JP3861622B2 - 自動車の車体前部構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車の車体前部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の車体前部構造の中には、例えば特開2000−16327号公報に示されているように、サスペンションリンクおよび又はパワーユニットの下部を支持するサブフレームの前端部を、サイドメンバの前端部下面に結合したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
サイドメンバは周知のように閉断面に形成され、フロントコンパートメントの車幅方向両側部に前後方向に配設されて、車両の前面衝突時には前後方向に潰れ変形して衝突エネルギーを吸収する主要なエネルギー吸収部材であるが、前述のようにその前端部にサブフレームの前端部を結合してあることによって、該サイドメンバの前端部に高剛性部が形成され、このため、サイドメンバの軸圧潰時に該高剛性部が潰れ残りとなってこの部分で十分なエネルギー吸収や荷重分散が行われなくなる可能性がある。
【0004】
そこで、本発明はサイドメンバの前端部分に潰れ残りを生じることがなく軸圧潰を良好に行わせてエネルギー吸収効率を高めることができる自動車の車体前部構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明にあっては、フロントコンパートメントの車幅方向両側部に配設されて車体前後方向に延在する閉断面構造のサイドメンバと、これら左右のサイドメンバの前端に跨って結合されて車幅方向に延在する閉断面構造のファーストクロスメンバとを備えた自動車の車体前部構造において、
前記ファーストクロスメンバの閉断面内に、前記サイドメンバ前端の略延長上にエネルギー吸収部材を配設すると共に、
該ファーストクロスメンバの前記サイドメンバ前端との結合部よりも車幅方向内側にオフセットした位置に該ファーストクロスメンバの後壁を除いて他の車体部品を結合する高剛性部を設定し、
かつ、該ファーストクロスメンバのサイドメンバ前端との結合部と、前記高剛性部との間における後壁に易変形部を設けたことを特徴としている。
【0006】
請求項2の発明にあっては、請求項1に記載の自動車の車体前部構造であって、前記サイドメンバ前端とファーストクロスメンバとの結合部に、高剛性プレートを介装したことを特徴としている。
【0007】
請求項3の発明にあっては、請求項1,2に記載の自動車の車体前部構造であって、前記エネルギー吸収部材をサイドメンバよりも座屈強度を低くしたことを特徴としている。
【0008】
請求項4の発明にあっては、請求項1〜3に記載の自動車の車体前部構造であって、前記ファーストクロスメンバの高剛性部を、該ファーストクロスメンバの上,下壁に形成したことを特徴としている。
【0009】
請求項5の発明にあっては、請求項1〜4に記載の自動車の車体構造であって、前記ファーストクロスメンバ前壁のサイドメンバとの結合部の前方の壁面位置を、高剛性部を設定した部分の壁面位置よりも後方にオフセットして設定したことを特徴としている。
【0010】
請求項6の発明にあっては、請求項1〜4に記載の自動車の車体前部構造であって、前記ファーストクロスメンバのサイドメンバ前端を結合した部位の閉断面前後幅を、高剛性部を設定した部位の閉断面前後幅よりも小さく設定したことを特徴としている。
【0011】
請求項7の発明にあっては、請求項1〜6に記載の自動車の車体前部構造であって、前記サイドメンバの後側部を、部分的に形成した複数のブラケット部でのみストラットハウジングに接合したことを特徴としている。
【0012】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、車両が前面衝突すると、サイドメンバ前端の略延長上に配設したファーストクロスメンバ閉断面内のエネルギー吸収部材から効率的にサイドメンバへの荷重伝達が行われて圧潰反力が発生し、この圧潰反力により前記エネルギー吸収部材が圧潰変形(座屈変形)するが、この際、ファーストクロスメンバのサイドメンバ前端との結合部と、それよりも車幅方向内側の高剛性部との間に設けた易変形部が変形するため、前記エネルギー吸収部材の座屈変形がこの高剛性部の影響を受けることがなく、該エネルギー吸収部材の軸方向の座屈変形がスムーズに行われると共に、このエネルギー吸収部材の軸方向の座屈変形に続いてサイドメンバが軸方向に座屈変形し、これらエネルギー吸収部材とサイドメンバの各軸方向の座屈変形によりエネルギー吸収が行われる。
【0013】
しかも、前述のようにファーストクロスメンバの高剛性部はサイドメンバの軸線よりも車幅方向内側に存在しているため、該高剛性部がサイドメンバの軸線上で潰れ残ることがなく、サイドメンバの潰れストロークを拡大することができる。
【0014】
この結果、前記エネルギー吸収部材によるエネルギー吸収効果と相俟ってエネルギー吸収量を高めることができる。
【0015】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、ファーストクロスメンバとサイドメンバ前端との結合部に介装した高剛性プレートの存在により、エネルギー吸収部材の座屈変形が高剛性プレートで留められて該エネルギー吸収部材の座屈変形作用がサイドメンバの前端部に波及するのが阻止されるため、サイドメンバを前端部から安定した潰れモードで軸方向に座屈変形させることができる。
【0016】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1,2の発明の効果に加えて、エネルギー吸収部材はサイドメンバよりも座屈強度が低く設定されているため、エネルギー吸収部材からサイドメンバへと座屈変形が荷重作用方向から順序よく行われ、エネルギー吸収部材を確実に座屈変形させることができると共に、サイドメンバを前端側からより安定した潰れモードで座屈変形させることができて、効率的なエネルギー吸収を行わせることができる。
【0017】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の発明の効果に加えて、ファーストクロスメンバの高剛性部を該ファーストクロスメンバの上,下壁に設けてあって、易変形部によるサイドメンバ前端を結合したファーストクロスメンバ後壁の変形が該高剛性部の影響を受けることがなく、従って、エネルギー吸収部材の軸方向の座屈変形をより適切に行わせることができる。
【0018】
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4の発明の効果に加えて、車両の前面衝突時にファーストクロスメンバの高剛性部を設定した部位がサイドメンバ結合部の前方延長上の部位よりも先に衝突物と接触するため、易変形部に直ちに変形荷重を作用させて変形させることができ、エネルギー吸収部材の軸方向の座屈変形をより安定的に行わせることができる。
【0019】
請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜4の発明の効果に加えて、車両の前面衝突時にファーストクロスメンバの前面が、高剛性部を設定した部位とサイドメンバ結合部の前方延長上の部位とが衝突物に対して同時に接触した場合に、易変形部に直ちに変形荷重を作用させて変形させることができ、エネルギー吸収部材の軸方向の座屈変形をより安定的に行わせることができる。
【0020】
請求項7に記載の発明によれば、サイドメンバの後側部をストラットハウジングに対して複数のブラケット部でのみ接合して、接合ケ所を必要最小限に抑えることができるため、ストラットハウジングとの接合によりサイドメンバ後側部が高剛性となることによる変形モードへの悪影響を少なくできて、サイドメンバを前端から後側部にまで安定した潰れモードで座屈変形させてエネルギー吸収効果を高めることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
【0022】
図1,2において、1はフロントコンパートメントF・Cの車幅方向両側部に配設されて車体前後方向に延在するサイドメンバを示す。
【0023】
このサイドメンバ1はフロントコンパートメントF・Cの前面衝突時における主要なエネルギー吸収部材を成すもので、本実施形態にあってはL字状に形成したアウタパネル1aとインナパネル1bとを突き合わせてフランジ接合して4角形の閉断面に形成してあると共に、前端から後端に至るにしたがって径大となるテーパ状としてある。
【0024】
また、このサイドメンバ1の前端部には、4角形の各角部に前後方向に亘って複数のビード2を設けて、車両の前面衝突時における軸方向の座屈変形を誘起し得るようにしてある。
【0025】
これらサイドメンバ1の後部には接続プレート3を介してエクステンションメンバ4を接合連結してあり、該エクステンションメンバ4をダッシュパネル5の前面から下面に廻り込んで接合固定してある。
【0026】
また、左右のサイドメンバ1,1はそれらの前端において車幅方向に延在するファーストクロスメンバ6で結合してある。
【0027】
このファーストクロスメンバ6はL字状に形成したフロントパネル6aとリヤパネル6bとを突き合わせてフランジ接合して4角形の閉断面に形成してある。
【0028】
ファーストクロスメンバ6の閉断面内には、前記サイドメンバ1の前端の略延長上にエネルギー吸収部材7を配設してある。
【0029】
本実施形態ではこのエネルギー吸収部材7を金属プレートにより裁頭4角錐のクラッシュボックスとして形成してあり、該クラッシュボックス7をサイドメンバ1の略軸線上に揃えてファーストクロスメンバ6の前,後壁に跨って固設してある。
【0030】
このクラッシュボックス7はサイドメンバ1よりもその前後方向の座屈強度を低く設定してある。
【0031】
また、サイドメンバ1の前端はファーストクロスメンバ6の後壁に突き合わせて接合固定されるが、該サイドメンバ1の前端にはこれらサイドメンバ1,ファーストクロスメンバ6よりも剛性の高い金属材料からなる高剛性プレート8を予め接合配置して閉断面を閉塞してあり、該高剛性プレート8を介してファーストクロスメンバ6の後壁に重合して接合固定してある。
【0032】
一方、ファーストクロスメンバ6には、前記サイドメンバ1前端との結合部よりも車幅方向内側にオフセットした位置に高剛性部9を設けてあり、ファーストクロスメンバ6の下壁側において該高剛性部9に他の車体部品としてのサブフレーム11の前端部をボルト・ナット12により締結固定し、該サブフレーム11の後端部を前記サイドメンバ1のエクステンションメンバ4に同じくボルト・ナット12により締結固定してある。
【0033】
また、ファーストクロスメンバ6には、前記サイドメンバ1前端との結合部と、前記高剛性部9との間に、後壁に複数の縦方向のビード13aを設けて易変形部13を形成してある。
【0034】
前記高剛性部9はサブフレーム11の前端部を固定するボルト・ナット12の締結剛性を確保し得るようにブロック状に構成されるが、前述のようにファーストクロスメンバ6の後壁には易変形部13を形成するため、該高剛性部9はファーストクロスメンバ6の上,下壁に亘って設けて後壁にはこの高剛性部9による易変形部13の変形作用に影響を及ぼさないようにすることが望ましい。
【0035】
また、本実施形態にあってはファーストクロスメンバ6の左右両側端部で前壁を後方に向けて湾曲成形して、ファーストクロスメンバ6の前壁のサイドメンバ1との結合部前方の壁面位置が、高剛性部9を設定した部分の壁面位置よりも後方にオフセットするようにしてある。
【0036】
他方、サイドメンバ1の後側部は、通常、フランジを介してストラットハウジング14の下端の略全域で接合されるが、本実施形態にあっては該サイドメンバ1の後側部に図3に示すように前後複数のブラケット部15を突設して、該ブラケット部15の部分でのみストラットハウジング14に接合固定してある。
【0037】
以上の実施形態の構造によれば、図4〜7に示すように車両が衝突物20に前面衝突すると、サイドメンバ1前端の略延長上に配設したファーストクロスメンバ6の閉断面内のクラッシュボックス7から効率的にサイドメンバ1の軸方向への荷重伝達が行われて圧潰反力が発生し、この圧潰反力により前記クラッシュボックス7が軸方向に座屈変形するが、この際、ファーストクロスメンバ6の後壁のサイドメンバ1前端との結合部と、それよりも車幅方向内側の高剛性部9との間に設けた易変形部13を構成する縦方向のビード13aが車幅方向に伸び変形するため、前記クラッシュボックス7の座屈変形がこの高剛性部9の影響を受けることがなく、該クラッシュボックス7の軸方向の座屈変形がスムーズに行われる。
【0038】
このクラッシュボックス7の軸方向の座屈変形に続いてサイドメンバ1が軸方向に変形し、これらクラッシュボックス7とサイドメンバ1の各軸方向の座屈変形によってエネルギー吸収が行われる。
【0039】
しかも、前述のようにファーストクロスメンバ6の高剛性部はサイドメンバ1の軸線よりも車幅方向内側に存在しているため、該高剛性部9がサイドメンバ1の軸線上で潰れ残ることがなく、サイドメンバ1の潰れストロークを拡大することができる。
【0040】
そして、サイドメンバ1の前端部の潰れ変形の進行と共に、図8に示すように高剛性部9に結合したサブフレーム11が衝突荷重Fによって曲げ変形する。
【0041】
この結果、前記クラッシュボックス7によるエネルギー吸収作用、およびサイドメンバ1の潰れストロークの増大と相俟ってエネルギー吸収量を高めることができる。
【0042】
ここで、前記衝突物20との前面衝突の際に、図5に示すようにファーストクロスメンバ6の前面の高剛性部9を設定した部位のA点が、サイドメンバ1との結合部の前方延長上の部位のB点よりも先に衝突物20と接触するため、前記ビード13aにはモーメントMが発生して該ビード13aに直ちに変形荷重を作用させて変形させることができるため、図6に示すように前記クラッシュボックス7の軸方向の座屈変形を安定して行わせることができる。
【0043】
特に、前述のように高剛性部9をファーストクロスメンバ6の上,下壁に設けるようにすれば、後壁に設けたこのビード13aの変形が該高剛性部9の剛性影響を受けないため、該ビード13aの変形がスムーズに行われて前記クラッシュボックス7の軸方向の座屈変形をより安定的に行わせることができる。
【0044】
一方、前記クラッシュボックス7はサイドメンバ1よりも座屈強度が低く設定されているため、図6,7に示すようにクラッシュボックス7からサイドメンバ1へと座屈変形が荷重作用方向から順序よく行われ、クラッシュボックス7を確実に座屈変形させることができる。
【0045】
この時、サイドメンバ1の前端とファーストクロスメンバ6の後壁との結合部には高剛性プレート8を介装してあるため、このクラッシュボックス7の座屈変形が該高剛性プレート8で留められて、該クラッシュボックス7の座屈変形作用がサイドメンバ1の前端部に波及するのが阻止され、この結果、座屈変形がクラッシュボックス7から順序よく行われることと相俟って、サイドメンバ1を前端から安定した潰れモードで軸方向に座屈変形させることができて効率的なエネルギー吸収を行わせることができる。
【0046】
そして、サイドメンバ1の軸方向の座屈変形が後側部へ進行した場合、このサイドメンバ1の後側部はフロントコンパートメントF・Cの骨格メンバの1つであるストラットハウジング14に対して複数のブラケット部15でのみ接合して、接合ケ所を必要最小限に抑えてあるため、該ストラットハウジング14との接合によりサイドメンバ1の後側部が高剛性となることによる変形モードへの悪影響を少なくできて、該サイドメンバ1を前端から後側部にまで安定した潰れモードで座屈変形させてエネルギー吸収効果を高めることができる。
【0047】
前記実施形態ではファーストクロスメンバ6の易変形部13を縦方向のビード13aで構成しているが、図9に示す第2実施形態のように所要の引張荷重で車幅方向に破断するようにノッチ等を設けた脆弱部として構成するようにしてもよい。
【0048】
図10は本発明の第3実施形態を示すもので、本実施形態にあってはファーストクロスメンバ6の前壁は車幅方向に直線状に形成して、サイドメンバ1前端を結合した部位の閉断面前後幅L2 を、高剛性部9を設定した部位の閉断面前後幅L1 よりも小さく設定(L2 <L1 )してある。
【0049】
従って、この第3実施形態の場合、衝突物20と前面衝突するとファーストクロスメンバ6の前面の高剛性部9を設定した部位のA点と、サイドメンバ1との結合部の前方延長上の部位のB点とが衝突部20に対して同時に接触するようになるが、前記閉断面前後幅L1 ,L2 の差分によって易変形部13に直ちに曲げ変形モーメントを発生させて該易変形部13を変形させ、前記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す分解斜視図。
【図2】本発明の第1実施形態の組立状態を示す側面図。
【図3】本発明の第1実施形態におけるストラットハウジングとの接合状態を示す側面図。
【図4】本発明の第1実施形態の前面衝突時の作用を説明する図2のA−A線に沿う断面説明図。
【図5】本発明の第1実施形態の前面衝突時の作用を説明する図4と同様の断面説明図。
【図6】本発明の第1実施形態の前面衝突時の作用を説明する図4と同様の断面説明図。
【図7】本発明の第1実施形態の前面衝突時の作用を説明する図4と同様の断面説明図。
【図8】本発明の第1実施形態の前面衝突時におけるサイドメンバとサブフレームの変形状態を示す側面説明図。
【図9】本発明の第2実施形態を示す図5と同様の断面説明図。
【図10】本発明の第3実施形態を示す図4と同様の断面説明図。
【符号の説明】
F・C フロントコンパートメント
1 サイドメンバ
6 ファーストクロスメンバ
7 クラッシュボックス(エネルギー吸収部材)
8 高剛性プレート
9 高剛性部
11 サブフレーム(他の車体部品)
13 易変形部
14 ストラットハウジング
15 ブラケット部
Claims (7)
- フロントコンパートメントの車幅方向両側部に配設されて車体前後方向に延在する閉断面構造のサイドメンバと、これら左右のサイドメンバの前端に跨って結合されて車幅方向に延在する閉断面構造のファーストクロスメンバとを備えた自動車の車体前部構造において、
前記ファーストクロスメンバの閉断面内に、前記サイドメンバ前端の略延長上にエネルギー吸収部材を配設すると共に、
該ファーストクロスメンバの前記サイドメンバ前端との結合部よりも車幅方向内側にオフセットした位置に該ファーストクロスメンバの後壁を除いて他の車体部品を結合する高剛性部を設定し、
かつ、該ファーストクロスメンバのサイドメンバ前端との結合部と、前記高剛性部との間における後壁に易変形部を設けたことを特徴とする自動車の車体前部構造。 - サイドメンバ前端とファーストクロスメンバとの結合部に、高剛性プレートを介装したことを特徴とする請求項1に記載の自動車の車体前部構造。
- エネルギー吸収部材をサイドメンバよりも座屈強度を低くしたことを特徴とする請求項1,2に記載の自動車の車体前部構造。
- ファーストクロスメンバの高剛性部を、該ファーストクロスメンバの上,下壁に形成したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の自動車の車体前部構造。
- ファーストクロスメンバ前壁のサイドメンバとの結合部の前方の壁面位置を、高剛性部を設定した部分の壁面位置よりも後方にオフセットして設定したことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の自動車の車体前部構造。
- ファーストクロスメンバのサイドメンバ前端を結合した部位の閉断面前後幅を、高剛性部を設定した部位の閉断面前後幅よりも小さく設定したことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の自動車の車体前部構造。
- サイドメンバの後側部を、部分的に形成した複数のブラケット部でのみストラットハウジングに接合したことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の自動車の車体前部構造。
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