JPH1135006A - バンドクランプ用治具 - Google Patents

バンドクランプ用治具

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Publication number
JPH1135006A
JPH1135006A JP9188791A JP18879197A JPH1135006A JP H1135006 A JPH1135006 A JP H1135006A JP 9188791 A JP9188791 A JP 9188791A JP 18879197 A JP18879197 A JP 18879197A JP H1135006 A JPH1135006 A JP H1135006A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clamp
band
jig
wire harness
band clamp
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9188791A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoshi Hamaguchi
和敏 濱口
Kenichi Sasahara
憲一 笹原
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication of JPH1135006A publication Critical patent/JPH1135006A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 治具(クランプ台)の前面側からクランプを
治具に取り付け、ワイヤーハーネスにクランプを固定し
た後、ワイヤハーネスを移動させる事なく治具を取り外
す。 【解決手段】 図板3上に起伏自在に取り付けられる支
軸11の先端にクランプ台14を取り付け、支軸11と
連結したクランプ台14の前面側にクランプ受け部15
を開口するとともに、該開口の下面に前面側から後面側
へと貫通したバンド通し穴24を設け、かつ、上記開口
の上方に、上記クランプ受け部に挿入したバンドクラン
プ6のクランプ部6aを保持するストッパ16を下降可
能に取り付け、クランプ受け部15に前面側からクラン
プ部6aを挿入係止したバンドクランプ6のバンド部6
bをワイヤハーネス外周に巻き付けて係止した後に、支
軸11を後面側の倒れ方向に回転させて治具10本体を
ワイヤーハーナスに係止したバンドクランプ6から離脱
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワイヤハーネス組立
図板上に配索されるワイヤハーネスの所定位置にバンド
クランプを取り付けるためのバンドクランプ用治具に関
し、特に、ワイヤハーネスにバンドクランプを取り付け
た後に、治具とワイヤハーネスとの取り外しを作業性良
く行えるようにするものである。
【0002】
【従来の技術】ワイヤハーネスの製造時、ワイヤハーネ
ス組立図板上に立設した布線治具で保持して布線する電
線群に対して、所定位置に車体係止用のクランプを取り
付ける作業が行われる。上記車体係止用のクランプとし
てバンドクランプをワイヤハーネスに取り付ける場合に
は、図5及び図6に示すバンドクランプ用治具が用いら
れている。
【0003】上記バンドクランプ用治具1は、支軸2を
図板3上に矢印で示すように、起伏自在に取り付けてお
り、該支軸2の上端に倒L形状とした昇降軸4を螺合
し、該昇降軸4の水平軸部4aの先端にクランプ台5を
固定している。該クランプ台5は、その後面側より開口
し、バンドクランプ6の羽根状の係止頭部6aを挿入保
持する受け部5aを備え、前面側に係止頭部6aのバン
ド締付時の前進を阻止するストッパ部5cを設けてい
る。クランプ台5の下面にはバンドクランプ6のバンド
挿通孔6cに対応して、後面から前面にかけて貫通する
狭幅のバンド通しよう部5bを形成している。
【0004】図7(A)に示すように、上記クランプ台
5の受け部5aにクランプ台5の後面側からバンドクラ
ンプ6の係止頭部6aを挿入保持し、この状態で、図7
(B)に示すように、係止頭部6aより延在したバンド
6bをワイヤハーネスW/Hの外周に巻き付けて後面側
より、係止頭部6aの下部に形成したバンド挿通孔6c
に通し、バンド締め具(図示せず)によりバンド6bの
先端を引っ張って締め付け、所要の締付力となるとバン
ド6bの余剰部分をカットしている。
【0005】上記のように、ワイヤハーネスW/Hにバ
ンドクランプ6を取り付けた後、治具1を後面側へと倒
して、バンドクランプ6より取り外す作業が必要とな
る。しかしながら、治具1の支軸2を後面側へ倒すと、
クランプ台5の受け部5aの前面側のストッパ部5cが
係止頭部6aに引っ掛かることとなる。よって、まず、
図7(C)に示すように、ワイヤハーネスW/Hを後面
側に大きくずらせて係止頭部6aを受け部5aより取り
外し、かつ、下方へ押し下げて、後面側へ倒すクランプ
台5と干渉しない位置にした後に、図7(D)に示すよ
うに、支軸2およびクランプ台5を後面側へと倒してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、バンド
クランプ6をクランプ台5に挿入保持する際、バンドク
ランプ6をクランプ台5の後面側から受け部5aに挿入
するので、クランプ台5に近接する支軸2が邪魔にな
り、作業性が悪いという問題がある。
【0007】また、ワイヤハーネスW/Hにバンドクラ
ンプ6を取り付けた後、バンドクランプ6を治具から外
す作業時、ワイヤハーネスW/Hをクランプ台5の背面
側へと大きくずらせて、且つ下方へ押しさげるために、
クランプ用治具の近傍のワイヤーハーネス布線治具7を
下降させて該治具7からワイヤーハーネスを取り外す作
業が必要となる。ついで、ワイヤーハーネスを無理に背
面側下方へと曲げて逃がす作業が必要となり、作業手数
がかかる問題がある。
【0008】しかも、治具1からバンドクランプ6を取
り外す方向が背面側であり、かつ、治具1を倒す方向も
背面側で同一方向であるため、力が逃げる方向となり、
バンドクランプ6を治具1から外そうとしても治具1が
外す方向に倒れて、取り外す力がかかりにくくなり、さ
らに、取り外し作業性が低下する。
【0009】かつ、ワイヤーハーネスの径が大きい場合
には、背面側に位置する治具1の支軸2までの隙間が狭
いため、ワイヤーハーネスを背面側へ移動させてクラン
プ台よりバンドクランプ6を取り外す作業が非常にやり
にくい問題もある。
【0010】本発明は、上記した問題に鑑みてなされて
たもので、バンドクランプの治具への取り付け作業及び
ワイヤーハーネスにバンドクランプを固定した後のバン
ドクランプの治具からの取り外し作業の双方を、治具の
前面側から行えるようにすることを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項1で、ワイヤハーネス組立図板上
に配索されるワイヤハーネスの所定位置にバンドクラン
プを取り付ける治具であって、上記図板上に起伏自在に
取り付けられる軸部の先端にクランプ台を取り付け、上
記軸部と連結した上記クランプ台の前面側にクランプ受
け部を開口するとともに、該開口の下面に前面側から後
面側へと貫通したバンド通し穴を設け、かつ、上記開口
の上方に、上記クランプ受け部に挿入したバンドクラン
プのクランプ部を保持するストッパを下降可能に取り付
け、上記クランプ受け部に前面側からクランプ部を挿入
係止したバンドクランプのバンド部をワイヤハーネス外
周に巻き付けて係止した後に、上記軸部を後面側の倒れ
方向に回転させて上記受治具本体を上記ワイヤーハーナ
スに係止したバンドクランプから離脱させる構成として
いるバンドクランプ用治具を提供している。
【0012】上記本発明のバンドクランプ用治具では、
クランプ台の前面側からバンドクランプをクランプ受け
部に挿入保持できるので、バンドクランプの治具への取
り付けを簡単に行うことができる。また、クランプ台の
前面に設けたストッパによりバンドクランプがクランプ
受け部から離脱してしまうことを防止でき、ワイヤハー
ネスへのクランプの固定作業を作業性良く行うことがで
きる。
【0013】さらに、ワイヤハーネスにクランプを固定
した後は、ストッパを解除し、ワイヤハーネスを手前に
引き戻すように移動させることにより、クランプ台の前
面側からクランプを簡単に取り外すことができる。
【0014】上記受治具本体の後面側に、円弧状とした
バンドガイドを突設し、上記ワイヤハーネスに巻き付け
るバンドクランプのバンドを上記開口に後面側から強制
的に挿入するように案内する構成としているのが好まし
い(請求項2)。該構成としとすると、バンドクランプ
のバンドをバンド通し穴へ簡単に挿入でき、作業性が更
に向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1乃至図2は第1実施形態のバン
ドクランプ用の治具を示し、該治具10はワイヤハーネ
ス組立図板3上に起伏自在に取り付けられる支軸11の
先端に倒L形状の昇降軸12を螺合して高さ調節可能に
連結し、該昇降軸12の水平軸部の先端にクランプ台1
4を取り付けている。支軸11より下の支軸11を起伏
自在とするための構造は従来と同じである。
【0016】クランプ台14はその前面14a側より開
口を開けてクランプ受け部15を形成し、上記前面の開
口の上方位置に、上記クランプ受け部15に挿入したバ
ンドクランプのクランプ部を保持するためのストッパ1
6を下降可能に取り付けている。ストッパ16は、前面
14aに固定した枠17の内部でバネ付勢され、前面1
4aに沿って上下動する。
【0017】枠17はストッパ16の上にバネ18を配
置した状態でこれらを収容する長穴19を形成している
第1枠体17Aと、該第1枠体17Aの前面にネジ20
で固定した第2枠体17Bとからなり、L字具21を第
2枠体17Bに形成した長穴22を通してストッパ16
の前面にネジ13で連結することにより、作業者がL字
具21を引き手にして、ストッパ16を上下に移動でき
るようにしている。
【0018】通常、ストッパ16はバネ付勢により、そ
の下端部がクランプ受け部15の開口上端よりも下方に
突出した位置にあり、作業者がL字具21を持ってスト
ッパ16を引き上げることにより、クランプ受け部15
の開口を完全に解放した状態になる。
【0019】一方、クランプ台14の後面14b側には
バンドクランプのバンドをガイドする円弧状のバンドガ
イド23が突設しており、クランプ台14の下面にはク
ランプ受け部15と連続し、クランプ台14の前面側か
ら後面側へと貫通するバンド通し穴24を形成してい
る。
【0020】次に、図3及び図4を参照して上記治具1
0によりバンドクランプ6をワイヤハーネスW/Hに取
り付け、その後、治具を取り外す作用について説明す
る。
【0021】図板上において、ワイヤハーネスW/Hの
電線群を布線治具(図示せず)に通して布線する時、治
具10は支軸11を後方へ倒して布線作業に干渉しない
ようにしている。布線された電線群にテープ巻きが施さ
れてクランプを取り付ける段階において、支軸11を起
立させる。この時、ワイヤハーネスW/Hのほぼ真上に
クランプ台14が位置することなる(図3(A))。
【0022】上記支軸11を起立させた状態で、図3
(B)に示すように、作業者がストッパ16をバネ力に
抗して押し引き上げ、バンドクランプ6をクランプ台1
4の前面14側からクランプ受け部15に挿入した後、
ストッパ16の押し引き上げを解除する。バンドクラン
プ6は係止頭部6aの両側下端部がクランプ受け部15
の底面の両側部でガイドされて保持される。
【0023】ワイヤハーネスW/Hをクランプ台14の
下方に位置させ、図4(A)に示すように、ワイヤハー
ネスW/Hの外周にバンド6bを巻き付けながらバンド
ガイド23にバンド6bを沿わせて、クランプ台14の
背面側から、バンド通し穴24を通して、係止頭部6a
の下方に設けたバンド挿通孔6cに通し、バンド締め具
でバンド6bを前方へと引っ張る。所要の締付力に達す
ると、締付が終了し、余剰のバンド部分を切断する。
【0024】次に、作業者がストッパ16をバネ力に抗
して押し引き上げ、図4(B)に示すように、治具10
の支軸11を倒していくと、クランプ台14がワイヤハ
ーネスW/H(バンドクランプ6)から引き離され、治
具10がワイヤハーネスW/Hの布線経路から取り除か
らる。
【0025】このように本実施形態の治具10を用いる
と、バンドクランプ6の治具10への取り付け作業及び
ワイヤーハーネスにバンドクランプ6を固定した後のバ
ンドクランプの治具10からの取り外し作業をクランプ
台の前面側で行うことができるので、支軸11が邪魔に
なるこなく、簡単な作業で行える。また、バンドクラン
プの治具10からの取り外しは、治具10の支軸11を
後方へ倒すことで簡単に行え、従来のように、ワイヤハ
ーネスを無理に曲げたり、治具10に隣接する布線治具
を下降させる必要もなくなる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のバンドクランプ用治具によれば、クランプ台にその前
面側からクランプを挿入して保持でき、ワイヤハーネス
に締付固定した後のクランプをクランプ台の前面側から
取り外せるようにしているので、ワイヤハーネスへのク
ランプの取り付け作業、及び、クランプを取り付けたワ
イヤハーネスの治具からの取り外し作業を、治具の支軸
に邪魔されるこなく、簡単に行うことができる。
【0027】また、治具からワイヤハーネスを取り外す
際、クランプ治具に近接した布線治具を下降させる必要
がなくなると共に、ワイヤハーネスを無理に曲げる必要
のなくなり、作業性を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態のバンドクランプ用治具の
斜視図である。
【図2】 図1のバンドクランプ用治具の要部断面図で
ある。
【図3】 (A)、(B)は上記実施形態の治具の使用
方法を示す側面図である。
【図4】 (A)、(B)は上記実施形態の治具の使用
方法を示す側面図と斜視図である。
【図5】 従来の治具を示す斜視図である。
【図6】 従来の治具を示す側面図である。
【図7】 (A)乃至(D)は従来の使用方法を示す斜
視図である。
【符号の説明】
6 バンドクランプ 6a 係止頭部 6a バンド挿通孔 7 布線治具 10 バンドクランプ用治具 11 支軸 12 昇降軸 14 クランプ台 15 クランプ受け部 16 ストッパ 17 枠 18 バネ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネス組立図板上に配索される
    ワイヤハーネスの所定位置にバンドクランプを取り付け
    る治具であって、 上記図板上に起伏自在に取り付けられる軸部の先端にク
    ランプ台を取り付け、上記軸部と連結した上記クランプ
    台の前面側にクランプ受け部を開口するとともに、該開
    口の下面に前面側から後面側へと貫通したバンド通し穴
    を設け、かつ、上記開口の上方に、上記クランプ受け部
    に挿入したバンドクランプのクランプ部を保持するスト
    ッパを下降可能に取り付け、 上記クランプ受け部に前面側からクランプ部を挿入係止
    したバンドクランプのバンド部をワイヤハーネス外周に
    巻き付けて係止した後に、上記軸部を後面側の倒れ方向
    に回転させて上記受治具本体を上記ワイヤーハーネスに
    係止したバンドクランプから離脱させる構成としている
    バンドクランプ用治具。
  2. 【請求項2】 上記受治具本体の後面側に、円弧状とし
    たバンドガイドを突設し、上記ワイヤハーネスに巻き付
    けるバンドクランプのバンドを上記開口に後面側から強
    制的に挿入するように案内する構成としている請求項1
    に記載のバンドクランプ用治具。
JP9188791A 1997-07-14 1997-07-14 バンドクランプ用治具 Withdrawn JPH1135006A (ja)

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JPH1135006A true JPH1135006A (ja) 1999-02-09

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JP9188791A Withdrawn JPH1135006A (ja) 1997-07-14 1997-07-14 バンドクランプ用治具

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Date Code Title Description
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Effective date: 20041005