JP4387492B2 - 針布を備えたフラットバーから成る回転フラットを有するカードに設ける装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は複数の針布を具備したフラットバーと該フラットバーを前進駆動させるフレキシブルベルトの如き少なくとも1本のエンドレスの駆動部材を含んで成り、フラットバーはその両端部がフレキシブルな滑りガイド上で滑り移動し、次いでフラット転向ローラを介して進行方向を変えて滑りガイドと対向する側で戻るように案内され、前記滑りガイドが中央部分に凸面状に湾曲した領域を有し、且つ該中央領域に隣接して前記フラット転向ローラに接する両側領域が凹面状に湾曲しており、前記中央領域と両側の凹面状湾曲の転向領域が互いに独立しており、且つ前記中央領域が機台の凸面状に湾曲した土台面上に載置されている、針布を備えたフラットバーから成る回転フラットを有するカードに設ける装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
実際において、滑りガイドの凸面状の外側面と滑りガイドの凹面状の内側面並びにフレキシブルアーチの外側面(土台面)の間の距離は、周方向にわたって等しい。滑りガイドの凸面状の外側面、滑りガイドの凹面状の内側面およびフレキシブルアーチの凸面状の外側面は、カードのドラム軸に関して互いに同心に配置されている。フレキシブルアーチは切欠き、たとえば溝を有し、その中にフラットバーを案内する柔軟な滑りガイドが固定位置で挿入されている。たとえばカードスライバ内のネップ数および/または繊維縮小が増大したことにより、フラット針布の尖端とドラム針布の尖端との間の距離を変化させるために、フレキシブルアーチの位置が多数の調節ボルトによって変更され、それによって同時に滑りガイドの位置も変更されるので、それに伴ってフラットヘッドを介してフラット針布を有するフラットバーの位置と針布間の距離も同様に変更される。このようにフレキシブルアーチを調節し直すことは、面倒である。さらに、フレキシブルアーチの幾何学配置は、調節ボルトの数に関係する。さらに、停止状態において側方のカード部材、たとえば駆動装置、吸引装置並びにフラットバーを取り外して、再び取り付けなければならない。それは、多大な組立ての手間と結び付くものである。さらに、停止状態によって、カードの連続的な生産駆動が中断される。
【0003】
公知の装置においては、滑りガイドの中央の領域が、フレキシブルアーチの1個所に固定されている。それによって滑りガイドは位置固定される。固定個所はフラットの移動方向に見て、凸面状に湾曲された滑り領域の始端の領域にある。フラットバーは走行方向においてフレキシブルな滑りガイドに引っ張り力を加え、それによって変形が発生する恐れがある。それによって、フラットバーを滑りガイドから転向領域へ移動させる際に不安定になる場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従って本発明の課題は、上述した欠点を除去し、特に凸面状の滑りガイドの形状安定性を改良し、フラットバーを凸面状の滑りガイドから凹面状の転向領域へ障害なしで移動させることを可能にする、冒頭で述べた種類の装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題の解決は、請求項1に記載の特徴によって解決される。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明に基づく手段によれば、凸面状の滑りガイドが変位する場合に、フラットバーを凸面状の滑りガイドから凹面状の転向領域へ障害なしに移動させることが可能になる。滑りガイドの両端部に配置する場合には、転向領域から中央の滑りガイドへの移行も妨害されない。滑りガイドの中央の凸面状の領域が周方向に変位可能であって、その端部が転向領域を貫通することによって、一長手方向に一引っ張り力が作用した場合に、凸面状の滑りガイドは自由に変位することができる。さらに、このようにして、中央の滑りガイドを手動または電動で摺動させることができ、その場合に滑り面が径方向に変位されるが、転向領域への完全に障害のない移行が行われる。くさび状の構成においては、滑りガイドは嵌入部の向う側で一高さ方向に一変位することができ、それによって固定配置の転向領域に対する厚みの差を補償することができる。
【0007】
好ましくは滑りガイドの中央領域は、くさび形状に形成されている。好ましくは滑りガイドと底面は互いに対してくさび状に延びている。好ましくは土台面は溝を有し、その中に滑りガイドの一部が配置されている。好ましくは滑りガイドは、可撓性のプラスチックからなる。好ましくは耐摩耗性を有するプラスチックであると良い。好ましくは摩擦係数の低いプラスチックを用いるとよい。好ましくは滑りガイドの下方の斜面(底面)は、それに対応して斜めカットされた土台面と協働する。好ましくは転向領域は、固定配置である。好ましくは転向領域の端部は、フラットバーの作業領域の外側に配置されている。好ましくは転向領域の端部は、ほぼU字状の支持部材の側壁に取り付けられる。好ましくは支持部材は、たとえば基台などに、固定配置されている。好ましくは嵌入部は、フラットバーの作業領域の外部に設けられている。好ましくはU字状の支持部材は2つの平坦な側壁と、平坦な底面とを有する。好ましくは側壁は、それぞれ延長部を有する。
【0008】
好ましくは摺動可能な滑りガイドは、支持部材の端面を越えて突出している。好ましくは摺動可能な滑りガイドは、支持部材の側面によって案内される。好ましくは滑り面は、支持部材の底面上に少なくとも部分的に載置される。好ましくは摺動可能な滑りガイドは、支持部材の側壁を越えて突出する。好ましくは摺動可能な滑りガイドと転向領域の端部は、互いに対応している。好ましくは摺動可能な滑りガイドは、転向領域の端部に向けて付勢されている。好ましくは摺動可能な滑りガイドの端部は、転向領域の端部に添接している。好ましくは付勢するために、ばねなどが利用される。好ましくは摺動可能な滑りガイドは、約100mm変位することができる。好ましくは滑りガイドの変位は、径方向に約0.01から0.3mm行われる。好ましくは滑りガイドの下方の面の下方に、他の変位可能な滑りガイドが配置されている。好ましくは他のくさび形状の滑りガイドの滑り面の変位は、径方向に約0.2から4mm行われる。好ましくはフラットバーを滑りガイドから支持部材へ移動させることができる。好ましくはフラットバーを滑りガイドから転向領域へ移動させることができる。好ましくは、中央領域と2つの転向領域が一体的に形成されており、その場合に凹面状に形成された転向領域が肉薄であって、かつバンド形状であり、その端部がばね負荷を受ける装置において、滑りガイドの中央の領域が土台面の周方向へ変位することができる。
【0009】
【実施例】
以下添付図面に示す実施例に基づいて本発明を詳述する。
図1は、フィードローラ1、フィードテーブル2、テーカインローラ3a、3b、3c、シリンダー4、ドッファ5、ストリップローラ6、絞りローラ7、8、フリース案内部材9、トランペット10、デリバリローラ11、12、フラットバー14を備えた回転フラット13、ケンス15並びにケンスコイラー16を有するカード、たとえばツリュツラー社のEXACTACARD DK803を示している。それぞれのローラの回転方向は、湾曲した矢印で示されている。符号Mは、シリンダー4の中心点(軸)を示している。歯付きベルト車として形成された前方と後方のフラット転向ローラ13a、13bの回転方向C、D(図4参照)は、シリンダー4の回転方向Gと逆である。フラットバー14は、ダブル歯付きベルトによって滑りガイドを介して引っ張られている。滑りガイド20(図2参照)と反対側の回転フラット13の上側では、フラットバー14は、図3に示すように矢印F方向へ戻るように案内される。
【0010】
図2に示すように、カードの各シリンダの両側面において基台23の側方に、フレキシブルアーチ17が設けられている。フレキシブルアーチ17は凸面状の上側面17aと下側面17bとを有する。フレキシブルアーチ17の上方には、たとえば滑りやすいプラスチックからなる、中央で凸面状に湾曲された滑りガイド20が設けられており、その滑りガイド20は凸面状の外側面20aと凹面状の内側面20bを有する。凹面状の内側面20bは、環状溝18c内で凸面状の外側面18a上に載置されて、この外側面上で矢印A、B方向に滑り移動することができる。滑りガイド20の変位は、モータ、伝導機構などの駆動装置を有する(図示されていない)変位装置によって行われる。フラットバー14の両端部には、それぞれフラットヘッド14aが設けられており、そのフラットヘッドに2つのスチールピン14bが軸方向に固定されており、そのスチールピンが滑りガイド20の凸面状の外側面20a上で矢印C方向に滑り移動する。支持体14cの下面には、フラット針布14dが取り付けられている。符号21は、フラット針布14dの尖端円を示している。シリンダー4の周面にはドラム針布4a、たとえば鋸歯針布が設けられている。符号22は、シリンダー針布4aの尖端円を示している。尖端円21と尖端円22との距離は、aで示されており、たとえば0.20mmである。凸面状の外側面20aと尖端円22との距離は、bで示されている。凸面状の外側面20aの半径はr1で、そして尖端円22の半径はr2で図示されている。半径r1とr2は、シリンダー4の中心点M(図1を参照)で交差する。
【0011】
図3は、図1に示す装置(回転フラット)の詳細を示すものであって、その場合にフラットバー14’、14”、14’”を前進させるために、エンドレスのフレキシブルな歯付きベルト24が設けられており、フラットバー14のフラットヘッド14a(フラットバー14の端部)の下側が、滑りガイド20の滑り面である外側面20a上で滑り移動する。歯を有する歯付きベルト車13aは、矢印Cの方向に回転し、歯付きベルト24の内側に設けられた歯と噛合して、歯付きベルト24の下方のベルト部分を矢印E方向へ引っ張って前進させる。歯付きベルト24の外側は、フラットヘッド14aのフラット針布14dの反対側の面と相補形状で噛合する。歯付きベルト24がフラットヘッド14aを滑りガイド20の凸面状に湾曲された領域へ押圧する。歯付きベルト車13aには、滑りガイド20の凹面状に湾曲された領域25が対向し、フラットバー14が方向変換する際にその領域によって保持される。歯付きベルト車13bは、矢印D方向に回転し(図4参照)、歯付きベルト24の内側の歯と噛合して、歯付きベルト24の上方のベルト部分を矢印F方向へ引っ張る。フラットバー14すなわちフラットバーヘッド14aは、歯付きベルト24の上方のベルト部分の外側上にルーズに載置されている。滑りガイド20は、フレキシブルアーチ17上に配置されており、矢印A、B方向へ摺動することができる。滑りガイド20は、凸面状に湾曲された中央の領域(部分)20cを有し、フラット転向ローラ13aに接して凹面状に湾曲された部分25と、フラット転向ローラ13bに接して凹面状に湾曲された部分26を有する。3つの領域20c、25、26は、互いに独立している。凹面状に湾曲された部分25と26は、フラット転向ローラ13aないし13bの領域でフレキシブルアーチ17に固定されている(図6を参照)。
【0012】
図4によれば、凹面状に湾曲された領域25の自由端部に、引っ張りばね27の一端が固定されており、その引っ張りばねの他端は固定配置の支持体28に取り付けられている。柔らかい引っ張りばねを設けることによって、凹面状に湾曲された滑りガイドによる煩わしい圧接(巻付き圧力)が防止される。凹面状に湾曲された領域26の自由端部にも、同様にして引っ張りばね29が取り付けられており、その引っ張りばねの他方の端部は、固定配置の支持体30に取り付けられている。滑りガイド20の端部領域20’と20”は、転向ガイドの役割を果す部分25および部分26のそれぞれ対応する端部25’ないし26’と互いに嵌入するように係合している。以下の説明では部分25、26を転向ガイド25、26と称す。
【0013】
図5(A)に示すように、転向ガイド26に支持部材31が取り付けられており、その支持部材が図6に斜視図で図示されている。同様に(図示されていないが)転向ガイド25には支持部材31が取り付けられている。図6に示すように支持部材31と32並びに付属の転向ガイド26ないし25は、それぞれ一体であって、プラスチックから形成されている。支持部材31はボルト32a、32bによってフレキシブルアーチ17に固定されている。支持部材31は断面がほぼU字状に形成されており、底面31aとその上に垂直に配置された2つの側壁31b、31cを有する。このようにして、支持部材31は両端面側が開放して形成されている。端面31”の領域において、転向ガイド26は上方の2つの側壁31b、31cに対して、その個所において支持部材31が上方から覆われるように、配置されている。転向部材26のこの覆われた部分に、底面31aの切欠きが対向している。側壁31b、31cは転向ガイド26の方向へ上昇するように形成されており、その場合に側壁31b、31cの上方の面と転向部材26の上方の滑り面は、継目なしに互いに移行している。凸面状に湾曲された滑りガイド20は、図5(A)、5(B)に示すように、一部がフレキシブルアーチ17の溝17c内に取り付けられており、他の部分は上方の面17aを越えて突出している。さらに、滑りガイド20の一部が支持部材31の内部空間に配置されており、他の部分は側壁31bと31cの上方の面を越えて突出している。
【0014】
その場合に滑り部材20は支持部材31に関して、一方の端面側開口部31’を通って進入し、他方の端面側開口部31”を通って出ており、すなわち滑りガイド20は支持部材31の両端面側に突出している。滑りガイド20は支持部材31の内部空間内で、底壁31a方向においても、側壁31b、31cの方向においても遊び空間を有し、すなわち間隙が存在する。フレキシブルな滑りガイド20は、溝17cの領域では凸面状に屈曲されて、付勢されており、フラットヘッド14aの圧接力と溝17cによって押圧されている。支持部材31へ進入したところ31’から、滑りガイドの終端領域はほぼまっすぐになっている。それによって湾曲された矢印Hの方向にトルクが発生し、それによって終端領域はカバーないしは転向ガイド26の方向への応力を受ける。その応力を回動部材、たとえばボール34を有するばね33などによって増強することができるので、滑りガイド20は転向ガイド26の稜に添接し、それによって悪影響が防止される。フラットヘッド14aが支持部材31の上方で、滑りガイド20を上述した応力に抗して底面31aの方向へ押圧した場合に、滑り面20aは側面31b、31cの両方の自由な上面と整合するので、フラットヘッド14aないしはスチールピン14dが滑り面20a上に、そして側壁31b、31cの上面上に載置される。すると、側壁31b、31cの上面が転向ガイド26へ継目なしに移行するので、このようにしてフラットヘッド14aが滑りガイド20の滑り面20aから滑りガイド26の滑り面26a上へ障害なしに滑らかに移行することができる。
【0015】
図7(A)、7(B)および7(C)によれば、フレキシブルアーチ17は、転向ガイド26よりも幅広である。滑りガイド20は支持体31の外部では、支持体31の内部におけるよりも幅が広い。図7(B)において符号cは、滑りガイドが矢印A、B方向へ摺動できる距離の長さを示している。
図8(A)、8(B)および8(C)によれば、支持体31が側壁31cを有する実施形態が設けられている。
【0016】
図9には、滑りガイド20を有するサイドシールド23が概略的に図示されている。滑りガイド20は断面が厚く、固定のサイドシールド23のアーチ形状の溝18c内に固定配置されており、その場合に溝底の半径方向の中心点は、中心点Mに対して偏心して配置されている。それによって溝底が載置面として斜めにカットされている。滑りガイド20はアーチ形状に平行に形成されている。外側面20a上には他の滑りガイド35が取り付けられており、その滑りガイドは矢印I、Kの方向へ摺動することができ、かつくさび形状に形成されている。滑りガイド35(くさび条片)は、わずかな厚みを有し、わずかな勾配を有し(1:250、すなわちI、K方向へ50mm摺動した場合に0.2mm)、技術的な微調整のために用いられる。滑りガイド35の終端領域は、転向領域25、26と互いに嵌入するように係合している。断面が厚い滑りガイド20は、製造誤差と針布の高さの差を補償するために用いられ、従来のフレキシブルアーチ17に代わるものである。
【0017】
図10によれば、滑りガイド36として、大きな勾配(1:15=50mm摺動した場合に3.3mm)を有する大雑把なくさび条片が設けられている。従来のフレキシブルアーチ17に代わる滑りガイドは、環状溝内で矢印L、M方向に摺動することができ、製造誤差と異なる針布高さを補償するために用いられる。外側面36a上には、図9に相当するくさび条片35が配置されている。滑りガイド36とくさび条片35の勾配は、互いに逆である。滑りガイド36とくさび条片35の終端領域は、転向ガイド25、26と互いに嵌入するように係合している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置を具備した略示側面図である。
【図2】フラットバー、変位可能な凸状の滑りガイド、およびフレキシブルアーチとから成る本発明の装置およびフラットバーの針布とシリンダーの針布との間の距離関係を示すカードの部分断面図である。
【図3】図1に示す回転フラットの一部分の拡大側断面図である。
【図4】中央に配置された凸面状に湾曲した部分とその両端に設けた凹面状に湾曲した形状を有する2個の転向滑りガイドから成る滑りガイドの略示側面図である。
【図5】フレキシブルアーチと滑りガイドとの関係を示す図であって図5(A)は側面図、図5(B)は図5(A)の線Vb−Vbによる断面図、図5(C)は図5(A)の線Vc−Vcによる断面図である。
【図6】滑りガイド、転向ガイド及び支持体の結合状態を示す斜視図である。
【図7】滑りガイド、転向ガイド及びフレキシブルアーチの連結構成の他の変更例を示す図であって、図7(A)は側断面図、図7(B)図は上面図、図7(C)図は横断面図である。
【図8】滑りガイド、転向ガイド及びフレキシブルアーチの連結構成のさらに他の変更例を示す図であって、図8(A)は側断面図、図8(B)は上面図、図8(C)は横断面図である。
【図9】フラットヘッドのための摺動可能な滑り条片の代わりに固定配置の柔軟な滑りガイドが配置されているカードシリンダの略示側面図である。
【図10】フラットヘッドのための摺動可能な滑り条片の代わりに摺動可能な柔軟な滑りガイドが配置されているカードシリンダの略示側面図である。
【符号の説明】
14、14a、14b…フラットバー
17、17c;31、31a…土台面
20…滑りガイド
20b…滑り面
25、26…転向領域
31…支持部材
Claims (30)
- 複数の針布を具備したフラットバーと該フラットバーを前進駆動させる少なくとも1本のエンドレスの駆動部材を含んで成り、フラットバーはその両端部がフレキシブルな滑りガイド上で滑り移動し、次いでフラット転向ローラを介して進行方向を変えて滑りガイドと対向する側で戻るように案内され、前記滑りガイドが中央部分に凸面状に湾曲した領域を有し、且つ該中央部分の凸面状に湾曲した領域に隣接して前記フラット転向ローラに接する両側領域が凹面状に湾曲しており、前記中央領域と両側の凹面状に湾曲した転向領域が互いに独立しており、且つ前記中央領域が凸面状に湾曲した土台面上に載置されている、針布を備えたフラットバーから成る回転フラットを有するカードに設ける装置において、
滑りガイド(20)の凸面状の領域が、土台面(17、17c;31、31a)上で周方向に変位可能であって(A、B)、前記滑りガイド(20)は支持部材(31)の外部では、該支持部材(31)の内部におけるよりも幅が広いことにより、凸面状の領域(20c)の端部(20’、20”)が、凹面状に湾曲された転向領域(25、26)のそれぞれ対応する端部と、互いに嵌入可能に係合し、摺動可能な滑りガイド(20)が、転向領域(25、26)の端部に向かって付勢されている(H)ことを特徴とするカードに設ける装置。 - 前記滑りガイド(20)を付勢するために、ばね(33)が使用されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 滑りガイド(20)の凸面状の領域が、くさび形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
- 滑り面(20b)と土台面(17a;17c)が、互いに対してくさび状に延びていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の装置。
- 土台面が溝(17c)を有し、その溝内に滑りガイド(20)の一部が配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の装置。
- 滑り面(20)が、可撓性のプラスチックからなることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の装置。
- 前記可撓性のプラスチックが耐摩耗性を有することを特徴とする請求項6に記載の装置。
- 前記可撓性のプラスチックの摩擦係数が比較的低いことを特徴とする請求項6又は7に記載の装置。
- 滑りガイド(20)の下方の斜面(20b)が、前記転向領域(25、26)を貫通するために、それに対応して斜めにカットされた土台面(17a、17c)と協働することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の装置。
- 転向領域(25、26)が、支持部材(31)に固定配置されていることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の装置。
- 転向領域(25、26)の端部が、フラットバー(14、14a、14b)の作業領域の外側に配置されていることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の装置。
- 転向領域(25、26)の端部が、ほぼU字状の支持部材(31)の側壁(31b、31c)に取り付けられていることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の装置。
- 支持部材(31)が、基台(17、23)に、固定位置(32a、32b)で固定されていることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の装置。
- 前記滑りガイド(20)の凸面状の領域が前記転向領域(25、26)を貫通する嵌入部が、フラットバー(14、14a、14b)の作業領域の外側に設けられていることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の装置。
- U字状の支持部材(31)が、2つの平坦な側壁(31b、31c)と、1つの平坦な底面(31a)を有することを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の装置。
- 側壁(31b、31c)がそれぞれ延長部を有することを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の装置。
- 摺動可能な滑りガイド(20)が、支持部材(31)の端面(31’、31”)を越えて突出していることを特徴とする請求項1から16のいずれか1項に記載の装置。
- 摺動可能な滑りガイド(20)が、支持部材(31)の側壁(31b、31c)によって案内されていることを特徴とする請求項1から17のいずれか1項に記載の装置。
- 滑り面(20b)が、支持部材(31)の底面(31a)上へ載置可能かつ持ち上げ可能であることを特徴とする請求項1から18のいずれか1項に記載の装置。
- 摺動可能な滑りガイド(20)の滑り面(20a)が、支持部材(31)の側壁(31b、31c)を少なくとも部分的に越えて突出していることを特徴とする請求項1から19のいずれか1項に記載の装置。
- 摺動可能な滑りガイド(20)が、凹面状に湾曲された転向部材(25、26)の下方に配置されていることを特徴とする請求項1から20のいずれか1項に記載の装置。
- 摺動可能な滑りガイド(20)の端部(20’、20”)と転向領域(25、26)の端部が、互いに重なり合っていることを特徴とする請求項1から21のいずれか1項に記載の装置。
- 摺動可能な滑りガイド(20)の端部(20’、20”)が、転向領域(25、26)の端部に添接することを特徴とする請求項1から22のいずれか1項に記載の装置。
- 摺動可能な滑りガイド(20)が、約100mm変位可能であることを特徴とする請求項1から23のいずれか1項に記載の装置。
- 滑りガイド(20)の変位(a)が、半径方向(r1)に約0.01から0.3mmであることを特徴とする請求項1から24のいずれか1項に記載の装置。
- 滑りガイド(20、36)の上面の上方に、他の変位可能な滑りガイド(35)が配置されていることを特徴とする請求項1から25のいずれか1項に記載の装置。
- 前記他の滑りガイド(35)の滑り面(35a)の変位(a)が、半径方向に約0.2から4mmであることを特徴とする請求項1から26のいずれか1項に記載の装置。
- フラットバー(14、14a、14b)が、滑りガイド(20、20a)から支持部材(31、31b、31c)上へ移動可能であることを特徴とする請求項1から27のいずれか1項に記載の装置。
- フラットバー(14、14a、14b)が、滑りガイド(20、20a)から転向領域(25、26)へ移動可能であることを特徴とする請求項1から28のいずれか1項に記載の装置。
- 中央の領域と2つの転向領域が一体的に形成されており、その場合に凹面状に形成された転向領域が薄肉かつバンド形状であって、その端部がばね付勢されている、請求項1から29のいずれか1項に記載の装置において、
滑りガイド(20)の凸面状の領域が、土台面(17、17a、17b)の周方向に変位可能(A、B)であることを特徴とする装置。
Applications Claiming Priority (2)
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