JPH11348824A - 自動車の車体構造 - Google Patents
自動車の車体構造Info
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- JPH11348824A JPH11348824A JP10158102A JP15810298A JPH11348824A JP H11348824 A JPH11348824 A JP H11348824A JP 10158102 A JP10158102 A JP 10158102A JP 15810298 A JP15810298 A JP 15810298A JP H11348824 A JPH11348824 A JP H11348824A
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- Japan
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- deformation
- body structure
- vehicle body
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 サイドメンバの潰れ変形を確実に行わせるこ
とを可能とする。 【解決手段】 車体前部の車幅方向両側に車体前後方向
に配置されたフロントサイドメンバ1と、車幅方向に配
置されてフロントサイドメンバ1の端部下方にタイダウ
ンンレインフォース9を介して結合されるクロスメンバ
3とよりなる自動車の車体構造において、フロントサイ
ドメンバ1に、車体前後方向の衝突荷重による潰れ変形
を促進させる潰れ変形部14を設けると共に、タイダウ
ンレインフォースに、フロントサイドメンバ1の潰れ変
形を許容するようにタイダウンレインフォース9の変形
を許容する変形許容部51を設け、潰れ変形部14の潰
れストロークL1を基に、潰れストロークL1に変形許
容部51の変形ストロークL2を一致させるように変形
許容部51の断面を設定したことを特徴とする。
とを可能とする。 【解決手段】 車体前部の車幅方向両側に車体前後方向
に配置されたフロントサイドメンバ1と、車幅方向に配
置されてフロントサイドメンバ1の端部下方にタイダウ
ンンレインフォース9を介して結合されるクロスメンバ
3とよりなる自動車の車体構造において、フロントサイ
ドメンバ1に、車体前後方向の衝突荷重による潰れ変形
を促進させる潰れ変形部14を設けると共に、タイダウ
ンレインフォースに、フロントサイドメンバ1の潰れ変
形を許容するようにタイダウンレインフォース9の変形
を許容する変形許容部51を設け、潰れ変形部14の潰
れストロークL1を基に、潰れストロークL1に変形許
容部51の変形ストロークL2を一致させるように変形
許容部51の断面を設定したことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロントサイドメ
ンバやリヤサイドメンバとクロスメンバとの結合に関す
る自動車の車体構造に関する。
ンバやリヤサイドメンバとクロスメンバとの結合に関す
る自動車の車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の自動車の車体構造として
は、例えば、特開平5−24558号公報に記載された
ものや、図15、図16に示すものがある。図15は斜
視図であり、図16は図15の XVI−XVI 線矢視断面図
を示している。図15に示すものは、サイドメンバ1と
ラジエータ等を支持するクロスメンバ3とをサイドメン
バ1のクロージングプレート5を下方に延長して結合し
たものである。
は、例えば、特開平5−24558号公報に記載された
ものや、図15、図16に示すものがある。図15は斜
視図であり、図16は図15の XVI−XVI 線矢視断面図
を示している。図15に示すものは、サイドメンバ1と
ラジエータ等を支持するクロスメンバ3とをサイドメン
バ1のクロージングプレート5を下方に延長して結合し
たものである。
【0003】そして、このような構造において、図17
のようなタイダウンフック7の係合部を前記クロージン
グプレート5の下方延長部6に設ける場合があり、かか
る場合、タイダウンフック7の係合部はサイドメンバ1
に対して下方にオフセットしているため、タイダウンフ
ック7に前後方向の荷重が入力される際は、サイドメン
バ1に大きなモーメント荷重が入り易くなる。このた
め、図15のように、クロージングプレート5を車両後
方に十分に拡大し、サイドメンバに広く荷重を分散させ
る構造が有利となる。
のようなタイダウンフック7の係合部を前記クロージン
グプレート5の下方延長部6に設ける場合があり、かか
る場合、タイダウンフック7の係合部はサイドメンバ1
に対して下方にオフセットしているため、タイダウンフ
ック7に前後方向の荷重が入力される際は、サイドメン
バ1に大きなモーメント荷重が入り易くなる。このた
め、図15のように、クロージングプレート5を車両後
方に十分に拡大し、サイドメンバに広く荷重を分散させ
る構造が有利となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、衝突時
にサイドメンバ1がエネルギを吸収する際に最もエネル
ギ吸収効率の高い蛇腹状の圧潰モードを得ることが困難
となる恐れがある。即ち、蛇腹状の圧潰モードを得るに
は、サイドメンバ1の閉断面を構成する各壁面が均等の
タイミングで前後方向へ座屈する必要があり、単純に言
えば、壁面の座屈荷重がすべて等しい断面が理想的とな
る。
にサイドメンバ1がエネルギを吸収する際に最もエネル
ギ吸収効率の高い蛇腹状の圧潰モードを得ることが困難
となる恐れがある。即ち、蛇腹状の圧潰モードを得るに
は、サイドメンバ1の閉断面を構成する各壁面が均等の
タイミングで前後方向へ座屈する必要があり、単純に言
えば、壁面の座屈荷重がすべて等しい断面が理想的とな
る。
【0005】これに対し、図15に示す場合は、エネル
ギ吸収を意図したサイドメンバ1の断面において、クロ
ージングプレート5の下方延長部6の存在する部分で座
屈強度が他の壁面に対して著しく大きくなるため、下方
延長部6の存在した部分を他の閉断面部を構成する壁面
と同時に同モードで座屈させることは極めて困難とな
る。従って、サイドメンバ1の閉断面を構成する各部材
の板厚を上げて必要な吸収エネルギを確保するため、重
量が増大するという問題があった。
ギ吸収を意図したサイドメンバ1の断面において、クロ
ージングプレート5の下方延長部6の存在する部分で座
屈強度が他の壁面に対して著しく大きくなるため、下方
延長部6の存在した部分を他の閉断面部を構成する壁面
と同時に同モードで座屈させることは極めて困難とな
る。従って、サイドメンバ1の閉断面を構成する各部材
の板厚を上げて必要な吸収エネルギを確保するため、重
量が増大するという問題があった。
【0006】一方、衝突時にサイドメンバ1に圧縮荷重
が入力され、圧潰が開始する際の荷重は、サイドメンバ
断面形状が衝突前の断面形状を維持するため、最も高い
瞬間荷重を必要とする。この場合、サイドメンバ圧潰時
の圧縮荷重はサイドメンバエネルギ吸収区間の断面積と
材料の最大応力との積とで近似することができるため、
サイドメンバ圧潰開始時のピーク荷重はクロージングプ
レート5の断面積分だけ大きくなる。そして、瞬間荷重
(ピーク荷重)に対して発生するモーメント(サイドメ
ンバ軸方向と入力のオフセットとに起因して発生する)
よりもフロントサイドメンバ1を支持する根元部分の強
度が大きくなければフロントサイドメンバ1は支軸点か
ら折れ曲がってしまうため、フロントサイドメンバ1の
根元部(クロージングプレート後端部)を相応に補強す
る必要があり、重量増を招く恐れがある。
が入力され、圧潰が開始する際の荷重は、サイドメンバ
断面形状が衝突前の断面形状を維持するため、最も高い
瞬間荷重を必要とする。この場合、サイドメンバ圧潰時
の圧縮荷重はサイドメンバエネルギ吸収区間の断面積と
材料の最大応力との積とで近似することができるため、
サイドメンバ圧潰開始時のピーク荷重はクロージングプ
レート5の断面積分だけ大きくなる。そして、瞬間荷重
(ピーク荷重)に対して発生するモーメント(サイドメ
ンバ軸方向と入力のオフセットとに起因して発生する)
よりもフロントサイドメンバ1を支持する根元部分の強
度が大きくなければフロントサイドメンバ1は支軸点か
ら折れ曲がってしまうため、フロントサイドメンバ1の
根元部(クロージングプレート後端部)を相応に補強す
る必要があり、重量増を招く恐れがある。
【0007】そこで、本発明は、サイドメンバの端部下
方に補強部材を介してクロスメンバを結合する構造であ
っても、蛇腹状の変形を確実に発生させることができる
と共に、圧潰時のピーク荷重が大きくなることを抑制
し、軽量でかつ十分なエネルギ吸収を行なうことのでき
る自動車の車体構造の提供を課題とする。
方に補強部材を介してクロスメンバを結合する構造であ
っても、蛇腹状の変形を確実に発生させることができる
と共に、圧潰時のピーク荷重が大きくなることを抑制
し、軽量でかつ十分なエネルギ吸収を行なうことのでき
る自動車の車体構造の提供を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、車体
前部又は後部の車幅方向両側に車体前後方向に配置され
たサイドメンバと、車幅方向に配置されて前記サイドメ
ンバの端部下方に補強部材を介して結合されるクロスメ
ンバとよりなる自動車の車体構造において、前記サイド
メンバに、車体前後方向の衝突荷重による潰れ変形を促
進させる潰れ変形部を設けると共に、前記補強部材に、
前記サイドメンバの潰れ変形を許容するように該補強部
材の変形を許容する変形許容部を設け、前記潰れ変形部
の潰れストロークを基に、該潰れストロークに前記変形
許容部の変形ストロークを一致させるように前記変形許
容部の断面を設定したことを特徴とする。
前部又は後部の車幅方向両側に車体前後方向に配置され
たサイドメンバと、車幅方向に配置されて前記サイドメ
ンバの端部下方に補強部材を介して結合されるクロスメ
ンバとよりなる自動車の車体構造において、前記サイド
メンバに、車体前後方向の衝突荷重による潰れ変形を促
進させる潰れ変形部を設けると共に、前記補強部材に、
前記サイドメンバの潰れ変形を許容するように該補強部
材の変形を許容する変形許容部を設け、前記潰れ変形部
の潰れストロークを基に、該潰れストロークに前記変形
許容部の変形ストロークを一致させるように前記変形許
容部の断面を設定したことを特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載の自動車
の車体構造であって、前記変形許容部は、前記補強部材
に設けた折曲許容部と、前記サイドメンバと補強部材と
の間に設けた空間部とよりなり、前記潰れ変形部の潰れ
ストロークを基に、該潰れストロークに前記折曲許容部
の変形ストロークを一致させるように前記折曲許容部の
断面を設定したことを特徴とする。
の車体構造であって、前記変形許容部は、前記補強部材
に設けた折曲許容部と、前記サイドメンバと補強部材と
の間に設けた空間部とよりなり、前記潰れ変形部の潰れ
ストロークを基に、該潰れストロークに前記折曲許容部
の変形ストロークを一致させるように前記折曲許容部の
断面を設定したことを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、請求項2記載の自動車
の車体構造であって、前記潰れ変形部と折曲変形部とを
車体前後方向にオフセット配置し、潰れ変形部の端部を
折曲許容部よりも前記サイドメンバの端部側に寄せて配
置したことを特徴とする。
の車体構造であって、前記潰れ変形部と折曲変形部とを
車体前後方向にオフセット配置し、潰れ変形部の端部を
折曲許容部よりも前記サイドメンバの端部側に寄せて配
置したことを特徴とする。
【0011】請求項4の発明は、請求項2記載の自動車
の車体構造であって、前記サイドメンバは、フロントサ
イドメンバであり、前記潰れ変形部の先端部を折曲許容
部よりも前記フロントサイドメンバの先端部側に寄せて
配置したことを特徴とする。
の車体構造であって、前記サイドメンバは、フロントサ
イドメンバであり、前記潰れ変形部の先端部を折曲許容
部よりも前記フロントサイドメンバの先端部側に寄せて
配置したことを特徴とする。
【0012】請求項5の発明は、請求項2記載の自動車
の車体構造であって、前記サイドメンバは、リヤサイド
メンバであり、前記潰れ変形部の後端部を折曲許容部よ
りも前記リヤサイドメンバの後端部側に寄せて配置した
ことを特徴とする。
の車体構造であって、前記サイドメンバは、リヤサイド
メンバであり、前記潰れ変形部の後端部を折曲許容部よ
りも前記リヤサイドメンバの後端部側に寄せて配置した
ことを特徴とする。
【0013】請求項6の発明は、請求項2〜5のいずれ
かに記載の自動車の車体構造であって、前記折曲許容部
は、車体前後方向に配置された少なくとも3箇所の易変
形部を有していることを特徴とする。
かに記載の自動車の車体構造であって、前記折曲許容部
は、車体前後方向に配置された少なくとも3箇所の易変
形部を有していることを特徴とする。
【0014】請求項7の発明は、請求項6記載の自動車
の車体構造であって、前記易変形部は、ビードで形成さ
れ、該ビードの両側に、前記易変形部が位置することを
特徴とする。
の車体構造であって、前記易変形部は、ビードで形成さ
れ、該ビードの両側に、前記易変形部が位置することを
特徴とする。
【0015】請求項8の発明は、請求項6記載の自動車
の車体構造であって、前記易変形部は、折れビードで形
成されたことを特徴とする。
の車体構造であって、前記易変形部は、折れビードで形
成されたことを特徴とする。
【0016】請求項9の発明は、請求項2〜8のいずれ
かに記載の自動車の車体構造であって、前記補強部材
は、上向きに開いた二股状を呈し、該二股状の補強部材
の両上側が、前記サイドメンバに潰れ変形部の前後部で
結合され、同下端に前記クロスメンバが結合されたこと
を特徴とする。
かに記載の自動車の車体構造であって、前記補強部材
は、上向きに開いた二股状を呈し、該二股状の補強部材
の両上側が、前記サイドメンバに潰れ変形部の前後部で
結合され、同下端に前記クロスメンバが結合されたこと
を特徴とする。
【0017】請求項10の発明は、請求項2〜9のいず
れかに記載の自動車の車体構造であって、前記サイドメ
ンバの潰れ変形部上面に、フロアパネルを固着し、該固
着を、前記潰れ変形部の潰れ変形後の谷となる部分に対
応して所定間隔でスポット的に結合して行うことを特徴
とする。
れかに記載の自動車の車体構造であって、前記サイドメ
ンバの潰れ変形部上面に、フロアパネルを固着し、該固
着を、前記潰れ変形部の潰れ変形後の谷となる部分に対
応して所定間隔でスポット的に結合して行うことを特徴
とする。
【0018】請求項11の発明は、請求項2〜10のい
ずれかに記載の自動車の車体構造であって、前記補強部
材に、タイダウンフック用の穴部を設けたことを特徴と
する。
ずれかに記載の自動車の車体構造であって、前記補強部
材に、タイダウンフック用の穴部を設けたことを特徴と
する。
【0019】
【発明の効果】請求項1の発明では、サイドメンバの端
部下方に補強部材を介してクロスメンバを結合する場合
に、補強部材によってサイドメンバの端部を十分に補強
することができる。衝突によってサイドメンバが圧潰す
るときは、車体前後方向の衝突荷重により補強部材は変
形許容部によって変形が許容され、サイドメンバの潰れ
変形を許容することができる。従って、サイドメンバが
蛇腹状の圧潰を開始する際のピーク荷重の増大を抑制す
ることができ、サイドメンバの根元部の補強も軽減する
ことができる。又、潰れ変形部の潰れストロークと変形
許容部の変形ストロークとが一致するため、サイドメン
バの蛇腹状の圧潰を確実に得ることができながら、サイ
ドメンバの板厚を全体的に増加する必要がなくなる。
部下方に補強部材を介してクロスメンバを結合する場合
に、補強部材によってサイドメンバの端部を十分に補強
することができる。衝突によってサイドメンバが圧潰す
るときは、車体前後方向の衝突荷重により補強部材は変
形許容部によって変形が許容され、サイドメンバの潰れ
変形を許容することができる。従って、サイドメンバが
蛇腹状の圧潰を開始する際のピーク荷重の増大を抑制す
ることができ、サイドメンバの根元部の補強も軽減する
ことができる。又、潰れ変形部の潰れストロークと変形
許容部の変形ストロークとが一致するため、サイドメン
バの蛇腹状の圧潰を確実に得ることができながら、サイ
ドメンバの板厚を全体的に増加する必要がなくなる。
【0020】従って、サイドメンバの正確な蛇腹状の圧
潰によって衝突荷重を確実かつ効率的に吸収することが
できながら、サイドメンバの全体の板厚増抑制、及び根
元部の補強軽減によって大幅な重量軽減を図ることがで
きる。
潰によって衝突荷重を確実かつ効率的に吸収することが
できながら、サイドメンバの全体の板厚増抑制、及び根
元部の補強軽減によって大幅な重量軽減を図ることがで
きる。
【0021】請求項2の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、折曲許容部と空間部とにより補強部材の変形
を確実に許容することができる。
果に加え、折曲許容部と空間部とにより補強部材の変形
を確実に許容することができる。
【0022】請求項3の発明では、請求項2の発明の効
果に加え、衝突荷重をサイドメンバの端部側に寄せて配
置した潰れ変形部に確実に入力させることができ、該潰
れ変形部の潰れによってサイドメンバを確実に蛇腹状に
潰れ変形させることができる。
果に加え、衝突荷重をサイドメンバの端部側に寄せて配
置した潰れ変形部に確実に入力させることができ、該潰
れ変形部の潰れによってサイドメンバを確実に蛇腹状に
潰れ変形させることができる。
【0023】請求項4の発明では、請求項2の発明の効
果に加え、衝突荷重をフロントサイドメンバの先端部側
に寄せて配置した潰れ変形部に確実に入力させることが
でき、フロントサイドメンバを確実に蛇腹状に潰れ変形
させることができ、衝突荷重を効率的に吸収することが
できる。
果に加え、衝突荷重をフロントサイドメンバの先端部側
に寄せて配置した潰れ変形部に確実に入力させることが
でき、フロントサイドメンバを確実に蛇腹状に潰れ変形
させることができ、衝突荷重を効率的に吸収することが
できる。
【0024】請求項5の発明では、請求項2の発明の効
果に加え、リヤサイドメンバの後端部側に寄せて配置し
た潰れ変形部に衝突荷重を確実に入力させることがで
き、リヤサイドメンバを確実に蛇腹状に潰れ変形させる
ことができ、衝突荷重を効率的に吸収することができ
る。
果に加え、リヤサイドメンバの後端部側に寄せて配置し
た潰れ変形部に衝突荷重を確実に入力させることがで
き、リヤサイドメンバを確実に蛇腹状に潰れ変形させる
ことができ、衝突荷重を効率的に吸収することができ
る。
【0025】請求項6の発明では、請求項2〜5のいず
れかの発明の効果に加え、3箇所の易変形部によって折
曲許容部を確実に変形させ、サイドメンバの蛇腹状の潰
れ変形を確実に行なわせ、確実なエネルギ吸収を行なわ
せることができる。
れかの発明の効果に加え、3箇所の易変形部によって折
曲許容部を確実に変形させ、サイドメンバの蛇腹状の潰
れ変形を確実に行なわせ、確実なエネルギ吸収を行なわ
せることができる。
【0026】請求項7の発明では、請求項6の発明の効
果に加え、ビードの両側の易変形部において補強部材の
面外方向の折れ曲がりを促進することができ、サイドメ
ンバの蛇腹状の軸圧潰を確実に行なわせることができ、
確実なエネルギ吸収を行なうことができる。
果に加え、ビードの両側の易変形部において補強部材の
面外方向の折れ曲がりを促進することができ、サイドメ
ンバの蛇腹状の軸圧潰を確実に行なわせることができ、
確実なエネルギ吸収を行なうことができる。
【0027】請求項8の発明では、請求項6の発明の効
果に加え、折れビートにおいて補強部材の面外方向の折
れ曲がりを促進することができ、サイドメンバの蛇腹状
の軸圧潰を確実に行なわせることができ、確実なエネル
ギ吸収を行なうことができる。
果に加え、折れビートにおいて補強部材の面外方向の折
れ曲がりを促進することができ、サイドメンバの蛇腹状
の軸圧潰を確実に行なわせることができ、確実なエネル
ギ吸収を行なうことができる。
【0028】請求項9の発明では、請求項2〜8のいず
れかの発明の効果に加え、サイドメンバの潰れ変形部が
補強部材によって規制を受けることがなく、蛇腹状の潰
れ変形を確実に行なわせることができ、確実なエネルギ
吸収を行なうことができる。
れかの発明の効果に加え、サイドメンバの潰れ変形部が
補強部材によって規制を受けることがなく、蛇腹状の潰
れ変形を確実に行なわせることができ、確実なエネルギ
吸収を行なうことができる。
【0029】請求項10の発明では、請求項2〜9のい
ずれかの発明の効果に加え、衝突時にサイドメンバが潰
れ変形すると、サイドメンバに対するフロアパネルの結
合が用意に離脱し、潰れ変形を確実に行なわせることが
できる。従って、衝突時のエネルギ吸収を確実に行なう
ことができる。
ずれかの発明の効果に加え、衝突時にサイドメンバが潰
れ変形すると、サイドメンバに対するフロアパネルの結
合が用意に離脱し、潰れ変形を確実に行なわせることが
できる。従って、衝突時のエネルギ吸収を確実に行なう
ことができる。
【0030】請求項11の発明では、請求項2〜10の
いずれかの発明の効果に加え、補強部材に設けた穴部に
タイダウンフックを係合させることができ、自動車の確
実な固定を行なうことができる。
いずれかの発明の効果に加え、補強部材に設けた穴部に
タイダウンフックを係合させることができ、自動車の確
実な固定を行なうことができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例に基づいて説明する。
に示す実施例に基づいて説明する。
【0032】(第1実施例)図1〜図7は本発明の第1
実施例に係り、図1は分解斜視図、図2は要部の側面
図、図3は図2の III−III 線矢視断面図、図4は要部
の斜視図、図5は図4のV−V線矢視断面図、図6は作
用説明図であり、(a)は側面図、(b)は要部の斜視
図、(c)は閉断面の寸法を示す斜視図である。図7は
潰れ変形時の反力特性を示すグラフである。
実施例に係り、図1は分解斜視図、図2は要部の側面
図、図3は図2の III−III 線矢視断面図、図4は要部
の斜視図、図5は図4のV−V線矢視断面図、図6は作
用説明図であり、(a)は側面図、(b)は要部の斜視
図、(c)は閉断面の寸法を示す斜視図である。図7は
潰れ変形時の反力特性を示すグラフである。
【0033】まず、この自動車の車体構造は例えばアル
ミ等の軽量素材を用いた、いわゆるスペースフレームを
適用したものであり、車体骨格部材としてのサイドメン
バであるフロントサイドメンバ1と、車幅方向に配置さ
れて前記フロントサイドメンバ1の端部下方に補強部材
としてのタイダウンレインフォース9を介して結合され
るクロスメンバ5とよりなっている。
ミ等の軽量素材を用いた、いわゆるスペースフレームを
適用したものであり、車体骨格部材としてのサイドメン
バであるフロントサイドメンバ1と、車幅方向に配置さ
れて前記フロントサイドメンバ1の端部下方に補強部材
としてのタイダウンレインフォース9を介して結合され
るクロスメンバ5とよりなっている。
【0034】前記フロントサイドメンバ1は、車体前部
のエンジンルーム左右下方に車体前後方向に沿って配置
され、前部11と後部13と、これらを結合するジョイ
ント部15とで構成されている。
のエンジンルーム左右下方に車体前後方向に沿って配置
され、前部11と後部13と、これらを結合するジョイ
ント部15とで構成されている。
【0035】前記フロントサイドメンバ1の前部11
は、軽金属押出材、例えば6000系アルミ合金押出材
で略矩形の閉断面構造に形成されている。該前部11の
後端部11aには、周囲4つの結合穴11bが設けられ
ている。又、前部11の左右側壁11cには、前後方向
に所定間隔で3つのビード11d,11eが設けられて
いる。ビード11d,11eを設けることによって、フ
ロントサイドメンバ1に車体前後方向の衝突荷重による
潰れ変形を促進させる潰れ変形部14を設けた構成とな
っている。前部11の後端部11a内には、締結用のナ
ットリングプレート16が配置されるようになってお
り、ナットリングプレート16にはナット部17が前記
結合穴11bに対応して設けられている。
は、軽金属押出材、例えば6000系アルミ合金押出材
で略矩形の閉断面構造に形成されている。該前部11の
後端部11aには、周囲4つの結合穴11bが設けられ
ている。又、前部11の左右側壁11cには、前後方向
に所定間隔で3つのビード11d,11eが設けられて
いる。ビード11d,11eを設けることによって、フ
ロントサイドメンバ1に車体前後方向の衝突荷重による
潰れ変形を促進させる潰れ変形部14を設けた構成とな
っている。前部11の後端部11a内には、締結用のナ
ットリングプレート16が配置されるようになってお
り、ナットリングプレート16にはナット部17が前記
結合穴11bに対応して設けられている。
【0036】前記フロントサイドメンバ1の後部13
は、6000系アルミ合金押出材により閉断面構造に形
成されている。該後部13の前部側には、下部にサスペ
ンションメンバブラケット19が設けられ、該サスペン
ションメンバブラケット19にサスペンションメンバ取
付軸21が設けられている。
は、6000系アルミ合金押出材により閉断面構造に形
成されている。該後部13の前部側には、下部にサスペ
ンションメンバブラケット19が設けられ、該サスペン
ションメンバブラケット19にサスペンションメンバ取
付軸21が設けられている。
【0037】前記ジョイント部15は、軽金属押出材と
して6000系アルミ合金押出材で閉断面構造に形成さ
れている。ジョイント部15の断面及び板厚はフロント
サイドメンバ1の前部及び後部11,13より大きくす
ることによって、前部及び後部11,13以上の剛性、
強度を持たせている。ジョイント部15には、その剛性
強度を利用して、エンジンマウントブラケット23が設
けられている。ジョイント部15の前端部15aには、
ボルト挿通穴25が設けられ、その後部には区画壁15
bが設けられ、さらにその背後には底壁と一方の側壁に
結合穴27が設けられている。また、区画壁25の背後
にはナットプレート29が内装され、ナットプレート2
9にはナット部31が設けられている。
して6000系アルミ合金押出材で閉断面構造に形成さ
れている。ジョイント部15の断面及び板厚はフロント
サイドメンバ1の前部及び後部11,13より大きくす
ることによって、前部及び後部11,13以上の剛性、
強度を持たせている。ジョイント部15には、その剛性
強度を利用して、エンジンマウントブラケット23が設
けられている。ジョイント部15の前端部15aには、
ボルト挿通穴25が設けられ、その後部には区画壁15
bが設けられ、さらにその背後には底壁と一方の側壁に
結合穴27が設けられている。また、区画壁25の背後
にはナットプレート29が内装され、ナットプレート2
9にはナット部31が設けられている。
【0038】そして、フロントサイドメンバ1は後部1
3の前端にジョイント部15が嵌合し、その全周が溶接
固定されている。ジョイント部15の前端部15a内に
は前部11の後端部11aが嵌合し、ボルト挿通穴25
からボルト31を挿通し、結合穴11bからナットリン
グプレート16のナット部17に締結することによっ
て、ジョイント部15に前部11を結合している。
3の前端にジョイント部15が嵌合し、その全周が溶接
固定されている。ジョイント部15の前端部15a内に
は前部11の後端部11aが嵌合し、ボルト挿通穴25
からボルト31を挿通し、結合穴11bからナットリン
グプレート16のナット部17に締結することによっ
て、ジョイント部15に前部11を結合している。
【0039】前記タイダウンレインフォース9はスチー
ルパネル等で成形され、車幅方向から見て上向きに開い
た二股状を呈している。タイダウンレインフォース9の
二股状の両上端部33a,33bが前記フロントサイド
メンバ1に潰れ変形部14の前後部で結合され、同下端
部33cに前記クロスメンバ3の端部が結合されてい
る。
ルパネル等で成形され、車幅方向から見て上向きに開い
た二股状を呈している。タイダウンレインフォース9の
二股状の両上端部33a,33bが前記フロントサイド
メンバ1に潰れ変形部14の前後部で結合され、同下端
部33cに前記クロスメンバ3の端部が結合されてい
る。
【0040】前記タイダウンレインフォース9の上端3
3aには斜線で示す結合フランジ35が設けられ、かつ
ビード67が設けられている。タイダウンレインフォー
ス9の他方の上端33bには結合フランジ37が設けら
れている。この上端33bにはボルト挿通穴39が設け
られている。タイダウンレインフォース9の一方の上端
33aの後部側から下方の上端33bにかけてその縁部
に沿って車幅方向外側へ向いたフランジ41が設けられ
ている。タイダウンレインフォース9の他方の上端33
bの結合フランジ37から下端部33c側に縁部に沿っ
て車幅方向内側へ向いたフランジ43が設けられ、かつ
タイダウンレインフォース9の前部側に一方の上端33
aに至るフランジ45が設けられている。
3aには斜線で示す結合フランジ35が設けられ、かつ
ビード67が設けられている。タイダウンレインフォー
ス9の他方の上端33bには結合フランジ37が設けら
れている。この上端33bにはボルト挿通穴39が設け
られている。タイダウンレインフォース9の一方の上端
33aの後部側から下方の上端33bにかけてその縁部
に沿って車幅方向外側へ向いたフランジ41が設けられ
ている。タイダウンレインフォース9の他方の上端33
bの結合フランジ37から下端部33c側に縁部に沿っ
て車幅方向内側へ向いたフランジ43が設けられ、かつ
タイダウンレインフォース9の前部側に一方の上端33
aに至るフランジ45が設けられている。
【0041】前記クロスメンバ3は、前記タイダウンレ
インフォース9の車幅方向内面側に溶接結合されたエク
ステンションファーストクロスメンバ47に溶接結合さ
れている。エクステンションファーストクロスメンバ4
7には、フロントサイドメンバ1への結合フランジ47
aが設けられている。
インフォース9の車幅方向内面側に溶接結合されたエク
ステンションファーストクロスメンバ47に溶接結合さ
れている。エクステンションファーストクロスメンバ4
7には、フロントサイドメンバ1への結合フランジ47
aが設けられている。
【0042】そして、前記タイダウンレインフォース9
は一方の上端33aが前記フロントサイドメンバ1の前
部11の前端部側に突合わされ、その結合フランジ35
が前記側壁11cの車幅方向外側外面に溶接結合され、
エクステンションファーストクロスメンバ47の結合フ
ランジ47aが前部11の下面側に溶接結合されてい
る。タイダウンレインフォース9の下端部33cにはタ
イダウンフック用の穴部48が設けられている。
は一方の上端33aが前記フロントサイドメンバ1の前
部11の前端部側に突合わされ、その結合フランジ35
が前記側壁11cの車幅方向外側外面に溶接結合され、
エクステンションファーストクロスメンバ47の結合フ
ランジ47aが前部11の下面側に溶接結合されてい
る。タイダウンレインフォース9の下端部33cにはタ
イダウンフック用の穴部48が設けられている。
【0043】タイダウンレインフォース9の他方の上端
33bは、前記ジョイント部15の区画壁15bの背後
に重ね合わされ、ボルト49をボルト挿通穴39から結
合穴27を通し、ナットプレート29のナット部30に
締め込むことによって締結固定されている。
33bは、前記ジョイント部15の区画壁15bの背後
に重ね合わされ、ボルト49をボルト挿通穴39から結
合穴27を通し、ナットプレート29のナット部30に
締め込むことによって締結固定されている。
【0044】そして、前記タイダウンレインフォース9
にはさらに変形許容部51が設けられている。変形許容
部51はフロントサイドメンバ1の潰れ変形を許容する
ようにタイダウンレインフォース9の変形を許容するも
ので、折曲許容部53と空間部55とからなっている。
折曲許容部53は車体前後方向に配置された3箇所の易
変形部57を有し、該易変形部57はビード59の両側
に配置されたものである。ビード59は、タイダウンレ
インフォース9に沿って設けられ、かつ車幅方向内側へ
突出するように形成されている。前記空間部55は側面
から見て三角形形状を呈し、前記タイダウンレインフォ
ース9が二股状に形成されることによって構成されてい
る。尚、易変形部57は3箇所以上であればさらにその
数を増加することができる。
にはさらに変形許容部51が設けられている。変形許容
部51はフロントサイドメンバ1の潰れ変形を許容する
ようにタイダウンレインフォース9の変形を許容するも
ので、折曲許容部53と空間部55とからなっている。
折曲許容部53は車体前後方向に配置された3箇所の易
変形部57を有し、該易変形部57はビード59の両側
に配置されたものである。ビード59は、タイダウンレ
インフォース9に沿って設けられ、かつ車幅方向内側へ
突出するように形成されている。前記空間部55は側面
から見て三角形形状を呈し、前記タイダウンレインフォ
ース9が二股状に形成されることによって構成されてい
る。尚、易変形部57は3箇所以上であればさらにその
数を増加することができる。
【0045】そして、前記フロントサイドメンバ1の潰
れ変形部14は前部11において、タイダウンレインフ
ォース9が結合されている部分と前記ジョイント部15
との間にL0として構成され、その端部61は折曲許容
部53よりもフロントサイドメンバ1の前端部側に寄せ
て配置されている。前記潰れ変形部14は、長さL0の
うち、L1が潰れストロークとなり、Sが潰れ残ること
になる。又、折曲許容部53の変形ストロークをL2と
したとき、前記潰れストロークL1と前記変形ストロー
クL2とを一致させるように変形許容部51における折
曲許容部53の板厚t及びその断面積SA,SB,SC
を設定している。
れ変形部14は前部11において、タイダウンレインフ
ォース9が結合されている部分と前記ジョイント部15
との間にL0として構成され、その端部61は折曲許容
部53よりもフロントサイドメンバ1の前端部側に寄せ
て配置されている。前記潰れ変形部14は、長さL0の
うち、L1が潰れストロークとなり、Sが潰れ残ること
になる。又、折曲許容部53の変形ストロークをL2と
したとき、前記潰れストロークL1と前記変形ストロー
クL2とを一致させるように変形許容部51における折
曲許容部53の板厚t及びその断面積SA,SB,SC
を設定している。
【0046】次に、具体的にその設定を図6,図7を用
いて説明する。図6(a)はフロントサイドメンバ1の
潰れ変形状態を示す側面図、(b)は易変形部57を示
す斜視図、(c)はフロントサイドメンバ1の前部11
の各部の寸法を示す斜視図である。
いて説明する。図6(a)はフロントサイドメンバ1の
潰れ変形状態を示す側面図、(b)は易変形部57を示
す斜視図、(c)はフロントサイドメンバ1の前部11
の各部の寸法を示す斜視図である。
【0047】図7はフロントサイドメンバ1の潰れスト
ロークと、軸圧潰反力との関係を示すグラフである。
ロークと、軸圧潰反力との関係を示すグラフである。
【0048】まず、フロントサイドメンバ1の潰れスト
ロークL1は以下のようになる。
ロークL1は以下のようになる。
【0049】L1=L0−S 潰れ残り量Sを求めるのは困難である。従って、一般的
には以下の方法でL1を求める。
には以下の方法でL1を求める。
【0050】潰れストロークL1にて吸収すべきエネル
ギとは、軽衝突でのエネルギ吸収量であり、一般に15
km/h以下での衝突を言う。いま、衝突速度をv、フ
ロントサイドメンバ1の設計反力をF1、タイダウンレ
インフォース9の設計反力をF2、Eをバンパでのエネ
ルギ吸収量、車重をMとすると、 1/2Mv2 =F1・L1+F2・L2+E となる。
ギとは、軽衝突でのエネルギ吸収量であり、一般に15
km/h以下での衝突を言う。いま、衝突速度をv、フ
ロントサイドメンバ1の設計反力をF1、タイダウンレ
インフォース9の設計反力をF2、Eをバンパでのエネ
ルギ吸収量、車重をMとすると、 1/2Mv2 =F1・L1+F2・L2+E となる。
【0051】ここで、L1=L2としているので、潰れ
ストロークL1は、 L1=(1/2Mv2 −E)/(F1+F2) となる。そして、フロントサイドメンバ1がその軸方向
にL1寸法だけ圧潰しながらストロークするとき、フロ
ントサイドメンバ1単体の軸圧潰反力とストロークとの
関係は図7のようになる。ここで、フロントサイドメン
バ1の最初の一山を座屈させる際に発生する荷重P(ピ
ーク荷重)は、次式で表すことができる。
ストロークL1は、 L1=(1/2Mv2 −E)/(F1+F2) となる。そして、フロントサイドメンバ1がその軸方向
にL1寸法だけ圧潰しながらストロークするとき、フロ
ントサイドメンバ1単体の軸圧潰反力とストロークとの
関係は図7のようになる。ここで、フロントサイドメン
バ1の最初の一山を座屈させる際に発生する荷重P(ピ
ーク荷重)は、次式で表すことができる。
【0052】P=2(a+b)txσB ここに、図6(c)のように、a,bはフロントサイド
メンバ1の縦横外形寸法、tは板厚、σB はフロントサ
イドメンバ1に用いる材料の最大引張り応力である。
メンバ1の縦横外形寸法、tは板厚、σB はフロントサ
イドメンバ1に用いる材料の最大引張り応力である。
【0053】一方、圧潰が進行し、フロントサイドメン
バ1が規則的に蛇腹状に圧潰している際の荷重は、振幅
が小さく矩形波に近い。フロントサイドメンバ1の材料
をアルミ合金としたときの、この時の平均荷重Pmeanは
次式で表すことができる。
バ1が規則的に蛇腹状に圧潰している際の荷重は、振幅
が小さく矩形波に近い。フロントサイドメンバ1の材料
をアルミ合金としたときの、この時の平均荷重Pmeanは
次式で表すことができる。
【0054】
【数1】 Pmean=2.835(a+b)1/3 t5/3 {(σB +σy )/2}0.85E1/5 (アルミ) ここに、σy はフロントサイドメンバ1に用いる材料の
0.2%耐力、Eはアルミ合金の縦弾性係数であり、タ
イダウンレインフォース9に用いる材料の最大引張り応
力をσB *、易変形部57の断面積をSA,SB,SC
とすれば、
0.2%耐力、Eはアルミ合金の縦弾性係数であり、タ
イダウンレインフォース9に用いる材料の最大引張り応
力をσB *、易変形部57の断面積をSA,SB,SC
とすれば、
【数2】P−Pmean=σB *・SA=σB *・SB=σ
B *・SC と定義しているから、断面積SA,SB,SCは、 SA=SB=SC=(P−Pmean)/σB * で求めることができる。
B *・SC と定義しているから、断面積SA,SB,SCは、 SA=SB=SC=(P−Pmean)/σB * で求めることができる。
【0055】次に作用を説明する。
【0056】車両の前面衝突時にフロントサイドメンバ
1が衝突エネルギを吸収する際に、最もエネルギ吸収効
率の高い圧潰モードは、規則的座屈で形成された蛇腹状
の圧潰モードである。この蛇腹状の圧潰モードとは隣り
合った2つの壁面がある周期をもって凹凸変形すること
によって発生する。従って、蛇腹状の圧潰を得るには、
フロントサイドメンバ1の閉断面を構成する各壁面が均
等のタイミングで座屈する必要があり、単純に言えば、
壁面の座屈荷重がすべて等しい断面が理想的である。
1が衝突エネルギを吸収する際に、最もエネルギ吸収効
率の高い圧潰モードは、規則的座屈で形成された蛇腹状
の圧潰モードである。この蛇腹状の圧潰モードとは隣り
合った2つの壁面がある周期をもって凹凸変形すること
によって発生する。従って、蛇腹状の圧潰を得るには、
フロントサイドメンバ1の閉断面を構成する各壁面が均
等のタイミングで座屈する必要があり、単純に言えば、
壁面の座屈荷重がすべて等しい断面が理想的である。
【0057】本実施例では、図3に示すように、フロン
トサイドメンバ1とタイダウンレインフォース9とをエ
ネルギ吸収を意図する区間Lにおいて独立させたため、
フロントサイドメンバ1の閉断面を構成する壁面の座屈
強度をタイダウンレインフォース9とは独立して設定す
ることができ、蛇腹状の規則的座屈をフロントサイドメ
ンバ1に発生させることができる。従って、衝突エネル
ギを効率よく吸収することができる。
トサイドメンバ1とタイダウンレインフォース9とをエ
ネルギ吸収を意図する区間Lにおいて独立させたため、
フロントサイドメンバ1の閉断面を構成する壁面の座屈
強度をタイダウンレインフォース9とは独立して設定す
ることができ、蛇腹状の規則的座屈をフロントサイドメ
ンバ1に発生させることができる。従って、衝突エネル
ギを効率よく吸収することができる。
【0058】一方、フロントサイドメンバ1圧潰開始時
に発生する瞬間的なピーク荷重をフロントサイドメンバ
1だけでなく、タイダウンレインフォース9が分担する
ことによりフロントサイドメンバ1を必要以上に補強す
る必要がなくなり、全体的に軽量化を図ることができ
る。
に発生する瞬間的なピーク荷重をフロントサイドメンバ
1だけでなく、タイダウンレインフォース9が分担する
ことによりフロントサイドメンバ1を必要以上に補強す
る必要がなくなり、全体的に軽量化を図ることができ
る。
【0059】衝突時にフロントサイドメンバ1に圧縮荷
重が入力され、圧潰が開始する。この圧潰開始時は、フ
ロントサイドメンバ1が衝突前の断面形状を維持するた
め、フロントサイドメンバ1の発生荷重は該フロントサ
イドメンバ1の壁面座屈荷重の和ではなく、断面積と引
張り応力との積である軸方向圧縮荷重で近似され、フロ
ントサイドメンバ1圧潰において、最も高い瞬間荷重と
なる(図7参照)。
重が入力され、圧潰が開始する。この圧潰開始時は、フ
ロントサイドメンバ1が衝突前の断面形状を維持するた
め、フロントサイドメンバ1の発生荷重は該フロントサ
イドメンバ1の壁面座屈荷重の和ではなく、断面積と引
張り応力との積である軸方向圧縮荷重で近似され、フロ
ントサイドメンバ1圧潰において、最も高い瞬間荷重と
なる(図7参照)。
【0060】この瞬間荷重(ピーク荷重)に対して発生
するモーメント(フロントサイドメンバ1軸方向と入力
のオフセットに起因して発生する)よりもフロントサイ
ドメンバ1を支持する根元部分の強度が大きくなけれ
ば、フロントサイドメンバ1は根元部から折れ方向に変
形する。一方、フロントサイドメンバ1が規則的(蛇腹
状に)圧潰すると図7に示すような小さな振巾の矩形波
状の反力特性を示す。
するモーメント(フロントサイドメンバ1軸方向と入力
のオフセットに起因して発生する)よりもフロントサイ
ドメンバ1を支持する根元部分の強度が大きくなけれ
ば、フロントサイドメンバ1は根元部から折れ方向に変
形する。一方、フロントサイドメンバ1が規則的(蛇腹
状に)圧潰すると図7に示すような小さな振巾の矩形波
状の反力特性を示す。
【0061】そこで、このピーク荷重とフロントサイド
メンバ1の規則的圧潰時の平均荷重との差(オーバロー
ド分)を、フロントサイドメンバ1以外の部材で受け持
ち、フロントサイドメンバ1と独立して変形させるとき
に必要な荷重と略等しくする。即ち、上記のように、タ
イダウンレインフォース9に変形許容部51を設け、折
曲許容部53の変形ストロークL2をフロントサイドメ
ンバ1の潰れ変形部14の潰れストロークL1と等しく
することによって、フロントサイドメンバ1圧潰初期の
ピーク荷重に対してはフロントサイドメンバ及びタイダ
ウンレインフォース9で支持する。さらに圧潰が進んで
フロントサイドメンバ1が規則的に圧潰する際は、該タ
イダウンレインフォース9を折れモードで意図的に折れ
曲るようにし、タイダウンレインフォース9の発生荷重
を最も小さくする。これにより、フロントサイドメンバ
1の規則的圧潰に影響を与えないようにし、フロントサ
イドメンバ1の蛇腹状圧潰によって衝突エネルギを効率
よく十分に吸収することができる。
メンバ1の規則的圧潰時の平均荷重との差(オーバロー
ド分)を、フロントサイドメンバ1以外の部材で受け持
ち、フロントサイドメンバ1と独立して変形させるとき
に必要な荷重と略等しくする。即ち、上記のように、タ
イダウンレインフォース9に変形許容部51を設け、折
曲許容部53の変形ストロークL2をフロントサイドメ
ンバ1の潰れ変形部14の潰れストロークL1と等しく
することによって、フロントサイドメンバ1圧潰初期の
ピーク荷重に対してはフロントサイドメンバ及びタイダ
ウンレインフォース9で支持する。さらに圧潰が進んで
フロントサイドメンバ1が規則的に圧潰する際は、該タ
イダウンレインフォース9を折れモードで意図的に折れ
曲るようにし、タイダウンレインフォース9の発生荷重
を最も小さくする。これにより、フロントサイドメンバ
1の規則的圧潰に影響を与えないようにし、フロントサ
イドメンバ1の蛇腹状圧潰によって衝突エネルギを効率
よく十分に吸収することができる。
【0062】又、本実施例では、フロントサイドメンバ
1と共にタイダウンレインフォース9をジョイント部1
5でボルト31等により着脱自在に結合している。ジョ
イント部15は断面板厚をフロントサイドメンバ1の前
部及び後部11,13以上とすることにより、前部及び
後部11,13以上の剛性強度を有している。よって、
アルミ車体構造で修理対応によりフロントサイドメンバ
1を前後に分割するジョイント部15を有していても、
ジョイント部15はフロントサイドメンバ1の前部11
を確実に支持することができると共に、実施例のよう
に、強固な構造を生かしてエンジンマウントブラケット
23と一体化、あるいはその取付点として活用すること
により専用の補強板廃止といった合理化を図ることがで
きる。
1と共にタイダウンレインフォース9をジョイント部1
5でボルト31等により着脱自在に結合している。ジョ
イント部15は断面板厚をフロントサイドメンバ1の前
部及び後部11,13以上とすることにより、前部及び
後部11,13以上の剛性強度を有している。よって、
アルミ車体構造で修理対応によりフロントサイドメンバ
1を前後に分割するジョイント部15を有していても、
ジョイント部15はフロントサイドメンバ1の前部11
を確実に支持することができると共に、実施例のよう
に、強固な構造を生かしてエンジンマウントブラケット
23と一体化、あるいはその取付点として活用すること
により専用の補強板廃止といった合理化を図ることがで
きる。
【0063】従って、軽衝突時の車体修理の際もボルト
31の締結部分を外すことによってフロントサイドメン
バ1のみならず、クロスメンバ3等変形が及んだ部位を
一括して脱着することができ、修理の際に溶接による結
合が不要であり、修理にかかる費用を大幅に低減するこ
とができる。
31の締結部分を外すことによってフロントサイドメン
バ1のみならず、クロスメンバ3等変形が及んだ部位を
一括して脱着することができ、修理の際に溶接による結
合が不要であり、修理にかかる費用を大幅に低減するこ
とができる。
【0064】尚、前記穴部48にはタイダウンフックを
係合させることができる。この場合、タイダウンレイン
フォース9からフロントサイドメンバ1側へ荷重を十分
に分散することができ、車体を確実に固定することがで
きる。
係合させることができる。この場合、タイダウンレイン
フォース9からフロントサイドメンバ1側へ荷重を十分
に分散することができ、車体を確実に固定することがで
きる。
【0065】(第2実施例)図8〜図10は第2実施例
に係り、図8は要部の斜視図、図9は図8のIX−IX線矢
視断面図、図10は要部の分解斜視図である。尚、第1
実施例と対応する構成部分には同符号を付して説明し、
また重複した説明は省略する。
に係り、図8は要部の斜視図、図9は図8のIX−IX線矢
視断面図、図10は要部の分解斜視図である。尚、第1
実施例と対応する構成部分には同符号を付して説明し、
また重複した説明は省略する。
【0066】本実施例においては、フロントサイドメン
バ1を押出材ではなく、パネルの接合構成としたもので
ある。即ち、サイドメンバとしてのフロントサイドメン
バ1は、断面コの字形の本体1aと、クロージングプレ
ート1bとによって構成され、クロージングプレート1
bの接合フランジ63(図10のハッチング部)を本体
1aの接合フランジ65にスポット溶接等によって結合
し、閉断面に構成したものである。そして、フロントサ
イドメンバ1において、本体1aの角部にビード67を
設けると共に、本体1a及びクロージングプレート1b
の接合フランジ63,65から本体1aにかけてビード
69が設けられ、さらにクロージングプレート1bにも
車幅方向外側へ突出するビード71が設けられている。
バ1を押出材ではなく、パネルの接合構成としたもので
ある。即ち、サイドメンバとしてのフロントサイドメン
バ1は、断面コの字形の本体1aと、クロージングプレ
ート1bとによって構成され、クロージングプレート1
bの接合フランジ63(図10のハッチング部)を本体
1aの接合フランジ65にスポット溶接等によって結合
し、閉断面に構成したものである。そして、フロントサ
イドメンバ1において、本体1aの角部にビード67を
設けると共に、本体1a及びクロージングプレート1b
の接合フランジ63,65から本体1aにかけてビード
69が設けられ、さらにクロージングプレート1bにも
車幅方向外側へ突出するビード71が設けられている。
【0067】又、補強部材としてのタイダウンレインフ
ォース9はクロージングプレート1bを下方へ延長して
一体に構成したものである。タイダウンレインフォース
9の折曲許容部53には折曲げを促進する3つの折れビ
ード73,75が設けられ、易変形部57を構成してい
る。折れビード73は車幅方向外側へ突出するように形
成され、折れビード75は車幅方向内側へ突出するよう
に形成され、折曲許容部53における折れを促進するよ
うになっている。
ォース9はクロージングプレート1bを下方へ延長して
一体に構成したものである。タイダウンレインフォース
9の折曲許容部53には折曲げを促進する3つの折れビ
ード73,75が設けられ、易変形部57を構成してい
る。折れビード73は車幅方向外側へ突出するように形
成され、折れビード75は車幅方向内側へ突出するよう
に形成され、折曲許容部53における折れを促進するよ
うになっている。
【0068】そして、本実施例の折曲許容部53の断面
積はフロントサイドメンバ1とクロージングプレート1
bとで構成される閉断面を単独で軸方向(車体前後方
向)に圧潰させるときに発生する圧潰初期のピーク荷重
とその後の規則的な蛇腹状の圧潰平均荷重Pmeanとの差
P−Pmeanが各易変形部57の圧縮荷重と略等しくなる
ように断面を設定している。この時のフロントサイドメ
ンバ1の材質がスチールである場合、平均荷重Pmeanは
次式で表すことができることが良く知られている。
積はフロントサイドメンバ1とクロージングプレート1
bとで構成される閉断面を単独で軸方向(車体前後方
向)に圧潰させるときに発生する圧潰初期のピーク荷重
とその後の規則的な蛇腹状の圧潰平均荷重Pmeanとの差
P−Pmeanが各易変形部57の圧縮荷重と略等しくなる
ように断面を設定している。この時のフロントサイドメ
ンバ1の材質がスチールである場合、平均荷重Pmeanは
次式で表すことができることが良く知られている。
【0069】
【数3】Pmean=1.848(a+b)1/3 t5/3 σy
2/3 E1/3 ここに、a,bはフロントサイドメンバ1の縦横寸法、
tは板厚、Eはスチールの縦弾性係数、σy はフロント
サイドメンバ1に用いる材料の降伏応力である。
2/3 E1/3 ここに、a,bはフロントサイドメンバ1の縦横寸法、
tは板厚、Eはスチールの縦弾性係数、σy はフロント
サイドメンバ1に用いる材料の降伏応力である。
【0070】そして、易変形部57の断面積の算出は第
1実施例と同様である。
1実施例と同様である。
【0071】従って、クロスメンバ3を支持する支持部
材であるタイダウンレインフォース9、即ちクロージン
グプレート1bにおいては、フロントサイドメンバ1の
圧潰モードとは独立した変形モードを採用することによ
り、不必要にフロントサイドメンバ圧潰時のピーク荷重
が大きくなることを防止することができる。
材であるタイダウンレインフォース9、即ちクロージン
グプレート1bにおいては、フロントサイドメンバ1の
圧潰モードとは独立した変形モードを採用することによ
り、不必要にフロントサイドメンバ圧潰時のピーク荷重
が大きくなることを防止することができる。
【0072】従って、本実施例においても第1実施例と
略同様な作用効果を奏することができる。又、スチール
ボディにおいても無理なく適用することができる。
略同様な作用効果を奏することができる。又、スチール
ボディにおいても無理なく適用することができる。
【0073】尚、第1実施例,第2実施例はともにサイ
ドメンバとしてフロントサイドメンバ1に適用した例を
示したが、フロントサイドメンバ1をリヤサイドメンバ
とし、第1実施例,第2実施例の構成を車体リヤ側の構
造として適用することもできる。
ドメンバとしてフロントサイドメンバ1に適用した例を
示したが、フロントサイドメンバ1をリヤサイドメンバ
とし、第1実施例,第2実施例の構成を車体リヤ側の構
造として適用することもできる。
【0074】(第3実施例)図11〜図13は第3実施
例を示している。図11は車体後部の要部斜視図、図1
2は図11の XII−XII 線矢視断面図、図13は作用説
明図であり(a)は変形前の側面図、(b)は変形後の
側面図である。尚、上記実施例と対応する構成部分には
同符号を付して説明し、また重複した説明は省略する。
例を示している。図11は車体後部の要部斜視図、図1
2は図11の XII−XII 線矢視断面図、図13は作用説
明図であり(a)は変形前の側面図、(b)は変形後の
側面図である。尚、上記実施例と対応する構成部分には
同符号を付して説明し、また重複した説明は省略する。
【0075】本実施例においては、サイドメンバとし
て、リヤサイドメンバ77は6000系アルミ合金等の
押出材により成形されたものであり、リヤサイドメンバ
77にフロアパネルとしてのリヤフロアパネル79を固
着したものである。リヤサイドメンバ77にリヤフロア
パネル79を結合する場合には、リヤフロアパネル79
がリヤサイドメンバ77の潰れ変形部14の蛇腹状の潰
れ変形の妨げにならないようにその結合を容易に離脱さ
せる必要がある。即ち、リヤフロアパネル79は、リヤ
サイドメンバ77の潰れ変形部14以外では斜線領域8
1においてリヤサイドメンバ77にフランジを設け、該
フランジをリヤフロアパネル79にスポット溶接し、潰
れ変形部14ではリヤサイドメンバ77の幅方向略中央
において所定間隔でクリップ83あるいはプラグ溶接等
によって部分的に結合したものである。このクリップ8
3による結合位置は、潰れ変形部14のビード11dの
間に位置するようにしている。即ち、潰れ変形部14の
潰れ変形後の谷部となる部分に対応して所定間隔でクリ
ップ83あるいはプラグ溶接等でスポット的に結合した
ものである。
て、リヤサイドメンバ77は6000系アルミ合金等の
押出材により成形されたものであり、リヤサイドメンバ
77にフロアパネルとしてのリヤフロアパネル79を固
着したものである。リヤサイドメンバ77にリヤフロア
パネル79を結合する場合には、リヤフロアパネル79
がリヤサイドメンバ77の潰れ変形部14の蛇腹状の潰
れ変形の妨げにならないようにその結合を容易に離脱さ
せる必要がある。即ち、リヤフロアパネル79は、リヤ
サイドメンバ77の潰れ変形部14以外では斜線領域8
1においてリヤサイドメンバ77にフランジを設け、該
フランジをリヤフロアパネル79にスポット溶接し、潰
れ変形部14ではリヤサイドメンバ77の幅方向略中央
において所定間隔でクリップ83あるいはプラグ溶接等
によって部分的に結合したものである。このクリップ8
3による結合位置は、潰れ変形部14のビード11dの
間に位置するようにしている。即ち、潰れ変形部14の
潰れ変形後の谷部となる部分に対応して所定間隔でクリ
ップ83あるいはプラグ溶接等でスポット的に結合した
ものである。
【0076】尚、図11において、85はリヤホイール
インナ、87はリヤサイドメンバ、89はクロスメンバ
である。又、補強部材としてのタイダウンレインフォー
ス9にはリヤエンドクロスメンバがエクステンションエ
ンドクロスメンバを介して第1実施例と同様に結合され
ているが、図上省略している。
インナ、87はリヤサイドメンバ、89はクロスメンバ
である。又、補強部材としてのタイダウンレインフォー
ス9にはリヤエンドクロスメンバがエクステンションエ
ンドクロスメンバを介して第1実施例と同様に結合され
ているが、図上省略している。
【0077】そして、車両衝突時においては、図13の
(a)に対し(b)のようにリヤサイドメンバ77の潰
れ変形部14が蛇腹状に潰れ変形し、クリップ83にお
いてリヤフロアパネル79は、リヤサイドメンバ77か
ら容易に離脱することができる。従って、リヤサイドメ
ンバ77の蛇腹状の変形を確実に行なわせ、後面衝突時
においても第1実施例と同様に効率よい確実なエネルギ
吸収を行うことができる。
(a)に対し(b)のようにリヤサイドメンバ77の潰
れ変形部14が蛇腹状に潰れ変形し、クリップ83にお
いてリヤフロアパネル79は、リヤサイドメンバ77か
ら容易に離脱することができる。従って、リヤサイドメ
ンバ77の蛇腹状の変形を確実に行なわせ、後面衝突時
においても第1実施例と同様に効率よい確実なエネルギ
吸収を行うことができる。
【0078】尚、第3実施例において、クリップ83等
によるスポット的な結合は、リヤサイドメンバ77の幅
方向中央に限らず、一側に寄せて配置することもでき
る。又、リヤサイドメンバ77にフランジを設けてスポ
ット的に結合することもできる。かかる場合において
も、スポット的な結合が蛇腹状変形の谷部に位置すれ
ば、上記同様にリヤフロアパネル79を容易に離脱させ
ることができる。
によるスポット的な結合は、リヤサイドメンバ77の幅
方向中央に限らず、一側に寄せて配置することもでき
る。又、リヤサイドメンバ77にフランジを設けてスポ
ット的に結合することもできる。かかる場合において
も、スポット的な結合が蛇腹状変形の谷部に位置すれ
ば、上記同様にリヤフロアパネル79を容易に離脱させ
ることができる。
【0079】さらに、第3実施例においては、潰れ変形
部14をビード11dを設けることによって構成した例
に適用したが、ビードを設けない構造であっても同様に
適用することができる。即ち、図14(a)のような閉
断面構造のリヤサイドメンバ77において縦横の寸法が
a,bであるとき、蛇腹状の変形の最初の山部は(a+
b)/2×1/2に表われ、それ以後、(a+b)/2
の周期で表われる。従って、谷部となる位置は最初の山
部から(a+b)/4の位置、及び次の山から(a+
b)/4の位置等として決定され、かかる位置にクリッ
プあるいはプラグ溶接等によってスポット的に結合する
こともできる。
部14をビード11dを設けることによって構成した例
に適用したが、ビードを設けない構造であっても同様に
適用することができる。即ち、図14(a)のような閉
断面構造のリヤサイドメンバ77において縦横の寸法が
a,bであるとき、蛇腹状の変形の最初の山部は(a+
b)/2×1/2に表われ、それ以後、(a+b)/2
の周期で表われる。従って、谷部となる位置は最初の山
部から(a+b)/4の位置、及び次の山から(a+
b)/4の位置等として決定され、かかる位置にクリッ
プあるいはプラグ溶接等によってスポット的に結合する
こともできる。
【0080】かかる結合によって、上記同様、潰れ変形
後の谷となる部分に対応してリヤフロアパネルをリヤサ
イドメンバにスポット的に結合することができ、同様な
作用効果を奏することができる。
後の谷となる部分に対応してリヤフロアパネルをリヤサ
イドメンバにスポット的に結合することができ、同様な
作用効果を奏することができる。
【0081】尚、第3実施例の構成は、リヤエンジン、
リヤドライブ車等のフロント側に適用することも可能で
ある。
リヤドライブ車等のフロント側に適用することも可能で
ある。
【図1】本発明の実施の形態に係る第1実施例の要部の
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図2】第1実施例の要部の側面図であり、易変形部の
断面を同時に示している。
断面を同時に示している。
【図3】図2の III−III 線矢視断面図である。
【図4】タイダウンレインフォースの斜視図である。
【図5】図4のV−V線矢視断面図である。
【図6】作用説明図であり、(a)は変形を説明する側
面図、(b)はタイダウンレインフォースの概略斜視
図、(c)は各部の寸法を示すフロントサイドメンバの
要部斜視図である。
面図、(b)はタイダウンレインフォースの概略斜視
図、(c)は各部の寸法を示すフロントサイドメンバの
要部斜視図である。
【図7】変形ストロークと軸圧潰反力のグラフである。
【図8】第2実施例に係る要部斜視図である。
【図9】図8のIX−IX線矢視断面図である。
【図10】第2実施例に係る要部の分解斜視図である。
【図11】第3実施例に係る一部省略の要部の斜視図で
ある。
ある。
【図12】図11の XII−XII 線矢視断面図である。
【図13】作用説明に係り、(a)は変形前、(b)は
変形後の側面図である。
変形後の側面図である。
【図14】第3実施例の変形例に係り、(a)は各部の
寸法を示すリヤサイドメンバの斜視図、(b)は蛇腹変
形の寸法関係を説明する側面図、(c)は蛇腹変形を示
す側面図である。
寸法を示すリヤサイドメンバの斜視図、(b)は蛇腹変
形の寸法関係を説明する側面図、(c)は蛇腹変形を示
す側面図である。
【図15】従来例に係る要部の斜視図である。
【図16】従来例に係る要部の断面図である。
【図17】タイダウンフックによる自動車の固定を示す
斜視図である。
斜視図である。
1 フロントサイドメンバ(サイドメンバ) 3 クロスメンバ 9 タイダウンレインフォース(補強部材) 14 潰れ変形部 51 変形許容部 53 折曲許容部 55 空間部 57 易変形部 59 ビード 73,75 折れビード 77 リヤサイドメンバ(サイドメンバ) 79 リヤフロアパネル(フロアパネル)
Claims (11)
- 【請求項1】 車体前部又は後部の車幅方向両側に車体
前後方向に配置されたサイドメンバと、車幅方向に配置
されて前記サイドメンバの端部下方に補強部材を介して
結合されるクロスメンバとよりなる自動車の車体構造に
おいて、 前記サイドメンバに、車体前後方向の衝突荷重による潰
れ変形を促進させる潰れ変形部を設けると共に、前記補
強部材に、前記サイドメンバの潰れ変形を許容するよう
に該補強部材の変形を許容する変形許容部を設け、 前記潰れ変形部の潰れストロークを基に、該潰れストロ
ークに前記変形許容部の変形ストロークを略一致させる
ように前記変形許容部の断面を設定したことを特徴とす
る自動車の車体構造。 - 【請求項2】 請求項1記載の自動車の車体構造であっ
て、 前記変形許容部は、前記補強部材に設けた折曲許容部
と、前記サイドメンバと補強部材との間に設けた空間部
とよりなり、 前記潰れ変形部の潰れストロークを基に、該潰れストロ
ークに前記折曲許容部の変形ストロークを略一致させる
ように前記折曲許容部の断面を設定したことを特徴とす
る自動車の車体構造。 - 【請求項3】 請求項2記載の自動車の車体構造であっ
て、 前記潰れ変形部と折曲変形部とを車体前後方向にオフセ
ット配置し、潰れ変形部の端部を折曲許容部よりも前記
サイドメンバの端部側に寄せて配置したことを特徴とす
る自動車の車体構造。 - 【請求項4】 請求項2記載の自動車の車体構造であっ
て、 前記サイドメンバは、フロントサイドメンバであり、前
記潰れ変形部の先端部を折曲許容部よりも前記フロント
サイドメンバの先端部側に寄せて配置したことを特徴と
する自動車の車体構造。 - 【請求項5】 請求項2記載の自動車の車体構造であっ
て、 前記サイドメンバは、リヤサイドメンバであり、前記潰
れ変形部の後端部を折曲許容部よりも前記リヤサイドメ
ンバの後端部側に寄せて配置したことを特徴とする自動
車の車体構造。 - 【請求項6】 請求項2〜5のいずれかに記載の自動車
の車体構造であって、 前記折曲許容部は、車体前後方向に配置された少なくと
も3箇所の易変形部を有していることを特徴とする自動
車の車体構造。 - 【請求項7】 請求項6記載の自動車の車体構造であっ
て、 前記易変形部は、ビードで形成され、 該ビードの両側に、前記易変形部が位置することを特徴
とする自動車の車体構造。 - 【請求項8】 請求項6記載の自動車の車体構造であっ
て、 前記易変形部は、折れビードで形成されたことを特徴と
する自動車の車体構造。 - 【請求項9】 請求項2〜8のいずれかに記載の自動車
の車体構造であって、 前記補強部材は、上向きに開いた二股状を呈し、 該二股状の補強部材の両上側が、前記サイドメンバに潰
れ変形部の前後部で結合され、同下端に前記クロスメン
バが結合されたことを特徴とする自動車の車体構造。 - 【請求項10】 請求項2〜9のいずれかに記載の自動
車の車体構造であって、 前記サイドメンバの潰れ変形部上面に、フロアパネルを
固着し、 該固着を、前記潰れ変形部の潰れ変形後の谷となる部分
に対応して所定間隔でスポット的に結合して行うことを
特徴とする自動車の車体構造。 - 【請求項11】 請求項2〜10のいずれかに記載の自
動車の車体構造であって、 前記補強部材に、タイダウンフック用の穴部を設けたこ
とを特徴とする自動車の車体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10158102A JPH11348824A (ja) | 1998-06-05 | 1998-06-05 | 自動車の車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10158102A JPH11348824A (ja) | 1998-06-05 | 1998-06-05 | 自動車の車体構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11348824A true JPH11348824A (ja) | 1999-12-21 |
Family
ID=15664357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10158102A Pending JPH11348824A (ja) | 1998-06-05 | 1998-06-05 | 自動車の車体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11348824A (ja) |
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-
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- 1998-06-05 JP JP10158102A patent/JPH11348824A/ja active Pending
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