JPH11344738A - ブレ補正装置及びブレ補正カメラ - Google Patents

ブレ補正装置及びブレ補正カメラ

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JPH11344738A
JPH11344738A JP10152356A JP15235698A JPH11344738A JP H11344738 A JPH11344738 A JP H11344738A JP 10152356 A JP10152356 A JP 10152356A JP 15235698 A JP15235698 A JP 15235698A JP H11344738 A JPH11344738 A JP H11344738A
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JP
Japan
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blur correction
blur
capacitance
optical system
lens
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Application number
JP10152356A
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English (en)
Inventor
Kazutoshi Usui
一利 臼井
Toshitaka Igarashi
俊孝 五十嵐
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Tochigi Nikon Corp
Nikon Corp
Original Assignee
Tochigi Nikon Corp
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置全体の小型化を図ることができるブレ補
正装置及びブレ補正カメラを提供する。 【解決手段】 ブレ補正レンズ5は、レンズ枠50に保
持されている。レンズ枠50の外周面には、高誘電率材
料からなる可動板部80y,81yが取り付けられてい
る。可動板部80y,81yは、電極60y,61yと
電極90y,91yとの間に配置されている。静電容量
センサ9は、可動板部80y,81y及び電極60y,
61y,90y,91yからなるコンデンサを備えてい
る。電極60y,61yと電極90y,91yとの間
を、ブレ補正レンズ5と一体となって可動板部80y,
81yが移動すると、コンデンサの静電容量が変化す
る。静電容量センサ9は、この静電容量の変化に基づい
て、ブレ補正レンズ5の位置を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ、ビデオ、
双眼鏡などの光学装置における撮影者の手ブレなどによ
って生ずる像のブレを補正するブレ補正装置及びブレ補
正カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平8−6089号公報は、角速度セ
ンサによりカメラに生ずるブレを検出し、撮影光学系の
一部又は全部を構成するブレ補正光学系を、このブレを
打ち消す方向に駆動して、フィルム面上の像ブレを補正
するブレ補正装置を開示している。
【0003】図11は、従来のブレ補正装置を搭載した
カメラシステムを示すブロック図である。カメラに生ず
るブレは、ピッチング、ヨーイング及びローリング運動
からなる3自由度の回転運動、x軸、y軸及びz軸方向
の運動からなる3自由度の並進運動の合計6自由度を有
する。従来のブレ補正装置は、通常、ピッチング及びヨ
ーイング運動からなる2自由度の運動に対して、ブレを
補正している。角速度センサ310,311は、カメラ
に生ずるブレを検出するセンサである。角速度センサ3
10,311は、通常、回転により生ずるコリオリ力を
検出する圧電振動式角速度センサである。角速度センサ
310は、x軸回りの角速度を検出するピッチング検出
用のセンサであり、角速度センサ311は、y軸回りの
角速度を検出するヨーイング検出用のセンサである。角
速度センサ310,311は、それぞれ1台づつ設けら
れている。角速度センサ310,311は、それぞれ検
出した角速度信号をCPU330,331に出力する。
【0004】CPU330,331は、入力した角速度
信号を量子化して、焦点距離及びレンズ固有の情報に基
づいて、ブレ補正レンズ500を目標位置に駆動するた
めの目標位置情報を演算するものである。CPU33
0,331は、位置センサ800,900が出力する位
置検出情報と目標位置情報との差から駆動信号を演算す
る。CPU330,331は、それぞれ演算した駆動信
号をドライバ340,341に出力する。
【0005】ボイスコイルモータ(以下、VCMとい
う)700,701は、電磁駆動方式によってブレ補正
レンズ500を駆動するものである。VCM700は、
ブレ補正レンズ500をy軸方向に駆動するモータであ
り、VCM701は、ブレ補正レンズ500をx軸方向
に駆動するモータである。VCM700,701は、そ
れぞれドライバ340,341が出力する駆動電流に基
づいて、ブレ補正レンズ500を駆動し、ブレ補正レン
ズ500がブレを補正する。
【0006】位置センサ800,900は、ブレ補正レ
ンズ500の位置を検出するものである。位置センサ8
00は、ブレ補正レンズ500のx軸方向の位置を検出
し、位置センサ900は、ブレ補正レンズ500のy軸
方向の位置を検出する。位置センサ800,900は、
それぞれブレ補正レンズ500の位置に関する位置検出
情報を、CPU331,330にフィードバックする。
位置センサ800,900は、発光素子(IRED)
と、受光素子(PSD)と、発光素子と受光素子との間
に配置され、レンズ枠700に取り付けられた遮光部
と、この遮光部に形成されたスリットとから構成されて
いる。発光素子から出射した光は、スリットを通過して
受光素子に達する。遮光部が移動すると、スリットを通
過して受光素子に達する光の位置(光スポット)も移動
する。光の位置が変化すると、受光素子の出力信号が変
化するために、ブレ補正レンズ500のx軸方向又はy
軸方向の位置を、この出力信号の変化に基づいて検出す
ることができる。
【0007】ブレ補正レンズ500は、撮影光学系の光
軸Iに対して直交する平面内(図中xy平面内)で駆動
して、ブレを補正するレンズである。ブレ補正レンズ5
00は、レンズ枠700の内周部に保持されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のブレ補正装置
は、ブレ補正レンズ500の移動量が大きくなると、ス
リットに入射する光の入射角も大きくなり、受光素子上
の光の位置の移動量が、ブレ補正レンズ500の移動量
に比べて大きくなっていた。このために、ブレ補正レン
ズ500がいかなる位置に移動しても、受光素子上に光
スポットを常に形成するためには、受光素子の長さを長
くしなければならなかった。その結果、受光素子の大き
さが制約になって、ブレ補正装置の小型化を図ることが
できないという問題点があった。
【0009】また、このような光の入射角の変化は、ブ
レ補正レンズ500の微小な移動を受光素子によって検
出するときに、検出精度に影響を与える可能性があっ
た。その結果、スリットに対する光の入射角を小さくす
るために、発光素子とスリットとの間の間隔を十分に広
げる必要があり、位置センサ800,900の設置スペ
ースが大きくなってしまうとい問題点があった。
【0010】本発明の課題は、装置全体の小型化を図る
ことができるブレ補正装置及びブレ補正カメラを提供す
ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付
して説明するが、これに限定するものではない。すなわ
ち、請求項1記載の発明は、ブレを補正するブレ補正光
学系(5)と、前記ブレ補正光学系を駆動する駆動部
(7)と、前記ブレ補正光学系の位置を検出する位置検
出部(8,9)とを含み、前記位置検出部は、静電容量
の変化に基づいて、前記ブレ補正光学系の位置を検出す
ることを特徴とするブレ補正装置である。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
ブレ補正装置において、前記位置検出部は、一対の電極
(60x,60y,61x,61y,90x,90y,
91x,91y)と、前記ブレ補正光学系と一体となっ
て駆動し、前記電極間を移動する可動部材(80)とを
含む静電容量センサであり、前記静電容量センサは、前
記可動部材が前記電極間を移動することによって、静電
容量を可変することを特徴とするブレ補正装置である。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2に記載の
ブレ補正装置において、前記可動部材は、前記ブレ補正
光学系を保持する保持部材(50)に設けられているこ
とを特徴とするブレ補正装置である。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項2又は請求
項3に記載のブレ補正装置において、前記電極は、導体
パターンであり、前記可動部材は、高誘電率材料又は導
電材料であることを特徴とするブレ補正装置である。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項2から請求
項4に記載のブレ補正装置において、前記駆動部は、光
軸(I)に対して略直交する第1の方向(x)に、前記
ブレ補正光学系を駆動するとともに、前記第1の方向と
略直交する第2の方向(y)に、前記ブレ補正光学系を
駆動し、前記静電容量センサは、前記光軸を中心に対向
して、前記第1及び第2の方向に1組づつ配置されてい
ることを特徴とするブレ補正装置である。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項5に記載の
ブレ補正装置において、前記位置検出部は、前記静電容
量センサに電圧を印加する電圧発生部(82,92)
と、前記静電容量センサの静電容量を電圧値に変換する
電圧変換部(83,93)とを含み、前記位置検出部
は、前記第1の方向に配置された1組の前記静電容量セ
ンサの電圧値の差分を演算して、前記第1の方向におけ
るブレ補正光学系の位置を検出し、前記第2の方向に配
置された1組の前記静電容量センサの電圧値の差分を演
算して、前記第2の方向におけるブレ補正光学系の位置
を検出することを特徴とするブレ補正装置である。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項2から請求
項6までのいずれか1項に記載のブレ補正装置におい
て、前記光軸に対して略直交する方向に、前記ブレ補正
光学系又は前記保持部材を可動自在に支持する4本の可
撓支持部材(100)を備え、前記可動部材は、前記光
軸に対して略直交する方向に、前記電極と間隔を開けて
駆動し、前記可撓支持部材は、一端が前記ブレ補正光学
系又は保持部材に固定されており、他端が固定部材(9
0)に固定されていることを特徴とするブレ補正装置で
ある。
【0018】請求項8記載の発明は、請求項6又は請求
項7に記載のブレ補正装置において、前記電圧変換部
は、前記静電容量センサの近傍に配置されていることを
特徴とするブレ補正装置である。
【0019】請求項9記載の発明は、請求項8に記載の
ブレ補正装置において、前記固定部材は、前記電極を含
み、導体パターンを有する固定基板であり、前記電圧変
換部は、前記固定基板に設けられていることを特徴とす
るブレ補正装置である。
【0020】請求項10記載の発明は、請求項1から請
求項9までのいずれか1項に記載のブレ補正装置を備え
るブレ補正カメラにおいて、ブレを検出するブレ検出部
(31)と、前記ブレ検出部及び前記位置検出部の出力
信号に基づいて、前記駆動部を駆動制御する制御部(3
3)とを含むことを特徴とするブレ補正カメラ(1,
2)である。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、図面を参
照して、本発明の第1実施形態について、さらに詳しく
説明する。まず、本発明の第1実施形態に係るブレ補正
装置を一眼レフカメラに搭載した場合を例に挙げて説明
する。図1は、本発明の第1実施形態に係るブレ補正装
置を搭載したカメラシステムのブロック図である。以下
では、図11に示した部材又はブロックと対応する部材
又はブロックは、対応する番号を付して説明し、詳細な
説明を省略する。また、以下では、カメラシステムに生
ずるピッチング角速度を検出して、ブレを補正する場合
を例に挙げて説明する。
【0022】(交換レンズ)交換レンズ1は、固定筒1
01と、移動筒102と、光軸I方向に移動して、フィ
ルム面25に被写体の像を結ぶための焦点調整をする第
1のレンズ群(フォーカシングレンズ)3と、第2のレ
ンズ群4と、光軸Iに対して直交する方向(図中矢印方
向)に駆動してブレを補正するブレ補正レンズ(第3の
レンズ群)5と、第4のレンズ群6と、ブレ補正開始ス
イッチ30と、角速度センサ31と、フィルタ32と、
レンズ側CPU33と、PWMドライバ34と、EEP
ROM35と、焦点距離検出部36と、被写体距離検出
部37などを備えている。
【0023】固定筒101は、移動筒102を光軸I方
向に移動自在に支持する部材である。固定筒101は、
カメラボディ2に着脱自在に取り付けられている。固定
筒101の内周部には、第4のレンズ群6が固定されて
いる。
【0024】移動筒102は、第1のレンズ群3、第2
のレンズ群4及びブレ補正レンズ5とともに光軸I方向
に移動して、焦点距離を連続的に可変するズーミング動
作を行うための部材である。移動筒102の内周部に
は、第1のレンズ群3、第2のレンズ群4及びブレ補正
レンズ5などが収納されている。
【0025】角速度センサ31は、カメラシステムに生
ずる角速度を検出するセンサである。角速度センサ31
は、x軸回りの角速度を検出するピッチング検出用のセ
ンサであり、y軸回りの角速度を検出するヨーイング検
出用のセンサについては、図示を省略する。角速度セン
サ31は、フィルタ32に接続されている。
【0026】フィルタ32は、角速度センサ31の出力
信号から所定の周波数成分を除去するものである。フィ
ルタ32は、高域周波数帯域に含まれるノイズ成分及び
DC成分をカットする。フィルタ32は、所定の周波数
成分を除去した後の角速度信号を、レンズ側CPU33
に出力する。
【0027】レンズ側CPU33は、焦点距離検出部3
6が出力するパルス信号に基づいて焦点距離を演算した
り、被写体距離検出部37が出力するパルス信号に基づ
いて被写体距離を演算したり、ブレ補正レンズ5を目標
位置に駆動するための目標位置情報を演算してVCM4
0を駆動制御したりする中央処理部である。レンズ側C
PU33は、フィルタ32の出力信号及び位置信号変換
回路94が出力する位置検出信号を、内蔵するA/D変
換器によってディジタル信号に変換して取り込む。レン
ズ側CPU33は、フィルタ32の出力信号、位置信号
変換回路94が出力する位置検出信号、焦点距離及び被
写体距離などに基づいて、目標位置情報を演算する。レ
ンズ側CPU33は、内蔵するD/A変換器によって目
標位置情報をアナログ信号に変換して、PWMドライバ
34に出力する。
【0028】レンズ側CPU33には、ブレ補正装置を
起動するときに撮影者が操作するブレ補正開始スイッチ
30と、フィルタ32と、PWMドライバ34と、EE
PROM35と、焦点距離検出部36と、被写体距離検
出部37と、位置信号変換回路94とが接続されてい
る。レンズ側CPU33は、交換レンズ1とカメラボデ
ィ2との間に設けられたレンズ接点46を通じて、ボデ
ィ側CPU45に接続されており、ボディ側CPU45
との間で通信が可能である。
【0029】PWMドライバ34は、入力した駆動信号
(駆動電圧)に応じて、VCM7に電力を供給するもの
である。PWMドライバ34は、電流増幅を行って、V
CM7のコイル71,73に駆動電流を流す。
【0030】VCM7は、電磁力を発生して、x軸方向
及びy軸方向にブレ補正レンズ5を駆動するモータであ
る。VCM7は、PWMドライバ34が出力する駆動電
流に基づいて、ブレ補正レンズ5をy軸方向に駆動す
る。
【0031】静電容量センサ9は、静電容量の変化に基
づいて、ブレ補正レンズ5の位置を検出するものであ
る。静電容量センサ9は、ブレ補正レンズ5のy軸方向
の位置を検出するセンサであり、ブレ補正レンズ5のx
軸方向の位置を検出するセンサについては、図示を省略
する。
【0032】位置信号変換回路94は、静電容量センサ
9による静電容量の変化を、位置検出信号に変換する回
路である。位置信号変換回路94は、変換した位置検出
信号をレンズ側CPU33にフィードバックする。
【0033】EEPROM35は、交換レンズ1に関す
る種々の固有情報であるレンズデータや、被写体距離検
出部37が出力するパルス信号を物理量に変換するため
の係数などを格納するものである。
【0034】焦点距離検出部36は、焦点距離を検出す
るズームエンコーダなどである。焦点距離検出部36
は、焦点距離値に応じたパルス信号をレンズ側CPU3
3に出力する。
【0035】被写体距離検出部37は、被写体までの距
離を検出するためのエンコーダなどである。被写体距離
検出部37は、撮影光学系の位置を検出し、その位置に
応じたパルス信号をレンズ側CPU33に出力する。
【0036】(カメラボディ)カメラボディ2は、ボデ
ィ側CPU45と、レリーズスイッチ47と、ファイン
ダスクリーン20と、ファインダ光学系21及び接眼レ
ンズ22に、撮影光学系を透過してきた光束を振り分け
るクイックリターンミラー23と、クイックリターンミ
ラー23を駆動するミラー駆動部24などを備えてい
る。
【0037】ボディ側CPU45は、カメラシステム全
体を制御する中央処理部である。ボディ側CPU45
は、レリーズスイッチ47のON動作に基づいて、ブレ
補正開始をレンズ側CPU33に指示したり、レリーズ
スイッチ47のOFF動作に基づいて、ブレ補正停止を
レンズ側CPU33に指示したり、ミラー駆動部24を
駆動制御したりする。ボディ側CPU45には、ミラー
駆動部24と、レリーズスイッチ47とが接続されてい
る。
【0038】レリーズスイッチ47は、図示しないレリ
ーズボタンの半押し動作を検出して、一連の撮影準備動
作を開始するとともに、レリーズボタンの全押し動作を
検出して、ミラー駆動部24の駆動などの撮影動作を開
始させるスイッチである。
【0039】(ブレ補正装置)図2は、本発明の第1実
施形態に係るブレ補正装置の展開図である。図3は、本
発明の第1実施形態に係るブレ補正装置の断面図であ
る。可動部ユニット10は、図2に示すように、ブレ補
正レンズ5と、レンズ枠50と、コイル71,72,7
3,74と、4枚のワイヤ取付板51と、4本のワイヤ
100などにより構成されている。可動部ユニット10
は、マグネットユニット70の中央に位置するように、
4本のワイヤ100によって移動自在に支持されてい
る。
【0040】ブレ補正レンズ5は、撮影光路を変更して
ブレを補正するレンズである。ブレ補正レンズ5は、撮
影光学系の少なくとも一部を構成し、単レンズ又は複数
枚のレンズからなるレンズ群である。ブレ補正レンズ5
は、撮影光学系の光軸Iに対して直交する平面内(図中
xy平面内)で駆動してブレを補正する。
【0041】レンズ枠50は、ブレ補正レンズ5を保持
する円筒状の部材である。レンズ枠50の内周部には、
図3に示すように、ブレ補正レンズ5を取り付けるため
の取付面50aと、ばね部材15を固定するための切欠
部50bとが形成されている。レンズ枠50の外周部に
は、コイル71,72,73,74が嵌まり込み、接着
剤によって固定するための突起部50cが等間隔で4箇
所に形成されている。レンズ枠50の先端部には、セン
サ可動部材80を取り付ける取付部50dが形成されて
いる。
【0042】ばね部材15は、ブレ補正レンズ5をレン
ズ枠50に固定するための部材である。ばね部材15
は、図示しない切欠部を一部に有する環状の部材であ
る。ばね部材15は、図3に示すように、レンズ枠50
の切欠部50bに嵌まり込み、ブレ補正レンズ5が光軸
I方向に抜け出さないように、このブレ補正レンズ5を
押さえている。
【0043】ワイヤ取付板51は、4本のワイヤ100
の一端を固定するための部材である。ワイヤ取付板51
は、図2に示すように、光軸Iを中心に90度間隔を開
けて配置されており、レンズ枠50にインサート成型さ
れている。ワイヤ取付板51は、コイル71,73の内
周部からy軸方向に1枚づつ突出し、コイル72,74
の内周部からx軸方向に1枚づつ突出している。ワイヤ
取付板51には、図3に示すように、ワイヤ100の外
径よりも僅かに大きいスルーホール51bが形成されて
おり、このスルーホール51bを通過するワイヤ100
の一端が、はんだによって固定されている。ワイヤ取付
板51は、コイル71,72,73,74の端末を数回
巻き付けてはんだ付けするために、それぞれ端子51a
を備えている。
【0044】ワイヤ100は、ブレ補正レンズ5及びレ
ンズ枠50などを、光軸Iに対して直交する方向に移動
自在に支持する可撓性の部材である。ワイヤ100は、
例えば、りん青銅などの導電性の高いばね材である。ワ
イヤ100は、図2及び図3に示すように、4本とも同
じ長さであって、光軸Iを中心に90度間隔で配置され
ている。ワイヤ100は、図2に示すように、ヨーク7
9の切欠部79b、センサ基板60の貫通孔60b及び
スペーサ110の切欠部110bを通過して、いずれも
光軸Iに対して平行に配置されている。ワイヤ100
は、一端がワイヤ取付板51のスルーホール51bに固
定されており、他端がワイヤ取付基板90のスルーホー
ル90bに固定されている。ワイヤ100は、図2及び
図3に示すように、ワイヤ取付基板90に対してレンズ
枠50を4本で片持ち支持している。ワイヤ100は、
VCM7が電磁力を発生すると4本とも撓み、光軸Iに
対して平行な平面(xy平面)内において、ブレ補正レ
ンズ5及びレンズ枠50を移動することができる。
【0045】マグネットユニット70は、マグネット7
5,76,77,78と、ヨーク79とから構成されて
いる。マグネットユニット70は、図3に示すように、
その内周部側に可動部ユニット10を配置している。
【0046】ヨーク79は、マグネット75,76,7
7,78とともに磁界を形成する円筒状の部材である。
ヨーク79は、例えば、鉄などからなる透磁率の高い材
料である。ヨーク79は、図2に示すように、突起部7
9aと、切欠部79bと、ピン79c,79dと、雌ね
じ部79eとを備えている。
【0047】突起部79aは、マグネット75,76,
77,78を位置決めして固定するための部分である。
突起部79aは、ヨーク79の内周面に8箇所形成され
ている。突起部79aは、コイル71,72,73,7
4との位置関係がずれないように、マグネット75,7
6,77,78を挟み込み、ヨーク79に固定してい
る。その結果、所定の大きさと方向の電磁力がレンズ枠
50に発生するために、可動部ユニット10が光軸I回
りに回転するのを防止することができる。
【0048】切欠部79bは、ワイヤ100を避けるよ
うに形成された逃げ部である。切欠部79bは、ヨーク
79の内周面に4箇所形成されている。
【0049】ピン79c,79dは、センサ基板60、
スペーサ110及びワイヤ取付基板90を位置決めする
ための部分である。ピン79c,79dは、センサ基板
60側の表面に形成されている。ピン79cは、センサ
基板60の貫通孔60cと、スペーサ110の貫通孔1
10cと、ワイヤ取付基板90の貫通孔90cとを通過
している。ピン79dは、センサ基板60の切欠部60
dと、スペーサ110の切欠部110dと、ワイヤ取付
基板90の切欠部90dとを通過している。
【0050】センサ基板60は、静電容量センサ8,9
の一部を構成する4枚の電極60x,60y,61x,
61yを備える環状の部材である。センサ基板60は、
光軸Iを中心に90度間隔を開けて、x軸方向に設けら
れた電極60x,61xと、y軸方向に設けられた電極
60y,61yとを備えている。センサ基板60は、ワ
イヤ100が通過する貫通孔60bと、ピン79cが通
過する貫通孔60cと、ピン79dが通過する切欠部6
0dと、貫通孔60eとが形成されている。
【0051】可動部材80は、レンズ枠50と一体とな
って移動する環状の部材である。可動部材80は、光軸
Iを中心に90度間隔を開けて、x軸方向に突出した可
動板部80x,81xと、y軸方向に突出した可動板部
80y,81yとを備えている。可動部材80は、その
内周面に、レンズ枠50の取付部50dに嵌まり込む切
欠部80dが形成されている。可動部材80は、レンズ
枠50の取付部50dに接着剤などによって固定され
る。可動部材80は、通常、プラスチックなどを使用す
るが、導電性が低く誘電率が高い雲母やガラスなどを使
用すれば、位置検出精度を上げることができる。
【0052】スペーサ110は、センサ基板60とワイ
ヤ取付基板90との間に、所定の間隙を形成するための
環状の部材である。スペーサ110は、ワイヤ100が
通過する切欠部110bと、ピン79cが通過する貫通
孔110cと、ピン79dが通過する切欠部110d
と、貫通孔110eとが形成されている。スペーサ11
0は、センサ基板60とワイヤ取付基板90との間に挟
み込まれており、センサ基板60とワイヤ取付基板90
とを高精度に位置決めしている。
【0053】ワイヤ取付基板90は、静電容量センサ
8,9の一部を構成する4枚の電極90x,90y,9
1x,91yを備える環状の固定基板である。ワイヤ取
付基板90は、導体パターンを有する電気基板であり、
電極90x,90y,91x,91yを形成した部分も
導体パターンである。ワイヤ取付基板90は、ワイヤ1
00が通過するスルーホール90bと、ピン79cが通
過する貫通孔90cと、ピン79dが通過する切欠部9
0dと、貫通孔90eとが形成されている。ワイヤ取付
基板90は、光軸Iを中心に90度間隔を開けて、x軸
方向に設けられた電極90x,91xと、y軸方向に設
けられた電極90y,91yと、C−V変換回路83,
93とを備えている。ワイヤ取付基板90には、フレキ
シブルプリント配線板130が接続されている。
【0054】スルーホール90bは、ワイヤ100を固
定するための部分である。スルーホール90bは、光軸
Iを中心に90度間隔を開けて、ワイヤ取付基板90に
4箇所形成されている。スルーホール90bは、4本の
ワイヤ100が光軸Iに対して平行になるように、はん
だ付けによってワイヤ100を固定している。
【0055】ねじ120は、ワイヤ取付基板90、スペ
ーサ110及びセンサ基板60をマグネットユニット7
0に固定するための部材である。ねじ120は、ワイヤ
取付基板90の貫通孔90e、スペーサ110の貫通孔
110e及びセンサ基板60の貫通孔60eを通過し
て、ヨーク79の雌ねじ部79eにねじ込まれている。
ねじ120は、センサ基板60及びスペーサ110を、
ワイヤ取付基板90とヨーク79との間で挟み込んで固
定している。
【0056】フレキシブルプリント配線板130は、コ
イル71,72,73,74に駆動電流を供給したり、
C−V変換回路83,93に電源を供給したり、電極6
0x,60y,61x,61yに交流電圧を印加した
り、C−V変換回路83,93の電圧値を出力するため
のものである。
【0057】図4は、本発明の第1実施形態に係るブレ
補正装置におけるボイスコイルモータ(VCM)の断面
図である。図5は、図4のV部分を拡大して示す断面図
である。VCM7は、図4に示すように、コイル71,
72,73,74と、マグネット75,76,77,7
8と、ヨーク79とによって磁気回路を構成し、ブレ補
正レンズ5の径方向にこれらの部材を配置したモータで
ある。VCM7は、コイル71、マグネット75,78
及びヨーク79と、コイル72、マグネット75,76
及びヨーク79と、コイル73、マグネット76,77
及びヨーク79と、コイル74、マグネット77,78
及びヨーク79とからなる合計4組のモータを構成して
いる。VCM7は、コイル71,73に電流が流れる
と、x軸方向(ヨー方向)の電磁力を発生し、コイル7
2,74に電流が流れると、y軸方向(ピッチ方向)の
電磁力を発生する。
【0058】コイル71,72,73,74は、ブレ補
正レンズ5を駆動するための駆動電流が流れる導線を巻
いたものである。コイル71,72,73,74は、レ
ンズ枠50の外周面に沿って固定可能なように、光軸I
に対して垂直方向の断面が円弧状である。コイル71,
72,73,74は、光軸Iを中心として90度間隔で
配置されており、コイル71,73は、y軸方向に配置
されており、コイル72,74は、x軸方向に配置され
ている。コイル71,73は、y軸を中心として巻かれ
ており、光軸Iに対して平行な平行導線部分71a,7
1b,73a,73bが形成されている。コイル72,
74は、x軸を中心として巻かれており、光軸Iに対し
て平行な平行導線部分72a,72b,74a,74b
が形成されている。コイル71は、その端末の一端がコ
イル73の端末の一端に結線されており、コイル72
は、その端末の一端がコイル74の端末の一端に結線さ
れている。その結果、VCM7は、x軸方向及びy軸方
向に電磁力を発生するために、ブレ補正レンズ5が光軸
I回りに回転することがない。
【0059】マグネット75,76,77,78は、N
極とS極との間で磁界を形成する永久磁石である。マグ
ネット75,76,77,78は、ヨーク79の内周面
に沿って固定可能なように、光軸Iに対して垂直方向の
断面が円弧状である。マグネット75,76,77,7
8は、x軸及びy軸に対して45度傾いた軸線上に、光
軸Iを中心として90度間隔で配置されている。マグネ
ット75は、平行導線部分71b,72aと対向し、マ
グネット76は、平行導線部分72b,73aと対向
し、マグネット77は、平行導線部分73b,74aと
対向し、マグネット78は、平行導線部分74b,71
aと対向している。
【0060】マグネット75,76,77,78は、そ
れぞれN極とS極の2つの磁極を内周面に形成(2極に
分極着磁)しており、図5に示すように、N極からS極
に向かって、平行導線部分74b,71aと直交する磁
力線(図中破線)を形成している。マグネット75,7
6,77,78は、ブレ補正レンズ5が駆動可能なよう
に、ブレ補正レンズ5の移動量よりも僅かに大きな空隙
を、コイル71,72,73,74との間に形成してい
る。
【0061】図6は、本発明の第1実施形態に係るブレ
補正装置における静電容量センサの断面図である。静電
容量センサ8は、ブレ補正レンズ5のx軸方向の位置を
検出し、静電容量センサ9は、ブレ補正レンズ5のy軸
方向の位置を検出する。静電容量センサ8は、図2に示
すように、一対の電極60x,90x及び可動板部80
xからなるセンサと、一対の電極61x,91x及び可
動板部81xからなるセンサとが、光軸Iを中心に対向
して1組のセンサを構成している。また、静電容量セン
サ9は、図2及び図3に示すように、一対の電極60
y,90y及び可動板部80yからなるセンサと、一対
の電極61y,91y及び可動板部81yからなるセン
サとが、光軸Iを中心に対向して1組のセンサを構成し
ている。静電容量センサ8,9は、いずれも同一構造で
あり、以下では、静電容量センサ9について説明する。
【0062】電極60yは、センサ基板60に形成され
た銅などの導体パターンである。電極60yは、図示し
ないブラシ又は導電性のばねなどによって、ワイヤ取付
基板90と加圧接触している。
【0063】電極90yは、ワイヤ取付基板90に形成
された銅などの導体パターンの一部である。電極90y
は、電極60yと所定の間隔を開けて、対向して配置さ
れている。電極90yは、電極60yとの間にコンデン
サC4 を形成している。
【0064】可動板部80yは、電極60yと電極90
yとの間に配置され、ブレ補正レンズ5及びレンズ枠5
0と一体となって、光軸Iに対して直交する方向に移動
する部分である。可動板部80yは、電極60yと電極
90yとの中間に配置されており、これらの間を接触す
ることなく矢印方向に移動する。可動板部80yは、ブ
レ補正レンズ5の中心が、撮影光学系の光軸Iと一致し
ているときには、図6に示すように、電極60yと電極
90yとの間に、これらのy軸方向の長さの1/2だけ
入り込んでいる。可動板部80yは、それ自体が誘電体
であるためにコンデンサC3 を形成し、電極60yとの
間にコンデンサC1 を形成し、電極90yとの間にコン
デンサC2 を形成している。
【0065】図7は、本発明の第1実施形態に係るブレ
補正装置における静電容量センサの回路図である。静電
容量センサ9は、直列に接続されたコンデンサC1 ,C
2 ,C3 と、これらと並列に接続されたコンデンサC4
とを備える。コンデンサC1 の静電容量(電荷蓄積容
量)C1には、以下に示す数1が成立する。
【0066】
【数1】
【0067】ここで、Sは、コンデンサC1 〜C4 の電
荷蓄積面積であり、dは、電極60y,90yから可動
板部80yまでの距離であり、Δdは、可動板部80y
の光軸I方向の移動量であり、εは、空気の誘電率であ
る。また、コンデンサC2 の静電容量(電荷蓄積容量)
C2には、以下に示す数2が成立する。
【0068】
【数2】
【0069】コンデンサC1 〜C4 の合成容量Caに
は、以下の数3が成立する。
【0070】
【数3】
【0071】合成容量Caには、数1及び数2を数3に
代入すると、以下に示す数4が成立する。
【0072】
【数4】
【0073】本発明の第1実施形態は、図2及び図3に
示すように、ブレ補正レンズ5及びレンズ枠50を4本
のワイヤ100によって可動自在に支持している。この
ために、光軸Iに対して直交する方向に、ブレ補正レン
ズ5をVCM7が駆動すると、ブレ補正レンズ5は、可
動部材80とともに光軸I方向に僅かに移動する。しか
し、合成容量Caは、数4に示すように、可動板部80
yの光軸I方向の移動量Δdの影響を受けない。
【0074】図8は、本発明の第1実施形態に係るブレ
補正装置における静電容量センサの処理回路のブロック
図である。静電容量センサ9は、図8に示すように、交
流電圧発生回路92と、C−V変換回路93と、差動増
幅器95と、バンドパスフィルタ(以下、BPFとい
う)96と、絶対値化回路97と、平滑化回路98とを
備えている。静電容量センサ9は、これらの回路によっ
て、静電容量の変化を、位置検出信号に変換する。な
お、静電容量センサ8も同様のブロックを備えており、
図8では、静電容量センサ8側の部材などには、かっこ
を付して示す。
【0075】交流電圧発生回路92は、静電容量センサ
9のコンデンサC1 〜C4 に交流電圧を印加する回路で
ある。交流電圧発生回路92は、静電容量センサ9のコ
ンデンサC1 〜C4 に容量インダクタンスがあるため
に、これらのコンデンサC1 〜C4 に交流電圧を印加す
る。交流電圧発生回路92は、電極60yと電極61y
とに接続されている。交流電圧発生回路92は、10〜
500kHz程度の交流電圧を発生する。
【0076】C−V変換回路93は、静電容量センサ9
のコンデンサC1 〜C4 の静電容量の変化を、交流電圧
の振幅(電圧値)として出力する回路である。C−V変
換回路93は、静電容量センサ9の近傍に設置されてい
る。C−V変換回路93は、差動増幅器OP930及び
抵抗R930などからなる回路93aと、差動増幅器O
P931及び抵抗R931などからなる回路93bから
なる。C−V変換回路93は、差動増幅器OP930,
OP931の反転入力側を、それぞれ電極90y,91
yに接続している。C−V変換回路93の出力信号は、
差動増幅器95に入力する。
【0077】差動増幅器95は、回路93aの電圧値と
回路93bの電圧値との差分を演算するものである。差
動増幅器95は、ノイズ、温度、湿度などの影響による
コンデンサC1 〜C4 の静電容量の変化を緩和する。差
動増幅器95は、反転入力側が回路93aに接続されて
おり、非反転入力側が回路93bに接続されている。差
動増幅器95の出力信号は、BPF96に入力する。
【0078】BPE96は、所定の周波数成分のみを抽
出して、ノイズ成分を緩和するためのフィルタである。
BPE96は、交流電圧発生回路92が印加した交流電
圧の周波数成分のみを、演算増幅器95の出力信号から
抽出可能なように、周波数特性が設定されている。
【0079】絶対値化回路97は、BPE96の出力信
号の絶対値を得るための回路である。絶対値化回路97
は、BPE96の交流出力を直流出力に変換する前に、
この交流出力の絶対値を出力する。
【0080】平滑化回路98は、絶対値化回路97の出
力信号を平均化して、直流成分を得るための回路であ
る。平滑化回路98は、絶対値化回路97の出力信号を
平均化することによって、静電容量センサ9の静電容量
の変化を位置検出信号として出力する。
【0081】つぎに、本発明の第1実施形態に係るブレ
補正装置の動作を説明する。図5に示すように、紙面に
対して手前側から奥側に向けて、PWMドライバ44が
平行導線部分74b,72aに駆動電流を流すと、平行
導線部分74a,72bには、紙面に対して奥側から手
前側に向けて駆動電流が流れる。図4に示すように、コ
イル74、マグネット77,78及びヨーク79は、1
組のVCMを構成しており、平行導線部分74bを流れ
る駆動電流は、マグネット78が形成する磁界の向きに
対して直角に横切っている。同様に、図4に示す平行導
線部分72a,72b,74aを流れる駆動電流も、マ
グネット75,76,77が形成する磁界の向きに対し
て直角に横切っている。
【0082】このために、フレミングの左手の法則によ
って、図5に示す平行導線部分74bには、磁界の向き
と駆動電流の向きに対して直交するy軸方向に、電磁力
(図中矢印)が発生する。同様に、図4に示す平行導線
部分72aにも、y軸方向に電磁力が発生する。マグネ
ット75,76,77は、マグネット78と同じ向きに
分極着磁されており、光軸Iを中心として等間隔で4ヶ
所に配置されている。平行導線部分72b,74aは、
駆動電流の流れる方向が平行導線部分74bと逆向きに
なり、これらの駆動電流が横切る磁界の方向も平行導線
部分74bと逆向きになる。このために、図4に示す平
行導線部分72b,74aにも、y軸方向に電磁力が発
生し、4組のVCMは、全て同じ方向に電磁力を発生す
る。その結果、ブレ補正レンズ5は、4組のVCMが発
生する電磁力の合力によって図中上方向に駆動し、ピッ
チングにより生ずるブレを補正する。
【0083】図6に示す状態において、ブレ補正レンズ
5が図中上方向に駆動すると、可動部材80の可動板部
80yは、電極60yと電極90yとの間に入り込むよ
うに移動する。その結果、図7に示すコンデンサC1
3 の静電容量C1〜C3が増加し、コンデンサC4
静電容量C4が減少する。静電容量C1〜C3の増加量
が、静電容量C4の減少量よりも大きくなるように、距
離dを設定することによって、静電容量センサ9は、ブ
レ補正レンズ5の位置を静電容量の変化として検出する
ことができる。
【0084】ブレ補正レンズ5を逆方向に駆動するとき
には、PWMドライバ44は、図5に示す向きと逆向き
の駆動電流を、コイル72,74に流す。その結果、図
3に示す平行導線部分74bには、図中矢印方向とは逆
方向に電磁力が発生し、平行導線部分72a,72b,
74aにも、同じ向きの電磁力が発生する。ブレ補正レ
ンズ5は、図中下方向に駆動してブレを補正する。
【0085】図6に示す状態において、ブレ補正レンズ
5が図中下方向に駆動すると、可動部材80の可動板部
80yは、電極60yと電極90yから抜け出るように
移動する。その結果、図7に示すコンデンサC1 〜C3
の静電容量C1〜C3が減少し、コンデンサC4 の静電
容量C4が増加する。
【0086】一方、ブレ補正レンズ5をx軸方向に駆動
するときには、図4に示すコイル71,73に駆動電流
が流れる。平行導線部分71a,71b,73a,73
bを流れる駆動電流は、マグネット75,76,77,
78が形成する磁界の向きに対して直角に横切ってい
る。このために、4組のVCMは、フレミングの左手の
法則によってx軸方向に電磁力を発生し、ブレ補正レン
ズ5は、図中右方向に駆動して、ヨーイングにより生ず
るブレを補正する。逆向きの駆動電流がコイル71,7
3に流れると、ブレ補正レンズ5は、図中左方向に駆動
してブレを補正する。
【0087】ブレ補正レンズ5がx軸方向に駆動する
と、電極60x,61xと電極90x,91xとの間を
可動板部80xが移動して、静電容量が変化する。静電
容量センサ8は、この静電容量の変化に基づいて、ブレ
補正レンズ5のx軸方向の位置を検出する。
【0088】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置
は、以下に記載するような効果を有する。 (1) 本発明の第1実施形態は、静電容量センサ8,
9が静電容量C1〜C4の変化に基づいて、ブレ補正レ
ンズ5の位置を検出している。その結果、従来のブレ補
正装置のように、容積の大きい受光素子(PSD)を使
用する必要がなく、発光素子(IRED)とスリットと
の間の間隔を広げる必要がないために、ブレ補正装置の
小型化を図ることができる。また、高価な受光素子を使
用する必要がないために、ブレ補正装置を安価に製造す
ることができる。
【0089】(2) 本発明の第1実施形態は、一対の
電極60x,60y,61x,61yと電極90x,9
0y,91x,91yとの間を、ブレ補正レンズ5と一
体となって、可動板部80x,80y,81x,81y
が移動している。このために、可動板部80x,80
y,81x,81yの移動量に応じて、静電容量C1〜
C4を可変することができる。その結果、静電容量C1
〜C4の変化に基づいて、ブレ補正レンズ5の位置を正
確に検出することができる。また、ブレ補正レンズ5が
光軸I方向に移動しても、コンデンサC1 〜C4 の合成
容量Caは、変動量Δdの影響を受けないために、ブレ
補正レンズ5の位置を高精度に検出することができる。
【0090】(3) 本発明の第1実施形態は、ブレ補
正レンズ5のx軸方向の位置を検出する静電容量センサ
8が、光軸Iを中心に対向して1組配置されており、ブ
レ補正レンズ5のy軸方向の位置を検出する静電容量セ
ンサ9が、光軸Iを中心に対向して1組配置されてい
る。その結果、静電容量の変化を大きくすることができ
るために、ブレ補正レンズ5の位置を高精度に検出する
ことができる。
【0091】(4) 本発明の第1実施形態は、静電容
量センサ8,9の静電容量C1〜C4の変化を、電圧値
に変換するC−V変換回路83,93を備え、C−V変
換回路83,93の出力の差分を差動増幅器85,95
によって演算している。このために、環境変化などに左
右されずに、ブレ補正レンズ5の位置を検出することが
できる。
【0092】(5) 本発明の第1実施形態は、ワイヤ
取付基板90上にC−V変換回路83,93が取り付け
られており、このC−V変換回路83,93は、静電容
量センサ8,9の近傍に設けられている。フレキシブル
プリント配線板130の途中やレンズ側CPU33側
に、C−V変換回路83,93を取り付けると、フレキ
シブルプリント配線板130などの静電容量の変化を測
定してしまう可能性がある。例えば、図1に示すよう
に、移動筒102が光軸I方向に繰り出すと、フレキシ
ブルプリント配線板130が屈曲して静電容量が変化す
る。その結果、静電容量センサ8,9がブレ補正レンズ
5の位置を誤って検出する可能性がある。本発明の第1
実施形態では、ワイヤ取付基板90上において、C−V
変換回路83,93を静電容量センサ8,9の近傍に設
置しているために、ブレ補正レンズ5の位置を高精度に
検出することができる。
【0093】(6) 本発明の第1実施形態は、コイル
71,72,73,74をレンズ枠50の外周面に、光
軸Iを中心に90度間隔で固定している。また、本発明
の第1実施形態は、近接する平行導線部分71a,71
b,72a,72b,73a,73b,74a,74b
と対向して、マグネット75,76,77,78を光軸
Iを中心に90度間隔で配置している。例えば、ブレ補
正レンズ5が図4に示す上方向に駆動すると、平行導線
部分71a,71bは、それぞれマグネット78,75
に接近するために、平行導線部分71a,71bに作用
する電磁力が増加する。一方、平行導線部分73a,7
3bは、それぞれマグネット76,77から離間するた
めに、平行導線部分73a,73bに作用する電磁力が
低下する。しかし、図4に示すように、VCM7は、コ
イル71,72,73,74及びマグネット75,7
6,77,78を互い違いに等間隔で配置しているため
に、4組のVCMが発生する電磁力の合力は、常に略一
定である。その結果、VCM7は、ブレ補正レンズ5が
駆動範囲内のいずれに位置していても、略同一の電磁力
を常に発生するために、駆動力の変動を最低限に抑える
ことができる。
【0094】(第2実施形態)図9は、本発明の第2実
施形態に係るブレ補正装置における静電容量センサの断
面図である。図10は、本発明の第2実施形態に係るブ
レ補正装置における静電容量センサの回路図である。以
下では、図6及び図7に示した部材と同一の部材は、同
一の番号を付して説明し、詳細な説明を省略する。
【0095】本発明の第2実施形態に係るブレ補正装置
は、第1実施形態と異なり、可動部材80を導電材料に
した他の実施形態である。可動部材80は、例えば、ア
ルミニウムや銅などの導電率の高い材料である。可動板
部80yは、それ自体が導体であるためにコンデンサを
形成しない。静電容量センサ9は、直列に接続されたコ
ンデンサC1 ,C2 と、これらと並列に接続されたコン
デンサC4 とを備える。
【0096】図9に示す状態において、ブレ補正レンズ
5が図中上方向に駆動すると、可動部材80の可動板部
80yは、電極60yと電極90yとの間に入り込むよ
うに移動する。その結果、図10に示すコンデンサ
1 ,C2 は、その電荷蓄積面積Sが増加するために、
静電容量C1,C2が増加し、コンデンサC4 の静電容
量C4が減少する。静電容量C1,C2の増加量が、静
電容量C4の減少量よりも大きくなるように、距離dを
設定することによって、ブレ補正レンズ5の位置を静電
容量の変化として検出することができる。本発明の第2
実施形態に係るブレ補正装置は、第1実施形態と同様な
効果を有する。
【0097】(他の実施形態)本発明は、以上説明した
実施形態に限定するものではなく、以下に記載するよう
に、種々の変形又は変更が可能であって、これらも本発
明の均等の範囲内である。 (1) 本発明の実施形態は、VCM7を構成するコイ
ル71,72,73,74及びマグネット75,76,
77,78などの部材を、それぞれ4個で構成している
が、これに限定するものではない。例えば、図4に示す
コイル73,74及びマグネット77を省略し、2個の
コイル71,72及び3個のマグネット75,76,7
8によってVCM7を構成しても、ブレ補正レンズ5を
駆動することができる。
【0098】(2) 本発明の実施形態は、コイル7
1,72,73,74をレンズ枠50の外周面に、接着
剤などによって固定しているが、レンズ枠50を成型す
るときに、コイル71,72,73,74をレンズ枠5
0と同時にインサート成型してもよい。
【0099】(3) 本発明の実施形態は、レンズ枠5
0と可動部材80とを別部材としているが、これらを一
体にしてもよい。この場合には、部品点数を減らすこと
ができるとともに、寸法精度の高い静電容量センサ8,
9を製造することができる。
【0100】(4) 本発明の実施形態は、マグネット
75,76,77,78をヨーク79に吸着によって固
定しているが、磁力の低下を生じない程度の厚さで、こ
れらのを接着剤によって固定してもよい。
【0101】(5) 本発明の実施形態は、BPE96
が出力する交流信号を、絶対値化回路97によって直流
信号に変換する場合を例に挙げて説明したが、これに限
定するものではない。例えば、印加した交流周波数に同
期して、ピーク値を検出するピーク値検出回路を用いて
もよい。
【0102】(6) 本発明の実施形態は、静電容量の
変化を位置検出信号に変換する回路を例に挙げて説明し
たが、図8に示すような回路に限定するものではない。
例えば、静電容量の変化を発振周波数の変化として出力
する回路であってもよい。
【0103】(7) 本発明の実施形態は、一眼レフカ
メラの交換レンズ1にブレ補正装置を搭載した例を挙げ
て説明したが、カメラボディ2や中間アダプタ、レンズ
一体型カメラなどの光学装置に、ブレ補正装置を搭載し
た場合についても、本発明を適用することができる。ま
た、本発明は、スチルカメラに限定するものではなく、
ディジタルカメラやビデオカメラなどの撮影装置、双眼
鏡や望遠鏡などの光学装置などについても適用すること
ができる。
【0104】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、位置検出部は、静電容量の変化に基づいて、ブレ
補正光学系の位置を検出するので、装置全体の小型化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置を搭
載したカメラシステムのブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置の展
開図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置の断
面図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置にお
けるボイスコイルモータ(VCM)の断面図である。
【図5】図4のV部分を拡大して示す断面図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置にお
ける静電容量センサの断面図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置にお
ける静電容量センサの回路図である。
【図8】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置にお
ける静電容量センサの処理回路のブロック図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係るブレ補正装置にお
ける静電容量センサの断面図である。
【図10】本発明の第2実施形態に係るブレ補正装置に
おける静電容量センサの回路図である。
【図11】従来のブレ補正装置を搭載したカメラシステ
ムを示すブロック図である。
【符号の説明】
1 交換レンズ 2 カメラボディ 5 ブレ補正レンズ 7 ボイスコイルモータ(VCM) 8,9 静電容量センサ 31 角速度センサ 33 レンズ側CPU 50 レンズ枠 51 ワイヤ取付板 60x,60y,61x,61y,90x,90y,9
1x,91y 電極 80 可動部材 80x,80y,81x,81y 可動板部 82,92 交流電圧発生回路 83,93 C−V変換回路 90 ワイヤ取付基板 100 ワイヤ I 光軸

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレを補正するブレ補正光学系と、 前記ブレ補正光学系を駆動する駆動部と、 前記ブレ補正光学系の位置を検出する位置検出部とを含
    み、 前記位置検出部は、静電容量の変化に基づいて、前記ブ
    レ補正光学系の位置を検出すること、 を特徴とするブレ補正装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のブレ補正装置におい
    て、 前記位置検出部は、 一対の電極と、 前記ブレ補正光学系と一体となって駆動し、前記電極間
    を移動する可動部材と、 を含む静電容量センサであり、 前記静電容量センサは、前記可動部材が前記電極間を移
    動することによって、静電容量を可変すること、 を特徴とするブレ補正装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のブレ補正装置におい
    て、 前記可動部材は、前記ブレ補正光学系を保持する保持部
    材に設けられていること、 を特徴とするブレ補正装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載のブレ補正
    装置において、 前記電極は、導体パターンであり、 前記可動部材は、高誘電率材料又は導電材料であるこ
    と、 を特徴とするブレ補正装置。
  5. 【請求項5】 請求項2から請求項4に記載のブレ補正
    装置において、 前記駆動部は、光軸に対して略直交する第1の方向に、
    前記ブレ補正光学系を駆動するとともに、前記第1の方
    向と略直交する第2の方向に、前記ブレ補正光学系を駆
    動し、 前記静電容量センサは、前記光軸を中心に対向して、前
    記第1及び第2の方向に1組づつ配置されていること、 を特徴とするブレ補正装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のブレ補正装置におい
    て、 前記位置検出部は、 前記静電容量センサに電圧を印加する電圧発生部と、 前記静電容量センサの静電容量を電圧値に変換する電圧
    変換部とを含み、 前記位置検出部は、 前記第1の方向に配置された1組の前記静電容量センサ
    の電圧値の差分を演算して、前記第1の方向におけるブ
    レ補正光学系の位置を検出し、 前記第2の方向に配置された1組の前記静電容量センサ
    の電圧値の差分を演算して、前記第2の方向におけるブ
    レ補正光学系の位置を検出すること、 を特徴とするブレ補正装置。
  7. 【請求項7】 請求項2から請求項6までのいずれか1
    項に記載のブレ補正装置において、 前記光軸に対して略直交する方向に、前記ブレ補正光学
    系又は前記保持部材を可動自在に支持する4本の可撓支
    持部材を備え、 前記可動部材は、前記光軸に対して略直交する方向に、
    前記電極と間隔を開けて駆動し、 前記可撓支持部材は、一端が前記ブレ補正光学系又は保
    持部材に固定されており、他端が固定部材に固定されて
    いること、 を特徴とするブレ補正装置。
  8. 【請求項8】 請求項6又は請求項7に記載のブレ補正
    装置において、 前記電圧変換部は、前記静電容量センサの近傍に配置さ
    れていること、 を特徴とするブレ補正装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のブレ補正装置におい
    て、 前記固定部材は、前記電極を含み、導体パターンを有す
    る固定基板であり、 前記電圧変換部は、前記固定基板に設けられているこ
    と、 を特徴とするブレ補正装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項9までのいずれか
    1項に記載のブレ補正装置を備えるブレ補正カメラにお
    いて、 ブレを検出するブレ検出部と、 前記ブレ検出部及び前記位置検出部の出力信号に基づい
    て、前記駆動部を駆動制御する制御部と、 を含むことを特徴とするブレ補正カメラ。
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