JP3428377B2 - 搬送設備 - Google Patents

搬送設備

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JP3428377B2
JP3428377B2 JP17873797A JP17873797A JP3428377B2 JP 3428377 B2 JP3428377 B2 JP 3428377B2 JP 17873797 A JP17873797 A JP 17873797A JP 17873797 A JP17873797 A JP 17873797A JP 3428377 B2 JP3428377 B2 JP 3428377B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば自動車組
み立て工場において、車体を天井側の一定経路上で搬送
する吊下げ搬送方式などに使用される搬送設備に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の搬送設備としては、たと
えば実開昭56−151214号に見られる構成が提供
されている。すなわち、I字型材からなる上位レール
と、C字型材からなりその開放部が相対向される左右一
対の下位レールとが配設され、これらレールは、所要間
隔おきに門形状のヨーク材により連結されるとともに、
ヨーク材は天井梁材に連結されている。
【0003】このような従来構成によると、各レールや
ヨーク材からなるレール装置は、天井梁材にヨーク材側
を連結することで配設される。この場合、天井梁材の真
下に沿ってレールが配設されている場合には、ヨーク材
側の連結は何ら支障なく十分に行えるが、一定経路は任
意に設定されるものであり、天井梁材に対して交叉して
レールが配設される場合もある。このとき天井梁材間の
ピッチが長いとき、レール装置は、或る長さに亘って天
井梁材側に支持されないことになり、その結果、下位レ
ールに支持案内されるキャリヤが天井梁材間を通過する
際に、この下位レールなどに振れが生じる恐れがある。
【0004】そのために従来では、たとえば、図8に示
すように、上位レール78と下位レール79との連結を
行うヨーク材80間に前後方向材81が配設され、この
前後方向材81の両端がボルト・ナット82を介してヨ
ーク材80に連結され、そして、前後方向材81の長さ
方向の中間位置と天井梁材88との間に吊り具83が設
けられた構成が採用されている。ここで吊り具83は、
天井梁材88に装着自在な保持具84や、その両端が保
持具84と前後方向材81とにピン85,86を介して
連結されるターンバックル87などにより構成されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
形式によると、前後方向材81が必要であり、そして前
後方向材81をヨーク材80に連結するために、ヨーク
材80の側板部にはボルト用の孔加工が必要であり、さ
らにボルト・ナット82を操作するところの組み立て工
程が必要であるなど、全体が高価にかつ複雑になる。
【0006】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、振れ止めなどの付属構成物を、構造ならびに操作を
簡単にして配設し得る搬送設備を提供することを目的と
したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の搬送設備は、ヨ
ーク材を介して、並行した複数のレール間の連結が行わ
れる搬送設備であって、ヨーク材は門形状で、その左右
一対の側板部の相対向面には、内方への突起部が形成さ
、天井梁材側からの吊り手段の遊端が、前記突起部に
下方から係止されていることを特徴としたものである。
【0008】したがって請求項1の発明によると、複数
のレール間の連結を行うヨーク材は、その突起部を付属
構成物の係止や荷重支持に利用して、付属構成物の配設
を行え、そしてヨーク材は、たとえば打ち抜き成形や溶
断などにより得られる。
【0009】
【0010】さらに、横振れ防止などを行うための吊り
手段は、最も効果的な位置にあるヨーク材と、このヨー
ク材に近い天井梁材との間に配設し得る。
【0011】そして本発明の請求項記載の搬送設備
は、上記した請求項1記載の構成において、ヨーク材に
は、レールに沿って配設される長尺物の支持を行う支持
手段が取り付けられ、この支持手段は、突起部に上方向
から係止される係止部を有することを特徴としたもので
ある。
【0012】したがって請求項の発明によると、ヨー
ク材に取り付けられた支持手段が、長尺物の荷重などで
下方へずれようとすることを、突起部に対して係止部が
係止されていることで、阻止し得る。
【0013】さらに本発明の請求項記載の搬送設備
は、上記した請求項1または2記載の構成において、レ
ールは、移動体に移動力を付与するチェーン使用の駆動
体が支持案内される第1レールと、移動体が支持案内さ
れる第2レールとからなり、ヨーク材は、各レール間を
連結することを特徴としたものである。
【0014】したがって請求項の発明によると、第1
レールと第2レールとを、複数のヨーク材を介して連結
し得る。そして、所期の組み立てなどを終えた運転時に
おいて、移動体の移動は、駆動体の移動力を受けて一定
経路上で行える。このとき移動体は、吊り手段やヨーク
材を介して振れ止めされた第2レールによる支持案内で
移動し得る。また駆動体は、吊り手段やヨーク材を介し
て振れ止めされた第1レールによる支持案内で移動し得
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
被搬送物を天井側の一定経路上で搬送する吊下げ搬送設
備(搬送設備の一例)に採用した状態として、図1〜図
7に基づいて説明する。図4、図6、図7において、吊
下げ搬送設備1は、レール装置10と、このレール装置
10側で支持案内される搬送装置40などにより構成さ
れる。
【0016】前記レール装置10は、I字型材からなり
上位に配置された第1レール11と、C字型材からなり
その開放部が相対向されて下位に配置された左右一対の
第2レール12と、並行した各レール11,12間を連
結するためにレール長さ方向の所定箇所に設けられる中
間部ヨーク材15ならびに端部ヨーク材16などから構
成される。
【0017】これらヨーク材15,16は、天板部15
A,16Aと、この天板部15A,16Aの両端から下
方へ伸びる左右一対の側板部15B,16Bとにより門
形の平板状に形成され、そして、側板部15B,16B
の相対向面で上下方向の中間部分には、内方への突起部
15C,16Cが一体に形成されている。このような形
状のヨーク材15,16は、たとえば打ち抜き成形や溶
断などにより容易に得られる。
【0018】前記ヨーク材15,16は、その天板部1
5A,16Aにおける中央部の下縁が、第1レール11
の上面11aに両面から溶接13され、また両側板部1
5B,16Bにおける下部の内側縁が、第2レール12
の外面12aに両面から溶接13されることで、並行し
た各レール11,12間の連結を行っている。以上の1
1〜16などにより、所定長さ(たとえば6M)の分割
レール装置10Aが構成される。
【0019】このような分割レール装置10Aは、施工
現場において、継ぎ足し状に接続される。すなわち、各
レール11,12のレール端面がレール長さ方向におい
て相対向(相当接)された状態で、端部ヨーク材16間
が、端部ヨーク材16に形成された連結具用孔間に挿通
される連結具17を介して連結される。ここで連結具1
7は、たとえばボルト、ナット、ワッシャなどにより構
成される。以上の11〜17などによりレール装置10
が構成される。
【0020】前記ヨーク材15,16のうち、天井梁材
5の真下に位置されるヨーク材15,16は、従来方式
により、この天井梁材5側からのブラケットに、ボルト
ナットなどの連結具を介して連結される。そしてレール
装置10側を、振れ止めなどのためにより天井梁材5側
に固定したいが、ヨーク材15,16の真上に天井梁材
5が存在しないとき、天井梁材5側からの吊り手段20
がヨーク材15,16に作用される。
【0021】すなわち、吊り手段20は、図1〜図5に
示すように、天井梁材5側に装着される保持部21と、
この保持部21と前記ヨーク材15,16との間に介在
されるターンバックル部25とにより構成される。
【0022】前記保持部21は、天井梁材5の両側に当
てがわれる左右一対の側ブラケット22と、天井梁材5
の上下両方において、側ブラケット22間に配設された
上下一対の締め付け連結具(ボルト・ナット)23と、
側ブラケット22の上部に溶接などで一体化されかつ天
井梁材5の上面に上方から当接自在な係止体24などに
より構成されている。
【0023】前記ターンバックル部25は、上下一対の
ねじロッド26,27と、これらねじロッド26,27
に形成された逆ねじ部に螺合されるナット体28などか
らなる。そして、上位側に位置されるねじロッド26の
上端にはブラケット29が一体化され、このブラケット
29は、連結ピン30を介して前記側ブラケット22の
下部間に連結されている。また、下位側に位置されるね
じロッド27の下端はフック部27aに形成され、この
フック部27aは、前記ヨーク材15,16の突起部1
5C,16Cに対して下方から係止自在に構成されてい
る。
【0024】前記ヨーク材15,16の適宜のものに
は、レール11,12に沿って配設される長尺物を支持
するための支持手段32が取り付けられる。この支持手
段32は、ヨーク材15,16の一面に当てがわれる側
ブラケット33と、この側ブラケット33の内端に溶接
などで一体化されかつヨーク材15,16の突起部15
C,16Cに対して上方から係止自在な係止部34と、
前記側ブラケット33の外端上部に連結具(ボルト・ナ
ット)35を介して連結される受け具36と、前記ヨー
ク材15,16の他面に当てがわれかつ一体化したスペ
ーサ材37が側ブラケット33に当てがわれる当て材3
8と、ヨーク材15,16の外方において、側ブラケッ
ト33と当て材38との間に配設された締め付け連結具
(ボルト・ナット)39などにより構成されている。
【0025】なお受け具36は、断面C字状部材が使用
され、その開放部を上向きとして配設され、そして配管
や配線などの長尺物7の支持を行う。上記したようにし
て構成されたレール装置10においては、図4、図7に
示すように、第2レール12が移動体の支持案内を行
い、第1レール11が、前記移動体に移動力を付与する
チェーン使用の駆動体の支持案内を行う。
【0026】すなわち移動体の一例であるトロリ装置4
1は、フロントトロリ42と、フリートロリ43と、リ
ヤトロリ44と、フロントトロリ42とフリートロリ4
3との間を連結する連結体45と、フリートロリ43な
らびにリヤトロリ44から連設したトラニオン用ピン4
6の間を連結する連結フレーム47などから構成され
る。そして各トロリ42,43,44には、前記第2レ
ール12に嵌合して支持案内される案内用ホイール48
と、両第2レール12の下位板部の端面間に位置して案
内される振れ防止用ホイール49とがそれぞれ設けられ
る。
【0027】前記フロントトロリ42には、前記駆動体
からの伝動体(後述する。)に対して係脱可能な受動体
50が昇降自在に設けられるとともに、中間をして横軸
51を介して上下揺動可能に取り付けられた動作レバー
52が前方に延設され、そして動作レバー52の後端と
受動体50の下端とがピンを介して連結されている。し
たがって動作レバー52と受動体50とは、動作レバー
52の前端が上動するときに受動体50が下降するよう
に連動される。
【0028】前記フロントトロリ42の上端で前記受動
体50の後方の位置には、伝動体と受動体50との係合
時に、受動体50が前方へ暴走するのを阻止する暴走阻
止体(ホールドドッグ)53が設けられる。この暴走阻
止体53はピンを介して前後揺動自在に構成されてお
り、通常においては、その上端が伝動体の移動経路内に
突入すべくウエイト部により付勢される。なお他方のリ
ヤトロリ44には、前記動作レバー52を上動させるカ
ムテール54が後方に延設されている。
【0029】前記トロリ装置41には、被搬送物の支持
装置55が取り付けられる。すなわち支持装置55は、
両トラニオン用ピン46の下端に取り付けられたCネッ
ク56と、これらCネック56の下部に取り付けられて
下方に延びる腕57と、この腕57の下端に水平状に設
けられた支持部58などから構成される。59は被搬送
物を示す。
【0030】前記第1レール11に支持案内されて前記
トロリ装置41に移動力を付与するチェーン使用の駆動
体60は、上位レール11に沿って配設されるリンクチ
ェーン61や、このリンクチェーン61のチェーン長さ
方向における所定の箇所に設けられるトロリ部62や、
このトロリ部62の近くにおいて前記リンクチェーン6
1から垂設されかつ前記受動体50が係脱自在な伝動体
66などにより構成される。
【0031】前記トロリ部62は、前記リンクチェーン
61におけるセンターリンクに設けられた左右一対のト
ロリ体63と、これらトロリ体63の一端(上部)に左
右方向軸64を介して遊転自在に設けられたローラ65
などにより構成され、これらローラ65が、前記上位レ
ール11の下板部における上面に支持案内される。な
お、リンクチェーン61は駆動部(モータなどで図示せ
ず。)に連動連結されている。
【0032】以下に、上記した実施の形態における作用
を説明する。第1レール11と第2レール12との連結
を行う中間部ヨーク材15ならびに端部ヨーク材16
は、同一状で門形の平板状に形成され、さらに、側板部
15B,16Bの相対向面で上下方向の中間部分には、
内方への突起部15C,16Cが一体に形成されてい
る。
【0033】そしてレール装置10を組み立てる前に、
第1レール11と第2レール12とは、中間部ヨーク材
15や端部ヨーク材16を介して連結される。すなわ
ち、各中間部ヨーク材15は、その天板部15A,16
Aにおける中央部の下縁が第1レール11の上面11a
に溶接13され、そして両側板部15B,16Bにおけ
る下部の内側縁が第2レール12の外面12aに溶接1
3されることで、各レール11,12間の連結を行って
いる。
【0034】このようにして形成された分割レール装置
10Aで、そのヨーク材15,16のうち、天井梁材5
の真下に位置されるヨーク材15,16は、従来方式に
より、この天井梁材5側からのブラケットに、ボルトナ
ットなどの連結具を介して連結され、以て天井側に架設
される。
【0035】このように架設された分割レール装置10
Aに、別の分割レール装置10Aがレール接続されかつ
架設される。すなわち図7に示すように、、レール接続
は端部ヨーク材16を利用して行われるもので、各レー
ル11,12のレール端面がレール長さ方向において相
対向(相当接)された状態で、端部ヨーク材16間が連
結具17を介して連結される。そして分割レール装置1
0A側を、振れ止めのためなどにより天井梁5側に固定
したいが、ヨーク材15,16の真上に天井梁材5が存
在しないとき、天井梁材5側からの吊り手段20がヨー
ク材15,16に作用される。
【0036】すなわち図1〜図3に示すように、天井梁
材5側の目的とする個所に保持部21が装着される。こ
の装着は、天井梁材5の両側に左右一対の側ブラケット
22を当てがい、天井梁材5の上下両方において、側ブ
ラケット22間に締め付け連結具23を作用させること
で行われ、その際に、天井梁材5の上面に係止体24が
上方から当接される。そして、この前後において、前記
側ブラケット22の下部間に、ターンバックル部25の
ブラケット29が連結ピン30を介して連結される。
【0037】このターンバックル部25は、両ねじロッ
ド26,27が互いに離間する方向に緩められており、
この状態で、下位側のねじロッド27の下端に形成され
ているフック部27aが、前記ヨーク材15,16の突
起部15C,16Cに対して下方から係止される。そし
て、ナット体28の回転操作により、両ねじロッド2
6,27が互いに接近する方向に締め付けられること
で、吊り手段20を介して分割レール装置10A側を、
振れ止めした状態で天井梁材5側に固定し得る。このと
き、ヨーク材15,16側に作用される締め付け力は、
フック部27aが係止された突起部15C,16Cを介
して受け止められる。
【0038】その際に吊り手段20は、ヨーク材15,
16に対して左右一対が作用される。すなわち、両吊り
手段20は、任意な傾斜角度でV字状に配置され、さら
にレール長さ方向においても、任意な傾斜角度で配置さ
れる。したがってレール装置10は、左右の吊り手段2
0による吊り支持作用によって、その横振れなどが防止
される。
【0039】上述したレール装置10の架設の前後にお
いて、前記ヨーク材15,16の適宜のものには支持手
段32が取り付けられる。すなわち図3〜図5に示すよ
うに、支持手段32の取り付けは、ヨーク材15,16
の突起部15C,16Cに対して係止部34を上方から
係止させて、ヨーク材15,16の一面に側ブラケット
33を当てがい、そして、側ブラケット33にスペーサ
材37が当てがわれた状態で、ヨーク材15,16の他
面に当て材38が当てがったのち、ヨーク材15,16
の外方において、側ブラケット33と当て材38とを締
め付け連結具39により締め付け固定することで行われ
る。
【0040】なお適宜なときに、側ブラケット33の外
端上部には、受け具36が連結具35を介して連結され
る。そしてレール装置10の架設を行ったのちに、レー
ル11,12に沿って長尺物7が配設され、その際に長
尺物7は、適所に配置された受け具36間に亘って支持
される。その際に、長尺物7の荷重などで受け具36が
下方へずれようとすることを、突起部15C,16Cに
対して係止部34が係止されていることで、阻止し得
る。
【0041】レール装置10の所期の組み立てや搬送装
置40の組み込みなどを終えた運転時において、トロリ
装置41の移動は、図4、図7に示すように、伝動体6
6を受動体50に係合させることにより、駆動体50の
移動力を受けて一定経路上で行われる。このとき動作レ
バー52はその前端側が下動している。このような移動
中にトロリ装置41側が暴走しようとしたとき、伝動体
66の後面に対して暴走阻止体53が当接することか
ら、その暴走は阻止される。
【0042】上述したような運転時において、トロリ装
置41は、その案内用ホイール48が第2レール12に
嵌合して支持案内され、そして振れ防止用ホイール49
が第2レール12の下位板部の端面間に位置して案内さ
れることで、大きく振れることもなく、一定経路上を安
定して移動される。また駆動体60は、そのローラ65
が第1レール11に支持案内されて円滑に移動される。
【0043】上記した実施の形態では、搬送設備として
吊下げ搬送設備1が示されているが、これは台車を移動
させるフロア式搬送設備であってもよい。上記した実施
の形態では、レール装置10として、I字型材からなる
第1レール11とC字型材からなる第2レール12との
組み合わせ形式が示されているが、これは第1レール
も、C字型材からなりその開放部が相対向されて左右一
対に配置された形式とするなど、種々な組み合わせ形式
が可能である。
【0044】上記した実施の形態においてヨーク材1
5,16は、突起部15C,16Cなどを利用して吊り
手段20や支持手段32の係止などを行っているが、こ
れは他の付属構成物の配設にも利用し得るものである。
【0045】上記した実施の形態では、各所の連結具と
してボルト・ナット形式が示されているが、これはリベ
ット形式や、ボルト・かしめナット形式などを適宜使用
するものであってもよい。
【0046】上記した実施の形態では、チェーン使用の
駆動体60が上位の第1レール11に支持案内される形
式が示されているが、これは第1レール11に支持案内
される自走体によりトロリ装置41に移動力を付与する
形式であってもよい。
【0047】上記した実施の形態では、伝動体66に対
して受動体50を係脱動させているが、これは受動体5
0に対して伝動体66を係脱動させる構成であってもよ
い。
【0048】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、レ
ール間の連結を行うヨーク材の突起部を付属構成物の係
止や荷重支持に利用することで、付属構成物の配設を、
構造ならびに操作を容易にして行うことができ、しかも
ヨーク材は、たとえば打ち抜き成形や溶断などにより容
易に得ることができる。
【0049】また、横振れ防止などを行うための吊り手
段は、最も効果的な位置にあるヨーク材と、このヨーク
材に近い天井梁材との間に容易に配設することができ
る。
【0050】そして上記した本発明の請求項による
と、ヨーク材に取り付けた支持手段が、長尺物の荷重な
どで下方へずれようとすることを、突起部に対して係止
部が係止していることで阻止できる。
【0051】さらに上記した本発明の請求項による
と、第1レールと第2レールとを、複数のヨーク材を介
して連結でき、そして運転時において移動体は、吊り手
段やヨーク材を介して振れ止めした第2レールによる支
持案内で、一定経路上を安定して移動でき、また駆動体
は、吊り手段やヨーク材を介して振れ止めした第1レー
ルによる支持案内で、円滑に安定して移動できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、搬送設備に
おけるレール装置吊り部分の斜視図である。
【図2】同搬送設備におけるレール装置吊り部分の一部
切り欠き正面図である。
【図3】同搬送設備におけるレール装置吊り部分の一部
切り欠き平面図である。
【図4】同搬送設備における支持手段部分の正面図であ
る。
【図5】同搬送設備における支持手段部分の側面図であ
る。
【図6】同搬送設備におけるレール装置部分の側面図で
ある。
【図7】同搬送設備の要部の側面図である。
【図8】従来例を示し、搬送設備におけるレール装置吊
り部分の側面図である。
【符号の説明】
1 吊下げ搬送設備(搬送設備) 5 天井梁材 7 長尺物 10 レール装置 10A 分割レール装置 11 第1レール 12 第2レール 15 中間部ヨーク材 15B 側板部 15C 突起部 16 端部ヨーク材 16B 側板部 16C 突起部 20 吊り手段 21 保持部 25 ターンバックル部 27a フック部 32 支持手段 34 係止部 36 受け具 40 搬送装置 41 トロリ装置(移動体) 55 支持装置 59 被搬送物 60 チェーン使用の駆動体
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 21/00 B65G 21/22 B65G 35/00 B61B 10/02 B65D 65/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヨーク材を介して、並行した複数のレー
    ル間の連結が行われる搬送設備であって、ヨーク材は門
    形状で、その左右一対の側板部の相対向面には、内方へ
    の突起部が形成され、天井梁材側からの吊り手段の遊端
    が、前記突起部に下方から係止されていることを特徴と
    する搬送設備。
  2. 【請求項2】 ヨーク材には、レールに沿って配設され
    る長尺物の支持を行う支持手段が取り付けられ、この支
    持手段は、突起部に上方向から係止される係止部を有す
    ことを特徴とする請求項1記載の搬送設備。
  3. 【請求項3】 レールは、移動体に移動力を付与するチ
    ェーン使用の駆動体が支持案内される第1レールと、移
    動体が支持案内される第2レールとからなり、ヨーク材
    は、各レール間を連結することを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の搬送設備。
JP17873797A 1997-07-04 1997-07-04 搬送設備 Expired - Fee Related JP3428377B2 (ja)

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