JP3700929B2 - Acコードの保持構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、筐体の鉄板シャーシ内に配設された基板に1重絶縁線部の先端が接続固着されたACコードの1重絶縁線部が鉄板シャーシの縦壁部に当たらないように保持処理したACコードの保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のACコードの保持構造として、例えば、基板におけるACコードの先端の1重絶縁線部の2極が取り付けられた箇所のパターンの間に穴を穿設して、この穴にワイヤー体を通して取り付けてから、このワイヤー体でACコードの1重絶縁線部を固定して、この基板が配置された筐体の鉄板シャーシに1重絶縁線部が当たらないようにしていた。
ところが、このようにすると、ワイヤー体を取り付ける作業が面倒であり、しかも1重絶縁線部を保持する部分の高さ調節ができないという問題があった。
【0003】
また、実開昭57−71386号公報には、回路基板用固定具が記載されている。
これは、図6(a)(b)、図7(a)(b)、図8(a)(b)に示すように、上端の固定部104と、これに相対抗して設けられる下部基台105とこれら相互間をつなぐ少なくとも1つの支柱106と、下部基台105の下方に設けられる弓形の弾性プレート状押え片107と、その中央から下方に向う連結板109と、左右端部が弾性プレート状押え片107の裏面に対抗して設けられる連結板109につながるやじり型の弾性結合片111とからなり、更に支柱106には倒れ防止用リブ112、113、123、124が設けられ、これが夫々合成樹脂で一体成形されているものである。
ところが、これにおいては、高さの調整ができずに、一定の高さ位置に固定されてしまうという問題があった。
【0004】
また、特開平5−152771号公報には、コード保持装置が記載されている。 これは、図9(a)(b)(c)(d)、図10(a)(b)(c)(d)に示すように、コードをクランプするクランプ部212と、フレーム204に穿設される取付穴226に臨む略円盤状の抜け止め部213と、取付面204aに対して垂直方向に弾性変位可能な弾性腕214とを有してなるコードクランパ211が、フレーム204の取付面204aとは反対側の面204bに形成される段差部229に抜け止め部213に設けられるロック爪228が係合し、弾性腕214の弾発力によってフレーム204に固定されるものである。
ところが、これにおいても高さの調整ができずに、一定の高さ位置に固定されてしまうという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来の問題を解消し、ACコードの1重絶縁線部が筐体の鉄板シャーシに直接当たらないようにすることができ、しかも、1重絶縁線部を保持する部分の高さの調整を行うことができて、ACコードが弛んで鉄板シャーシに当たらないようにACコードに張りをもたせることができるACコードの保持構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために提案されたものであって、請求項1に記載の発明は、筐体の鉄板シャーシ内に配設された基板に1重絶縁線部の先端が接続固着されたACコードの前記1重絶縁線部が前記鉄板シャーシの縦壁部に当たらないように保持処理したACコードの保持構造であって、前記基板上における前記ACコードの1重絶縁線部の先端固着部分の近傍箇所に、側壁面に係止孔を有する筒状保持具を立設し、この筒状保持具内に挿入されて上下複数設けられた係爪の適宜高さ位置の係爪が前記係止孔に係入されて高さ位置調整可能な絶縁材からなる線保持具の先端に前記ACコードの1重絶縁線部を保持するように構成され、この線保持具の上端部が開閉可能に形成されて前記1重絶縁線部を包み込むことによって1重絶縁線部を保持し、且つ前記鉄板シャーシの上端部には、前記ACコードにおける2本の1重絶縁線部から連なる2重絶縁線部を固定するためのブッシュが取り付けられるように構成されていることを特徴としている。
【0007】
請求項2に記載の発明は、筐体の鉄板シャーシ内に配設された基板に1重絶縁線部の先端が接続固着されたACコードの前記1重絶縁線部が前記鉄板シャーシの縦壁部に当たらないように保持処理したACコードの保持構造であって、前記基板上における前記ACコードの1重絶縁線部の先端固着部分の近傍箇所に、側壁面に係止孔を有する筒状保持具を立設し、この筒状保持具内に挿入されて上下複数設けられた係爪の適宜高さ位置の係爪が前記係止孔に係入されて高さ位置調整可能な絶縁材からなる線保持具の先端に前記ACコードの1重絶縁線部を保持するように構成されていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、前記線保持具の上端部が開閉可能に形成されて前記1重絶縁線部を包み込むことによって1重絶縁線部を保持するように構成されたことを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、前記鉄板シャーシの上端部には、前記ACコードにおける2本の1重絶縁線部から連なる2重絶縁線部を固定するためのブッシュが取り付けられるように構成されていることを特徴としている。
【0008】
請求項5に記載の発明は、筐体の鉄板シャーシ内に配設された基板に1重絶縁線部の先端が接続固着されたACコードの前記1重絶縁線部が前記鉄板シャーシの縦壁部に当たらないように保持処理したACコードの保持構造であって、前記基板における前記ACコードの1重絶縁線部の先端固着部分の近傍箇所に係入孔が穿設されていて、縦方向に切り取り可能な複数のスリットが形成され、これら複数のスリットの各上側近傍箇所に前記基板の係入孔に係入係止される係止爪が設けられ、上端部に前記1重絶縁線部を包み込んで保持する保持部を有する絶縁材からなる縦向き保持具を、前記適宜箇所のスリットから切断して高さ調整し、前記基板の係入孔に係入して前記係止爪で係止固定するように構成されたことを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、前記鉄板シャーシの上端部には、前記ACコードにおける2本の1重絶縁線部から連なる2重絶縁線部を固定するためのブッシュが取り付けられるように構成されていることを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るACコードの保持構造の実施の形態について、図を参照しつつ説明する。
図1は本発明の第1実施形態のACコードの保持構造を示す組み付け前の状態の分解斜視図、図2は第1実施形態のACコードの保持構造の組み付け完了した状態を示す斜視図、図3は第1実施形態のACコードの保持構造の組み付け完了状態の要部の縦断面図である。
【0010】
この第1実施形態のACコードの保持構造は、図1に示すように、筐体1の底板1aの上面に複数のリブ1bが突設されていて、これらのリブ1bの上端に基板2が載せられて複数のビス3で複数のリブ1bに取り付け固定されている。
基板2には、ACコード4の2極の1重絶縁線部4a、4aの先端がハンダ付けで取り付けられていて、その近傍箇所に横長の係入孔2cが穿設されている。この係入孔2cには、下端の両側に係止爪部5a、5aが設けられた角筒状の筒状保持具5が係入係止されるようになっていて、この筒状保持具5の両側壁の上端近傍箇所に係入穴5b、5bが穿設されている。
【0011】
更に、下側が板状で両縁に上下方向複数の上向き係止爪6aが所定間隔毎に外向きに突設され上端に開閉可能な線包持部6bが設けられた線保持具6が筒状保持具5に挿入されて、図3に示す筒状保持具5の係入穴5b、5bに適宜高さ位置の上向き係止爪6a、6aが係入係止されることによって、高さ調整されるようになっている。尚、線包持部6bには、上下の平板状部の一方側に一対の係入爪6cが突設されていて、中央の線包込部6dに2本の1重絶縁線部4a、4aを入れて包み込んだ状態で一方側の平板状部を折り畳み、他方側に穿設された係入小孔6dに一方側の係入爪6cを係入して閉めた状態で固定するようになっている。
また、筐体1の鉄板シャーシ1cの上端部には、ACコード4における2本の1重絶縁線部4a、4aから連なる2重絶縁線部4bを固定するためのブッシュ7が取り付けられるようになっている。
【0012】
そして、図2に示すように、基板2の係入孔2cに筒状保持具5の下端を挿入してその両側の係止爪部5a、5aが基板2の下面に係止されて、筒状保持具5が基板2上に立設される。
この状態で、上端の線包込部6dにACコード4の2本の1重絶縁線部4a、4aを包み込んだ状態で、線包持部6bを閉めた状態で固定して、線保持具6の下側を筒状保持具5に挿入して所望の高さになるように高さ調整して上向き係止爪6aを筒状保持具5の係入穴5bに係入係止して取り付け固定させる。
【0013】
従って、この第1実施形態のACコードの保持構造によれば、ACコード4の1重絶縁線部4aが筐体1の鉄板シャーシ1cに直接当たらないようにすることができ、しかも、1重絶縁線部4aを保持する部分の高さの調整を行うことができて、ACコード4が弛んで鉄板シャーシ1cに当たらないようにACコード4aに張りをもたせることができる。
しかも、ACコード4の2重絶縁線部4bがブッシュ7によって筐体1の鉄板シャーシ1cの上端部に取り付けられているので、ACコード4が弛むことがなく、また、外力で2重絶縁線部4bが外向きに引っ張られるようなことがあっても外れることがなくて、安定した保持状態を保つことができる。
【0014】
図4は第2実施形態のACコードの保持構造の要部を示す部分断面図である。この第2実施形態のACコードの保持構造では、線保持具6の下側の両縁に上下方向に所定間隔で複数の下向き係止爪6eを突設している。
そして、線保持具6の下側を筒状保持具5に挿入して、所望の高さ位置で下向き係止爪6eを筒状保持具5の係入穴5bに係入係止して取り付け固定させる。これによれば、下向き係止爪6eの傾斜縁が下広がり状になっているので、線保持具6の下側を筒状保持具5内に挿入し過ぎたときに、容易に上向きに引き出すことができて、高さ調整を行い易い利点がある。
【0015】
図5は第3実施形態のACコードの保持構造を示し、(a)はその要部の部分斜視図、(b)はその縦向き保持具の部分側面図である。
この第3実施形態のACコードの保持構造は、図5(a)(b)に示すように、基板2におけるACコード4の1重絶縁線部4aの先端固着部分の近傍箇所に係入孔2cが穿設されていて、縦方向に切り取り可能な複雑の側面視く字形のスリット8aが形成され、これら複数のスリット8aの各上側近傍箇所に基板2の係入孔2cに係入係止される係止爪8bが設けられ、上端部に1重絶縁線4aを包み込んで保持する保持部(図示略)を有する絶縁材からなる縦向き保持具8を有するものである。
【0016】
そして、適宜箇所のスリット8aから切断して高さ調整し、基板2の係入孔2cに係入して係止爪8bで係止して立設状態で固定するようにしている。
この第2実施形態のACコードの保持構造によれば、ACコード4の1重絶縁線部4aを保持するための部材として保持具8だけでよくて、部品点数を削減することができ、しかも形状が簡単で且つスリット8aを切断するだけで高さ調整を行うことができるので、取り付け作業を簡単化することができ、コストダウンを図ることができる。
勿論、ACコード4の1重絶縁線部4aが筐体1の鉄板シャーシ1cに直接当たらないようにすることができ、1重絶縁線部4aを保持する部分の高さの調整を行うことができて、ACコード4が弛んで鉄板シャーシ1cに当たらないようにACコード4に張りをもたせることができる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明は、筐体の鉄板シャーシ内に配設された基板に1重絶縁線部の先端が接続固着されたACコードの1重絶縁線部が鉄板シャーシの縦壁部に当たらないように保持処理したACコードの保持構造であって、基板上におけるACコードの1重絶縁線部の先端固着部分の近傍箇所に、側壁面に係止孔を有する筒状保持具を立設し、この筒状保持具内に挿入されて上下複数設けられた係爪の適宜高さ位置の係爪が係止孔に係入されて高さ位置調整可能な絶縁材からなる線保持具の先端にACコードの1重絶縁線部を保持するように構成され、この線保持具の上端部が開閉可能に形成されて1重絶縁線部を包み込むことによって1重絶縁線部を保持し、且つ鉄板シャーシの上端部には、ACコードにおける2本の1重絶縁線部から連なる2重絶縁線部を固定するためのブッシュが取り付けられるように構成されているものであるから、以下に述べる効果を奏する。
【0018】
即ち、ACコードの1重絶縁線部が筐体の鉄板シャーシに直接当たらないようにすることができ、しかも、1重絶縁線部を保持する部分の高さの調整を行うことができて、ACコードが弛んで鉄板シャーシに当たらないようにACコードに張りをもたせることができる。
しかも、ACコードの2重絶縁線部がブッシュによって筐体の鉄板シャーシの上端部に取り付けられているので、ACコードが弛むことがなく、また、外力で2重絶縁線部が外向きに引っ張られるようなことがあっても外れることがなくて、安定した保持状態を保つことができる。
【0019】
請求項2に記載の発明は、筐体の鉄板シャーシ内に配設された基板に1重絶縁線部の先端が接続固着されたACコードの1重絶縁線部が鉄板シャーシの縦壁部に当たらないように保持処理したACコードの保持構造であって、基板上におけるACコードの1重絶縁線部の先端固着部分の近傍箇所に、側壁面に係止孔を有する筒状保持具を立設し、この筒状保持具内に挿入されて上下複数設けられた係爪の適宜高さ位置の係爪が係止孔に係入されて高さ位置調整可能な絶縁材からなる線保持具の先端にACコードの1重絶縁線部を保持するように構成されているものであるから、以下に述べる効果を奏する。
即ち、ACコードの1重絶縁線部が筐体の鉄板シャーシに直接当たらないようにすることができ、しかも、1重絶縁線部を保持する部分の高さの調整を行うことができて、ACコードが弛んで鉄板シャーシに当たらないようにACコードに張りをもたせることができる。
【0020】
請求項3に記載の発明は、線保持具の上端部が開閉可能に形成されて1重絶縁線部を包み込むことによって1重絶縁線部を保持するように構成されているので、構造が簡単で、且つ1重絶縁線部を包み込む込んで確実に保持することができる。
請求項4に記載の発明は、鉄板シャーシの上端部には、ACコードにおける2本の1重絶縁線部から連なる2重絶縁線部を固定するためのブッシュが取り付けられるように構成されているので、ACコードが弛むことがなく、また、外力で2重絶縁線部が外向きに引っ張られるようなことがあっても外れることがなくて、安定した保持状態を保つことができる。
【0021】
請求項5に記載の発明は、筐体の鉄板シャーシ内に配設された基板に1重絶縁線部の先端が接続固着されたACコードの1重絶縁線部が鉄板シャーシの縦壁部に当たらないように保持処理したACコードの保持構造であって、基板におけるACコードの1重絶縁線部の先端固着部分の近傍箇所に係入孔が穿設されていて、縦方向に切り取り可能な複数のスリットが形成され、これら複数のスリットの各上側近傍箇所に基板の係入孔に係入係止される係止爪が設けられ、上端部に1重絶縁線部を包み込んで保持する保持部を有する絶縁材からなる縦向き保持具を、適宜箇所のスリットから切断して高さ調整し、基板の係入孔に係入して係止爪で係止固定するように構成されたものであるから、以下に述べる効果を奏する。
【0022】
即ち、ACコードの1重絶縁線部が筐体の鉄板シャーシに直接当たらないようにすることができ、しかも、1重絶縁線部を保持する部分の高さの調整を行うことができて、ACコードが弛んで鉄板シャーシに当たらないようにACコードに張りをもたせることができる。
更に、ACコードの1重絶縁線部を保持するための部材として保持具だけでよくて、部品点数を削減することができ、しかも形状が簡単で且つスリットを切断するだけで高さ調整を行うことができるので、取り付け作業を簡単化することができ、コストダウンを図ることができる。
【0023】
請求項6に記載の発明は、鉄板シャーシの上端部には、ACコードにおける2本の1重絶縁線部から連なる2重絶縁線部を固定するためのブッシュが取り付けられるように構成されているので、ACコードが弛むことがなく、また、外力で2重絶縁線部が外向きに引っ張られるようなことがあっても外れることがなくて、安定した保持状態を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のACコードの保持構造を示す組み付け前の状態の分解斜視図である。
【図2】第1実施形態のACコードの保持構造の組み付け完了した状態を示す斜視図である。
【図3】第1実施形態のACコードの保持構造の組み付け完了状態の要部の縦断面図である。
【図4】第2実施形態のACコードの保持構造の要部を示す部分断面図である。
【図5】第3実施形態のACコードの保持構造を示し、(a)はその要部の部分斜視図、(b)はその縦向き保持具の部分側面図である。
【図6】従来の回路基板固定具を示し、(a)はその正面図、(b)はその側面図である。
【図7】同固定具を示し、(a)はその底面図、(b)はその平面図である。
【図8】同固定具の使用状態を示し、(a)はその側面図、(b)はその正面図である。
【図9】従来のコード保持装置を示し、(a)はそのコードクランパの正面図、(b)はそのコードクランパの側面図、(c)はそのコードクランパの底面図、(d)はその、コードクランパの抜け止め部を拡大して示す部分拡大図側面図である。
【図10】(a)は同コード保持装置を車載用テレビジョン受像機に適用した例を示す斜視図、(b)はそのコードクランパをフレームに取り付ける状態を示す斜視図、(c)はそのコードクランパをフレームにスライドさせる状態を一部破断して示す側面図、(d)はそのコードクランパをフレームに取り付けた状態を一部破断して示す側面図である。
【符号の説明】
1 筐体
1c 鉄板シャーシ
2 基板
2c 係入孔
4 ACコード
4a 1重絶縁線部
4b 2重絶縁線部
5 筒状保持具
5a 係止爪部
5b 係止穴
6 線保持具
6a 上向き係止爪
6b 線包持部
7 ブッシュ
8 縦向き保持具
8a スリット
8b 係止爪

Claims (6)

  1. 筐体の鉄板シャーシ内に配設された基板に1重絶縁線部の先端が接続固着されたACコードの前記1重絶縁線部が前記鉄板シャーシの縦壁部に当たらないように保持処理したACコードの保持構造であって、前記基板上における前記ACコードの1重絶縁線部の先端固着部分の近傍箇所に、側壁面に係止孔を有する筒状保持具を立設し、この筒状保持具内に挿入されて上下複数設けられた係爪の適宜高さ位置の係爪が前記係止孔に係入されて高さ位置調整可能な絶縁材からなる線保持具の先端に前記ACコードの1重絶縁線部を保持するように構成され、この線保持具の上端部が開閉可能に形成されて前記1重絶縁線部を包み込むことによって1重絶縁線部を保持し、且つ前記鉄板シャーシの上端部には、前記ACコードにおける2本の1重絶縁線部から連なる2重絶縁線部を固定するためのブッシュが取り付けられるように構成されていることを特徴とするACコードの保持構造。
  2. 筐体の鉄板シャーシ内に配設された基板に1重絶縁線部の先端が接続固着されたACコードの前記1重絶縁線部が前記鉄板シャーシの縦壁部に当たらないように保持処理したACコードの保持構造であって、前記基板上における前記ACコードの1重絶縁線部の先端固着部分の近傍箇所に、側壁面に係止孔を有する筒状保持具を立設し、この筒状保持具内に挿入されて上下複数設けられた係爪の適宜高さ位置の係爪が前記係止孔に係入されて高さ位置調整可能な絶縁材からなる線保持具の先端に前記ACコードの1重絶縁線部を保持するように構成されていることを特徴とするACコードの保持構造。
  3. 前記線保持具の上端部が開閉可能に形成されて前記1重絶縁線部を包み込むことによって1重絶縁線部を保持するように構成されたことを特徴とする請求項2に記載のACコードの保持構造。
  4. 前記鉄板シャーシの上端部には、前記ACコードにおける2本の1重絶縁線部から連なる2重絶縁線部を固定するためのブッシュが取り付けられるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載のACコードの保持構造。
  5. 筐体の鉄板シャーシ内に配設された基板に1重絶縁線部の先端が接続固着されたACコードの前記1重絶縁線部が前記鉄板シャーシの縦壁部に当たらないように保持処理したACコードの保持構造であって、前記基板における前記ACコードの1重絶縁線部の先端固着部分の近傍箇所に係入孔が穿設されていて、縦方向に切り取り可能な複数のスリットが形成され、これら複数のスリットの各上側近傍箇所に前記基板の係入孔に係入係止される係止爪が設けられ、上端部に前記1重絶縁線部を包み込んで保持する保持部を有する絶縁材からなる縦向き保持具を、前記適宜箇所のスリットから切断して高さ調整し、前記基板の係入孔に係入して前記係止爪で係止固定するように構成されたことを特徴とするACコードの保持構造。
  6. 前記鉄板シャーシの上端部には、前記ACコードにおける2本の1重絶縁線部から連なる2重絶縁線部を固定するためのブッシュが取り付けられるように構成されていることを特徴とする請求項5に記載のACコードの保持構造。
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