JPH11346866A - 椅子・机等の脚端部キャップ取付構造 - Google Patents

椅子・机等の脚端部キャップ取付構造

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JPH11346866A
JPH11346866A JP16093898A JP16093898A JPH11346866A JP H11346866 A JPH11346866 A JP H11346866A JP 16093898 A JP16093898 A JP 16093898A JP 16093898 A JP16093898 A JP 16093898A JP H11346866 A JPH11346866 A JP H11346866A
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JP
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cap body
leg
leg tube
chair
shaft portion
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JP16093898A
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Takeshi Kawada
武 河田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 椅子、机等の脚部、凭れ枠に対し、合成樹脂
製のキャップ体を強固に取付けることができ、容易に取
外しできる。 【解決手段】 椅子、机等の脚管Pに嵌着される軸部2
7と該脚管から露出される頭部26からなるキャップ体
25であって、該キャップ体の軸方向中心には取付軸部
材35が嵌入される作動孔30を貫設し、前記軸部には
軸線方向に該作動孔と連通するスリット状の分割溝31
を形成して前記軸部が作動孔に対する取付軸部材の嵌入
に伴ってその分割溝を介して半径方向に開拡して前記脚
管の内壁に圧接する構成としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、椅子・机等の脚
端部に取付けられるキャップの取付構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の椅子・机等、例えば図
8に示す椅子11にあっては、この椅子11は丸あるい
は角パイプ部材等を骨材とし、略コ字形状に折曲されて
左右の前脚部13a,13bと上部の前支持部13cと
が形成された前脚部材12と、左右の前脚部13a,1
3bと対応する左右の後脚部15a,15b、この後脚
部15a,15bに連続しかつ所定の高さの左右の凭れ
枠15c,15d、前記の前脚部材12の前支持部13
cと対応しかつ溶着手段により止着された後支持部材1
6が略H形状に形成された後脚部材14とから全体の骨
組みが構成されていて、前脚部材12及び後脚部材14
の前支持部13cと後支持部材16との間には座板部材
17が取付けられ、凭れ枠15c,15dの上部間には
背凭れ部材18が取付けられている。そして、左右・前
後の脚部13a,13b,15a,15bの下端部には
床面を保護するための合成樹脂材からなる合成樹脂製の
キャップ体19が嵌着され,また、凭れ枠15c,15
dの上端部にも該キャップ体19が嵌着されて椅子11
が形成されている。
【0003】そして、この椅子11における例えば、丸
パイプ材の各脚部13a,13b,15a,15bおよ
び凭れ枠15c,15d(本明細書では両者を総称して
脚管ともいう)に取付けられる合成樹脂製のキャップ体
19は図9(a)(b)(c) に示すものが案出されている。
【0004】この図9(a) に示すキャップ体19Aは、
脚管に嵌合する軸部19bと、該脚管から露出する頭部
19aとから形成され、脚管の内径部D1 と脚部19b
の外径D2 とをD1 <D2 の関係にしてキャップ体19
Aの軸部19bを脚管に対し打込み状に嵌着するように
構成されている。
【0005】また、図9(b) に示すキャップ体19B
は、その軸部19bを脚管の内径部D1 とほぼ同径か若
干小径に形成するとともに、該軸部19bの外周に対し
て軸線に沿った複数の縦リブ19cを所定の間隔で形成
し、この縦リブ19cの突出外径D2 と脚部の内径部D
1 とをD2 >D1 の関係にし、さらに軸部19bの先端
側に開口する所定の深さの円筒状あるいはテーパー状の
長孔21を凹設してキャップ体19Bの軸部19bを脚
管に対し打込み状に嵌着するように構成されている。
【0006】さらに、図9(c) のキャップ体19Cは、
その軸部19bを脚管の内径部D1より若干小径に形成
するとともに、この軸部19bの外周に対して長さ方向
に所定の間隔で複数のリング状の横リブ19dを形成
し、この横リブ19cの突出外径D2 と脚管の内径部D
1 とをD2 >D1 の関係にし、さらに軸部19bの先端
側に開口する所定の深さの円筒状あるいはテーパー状の
長孔21を凹設してキャップ体19Cの軸部19bを脚
管に対し打込み状に嵌着するように構成されている。
【0007】また、各脚管が、角パイプ材の場合はキャ
ップ体19の頭部19aと軸部19bが該角パイプ材の
角孔に対応する形状にして前述と同様に構成されている
ものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の各キャップ体19は、脚管から容易に脱落しな
いことを前提とした取付構成であるから、例えば、キャ
ップ体19を取付ける場合にはこれを損傷しないように
打込みあるいは圧入しなければならず、また、取換え時
には、上記のように打込みあるいは圧入構造であるた
め、図10に示すように脚管の端部とキャップ体19の
間に、棒状のもの例えば、マイナスドライバー22の先
端を差し込んでハンマー23等で叩いて分離離脱する作
業を必要とし、キャップ体19の着脱に極めて手数を要
する等、作業性が大きく悪化する等の問題があった。そ
こで、本発明は、上記した従来の問題点を解決するため
になされたもので、椅子、机等の脚管に対し、キャップ
体を強固に取付けることができ、また、容易に取外しす
ることができるキャップ取付構造を提供することを目的
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記技術課題を解決する
ため、請求項1の発明は、椅子、机等の脚管に嵌着され
る軸部と該脚管から露出される頭部からなるキャップ体
であって、該キャップ体の軸方向中心には取付軸部材が
嵌入される作動孔を貫設し、前記軸部には軸線方向に該
作動孔と連通するスリット状の分割溝を形成して、前記
軸部が作動孔に対する取付軸部材の嵌入に伴ってその分
割溝を介して半径方向に開拡して前記脚管の内壁に圧接
する構成としたことを要旨とするものである。
【0010】この請求項1の発明は、脚管にキャップ体
の軸部を嵌合し、作動孔に対し取付軸部材を嵌入するこ
とによって、軸部を分割溝を介して半径方向に積極的に
半径方向に開拡して脚管の内壁に圧接する。これによ
り、キャップ体を脚管に対し強固に取付け(固定)する
ことができるものである。また、作動孔に対し取付軸部
材を抜き取ることによって、軸部の開拡状態から元の状
態に復帰されて脚管の内壁に対する圧接状態がなくな
る。これにより、キャップ体を脚管から容易に取外すこ
とができるものである。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の発明におけ
る作動孔を頭部から軸部に至るにしたがって順次小径と
なしたテーパー形状若しくは前記取付軸部を作動孔に対
する嵌入端部に至るにしたがって順次大径となしたこと
を要旨とするものである。
【0012】この請求項2の発明によれば、軸部の半径
方向への開拡状態を良好に行うことができる。
【0013】
【発明の効果】請求項1の発明は、キャップ体の軸部を
積極的に半径方向に開拡して脚管の内壁に圧接すること
によって、該キャップ体を脚管に対し強固に固定するこ
とができる。また、軸部の積極的な開拡状態を解くこと
によって、キャップ体を脚管から容易に取外すことがで
きる。このことは、脚管に対するキャップ体の取付け
(固定)及び取外し作業を簡易になし、その作業性の良
化向上を図ることができる。
【0014】請求項2の発明は、軸部の半径方向への開
拡状態を良好になし得、請求項1の効果を一層助長する
ことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
したがって説明すると、図1は(a) はキャップ体25の
斜視図、図1(b) はキャップ本体25の断面図、図2は
例えば丸パイプ部材よりなる椅子11の脚部13a,1
3b,15a,15bおよび凭れ枠15c,15dに対
するキャップ体25の取付けを分解して示す斜視図であ
る。なお、以下、これら脚部13a,13b,15a,
15bおよび凭れ枠15c,15dを総称して脚管Pと
いう。
【0016】このキャップ体25は、合成樹脂材により
頭部26と軸部27とより形成され、この頭部26は脚
管Pの端面側とほぼ整合し、所定の高さを有する円形台
形状に形成され、また、軸部27は脚管Pの内径寸法D
a に嵌合可能な外径寸法Dbで所定の長さlに形成され
ている。
【0017】また、このキャップ体25の中心軸線C上
には後述する作動孔30を構成する空間部28が貫通し
て形成されている。この空間部28は頭部26側に形成
される収納凹部29と、この収納凹部29と連続して軸
部27に開口する作動孔30とより構成されている。
【0018】この収納凹部29は取付軸部材を構成する
後述の取付ねじ35の頭部36を没入状態に収納可能と
する所定の径で所定の深さに凹設され、また、作動孔3
0は収納凹部29の底面29aより、軸部27の先端面
27aに向けて順次小径となるテーパー状に開口されて
いる。すなわち、この底面29a側の入口の開口径d1
は取付ねじ35のねじ部37の径d1 とほぼ同径に形成
され、また、軸部27の先端面27aの出口の開口径d
2 は底面29a側の開口径d1 より小径に形成されて、
所定の角度で先細状のテーパー孔に形成されている。ま
た、軸部27は中心軸線Cを中心として、例えば、90
度間隔で放射状にスリット状の分割溝31が形成されて
4分割された分割片32が形成され、各分割片32は作
動孔30に取付ねじ35を螺進、螺退することによっ
て、頭部26に対する基部を中心として開縮(開拡)可
能に形成されている。
【0019】また、このように形成されたキャップ体2
5を着脱するための取付軸部材35、この実施形態では
取付ねじの場合を示し(以下本実施形態では取付ねじ3
5と称して説明する)、該取付ねじ35は頭部36とね
じ部37とからなり、このねじ部37は所定の外径寸法
d1 でキャップ体25の作動孔30とほぼ同長さlか、
若干短い長さに形成されている。
【0020】さて、キャップ体25を脚管Pに取付ける
には、先ず、同キャップ体25の軸部27を脚管Pの内
径に嵌合して頭部26を脚管Pの端面に当接すると同頭
部26は端面に整合される。
【0021】この状態で、取付ねじ35を収納凹部29
側より挿入しねじ部37の先端を底面29aの開口した
作動孔30の開口径d1 に嵌入して同取付ねじ35を螺
入する。この取付ねじ35の螺進により作動孔30はテ
ーパー状に形成したものであり、かつ軸部27は分割溝
31により複数の分割片32に形成したので、図3に示
すようにこの螺進に伴い各分割片32はその基部側を中
心として脚管Pの内径側(外方)に向けて開拡してい
く。
【0022】そして、この取付ねじ35により開拡され
る各分割片32の外側面は脚管Pの内壁に圧接される。
これによりキャップ体25は固定される。この脚管Pの
内壁に圧接される分割片32は若干の弾性変形を生ずる
とともに、この弾性変形の反力によりねじ部37が挾着
され、キャップ体25は強固な固定状態が維持されると
ともに、取付ねじ35の抜脱が阻止される。この固定状
態で取付ねじ35の頭部36は収納凹部29に没入して
収納されるものであり、取付ねじ35が例えば金属製の
ものであっても、床面等を損傷することがない。
【0023】次に、キャップ体25を取外す場合には、
取付ねじ35を螺退することにより各分割片32がその
復元力により中心線C側に弾性復元される。これによっ
て、キャップ体25の軸部の外周、すなわち、各分割片
32による脚管Pの内壁の圧接状態が解かれ、キャップ
体25を脚管Pより容易に取り外すことができる。
【0024】このように、本実施形態にあっては、脚管
Pに対するキャップ体25の取付け(固定)作業を簡単
に遂行することができるとともに、強固な固定状態を得
ることができる。
【0025】また、キャップ体25の取換えを省力的に
行うことができる。このことは、例えば、椅子、机等を
廃棄する場合に、キャップ体25を容易に分別すること
ができ、各素材の再利用にも役立つことができる。
【0026】なお、この合成樹脂製のキャップ体25を
取付ける取付ねじ35は金属製であってもよいが、合成
樹脂製の取付ねじが好ましく、さらに、キャップ体25
を合成樹脂製としたが、ゴム或いはエラストマーで形成
してもよい。
【0027】また、上記実施形態のキャップ体25の軸
部27に対し4本の分割溝31によって4分割された分
割片32としたが、例えば、図1(c) に示すように1本
の分割溝31を形成した場合でもよく、その分割個数は
限定するものではない。
【0028】さらに、上記実施形態においては、作動孔
30をキャップ体25における頭部26側から軸部27
の先端面27aに至るにしたがって順次小径となるテー
パー形状としたが、図2(b) に示すように、これとは逆
に軸部27の先端面27a側を大径としキャップ体25
における頭部26側を小径とするテーパー形状に形成し
てもよい。
【0029】この場合は、そのテーパー孔の大径側の形
状に合致した形状に形成されかつその外周にセレーショ
ン加工等の滑止め(回止め)60aが施された締込み用
の駒部材60を用い、その取付けにあっては、予め、作
動孔30の大径側に駒部材60を嵌入するとともに、該
駒部材60に形成したねじ孔61に取付ねじ35を若干
螺入しておき、その後、前述した実施形態と同様にキャ
ップ体25の軸部27を脚管Pに嵌入してその取付ねじ
35を順次螺入(螺進)すれば、駒部材60がその螺入
(螺進)によりテーパー孔の小径側に引込まれて、軸部
27、すなわち各分割片32を半径方向に開拡すること
ができ、前述した実施形態と同様な作用効果を享受する
ことができる。なお、前述した実施形態と同様な部材に
ついては、図中、同符号を付してその説明を省略する。
【0030】上記実施形態のキャップ体25は丸パイプ
材の脚管Pに取付ける構成として例示したが、これに限
定するものではなく、例えば図4(a)(b)(c) に示す構成
のものであってもよい。この図4(a) に示すキャップ体
41は角パイプ材の脚管Pに取付ける形状構成としたも
ので、角台形状の頭部42と断面略角形状の軸部43と
より構成され、その中心線C上には頭部42に凹設され
る収納凹部29と軸部43にテーパー状の作動孔30と
が連続する空間部28を貫通形成するとともに、この軸
部43には中心線Cを中心として放射状に分割溝31が
形成されて開拡可能な分割片44を形成する構成とした
ものである。
【0031】また、図4(b) に示すキャップ体45は六
角パイプ材の脚管Pに取付ける形状構成としたもので、
六角台形状の頭部46と断面略六角形状の軸部47とよ
り構成され、その中心線C上には頭部46に凹設される
収納凹部29と軸部47にテーパー状の作動孔30とが
連続する空間部28を貫通形成するとともに、この軸部
47には中心線Cを中心として放射状に分割溝31が形
成されて開拡可能な分割片48(6等分の)を形成する
構成としたものである。
【0032】また、図4(c) に示すキャップ体49は楕
円パイプ材の脚管Pに取付ける形状構成としたもので、
楕円台形状の頭部50断面略楕円形状の軸部51とより
構成され、その中心線C上には頭部50に凹設される収
納凹部29と軸部51にテーパー状の作動孔30とが連
続する空間部28を貫通形成するとともに、この軸部5
1には中心線Cを中心として放射状に分割溝31が形成
されて開拡可能な分割片52(4等分の)を形成する構
成としたものである。
【0033】このように形成された各キャップ体41,
45,49は脚管Pに対する着脱において、上記したキ
ャップ体25と同様の作用効果を奏するものである。
【0034】また、椅子11の凭れ枠15c,15dの
端部に取付けられるキャップ体53は、同キャップ体5
3を取付ける取付ねじ35が、図5に示すように頭部5
4に凹設した収納凹部29より見えて外観を損なうので
飾り蓋55を取付けて遮蔽する構成とされている。
【0035】次に、前述した実施形態における取付軸部
材35として例示した取付ねじの態様を変更した実施形
態を図6及び図7にしたがって説明する。図6に示すよ
うに、キャツプ体25は前述の実施形態と同様に、頭部
26と、スリット状の分割溝31によって4分割された
分割片32が形成された軸部27とから構成されてい
て、中心軸線C上にはその頭部26から軸部27の端面
に至るにしたがって順次小径となしたテーパー孔形状の
作動孔30が貫設されている。
【0036】キャップ体25を着脱するための取付軸部
材35、この実施形態では取付ピンの場合を示し(以下
本実施形態では取付ピン35として説明する)、取付ピ
ン35は断面円形のピン状に形成されていて、その一方
軸端には若干の長さ軸端部35bを残してほぼ中央部ま
での外周面に多数の細かい環状リブ35aが形成されて
該外周面を凹凸状となしている。
【0037】そして、取付ピン35は、その外径寸法を
前記キャップ体25の作動孔30と頭部側の径と同寸法
か若干小径に形成されかつその長さを若干短く形成され
ており、したがって、これに対応する前記作動孔30の
テーパー孔は軸部27の端面に至るにしたがって取付ピ
ン35の外径より順次小径となるように形成されるもの
である。なお、その余の構成は前述した実施形態と同様
であるので、図中同符号を付してその説明を省略する。
【0038】したがって、本実施形態では、図7(a) に
示すように、キャップ体25の軸部27を脚管Pの内径
に嵌合するとともに、頭部26を脚管Pの端面に当接し
て両者を整合させる。
【0039】この状態で、取付ピン35を作動孔30の
頭部26側より嵌入するとともに、該作動孔30の奥側
(軸部の端部側)に向かって順次圧入する。すると、取
付ピン35の圧入により該作動孔30はテーパー状に形
成されかつ軸部27は分割溝31により複数の分割片3
2に形成されているので、図7(b) に示すように、この
圧入に伴い各分割片32はその基部側を中心として脚管
Pの内径側(外方)に向けて開拡し、脚管Pの内壁に圧
接される。
【0040】これによって、前述した実施形態と同様に
キャップ体25は脚管Pに固定される。この脚管Pの内
壁に圧接される分割片32は若干の弾性変形を生ずると
ともに、この弾性変形の反力により環状リブ35aが挾
着され、キャップ体25は強固な固定状態が維持される
とともに、取付ピン35の抜脱が阻止される。
【0041】キャップ体25を取外す場合には、図7
(c) に示すように、取付ピン35をさらに作動孔30の
奥側に叩き出して該作動孔30から抜き取ることにより
各分割片32がその復元力により中心線C側に弾性復元
される。これによって、キャップ体25の軸部の外周、
すなわち、各分割片32による脚管Pの内壁の圧接状態
が解かれ、キャップ体25を脚管Pより容易に取り外す
とともに、取付ピン35もそままま取り出すことができ
る。そして、その余の作用効果は前述した実施形態の作
用効果を享受するものである。
【0042】なお、上記した説明において、作動孔30
をストレート孔形状とし、取付ピン35側をキャップ体
25における軸部27の各分割片32が開拡し得るテー
パー状に形成してもよい。
【0043】また、上記した実施の形態におけるキャッ
プ体は椅子の場合を主に説明したが、脚管を採用した机
の場合でも同様に実施できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) はキャップ体の斜視図である。(b) は図1
(a) のI−I線断面図である。(c) は分割溝を1本とし
たキャップ体の斜視図である。
【図2】(a) は図1(a)(b)に示すキャップ体を脚管に取
付ける状態を示す分解斜視図である。(b) は作動孔が逆
テーパー孔としたキャップ体を脚管に取付ける状態を示
す分解斜視図である。
【図3】図1(a) に示すキャップ体の作用説明図であ
る。
【図4】(a) は角パイプ材である脚管に取付けるキャッ
プ体の斜視図である。(b) は六角パイプ材である脚管に
取付けるキャップ体の斜視図である。(c) は楕円パイプ
材である脚管に取付けるキャップ体の斜視図である。
【図5】飾り蓋を取付ける構成としたキャップ体の断面
図である。
【図6】取付軸部材の変更した実施形態を示す分解斜視
図である。
【図7】(a) は図6の実施形態におけるキャップ体の取
付け状態を示す説明図である。(b) は同じく、キャップ
体と取付ピンとの取付け状態を示す説明図である。(c)
は同じく、キャップ体を取り外す状態を示す説明図であ
る。
【図8】パイプ材構成の椅子の斜視図である。
【図9】(a)(b)(c) は丸パイプ材の脚管に取付けられる
従来のキャップ体の説明図である。
【図10】従来のキャップ体における脚管からの取外し
状態を示す説明図である。
【符号の説明】
11 椅子 13a,13b、15a,15b 脚部(脚管) 15c,15d 凭れ枠(脚管) 25,41,45,49 キャップ体 26,42,46,50 頭部 27,43,47,51 軸部 29,収納凹部 30 作動孔 31 分割溝 32,44,48,52 分割片 35 取付軸部材(取付ねじ、取付ピン) 36 頭部 37 軸部 P 脚管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 椅子、机等の脚管に嵌着される軸部と該
    脚管から露出される頭部からなるキャップ体であって、
    該キャップ体の軸方向中心には取付軸部材が嵌入される
    作動孔を貫設し、前記軸部には軸線方向に該作動孔と連
    通するスリット状の分割溝を形成して、前記軸部が作動
    孔に対する取付軸部材の嵌入に伴ってその分割溝を介し
    て半径方向に開拡して前記脚管の内壁に圧接する構成と
    した椅子・机等の脚端部キャップ取付構造。
  2. 【請求項2】 前記作動孔を頭部から軸部に至るにした
    がって順次小径となしたテーパー形状若しくは前記取付
    軸部を作動孔に対する嵌入端部に至るにしたがって順次
    大径となした請求項1記載の椅子・机等の脚端部キャッ
    プ取付構造。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010200786A (ja) * 2009-02-27 2010-09-16 Aron Kasei Co Ltd 浴室用椅子の脚部の取付構造及びこれを備えた浴室用椅子
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