JPH1134862A - 搬送設備用のレール間連結構造 - Google Patents

搬送設備用のレール間連結構造

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JPH1134862A
JPH1134862A JP19905797A JP19905797A JPH1134862A JP H1134862 A JPH1134862 A JP H1134862A JP 19905797 A JP19905797 A JP 19905797A JP 19905797 A JP19905797 A JP 19905797A JP H1134862 A JPH1134862 A JP H1134862A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 たとえ大型化、重量化していたとしても、連
結を、容易に迅速に行える搬送設備用のレール間連結構
造を提供する。 【解決手段】 架設したレール15に対して別のレール
15を接近動させて、連結を行うレール15の端面15
bを相対向(相当接)させ、左右方向で振り分けて位置
した両方の位置決め体28を、相対向した連結端部側の
レール15に作用させて、互いに位置決めすることで、
連結具用孔26,27を相互に連通できる。連通した連
結具用孔26,27間に挿通させる連結具30を介して
ヨーク材21間を連結することで、連結端部側のヨーク
材21を利用してレール長さ方向(前後方向)における
レール15間の接続を、たとえ大型化、重量化されてい
たとしても、容易に迅速に、しかも精度良く行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば自動車組
み立て工場において、車体を天井側の一定経路上で搬送
する吊下げ式の搬送設備などに使用される搬送設備用の
レール間連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のレール間連結構造として
は、たとえば実開昭53−115586号に見られるト
ロリーコンベヤ用レールが提供されている。すなわち、
I字型材からなるパワーライン用レールと、C字型材か
らなりその開放部が相対向される左右一対のフリーライ
ン用レールとが配設され、これらレールは、所要間隔お
きに中間部結合用ヨークにより連結されるとともに、両
端部においては接続用ヨークにより連結されている。
【0003】ここで接続用ヨークは、その両下端部の内
側に、一体に延設した張出部が直角方向に折曲げて形成
されている。そして張出部の内面にフリーライン用レー
ルの背面を面接触させた状態で、張出部の縁部を利用し
た溶接が施工され、以て接続用ヨークの外面とフリーラ
イン用レールのレール端面とを面一状として、両者が連
結されている。またトロリーコンベヤ用レールと接続用
ヨークとは、補強用リブ板などを利用して、同様に連結
されている。
【0004】そして各レールの長さ方向での接続は、両
接続用ヨークの外面どうしを当接させた状態で、連通さ
れた接続用貫通孔間にボルト・ナットからなる連結具を
作用させることで行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
形式によると、一本のトロリーコンベヤ用レールと、二
本のフリーライン用レールと、多数のヨークからなるレ
ール装置は、レールにより支持案内する物体の規模が大
きくなることにより、大型化、重量化される。したがっ
て、レール装置を吊り上げるなどして接続用ヨークの外
面どうしを当接させた状態での連結作業は、その接続用
貫通孔間の連通が容易に行えないことから、迅速に行え
ず、時間がかかることになる。
【0006】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、たとえ大型化、重量化されていたとしても、その連
結は、容易に迅速に行える搬送設備用のレール間連結構
造を提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の搬送設備用のレ
ール間連結構造は、その長さ方向を前後方向としたレー
ルを、その端面間を相対向させた状態で、ヨーク材を介
して前後方向の連結を行う搬送設備用のレール間連結構
造であって、各連結端部側には、左右方向の一方から前
後方向で突出される位置決め体が設けられ、この位置決
め体は、連結を行うレールの端面を相対向させたとき左
右方向で振り分けて位置され、両方の位置決め体により
相対向した連結端部側を互いに位置決めした状態で、相
互に連通される連結具用孔がヨーク材に形成され、この
連結具用孔間に挿通される連結具を介して連結されるこ
とを特徴としたものである。
【0008】したがって請求項1の発明によると、架設
されたレールに対して別のレールを接近動させて、連結
を行うレールの端面を相対向(相当接)させ、そして、
左右方向で振り分けて位置される両方の位置決め体を、
相対向した連結端部側のレールに作用させて、互いに位
置決めさせることにより、連結具用孔を相互に連通し得
る。そして、この連通した連結具用孔間に挿通させる連
結具を介してヨーク材間を連結することで、連結端部側
のヨーク材を利用してレール長さ方向(前後方向)にお
けるレール間の接続を行える。
【0009】また本発明の請求項2記載の搬送設備用の
レール間連結構造は、上記した請求項1記載の構成にお
いて、レールは、その開放部が相対向された左右一対の
C字型材からなり、位置決め体は一方のC字型材の外面
に固定されていることを特徴としたものである。
【0010】したがって請求項2の発明によると、左右
方向で振り分けて位置される両方の位置決め体を、相対
向した連結端部側のレールにおけるC字型材の外面に当
接させることで、互いに位置決めし得る。
【0011】そして本発明の請求項3記載の搬送設備用
のレール間連結構造は、上記した請求項1または2記載
の構成において、レールは、移動体に移動力を付与する
チェーン使用の駆動体が支持案内される第1レールと、
移動体が支持案内される第2レールとからなり、ヨーク
材は、各レール間を連結することを特徴としたものであ
る。
【0012】したがって請求項3の発明によると、第1
レールと第2レールとを、複数のヨーク材を介して連結
し得る。そして、所期の組み立てなどを終えた運転時に
おいて、移動体の移動は、駆動体の移動力を受けて一定
経路上で行える。このとき移動体は、第2レールによる
支持案内で、一定経路上を移動し得、また駆動体は、第
1レールによる支持案内で移動し得る。
【0013】そして本発明の請求項4記載の搬送設備用
のレール間連結構造は、上記した請求項3記載の構成に
おいて、第1レールは、上位に配置されたI字型材から
なり、第2レールは、下位に配置されその開放部が相対
向された一対のC字型材からなり、位置決め体は一方の
C字型材の下面に固定されていることを特徴としたもの
である。
【0014】したがって請求項4の発明によると、たと
えば、架設されたレールに対して、少しだけ回動させた
姿勢の別のレールを接近動させて、連結を行うレールの
端面を相対向(相当接)させ、そして別のレールを逆方
向に回動させて、左右方向で振り分けて位置される両方
の位置決め体を、相対向した連結端部側のレールにおけ
るC字型材の下面に当接させることで、互いに位置決め
し得る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態の一
例を、被搬送物を天井側の一定経路上で搬送する吊下げ
搬送設備(搬送設備の一例)に採用した状態として、図
に基づいて説明する。吊下げ搬送設備1は、レール装置
10と、このレール装置10側で支持案内される搬送装
置40などにより構成される。
【0016】前記レール装置10は、I字型材からなり
上位に配置された第1レール11と、C字型材からなり
その開放部が相対向されて下位に配置された左右一対の
第2レール15と、各レール11,15間を連結するた
めにレール長さ方向の所定箇所に設けられる門平板状の
中間部ヨーク材20ならびに端部ヨーク材21などから
構成される。そしてヨーク材20,21は、上位板部2
0A,21Aと、左右一対の側板部20B,21Bとに
より門形の平板状に形成されるとともに、側板部20
B,21Bにおける下部寄りの中間部からは、内方への
突出部20C,21Cが一体に連設されている。
【0017】前記中間部ヨーク材20は、その上位板部
20Aにおける中央部の下縁が、第1レール11の上面
11aに当接されて両面溶接12される。また、両側板
部20Bにおける下部の内側縁が、第2レール15の外
側面15aに当接されて両面溶接16されるとともに、
突出部20Cにおける下向きの縁が、第2レール15の
上面15cに当接されて両面溶接17される。これによ
り中間部ヨーク材20は、各レール11,15間の連結
を行っている。
【0018】そして端部ヨーク材21も、前述した中間
部ヨーク材20と同様にして第1レール11や第2レー
ル15に溶接される。その際に、端部ヨーク材21は、
各レール11,15のレール端面11b,15bに対し
溶接代Aを置いた内側の位置で、この溶接代Aを利用し
た両面溶接12、16,17(または片面溶接)により
レール端に固定されている。
【0019】さらに端部ヨーク材21の端外方となる面
には、前述した溶接代Aを埋める厚さでスペーサが配設
されている。すなわち端部ヨーク材21は、その上位板
部21Aの中央部で外面側に上位スペーサ22が配置さ
れるとともに、左右の側板部21Bの下部で外面側に下
位スペーサ23が配置されている。これらスペーサ2
2,23は、長方形板状で、端部ヨーク材21に対して
は仮溶接24,25された状態で固定されている。
【0020】そして、前記上位板部21Aから上位スペ
ーサ22に亘っては、左右一対(単数または複数個)の
上位連結具用孔26が形成され、また側板部21Bから
下位スペーサ23に亘っては、それぞれ上下一対(単数
または複数個)の下位連結具用孔27が形成されてい
る。
【0021】以上の構成からなるレール装置10におい
ては、端部ヨーク材21の部分が連結端部となり、そし
て各連結端部側には、左右方向の一方から前後方向で突
出される位置決め体28が設けられる。すなわち、位置
決め体28は矩形板状であって、左右一対のC字型材か
らなる第2レール15のうち、一方の第2レール15の
下面(外面)15cに当てがわれた状態で、溶接29に
より固定されている。
【0022】この位置決め体28は、連結を行うレール
11,15のレール端面11b,15bを相対向させた
とき左右方向で振り分けて位置される。そして、両方の
位置決め体28により、相対向(相当接)された連結端
部側が互いに位置決めされた状態で、前記連結具用孔2
6,26、27,27間が相互に連通され、この連通さ
れた連結具用孔26,26、27,27間に連結具30
が挿通されることで、端部ヨーク材21間が連結され
る。すなわち連結具30は、たとえばボルト31、ナッ
ト32、ワッシャ33などにより構成され、ボルト31
が連結具用孔26,26、27,27からワッシャ33
へと挿通されたのち、ナット32が螺合され締付けられ
ることで連結される。
【0023】なお、たとえば中間部ヨーク材20は、天
井構造物(図示せず。)側からのブラケット5に、上位
連結具用孔26に挿通されるボルトナットなどの連結具
6を介して連結される。
【0024】以上のようにして構成されたレール装置1
0においては、第2レール15が移動体の支持案内を行
い、第1レール11が、前記移動体に移動力を付与する
チェーン使用の駆動体の支持案内を行う。
【0025】すなわち移動体の一例であるトロリ装置4
1は、フロントトロリ42と、フリートロリ43と、リ
ヤトロリ44と、フロントトロリ42とフリートロリ4
3との間を連結する連結杆45と、フリートロリ43な
らびにリヤトロリ44から連設したトラニオン用ピン4
6の間を連結する連結フレーム47などから構成され
る。そして各トロリ42,43,44には、前記第2レ
ール15に嵌合して支持案内される案内用ホイール48
と、両第2レール15の下位板部の端面間に位置して案
内される振れ防止用ホイール49とがそれぞれ設けられ
る。
【0026】前記フロントトロリ42には、前記駆動体
からの伝動体(後述する。)に対して係脱可能な受動体
50が昇降自在に設けられるとともに、中間をして横軸
51を介して上下揺動可能に取り付けられた動作レバー
52が前方に延設され、そして動作レバー52の後端と
受動体50の下端とがピンを介して連結されている。し
たがって動作レバー52と受動体50とは、動作レバー
52の前端が上動するときに受動体50が下降するよう
に連動される。
【0027】前記フロントトロリ42の上端で前記受動
体50の後方の位置には、伝動体と受動体50との係合
時に、受動体50が前方へ暴走するのを阻止する暴走阻
止体(ホールドドッグ)53が設けられる。この暴走阻
止体53はピンを介して前後揺動自在に構成されてお
り、通常においては、その上端が伝動体の移動経路内に
突入すべくウエイト部により付勢される。なお他方のリ
ヤトロリ43には、前記動作レバー52を上動させるカ
ムテール54が後方に延設されている。
【0028】前記トロリ装置41には、被搬送物の支持
装置55が取り付けられる。すなわち支持装置55は、
両トラニオン用ピン46の下端に取り付けられたCネッ
ク56と、これらCネック56の下部に取り付けられて
下方に延びる腕57と、この腕57の下端に水平状に設
けられた支持部58などから構成される。Bは被搬送物
を示す。
【0029】前記第1レール11に支持案内されて前記
トロリ装置41に移動力を付与するチェーン使用の駆動
体60は、上位レール11に沿って配設されるリンクチ
ェーン61や、このリンクチェーン61のチェーン長さ
方向における所定の箇所に設けられるトロリ部62や、
このトロリ部62の近くにおいて前記リンクチェーン6
1から垂設されかつ前記受動体50が係脱自在な伝動体
66などにより構成される。
【0030】前記トロリ部62は、前記リンクチェーン
61におけるセンターリンクに設けられた左右一対のト
ロリ体63と、これらトロリ体63の一端(上部)に左
右方向軸64を介して遊転自在に設けられたローラ65
などにより構成され、これらローラ65が、前記上位レ
ール11の下板部における上面に支持案内される。な
お、リンクチェーン61は駆動部(モータなどで図示せ
ず。)に連動連結されている。
【0031】以下に、上記した実施の形態における作用
を説明する。第1レール11と第2レール15との連結
を行う中間部ヨーク材20ならびに端部ヨーク材21
は、同一状で門形の平板状に形成され、さらに所定箇所
にスペーサ22,23が配設されて仮溶接24,25さ
れるとともに、それぞれ連結具用孔26,27が形成さ
れている。
【0032】そしてレール装置10を組み立てる前に、
第1レール11と第2レール15とは、中間部ヨーク材
20や端部ヨーク材21を介して連結される。すなわ
ち、各中間部ヨーク材20は、その上位板部20Aにお
ける中央部の下縁が第1レール11の上面11aに両面
溶接12され、そして両側板部20Bにおける下部の内
側縁が、第2レール15の外側面15aに当接されて両
面溶接16されるとともに、突出部20Cにおける下向
きの縁が、第2レール15の上面15cに当接されて両
面溶接17される。これにより中間部ヨーク材20は、
各レール11,15間の連結を行っている。
【0033】その際に、中間部ヨーク材20と第2レー
ル15との当接方向は、第2レール15の外側面15a
に対する左右方向と、第2レール15の上面15cに対
する上下方向との二方向となり、これにより当接長さ、
すなわち溶接16,17による結合長さが長くなること
で、この中間部ヨーク材20と第2レール15との連結
強度を向上し得る。
【0034】また端部ヨーク材21も、前述した中間部
ヨーク材20と同様にして各レール11,15間の連結
を行っている。その際に端部ヨーク材21は、各レール
11,15のレール端面11b,15bに対して溶接代
Aを置いた内側の位置で、その上位板部21Aにおける
中央部の下縁が第1レール11の上面11aに、この溶
接代Aを利用した両面溶接12によりレール端に固定さ
れ、そして両側板部21Bにおける下部の内側縁が第2
レール15の外側面15aに、溶接代Aを利用した両面
溶接16,17によりレール端に固定されることで、各
レール11,15間の連結を行っている。
【0035】なお、ヨーク材20,21による連結の前
後において、連結端部側には、所定の第2レール15の
下面15cに位置決め体28が、所定の姿勢で溶接29
により固定される。
【0036】このようにして形成されたレール装置10
の一つは、その中間部ヨーク材20の上位連結具用孔2
6に挿通される連結具6を介して、天井構造物側からの
ブラケット5に連結され、以て天井側に架設される。こ
のように架設されたレール装置10に、別のレール装置
10がレール接続されかつ架設される。
【0037】すなわち、端部ヨーク材21を利用してレ
ール長さ方向(前後方向)におけるレール間接続を行う
に、たとえば、架設されたレール装置10に対して、少
しだけ回動させた姿勢の別のレール装置10を接近動さ
せて、連結を行うレール11,11、15,15の端面
11b,11b、15b,15bを相対向(相当接)さ
せ、そして別のレール装置10を逆方向に回動させて、
左右方向で振り分けて位置される両方の位置決め体28
を、相対向した連結端部側の第2レール15における下
面15d,15dに下方から当接させ、互いに位置決め
させる。
【0038】この位置決めにより、連結具用孔26,2
6、27,27が容易にしてかつ迅速にして相互に連通
される。そして、この連通された連結具用孔26,2
6、27,27間に挿通される連結具30を介して端部
ヨーク材21間が連結される。これは、ボルト31を連
結具用孔26,26、27,27に挿通させたのち、そ
の突出端にワッシャ33を外嵌させ、ナット32を螺合
させて締付けることにより行える。
【0039】その際に、端部ヨーク材21の端外方とな
る面には、前述した溶接代Aを埋める厚さでスペーサ2
2,23が固定されていることから、連結具30による
締付け力は、相当接されたスペーサ22,23間に作用
されることになり、すなわち、各レール11,15の当
接されたレール端面11b,11b、15b,15b間
や、歪みの生じ易い端部ヨーク材21間に作用されない
ことになり、したがって、端部ヨーク材21や連結具2
6を介してのレール接続は、容易に迅速に、しかも精度
良く行える。
【0040】レール装置10の所期の組み立てや搬送装
置40の組み込みなどを終えた運転時において、トロリ
装置41の移動は、伝動体66を受動体50に係合させ
ることにより、駆動体60の移動力を受けて一定経路上
で行われる。このとき動作レバー52はその前端側が下
動している。このような移動中にトロリ装置41側が暴
走しようとしたとき、伝動体66の後面に対して暴走阻
止体53が当接することから、その暴走は阻止される。
【0041】上述したような運転時において、トロリ装
置41は、その案内用ホイール48が第2レール15に
嵌合して支持案内され、そして振れ防止用ホイール49
が第2レール15の下位板部の端面間に位置して案内さ
れることで、大きく振れることもなく、一定経路上を安
定して移動される。また駆動体60は、そのローラ65
が第1レール11に支持案内されて円滑に移動される。
【0042】上記した実施の形態では、矩形板状の位置
決め体28が示されているが、これはロッド体状やブロ
ック状の位置決め体であってもよい。また位置決め体
は、ピン差し込み形式や嵌合形式などであつてもよい。
【0043】上記した実施の形態では、位置決め体28
を、相対向した連結端部側の第2レール15における下
面15d,15dに下方から当接させて、互いに位置決
めさせているが、これは第2レール15における上面1
5c,15cに上方から当接させて、互いに位置決めさ
せる形式などであってもよい。
【0044】上記した実施の形態では、搬送設備として
吊下げ搬送設備1が示されているが、これは台車を移動
させるフロア式搬送設備であってもよい。上記した実施
の形態では、レール装置10として、I字型材からなる
第1レール11とC字型材からなる第2レール15との
組み合わせ形式が示されているが、これは第1レール
も、C字型材からなりその開放部が相対向されて左右一
対に配置された形式とするなど、種々な組み合わせ形式
が可能である。
【0045】上記した実施の形態では、連結具30とし
てボルト・ナット形式が示されているが、これはリベッ
ト形式や、ボルト・かしめナット形式などであってもよ
い。上記した実施の形態では、チェーン使用の駆動体6
0が上位の第1レール11に支持案内される形式が示さ
れているが、これは上位の第1レール11に支持案内さ
れる自走体によりトロリ装置41に移動力を付与する形
式であってもよい。
【0046】上記した実施の形態では、伝動体66に対
して受動体50を係脱動させているが、これは受動体5
0に対して伝動体66を係脱動させる構成であってもよ
い。
【0047】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、架
設されたレールに対して別のレールを接近動させて、連
結を行うレールの端面を相対向(相当接)させ、そし
て、左右方向で振り分けて位置される両方の位置決め体
を、相対向した連結端部側のレールに作用させて、互い
に位置決めすることにより、連結具用孔を容易にしてか
つ迅速にして相互に連通できる。そして、この連通した
連結具用孔間に挿通させる連結具を介してヨーク材間を
連結することで、連結端部側のヨーク材を利用してレー
ル長さ方向(前後方向)におけるレール間の接続を、た
とえ大型化、重量化されていたとしても、容易に迅速
に、しかも精度良く行うことができる。
【0048】また上記した本発明の請求項2によると、
左右方向で振り分けて位置される両方の位置決め体を、
相対向した連結端部側のレールにおけるC字型材の外面
に当接させることで、互いに位置決めすることができ
る。
【0049】そして上記した本発明の請求項3による
と、第1レールと第2レールとを、複数のヨーク材を介
して連結でき、そして運転時において、移動体は、第2
レールによる支持案内で一定経路上を安定して移動で
き、また駆動体は、第1レールによる支持案内で円滑に
移動できる。
【0050】さらに上記した本発明の請求項4による
と、たとえば、架設されたレールに対して、少しだけ回
動させた姿勢の別のレールを接近動させて、連結を行う
レールの端面を相対向(相当接)させ、そして別のレー
ルを逆方向に回動させて、左右方向で振り分けて位置さ
れる両方の位置決め体を、相対向した連結端部側のレー
ルにおけるC字型材の下面に当接させることで、互いに
位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、搬送設備用
のレール間連結構造における要部の接続前の斜視図であ
る。
【図2】同搬送設備用のレール間連結構造における要部
の接続時の一部切り欠き平面図である。
【図3】同搬送設備用のレール間連結構造における要部
の接続時の一部切り欠き側面図である。
【図4】同搬送設備用のレール間連結構造における接続
時の縦断正面図である。
【図5】同搬送設備の側面図である。
【符号の説明】
1 吊下げ搬送設備(搬送設備) 10 レール装置 11 第1レール 11a 上面 11b レール端面 15 第2レール 15a 外側面 15b レール端面 15c 上面 15d 下面 20 中間部ヨーク材 21 端部ヨーク材 22 上位スペーサ 23 下位スペーサ 26 上位連結具用孔 27 下位連結具用孔 28 位置決め体 30 連結具 40 搬送装置 41 トロリ装置(移動体) 50 受動体 55 支持装置 60 チェーン使用の駆動体 66 伝動体 A 溶接代 B 被搬送物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その長さ方向を前後方向としたレール
    を、その端面間を相対向させた状態で、ヨーク材を介し
    て前後方向の連結を行う搬送設備用のレール間連結構造
    であって、各連結端部側には、左右方向の一方から前後
    方向で突出される位置決め体が設けられ、この位置決め
    体は、連結を行うレールの端面を相対向させたとき左右
    方向で振り分けて位置され、両方の位置決め体により相
    対向した連結端部側を互いに位置決めした状態で、相互
    に連通される連結具用孔がヨーク材に形成され、この連
    結具用孔間に挿通される連結具を介して連結されること
    を特徴とする搬送設備用のレール間連結構造。
  2. 【請求項2】 レールは、その開放部が相対向された左
    右一対のC字型材からなり、位置決め体は一方のC字型
    材の外面に固定されていることを特徴とする請求項1記
    載の搬送設備用のレール間連結構造。
  3. 【請求項3】 レールは、移動体に移動力を付与するチ
    ェーン使用の駆動体が支持案内される第1レールと、移
    動体が支持案内される第2レールとからなり、ヨーク材
    は、各レール間を連結することを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の搬送設備用のレール間連結構造。
  4. 【請求項4】 第1レールは、上位に配置されたI字型
    材からなり、第2レールは、下位に配置されその開放部
    が相対向された一対のC字型材からなり、位置決め体は
    一方のC字型材の下面に固定されていることを特徴とす
    る請求項3記載の搬送設備用のレール間連結構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102806918A (zh) * 2012-07-30 2012-12-05 华南农业大学 一种可移动式山地果园货运系统

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