JPH11344081A - ワイヤ緊張装置 - Google Patents
ワイヤ緊張装置Info
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- JPH11344081A JPH11344081A JP16927698A JP16927698A JPH11344081A JP H11344081 A JPH11344081 A JP H11344081A JP 16927698 A JP16927698 A JP 16927698A JP 16927698 A JP16927698 A JP 16927698A JP H11344081 A JPH11344081 A JP H11344081A
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Abstract
およびワイヤ緊張具を支柱等の取付対象に対して容易に
ねじ込み連結できるようにし、施工の手間を省く。 【解決手段】 継手金具9は、ワイヤ固定具2およびワ
イヤ緊張具3の各ケース7・16にねじ込み連結される
第1継手31と、支柱等の取付対象Pにねじ体8で取り
付けられる第2継手32とで構成する。第1継手31は
一対の軸受壁33と、軸受壁33の対向面に突出する支
軸35とを有する。第2継手32は、継手本体40の対
向周面に、支軸35と係合する凹部43を設ける。継手
本体40にねじ体8用の連結穴41を貫通状に形成す
る。第2継手31はワイヤ1の傾きに追従して支軸35
回りに傾動できるが、ケース7・16のねじ込み方向へ
は回動不能に第2継手32で支持する。これにより、各
ケース7・16の第1継手31へのねじ込みを容易化す
る。
Description
たるみなく張り渡すためのワイヤ緊張装置に関する。ワ
イヤ緊張装置は、例えば手すりや棚の支柱に装着されて
支柱間にワイヤを張り渡し、あるいは天井と床との間
や、壁面に沿ってワイヤを張り渡す場合などに使用す
る。
号公報に公知である。そこでは、一定間隔をあけて隣接
する支柱の一方にワイヤ固定具を固定し、他方の支柱に
固定したワイヤ緊張具と先のワイヤ固定具との間にワイ
ヤを張り渡している。特開平9−203179号公報に
も同種のワイヤ緊張装置が開示されており、そこではワ
イヤ固定具とワイヤ緊張具とをボール継手、あるいは連
結金具を介してそれぞれ支柱に締結することにより、ワ
イヤおよび各金具を斜め一直線状に張り渡せるようにし
ている。
端側に二又状の連結腕を備えている。この連結腕を、支
柱に固定したブラケットに対してボルトで斜めに締結す
ることにより、ワイヤおよび各金具を斜め一直線状に張
り渡すことができる。但し、支柱に固定されるブラケッ
トは、ワイヤの傾きに応じて予め所定の角度で溶接して
おく必要がある。
球面座56を有するソケット57と、ソケット57で相
対揺動自在に軸支される球軸部58を備えた連結軸59
とからなり、支柱を間にして対向する連結軸59どうし
をボルト62で締結する。ソケット57には連結軸59
の相対揺動を許す溝60と、締結ねじを回動操作するた
めの操作穴61とが、球面座56に連通する状態で開口
している。符号63はワイヤ緊張具あるいはワイヤ固定
具のケースである。
いるワイヤ緊張装置は、ワイヤを斜め一直線状に張り渡
すために追加すべき部品点数が少なくて済み、その分だ
け全体コストを節約できる。しかし、スロープや階段の
傾きに応じて、ブラケットを所定角度で予め溶接してお
く必要があるので、支柱を設置した後に傾き度合を変更
することが難しい。隣接する支柱は、それぞれのブラケ
ットどうしが適正に対向する向きに設置しなければなら
ないので、設置に要する手間が増える不利もある。支柱
を設置した後に、ブラケットを溶接することはできる
が、ブラケットの位置や姿勢がばらつきやすいうえ、溶
接熱による支柱の変色や変質を避けられない。
置は、ワイヤの傾きの度合の変化をソケットと連結軸と
の間で吸収できるので、支柱の設置後でも、問題なくワ
イヤを張り渡すことができる。連結軸を締結するボルト
の挿通穴の加工も、既に設置してある支柱に対して支障
なく行え、先の連結金具を用いる場合に比べてより高い
作業品質が得られる。
のに、隣接する連結軸どうしを締結するボルト62と、
ねじ軸の両端を固定する一対のプラグねじ64とが必要
なので、追加すべき部品点数が増加し、ワイヤ緊張装置
の全体コストが高く付くことにある。また、ワイヤ緊張
具やワイヤ固定具は、ボール継手を支柱に装着した後、
それぞれのケース等をねじ込み操作してワイヤに所定の
張力を付与するが、ケース等をねじ込み操作するとき
に、ソケットと連結軸とが相対回動できるため、ソケッ
ト側のケース端を回転不能に保持してねじ込み操作しな
ければならず、ワイヤ引き寄せ時のねじ込み操作を行い
難い。
に張り渡すのに好適な継手金具を備えたワイヤ緊張装置
を得ることにある。本発明の他の目的は、ワイヤ緊張具
あるいはワイヤ固定具をねじ込み操作して、ワイヤをた
るみなくぴんと張り渡す際に、継手金具が相対回動する
のを防止し、これによりワイヤの張り渡し作業をより簡
単に行うことにある。本発明の更に他の目的は、ワイヤ
の傾き度合の変化に対応できる継手金具と、継手金具ど
うしを連結し、あるいは支柱に固定するための構造を簡
素化し、その分だけ部品点数を削減してワイヤ緊張装置
の全体コストを減少することにある。
は、図2および図7に示すように、ワイヤ1の一端およ
び他端をそれぞれ固定保持する、ワイヤ固定具2および
ワイヤ緊張具3と、ワイヤ固定具2およびワイヤ緊張具
3と取付対象Pとを連結する、継手金具9およびねじ体
8とを備えている。ワイヤ固定具2およびワイヤ緊張具
3は、図1に示すように、それぞれの構成部品を収容す
るために、一端が開口するケース7・16を有する。継
手金具9は、各ケース7・16の開口に緊張ねじ38を
介してねじ込み固定される第1継手31と、取付対象P
にねじ体8で連結される第2継手32とからなる。第1
継手31は、各ケース7・16にねじ込み連結される基
部34と、基部34から連出した一対の軸受壁33の対
向面に突出する一対の支軸35とを備えている。第2継
手32は、第1継手31に対して前記支軸35で相対回
動可能に軸支される凹部43を備えた継手本体40と、
取付対象Pに接当して第1継手31の相対傾動用の隙間
を確保する取付座44とを一体に備えている。継手本体
40には、ねじ体8を受け入れて取付座44で開口する
連結穴41が、両継手31・32の相対回動中心軸と直
交する状態で、かつ継手本体40を貫通する状態で設け
られている。連結穴41に装填したねじ体8で、継手金
具9を取付対象Pに固定する。
9を対向配置する。一方の継手金具9の第2継手32に
装填したねじ体8は、取付対象Pに通設した挿通穴46
を介して、他方の継手金具9の第2継手32にねじ込ん
で、前記一対の継手金具9・9を取付対象Pに固定す
る。
支軸35とを一体に形成した鋳造成形品からなる。第2
継手32の継手本体40の外周面に取付座44を突設す
る。継手本体40の外周面に、支軸35に差し込み装填
できる長溝状の一対の凹部43を平行に形成する。
グ48をねじ込み、プラグ48の内面に設けたねじ穴4
9に第1継手31の雄ねじ36をねじ込む。
相対回動自在に連結した後、第2継手32をねじ体8で
取付対象Pに締結固定する。このとき、ワイヤ1の傾き
方向と支軸35の軸中心とが直交するように第2継手3
2を固定する。次にワイヤ固定具2とワイヤ緊張具3の
ケース7・16をそれぞれ第1継手31にねじ込んで、
ワイヤ1を仮り固定する。最後にワイヤ緊張具3を締め
込んで、ワイヤ1をぴんと張り渡す。
5および凹部43を介して相対回動できるが、ワイヤ1
の中心軸線回りには相対回動できない。従って、各ケー
ス7・16を第1継手31にねじ込み操作する際には、
第1継手31を回動不能に固定保持する必要もなく、単
にケース7・16をねじ込むだけでよい。
イヤ緊張具3のケース7・16にねじ込まれて、ケース
7・16の開口を塞ぐ栓金具を兼ねる。第2継手32
は、1個のねじ体8で取付対象Pに締結固定する。従っ
て、ワイヤ1の傾き度合の変化に対応できる継手金具9
を備えているワイヤ緊張装置でありながら、構成部品点
数が減少し、その分だけ全体コストの削減化を図れる。
3と一体に形成してあると、継手金具9の構成部品数を
最小限化できる。この第1継手31に第2継手32を容
易に連結するために、第2継手32の継手本体40に長
溝状の凹部43が設けられている。この場合の凹部43
は、長溝の一端が継手本体40の外周面において開口し
ているので、この開口部分から支軸35を相対的に溝内
へ滑り込ませるだけで、両継手31・32を簡単に連結
できる。継手金具9を取付対象Pを間にして対向配置す
る場合には、2種類の第2継手32を用意しておき、そ
の一方の連結穴41にねじ体8用のねじ穴45を形成す
る。従って、先のように長溝状の凹部43を介して、第
2継手32を支軸35に対して簡単に連結できるように
しておけば、2種の第2継手32を、施工現場の状況に
応じて容易に使い分けることができる。
にプラグ48のねじ穴49に第1継手31の雄ねじ36
をねじ込む継手金具9によれば、内外二重のねじの合計
ストローク分だけケース16のねじ込みストロークが増
加し、ワイヤ1の張り渡し作業がより簡単になる。
置の実施例を示す。図2において符号1はワイヤ、2は
ワイヤ1の一端を固定保持するワイヤ固定具、3はワイ
ヤ1の他端に設けられるワイヤ緊張具である。ワイヤ固
定具2およびワイヤ緊張具3は、それぞれねじ体8で継
手金具9を介して取付対象P、具体的には支柱に取り付
けられる。
の端部にかしめ固定したエンド金具4を受け止める圧縮
ばね5およびスラストベアリング6と、これら三者4・
5・6を収容する有底筒状のケース7とからなる。ケー
ス7およびエンド金具4は、それぞれステンレス鋼材で
形成する。エンド金具4は、ワイヤ1に外嵌する軸部4
aと、軸部4aの一端に設けたフランジ部4bとからな
り、ケース7内においてエンド金具4の外周に嵌着され
る圧縮ばね5の一端が該フランジ部4bで受け止められ
ている。軸部4aの長さは、圧縮ばね5の全圧縮寸法と
同じか、これより僅かに小さく設定する。圧縮ばね5の
他端はケース7の内奥端に装填してスラストベアリング
6で受け止める。ケース7の外周面には、平行な一対以
上の操作部を設け、内奥の筒底壁にワイヤ通口12を設
ける。この実施例における操作部は後述するワイヤ緊張
具3の主ケース16と同様に断面八角形状に形成した。
ンプ固定するボールチャック15と、ボールチャック1
5の全体を収容する有底筒状のケース16と、ケース1
6の内奥端に配置したベアリング17とからなる。
19を有する内ケース20と、内ケース20内に組み込
んだコーン形状のホルダ21と、ホルダ21で支持され
る大小2個のボール22・23と、ホルダ21をクラン
プ付勢する圧縮コイル形のばね24などで構成する。内
ケース20の肩部に段落ち状の受座25を形成し、これ
をケース16の内奥端に配置したベアリング17で相対
回転自在に受け止めている。大小のボール22・23
は、図6に示すようにそれぞれ3個を一組にして設けて
あり、ワイヤ1を強固にクランプ固定できる。
ス20を装填した後、止め輪26をケース内面に嵌め込
んで内ケース20を抜け止めする。さらに、ホルダ21
とばね24を組み、ケース16の内面に嵌め込んだ止め
輪27でばね24の大径端を受け止めて、ボールチャッ
ク15をケース16と一体化する。この実施例ではベア
リング17を複数個の鋼球で構成したが、ワイヤ固定具
2のスラストベアリング6と同様のユニット部品化され
たベアリングやスリップワッシャ等を用いることができ
る。ケース16の内奥の筒底壁の中央にはワイヤ通口2
8を設け、ケース外周面に締結操作用の操作部29を設
ける。操作部29はケース外周面に設けた平行な4対の
平端面からなる(図6参照)。
と、ワイヤ緊張具3のケース16とにそれぞれねじ込み
固定される第1継手31と、取付対象Pにねじ体8で連
結される第2継手32とからなる。
配置される円盤状の軸受壁33と、一対の軸受壁33の
端部どうしを橋絡状に接続する基部34とを一体に形成
した鋳造品からなり、軸受壁33の対向面にそれぞれ一
対の支軸35が突設してある。基部34の遊端側には筒
状の軸部を設け、軸部の外周面に雄ねじ36を形成す
る。この雄ねじ36をケース7・16の開口端側の内周
面の雌ねじ37にねじ込むと、第1継手31をケース7
・16と一体化できる。両ねじ36・37はワイヤ1を
ぴんと張り渡すための緊張ねじ38を兼ねている。
の継手本体40を有し、その中心を通る状態でねじ体8
用の連結穴41を貫通状に形成してあり、継手本体40
の対向周面に設けた一対の平坦な壁面42に、それぞれ
前記支軸35で軸支される凹部43が凹み形成されてい
る。六角穴付ボルトからなるねじ体8に対応して、連結
穴41はボルト頭部を受け入れる締結座41aと、ねじ
軸部用の挿通穴41bとを有する。挿通穴41b側の開
口端には、継手本体40の外周面から僅かに突出する円
筒状の取付座44を設けることにより、第1継手31が
第2継手32に対して相対揺動するとき、軸受壁33と
取付対象Pとが接当干渉するのを防ぐものとなってい
る。
成してあって、溝奥端に設けた半円状の溝周壁の中心位
置が、連結穴41の軸中心と直交し、かつ継手本体40
の中心を通る中心軸線上に設けられている。平坦な壁面
42に形成した凹部43は、取付座44側の外周面にお
いて開口しており、一対の壁面42・42の対向間隔は
軸受壁33・33の対向間隔よりも僅かに小さく寸法設
定してある。従って、先の開口部分を始端にして、両凹
部43を支軸35に差し込むと、第2継手32と第1継
手31とを相対揺動のみ可能に連結できる。
付け形態の違いに応じて2種類が用意される。そのひと
つは、上記のように連結穴41をねじ体8用の挿通用と
して形成したものであり、他は、図2に示すごとく挿通
穴41bの取付座44側の端部に、ねじ体8のねじ軸と
かみ合うねじ穴45を設けたものである。
用いて隣接する取付対象P・Pの間に、ワイヤ1を斜め
に張設する場合の作業手順の一例を説明する。事前に、
各取付対象Pにはねじ体8用の挿通穴46を設けてお
く。第2継手32の各凹部43を各支軸35にそれぞれ
係合して、第1継手31と第2継手32を仮り組みし、
両者31・32を直交状に屈折させて、ねじ体8を連結
穴41に差し込み装着し、さらにそのねじ軸を挿通穴4
6に挿通する。同様に、ねじ穴45を有する第2継手3
2を第1継手31に仮り組みし、ねじ体8のねじ軸をね
じ穴45にねじ込んで、一対の第2継手32・32を図
2に示すように取付対象Pを間にして対向状に固定す
る。同様にして、各取付対象Pのそれぞれに継手金具9
を締結固定する。このとき、各第1継手31の一対の支
軸35の中心軸線が水平になるよう、第2継手32の締
結姿勢を調整する。
溝の数条を、第1継手31の雄ねじ36にかみ合わせ、
ケース16のワイヤ通口28からワイヤ1の遊端をホル
ダ21内へ差し込んで、ワイヤ端をボールチャック15
でクランプ固定する。同様に、ワイヤ固定具2側のケー
ス7を、隣接する取付対象Pに装着した第1継手31の
雄ねじ36にねじ込む。このとき、ケース7は雄ねじ3
6のねじ端まで完全にねじ込む。最後に、ワイヤ緊張具
3側のケース16に設けた操作部29を、スパナ等の工
具でねじ込んで、ワイヤ1をたるみなくぴんと張り渡
し、圧縮ばね5を全圧縮させる。
1にねじ込み操作するとき、第2継手32にはねじ込み
方向の回転モーメントが作用する。しかし、第2継手3
2は図5に示すようにねじ体8で取付対象Pに締結され
ていて回転できない。また、第1継手31と第2継手3
2とは、緊張ねじ38の中心軸回りに相対回転できな
い。従って、各ケース7・16の第1継手31に対する
ねじ込みを支障なく簡単に行える。ケース7・16のね
じ込み操作力は、スラストベアリング6およびベアリン
グ17で逃がすことができるので、ねじ込み時にワイヤ
1がねじれ変形することもない。
て、第1継手31は支軸35を中心にして傾動し、その
中心軸がワイヤ1の中心軸に一致して、斜め一直線状に
なる。従って、取付対象Pに通設した挿通穴46の位置
に多少のばらつきがあったとしても、ワイヤ1を無理な
く整然と張り渡すことができる。継手金具9と取付対象
Pとは、取付座44の継手本体40から僅かな突出寸法
分の隙間をあけて隣接するだけであるので、図7に示す
ごとく取付対象Pと継手金具9との一体感が増し、外観
上の体裁を向上できる。なお、最側端の支柱に対してワ
イヤ固定具2、あるいはワイヤ緊張具3をねじ体8で装
着する場合には、取付対象Pの挿通穴46に挿通したね
じ体8を第2継手32のねじ穴45にねじ込んで固定す
る。もちろん第2継手32に挿通したねじ体8を挿通穴
46に通したうえで、ねじ軸に袋ナットをねじ込む等に
より固定してもよい。
例を示す。そこでは、ワイヤ緊張具3のケース16の雌
ねじ37に、有底筒状のプラグ48をねじ込み、このプ
ラグ48の筒底のねじ穴49に、第1継手31の基部3
4に設けた雄ねじ36をねじ込むようにした。つまり緊
張ねじ38を内外二重に設けることにより、ケース16
の全ねじ込みストロークを増やし、ワイヤ1の張り渡し
作業をより容易に行えるようになっている。
受壁33とは別の独立部品として形成し、これを対向面
の側から軸受壁33に差し込み装填した後、第2継手3
2を支軸35に係合連結するようにしたものとなってい
る。
に形成する場合には、支軸35を軸受壁33の外側面の
側からねじ込んで、軸受壁33と一体化してもよく、こ
の場合には、凹部43を円形に形成して、第1継手31
と第2継手32とを分離不能に、しかし相対回動不能に
支軸35で連結することができる。
雄ねじを形成し、第1継手31の筒軸内面に雌ねじを形
成して、これら両ねじで緊張ねじ38を構成することが
できる。支軸35で軸支された第2継手32の相対回動
中心軸は、継手本体40の球中心からずらして設けても
よい。
い。軸受壁33も円形である必要はない。ねじ体8とし
ては、六角穴付きボルト以外に、六角ボルトやビスを用
いることができる。本発明のワイヤ緊張装置は、天井と
床との間や、壁面に沿ってワイヤを斜めに張り渡す場合
等にも適用できる。
ヤ緊張具3を、それぞれのケース7・16にねじ込んだ
継手金具9を介して、取付対象Pにねじ体8で取り付け
るようにした。継手金具9は、支軸35を介して相対回
動可能に連結した第1継手31と第2継手32とで構成
して、ワイヤ1を斜めに張り渡す場合に、継手金具9が
ワイヤ1の傾き度合に対応して斜め一直線状に傾斜でき
るようにし、ワイヤ緊張時の外観上の体裁を向上した。
第1継手31と第2継手32とは、支軸35回りには相
対回動可能であっても、ワイヤ1の中心線回りには相対
回動不能に連結して、各ケース7・16を第1継手31
にねじ込む際に、継手金具9側を回動不能に固定保持す
る必要もなく、各ケース7・16を簡単にねじ込み操作
できるようにした。従って、ワイヤ1の張り渡し作業が
より少ない手間で簡単に行え、施工費用を削減できるう
え、ボール継手を用いてワイヤを張り渡したのと同等の
高度の作業品質が得られる。
8を利用して各ケース7・16に締結し、さらに第2継
手32は1個のねじ体8で取付対象Pに取り付けるの
で、ワイヤ1の傾き度合の変化に対応できる継手金具9
でありながら、従来のボール継手を用いたワイヤ緊張装
置に比べて、構造の簡素化と部品点数の減少とを同時に
実現でき、その分だけワイヤ緊張装置の全体コストを減
少できる。
Claims (4)
- 【請求項1】 ワイヤ1の一端および他端をそれぞれ固
定保持する、ワイヤ固定具2およびワイヤ緊張具3と、 ワイヤ固定具2およびワイヤ緊張具3と取付対象Pとを
連結する、継手金具9およびねじ体8とを備えており、 ワイヤ固定具2およびワイヤ緊張具3は、それぞれの構
成部品を収容するために、一端が開口するケース7・1
6を有し、 継手金具9は、各ケース7・16の開口に緊張ねじ38
を介してねじ込み固定される第1継手31と、取付対象
Pにねじ体8で連結される第2継手32とからなり、 第1継手31は、各ケース7・16にねじ込み連結され
る基部34と、基部34から連出した一対の軸受壁33
の対向面に突出する一対の支軸35とを備えており、 第2継手32は、第1継手31に対して前記支軸35で
相対回動可能に軸支される凹部43を備えた継手本体4
0と、取付対象Pに接当して第1継手31の相対傾動用
の隙間を確保する取付座44とを一体に備えており、 継手本体40には、ねじ体8を受け入れて取付座44で
開口する連結穴41が、両継手31・32の相対回動中
心軸と直交する状態で、かつ継手本体40を貫通する状
態で設けられており、 連結穴41に装填したねじ体8で、継手金具9が取付対
象Pに固定してあるワイヤ緊張装置。 - 【請求項2】 取付対象Pを間にして一対の継手金具9
・9が対向配置されており、 一方の継手金具9の第2継手32に装填したねじ体8
を、取付対象Pに通設した挿通穴46を介して、他方の
継手金具9の第2継手32にねじ込んで、前記一対の継
手金具9・9が取付対象Pに固定されている請求項1記
載のワイヤ緊張装置。 - 【請求項3】 第1継手31が、基部34と軸受壁33
と支軸35とを一体に形成した鋳造成形品からなり、 第2継手32の継手本体40の外周面に取付座44が突
設されており、 継手本体40の外周面に、支軸35に差し込み装填でき
る長溝状の一対の凹部43が平行に形成されている請求
項1又は2記載のワイヤ緊張装置。 - 【請求項4】 ケース16の雌ねじ37に有底筒状のプ
ラグ48がねじ込まれており、 プラグ48の内面に設けたねじ穴49に第1継手31の
雄ねじ36がねじ込んである請求項1又は2又は3記載
のワイヤ緊張装置。
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---|---|---|---|
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JP16927698A JP3520769B2 (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-01 | ワイヤ緊張装置 |
Publications (2)
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JPH11344081A true JPH11344081A (ja) | 1999-12-14 |
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JP16927698A Expired - Fee Related JP3520769B2 (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-01 | ワイヤ緊張装置 |
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1998
- 1998-06-01 JP JP16927698A patent/JP3520769B2/ja not_active Expired - Fee Related
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