JPH11350261A - 針布を備えたフラットバ―から成る回転フラットを有するカ―ドに設ける装置 - Google Patents
針布を備えたフラットバ―から成る回転フラットを有するカ―ドに設ける装置Info
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- JPH11350261A JPH11350261A JP11157457A JP15745799A JPH11350261A JP H11350261 A JPH11350261 A JP H11350261A JP 11157457 A JP11157457 A JP 11157457A JP 15745799 A JP15745799 A JP 15745799A JP H11350261 A JPH11350261 A JP H11350261A
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Abstract
ットバーを前進駆動させるエンドレスのフレキシブルベ
ルトを含んで成り、フラットバーはその両端部がフレキ
シブルな滑りガイド上で滑り移動し、次いで滑りガイド
と対向する側で戻るように案内される回転フラットを有
するカードに設ける装置において、凸面状の滑りガイド
の形状安定性を改良し、フラットバーを凸面状の滑りガ
イドから凹面状の転向領域へ障害なく移動させることが
できる装置の提供。 【解決手段】 滑りガイド20の凸面状の領域が土台面
17、17c上周方向に変位可能であって(A、B)、
凸面状の領域の端部20cが凹面状に湾曲された転向領
域25、26のそれぞれの対応する端部と互いに嵌入可
能に係合する。
Description
たフラットバーと該フラットバーを前進駆動させるフレ
キシブルベルトの如き少なくとも1本のエンドレスの駆
動部材を含んで成り、フラットバーはその両端部がフレ
キシブルな滑りガイド上で滑り移動し、次いでフラット
転向ローラを介して進行方向を変えて滑りガイドと対向
する側で戻るように案内され、前記滑りガイドが中央部
分に凸面状に湾曲した領域を有し、且つ該中央領域に隣
接して前記フラット転向ローラに接する両側領域が凹面
状に湾曲しており、前記中央領域と両側の凹面状湾曲の
転向領域が互いに独立しており、且つ前記中央領域が機
台の凸面状に湾曲した土台面上に載置されている、針布
を備えたフラットバーから成る回転フラットを有するカ
ードに設ける装置に関する。
側面と滑りガイドの凹面状の内側面並びにフレキシブル
アーチの外側面(土台面)の間の距離は、周方向にわた
って等しい。滑りガイドの凸面状の外側面、滑りガイド
の凹面状の内側面およびフレキシブルアーチの凸面状の
外側面は、カードのドラム軸に関して互いに同心に配置
されている。フレキシブルアーチは切欠き、たとえば溝
を有し、その中にフラットバーを案内する柔軟な滑りガ
イドが固定位置で挿入されている。たとえばカードスラ
イバ内のネップ数および/または繊維縮小が増大したこ
とにより、フラット針布の尖端とドラム針布の尖端との
間の距離を変化させるために、フレキシブルアーチの位
置が多数の調節ボルトによって変更され、それによって
同時に滑りガイドの位置も変更されるので、それに伴っ
てフラットヘッドを介してフラット針布を有するフラッ
トバーの位置と針布間の距離も同様に変更される。この
ようにフレキシブルアーチを調節し直すことは、面倒で
ある。さらに、フレキシブルアーチの幾何学配置は、調
節ボルトの数に関係する。さらに、停止状態において側
方のカード部材、たとえば駆動装置、吸引装置並びにフ
ラットバーを取り外して、再び取り付けなければならな
い。それは、多大な組立ての手間と結び付くものであ
る。さらに、停止状態によって、カードの連続的な生産
駆動が中断される。
の領域が、フレキシブルアーチの1個所に固定されてい
る。それによって滑りガイドは位置固定される。固定個
所はフラットの移動方向に見て、凸面状に湾曲された滑
り領域の始端の領域にある。フラットバーは走行方向に
おいてフレキシブルな滑りガイドに引っ張り力を加え、
それによって変形が発生する恐れがある。それによっ
て、フラットバーを滑りガイドから転向領域へ移動させ
る際に不安定になる場合がある。
は、上述した欠点を除去し、特に凸面状の滑りガイドの
形状安定性を改良し、フラットバーを凸面状の滑りガイ
ドから凹面状の転向領域へ障害なしで移動させることを
可能にする、冒頭で述べた種類の装置を提供することで
ある。
項1に記載の特徴によって解決される。
面状の滑りガイドが変位する場合に、フラットバーを凸
面状の滑りガイドから凹面状の転向領域へ障害なしに移
動させることが可能になる。滑りガイドの両端部に配置
する場合には、転向領域から中央の滑りガイドへの移行
も妨害されない。滑りガイドの中央の凸面状の領域が周
方向に変位可能であって、その端部が転向領域を貫通す
ることによって、一長手方向に一引っ張り力が作用した
場合に、凸面状の滑りガイドは自由に変位することがで
きる。さらに、このようにして、中央の滑りガイドを手
動または電動で摺動させることができ、その場合に滑り
面が径方向に変位されるが、転向領域への完全に障害の
ない移行が行われる。くさび状の構成においては、滑り
ガイドは嵌入部の向う側で一高さ方向に一変位すること
ができ、それによって固定配置の転向領域に対する厚み
の差を補償することができる。
び形状に形成されている。好ましくは滑りガイドと底面
は互いに対してくさび状に延びている。好ましくは土台
面は溝を有し、その中に滑りガイドの一部が配置されて
いる。好ましくは滑りガイドは、可撓性のプラスチック
からなる。好ましくは耐摩耗性を有するプラスチックで
あると良い。好ましくは摩擦係数の低いプラスチックを
用いるとよい。好ましくは滑りガイドの下方の斜面(底
面)は、それに対応して斜めカットされた土台面と協働
する。好ましくは転向領域は、固定配置である。好まし
くは転向領域の端部は、フラットバーの作業領域の外側
に配置されている。好ましくは転向領域の端部は、ほぼ
U字状の支持部材の側壁に取り付けられる。好ましくは
支持部材は、たとえば基台などに、固定配置されてい
る。好ましくは嵌入部は、フラットバーの作業領域の外
部に設けられている。好ましくはU字状の支持部材は2
つの平坦な側壁と、平坦な底面とを有する。好ましくは
側壁は、それぞれ延長部を有する。
部材の端面を越えて突出している。好ましくは摺動可能
な滑りガイドは、支持部材の側面によって案内される。
好ましくは滑り面は、支持部材の底面上に少なくとも部
分的に載置される。好ましくは摺動可能な滑りガイド
は、支持部材の側壁を越えて突出する。好ましくは摺動
可能な滑りガイドと転向領域の端部は、互いに対応して
いる。好ましくは摺動可能な滑りガイドは、転向領域の
端部に向けて付勢されている。好ましくは摺動可能な滑
りガイドの端部は、転向領域の端部に添接している。好
ましくは付勢するために、ばねなどが利用される。好ま
しくは摺動可能な滑りガイドは、約100mm変位する
ことができる。好ましくは滑りガイドの変位は、径方向
に約0.01から0.3mm行われる。好ましくは滑り
ガイドの下方の面の下方に、他の変位可能な滑りガイド
が配置されている。好ましくは他のくさび形状の滑りガ
イドの滑り面の変位は、径方向に約0.2から4mm行
われる。好ましくはフラットバーを滑りガイドから支持
部材へ移動させることができる。好ましくはフラットバ
ーを滑りガイドから転向領域へ移動させることができ
る。好ましくは、中央領域と2つの転向領域が一体的に
形成されており、その場合に凹面状に形成された転向領
域が肉薄であって、かつバンド形状であり、その端部が
ばね負荷を受ける装置において、滑りガイドの中央の領
域が土台面の周方向へ変位することができる。
を詳述する。図1は、フィードローラ1、フィードテー
ブル2、テーカインローラ3a、3b、3c、シリンダ
ー4、ドッファ5、ストリップローラ6、絞りローラ
7、8、フリース案内部材9、トランペット10、デリ
バリローラ11、12、フラットバー14を備えた回転
フラット13、ケンス15並びにケンスコイラー16を
有するカード、たとえばツリュツラー社のEXACTA
CARD DK803を示している。それぞれのローラ
の回転方向は、湾曲した矢印で示されている。符号M
は、シリンダー4の中心点(軸)を示している。歯付き
ベルト車として形成された前方と後方のフラット転向ロ
ーラ13a、13bの回転方向C、D(図4参照)は、
シリンダー4の回転方向Gと逆である。フラットバー1
4は、ダブル歯付きベルトによって滑りガイドを介して
引っ張られている。滑りガイド20(図2参照)と反対
側の回転フラット13の上側では、フラットバー14
は、図3に示すように矢印F方向へ戻るように案内され
る。
両側面において基台23の側方に、フレキシブルアーチ
17が設けられている。フレキシブルアーチ17は凸面
状の上側面17aと下側面17bとを有する。フレキシ
ブルアーチ17の上方には、たとえば滑りやすいプラス
チックからなる、中央で凸面状に湾曲された滑りガイド
20が設けられており、その滑りガイド20は凸面状の
外側面20aと凹面状の内側面20bを有する。凹面状
の内側面20bは、環状溝18c内で凸面状の外側面1
8a上に載置されて、この外側面上で矢印A、B方向に
滑り移動することができる。滑りガイド20の変位は、
モータ、伝導機構などの駆動装置を有する(図示されて
いない)変位装置によって行われる。フラットバー14
の両端部には、それぞれフラットヘッド14aが設けら
れており、そのフラットヘッドに2つのスチールピン1
4bが軸方向に固定されており、そのスチールピンが滑
りガイド20の凸面状の外側面20a上で矢印C方向に
滑り移動する。支持体14cの下面には、フラット針布
14dが取り付けられている。符号21は、フラット針
布14dの尖端円を示している。シリンダー4の周面に
はドラム針布4a、たとえば鋸歯針布が設けられてい
る。符号22は、シリンダー針布4aの尖端円を示して
いる。尖端円21と尖端円22との距離は、aで示され
ており、たとえば0.20mmである。凸面状の外側面
20aと尖端円22との距離は、bで示されている。凸
面状の外側面20aの半径はr1で、そして尖端円22
の半径はr2で図示されている。半径r1とr2は、シ
リンダー4の中心点M(図1を参照)で交差する。
の詳細を示すものであって、その場合にフラットバー1
4’、14”、14’”を前進させるために、エンドレ
スのフレキシブルな歯付きベルト24が設けられてお
り、フラットバー14のフラットヘッド14a(フラッ
トバー14の端部)の下側が、滑りガイド20の滑り面
である外側面20a上で滑り移動する。歯を有する歯付
きベルト車13aは、矢印Cの方向に回転し、歯付きベ
ルト24の内側に設けられた歯と噛合して、歯付きベル
ト24の下方のベルト部分を矢印E方向へ引っ張って前
進させる。歯付きベルト24の外側は、フラットヘッド
14aのフラット針布14dの反対側の面と相補形状で
噛合する。歯付きベルト24がフラットヘッド14aを
滑りガイド20の凸面状に湾曲された領域へ押圧する。
歯付きベルト車13aには、滑りガイド20の凹面状に
湾曲された領域25が対向し、フラットバー14が方向
変換する際にその領域によって保持される。歯付きベル
ト車13bは、矢印D方向に回転し(図4参照)、歯付
きベルト24の内側の歯と噛合して、歯付きベルト24
の上方のベルト部分を矢印F方向へ引っ張る。フラット
バー14すなわちフラットバーヘッド14aは、歯付き
ベルト24の上方のベルト部分の外側上にルーズに載置
されている。滑りガイド20は、フレキシブルアーチ1
7上に配置されており、矢印A、B方向へ摺動すること
ができる。滑りガイド20は、凸面状に湾曲された中央
の領域(部分)20cを有し、フラット転向ローラ13
aに接して凹面状に湾曲された部分25と、フラット転
向ローラ13bに接して凹面状に湾曲された部分26を
有する。3つの領域20c、25、26は、互いに独立
している。凹面状に湾曲された部分25と26は、フラ
ット転向ローラ13aないし13bの領域でフレキシブ
ルアーチ17に固定されている(図6を参照)。
5の自由端部に、引っ張りばね27の一端が固定されて
おり、その引っ張りばねの他端は固定配置の支持体28
に取り付けられている。柔らかい引っ張りばねを設ける
ことによって、凹面状に湾曲された滑りガイドによる煩
わしい圧接(巻付き圧力)が防止される。凹面状に湾曲
された領域26の自由端部にも、同様にして引っ張りば
ね29が取り付けられており、その引っ張りばねの他方
の端部は、固定配置の支持体30に取り付けられてい
る。滑りガイド20の端部領域20’と20”は、転向
ガイドの役割を果す部分25および部分26のそれぞれ
対応する端部25’ないし26’と互いに嵌入するよう
に係合している。以下の説明では部分25、26を転向
ガイド25、26と称す。
に支持部材31が取り付けられており、その支持部材が
図6に斜視図で図示されている。同様に(図示されてい
ないが)転向ガイド25には支持部材31が取り付けら
れている。図6に示すように支持部材31と32並びに
付属の転向ガイド26ないし25は、それぞれ一体であ
って、プラスチックから形成されている。支持部材31
はボルト32a、32bによってフレキシブルアーチ1
7に固定されている。支持部材31は断面がほぼU字状
に形成されており、底面31aとその上に垂直に配置さ
れた2つの側壁31b、31cを有する。このようにし
て、支持部材31は両端面側が開放して形成されてい
る。端面31”の領域において、転向ガイド26は上方
の2つの側壁31b、31cに対して、その個所におい
て支持部材31が上方から覆われるように、配置されて
いる。転向部材26のこの覆われた部分に、底面31a
の切欠きが対向している。側壁31b、31cは転向ガ
イド26の方向へ上昇するように形成されており、その
場合に側壁31b、31cの上方の面と転向部材26の
上方の滑り面は、継目なしに互いに移行している。凸面
状に湾曲された滑りガイド20は、図5(A)、5
(B)に示すように、一部がフレキシブルアーチ17の
溝17c内に取り付けられており、他の部分は上方の面
17aを越えて突出している。さらに、滑りガイド20
の一部が支持部材31の内部空間に配置されており、他
の部分は側壁31bと31cの上方の面を越えて突出し
ている。
関して、一方の端面側開口部31’を通って進入し、他
方の端面側開口部31”を通って出ており、すなわち滑
りガイド20は支持部材31の両端面側に突出してい
る。滑りガイド20は支持部材31の内部空間内で、底
壁31a方向においても、側壁31b、31cの方向に
おいても遊び空間を有し、すなわち間隙が存在する。フ
レキシブルな滑りガイド20は、溝17cの領域では凸
面状に屈曲されて、付勢されており、フラットヘッド1
4aの圧接力と溝17cによって押圧されている。支持
部材31へ進入したところ31’から、滑りガイドの終
端領域はほぼまっすぐになっている。それによって湾曲
された矢印Hの方向にトルクが発生し、それによって終
端領域はカバーないしは転向ガイド26の方向への応力
を受ける。その応力を回動部材、たとえばボール34を
有するばね33などによって増強することができるの
で、滑りガイド20は転向ガイド26の稜に添接し、そ
れによって汚れることが防止される。フラットヘッド1
4aが支持部材31の上方で、滑りガイド20を上述し
た応力に抗して底面31aの方向へ押圧した場合に、滑
り面20aは側面31b、31cの両方の自由な上面と
整合するので、フラットヘッド14aないしはスチール
ピン14dが滑り面20a上に、そして側壁31b、3
1cの上面上に載置される。すると、側壁31b、31
cの上面が転向ガイド26へ継目なしに移行するので、
このようにしてフラットヘッド14aが滑りガイド20
の滑り面20aから滑りガイド26の滑り面26a上へ
障害なしに滑らかに移行することができる。
れば、フレキシブルアーチ17は、転向ガイド26より
も幅広である。滑りガイド20は支持体31の外部で
は、支持体31の内部におけるよりも幅が広い。図7
(B)において符号cは、滑りガイドが矢印A、B方向
へ摺動できる距離の長さを示している。図8(A)、8
(B)および8(C)によれば、支持体31が側壁31
cを有する実施形態が設けられている。
シールド23が概略的に図示されている。滑りガイド2
0は断面が厚く、固定のサイドシールド23のアーチ形
状の溝18c内に固定配置されており、その場合に溝底
の半径方向の中心点は、中心点Mに対して偏心して配置
されている。それによって溝底が載置面として斜めにカ
ットされている。滑りガイド20はアーチ形状に平行に
形成されている。外側面20a上には他の滑りガイド3
5が取り付けられており、その滑りガイドは矢印I、K
の方向へ摺動することができ、かつくさび形状に形成さ
れている。滑りガイド35(くさび条片)は、わずかな
厚みを有し、わずかな勾配を有し(1:250、すなわ
ちI、K方向へ50mm摺動した場合に0.2mm)、
技術的な微調整のために用いられる。滑りガイド35の
終端領域は、転向領域25、26と互いに嵌入するよう
に係合している。断面が厚い滑りガイド20は、製造誤
差と針布の高さの差を補償するために用いられ、従来の
フレキシブルアーチ17に代わるものである。
大きな勾配(1:15=50mm摺動した場合に3.3
mm)を有する大雑把なくさび条片が設けられている。
従来のフレキシブルアーチ17に代わる滑りガイドは、
環状溝内で矢印L、M方向に摺動することができ、製造
誤差と異なる針布高さを補償するために用いられる。外
側面36a上には、図9に相当するくさび条片35が配
置されている。滑りガイド36とくさび条片35の勾配
は、互いに逆である。滑りガイド36とくさび条片35
の終端領域は、転向ガイド25、26と互いに嵌入する
ように係合している。
る。
およびフレキシブルアーチとから成る本発明の装置およ
びフラットバーの針布とシリンダーの針布との間の距離
関係を示すカードの部分断面図である。
図である。
両端に設けた凹面状に湾曲した形状を有する2個の転向
滑りガイドから成る滑りガイドの略示側面図である。
す図であって図5(A)は側面図、図5(B)は図5
(A)の線Vb−Vbによる断面図、図5(C)は図5
(A)の線Vc−Vcによる断面図である。
を示す斜視図である。
チの連結構成の他の変更例を示す図であって、図7
(A)は側断面図、図7(B)図は上面図、図7(C)
図は横断面図である。
チの連結構成のさらに他の変更例を示す図であって、図
8(A)は側断面図、図8(B)は上面図、図8(C)
は横断面図である。
代わりに固定配置の柔軟な滑りガイドが配置されている
カードシリンダの略示側面図である。
の代わりに摺動可能な柔軟な滑りガイドが配置されてい
るカードシリンダの略示側面図である。
Claims (31)
- 【請求項1】 複数の針布を具備したフラットバーと該
フラットバーを前進駆動させるフレキシブルベルトの如
き少なくとも1本のエンドレスの駆動部材を含んで成
り、フラットバーはその両端部がフレキシブルな滑りガ
イド上で滑り移動し、次いでフラット転向ローラを介し
て進行方向を変えて滑りガイドと対向する側で戻るよう
に案内され、前記滑りガイドが中央部分に凸面状に湾曲
した領域を有し、且つ該中央領域に隣接して前記フラッ
ト転向ローラに接する両側領域が凹面状に湾曲してお
り、前記中央領域と両側の凹面状湾曲の転向領域が互い
に独立しており、且つ前記中央領域が機台の凸面状に湾
曲した土台面上に載置されている、針布を備えたフラッ
トバーから成る回転フラットを有するカードに設ける装
置において、 滑りガイド(20)の凸面状の領域が、土台面(17、
17c;31、31a)上で周方向に変位可能であって
(A、B)、凸面状の領域(20c)の端部(20’、
20”)が、凹面状に湾曲された転向領域(25、2
6)のそれぞれ対応する端部と、互いに嵌入可能に係合
していることを特徴とするカードに設ける装置。 - 【請求項2】 滑りガイド(20)の凸面状の領域が、
くさび形状に形成されていることを特徴とする請求項1
に記載の装置。 - 【請求項3】 滑り面(20b)と土台面(17a;1
7c)が、互いに対してくさび状に延びていることを特
徴とする請求項1又は2に記載の装置。 - 【請求項4】 土台面が溝(17c)を有し、その溝内
に滑りガイド(20)の一部が配置されてることを特徴
とする請求項1から3のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項5】 滑り面(20)が、可撓性のプラスチッ
クからなることを特徴とする請求項1から4のいずれか
1項に記載の装置。 - 【請求項6】 耐摩耗性を有するプラスチックを用いる
ことを特徴とする請求項5に記載の装置。 - 【請求項7】 摩擦係数の低いプラスチックを用いるこ
とを特徴とする請求項5又は6に記載の装置。 - 【請求項8】 滑りガイド(20)の下方の斜面(20
b)が、それに対応して斜めにカットされた土台面(1
7a、17c)と協働することを特徴とする請求項1か
ら7のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項9】 転向領域(25、26)が、固定配置さ
れていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1
項に記載の装置。 - 【請求項10】 転向領域(25、26)の端部が、フ
ラットバー(14、14a、14b)の作業領域の外側
に配置されていることを特徴とする請求項1から9のい
ずれか1項に記載の装置。 - 【請求項11】 転向領域(25、26)の端部が、ほ
ぼU字状の支持部材(31)の側壁(31b、31c)
に取り付けられていることを特徴とする請求項1から1
0のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項12】 支持部材(31)が、たとえば基台
(17、23)などに、固定位置で固定されている(3
2a、32b)ことを特徴とする請求項1から11のい
ずれか1項に記載の装置。 - 【請求項13】 嵌入部が、フラットバー(14、14
a、14b)の作業領域の外側に設けられていることを
特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の装
置。 - 【請求項14】 U字状の支持部材(31)が、2つの
平坦な側壁(31b、31c)と、1つの平坦な底面
(31a)を有することを特徴とする請求項1から13
のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項15】 側壁(31b、31c)がそれぞれ延
長部を有することを特徴とする請求項1から14のいず
れか1項に記載の装置。 - 【請求項16】 摺動可能な滑りガイド(20)が、支
持部材(31)の端面(31’、31”)を越えて突出
していることを特徴とする請求項1から15のいずれか
1項に記載の装置。 - 【請求項17】 摺動可能な滑りガイド(20)が、支
持部材(31)の側壁(31b、31c)によって案内
されていることを特徴とする請求項1から16のいずれ
か1項に記載の装置。 - 【請求項18】 滑り面(20b)が、支持部材(3
1)の底面(31a)上へ載置可能かつ持ち上げ可能で
あることを特徴とする請求項1から17のいずれか1項
に記載の装置。 - 【請求項19】 摺動可能な滑りガイド(20)の滑り
面(20a)が、支持部材(31)の側壁(31b、3
1c)を少なくとも部分的に越えて突出していることを
特徴とする請求項1から18のいずれか1項に記載の装
置。 - 【請求項20】 摺動可能な滑りガイド(20)が、凹
面状に湾曲された転向部材(25、26)の下方に配置
されていることを特徴とする請求項1から19のいずれ
か1項に記載の装置。 - 【請求項21】 摺動可能な滑りガイド(20)の端部
(20’、20”)と転向領域(25、26)の端部
が、互いに重なり合っていることを特徴とする請求項1
から20のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項22】 摺動可能な滑りガイド(20)が、転
向領域(25、26)の端部に向かって付勢されている
(H)ことを特徴とする請求項1から21のいずれか1
項に記載の装置。 - 【請求項23】 摺動可能な滑りガイド(20)の端部
(20’、20”)が、転向領域の端部に添接すること
を特徴とする請求項1から22のいずれか1項に記載の
装置。 - 【請求項24】 付勢するために、ばね(33)などが
使用されることを特徴とする請求項1から23のいずれ
か1項に記載の装置。 - 【請求項25】 摺動可能な滑りガイド(20)が、約
100mm変位可能であることを特徴とする請求項1か
ら24のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項26】 滑り面(20)の変位(a)が、半径
方向(r1)に約0.01から0.3mmであることを
特徴とする請求項1から25のいずれか1項に記載の装
置。 - 【請求項27】 滑りガイド(20、36)の上面の上
方に、他の変位可能な滑りガイド(35)が配置されて
いることを特徴とする請求項1から26のいずれか1項
に記載の装置。 - 【請求項28】 他のくさび状の滑りガイド(35)の
滑り面(35a)の変位(a)が、半径方向に約0.2
から4mmであることを特徴とする請求項1から27の
いずれか1項に記載の装置。 - 【請求項29】 フラットバー(14、14a、14
b)が、滑りガイド(20、20a)から支持部材(3
1、31b、31c)上へ移動可能であることを特徴と
する請求項1から28のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項30】 フラットバー(14、14a、14
b)が、滑りガイド(20、20a)から転向領域(2
5、26)へ移動可能であることを特徴とする請求項1
から29のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項31】 中央の領域と2つの転向領域が一体的
に形成されており、その場合に凹面状に形成された転向
領域が薄肉かつバンド形状であって、その端部がばね負
勢されている、特に請求項1から30のいずれか1項に
記載の装置において、 滑りガイド(20)の凸面状の領域が、土台面(17、
17a、17b)の周方向に変位可能(A、B)である
ことを特徴とする装置。
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