JPH11342930A - 紙製容器 - Google Patents
紙製容器Info
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- JPH11342930A JPH11342930A JP10146274A JP14627498A JPH11342930A JP H11342930 A JPH11342930 A JP H11342930A JP 10146274 A JP10146274 A JP 10146274A JP 14627498 A JP14627498 A JP 14627498A JP H11342930 A JPH11342930 A JP H11342930A
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Abstract
に簡便に取り付けることができる紙製容器に関する。 【解決手段】 紙製容器は、箱本体の上面中央に周壁を
起立させた開口部を形成し、該開口部内に合成樹脂から
なって縦貫通孔を有する略筒状の注口部材を嵌着してな
り、該注口部材が、中途位置で外方へ突出するフランジ
を有し、該フランジを挟んで上部および下部を筒状に延
出すると共に下部を連結部となし、該連結部を箱本体の
開口部の縦貫通孔に嵌挿し、上記フランジを開口部の上
縁に掛止めて開口を塞ぐように配置して、注口部材の連
結部を開口部の周壁の内壁面の少なくとも一部に熱溶着
等で固着してなっている。
Description
部材を備えた液体、粉体、顆粒体等を収容する紙製容器
の改良に関する。
水、酒などを収容する紙製容器が使用されている。これ
ら液体用の紙製容器の注口は、例えば容器の上壁面に取
付孔を開孔して、該開孔部に合成樹脂成形物の口部材を
装着する構造や、角筒状に形成した紙箱に、注口を有す
る上部構造を一体に固着する構造などが知られている。
前者では、紙製容器の上面が屋根状となるので注口を中
央に配置することができない。後者では、一例を図13
に示すと、受圧軸27と加熱圧型28とで紙製容器21
の胴部22を挟み込むため、上面に注口23を取り囲む
ように凹部24ができてしまい、埃や水が溜まりやすく
なる欠点がある。また、容器胴部22を射出成型器に挿
入し、上部構造25を射出成形すると同時に挿入した容
器胴部22に接着する方法があるが、高価な成型器及び
金型代が必要であり、さらにはスピードが遅くなり、コ
ストアップが避けられない。コスト以外にこの射出成型
法には、本体の底部を予め成形してしまうと、後工程で
底部の成形は紙容器との限定条件では、不可能に近い。
上部を成型してしまった後に底部の成型を行うには、現
在の技術では、使用に耐える平面な底部は成形できな
い。更に、清涼飲料水入り紙製容器のような小型容器に
あっては、固形注口部材は容器の大きさに関係なく必要
とされており、小型容器に対する固形注口部材のコスト
負担は大きいという難点があった。そして、粉体、顆粒
体等の流体状の固形物を収納する紙製容器においても同
様の問題があった。
情に鑑みて鋭意研究の結果創案されたものであって、そ
の主たる課題は、注口部材を紙製容器の上部中央に簡便
に取り付けることができる紙製容器を提供することを目
的としている。
解決するために、請求項1の発明では、箱本体の上面中
央に周壁を起立させた開口部を形成し、該開口部内に合
成樹脂からなって縦貫通孔を有する略筒状の注口部材を
嵌着してなり、該注口部材が、中途位置で外方へ突出す
るフランジを有し、該フランジを挟んで上部および下部
を筒状に延出すると共に下部を連結部となし、該連結部
を箱本体の開口部の縦貫通孔に嵌挿し、上記フランジを
開口部の上縁に掛止めて開口を塞ぐように配置して、注
口部材の連結部を開口部の周壁の内壁面の少なくとも一
部に熱溶着等で固着してなる、という技術的手段を講じ
ている。
いて、前記注口部材のフランジの上部に、筒状の突出
し、外周にキャップ取付手段を形成したキャップ取付部
を形成してなる、という技術的手段を講じている。
のフランジが、箱本体の開口部の上縁部に折り返されて
熱溶着等で固着してなる、という技術的手段を講じてい
る。
は、上部に外方へ突出するフランジを形成し、該フラン
ジの下部には連結部を有している、という技術的手段を
講じている。
明において、前記フランジの頂面をシール取付面とし、
該シール取付面に剥離可能な密封シールを貼着してな
る、という技術的手段を講じている。
おいて、開口部が、山折りの折線を介して連接された縦
横の側壁面のうち、全ての壁面の上方寄りに水平に山折
りの折線が形成されると共に、対向する側壁面の上方に
斜めにハ字状の谷折りからなる傾斜折線とその先端間を
水平に結ぶ谷折りからなる中央折線と、前記先端から縦
に真上に延びる谷折りの縦折線とを形成し、隣接して対
向する側壁面には、前記傾斜折線の先端と同一高さで該
側壁面の横幅に沿って水平に延びる横折線を形成し、上
記折線に沿って折り曲げて開口部を形成してなる、とい
う技術的手段を講じている。更に、請求項7の発明で
は、前記開口部が、箱本体の上部で略截頭角錐形状とな
る周壁の上部に形成されてなる、という技術的手段を講
じている。
適実施例について図面を参照して説明する。図1に示す
紙製容器1は、液体や粉体、流体等の流体を収納する容
器であって、紙を折り畳んで例えば1辺7センチ程度の
平面四角形のボトル形とした箱本体1Aの、上部に設定
されて周壁部2Aで囲まれた開口部2の内側に、熱可塑
性合成樹脂製の注口部材3の連結部5が接着されて口部
1Aが形成されている。
円筒体において、高さの中間部にフランジ4が形成さ
れ、該フランジ4の下部に連結部5、上部には図示しな
い蓋体(キャップ)を螺着または係止させるキャップ取
付部6が形成されている。図示例の場合、キャップ取付
部6は連結部5より小径に形成されており、後述の接着
時に加熱圧型8と接しないように形成されている。ま
た、キャップ取付手段としてはネジによる螺着を用いて
いるが、キャップとの凹凸係合や、キャップに代えて栓
を注口部材内に差し込んで密栓する構造、あるいはキャ
ップに代えてシールで封止する構造などでもよい。
を図9に示す。この箱本体1Aの展開図において、山折
りの隅部折線L1〜L4を介して連接された開口部の周
壁となる縦横の側壁面11、12、13、14の上方寄
りで水平に一連に延びる基準折線(山折り)L5が形成
される。更に、対向する一対の側壁面(図示例では11
と13の側壁面)の上方に斜めにハ字状の傾斜折線(谷
折り)L6、L6とその先端間を水平に結ぶ中央折線
(谷折り)L7と、前記先端から縦に真上に延びる縦折
線(谷折り)L8とをが形成されている。
面12と14には、前記傾斜折線L6の先端と同一高さ
で側壁面11と13の横幅に沿って水平に延びる横折線
L9が形成されている。従って、この隅部折線L1〜L
4に沿って山折りされて角筒が形成される。そして、基
準折線L5を山折りし、側壁面11、13ではその上部
を内側に折り込むと共に、傾斜折線L6に沿って谷折り
してその上部を隣接する側壁面と接着させ、中央折線L
7より上方は一対の縦折線L8、L8で囲まれた部分を
垂直に立設させて一方の周壁部2Aを形成する。
横折線L9を谷折りしてその上部を垂直に起立させて他
方の周壁部2Aを形成する。このように折り曲げて紙製
容器1が組み立てられると、上部は各側壁面の上部が中
央に向かって傾斜すると共に周壁部2Aが垂直に立ち上
がり上端には平面矩形に開口する開口部2が形成され
る。尚、この紙製容器の下部は適宜な公知の折り曲げ手
段によって密封された底部が形成されるようになってい
る。
開口部2の周壁部2Aの角隅部を適当な幅だけ内面を接
触させて折合部2B、2Bが形成されている。これによ
って図示のように開口部2の開口面積が狭くなるので、
この狭くなった開口部2に注口部材3の連結部5を挿入
させると図3に示す態様になる。この図3において、注
口部材3の中途位置に形成されたフランジ4は前記開口
部2を覆う大きさに形成されている。
口部材3のテーパーを有する縦貫通孔3Aに受圧軸7を
密接配置させ、注口部材3の連結部5に箱本体1Aの開
口部2内側面を沿わせる。そして、図3に示すように、
箱本体1Aの開口部2の外方から、受圧軸7に向けて加
熱圧型8を押圧作動させると、加熱圧型8によって加熱
されて注口部材3の連結部5が軟化し、加圧によって箱
本体1Aの開口部2周壁部2Aの内壁面に密着Mしてシ
ールする。なお、加熱圧型8は、本体及び注口部材の接
着部分を別途、例えば熱風等で加熱しておけば、型8
は、接着に必要な圧力と冷却を供給する装置として使用
できる。
た連結部5の表面が硬化して、箱本体1Aの開口部2内
面と注口部材3の連結部5が一体に接着される。このよ
うに注口部材3の口径が例えば1センチでも5センチで
も、縦貫通孔3Aに受圧軸7を内挿させるものであるた
め、連続してスピーデイに取付作業をすることができ
る。また注口部材3の口径が小さくても、その長さを長
くすることができ、その結果、注口部材3の連結部5と
箱本体1Aの開口部2内面との接合長さを長く設定する
ことができるで、小型な注口部材3でも接着強度を高く
接着させることができる。
く、例えば内部を中空として冷却液を流通させるように
することができる。加熱圧型8は注口部材3の熱可塑性
合成樹脂を溶融させるに十分な温度であればよく、内部
或いは外部にヒータ並びに検温センサを配設することが
できる。加熱圧型8の形状も例えば平面略馬蹄形のもの
を二方向或いは多方向から受圧軸7方向へ進退する態様
にすることができる。その動力は人力、電力、流体圧な
ど任意である。
容器を示す。加熱圧型8の加圧面には、注口部材3のフ
ランジ4の位置に合わせて成形溝8Aが形成されてい
る。なお、前記第1実施例と同一構成には同一符号を付
して説明を省略する。この口部形成方法としては、前記
同様に注口部材3の連結部5に箱本体1Aの開口部2を
寄り沿わせて、注口部材3の縦貫通孔3Aに受圧軸7を
内嵌した状態で、フランジ4の外部から加熱圧型8を受
圧軸7方向へ移動させ加圧する。
先端部に当接し、これを軟化させつつ下方へ折り曲げ
る。軟化したフランジ4は開口部2の外先端縁部を覆っ
て被着し、成型溝8Aの形に倣った外形をもち、加熱圧
型8の離脱によって硬化する。
2の周壁部2Aは内面が注口部材3の連結部5と接着
し、かつその上端縁部はフランジ4が折り曲げられて接
着4Aされ、一体にシールされている。従って、この実
施例においては、注口部材3の連結部5の長さを短くし
ても接着力を強化させることができるので注口部材3を
小型に形成することができる。なお、キャップ取付部6
の外周は加熱圧型8による加熱時に接触しないように離
反する大きさに設定される。
傾斜部分で切欠いて、より瓶のイメージに近い形状とし
た紙製容器の異なる実施例について図10および図11
に示す。この紙製容器1では、図11の展開図におい
て、山折りの隅部折線L1〜L4を介して連接された開
口部の周壁となる縦横の側壁面11、12、13、14
の上部の各分離片が、中途位置から略梯形の上に長方形
をつなげたような図示例形状に切り欠かれており、その
基部に前記基準折線(山折り)L5が形成される。更
に、対向する一対の側壁面(図示例では11と13の側
壁面)の梯形部分には斜めにハ字状の傾斜折線(谷折
り)L6、L6とその先端間を水平に結ぶ中央折線(谷
折り)L7とが形成され、長方形部分には前記先端から
縦に真上に延びる縦折線(谷折り)L8が形成されてい
る。
面12と14には、前記傾斜折線L6の先端と同一高さ
で側壁面11と13の上部の分離片の長方形部分の横幅
に沿って水平に延びる横折線L9が形成されている。従
って、この場合も、前記実施例と同様に、隅部折線L1
〜L4に沿って山折りされて角筒が形成される。そし
て、基準折線L5を山折りし、側壁面11、13ではそ
の上部を内側に折り込むと共に、傾斜折線L6に沿って
谷折りしてその上部を隣接する側壁面と接着させ、中央
折線L7より上方は一対の縦折線L8、L8で囲まれた
部分を垂直に立設させて一方の周壁部2Aを形成する。
横折線L9を谷折りしてその上部を垂直に起立させて他
方の周壁部2Aを形成する。このように折り曲げて組み
立てられた開口部2に前記注口部材3の連結部5を挿入
させると図10(a)(b)に示す態様になり、瓶の形
状に近似した形態となる。
1がその断面を長方形とする場合の異なる実施例の展開
図を示す。この場合、注口部材(図示せず)を箱本体の
上面中央に等しい高さの周壁を起立させるために、隣接
する側壁面の分断片の高さが異なっており、これに関連
して中央折線L7と横折線L9の位置が異なっている。
その他の構成は前記実施例に準じているので説明を省略
する。尚、この図では箱本体の底部の構成を省略してい
る。
用いずに閉じる注口部材3を備えた異なる実施例の紙製
容器を示す。注口部材3は縦貫通孔3Aを有する略円筒
体において、その上部にフランジ4が形成され、該フラ
ンジ4の下部に連結部5が垂下している。その他の構成
は前記各実施例と同様である。そして、前記フランジ4
の頂面にシール取付面6が形成されている。このシール
取付面6上には、液体充填後に蓋となるシールSが貼付
されて口部材3の開口部を密封する。なお、図中S1
は、シール剥離用の引張り片である。この場合も、シー
ルに代えて栓を注口部材に差し込んで密栓する構造、そ
の他の密封手段を用いることができる。
Aの開口部2の外方から、受圧軸7に向けて加熱圧型8
を押圧作動させると、加熱圧型8によって加熱されて口
部材3の連結部5が軟化し、加圧によって箱本体1Aの
開口部2内側面の当接面に密着してシールする。従っ
て、加熱圧型8が離脱すると、溶融した連結部5の表面
が硬化して、箱本体1Aの開口部2内面と注口部材3の
連結部5が一体に接着される。また、前記第2実施例と
同様に、図8で示すようにフランジ4の先端を開口部2
の上縁に沿って折り曲げて熱溶着してもよい。
のではなく、開口部の形成方法は別の折線または折り方
で形成するものでもよい。また開口部は断面が正方形や
矩形でなくてもよく、円形または楕円形、あるいは多角
形であってもよい。そして注口部材と開口部の内壁面と
は、一面で接着するものでも、全面で接着するものでも
よい。要するにこの発明の要旨を変更しない範囲で種々
設計変更しうること勿論であり、内容物は、必ずしも液
体に限る必要はなく、粉体、粒体、顆粒体等、特に限定
されるものではない。
の開口部に合成樹脂の注口部材を嵌込んで熱溶着等によ
り一体化して、簡便に注口を有する紙製容器を成形する
ことができる。また、注口部材は細い管状のものでも容
易に箱本体の開口部に固着することができるため、製作
面で小型の金型で済み、コスト負担を軽減させることが
できる。また、注口部材を小さくすることもできるた
め、小型の紙製容器にも注口を設けることができる。
ある。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
(a)は栓と共に示した右側面図、(b)は左側面図で
ある。
る。
Claims (7)
- 【請求項1】 箱本体の上面中央に周壁を起立させた開
口部を形成し、該開口部内に合成樹脂からなって縦貫通
孔を有する略筒状の注口部材を嵌着してなり、 該注口部材が、中途位置で外方へ突出するフランジを有
し、該フランジを挟んで上部および下部を筒状に延出す
ると共に下部を連結部となし、 該連結部を箱本体の開口部の縦貫通孔に嵌挿し、上記フ
ランジを開口部の上縁に掛止めて開口を塞ぐように配置
して、注口部材の連結部を開口部の周壁の内壁面の少な
くとも一部に熱溶着等で固着してなることを特徴とする
紙製容器。 - 【請求項2】 注口部材のフランジの上部に、筒状の突
出し、外周にキャップ取付手段を形成したキャップ取付
部を形成してなることを特徴とする請求項1に記載の紙
製容器。 - 【請求項3】 注口部材のフランジが、箱本体の開口部
の上縁部に折り返されて熱溶着等で固着してなることを
特徴とする請求項1または2に記載の紙製容器。 - 【請求項4】 注口部材は、上部に外方へ突出するフラ
ンジを形成し、該フランジの下部には連結部を有してい
ることを特徴とする請求項1から3に記載のいすれかの
紙製容器。 - 【請求項5】 フランジの頂面をシール取付面とし、該
シール取付面に剥離可能な密封シールを貼着してなるこ
とを特徴とする請求項4に記載の紙製容器。 - 【請求項6】 開口部が、山折りの折線を介して連接さ
れた縦横の側壁面のうち、全ての壁面の上方寄りに水平
に山折りの折線が形成されると共に、対向する側壁面の
上方に斜めにハ字状の谷折りからなる傾斜折線とその先
端間を水平に結ぶ谷折りからなる中央折線と、前記先端
から縦に真上に延びる谷折りの縦折線とを形成し、 隣接して対向する側壁面には、前記傾斜折線の先端に対
応して側壁面の横幅に沿って水平に延びる横折線を形成
し、 上記折線に沿って折り曲げて開口部を形成してなること
を特徴とする請求項1から5に記載のいずれかの紙製容
器。 - 【請求項7】 開口部が、箱本体の上部で截頭角錐形状
となる周壁の上部に形成されてなることを特徴とする請
求項1から5に記載の紙製容器。
Priority Applications (4)
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CN112173399A (zh) * | 2019-07-03 | 2021-01-05 | 许喻婷 | 饮料瓶的纸基复合结构 |
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