JPH11352544A - フォーカルプレンシャッタを内蔵したカメラ - Google Patents

フォーカルプレンシャッタを内蔵したカメラ

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JPH11352544A
JPH11352544A JP15798598A JP15798598A JPH11352544A JP H11352544 A JPH11352544 A JP H11352544A JP 15798598 A JP15798598 A JP 15798598A JP 15798598 A JP15798598 A JP 15798598A JP H11352544 A JPH11352544 A JP H11352544A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】羽根の先端部の作動領域に面したカバー板の肉
厚部に、反射式光電センサによって羽根群の異常作動を
検出するのに必要な反射手段を、好適に配置できるよう
にしたフォーカルプレンシャッタ内蔵のカメラを提供す
ること。 【解決手段】シャッタ地板1に形成されている孔1mを
塞ぐようにしてフォトインタラプタ19が取り付けられ
ている。後羽根群の羽根15,16,17,18の先端
部の作動領域に面しているカバー板3の肉厚部3dには
凹部3eが形成されていて、その凹部3eの底面には反
射シート20が貼付されている。そして、フォトインタ
ラプタ19は、反射シート20に向けて検出光を出射
し、反射光を検出することによって、先羽根群及び後羽
根群の異常作動を検出できるようになっている。凹部3
eの縁はR面になっていて、反射シート20の表面は、
そのR面よりも奥となっている。従って、後羽根群の作
動は好適に行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光走行を行う羽
根群の作動状態を光電検出手段によってチェックするこ
との可能なフォーカルプレンシャッタを内蔵したカメラ
に関する。
【0002】
【従来の技術】通常のフォーカルプレンシャッタにおけ
る先羽根群と後羽根群は、夫々、一端をシャッタ地板に
枢着している二つのアームに複数の羽根を順に枢支した
平行リンク構成をしていて、各駆動ばねに付勢されて作
動する先羽根用駆動部材と後羽根用駆動部材によって、
露光走行を行わされるようになっている。また、その露
光走行は、先羽根用電磁石と後羽根用電磁石が順次消磁
されたときに開始されるようになっている。そのため、
電磁石の吸着面に異物が付着したり、電磁石の回路が不
意に断たれたり、電磁石への供給電圧が降下したりする
と、必要とする電磁石の吸着力が得られず、各羽根群が
所定の作動開始時機よりも早く作動を開始してしまうこ
とがある。
【0003】また、通常の場合、上記の二つの駆動部材
は、一つのセット部材によってセット位置へ作動させら
れるが、セットストローク不足が生じると、一方又は両
方の駆動部材がセット位置まで作動されず、所定の作動
開始時機ではないのに作動してしまう場合がある。更
に、この種のシャッタ機構は、先羽根群と後羽根群の露
光走行が長期間安定して得られるように製作されている
とはいえ、なに分にも数多くの部品で構成されているこ
とから、先羽根群と後羽根群の露光走行が適正なタイミ
ングで行われなくなってしまう場合もある。
【0004】そこで、従来より、このような各羽根群の
異常作動を検出する方法として、機械的なスイッチ機構
を用いるものが特開平9−244098号公報等で知ら
れており、光電センサを用いるものが特開平9−258
296号公報等で知られている。また、光電センサを用
いるものの中にも、上記した特開平9−258296号
公報に記載された第1実施例のように、露光用の開口部
から見て、各羽根群のアームの枢着されている側、即ち
アームに枢支されている羽根の基部側で検出するように
したものと、上記した特開平9−258296号公報に
記載された第2実施例や、特開平8−211444号公
報に記載されているように、露光用の開口部から見て、
羽根の先端部側で検出するようにしたものとがある。
【0005】更に、露光用の開口部から見て羽根の先端
部側において、光電センサを用いて検出するようにした
ものの中にも、上記した特開平9−258296号公報
の第2実施例のように、透過式の光電センサを用いるも
のと、上記した特開平8−211444号公報に記載さ
れたもののように、反射式の光電センサを用いるものと
がある。そして、反射式の光電センサを用いる場合の構
成は、通常の場合、上記した特開平8−211444号
公報に記載されているように、各羽根群の羽根の先端部
が、露光用の開口部を有している中間板(該公報では仕
切板)と、羽根の先端部の作動領域にのみ配置されてい
る羽根押さえ板(該公報では仕切板)によって挟まれて
いるため、中間板のみならず羽根押さえ板にも検出光路
用の孔が形成されており、それによってカバー板に取り
付けられた反射シート(該公報では反射ミラー)からの
反射光を検出し得るようになっている。
【0006】他方、最近ではシャッタ部品の合成樹脂化
が進んでいる。そのため、シャッタ地板とカバー板につ
いても合成樹脂化し、しかも、羽根の先端部の作動領域
を肉厚に形成することによって、従来、シャッタ地板と
中間板の間、及びカバー板と中間板の間において、羽根
の先端部の作動領域にのみ配置されていた二つの羽根押
さえ板を省略し、構成部品の削減が図られるようになっ
てきた。特開平9−5832号公報には、そのようにし
た構成が、従来例との比較において理解し易いように開
示されている。
【0007】このような状況において、本発明は、少な
くともカバー板を合成樹脂化して羽根の先端部の作動領
域を肉厚に形成し、カバー板と中間板の間に配置されて
いた従来の羽根押さえ板を省略したフォーカルプレンシ
ャッタにおいて、上記した特開平8−211444号公
報に記載されているような反射式の光電センサを、好適
に配置できるようにしたカメラに関する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
は、羽根の先端部の作動領域に羽根押さえ板が配置され
ていた。そして、中間板とカバー板との間に配置されて
いる羽根群は、作動時には、羽根の先端部が中間板と羽
根押さえ板との間で摺動するようになっていた。即ち、
羽根の先端部は、カバー板に摺接することがなかった。
そのため、従来の薄いカバー板の表面に反射シートを貼
り付けても、羽根押さえ板が間に存在していたので、羽
根押さえ板を所定の厚さにしておく限り、反射シート
は、羽根の作動によって傷付けられたり剥がされたりす
る心配は殆どなかった。
【0009】しかしながら、カバー板を合成樹脂化して
羽根の先端部の作動領域を肉厚に形成したフォーカルプ
レンシャッタにおいては、羽根の先端部がカバー板の肉
厚部の表面に接触する構成であることから、単にカバー
板の表面に反射シートを貼り付けてしまうと、反射シー
トは、羽根の作動によって傷付けられたり剥がされたり
してしまうことになる。また、それによって羽根の作動
が不安定になってしまうことになる。そこで、そのよう
な問題を解決するためには、カバー板の肉厚部に凹部を
形成し、反射シートを、その中へ貼り付けるようにする
ことが考えられ、実際にそのようにした構成も公知にな
っている。
【0010】しかし、そのように凹部を形成した場合に
は、凹部の縁面が羽根の摺動面に対して垂直に形成され
ているため、羽根の作動時に羽根が撓み、羽根の端面が
凹部の縁面に当接してしまうことがある。その場合、凹
部の平面形状を極めて小さくすれば、問題は解決される
が、反射シートは所定の面積を必要とすることから、従
来は、羽根の作動方向を考慮し、凹部の平面形状を工夫
して、この問題を解決することが考えられていた。しか
し、凹部の平面形状を工夫して異形にすると、反射シー
トの形状もそれに合わせなければならいので、コストも
上がり且つ貼りづらくなってしまうという問題がある。
【0011】また、凹部の平面形状に関係なく、必要な
大きさで単純な形状の反射シートを用いようとすると、
凹部が異形であることから凹部の平面形状が必要以上に
大きくなり、単に異形にしただけでは、羽根の端面が凹
部の縁面に当接するのを防止できなくなるいという問題
がある。更に、そのようにして、反射シートの面積より
も凹部の平面形状が大きくなると、反射シートを、凹部
内のどの位置に貼ったらよいのかが分からなくなり、作
業が非常に困難になるという問題も発生することにな
る。
【0012】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、カ
バー板が合成樹脂で製作され、羽根の先端部の作動領域
を肉厚に形成し、その肉厚部に羽根の先端部が摺接する
ようにした構成のフォーカルプレンシャッタを備えてい
て、反射式の光電センサによって羽根群の異常作動を検
出するのに必要な反射手段を、上記のカバー板に好適に
配置できるようにしたフォーカルプレンシャッタ内蔵の
カメラを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明におけるフォーカルプレンシャッタを内蔵
したカメラは、カメラ内でレンズ側に配置されているシ
ャッタ地板と、合成樹脂製であってカメラ内で結像面側
に配置されているカバー板と、前記シャッタ地板と前記
カバー板との間を仕切り二つの羽根室を形成する中間板
と、前記シャッタ地板側から前記二つの羽根室内に照射
し前記カバー板に設けられた反射手段から反射した光を
検出することによって前記羽根群の少なくとも一方の作
動状態を検出する光電検出手段とを備えており、前記カ
バー板は、羽根の先端部の摺接する作動領域が肉厚に形
成されていて、その摺接面に、内部に前記反射手段を設
けるための凹部が形成され、その凹部の縁が面取り形状
又はR面となるように形成されているようにする。ま
た、本発明のカメラは、前記反射手段が反射シートであ
り、また、前記凹部の平面形状がその反射シートの平面
形状よりも大きく形成されていて、前記凹部の底面に
は、その反射シートの平面形状と略同一形状の凹部が更
に形成されているようにすると好適となる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図1〜図
5を用いて説明する。尚、図1は第1実施例の分解斜視
図にあり、図2は図1のA−A線断面図である。また、
図3は反射シートを貼付していない状態における第2実
施例の部分斜視図であり、図4は反射シートを貼付した
状態における図3の断面図である。更に図5は第2実施
例の変形例を示した部分斜視図にある。
【0015】〔第1実施例〕先ず、図1及び図2を用い
て第1実施例を説明する。シャッタ地板1には、所定の
間隔を空けて中間板2,カバー板3が取り付けられ、そ
れらの間に二つの羽根室を構成すると共に、夫々の開口
部1a,2a,3aの合成によって略長方形の露光用開
口を形成している。これらのうち、シャッタ地板1とカ
バー板3は合成樹脂製である。そして、カメラ内におい
ては、シャッタ地板1がレンズ側になり、カバー板3が
結像面側、即ちフィルムが装填されている場合にはフィ
ルム面側となるようにして配置される。また、シャッタ
地板1の表面側には軸1b,1c,1dが立設されてお
り、軸1b,1cには、いずれも合成樹脂製の先羽根用
駆動部材4と後羽根用駆動部材5が回転可能に取り付け
られ、軸1dには、やはり合成樹脂製のセット部材6が
回転可能に取り付けられている。
【0016】先羽根用駆動部材4と後羽根用駆動部材5
は、図示していない先羽根用駆動ばねと後羽根用駆動ば
ねによって時計方向へ回転するように付勢されており、
取付部4a,5aには、図示していない鉄片部材が取り
付けられている。セット部材6は、図示していないばね
によって反時計方向へ回転するように付勢されていて、
シャッタの露光作動終了直後の状態においては、ストッ
パによって初期位置に停止されている。そして、フィル
ムが巻き上げられると、カメラ本体側の部材に押されて
時計方向に回転し、上記した各駆動部材4,5を反時計
方向へ回転させ、セット位置において、上記した各鉄片
部材を図示していない夫々の電磁石に接触させるように
する。
【0017】先羽根群は、シャッタ地板1と中間板2と
の間に配置されていて、二つのアーム7,8と4枚の羽
根9,10,11,12で構成されている。そして、ア
ーム7は、シャッタ地板1の背面側に立設された軸1e
に、スリーブ7aを回転可能に嵌合させ、アーム8は、
シャッタ地板1の背面側に立設された軸1fに、孔8a
を回転可能に嵌合させている。また、4枚の羽根9,1
0,11,12は、周知のように夫々が二つの連結軸に
よってアーム7,8に順に枢支されており、羽根9がス
リット形成羽根となっている。
【0018】先羽根用駆動部材4の駆動ピン4bは、シ
ャッタ地板1に形成された円弧状の長孔1gを貫通し
て、アーム7に形成された長孔7bに嵌合しており、更
にその先端はカバー板3に形成された円弧状の長孔3b
に嵌合している。従って、先羽根用駆動部材4が、図示
していない先羽根用駆動ばねの付勢力によって時計方向
へ回転したときには、羽根9,10,11,12は重畳
しながら露光用開口から退き、先羽根用駆動部材4がセ
ット部材6に押されて反時計方向へ回転したときには、
羽根9,10,11,12は展開しながら露光用開口を
覆っていくようになっている。また、シャッタ地板1
は、各羽根9,10,11,12の先端部の作動領域だ
けが、肉厚部1hとして厚く形成されており、各羽根
9,10,11,12の平面性を保つと共に、アーム
7,8の作動空間を確保し易くしている。
【0019】他方、後羽根群は、中間板2とカバー板3
との間に配置されていて、二つのアーム13,14と4
枚の羽根15,16,17,18で構成されている。そ
して、アーム13は、シャッタ地板1の背面側に立設さ
れた軸1iに、そのスリーブ13aを回転可能に嵌合さ
せ、アーム14は、シャッタ地板1の背面側に立設され
た軸1jに、孔14aを回転可能に嵌合させている。ま
た、4枚の羽根15,16,17,18は、夫々が二つ
の連結軸によってアーム13,14に順に枢支されてい
るが、アーム13,14と羽根15,16,17,18
との重なり関係は、先羽根群の場合と逆になっている。
そして、羽根15がスリット形成羽根である。
【0020】後羽根用駆動部材5の駆動ピン5bは、シ
ャッタ地板1に形成された円弧状の長孔1kを貫通し
て、アーム13に形成された長孔13bに嵌合してお
り、その先端はカバー板3に形成された円弧状の長孔3
cに嵌合している。従って、後羽根用駆動部材5が、図
示していない後羽根用駆動ばねの付勢力によって時計方
向へ回転したときには、羽根15,16,17,18は
展開しながら露光用開口を覆って行き、後羽根用駆動部
材5がセット部材6に押されて反時計方向へ回転したと
きには、羽根15,16,17,18は重畳しながら露
光用開口から退くようになっている。そして、カバー板
3は、羽根15,16,17,18の先端部の作動領域
だけが、肉厚部3dとして厚く形成されており、羽根1
5,16,17,18の平面性を保つと共に、アーム1
3,14の作動空間を確保し易くしている。
【0021】更に、本実施例においては、先羽根群と後
羽根群の作動が検出できるように構成されている。即
ち、シャッタ地板1には方形をして貫通した孔1mが形
成されていて、その孔1mを塞ぐようにしてフォトリフ
レクタ19が取り付けられている。また、中間板2に
も、対応する位置に方形をし且つ貫通した孔2bが形成
されている。更に、カバー板3には、それらの孔1m,
2bと略同じ平面形状をした凹部3eが形成されてお
り、その底面に反射シート20が貼付されている。そし
て、フォトリフレクタ19には、周知のように、発光部
と受光部が設けられていれて、その発光部から出射され
た検出光が、カバー板3に貼付された反射シート20で
反射され、受光部に入射するように構成されている。
【0022】次に、本実施例の作動を簡単に説明する。
露光作動が終了した直後の状態においては、先羽根群の
4枚の羽根9,10,11,12は重畳されて、開口部
1aの下方位置に格納されており、後羽根群の4枚の羽
根15,16,17,18は展開状態となって開口部1
aを覆っている。その状態から、フィルムの巻き上げに
連動して、カメラ本体側の部材によって、セット部材6
が時計方向へ回転されると、セット部材6は、先ず、先
羽根用駆動部材4を、図示していない先羽根用駆動ばね
に抗して反時計方向へ回転させる。そのため、先羽根群
の4枚の羽根9,10,11,12は、重畳状態から重
なり量を減じつつ上方へ展開されていく。
【0023】そして、セット部材6は、先羽根群のスリ
ット形成羽根9と後羽根群のスリット形成羽根15との
重なりが所定量になった段階で、後羽根用駆動部材5を
図示していない後羽根用駆動ばねに抗して反時計方向へ
回転させ始める。そのため、後羽根群の羽根15,1
6,17,18は、展開状態から重なり量を大きくしつ
つ上方へ重畳されていく。このようにして、先羽根群と
後羽根群とが一緒に作動され、やがて先羽根群の羽根
9,10,11,12が開口部1aを覆った状態になる
と、各駆動部材4,5に設けられた図示されていない鉄
片部材が、相前後して、夫々の電磁石に接触し、その段
階でセット部材6の回転が停止される。そして、セット
部材6は、カメラ本体側の部材によって、この状態を維
持される。
【0024】次の撮影に際して、カメラのレリーズボタ
ンが押されると、その初期段階において、上記した各電
磁石とフォトリフレクタ19に電流が供給される。その
ため、上記した鉄片部材が磁気的に吸着保持される。ま
た、フォトリフレクタ19の発光部から出射した光は、
反射防止処理をされている先羽根群に当たるため殆ど反
射されず、フォトリフレクタ19からはL信号が出力さ
れる。その後、セット部材6が、カメラ本体側の部材に
連動し、図示していないばねの付勢力によって反時計方
向へ回転し、初期位置へ復帰する。しかし、各駆動部材
4,5は、各鉄片部材が各電磁石によって吸着されてい
るので、各駆動ばねによって時計方向へ回転されること
はない。
【0025】このとき、もしも、先羽根用電磁石のコイ
ルが断線していると、先羽根用駆動部材4は先羽根用駆
動ばねの付勢力によって直ちに時計方向へ回転し、羽根
9,10,11,12は下方へ重畳されていく。そのた
め、フォトリフレクタ19の発光部から出射した光は、
カバー板3の反射シート20で反射され、受光部に入射
するから、フォトリフレクタ19からはH信号が出力さ
れることになる。そして、このH信号の出力時機が、正
規の出力時機よりも早いことを確認して、異常作動の警
告が行われることになる。
【0026】また、もしも、後羽根用電磁石のコイルが
断線していると、後羽根用駆動部材5は後羽根用駆動ば
ねの付勢力によって直ちに時計方向へ回転し、羽根1
5,16,17,18が展開して開口部1aを覆ってし
まう。そのため、その後に先羽根群が正規に作動して
も、フォトリフレクタ19からはH信号が出力されない
ことになる。従って、この場合には、先羽根群が正規に
作動したにもかかわらずフォトリフレクタ19からH信
号が出力されないことを確認して、異常作動の警告が行
われることになる。
【0027】そこで、先羽根群も後羽根群も、上記のよ
うな異常作動を行わなかった場合には、自動焦点合わせ
等の全ての準備作動が終了した段階において、露光時間
制御回路が働き、先ず、先羽根用電磁石に対する通電を
断つと共に露光秒時のカウントが開始される。そのた
め、先羽根用駆動部材4は、図示していない先羽根用駆
動ばねの付勢力によって急速に時計方向へ回転し、フォ
トリフレクタ19からはH信号が出力される。
【0028】その後、所定時間が経過すると、露光時間
制御回路からの出力信号によって、今度は後羽根用電磁
石に対する通電が断たれ、後羽根用駆動部材5が、図示
していない後羽根用駆動ばねの付勢力によって急速に時
計方向へ回転される結果、フォトリフレクタ19からは
L信号が出力されて露光作動が終了する。その際、H信
号が出力されてからL信号が出力されるまでの時間を、
制御されるべき露光時間に対応した時間と比較できるよ
うにした場合には、何らかの要因で所定の適正な作動が
行われなかったときに、そのことを知らせるようにする
ことも可能となる。
【0029】ところで、本実施例においては、上記した
ような異常作動の検出を、後羽根群の羽根15,16,
17,18の作動に影響を及ぼさず、好適に行える構成
となっている。即ち、図2に示すように、カバー板3の
肉厚部3dに形成された凹部3eは、その凹部3eの平
面形状を規制する縁面3e1 が、羽根の摺接面3d1
対して略垂直に形成されていて、その縁面3e1 と摺接
面3d1 とが交わる部位3d2 はR面となるように形成
されている。そして、反射シート20は、そのR面の部
位3d2 よりも下方位置において、底面3e2 に貼付さ
れている。
【0030】このような構成において、本実施例の場合
は、羽根15,16,17,18が図2において左右方
向に作動する。しかし、凹部3eの縁、即ち上記の部位
3d 2 はR面となっているから、例えば羽根15の先端
部が撓み、仮に凹部3e内に入ってくるようなことがあ
ったとしても、羽根15の端面はR面に案内されて正常
な作動が行えるようになっている。その場合、反射シー
ト20の表面は、R面よりも下方位置にあるため、羽根
15が反射シート20に接触するようなことがない。従
って、本実施例の場合には、凹部3eの平面形状を、従
来のように異形にする必要は全くない。そのため、反射
シート20の平面形状が単純な方形をしていても、凹部
3eの平面形状を最小限の大きさとすることができる。
【0031】尚、本実施例においては、凹部3eの四つ
の縁にR面を形成しているが、上記の説明から分かるよ
うに、羽根15の作動方向の2辺にだけR面を形成して
もよいし、各羽根の先端部との位置関係によっては、そ
れに加えて、羽根の先端側の縁、即ち図1における右下
側の縁にR面を形成しても差し支えない。また、この部
位3d2 は本実施例のようにR面に形成せず、面取り形
状としても差し支えない。また、本実施例においては、
フォトリフレクタ19をシャッタ地板1に取り付けた場
合で説明したが、カメラ本体側に取り付けることを妨げ
るものではない。更に、反射シート20に代えて、凹部
3eの底面3e2 に、反射効果を有する適宜な処理を施
すようにしてもよい。
【0032】〔第2実施例〕次に、図3及び図4を用い
て第2実施例を説明するが、この第2実施例が、第1実
施例と異なる点は、第1実施例におけるカバー板3の形
状が異なるだけである。従って、本実施例の説明は、そ
の異なるところについての説明を行うだけにし、その他
の構成の説明と、全体の作動説明については、重複を避
けるために省略する。
【0033】本実施例におけるカバー板23は、図3に
示すように、第1実施例におけるカバー板3の肉厚部3
dと同じ位置に、肉厚部23dが形成されている。ま
た、この肉厚部23dに形成された凹部23eは、その
平面形状が第1実施例の凹部3eの平面形状よりも大き
く形成され且つ45°回転させて配置されている。そし
て、この凹部23eにも、第1実施例の場合と同様にし
て縁面23e1 ,底面23e2 が形成され、摺接面23
1 と縁面23e1 の間の部位23d2 はR面に形成さ
れている。この部位23d2 は面取り形状であっても構
わないことは勿論である。
【0034】そして、その凹部23eの底面23e2
は、更に、方形をした比較的浅い凹部23e3 が形成さ
れており、この凹部23e3 の大きさが、第1実施例に
おける凹部3eの大きさと略同じになっている。そのた
め、図3においては図示を省略されているが、図4に示
すように、反射シート20は、この凹部23e3 の中に
貼付されている。言うまでもなく、この反射シート20
の形状,面積は、第1実施例の場合と同じである。
【0035】従来は、本実施例のように、所定の大きさ
であって、平面形状が単純な方形をしている反射シート
20を、凹部23e内に貼付し、且つ凹部23eを羽根
端面が当接しにくい形状にしようとすると、フォトリフ
レクタの形状又はフォトリフレクタの取り付け構成を変
えない限り、凹部23eの平面形状を反射シート20の
平面形状よりも大きくせざるを得なかった。
【0036】そのため、折角、羽根端面が当接しにくい
ような形状にしたにもかかわらず、凹部の開口面積が大
きくなってしまい、そのことが羽根の撓みを許容し、羽
根端面が凹部23eの縁面23e1 に当接したり、反射
シート20の表面に接触したりするような結果を引き起
こす要因になってしまう。また、製作段階において、凹
部23eの底面23e2 に反射シート20を貼付する際
に、底面23e2 の面積が反射シート20の面積よりも
大きいため、反射シート20を底面23e2 のどの位置
に、どのような姿勢にして貼付するのかが難しくなる。
【0037】本実施例においては、これらの問題を解消
できるようになっている。従来は、摺接面23d1 と縁
面23e1 とが垂直に交わりエッジ状になっていたが、
本実施例の場合には、上記したように摺接面23d1
縁面23e1 の間の部位23d2 はR面に形成されてい
るので、羽根の端面が正面から凹部の縁面に当接せず効
果的に導かれる。即ち、凹部23eの平面積は大きくな
ったが、凹部23eの平面形状とR面との両方の作用に
よって、羽根の端面が正面から凹部の縁面に当接するの
を防止していることになる。また、本実施例において
は、凹部23eの底面23e2 に、更に凹部23e3
形成されているので、反射シート20を貼付する際の位
置決めが容易であり、且つその深さ分だけ反射シート2
0の表面が低くなるので、羽根との接触を避けることが
可能になる。
【0038】次に、図5を用いて、第2実施例の変形例
を簡単に説明する。この変形例においては、カバー板3
3の肉厚部33dに、第2実施例の場合とは異なる形状
ではあるが、やはり異形の凹部33eが形成されてい
る。尚、肉厚部33dの右側に沿って肉厚部33dの面
よりも高く壁が形成されているが、これは、シャッタ側
方からの漏光を防止するための遮光壁である。この変形
例における凹部33eの平面形状は、縁が曲線で形成さ
れ、羽根の端面が縁面に当接しにくい形状となってい
る。しかし、その開口面積は、やはり反射シートの面積
よりも可成り大きいので、特に図示はしていないが、断
面形状が実質的に図4のようになっていて、第2実施例
で説明したのと同じ理由により、羽根の摺接面と凹部の
縁面との間の部位にはR面が形成されている。更に、こ
の変形例の凹部33eの底面33e2には、第2実施例
の場合と同じ理由により、反射シート20を貼付するた
めの凹部33e3 が形成されている。
【0039】尚、上記の各実施例においては、先羽根群
がシャッタ地板と中間板の間に配置され、後羽根群が中
間板とカバー板の間に配置されていることを前提にして
説明したが、本発明は、先羽根群が中間板とカバー板の
間に配置されている場合であっても差し支えない。ま
た、上記の各実施例においては、反射シートの形状が方
形であることを前提にして説明したが、単純な形状の一
例として、また異形の凹部との比較において示したもの
であって、図示した形状に限定されるものではない。
【0040】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、カバー
板が合成樹脂で製作され、羽根の先端部の作動領域を肉
厚に形成し、その肉厚部に羽根の先端部が摺接するよう
にした構成のフォーカルプレンシャッタを備えているカ
メラにおいて、反射式の光電センサによって羽根群の異
常作動を検出するのに必要な反射手段を、上記のカバー
板に好適に配置することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の分解斜視図にある。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】反射シートを貼付していない状態における第2
実施例の部分斜視図である。
【図4】反射シートを貼付した状態における図3の断面
図である。
【図5】第2実施例の変形例を示した部分斜視図にあ
る。
【符号の説明】
1 シャッタ地板 1a,2a,3a 開口部 1b,1c,1d,1e,1f,1i,1j 軸 1g,1k,3b,3c,7b,13b 長孔 1h,3d,23d,33d 肉厚部 1m,2b,8a,14a 孔 2 中間板 3,23,33 カバー板 3d1 ,23d1 摺接面 3d2 ,23d2 部位 3e,23e,23e3 ,33e,33e3 凹部 3e1 ,23e1 縁面 3e2 ,23e2 ,33e2 底面 4 先羽根用駆動部材 4a,5a 取付部 4b,5b 駆動ピン 5 後羽根用駆動部材 6 セット部材 7,8,13,14 アーム 7a,13a スリーブ 9,10,11,12,15,16,17,18 羽根 19 フォトリフレクタ 20 反射シート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ内でレンズ側に配置されているシ
    ャッタ地板と、合成樹脂製であってカメラ内で結像面側
    に配置されているカバー板と、前記シャッタ地板と前記
    カバー板との間を仕切り二つの羽根室を形成する中間板
    と、前記シャッタ地板側から前記二つの羽根室内に照射
    し前記カバー板に設けられた反射手段から反射した光を
    検出することによって前記羽根群の少なくとも一方の作
    動状態を検出する光電検出手段とを備えており、前記カ
    バー板は、羽根の先端部の摺接する作動領域が肉厚に形
    成されていて、その摺接面に、内部に前記反射手段を設
    けるための凹部が形成され、その凹部の縁が面取り形状
    又はR面となるように形成されていることを特徴とする
    フォーカルプレンシャッタを内蔵したカメラ。
  2. 【請求項2】 前記反射手段が反射シートであり、ま
    た、前記凹部の平面形状がその反射シートの平面形状よ
    りも大きく形成されていて、前記凹部の底面には、その
    反射シートの平面形状と略同一形状の凹部が更に形成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載のフォーカル
    プレンシャッタを内蔵したカメラ。
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