JPH11345435A - 光ディスク基板の搬送方法および搬送装置 - Google Patents

光ディスク基板の搬送方法および搬送装置

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JPH11345435A
JPH11345435A JP15264798A JP15264798A JPH11345435A JP H11345435 A JPH11345435 A JP H11345435A JP 15264798 A JP15264798 A JP 15264798A JP 15264798 A JP15264798 A JP 15264798A JP H11345435 A JPH11345435 A JP H11345435A
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JP
Japan
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substrate
optical disk
disk substrate
spindle
mold
Prior art date
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Pending
Application number
JP15264798A
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English (en)
Inventor
Shigeki Hatori
羽鳥茂喜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の冷却を均一にして冷却むらによる収縮
時の変形を防止する。 【解決手段】 成形した光ディスク基板3を金型から取
り出し、次工程に搬送する際に、光ディスク基板3をス
ピンドル6に搭載してモータ4で高速回転させるととも
に送風機2で送風し、冷却させながら搬送するようにし
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金型で光ディスク
等に使用される基板を成形し、金型から光ディスク用基
板を取り出し、次工程に搬送する方法および装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、固定金型とこれと対向配置された
可動金型との間のキャビティ内に溶融樹脂を射出し、冷
却固化させて光ディスク基板を成形し、基板を金型から
取り出し、次工程に搬送する方法が取られている。この
搬送方法としては、コンベア上もしくはターンテーブル
上に設けられたマウント部に基板を乗せて固定して搬送
するか、ロボットアーム上もしくは垂直に立てたターン
テーブル上に設けられた吸着部に真空吸着して固定し搬
送する方法が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記搬送方法により、
成形された基板を搬送する場合、金型から取り出された
基板は、冷却が完全には終了していないため高温であ
り、搬送中に冷却が進むが、この搬送中の冷却は、一般
的には基板に一定方向から送風して行っている。このよ
うな一定方向からの送風により冷却する方法では、冷却
むらが発生し、収縮による基板の変形が起こるという問
題がある。
【0004】本発明は上記課題を解決するためのもの
で、冷却用空気の部分的な偏りをなくし、基板の冷却を
均一にして冷却むらによる収縮時の変形を防止すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、固
定金型とこれと対向配置された可動金型との間のキャビ
ティ内に溶融樹脂を射出し、冷却固化させて光ディスク
基板を成形し、基板を金型から取り出して次工程に搬送
する工程において、金型から取り出した成形直後の高温
の基板を次工程に搬送するコンベア上もしくはターンテ
ーブルの基板と接する面に合成樹脂からなるスピンドル
を設け、このスピンドル上に基板を搭載した後、スピン
ドルを高速回転させ、冷却用の空気を基板端面方向から
送風しながら次工程に搬送することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明のコンベアを用いた光ディス
ク基板搬送装置の概略構成を示す図である。1はコンベ
ア式の搬送装置を示しており、搬送用のコンベア5と、
これに対向してコンベア側に冷却用空気を送風する送風
機2が設置されている。コンベア5の基板と接する面に
は、回転用モータ4で高速回転駆動される合成樹脂製の
スピンドル6が所定間隔毎に設けられ、これに成形され
た基板3が搭載される。スピンドル6には真空吸着機構
または機械的な基板固定機構(図示せず)が設けられて
おり、これにより基板3をスピンドル6に固定できるよ
うになっている。
【0007】次に、この装置による冷却動作について説
明する。まず、固定金型とこれと対向配置された可動金
型(図示せず)との間のキャビティ内に溶融樹脂を射出
し、冷却固化させて光ディスク基板3を成形し、取出装
置(図示せず)にて金型から取り出し、第1の位置Aに
おいてスピンドル6に搭載した後、真空吸着機構または
基板固定機構により固定する。次いで、回転用モータ4
によりスピンドル6を高速で回転させながらコンベア5
を作動させ、基板3を搭載したスピンドル6を第2の位
置Bに移動させる。
【0008】第2の位置Bに到達したスピンドル6上の
基板3に対しては、送風機2から冷却用の空気または圧
縮空気を基板端面方向から送風する。そして第1の位置
Aに次に成形された基板3が搭載され、高速回転しなが
ら同様に第2の位置Bに移動する。このとき、すでに第
2の位置Bに移動していた基板3は、高速回転しながら
第3の位置Cに移動する。
【0009】この位置の移動は、基板3が成形され金型
から取り出され、第1の位置Aに搭載される毎に行わ
れ、n番目の第nの位置に到達した基板3は、スピンド
ル6が回転停止し、真空吸着または機械的な基板固定を
解除したのち、反射膜成膜工程、記録材料形成工程また
は積載工程のいずれかの工程に基板3を移動させる装置
により、スピンドル6上から次工程に移される。
【0010】図2はターンテーブルを用いた光ディスク
基板搬送装置の概略構成を示す図である。7はターンテ
ーブル式の搬送装置を示しており、搬送用のターンテー
ブル11と、これに対向してターンテーブル側に冷却用
空気を送風する送風機8、9、10が設置されている。
ターンテーブル11の基板と接する面には、回転用モー
タ4で高速回転駆動される合成樹脂製のスピンドル6が
所定角度間隔毎に設けられ、これに成形された基板3が
搭載される。スピンドル6には真空吸着機構または機械
的な基板固定機構(図示せず)が設けられており、これ
により基板3をスピンドル6に固定できるようになって
いる。
【0011】この装置による冷却動作は、コンベア式と
同様であり、第1の位置Aにおいて基板3をスピンドル
6に搭載した後、真空吸着機構または基板固定機構(図
示せず)により固定し、回転用モータ4によりスピンド
ル6を高速で回転させながらターンテーブル11を回転
させ、基板3を搭載したスピンドル6を第2の位置Bに
移動させる。
【0012】第2の位置Bに到達したスピンドル6上の
基板3に対しては、送風機8から冷却用の空気または圧
縮空気を基板端面方向から送風する。そして第1の位置
Aに次に成形された基板3が搭載され、高速回転しなが
ら同様に第2の位置Bに移動し、このとき、すでに第2
の位置Bに移動していた基板3は、高速回転しながら第
3の位置Cに移動し、それぞれ送風機8、9からの送風
で冷却される。さらに第1の位置Aに次に成形された基
板3が搭載され、高速回転しながら同様に第2の位置B
に移動し、このとき、すでに第2の位置B、Cに移動し
ていた各基板3は、高速回転しながらそれぞれ第3の位
置C、第4の位置Dに移動し、各基板は送風機8、9、
10からの送風で冷却される。以後、順次このように搬
送されて冷却されていく。
【0013】このように位置の移動は、基板3が成形さ
れ金型から取り出され、第1の位置Aに搭載される毎に
行われ、n番目の第nの位置に到達した基板3は、スピ
ンドル6が回転停止し、真空吸着または機械的な基板固
定を解除したのち、反射膜成膜工程、記録材料形成工程
または積載工程のいずれかの工程に基板3を移動させる
装置により、スピンドル6上から次工程に移される。
【0014】次に、本発明の実施例を説明する。本実施
例においては、成形する光ディスク基板は厚さ0.6m
m、直径120mmであり、図1の装置を用いて冷却す
る。図示は省略するが、固定金型とこれと対向配置され
た可動金型との間のキャビティ内に溶融樹脂を射出し、
冷却固化させて光ディスク基板3を成形して金型から取
り出し、図1の第1の位置Aに位置するスピンドル6上
に搭載する。次いで、スピンドル6上に設けられた真空
吸着機構により基板3をスピンドル6に固定した後、ス
ピンドル6を高速で回転させながらコンベア5を作動
し、基板3を搭載したスピンドルを第2の位置Bに移動
させる。第2の位置Bに到達したスピンドル6上の基板
3に対して冷却用の空気を基板端面方向から送風機2に
より送風する。第1の位置Aに次に成形された基板3が
搭載されて回転しながら第2の位置Bに移動する際に、
第2の位置Bに移動していた基板3は第3の位置Cに移
動する。このような位置の移動を繰り返し、第4の位置
D、第5の位置Eへと移動する。第5の位置Eに到達し
た基板3は、スピンドル6が回転停止し、真空吸着を解
除したのち、図示はしないが反射膜成膜工程である蒸着
装置に基板3を移動させる装置によりスピンドル6上か
ら取り除かれる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、搬送中に
基板を回転させることで、基板にあたる冷却用空気が部
分的に偏るとがないので、基板の冷却が均一に進み、冷
却むらによる収縮時の変形がない基板が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のコンベアを用いた光ディスク基板搬
送装置の概略構成を示す図である。
【図2】 本発明のターンテーブルを用いた光ディスク
基板搬送装置の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1…コンベア式の搬送装置、2…送風機、3…基板、4
…回転用モータ、5…コンベア、6…スピンドル、7…
ターンテーブル式の搬送装置、8,9,10…送風機、
11…ターンテーブル。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定金型とこれと対向配置された可動金
    型との間のキャビティ内に溶融樹脂を射出し、冷却固化
    させて光ディスク基板を成形し、成形した光ディスク基
    板を金型から取り出し、次工程に搬送する方法におい
    て、光ディスク基板を高速回転させながら送風して冷却
    しつつ搬送することを特徴とする光ディスク基板の搬送
    方法。
  2. 【請求項2】 固定金型とこれと対向配置された可動金
    型との間のキャビティ内に溶融樹脂を射出し、冷却固化
    させて光ディスク基板を成形し、成形した光ディスク基
    板を金型から取り出し、次工程に搬送する装置におい
    て、光ディスク基板を搬送する搬送手段に取付けられ、
    光ディスク基板搭載されるとともに、該基板を高速回転
    させる回転手段と、搬送手段側方に設けられ、搬送され
    る光ディスク基板に送風する送風手段とを備えた光ディ
    スク基板の搬送装置。
JP15264798A 1998-06-02 1998-06-02 光ディスク基板の搬送方法および搬送装置 Pending JPH11345435A (ja)

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Cited By (5)

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