しては、下記一般式(III)
ルキル基であり;mは1〜5の整数である)で表される
ポリマーを挙げることができる。これらポリマーは「デ
ムナムS−20」、「デムナムS−65」、「デムナム
S−100」、「デムナムS−200」(以上、いずれ
もダイキン工業(株)製)等として市販されている。中
でも「デムナムS−20」が好適に用いられる。
ルポリエーテルと鎖式パーフルオロアルキルポリエーテ
ルを3:10〜10:1(重量比)、好ましくは6:1
0〜10:2の割合で混合した混合物を用いる。環式パ
ーフルオロアルキルポリエーテルの混合割合が上記範囲
を超えると膜除去性に劣り、ホトレジスト層現像に支障
をきたす。一方、環式パーフルオロアルキルポリエーテ
ルの混合割合が上記範囲より少ない場合は、膜質が柔ら
かくなり良好な膜質が得られない。
溶解し得るものであればよい。具体的には、パーフルオ
ロヘキサン、パーフルオロヘプタン等のパーフルオロア
ルカンまたはパーフルオロシクロアルカン、これらの一
部に二重結合の残ったパーフルオロアルケン、さらには
パーフルオロテトラヒドロフラン、パーフルオロ(2−
ブチルテトラヒドロフラン)等のパーフルオロ環状エー
テル、パーフルオロトリブチルアミン、パーフルオロテ
トラペンチルアミン、パーフルオロテトラヘキシルアミ
ン等のフッ素系有機溶剤を挙げることができる。これら
は単独で用いてもよく、あるいは2種以上を混合して用
いてもよい。また相容性を有する他の有機溶剤や、界面
活性剤等を添加剤として添加して溶解性を向上させても
よい。
る場合、塗布性等の点から、その濃度が1〜10重量%
程度となるよう溶解させるのが好ましく、特には2〜5
重量%である。
せた塗布液組成物には、本発明の効果が損なわれない範
囲で、防腐剤、安定剤、界面活性剤等の各種添加剤を配
合してもよい。
物を用いて形成した反射防止膜をホトレジスト層上に形
成した二層構造からなるものである。
組成物については、通常使用されているものの中から任
意に選ぶことができ、ポジ型、ネガ型のいずれのものも
任意に使用することができるが、アルカリ水溶液により
現像できるものが好適に用いられる。
超微細加工に十分適応し得る諸要求特性を備えたポジ型
およびネガ型ホトレジスト組成物であり、本発明では特
に化学増幅型ホトレジスト組成物が好ましく用いられ
る。
光等の活性エネルギー線により酸を発生するいわゆる酸
発生剤を用いるものが代表的なものとして挙げられる。
例えば、ネガ型の化学増幅型ホトレジスト組成物は、通
常、ベースポリマー、光酸発生剤、架橋剤の3成分系の
ものが用いられる。そして、ホトレジスト露光時、その
露光部において、光照射により発生した酸が架橋反応を
起させ、現像液に対する溶解性を低下させるよう作用す
る。一方、ポジ型の化学増幅型ホトレジスト組成物は、
通常、溶解抑止機能をもつ保護基でブロックされた部位
をもつベースポリマーと光酸発生剤を含む2成分系のも
のと、ベースポリマー、酸発生剤、溶解抑止剤の3成分
系のものとがある。そして、ホトレジスト露光時、その
露光部において、光照射により発生した酸がポリマーの
保護基を外して現像液に対する溶解性を高めるように作
用する。
ネガ型ホトレジスト組成物を好ましく用いることができ
る。特にその屈折率が1.8〜1.9程度の値をとるも
のが好ましい。
使用方法の一例を示す。まず、シリコンウェーハ等の基
板上にホトレジスト層を形成した後、本発明の反射膜形
成用塗布液組成物をスピンナー法によりホトレジスト層
に塗布する。次いで加熱処理し、ホトレジスト層上に反
射防止膜を形成させ、本発明の二層構造のレジスト材料
を作成する。なお加熱処理は必ずしも必要でなく、塗布
のみで均一性に優れた良好な塗膜が得られる場合は加熱
しなくてよい。
ーを含む)等の活性光線を、露光装置を用いて反射防止
膜を介してホトレジスト層に選択的に照射する。
効果的に低減させるための最適膜厚を有し、この最適膜
厚はλ/4n(ここで、λは使用する活性光線の波長、
nは反射防止膜の屈折率を示す)の奇数倍である。例え
ば屈折率1.35の反射防止膜であれば、遠紫外線(エ
キシマレーザー)に対しては46nmの奇数倍が活性光
線に対する最適膜厚であり、この最適膜厚の±5nmの
範囲であるのが好ましい。
型またはポジ型ホトレジスト層上に形成した場合、反射
防止効果に加えて、レジスパターン形状の改善効果も有
するため好ましい。通常、化学増幅型ホトレジスト組成
物は半導体製造ラインの大気中に存在するN−メチル−
2−ピロリドン、アンモニア、ピリジン、トリエチルア
ミン等の有機アルカリ蒸気の作用を受け、ホトレジスト
層表面で酸不足となるため、ネガ型ホトレジスト組成物
の場合、レジストパターンのトップが丸みを帯びる傾向
があり、またポジ型ホトレジスト組成物の場合、レジス
トパターンが庇状につながってしまうことがある。レジ
ストパターンの形状改善効果とは、このような現象をな
くし矩形状で、マスクパターンに忠実なパターン形状が
得られるものである。このように本発明の反射防止膜
は、化学増幅型のホトレジスト層の保護膜材料としても
好適に使用することができるものである。
する。この除去処理は、例えばスピンナーによりシリコ
ンウェーハを回転させながら、反射防止膜を溶解除去す
る溶剤を塗布して反射防止膜のみを完全に除去すること
等によって行うことができる。反射防止膜を除去する溶
剤としては、上記したフッ素系有機溶剤や界面活性剤を
配合した水溶液を用いることができる。本発明では、フ
ッ素系有機溶剤により除去した後、これを回収し蒸留精
製し、濃度調整をすることにより再利用することが可能
であることから、製造コストの低減化を図ることができ
るという利点がある。
をする。これらの工程により、シリコンウェーハ上にレ
ジストパターンが形成される。
明するが、本発明はこれによってなんら限定されるもの
ではない。
び鎖式パーフルオロアルキルポリエーテルを、下記表1
に示す混合割合で混合した混合物を、パーフルオロトリ
ブチルアミンに溶解させて、濃度2.5重量%の反射防
止膜形成用塗布液組成物を得た。
からなる化学増幅型ネガ型ホトレジストであるTDUR
−N908PE(東京応化工業(株)製)を、8枚の6
インチのシリコンウェーハ上にスピンナー法により塗布
し、ホットプレート上で90℃、90秒間乾燥させて、
ホトレジスト層を形成した。
射防止膜形成用塗布液組成物をそれぞれスピンナー法に
より塗布した後、60℃で90秒間ソフトベークし、膜
厚46nmの反射防止膜を形成し、レジスト材料を得
た。
述の評価方法、評価基準で膜質の評価を行った。
れた基板に対して、マスクパターンを介して縮小投影露
光装置ニコンNSR−2005EX8A(ニコン(株)
製)を用いて露光した後、ホットプレート上で130
℃、90秒間ベーク処理を行った。
テトラヒドロフラン)を用いて反射防止膜の溶解除去処
理を行った。
評価方法、評価基準で反射防止膜の除去性の評価を行っ
た。
モニウムヒドロキシド(TMAH)水溶液にて現像処理
し、純水にて洗浄して線幅0.25μmのレジストパタ
ーンを得た。
ベークした後、該反射防止膜表面をピンセットでこすっ
て膜質の硬さを調べた。膜質の硬さが十分なものを○、
膜質が柔らかすぎるものを×とした。結果を表1に示
す。
テトラヒドロフラン)で反射防止膜を除去した後に、現
像処理を行った際、ホトレジスト層上から反射防止膜が
完全に除去され、ホトレジスト層の現像が可能であった
ものを○、反射防止膜の除去が完全でなくホトレジスト
層の現像処理ができなっかたものを×とした。結果を表
1に示す。
る反射防止膜層の屈折率を測定した。
質、膜除去性ともに優れ、また、化学増幅型ホトレジス
ト組成物を用いた場合に最適の屈折率とされる1.34
〜1.36の屈折率を得ることができる。したがって、
本発明は、特に化学増幅型ホトレジスト組成物に好適に
適用される。
忠実な寸法精度の高いパターンが形成された。比較例
2、3ではホトレジスト層の現像ができず、パターン形
成ができなかった。比較例1、4では、膜質が良好でな
かったことから、得られたパターン形状は再現性に劣
り、寸法精度が低いものであった。
に化学増幅型ホトレジスト組成物を用いた場合でも、定
在波効果を高率よく低減化することができ、また膜質、
膜除去性にも優れる反射防止膜の形成が可能な反射防止
膜形成用塗布液組成物およびこれを用いたレジスト材料
が提供される。本発明をホトリソグラフィー技術に適用
することにより、特に近年の半導体素子製造分野におけ
る加工寸法の超微細化に十分対応でき、従来の反射防止
膜では十分な効果が得られなかった線幅0.2〜0.3
μm程度あるいはそれ以下の超微細パターンの形成にお
いても、寸法精度の高いパターン形成が可能となる。
Claims (2)
- 【請求項1】 環式パーフルオロアルキルポリエーテル
と鎖式パーフルオロアルキルポリエーテルを3:10〜
10:1(重量比)の割合で混合した混合物と、フッ素
系有機溶剤とを含有してなる、反射防止膜形成用塗布液
組成物。 - 【請求項2】 請求項1記載の反射防止膜形成用塗布液
組成物を用いて形成した反射防止膜をホトレジスト層上
に形成してなる、レジスト材料。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16460098A JP3979553B2 (ja) | 1998-06-12 | 1998-06-12 | 反射防止膜形成用塗布液組成物およびこれを用いたレジスト材料 |
US09/330,001 US6136505A (en) | 1998-06-12 | 1999-06-11 | Liquid coating composition for use in forming antireflective film and photoresist material using said antireflective film |
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JP16460098A JP3979553B2 (ja) | 1998-06-12 | 1998-06-12 | 反射防止膜形成用塗布液組成物およびこれを用いたレジスト材料 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH11352697A true JPH11352697A (ja) | 1999-12-24 |
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ID=15796270
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