JPS638949Y2 - - Google Patents

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JPS638949Y2
JPS638949Y2 JP6710381U JP6710381U JPS638949Y2 JP S638949 Y2 JPS638949 Y2 JP S638949Y2 JP 6710381 U JP6710381 U JP 6710381U JP 6710381 U JP6710381 U JP 6710381U JP S638949 Y2 JPS638949 Y2 JP S638949Y2
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JP
Japan
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holder base
bolt
pipe
upper pipe
hole
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Expired
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JP6710381U
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JPS57180398U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はタムタムなどの楽器を任意の角度姿
勢に調整してセツトする楽器用スタンドに係り、
さらに詳しくは上パイプの上端部に取着されるホ
ルダーベースの取付構造の改良に関する。
従来から、この種の楽器用スタンドは第1図に
示すように上パイプ1の上端部に固定されたホル
ダーベース2に例えば一対のボールジヨイント3
を着脱可能に配設し、このボールジヨイント3の
ボール4を挾持保持するボールクランプ5に一端
が連固定されたタムタム取付用ロツド6にタムタ
ム(図示せず)を取付け、このタムタムの角度姿
勢を前記ボールジヨイント3によつて任意に調整
している。上パイプ1に対するホルダーベース2
の取付構造としては、ロー付け圧入固定、ねじ止
めあるいは圧入後ピン止めするなど種々の方法が
採用されている。
しかるに、ロー付けは作業が面倒で熟練を要す
る上メツキ処理を集成部品一体として施す必要が
あるため、製造コストが高くつき、しかも不良率
外観等に問題があつた。一方、圧入の場合はロー
付けと異なり材質的制約を受けず、また上パイプ
1とホルダーベース2とを別々に加工できるなど
の利点があるものの、寸法精度を厳しくしすぎる
と圧入作業が困難となり、反対に緩すぎると振動
荷重、引張荷重等が作用した場合にホルダーベー
ス2が上パイプ1から簡単に脱落したり回転した
りする。止めねじを使用した場合には回転(捩
り)に対して問題が多い。また、圧入とピン止め
による取付構造においては単なる圧入による不都
合を解決し得るものの、振動により繰り返し荷重
がピンに加わると、ピン孔が拡大してピンが抜け
落ちたり、ホルダーベース3が回転するなどの不
都合があつた。
この考案は上述したような点に鑑みてなされた
もので、圧入とボルトによる固定手段を併用する
という極めて簡単な構成により、結合強度が大
で、材質的制約もなく、振動等による脱落、回転
を防止し得るようにした楽器用スタンドのホルダ
ーベース取付構造を提供するものである。
以下、この考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。
第2図はこの考案に係るホルダーベース取付構
造の一実施例を示す一部破断平面図、第3図は第
2図−線断面図である。なお、図中第1図と
同一構成部材のものに対しては同一符号を以つて
示し、その説明を省略する。これらの図におい
て、ホルダーベース2は鉄、黄銅等の鋳物によつ
て平面形状が略コ字状を呈する如く一体に形成さ
れることにより、左右一対のボルト取付部10
A,10Bと、これらボルト取付部10A,10
Bを連結する幅広のベース本体10Cとで構成さ
れている。
前記ベース本体10Cの両端部でかつ前記ボル
ト取付部10A,10B寄りには第1図に示した
ボールジヨイントを取付けるための貫通孔11
A,11Bがそれぞれ形成されている。前記各ボ
ルト取付部10A,10Bは前記貫通孔11A,
11Bにそれぞれ連通する溝12によつてそれぞ
れ左右に2分割されることにより、弾性変形可能
な一対のボルト取付片13a,13bで構成さ
れ、これらのボルト取付片13a,13bにはそ
れぞれボルト取付用孔14,15が同軸的に形成
されている。そして、前記ボルト取付用孔14,
15にはヘツダーボルト16が内側のボルト取付
片13a側から挿通されて、その突出部には蝶ナ
ツト17が螺着されている。したがつて、前記貫
通孔11A,11Bにボールジヨイントのスライ
ドパイプ18(第1図参照)を挿通して蝶ナツト
17を締め付けると、一対のボルト取付孔13
a,13bが内側に弾性変形して貫通孔11A,
11Bの内周面を前記スライドパイプ18の外周
面に圧接してこれを挾持するため、ボールジヨイ
ントがホルダーベース2に取付けられる。
前記ベース本体10Cの下面中央部には、ホル
ダーベース2を楽器用スタンドの上パイプ1に取
付けるための円筒部19が一体に突設されてい
る。この円筒部19の内孔20は前記上パイプ1
の外径とほぼ等しいか僅かに小さく形成されるこ
とによりパイプ嵌合孔を構成している。一方、前
記上パイプ1の上端部外周面1aは前記ホルダー
ベース2との結合強度を増大せしめ相対的回転を
防止すべくローレツト等により粗面に形成され、
また上端面には上パイプ1にその頭部を嵌合固定
してなるボルト21が配設されている。
前記ベース本体10Cの上面中央部には六角形
の凹部22が前記パイプ嵌合孔20に対応して形
成されており、その底面22aの中央には前記パ
イプ嵌合孔20に連通するボルト挿通孔23が形
成されている。前記凹部22は前記上パイプ1の
ボルト21に螺着されるナツト24を収容するも
ので、ナツト24の取付け後は銘板等の蓋体25
等によつて被われる。
ホルダーベース2の上パイプ1への取付けに際
しては、上パイプ1の上端部1aをパイプ嵌合孔
20に圧入嵌合してボルト21をボルト挿通孔2
3に貫通させ、その突出端にナツト24を螺着し
てきつく締めつけて上パイプ1とホルダーベース
2とを一体的に結合し、しかる後凹部22を蓋体
25で塞ぐことにより、ホルダーベース2の取付
けを完了する。
かくして、このような構成によるホルダーベー
ス取付構造によれば圧入嵌合とボルトおよびナツ
トによる固定手段を併用しているので、ホルダー
ベース2を上パイプ1に対して強固に固定でき、
振動荷重、引張荷重等を受けてもホルダーベース
2が回転したり、上下方向に移動したりすること
がなく、ホルダーベース2の脱落を確実に防止し
得る。また、上パイプ1の上端部1aの外周面を
粗面にしているので、ホルダーベース2との結合
強度が一層大で、回転等を防止でき、しかもボル
ト21,ナツト24は蓋体25により外部から視
認されず、楽器用スタンドの外観、体裁を良好な
ものとする。
以上説明したようにこの考案に係る楽器用スタ
ンドのホルダーベース取付構造によれば、圧入と
ボルト締めによる2つの固定手段を併用してホル
ダーベースを上パイプに固定したので、結合強度
が大で、ホルダーベースの脱落、回転等を防止で
き、またロー付けのように材質的制約を受けるこ
とがなく、メツキ処理等も容易になり、したがつ
て、製造コストの低減を計ることができ、取付け
作業も簡単であるなど、その実用的効果は非常に
大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のホルダーベース取付構造の一例
を示す一部破断正面図、第2図はこの考案に係る
楽器用スタンドのホルダーベース取付構造の一実
施例を示す一部破断平面図、第3図は第2図−
線断面図である。 1……上パイプ、2……ホルダーベース、20
……パイプ嵌合孔、21……ボルト、22……凹
部、23……ボルト挿通孔、24……ナツト、2
5……蓋体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ホルダーベースの一面に不貫通孔からなるパイ
    プ嵌合孔を形成し、他面に前記パイプ嵌合孔と同
    軸的にこれよりも孔径の小さいボルト挿通孔を形
    成して前記パイプ嵌合孔と連通させ、楽器用スタ
    ンドの上パイプ上端面にボルトを設け、この上パ
    イプを前記パイプ嵌合孔に圧入嵌合させて前記ボ
    ルトを前記ボルト挿通孔に貫通させ、その突出端
    にナツトを螺着して前記ホルダーベースを上パイ
    プに一体的に固定したことを特徴とする楽器用ス
    タンドのホルダーベース取付構造。
JP6710381U 1981-05-09 1981-05-09 Expired JPS638949Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6710381U JPS638949Y2 (ja) 1981-05-09 1981-05-09

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JP6710381U JPS638949Y2 (ja) 1981-05-09 1981-05-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57180398U JPS57180398U (ja) 1982-11-16
JPS638949Y2 true JPS638949Y2 (ja) 1988-03-16

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ID=29863118

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JP6710381U Expired JPS638949Y2 (ja) 1981-05-09 1981-05-09

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JPS57180398U (ja) 1982-11-16

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