JP3551715B2 - 搬送設備 - Google Patents

搬送設備 Download PDF

Info

Publication number
JP3551715B2
JP3551715B2 JP21377197A JP21377197A JP3551715B2 JP 3551715 B2 JP3551715 B2 JP 3551715B2 JP 21377197 A JP21377197 A JP 21377197A JP 21377197 A JP21377197 A JP 21377197A JP 3551715 B2 JP3551715 B2 JP 3551715B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passive
transmission
rail
transmission member
driving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21377197A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1148960A (ja
Inventor
次郎 中村
俊夫 新居
一夫 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP21377197A priority Critical patent/JP3551715B2/ja
Publication of JPH1148960A publication Critical patent/JPH1148960A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3551715B2 publication Critical patent/JP3551715B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば自動車組み立て工場において、車体を床側や天井側の一定経路上で搬送するときなどに使用される搬送設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の搬送設備としては、たとえば特公昭64−11502号公報に見られるパワーアンドフリーコンベヤ装置が提供されている。
【0003】
すなわち、キャリヤ軌道に支持された駆動トロリを有するキャリヤが設けられるとともに、キャリヤ軌道から垂直に間隔を置かれたパワー軌道には、常時前方へ駆動されているキャリヤ推進手段が設けられている。このキャリヤ推進手段はキャリヤ軌道の方へ突出したプッシャ部材を有している。前記駆動トロリは駆動部材を有し、この駆動部材は、プッシャ部材に対して操作位置と非操作位置の間を可動であり、しかも操作位置へ偏倚されている。
【0004】
前記駆動部材には駆動爪と作動部分とが一体的に形成され、駆動爪は、駆動部材の操作位置でプッシャ部材と係合可能な駆動面を有している。そして駆動爪は左右方向で一対の翼部分を含み、これら翼部分は作動部分の一側に対して左右方向に突出されている。前記駆動爪の駆動面は対の翼部分の各々に設けられており、翼部分の左右方向への突出は、駆動爪の駆動面がキャリヤ推進手段のプッシャ部材により係合し得るようになされている。そして移送帯域においては、一対のパワー軌道が並んだ関係に配列され、これらパワー軌道の各々に前記キャリヤ推進手段が装着されている。
【0005】
このような従来構成によると、通常の経路部分では、駆動爪の駆動面の幅の中央部分にプッシャ部材が係止される。そして移送帯域(トランスファー部分)では、一方のプッシャ部材が駆動面から次第に外れる側(たとえば右側)に移動され、他方のプッシャ部材が駆動面に次第に係止される側(たとえば左側)に移動される。すなわち、一方のプッシャ部材が駆動面に対して外れたのち、他方のプッシャ部材が駆動面に後方から係止される。このように、駆動面に一対のプッシャ部材が係合可能であり、以て移送帯域においてプッシャ部材による受け渡しが行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来形式によると、移送帯域において、左右方向に突出形成されている翼部分は、構造的に大型化が困難で、強度的にはあまり高くないことから、プッシャ部材が衝突状に係止された際に、この翼部分は破損など損傷する恐れがある。そして、たとえば破損したとき、次々と移動してくるプッシャ部材がいずれも係止されないことから、移送帯域でキャリヤが滞留(停止)され、これに後続のキャリヤが衝突されて被搬送物などに悪影響を及ぼすことになる。また、翼部分が破損など損傷したとき、その補修は駆動トロリの単位で行わなければならず、面倒であるとともに、高価となる。
【0007】
これに対しては、たとえば、米国特許第4,424,749号明細書に見られるように、パワーライン側の駆動チェーンにプッシャが上下揺動自在に設けられるとともに、フリーライン側のトロリにドッグが設けられ、そしてプッシャの伝動面がドッグの受動面よりも幅広に形成されたところの、パワー側を幅広とした形式が提供されている。しかし、この従来構成によると、常時、連続駆動されている駆動チェーンに多数のプッシャが上下揺動自在に設けられていることで、所期の係脱作用時以外での揺動衝突音が発生され、以て大きな騒音になる恐れがあり、かつ給油メンテナンス周期を頻繁に行う必要がある。
【0008】
そこで本発明のうち請求項1記載の発明は、係合による動力伝達のための突出形成部分の損傷に迅速に対処し得、しかも騒音の発生、および給油を皆無にした搬送設備を提供することを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明のうちで請求項1記載の搬送設備は、第1のレールに支持案内される駆動体には、伝動部材が一体状に設けられ、前記第1のレールに並行して配設された第2のレールに支持案内される移動体には、第1のレール側に対して接近離間動することで前記伝動部材に対して係脱自在な受動部材が設けられ、この受動部材の受動面に対して前記伝動部材の伝動面が、左右方向で幅広に形成されるとともに、伝動部材は左右方向動によって、受動部材の後方に対して対向、外れ自在に構成され、前記受動面と伝動面との両方には、その左右方向の端部に傾斜面が形成され、これら傾斜面は、受動部材に対して伝動部材が左右方向から衝突した際に、受動部材を伝動部材に対して離間動させるように三次元的に形成されていることを特徴としたものである。
【0010】
したがって請求項1の発明によると、所期の運転時においては、受動部材を第1のレールに接近動させて伝動部材に係止させることで、移動体を、駆動体の移動力により移動経路上で移動し得る。その際に、常時、連続駆動している駆動体に伝動部材を一体状に設けたことで、所期の係脱作用時以外での衝突音は発生しない。たとえば、乗り移り部において伝動部材による移動体の受け渡しを行うときなどに、幅広の伝動面の端が受動部材の受動面に後方から係止したときの衝撃により、この伝動部材の左右方向に突出した伝動面の部分が破損したとき、その次に移動してきた伝動部材の伝動面を受動面に係止させて、移動体を乗り移り部から送り出し得る。
たとえば乗り移り部においては、一方の駆動経路における伝動部材を受動部材に対して次第に外れ側に移動させるとともに、他方の駆動経路における伝動部材を次第に同方向に移動させて、その幅広の伝動面を受動部材における受動面に後方から対向させる。そして、一方の駆動経路における伝動部材が受動部材に対して外れたとき(外れたのち)、他方の駆動経路の伝動部材における幅広の伝動面を受動部材における受動面に後方から係止させ、これにより、乗り移り部において伝動部材による移動体の受け渡しを行える。このように、乗り移り部において伝動部材による移動体の受け渡しを行う際に、タイミングのずれなどにより、受動部材の左右方向の端面に対して伝動部材の左右方向の端面が衝突したとき、その衝突は三次元的に形成した傾斜面どうしとなり、以て衝突力により受動部材を離間動させて係止を外すことになる。
【0011】
また本発明の請求項2記載の搬送設備は、上記した請求項1記載の構成において、駆動体は駆動チェーンを有し、そのリンクに伝動部材が設けられていることを特徴としたものである。
【0012】
したがって請求項2の発明によると、伝動部材が破損など損傷したとき、その補修作業は、駆動チェーンの単位、すなわちリンクの取り替えのみで行える。
そして本発明の請求項3記載の搬送設備は、上記した請求項1または2記載の構成において、第2のレールに支持案内される移動体の移動経路の所定箇所には、第1のレールに支持案内される駆動体の駆動経路が一対配設される乗り移り部が形成され、この乗り移り部においては、一方の駆動経路における駆動体の幅広伝動面を受動面に作用させて受動部材の送り込みを行い、この送り込まれた受動部材の受動面に他方の駆動経路における駆動体の幅広伝動面を作用させて受動部材の送り出しを行うことを特徴としたものである。
【0013】
したがって請求項3の発明によると、乗り移り部において伝動部材による移動体の受け渡しを行うとき、伝動面幅の中央部分に受動部材を対向させて受動面に係止させて、一方の駆動経路における伝動部材が受動部材を後押ししている状態で、この一方の駆動経路における伝動部材の幅広伝動面の端を利用した後押しによる送り込みを行う。そして、一方の駆動経路における伝動部材が受動部材に対して外れたのち、他方の駆動経路の伝動部材における幅広伝動面の端を受動面に係止させて送り出しを行う。
【0014】
さらに本発明の請求項4記載の搬送設備は、上記した請求項3記載の構成において、乗り移り部では、移動経路に対して、一方の駆動経路が次第に分岐状になるとともに他方の駆動経路が次第に合流状となることを特徴としたものである。
【0015】
したがって請求項4の発明によると、乗り移り部において、一方の駆動経路における伝動部材を、次第に受動面から外れる側に分岐状に移動させながら、幅広の伝動面の端を利用した後押しによる送り込みを行う。このとき他方の駆動経路における伝動部材も次第に同方向に合流状に移動し、その幅広の伝動面の端を受動面に後方から対向させて行く。そして、一方の駆動経路における伝動部材が受動部材に対して側方に外れたのち、他方の駆動経路の伝動部材における幅広伝動面の端を受動面に後方から係止させて、送り出しを行う。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を、被搬送物を床側の一定経路上で搬送する床側搬送設備(搬送設備の一例)に採用した状態として、図1〜図10に基づいて説明する。
【0019】
図1〜図6において、床側搬送設備1は、レール装置10と、このレール装置10側で支持案内される搬送装置19などにより構成される。
前記レール装置10は、C字型材からなりその開放部が相対向されて下位に配置された左右一対の第1のレール11と、C字型材からなりその開放部が相対向されて上位に配置された左右一対の第2のレール12と、各レール11,12が外面などを介して溶接されることでこれらレール11,12間の連結を行うヨーク材13などから構成される。ここでヨーク材13はU字形平板状であって、レール長さ方向において所定の複数箇所に設けられ、以て第1のレール11と第2のレール12とは並行して配設される。
【0020】
上記のようにして構成されたレール装置10においては、第1のレール11が駆動体20の支持案内を行うとともに、第2のレール12が移動体35の支持案内を行い、その際に駆動体20は、移動体35に移動力を付与するように構成されている。そして、これら駆動体20や移動体35などにより搬送装置19が構成される。
【0021】
すなわち、前記第1のレール11に支持案内されて移動体35に移動力を付与する駆動体20は、たとえば、第1のレール11の上方に沿って配設される駆動チェーン21や、この駆動チェーン21のチェーン長さ方向における所定の箇所に設けられるトロリ部25などにより構成される。
【0022】
前記駆動チェーン21は、上下一対のサイドリンク22と、中間のセンターリンク23とが交互に位置されてリンクピン24により連結されることで構成される。前記トロリ部25は、前記駆動チェーン21におけるセンターリンク23に設けられた左右一対のトロリ体26と、これらトロリ体26の一端(下部)に左右方向のローラ軸27を介して遊転自在に設けられたローラ28などにより構成され、これらローラ28が、前記第1のレール11に嵌合されて支持案内される。なお、駆動チェーン21は駆動部(モータなどで図示せず。)に連動連結されている。
【0023】
前記駆動チェーン21において、所定ピッチ置きの上位のサイドリンク22に伝動部材29が一体状に設けられている。すなわち伝動部材29は、サイドリンク22の成形時に、その後部から立設される状態で一体に形成され、その際に伝動部材29は、サイドリンク22の幅に対して左右方向で突出する長さに形成され、以てその前面により形成される伝動面30の左右方向の伝動面幅30Wは、幅広に形成されることになる。
【0024】
前記移動体35は、たとえば、第2のレール12に支持案内されるトロリ装置36や、このトロリ装置36上に設けられた支持装置46などにより構成される。
【0025】
前記トロリ装置36は、フロントトロリ37と、前後一対のフリートロリ38,39と、リヤトロリ40と、フロントトロリ37とフリートロリ38との間やフリートロリ39とリヤトロリ40との間を連結する連結杆41,42と、フリートロリ38,39間に設けられた支持フレーム43などから構成される。そして各トロリ37〜40には、前記第2のレール12に嵌合して支持案内される案内用ホイール44や、両第2のレール12の上位板部の端面間に位置して案内されるガイドホイール45がそれぞれ設けられる。
【0026】
前記支持フレーム43上には、たとえば支持具を複数箇所に振り分けて配設することで構成される支持装置46が設けられ、この支持装置46によって車体など被搬送物Aの支持を行う。
【0027】
前記フロントトロリ37には、前記第1のレール11側に対して接近離間動することで、前記駆動体20からの伝動部材29に対して係脱可能な受動部材50が設けられる。すなわち、フロントトロリ37に一体のブラケット51には左右方向軸52が設けられ、前記受動部材50は、その中間部が左右方向軸52に支持されて上下に揺動し、このとき揺動は、形状(自重)により後部が下位になるよう自動的に付勢されている。
【0028】
前記受動部材50には、前部の上面側に押し下げカム面53が形成され、後部の下面側に持ち上げカム面54が形成されている。さらに受動部材50の後部には、前方へ向いたストッパ当たり面55と、上方へ向いた押し上げ面56と、後方へ向いた受動面57とが形成されるとともに、後部かつ上部には、下方へ向いた規制面58が形成されている。前述したように、前記受動部材50は、後部が下位になるように左右方向軸52の周りに揺動されるが、このとき揺動限は、ブラケット51側に設けられたストッパ面59に規制面58が上方から当接して規制される。
【0029】
ここで、受動部材50の受動面57に対して前記伝動部材29の伝動面30が左右方向で幅広に、すなわち、受動面幅57Wに対して伝動面幅30Wが約2倍の幅広に形成されている。
【0030】
前記フロントトロリ37には暴走阻止部材60が設けられ、この暴走阻止部材60は、その二股部分の前端部が左右方向軸52に支持されて、前記受動部材50とは別個に上下に揺動され、このとき揺動は、形状(自重)により後部が下位になるよう付勢されている。前記暴走阻止部材60の後部には、後方かつ下方へ向いた傾斜カム面61と、前方へ向いた暴走阻止面62とが形成されている。さらに、暴走阻止部材60の中間部には、下方へ向いた受け面63が形成されている。この受け面63に対しては、前記押し上げ面56が下方から当接される。
【0031】
前記リヤトロリ40にはカムテール64が設けられ、先行停止しているカムテール64に対して移動してきた受動部材50の押し下げカム面53が潜り込み状に作用されて、この受動部材50が、後部を持ち上げるように左右方向軸52の周りで揺動されるように構成されている。なおリヤトロリ40の後部には被当接部65が設けられ、この被当接部65に当接自在な当接部66がフロントトロリ37の前部に設けられる。
【0032】
前記第2のレール12に支持案内される移動体35の移動経路68の所定箇所には乗り移り部69が形成され、この乗り移り部69には、第1のレール11に支持案内される駆動体20の一対の駆動経路32,33が配設される。ここで一対の駆動経路32,33は、移動経路68の方向でずれている中心軸32A、33Aの周りに円弧状(図3では90度の円弧状)に配置されている。
【0033】
したがって乗り移り部69では、移動経路68に対して両駆動経路32,33は、中心軸32A、33Aをむすぶ線34の部分で最も接近し、線34よりも移動経路68の方向の上手では、他方の駆動経路33が次第に合流状(接近)になり、また線34よりも下手では、一方の駆動経路32が次第に分岐状(離間)になるように配設されている。
【0034】
これにより、一方の駆動経路32における駆動体20の幅広伝動面30を受動面57に作用させて受動部材50の送り込みを行い、この送り込まれた受動部材50の受動面57に他方の駆動経路33における駆動体20の幅広伝動面30を作用させて受動部材50の送り出しを行うように構成される。
【0035】
前記伝動部材29の伝動面30には、その左右方向の両端部にそれぞれ傾斜面30aが形成され、この傾斜面30aは、上位ほど中央部に寄りかつ後位ほど中央部に寄る状態で三次元的に形成されている。また、前記受動部材50の受動面57の箇所には、その左右方向の両端部にそれぞれ傾斜面57aが形成され、この傾斜面57aは、下位ほど中央部に寄りかつ前位ほど中央部に寄る状態で三次元的に形成されている。
【0036】
この三次元的に形成された両傾斜面30a,57aにより、受動部材50に対して伝動部材29が左右方向から衝突した際に、受動部材50を離間動(上昇動)させることになり、これに好適な傾斜角度が設定されている。
【0037】
以下に、上記した実施の形態における作用を説明する。
図1〜図5に示す所期の運転時においては、受動部材50が、後部が下位になるように左右方向軸52の周りに揺動しており、その揺動限は、ストッパ面59に規制面58が上方から当接することで、ブラケット51により規制されている。また、暴走阻止部材60が、その後部が下位になるように左右方向軸52の周りに揺動しており、その揺動限は、押し上げ面56に対して受け面63が当接することで、受動部材50により規制されている。
【0038】
このとき、駆動チェーン21側の伝動部材29が受動部材50に係止されていることで、駆動チェーン21の移動力は、伝動部材29、受動部材50、左右方向軸52、ブラケット51を介してリヤトロリ40に伝わる。これによりトロリ装置36、すなわち移動体35は、駆動体20の移動力を受けて移動経路68上で移動される。
【0039】
このような運転時において、トロリ装置36は、その案内用ホイール44が第2のレール12に嵌合して支持案内され、そしてガイドホイール45が第2のレール12の上位板部の端面間に位置して案内されることで、大きく振れることもなく、移動経路68上を安定して移動される。また駆動体20は、そのローラ28が第1のレール11に支持案内されて円滑に移動される。そして移動中に移動体35側が暴走しようとしたとき、伝動部材29の後面に対して暴走阻止部材60の暴走阻止面62が当接されて、その暴走は阻止される。
【0040】
しかも運転時においては、常時、連続駆動されている駆動チェーン21に多数の伝動部材29が固定して設けられていることで、所期の係脱作用時以外での揺動衝突音は発生せず、以て騒音は少ないものになる。
【0041】
図4に示す形態で移動体35が移動している状態で、この移動体35を停止させるとき、図7の仮想線ように、左右方向軸52よりも前方において、受動部材50の下方部分へストッパー体5を側部から突入させる。
【0042】
すると、移動してきた受動部材50の持ち上げカム面54がストッパー体5に乗り上がり、図7の仮想線ように係合姿勢にある受動部材50は、後部を持ち上げるように左右方向軸52の周りで揺動される。これにより、図7の実線ように、受動面57が伝動面30から外れて、伝動部材29はそのまま通過し、またストッパー体5にストッパ当たり面55が当接されて、フロントトロリ37、すなわち移動体35が停止される。このとき暴走阻止部材60は、押し上げ面56と受け面63とを介して、後部を持ち上げるように左右方向軸52の周りで揺動される。
【0043】
図4に示す形態で移動体35が移動している状態で、たとえば、ストッパー体5により先行の移動体35が停止していたとき、図8のように、先行の移動体35におけるリヤトロリ40に設けられたカムテール64に、移動してきた後続の移動体35のフロントトロリ37における受動部材50の押し下げカム面53が潜り込み状に作用され、この受動部材50は、後部を持ち上げるように左右方向軸52の周りで揺動される。これにより受動面57が伝動面30から外れて、伝動部材29はそのまま通過し、また後続の移動体35におけるフロントトロリ37の当接部66が、先行の移動体35におけるリヤトロリ40の被当接部65に当接され、以て後続の移動体35が停止される。
【0044】
図7の実線ように、ストッパー体5により移動体35を停止させている状態から、このストッパー体5を退出させたとき、または図8のように、先行の移動体35により後続の移動体35を停止させている状態から、この先行の移動体35が前方へ移動されたときなどにおいては、停止していた(後続の)移動体35の受動部材50が、図4の実線ように、その後部が下位になるように左右方向軸52の周りに揺動され、同様に暴走阻止部材60も、その後部が下位になるように左右方向軸52の周りに揺動される。
【0045】
この状態で、図4の仮想線Xのように移動してきた伝動部材29は、図4の仮想線Yのように傾斜カム面61に当接され、これにより暴走阻止部材60は、図4の実線から仮想線に示すように、その後部を持ち上げるように左右方向軸52の周りで揺動される。このとき暴走阻止部材60の揺動は、受動部材50を残したまま単独で(別個に)行われる。これにより、伝動部材29は暴走阻止部材60の下方を通り抜けて、図4の実線のように受動部材50に係止され、以て最初の状態に戻る。
【0046】
図3におけるポイントDやEは通常の経路部分であって、このとき伝動部材29の伝動面30は、図1に示すように、伝動面幅30Wの中央部分に受動部材50を対向させて受動面57に係止されている。
【0047】
図3、図9において、ポンイトDから線34の付近までは、一方の駆動経路32における伝動部材29が受動部材50を後押しすることになるが、その際に一方の駆動経路32における伝動部材29は、図3および図9の仮想線イから実線に示されるように、背面側(後側)から見て次第に左側に移動され、幅広の伝動面30の右側を利用した後押しが行われる。このとき他方の駆動経路33における伝動部材29も、図3および図9の仮想線ハから実線に示されるように、次第に左側に移動され、幅広の伝動面30の左側が、受動部材50における受動面57に後方から対向されている。
【0048】
そして、図10の実線に示すように、一方の駆動経路32における伝動部材29が受動部材50に対して左側に外れたとき(図3の仮想線ロ)、他方の駆動経路33の伝動部材29における幅広の伝動面30の左側が受動部材50における受動面57に後方から係止され(図3の仮想線ニ)る。なおタイミング的には、一方の駆動経路32における伝動部材29が受動面57から外れたのち、通常3〜4秒後に他方の駆動経路33における伝動部材29が受動面57に係止されるように設定されている。そして移動体35は、この3〜4秒間において停止状態(なお、停止状態は0に近い場合もある。)になる。
【0049】
これにより、乗り移り部69において伝動部材29による移動体35の受け渡しが行われる。その際に、たとえば図3におけるタイミングがずれて、受動部材50の左右方向の端面に対して他方の駆動経路33における伝動部材29の左右方向の端面が衝突する場合がある。このとき、これら端面が三次元的に形成された傾斜面30a,57aであることから、その衝突は傾斜面30a,57aどうしとなり、以て衝突力により受動部材50が左右方向軸52の回りで離間動(上昇動)されて係止が外されることになって、衝突による悪影響は自動的に回避される。
【0050】
前述したように、乗り移り部69において移動体35を受け渡すときで、たとえば、図10の実線や図3の仮想線ニに示すように、他方の駆動経路33の伝動部材29の左側が受動部材50に後方から衝突状に係止されたとき、この伝動部材29の左右方向に突出された伝動面30の部分は、構造的に大型化できず、強度的にはあまり高くないことから、衝撃によって破損など損傷する恐れがある。
【0051】
そして、たとえば破損したとき、その次に移動してきた伝動部材29の伝動面30が係止されることになって、移動体35は乗り移り部69において滞留されることなく円滑に送り出し得、これにより後続の移動体35が衝突されることがなくて、被搬送物Aなどに悪影響を及ぼさない。また、破損など損傷したとき、その補修は、駆動チェーン21の単位、すなわちサイドリンク22の取り替えのみで行えることから、その補修作業は容易に安価に行える。
【0052】
次に、本発明の別の実施の形態を、被搬送物を天井側の一定経路上で搬送する吊下げ搬送設備(搬送設備の一例)に採用した状態として、図11〜13に基づいて説明する。
【0053】
吊下げ搬送設備2は、レール装置70と、このレール装置70側で支持案内される搬送装置75などにより構成される。前記レール装置70は、I字型材からなり上位に配置された第1のレール71と、C字型材からなりその開放部が相対向されて下位に配置された左右一対の第2のレール72と、各レール71,72間を連結するためにレール長さ方向の所定箇所に設けられる門形平板状のヨーク材73などから構成される。
【0054】
前記第1のレール71に支持案内される駆動体20は、ローラ28の配設位置が内外に変わったことなどを除いて、前述した実施の形態と同様に構成され、そして第1のレール71への配設は、天地を逆にして、すなわち伝動部材29を下向きとして行われる。前記第2のレール72に支持案内される移動体76は、吊下げ状のトロリ装置77と、このトロリ装置77の下部に取り付けられた支持装置78などにより構成される。
【0055】
前記トロリ装置77のフロントトロリ79には、受動部材80が昇降自在に設けられ、この受動部材80の受動面81の部分は、前述した実施の形態における受動部材50と同様に、すなわち、傾斜面57aや受動面幅57Wの相対関係を同様にて形成されている。
【0056】
この別の実施の形態においても、前述した実施の形態と同様に作用され、乗り移り部69において伝動部材29による移動体76の受け渡しは、同様に円滑に行われる。
【0057】
上記した実施の形態で伝動部材29は、駆動チェーン21におけるサイドリンク22に一体状に設けられているが、これはセンターリンク23に一体状に設けられた形式であつてもよい。
【0058】
上記した実施の形態では、受動部材50の受動面幅57Wに対して伝動部材29の伝動面幅30Wが約2倍の幅広に形成されているが、これは受動面57に対して伝動面30が左右方向で幅広であればよく、この倍数に限定されるものではない。
【0059】
上記した実施の形態では、駆動チェーン21を使用した駆動体20が第1のレール11に支持案内される形式が示されているが、これは第1のレール11に支持案内される自走体により移動体35に移動力を付与する形式であってもよい。
【0060】
【発明の効果】
上記した本発明の請求項1によると、所期の運転時においては、受動部材を第1のレールに接近動させて伝動部材に係止させることで、移動体を、駆動体の移動力により移動経路上で移動できる。その際に、常時、連続駆動している駆動体に伝動部材を一体状に設けたことで、所期の係脱作用時以外での衝突音は発生せず、以て騒音の少ないものにできるとともに、給油を皆無にできる。たとえば、乗り移り部において伝動部材による移動体の受け渡しを行うときなどに、幅広の伝動面の端が受動部材の受動面に後方から係止したときの衝撃により、この伝動部材の左右方向に突出した伝動面の部分が破損したとき、その次に移動してきた伝動部材の伝動面を受動面に係止させることができて、移動体を、乗り移り部において滞留させることなく円滑に送り出すことができ、これにより後続の移動体が衝突することがなくて、被搬送物などに悪影響を及ぼさない。
たとえば乗り移り部においては、一方の駆動経路における伝動部材を受動部材に対して次第に外れ側に移動させるとともに、他方の駆動経路における伝動部材を次第に同方向に移動させて、その幅広の伝動面を受動部材における受動面に後方から対向できる。そして、一方の駆動経路における伝動部材が受動部材に対して外れたとき(外れたのち)、他方の駆動経路の伝動部材における幅広の伝動面を受動部材における受動面に後方から係止させ、これにより、乗り移り部において伝動部材による移動体の受け渡しを行うことができる。このように、乗り移り部において伝動部材による移動体の受け渡しを行う際に、タイミングのずれなどにより、受動部材の左右方向の端面に対して伝動部材の左右方向の端面が衝突したとき、その衝突は三次元的に形成した傾斜面どうしとなり、以て衝突力により受動部材を離間動させて係止を外すことができて、衝突による悪影響を自動的に回避できる。
【0061】
また上記した本発明の請求項2によると、伝動部材が破損など損傷したとき、その補修作業は、駆動チェーンの単位、すなわちリンクの取り替えのみで容易に安価に行うことができる。
【0062】
そして上記した本発明の請求項3によると、乗り移り部において伝動部材による移動体の受け渡しを行うとき、伝動面幅の中央部分に受動部材を対向させて受動面に係止させて、一方の駆動経路における伝動部材が受動部材を後押ししている状態で、この一方の駆動経路における伝動部材の幅広伝動面の端を利用した後押しによる送り込みを行うことができ、そして、一方の駆動経路における伝動部材が受動部材に対して外れたのち、他方の駆動経路の伝動部材における幅広伝動面の端を受動面に係止させて送り出しを行うことができる。これにより、乗り移り部において伝動部材による移動体の受け渡し移動を円滑に行うことができる。
【0063】
さらに上記した本発明の請求項4によると、乗り移り部においては、一方の駆動経路における伝動部材を、次第に受動面から外れる側に分岐状に移動させながら、幅広の伝動面の端を利用した後押しによる送り込みを行うことができる。このとき他方の駆動経路における伝動部材も次第に同方向に合流状に移動し、その幅広伝動面の端を受動面に後方から対向させることができる。そして、一方の駆動経路における伝動部材が受動部材に対して側方に外れたのち、他方の駆動経路の伝動部材における幅広伝動面の端を受動面に後方から係止させて、送り出しを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示し、床側搬送設備における係合時の要部の一部切り欠き背面図である。
【図2】同床側搬送設備の一部切り欠き側面図である。
【図3】同床側搬送設備における乗り移り部の概略平面図である。
【図4】同床側搬送設備における係合時の要部の一部切り欠き側面図である。
【図5】同床側搬送設備における係合時の要部の一部切り欠き平面図である。
【図6】同床側搬送設備における係合部材部分の斜視図である。
【図7】同床側搬送設備におけるストッパー停止時の要部の一部切り欠き側面図である。
【図8】同床側搬送設備におけるストレージ時の要部の一部切り欠き側面図である。
【図9】同床側搬送設備における乗り移り開始時の要部の一部切り欠き背面図である。
【図10】同床側搬送設備における乗り移り終了時の要部の一部切り欠き背面図である。
【図11】本発明の別の実施の形態を示し、吊下げ搬送設備の側面図である。
【図12】同吊下げ搬送設備における要部の側面図である。
【図13】同吊下げ搬送設備における要部の一部切り欠き背面図である。
【符号の説明】
1 床側搬送設備(搬送設備)
2 吊下げ搬送設備(搬送設備)
5 ストッパー体
10 レール装置
11 第1のレール
12 第2のレール
19 搬送装置
20 駆動体
21 駆動チェーン
22 サイドリンク
23 センターリンク
29 伝動部材
30 伝動面
30a 傾斜面
30W 伝動面幅
32 駆動経路
33 駆動経路
35 移動体
36 トロリ装置
46 支持装置
50 受動部材
52 左右方向軸
57 受動面
57a 傾斜面
57W 受動面幅
60 暴走阻止部材
64 カムテール
68 移動経路
69 乗り移り部
70 レール装置
71 第1のレール
72 第2のレール
75 搬送装置
76 移動体
77 トロリ装置
78 支持装置
80 受動部材
81 受動面
A 被搬送物

Claims (4)

  1. 第1のレールに支持案内される駆動体には、伝動部材が一体状に設けられ、前記第1のレールに並行して配設された第2のレールに支持案内される移動体には、第1のレール側に対して接近離間動することで前記伝動部材に対して係脱自在な受動部材が設けられ、この受動部材の受動面に対して前記伝動部材の伝動面が、左右方向で幅広に形成されるとともに、伝動部材は左右方向動によって、受動部材の後方に対して対向、外れ自在に構成され、前記受動面と伝動面との両方には、その左右方向の端部に傾斜面が形成され、これら傾斜面は、受動部材に対して伝動部材が左右方向から衝突した際に、受動部材を伝動部材に対して離間動させるように三次元的に形成されていることを特徴とする搬送設備。
  2. 駆動体は駆動チェーンを有し、そのリンクに伝動部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の搬送設備。
  3. 第2のレールに支持案内される移動体の移動経路の所定箇所には、第1のレールに支持案内される駆動体の駆動経路が一対配設される乗り移り部が形成され、この乗り移り部においては、一方の駆動経路における駆動体の幅広伝動面を受動面に作用させて受動部材の送り込みを行い、この送り込まれた受動部材の受動面に他方の駆動経路における駆動体の幅広伝動面を作用させて受動部材の送り出しを行うことを特徴とする請求項1または2記載の搬送設備。
  4. 乗り移り部では、移動経路に対して、一方の駆動経路が次第に分岐状になるとともに他方の駆動経路が次第に合流状となることを特徴とする請求項3記載の搬送設備。
JP21377197A 1997-08-08 1997-08-08 搬送設備 Expired - Fee Related JP3551715B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21377197A JP3551715B2 (ja) 1997-08-08 1997-08-08 搬送設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21377197A JP3551715B2 (ja) 1997-08-08 1997-08-08 搬送設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1148960A JPH1148960A (ja) 1999-02-23
JP3551715B2 true JP3551715B2 (ja) 2004-08-11

Family

ID=16644771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21377197A Expired - Fee Related JP3551715B2 (ja) 1997-08-08 1997-08-08 搬送設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3551715B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4867493B2 (ja) * 2006-06-16 2012-02-01 中西金属工業株式会社 コンベア装置
JP5725417B2 (ja) * 2011-08-12 2015-05-27 株式会社ダイフク トロリーコンベヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1148960A (ja) 1999-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7089868B2 (en) Conveyance apparatus using movable body
JP4538820B2 (ja) 摩擦駆動トロリーコンベヤ
CA2579423C (en) Carrier type conveying apparatus
JP5862224B2 (ja) コンベア装置
CN111871830A (zh) 物流分拣小车
JP3551715B2 (ja) 搬送設備
JPS6411502B2 (ja)
JP3521545B2 (ja) 可動体使用の搬送設備
KR101743465B1 (ko) 이송대차 시스템 및 이송대차 시스템의 고장차량 견인방법
JP4049043B2 (ja) 移動体の連結装置
US3418949A (en) Chain driven conveyor system having driving members
WO2013180004A1 (ja) 搬送装置
JP4211768B2 (ja) 摩擦ローラ式駆動装置
JPH0769208A (ja) 駆動チェーン装置使用の搬送設備
JPH11322041A (ja) 台車搬送装置
JP2812498B2 (ja) 可動体搬送装置
JP2008239271A (ja) 搬送装置および係入離脱防止機構
JP3550959B2 (ja) 搬送設備用のレール間連結構造
JP2002029618A (ja) トレー式物品搬送装置におけるリンクフレーム連結機構
JP3409475B2 (ja) 搬送設備
JPS646373Y2 (ja)
JPS592009Y2 (ja) コンベヤ装置
JP2704455B2 (ja) フロアーコンベヤ
JPS6024676Y2 (ja) フロア−コンベヤ用搬送台車
JPH03276863A (ja) 可動体使用の走行設備

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040406

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040419

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090514

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100514

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110514

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110514

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120514

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120514

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140514

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees