JPH1081487A - 搬送台車における昇降ベルトの連結構造 - Google Patents

搬送台車における昇降ベルトの連結構造

Info

Publication number
JPH1081487A
JPH1081487A JP23513996A JP23513996A JPH1081487A JP H1081487 A JPH1081487 A JP H1081487A JP 23513996 A JP23513996 A JP 23513996A JP 23513996 A JP23513996 A JP 23513996A JP H1081487 A JPH1081487 A JP H1081487A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
carrier
lifting
load
connecting means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23513996A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3695005B2 (ja
Inventor
Shinichi Kani
真一 可児
Kazuhiro Suzuki
和宏 鈴木
Mineo Sugano
峰夫 菅野
Kenji Shimizu
賢二 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP23513996A priority Critical patent/JP3695005B2/ja
Publication of JPH1081487A publication Critical patent/JPH1081487A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3695005B2 publication Critical patent/JP3695005B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷台が揺れてもベルトに常に荷重がほぼ均一
にかかるようにし、ベルトの長寿命化を図る。 【解決手段】 搬送台車から吊り下げられたベルト8の
下端には連結具10を介して荷台を構成する昇降台9が
連結されている。ベルト8が挟持された支持板18と、
昇降台9に螺着された支持ボルト22の頭部22aと
は、リンク部材21を介して2本のピン21a,21b
を中心に二点で回動可能に連結されている。各ピン21
a,21bはその軸線方向がベルト8の面に直交するよ
うに配置されており、昇降台9がベルト8の幅方向に揺
れても、ベルト8の揺れによる傾斜に伴い支持板18の
姿勢が傾くため、ベルト8には常に荷重(張力)が均一
にかかるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば天井などに
架設された案内レールを走行するとともに、昇降ベルト
の巻き取り・繰り出しによりそのベルト下端に連結され
た荷台を昇降可能に備える搬送台車に係り、詳しくはベ
ルトと荷台とを連結する搬送台車における昇降ベルトの
連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば特開昭63−258389号公報
や実開昭62−200067号公報には、天井に架設さ
れた案内レール上を走行する搬送台車が開示されてい
る。この搬送台車には荷を把持するためのハンガーユニ
ットが、そのフレーム(昇降台)に支持された4本のベ
ルトにより吊下状態に備えられており、ベルトがリール
に対して巻き取り・繰り出しされることによりハンガー
ユニットは昇降するようになっている。
【0003】例えば実開昭62−200067号公報に
は、図8に示すようなベルトと昇降台との連結構造が開
示されている。ハンガーユニット(図示せず)を支持す
る昇降台81の側面には長穴82aに挿通されたボルト
83により上下に位置調整可能にL字状の支持ブラケッ
ト82が組付けられており、支持ブラケット82と支持
板84との間にベルト85の下端部が挟持された状態で
4本のネジ86が締結されることによりベルト85は昇
降台81に対して連結固定されていた。昇降台81に対
する支持ブラケット82の取付位置を変更して4本のベ
ルト85の長さを合わせることで、昇降台81は水平に
保持される。
【0004】ハンガーユニットはその側面に固定された
L字金具87に突設された支持ピン88を、支持ブラケ
ット82の下部に形成された係止凹部82bに係止する
ことにより昇降台81に取り付けられていた。この他、
特開平4−246089号公報にも同様のベルトの連結
構造が開示されているが、この公報に開示された連結構
造もベルトと昇降台とがボルトを用いて一体的に固定さ
れたものであった。
【0005】また、前記特開昭63−258389号公
報に開示されたベルトは、その長手方向に沿って多数本
の電線及び補強ワイヤが埋設されたものであり、ベルト
に埋設された電線を介してハンガーユニットに装備され
たモータ等への給電及び制御信号授受が行われるように
なっていた。なお、搬送台車はその軌道上の所々に設け
られたステーションの真上で停止した状態でハンガーユ
ニットを昇降させ、荷の積み込み・積み卸しはハンガー
ユニットをステーションに着地させた状態で行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、昇降台81
はベルト85に吊り下げられているだけなので、その昇
降時には昇降台81がある程度揺れることになる。例え
ば昇降台81に何らかの外力(例えば風力でも)が加わ
れば昇降中に昇降台81が揺れることとなる。また、ス
テーションで荷を積み込んだために昇降台81の重心が
偏った場合にも、ステーションからの上昇時に昇降台8
1が揺れることになる。
【0007】しかしながら、昇降台81は4本の等しい
長さのベルト85により四隅で吊り下げられているた
め、揺れても水平に保持されるが、これに対して昇降台
81に対するベルト85の傾斜角は昇降台81の揺れに
応じて変化することになる。そのため、従来のようにベ
ルト85と昇降台81とが一体的に固定された連結であ
ると、ベルト85が揺れて昇降台81との傾斜角が変化
するときにベルト85に無理な力(偏荷重)がかかるこ
ととなっていた。特に、ベルト85が幅方向に揺れた場
合、ベルト85に働く張力がその幅方向に偏った状態に
分布し、ベルト85の幅方向片側端部に張力が集中する
ことになるため、この張力による偏荷重がベルト85の
寿命を相対的に短くさせる原因の一つとなっていた。
【0008】また、ベルトに電線や補強ワイヤを埋設し
た構成とした場合、図8に示すようにネジ86(または
ボルト)をベルトに貫通した構造とすると、電線や補強
ワイヤがそのネジ86等の貫通部分で破断されてしまう
ことになるため、ベルト85に埋設された電線や補強ワ
イヤを有効に活用できないという問題もあった。
【0009】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その第1の目的は、荷台が揺れてもベルト
には張力が常にほぼ均一にかかるようにし、その寿命の
長期化を図ることができる搬送台車における昇降ベルト
の連結構造を提供することにある。第2の目的は、ベル
トを挟持する固定具を用いた場合、固定具にベルトを挟
持するためのネジやボルト等の締結手段をベルトに貫通
させずに済ませることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため請求項1に記載の発明では、架設レールを走行す
る搬送台車に吊り下げられたベルトと、該ベルトの下端
に連結されて該ベルトが巻き取り・繰り出しされること
により昇降される荷台との連結構造であって、前記ベル
トは前記荷台に対して相互の相対回動を許容する連結手
段を介して連結されている。
【0011】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の搬送台車における昇降ベルトの連結構造において、
前記連結手段は少なくとも前記ベルトの面内での相互の
相対回動を許容するようにした。
【0012】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の搬送台車における昇降ベルトの連結構造において、
前記連結手段はリンク機構である。第2の目的を達成す
るため請求項4に記載の発明では、請求項1〜請求項3
のいずれか一項に記載の搬送台車における昇降ベルトの
連結構造において、前記ベルトは固定具に挟持された状
態で該固定具が前記荷台に対して前記連結手段を介して
連結されることで該荷台に対して回動可能に設けられ、
該ベルトはその端部をループを作るように折り返して2
枚重ねとした部分で該固定具に挟持されている。
【0013】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の搬送台車における昇降ベルトの連結構造において、
前記ベルトの少なくとも1本には電線機能あるいは補強
機能を備えた線材が埋設されている。
【0014】(作用)従って、請求項1に記載の発明に
よれば、架設レールを走行する搬送台車に吊り下げられ
たベルトが巻き取り・繰り出しされることにより荷台は
昇降される。ベルトは連結手段を介して荷台と連結さ
れ、ベルトと荷台との連結部では相互の相対回動が許容
される。そのため、ベルトに吊り下げられた荷台の揺れ
に応じて、ベルトの荷台に対する傾斜角が変化してベル
トの連結部近傍には常に張力が均一に働くことになる。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、荷台がベ
ルトの幅方向に揺れたときには、ベルトの面内において
荷台に対するベルトの傾斜角が変化することになるた
め、ベルトの張力がその幅方向に分布を生じることがな
い。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、連結手段
がリンク機構であることから、ベルトと荷台との連結部
における回動中心がリンクの両端の二点となり、ベルト
と荷台とのリンクを介した相対変位により揺れの振幅が
緩和される。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、ベルトを
挟持する固定具が連結手段を介して荷台に連結されるこ
とで、ベルトは荷台に対して相対回動可能に連結され
る。ベルトはその端部をループを作るように折り返して
2枚重ねとした部分で固定具に挟持されるため、ベルト
のループ形成部分が抜け止めとして機能する。従って、
ベルトを固定具に挟持するために用いられるネジやボル
トをベルトに貫通しなくて済む。そのため、ネジやボル
トを貫通した構造で起こり得るネジやボルトの貫通部に
おける応力の集中が回避されるうえ、固定具によるベル
トの挟持位置の変更が可能となってベルトの挟持位置の
変更によるベルトの吊り下げ長さの調整が可能となる。
【0018】請求項5に記載の発明によれば、荷台を吊
り下げているベルトのうち少なくとも1本には、電線機
能あるいは補強機能を備えた線材が埋設されており、固
定具にベルトを挟持するために用いられるネジやボルト
をベルトに貫通せずに済むことから、線材を破断等させ
ずに有効に活用することが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図5に従って説明する。図2は本実施形態
におけるモノレール式の搬送台車1を示す。搬送台車1
は天井に沿って架設された架設レールとしての案内レー
ル2に懸架状態で走行可能に支持されている。本体1a
の上部には1つの給電トロリ3が案内レール2に配線さ
れた給電線(トロリー線)4にその集電子を接触させた
状態で支持されており、搬送台車1は給電トロリ3を介
して給電線4から電力を得るようになっている。
【0020】本体1aは下部に開口(図示せず)を有す
る略箱状に形成され、その内部には幅方向両側に2個の
昇降用ドラム5が配置されている。両ドラム5はその回
転軸が案内レール2と直交する向きに配置されており、
モータ7の駆動力が動力伝達機構6を介して2個のドラ
ム5に伝達されることにより両ドラム5は一体回転駆動
されるようになっている。
【0021】各ドラム5には前後2本ずつのベルト8が
それぞれ巻き掛けられており、モータ7が正逆転駆動さ
れてドラム5が正転・逆転されることにより、本体1a
の下部四隅から垂下された4本のベルト8が巻き取り・
繰り出しされるようになっている。各ベルト8の下端部
は荷台を構成する四角板状の昇降台9にその上面四隅に
て連結具10を介して連結されている。この連結具10
を介したベルト8の連結構造については後述する。
【0022】昇降台9の下面には、荷台を構成する前後
方向に開口された格子状のかご体からなるいわゆるケー
ジタイプのハンドリング部11が固定されている。搬送
台車1が搬送する荷12はこのハンドリング部11に載
置されるようになっており、このハンドリング部11を
本体1aまで上昇し切った状態で搬送台車1は走行す
る。
【0023】搬送台車1の走行経路に沿った地上側所定
箇所には荷12の積み込み・積み卸しをするための図2
に示すステーション13が設置されている。搬送台車1
は運行制御装置(図示せず)から受信した運行指令に基
づき指示されたステーション13まで走行し、ステーシ
ョン13の真上で停止した状態で、ハンドリング部11
を荷12の積み込み・積み卸しのために昇降させる。
【0024】図2に示すように、ステーション13には
ローラコンベア14が設けられており、このローラコン
ベア14の両側には一対のガイドピン15が上方に突出
する状態で配置されている。ハンドリング部11の両側
部に形成された一対のガイド板11aの側部には、ガイ
ドピン15が挿通可能なガイドリング16(但し、同図
では片側のみ図示)が外側に突設されている。ガイドピ
ン15がガイドリング16に挿通されることで、ハンド
リング部11はその下降時にローラコンベア14上の所
定位置に着地するように案内される。
【0025】ハンドリング部11が位置決め案内されて
コンベアローラ14上に着地した状態では、ハンドリン
グ部11の底部を構成する複数本の格子枠11bが、コ
ンベアローラ14を構成する各ローラ14aの間隙に埋
没するようになっている。つまり、ハンドリング部11
に載置された荷12は、各格子枠11bの間隙から突出
したローラ14a上に載置された状態とされ、その着地
状態でローラコンベア14が駆動されれば、ローラ14
aの回転駆動によりステーション13とハンドリング部
11との間で荷12の搬出・搬入が行われるようになっ
ている。なお、ローラコンベア14はモータ17により
正逆転駆動されるようになっている。
【0026】次に、ベルト8と昇降台9との連結構造に
ついて説明する。4本のベルト8の下端部は昇降台9の
上面四隅に連結具10を介して連結されている。図1,
図3,図4に示すように、連結具10は、六角板状の支
持板18、四角板状の支持板19、2枚のベークライト
製で四角板状の挟持板20、連結手段及びリンク機構を
構成する一対のリンク部材21、及び連結手段を構成す
る1本の支持ボルト22等から構成される。各板18〜
20により固定具が構成されている。
【0027】ベルト8はループをなすように折り返して
2枚重ねとした部位を2つの支持板18,19間に挟持
板20を介して挟持された状態あり、支持板18,19
及び挟持板20を貫通するように挿通させた4本のボル
ト23とナット24との締結により所定強度以上の把持
力で挟持されている。
【0028】支持板18の下部両面には一対のリンク部
材21の上端部がピン21aを介して回動可能に連結さ
れている。支持ボルト22の頭部22aは相対向する一
組の側面が平坦に形成されており、この頭部22aの平
坦な両側面に対してリンク部材21の下端部がピン21
bを介して回動可能に連結されている。各ピン21a,
21bは連結手段及びリンク機構を構成する。なお、リ
ンク部材21は一般にチェーンの部品として市販されて
いるものを使用している。
【0029】支持ボルト22は昇降台9の上面四隅に形
成されたボルト挿通孔9a(図4に図示)にその軸部2
2bを挿通し、この軸部22bに螺着した1組のナット
25を昇降台9の上面を構成する板部9bを挟持するよ
うにワッシャ26を介して締結することで昇降台9に固
定されている。昇降台9の水平度の調整は、挟持板20
によるベルト9の挟持位置の変更と、板部9bに対する
支持ボルト22の締結位置の変更とにより2通りの方法
で行えるようになっている。
【0030】ベルト8には線材としての金属製のワイヤ
8a(図3に図示)が多数本埋設されており、このワイ
ヤ8aにより強度の向上が図られるとともに、4本のベ
ルト8のうち1本については、このワイヤ8aを信号線
として利用している。ハンドリング部11には荷12の
有無などを検知するための各種センサ27(図2に1個
のみ図示)が設けられており、センサ27の信号は信号
線として利用されたワイヤ8aを介して本体1a内に配
設されたコントローラ(図示せず)と電気的に接続され
ている。
【0031】すなわち、図5に示すように、センサ27
に接続された配線28は昇降台9の内部に延びており、
その先端部にはコネクタ29が接続されている。一部の
ワイヤ8aが信号線として用いられたベルト8は折り返
して支持板18,19等に挟持されて上方に延出した部
分が他のベルト8よりも長く、そのベルト8の延出した
部分は昇降台9の内部に挿通されてその先端にコネクタ
30が設けられ、このコネクタ30が前記コネクタ29
と接続されている。
【0032】次に、上記のように構成された搬送台車1
の作用を説明する。搬送台車1は運行制御装置からの作
業指令を受けて所定のステーション13まで走行し、ス
テーション13の真上で停止する。次にモータ7が逆転
駆動されてドラム5に巻き取られたベルト8が繰り出さ
れてハンドリング部11が所定速度で真っ直ぐ下降す
る。ハンドリング部11はガイドリング16に挿通した
ガイドピン15に案内されて位置決めされ、ローラコン
ベア14上の所定位置に着地する。このときハンドリン
グ部11の底部を構成する格子枠11bがローラ14a
間の間隙に埋没した状態となり、ハンドリング部11上
の荷12はローラ14aの上面に載置される。
【0033】ハンドリング部11の着地を検知するとモ
ータ17が正転駆動されてローラコンベア14が搬出方
向に駆動され、ローラ14aの回転駆動により荷12は
ハンドリング部11から搬出される。一方、荷12をハ
ンドリング部11に搬入するときには、ハンドリング部
11の着地が検知されるとモータ17が逆転駆動され、
ローラコンベア14上の所定位置に予め用意されていた
荷12がローラ14aの回転駆動によりハンドリング部
11上に搬入される。ステーション13での荷役作業を
終えると、モータ7が正転駆動されてベルト8がドラム
5に巻き取られることによりハンドリング部11は所定
速度で真っ直ぐ上昇する。
【0034】例えばハンドリング部11が上昇し切った
状態にあるときや、ガイドピン15に案内されていると
きには、図1(a)に示すように、水平に保持された昇
降台9に固定された支持ボルト22に対し、リンク部材
21、支持板18(19)及びベルト8はほぼ鉛直に真
っ直ぐ配置される。そのため、ベルト8には支持板1
8,19の上側付近において荷重(張力)がほぼ均一に
かかることになる。
【0035】一方、ベルト8の巻き取り・繰り出しによ
りハンドリング部11が昇降する際には、ハンドリング
部11は他に何からも位置規制されずにベルト8に吊り
下げられただけの状態となるため、何らかの外力に影響
され、あるいは荷12を載置したことによるハンドリン
グ部11の重心の偏りなどが原因で、ハンドリング部1
1が揺れる場合がある。
【0036】例えば図1(b)に示すように、ハンドリ
ング部11(つまり昇降台9)がベルト8の幅方向(同
図では左右方向)に揺れたとすると、水平に保持された
昇降台9に固定された支持ボルト22に対し、支持板1
8(19)はリンク部材21を介してベルト8の傾斜方
向にその姿勢を傾斜させる。そのため、昇降台9がベル
ト8の幅方向に揺れた場合も、ベルト8には支持板1
8,19の上側付近において荷重がほぼ均一にかかるこ
とになる。
【0037】また、振動等によるハンドリング部11の
小刻みな揺れは、図1(c)に示すように、リンク部材
21が揺動することによりある程度吸収されてベルト8
の揺れとなることが抑えられる。また、ベルト8の揺れ
となってもリンク部材21が揺動することにより、ベル
ト8の振幅が相対的に小さく抑えられる。そのため、ハ
ンドリング部11が従来のベルト連結構造よりも揺れ難
くなる。
【0038】以上詳述したように本実施形態によれば、
以下に示す効果が得られる。 (a)ベルト8が挟持固定された支持板18(19)
と、昇降台9に固定された支持ボルト22とを、ベルト
8の面内での回動が可能となるようにリンク部材21を
介して連結したので、ハンドリング部11がベルト8の
幅方向に揺れてもベルト8には常に荷重がほぼ均一にか
かるようにすることができる。その結果、ベルト8に昇
降台9の揺れに起因する無理な偏荷重がかかることをほ
ぼ防止することができ、その寿命の向上を図ることがで
きる。
【0039】(b)支持板18(19)と支持ボルト2
2との連結にリンク部材21を採用したので、リンク部
材21により昇降台9の振動等の小刻みな揺れをある程
度吸収することができる。そのため、ハンドリング部1
1を比較的揺れ難くすることができる。また、リンク部
材21として市販のチェーンの部品を用いたので、連結
具10の部品コストを比較的安価に抑えることができ
る。
【0040】(c)ベルト8の下端をループをなして折
り返して2枚重ねとした部分でベルト8を支持板18,
19等に挟持させる構造とし、ベルト8の抜け止めを図
ったので、支持板18,19に締結するボルト23をベ
ルト8に貫通させずに済ませられる。そのため、ベルト
8の支持板18,19等による挟持位置を変更すること
でベルト8の長さ調整をして昇降台9の水平度の調整を
行うことができるうえ、従来技術で述べたようなボルト
が貫通された部位でベルトに集中応力が働く事態を回避
でき、さらにベルト8に埋設されたワイヤ8aの一部を
破断させずに済ませられ、予め用意された多数本のワイ
ヤ8aを補強と信号線とに無駄なく活用することができ
る。
【0041】(d)昇降台9の板部9bに対する支持ボ
ルト22の締結位置を変更可能としたので、支持ボルト
22の締結位置の変更によっても、昇降台9の水平度の
調整をすることができる。
【0042】尚、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次の
ように具体化することもできる。 (1)前記実施形態ではリンクを用いることにより、ベ
ルト8側の支持板18(19)と、昇降台9側の支持ボ
ルト22との連結を二点で回動する構造としたが、例え
ば図6に示すようなリンクを用いない連結具31を採用
することにより、一点で回動する連結構造としてもよ
い。すなわち、頭部がコ字状に形成された連結手段を構
成する支持ボルト32の支持部32aに下部が嵌め込ま
れた支持板18は、支持部32aに貫通された連結手段
を構成するピン33を介して支持ボルト32と一点で回
動可能に連結されている。ピン33はベルト8の面に対
して直交する向きに配置されている。この構成によれ
ば、支持ボルト32に対して支持板18(19)がピン
33を中心に一点で回動してベルト8の傾動方向にその
姿勢を傾けるので、この場合もハンドリング部11が揺
れても常にベルト8に荷重が均一にかかるようにするこ
とができる。
【0043】(2)図7に示すように、連結手段として
の自在継ぎ手35を用いた連結具36を採用してもよ
い。すなわち、自在継ぎ手35のボルト軸35aをナッ
ト37を用いて支持板18に締結固定するとともに、他
端側のボルト軸35bをナット25を用いて昇降台9に
締結固定することにより、ベルト8は昇降台9に対して
自在継ぎ手35を介して連結されている。この構成によ
れば、ハンドリング部11がベルト8の幅方向など同一
鉛直面内で揺れるときに、ベルト8にかかる荷重をほぼ
均一にすることができるばかりでなく、ハンドリング部
11が水平面内を捩じるように揺れたときにも昇降台9
に対するベルト8の軸線回りの回動が許容されるため、
ベルト8の捩れによる偏荷重の発生も極力回避すること
ができる。
【0044】(3)昇降台9に対するベルト8の回動許
容方向は、ベルト8の面に直交する軸回りの回動に限定
されない。例えばベルト8の幅方向と平行な軸回りの回
動を許容するような連結具を採用した連結構造であって
もよい。この構成によっても、ベルト8の厚み方向に昇
降台9が揺れたときでもベルト8にかかる荷重をほぼ均
一とすることができ、特に比較的厚みのあるベルトを使
用したときは効果的である。
【0045】(4)図3,図4における支持ボルト22
に替えて、頭部22aと軸部22bとが軸心を中心に回
動可能に構成された支持ボルトとしてもよい。この構成
よれば、ベルト8の捩じれによる偏荷重の発生も防止で
きる。もちろん、図6における支持ボルト32に替え
て、支持部32aと軸部32bとが軸心を中心に回動可
能に構成された支持ボルトとしても、同様の効果が得ら
れる。
【0046】(5)図3,図4におけるピン21a,2
1bや、図6におけるピン33などの回動軸となる部材
を備えない連結構造としてもよい。例えば支持板18の
下部に固定したフックを昇降台9に固定したフックやリ
ングに引っ掛けて、ベルト8を昇降台9に対して回動可
能に連結した構成を採用することもできる。
【0047】(6)ベルトにネジやボルトを貫通させた
図8に示すようなベルトの挟持構造を採用してもよい。 (7)ベルト8の折り返しループ内に丸棒などの規制部
材を差し込んでおき、ベルト8の抜け止めを一層確実に
防止する構造を採用してもよい。
【0048】(8)搬送台車1のような移動体に設けら
れたもの以外のベルト連結構造に本発明を適用してもよ
い。例えば荷台を昇降させるだけのエレベータ式の搬送
装置における昇降ベルトと荷台との連結構造に本発明を
採用してもよい。
【0049】前記実施形態から把握され、特許請求の範
囲に記載されていない発明を、その効果とともに以下に
記載する。 (イ)請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の発明
において、前記連結手段は前記ベルトの下端部と前記荷
台との間隔を調整する間隔調整機構を備えている。この
構成によれば、連結手段に備えられた間隔調整機構(支
持ボルト22及びナット25)によりベルトの下端部と
荷台との間隔を調整することにより、荷台の水平度の調
整をすることができる。
【0050】(ロ)請求項1、請求項2、請求項4、請
求項5及び前記(イ)のいずれか一項に記載の発明にお
いて、前記連結手段は前記ベルトと前記荷台とを一軸回
動可能に連結している。この構成によっても、荷台が揺
れたときにベルトに不均一な荷重が加わることを緩和で
きる。
【0051】(ハ)請求項1、請求項2、請求項4、請
求項5及び前記(イ),(ロ)のいずれか一項に記載の
発明において、前記連結手段は自在継手である。この構
成によれば、荷台のあらゆる方向の揺れに対してベルト
を荷台に対して回動させることができ、ベルトにかかる
荷重を常にほぼ均一に維持できる。
【0052】(ニ)請求項1、請求項2、請求項4、請
求項5及び前記(イ),(ロ)のいずれか一項に記載の
発明において、前記連結手段は前記ベルトの面内での相
対回動のみを許容する。この構成によれば、ベルトは荷
台に対するその面内での回動だけが許容されてそれ以外
の方向における回動が規制されるため、ベルトを荷台に
回動可能に連結した構造としても、ベルトに捩じれ方向
の力が加わったときの復元力が阻害されない。そのた
め、ベルトの捩じれ方向の復元力により荷台の揺れを抑
える機能を損なわずに、ベルトに荷重がほぼ均一にかか
るようにすることができる。
【0053】(ホ)請求項3に記載の発明において、前
記リンク機構はチェーン部品である。この構成によれ
ば、強度が保証された比較的安価な市販品(チェーン部
品)を用いることができるので、リンク機構を安価に構
成できる。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、ベルトは連結手段を介して荷台に対する回
動が許容されるように連結されるため、ベルトに吊り下
げられた荷台が揺れても、ベルトに荷重がほぼ均一にか
かるように維持することができる。
【0055】請求項2に記載の発明によれば、連結手段
は少なくともベルトの面内での相互の相対回動を許容す
るので、荷台がベルトに偏荷重が生じやすいその幅方向
に揺れても、ベルトの幅方向に偏荷重が生じることをほ
ぼ抑えることができる。
【0056】請求項3に記載の発明によれば、連結手段
をリンク機構とし、ベルトと荷台とが二点で相対回動可
能に連結された構成としたので、ベルトと荷台との間に
介在するリンク機構自体の揺れにより荷台の揺れの振幅
が吸収されてその揺れを緩和することができる。
【0057】請求項4に記載の発明によれば、ベルトの
端部をループを作るように折り返して2枚重ねとした部
分で固定具に挟持することにより、ベルトの抜け止めを
図ったので、ベルトを固定具に挟持するために締結する
ネジやボルト等をベルトに貫通しなくて済み、固定具に
よるベルトの挟持部位の変更によるベルトの長さ調整を
行うことができるとともに、ネジやボルト等の貫通部に
おける応力の集中を回避することができる。
【0058】請求項5に記載の発明によれば、荷台を吊
り下げているベルトのうち少なくとも1本に、電線機能
あるいは補強機能を備えた線材が埋設されたものを使用
しても、ベルトを固定具に挟持するために用いられるネ
ジやボルト等をベルトに貫通させずに済ませられること
から、線材を破断させずに有効に活用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態におけるベルト連結構造の作用説明
のための側面図。
【図2】搬送台車の斜視図。
【図3】ベルト連結構造の斜視図。
【図4】ベルト連結構造の正断面図。
【図5】ベルト連結構造の正断面図。
【図6】別例のベルト連結構造の正断面図。
【図7】別例のベルト連結構造の側面図。
【図8】従来のベルト連結構造の斜視図。
【符号の説明】
1…搬送台車、2…架設レールとしての案内レール、8
…ベルト、8a…線材としてのワイヤ、9…荷台を構成
する昇降台、11…荷台を構成するハンドリング部、1
8,19…固定具を構成する支持板、20…固定具を構
成する挟持板、21…連結手段及びリンク機構を構成す
るリンク部材、21a,21b…連結手段及びリンク機
構を構成するピン、22,32…連結手段を構成する支
持ボルト、33…連結手段を構成するピン、35…連結
手段としての自在継ぎ手。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 賢二 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架設レールを走行する搬送台車に吊り下
    げられたベルトと、該ベルトの下端に連結されて該ベル
    トが巻き取り・繰り出しされることにより昇降される荷
    台との連結構造であって、 前記ベルトは前記荷台に対して相互の相対回動を許容す
    る連結手段を介して連結されている搬送台車における昇
    降ベルトの連結構造。
  2. 【請求項2】 前記連結手段は少なくとも前記ベルトの
    面内での相互の相対回動を許容する請求項1に記載の搬
    送台車における昇降ベルトの連結構造。
  3. 【請求項3】 前記連結手段はリンク機構である請求項
    2に記載の搬送台車における昇降ベルトの連結構造。
  4. 【請求項4】 前記ベルトは固定具に挟持された状態で
    該固定具が前記荷台に対して前記連結手段を介して連結
    されることで該荷台に対して回動可能に設けられ、該ベ
    ルトはその端部をループを作るように折り返して2枚重
    ねとした部分で該固定具に挟持されている請求項1〜請
    求項3のいずれか一項に記載の搬送台車における昇降ベ
    ルトの連結構造。
  5. 【請求項5】 前記ベルトの少なくとも1本には電線機
    能あるいは補強機能を備えた線材が埋設されている請求
    項4に記載の搬送台車における昇降ベルトの連結構造。
JP23513996A 1996-09-05 1996-09-05 搬送台車における昇降ベルトの連結構造 Expired - Fee Related JP3695005B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23513996A JP3695005B2 (ja) 1996-09-05 1996-09-05 搬送台車における昇降ベルトの連結構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23513996A JP3695005B2 (ja) 1996-09-05 1996-09-05 搬送台車における昇降ベルトの連結構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1081487A true JPH1081487A (ja) 1998-03-31
JP3695005B2 JP3695005B2 (ja) 2005-09-14

Family

ID=16981638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23513996A Expired - Fee Related JP3695005B2 (ja) 1996-09-05 1996-09-05 搬送台車における昇降ベルトの連結構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3695005B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010030702A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Murata Machinery Ltd 昇降装置
JP2010202357A (ja) * 2009-03-04 2010-09-16 Honda Heavy Industries Co Ltd 天井クレーン
KR101463082B1 (ko) * 2013-11-27 2014-11-25 (주)금강오토텍 모노레일용 벨트 고정 클램프
JP2015123781A (ja) * 2013-12-25 2015-07-06 米山工業株式会社 懸垂型単軌条運搬装置
JP2016524375A (ja) * 2014-04-11 2016-08-12 オーティーエス カンパニー リミテッド Cctvカメラの維持・補修用のオートリフト装置
CN110461757A (zh) * 2017-03-31 2019-11-15 平田机工株式会社 搬运装置
CN113071976A (zh) * 2016-10-04 2021-07-06 金科工业私人有限公司 移动系统、移动物品的方法和相关构件
KR102318657B1 (ko) * 2021-02-18 2021-10-28 주식회사 지나테크 오에이치티의 호이스트 벨트 길이조절장치
US11479407B2 (en) 2018-01-09 2022-10-25 Autostore Technology AS Displacement mechanism for a remotely operated vehicle
KR102562477B1 (ko) * 2023-01-25 2023-08-02 주식회사 더챌린지 모터가 적용된 트롤리 구조체

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010030702A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Murata Machinery Ltd 昇降装置
JP2010202357A (ja) * 2009-03-04 2010-09-16 Honda Heavy Industries Co Ltd 天井クレーン
KR101463082B1 (ko) * 2013-11-27 2014-11-25 (주)금강오토텍 모노레일용 벨트 고정 클램프
JP2015123781A (ja) * 2013-12-25 2015-07-06 米山工業株式会社 懸垂型単軌条運搬装置
JP2016524375A (ja) * 2014-04-11 2016-08-12 オーティーエス カンパニー リミテッド Cctvカメラの維持・補修用のオートリフト装置
CN113071976A (zh) * 2016-10-04 2021-07-06 金科工业私人有限公司 移动系统、移动物品的方法和相关构件
CN110461757A (zh) * 2017-03-31 2019-11-15 平田机工株式会社 搬运装置
CN110461757B (zh) * 2017-03-31 2021-08-06 平田机工株式会社 搬运装置
US11286136B2 (en) 2017-03-31 2022-03-29 Hirata Corporation Conveying device
US11479407B2 (en) 2018-01-09 2022-10-25 Autostore Technology AS Displacement mechanism for a remotely operated vehicle
US11548731B2 (en) 2018-01-09 2023-01-10 Autostore Technology AS Displacement mechanism for a remotely operated vehicle
KR102318657B1 (ko) * 2021-02-18 2021-10-28 주식회사 지나테크 오에이치티의 호이스트 벨트 길이조절장치
KR102562477B1 (ko) * 2023-01-25 2023-08-02 주식회사 더챌린지 모터가 적용된 트롤리 구조체

Also Published As

Publication number Publication date
JP3695005B2 (ja) 2005-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI289537B (en) Electric hoist
JPH1081487A (ja) 搬送台車における昇降ベルトの連結構造
JP2009241796A (ja) 昇降式オーバーヘッドキャリア
JP3342355B2 (ja) クレーン
JPH10250978A (ja) 天井走行車
CA2121630C (en) Traveling crane
JPH0840669A (ja) 昇降装置の吊下ベルト弛み検出装置
JP5555440B2 (ja) 岸壁クレーン
JP3428377B2 (ja) 搬送設備
JPS62163854A (ja) 吊下げ搬送設備
JP3194116B2 (ja) 吊り下げ搬送装置における吊支ベルトの止着装置
JP3252886B2 (ja) モノレール式自走搬送車の走行案内装置
JP2511922Y2 (ja) オ―バヘッドコンベヤ
JPH07144891A (ja) 昇降搬送装置
JP3370550B2 (ja) スタッカークレーンの吊上駆動装置
JPH058991A (ja) 建設工事における資材搬送装置
JPH0622706Y2 (ja) 天井自走車の安全柵
JP2581299Y2 (ja) 吊下搬送装置のハンガーの揺れ止め機構
JP2773988B2 (ja) ロール吊具
US6158355A (en) Safety bracket for monorail systems
JP3522322B2 (ja) 運搬装置
KR20000013323U (ko) 전자석을 갖춘 장애물 승월 이송장치
JPWO2020179013A1 (ja) エスカレーターの機器の運搬装置
JPH09188328A (ja) マシンベース付き機械装置の運搬雇
JP2504354Y2 (ja) 搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20041116

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20041130

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20050126

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20050308

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20050427

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20050607

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050620

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees