JPH10147335A - ポンプ注出用液体紙容器 - Google Patents
ポンプ注出用液体紙容器Info
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- JPH10147335A JPH10147335A JP8315671A JP31567196A JPH10147335A JP H10147335 A JPH10147335 A JP H10147335A JP 8315671 A JP8315671 A JP 8315671A JP 31567196 A JP31567196 A JP 31567196A JP H10147335 A JPH10147335 A JP H10147335A
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- JP
- Japan
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- pump
- paper container
- liquid
- container
- head
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D5/00—Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
- B65D5/42—Details of containers or of foldable or erectable container blanks
- B65D5/72—Contents-dispensing means
- B65D5/74—Spouts
- B65D5/746—Spouts formed separately from the container
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B11/00—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
- B05B11/0005—Components or details
- B05B11/0037—Containers
- B05B11/0054—Cartridges, i.e. containers specially designed for easy attachment to or easy removal from the rest of the sprayer
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Cartons (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ポンプによる内容液の注出が可能な紙容器であ
り、使用後ポンプを取り外し、次の製品の紙容器に付け
替えて使用することにより、従来の詰め替え用パウチ容
器からボトルへの内容液の詰め替え作業を不用とし、最
後の内容液まで残すことなく容易に注出可能なポンプ注
出用液体紙容器を提供する。 【解決手段】両面に熱可塑性樹脂層を有する一枚の板紙
あるいは板紙を中心とする積層体を用いて、ポンプ着脱
手段が設けられた頭部、角柱状の胴部及び逆切妻型屋根
状の底部からなる本体を成形し、前記底部に枡状の底部
安定部材２０’を嵌合させ、前記ポンプ着脱手段を、頭
部パネルに設けられた貫通孔の周辺にフランジによって
熱融着されたグロメットとポンプ係止用キャップＰＣに
よるものとする。
り、使用後ポンプを取り外し、次の製品の紙容器に付け
替えて使用することにより、従来の詰め替え用パウチ容
器からボトルへの内容液の詰め替え作業を不用とし、最
後の内容液まで残すことなく容易に注出可能なポンプ注
出用液体紙容器を提供する。 【解決手段】両面に熱可塑性樹脂層を有する一枚の板紙
あるいは板紙を中心とする積層体を用いて、ポンプ着脱
手段が設けられた頭部、角柱状の胴部及び逆切妻型屋根
状の底部からなる本体を成形し、前記底部に枡状の底部
安定部材２０’を嵌合させ、前記ポンプ着脱手段を、頭
部パネルに設けられた貫通孔の周辺にフランジによって
熱融着されたグロメットとポンプ係止用キャップＰＣに
よるものとする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はシャンプー、リン
ス、化粧水、医薬部外品、液体洗剤、調味料等をポンプ
で必要量注出可能とし、使用後ポンプのみを継続使用す
る詰め替え用液体紙容器に関する。
ス、化粧水、医薬部外品、液体洗剤、調味料等をポンプ
で必要量注出可能とし、使用後ポンプのみを継続使用す
る詰め替え用液体紙容器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ポンプ等で液体の適量を注出可能
としたディスペンサー機能付き容器にはプラスチックボ
トルが一般に使用されている。そして、環境対策の一環
として、２回目以降のディスペンサー機能付き容器の使
用にあたっては、詰め替え用のフィルムパウチ（スタン
ディングパウチが多い）から中身をボトルに詰め替えて
中身を補充し、継続して同じディスペンサー機能付き容
器を使用することが多くなってきている。
としたディスペンサー機能付き容器にはプラスチックボ
トルが一般に使用されている。そして、環境対策の一環
として、２回目以降のディスペンサー機能付き容器の使
用にあたっては、詰め替え用のフィルムパウチ（スタン
ディングパウチが多い）から中身をボトルに詰め替えて
中身を補充し、継続して同じディスペンサー機能付き容
器を使用することが多くなってきている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、パウチから
ボトルに中身の液体を詰め替える場合に、ボトルの開口
部は一般に小さく、柔軟性のあるパウチの注出口も不安
定なため、内容液をこぼし易いという問題があり、また
詰め替えに時間がかかるという問題がある。また、排出
される空の容器はやはりプラスチックにかわりはなく、
プラスチックの総量は少なくなるが、依然として廃棄処
理の問題を抱えている。一般に、プラスチックボトルの
底部は平坦に近いので、ポンプに連接されたノズルの先
端が底部にまで到達しているにもかかわらず、最後まで
内容液を汲みだしにくいという問題がある。特に太めの
不透明なプラスチックボトルの場合に顕著である。本発
明はこのような問題に鑑みてなされたもので、短時間に
従来の詰め替え作業に相当する作業が行え、最後の内容
液まで容易に汲みだすことができ、使用後の詰め替え容
器の廃棄処理がし易いポンプ注出用液体紙容器の提供を
目的とする。
ボトルに中身の液体を詰め替える場合に、ボトルの開口
部は一般に小さく、柔軟性のあるパウチの注出口も不安
定なため、内容液をこぼし易いという問題があり、また
詰め替えに時間がかかるという問題がある。また、排出
される空の容器はやはりプラスチックにかわりはなく、
プラスチックの総量は少なくなるが、依然として廃棄処
理の問題を抱えている。一般に、プラスチックボトルの
底部は平坦に近いので、ポンプに連接されたノズルの先
端が底部にまで到達しているにもかかわらず、最後まで
内容液を汲みだしにくいという問題がある。特に太めの
不透明なプラスチックボトルの場合に顕著である。本発
明はこのような問題に鑑みてなされたもので、短時間に
従来の詰め替え作業に相当する作業が行え、最後の内容
液まで容易に汲みだすことができ、使用後の詰め替え容
器の廃棄処理がし易いポンプ注出用液体紙容器の提供を
目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
になされた本発明は、両面に熱可塑性樹脂層を有する一
枚の板紙あるいは板紙を中心とする積層体によって、ポ
ンプ着脱手段が設けられた頭部、角柱状の胴部及び逆切
妻型屋根状の底部からなる容器本体を形成し、底部安定
部材を前記底部を覆うように嵌合させ、前記着脱手段を
一重の頭部パネル部に設けられた貫通孔の周辺にフラン
ジによって熱融着されたグロメットとポンプ係止用キャ
ップとによるものとし、前記底部安定部材を前記底部に
下部より嵌合される枡状の構造体とする、ことによって
構成する。
になされた本発明は、両面に熱可塑性樹脂層を有する一
枚の板紙あるいは板紙を中心とする積層体によって、ポ
ンプ着脱手段が設けられた頭部、角柱状の胴部及び逆切
妻型屋根状の底部からなる容器本体を形成し、底部安定
部材を前記底部を覆うように嵌合させ、前記着脱手段を
一重の頭部パネル部に設けられた貫通孔の周辺にフラン
ジによって熱融着されたグロメットとポンプ係止用キャ
ップとによるものとし、前記底部安定部材を前記底部に
下部より嵌合される枡状の構造体とする、ことによって
構成する。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下，本発明を図面を用いてさら
に詳しく説明する。図１は本発明によるポンプ注出用液
体紙容器のカートンブランクの展開図である。本発明に
よるポンプ注出用液体紙容器のカートンブランク１０
は、図１に示すように、頭部Ｔ，胴部Ｄ，底部Ｂからな
る一枚の板紙あるいは板紙を中心とする積層体から形成
されている。またその両面には熱可塑性樹脂層が設けら
れている。ブランク１０の胴部は、側壁パネル１〜４と
糊代５が折線ａ〜ｄを介して連接され、糊代５は頭部
Ｔ，底部Ｂにも延設されていて、糊代５の端縁に近い斜
線が施された部分はスカイブヘミング法によって端面処
理がなされている。これはシャンプー、ガラスクリーナ
ー等のように浸透性のある液体がブランクの接液端面か
ら板紙層内へ浸透するのを防止するためである。頭部Ｔ
は、胴部Ｄに折線ｅを介して連接される「フラットトッ
プカートン」と同等な平坦な屋根形成部１Ｔ〜４Ｔとヒ
ートシール部となるトップパネル１ＴＰ〜４ＴＰから構
成されている。また、屋根形成部２Ｔには、ポンプ着脱
用のグロメットが取り付けられる打ち抜き孔６がトップ
パネル２ＴＰ寄りに設けられている。なお、この打ち抜
き孔６の位置は、グロメットの取り付けが容易な成形後
もブランクが一重の部分である。さらに、カートンブラ
ンク１０が角柱状に成形されて対向する折込み屋根パネ
ル１Ｔと３Ｔには斜めの折線ｆが設けられて、また、そ
れらの上のトップパネル１ＴＰ，３ＴＰの中央にも折り
畳み用の折線ｈが設けられている。一方、底部Ｂは胴部
Ｄに折線ｉを介して切妻型屋根状のいわゆる「ゲーベル
トップカートン」の屋根部を上下逆転した状態で、底部
パネル２Ｂ、４Ｂと底部折込みパネル１Ｂ、３Ｂが連接
され、さらに折線ｋを介してボトムパネル１ＢＰ〜４Ｂ
Ｐが連接されている。
に詳しく説明する。図１は本発明によるポンプ注出用液
体紙容器のカートンブランクの展開図である。本発明に
よるポンプ注出用液体紙容器のカートンブランク１０
は、図１に示すように、頭部Ｔ，胴部Ｄ，底部Ｂからな
る一枚の板紙あるいは板紙を中心とする積層体から形成
されている。またその両面には熱可塑性樹脂層が設けら
れている。ブランク１０の胴部は、側壁パネル１〜４と
糊代５が折線ａ〜ｄを介して連接され、糊代５は頭部
Ｔ，底部Ｂにも延設されていて、糊代５の端縁に近い斜
線が施された部分はスカイブヘミング法によって端面処
理がなされている。これはシャンプー、ガラスクリーナ
ー等のように浸透性のある液体がブランクの接液端面か
ら板紙層内へ浸透するのを防止するためである。頭部Ｔ
は、胴部Ｄに折線ｅを介して連接される「フラットトッ
プカートン」と同等な平坦な屋根形成部１Ｔ〜４Ｔとヒ
ートシール部となるトップパネル１ＴＰ〜４ＴＰから構
成されている。また、屋根形成部２Ｔには、ポンプ着脱
用のグロメットが取り付けられる打ち抜き孔６がトップ
パネル２ＴＰ寄りに設けられている。なお、この打ち抜
き孔６の位置は、グロメットの取り付けが容易な成形後
もブランクが一重の部分である。さらに、カートンブラ
ンク１０が角柱状に成形されて対向する折込み屋根パネ
ル１Ｔと３Ｔには斜めの折線ｆが設けられて、また、そ
れらの上のトップパネル１ＴＰ，３ＴＰの中央にも折り
畳み用の折線ｈが設けられている。一方、底部Ｂは胴部
Ｄに折線ｉを介して切妻型屋根状のいわゆる「ゲーベル
トップカートン」の屋根部を上下逆転した状態で、底部
パネル２Ｂ、４Ｂと底部折込みパネル１Ｂ、３Ｂが連接
され、さらに折線ｋを介してボトムパネル１ＢＰ〜４Ｂ
Ｐが連接されている。
【０００６】図２は底部安定部材のカートンブランク展
開図と斜視図である。図３は本発明によるポンプ注出用
液体紙容器の底部説明図である。図２（ａ）に示すカー
トンブランク１０’の四隅が折線ｍ，ｎによって折り込
まれ、ドットで示す部分が熱接着されることによって、
図２（ｂ）に示すような枡状の底部安定部材２０’が成
形される。なお、折線ｍ，ｎはそれぞれ逆の方向に折り
込まれるので山折と、谷折の関係にある。底部安定部材
２０’の取付けは、図３（ａ）に示すような成形された
容器本体の底部Ｂに対して底部安定部材２０’を挿入
し、胴部側壁パネル上でスポット的に熱融着させればよ
い。底部安定部材２０’はプラスチック成形体であって
もよい。その場合は、図３（ｂ）示すように、底部安定
部材２０’の側壁に三角形の凹陥部Ｄを形成しておき、
これが底部Ｂの逆切妻部に嵌合するようにしておけば単
なる挿入だけで熱融着の必要はなくなる。また強く引っ
張れば取り外すこともでき、分別が容易である。
開図と斜視図である。図３は本発明によるポンプ注出用
液体紙容器の底部説明図である。図２（ａ）に示すカー
トンブランク１０’の四隅が折線ｍ，ｎによって折り込
まれ、ドットで示す部分が熱接着されることによって、
図２（ｂ）に示すような枡状の底部安定部材２０’が成
形される。なお、折線ｍ，ｎはそれぞれ逆の方向に折り
込まれるので山折と、谷折の関係にある。底部安定部材
２０’の取付けは、図３（ａ）に示すような成形された
容器本体の底部Ｂに対して底部安定部材２０’を挿入
し、胴部側壁パネル上でスポット的に熱融着させればよ
い。底部安定部材２０’はプラスチック成形体であって
もよい。その場合は、図３（ｂ）示すように、底部安定
部材２０’の側壁に三角形の凹陥部Ｄを形成しておき、
これが底部Ｂの逆切妻部に嵌合するようにしておけば単
なる挿入だけで熱融着の必要はなくなる。また強く引っ
張れば取り外すこともでき、分別が容易である。
【０００７】図４は本発明によるポンプ注出用液体紙容
器の斜視図である。本発明によるポンプ注出用液体紙容
器２０は図４に示すように前述のカートンブランク１０
から成形され、底部に底部安定部材２０’が、頭部にグ
ロメットＧと流通用のキャップＣが取り付けられたもの
である。その成形工程の一例は次の如くである。 カートンブランク１０の胴貼り 底部成形 頭部にグロメットＧ（キャップ付き）の取付け 開放頭部から内溶液の充填 頭部成形 底部安定部材の嵌合
器の斜視図である。本発明によるポンプ注出用液体紙容
器２０は図４に示すように前述のカートンブランク１０
から成形され、底部に底部安定部材２０’が、頭部にグ
ロメットＧと流通用のキャップＣが取り付けられたもの
である。その成形工程の一例は次の如くである。 カートンブランク１０の胴貼り 底部成形 頭部にグロメットＧ（キャップ付き）の取付け 開放頭部から内溶液の充填 頭部成形 底部安定部材の嵌合
【０００８】上記の成形工程を追って本発明によるポン
プ注出用液体紙容器２０の成形法を以下説明する。先
ず、サック貼り機を用いて、カートンブランク１０の折
線ｂ，ｄで三つ折りし、糊代５で胴貼りして折り畳みカ
ートンを作成し、ユーザーに供給する。ユーザーはこれ
を起こして角柱体とし、先ず、底部Ｂを成形する。底部
Ｂにおいては、対向する底部折込み屋根パネル１Ｂ、３
Ｂが斜めの折線ｊによって内側に折り込まれボトムパネ
ル１ＢＰと３ＢＰが中央で二つ折りされ、同時に対向し
ている底部屋根パネル２Ｂ、４Ｂが内側に倒れ込み、ボ
トムパネル２ＢＲ、４ＢＲが、二つ折されている１Ｂ
Ｐ、３ＢＰを挟み込むようにして４重に重合される。こ
の４重（糊代部は５重になる）部分をヒートシールによ
って一体化されたボトムパネルは、図３（ａ）に示すよ
うに左右いずれかの方向に略９０°倒された状態とな
る。
プ注出用液体紙容器２０の成形法を以下説明する。先
ず、サック貼り機を用いて、カートンブランク１０の折
線ｂ，ｄで三つ折りし、糊代５で胴貼りして折り畳みカ
ートンを作成し、ユーザーに供給する。ユーザーはこれ
を起こして角柱体とし、先ず、底部Ｂを成形する。底部
Ｂにおいては、対向する底部折込み屋根パネル１Ｂ、３
Ｂが斜めの折線ｊによって内側に折り込まれボトムパネ
ル１ＢＰと３ＢＰが中央で二つ折りされ、同時に対向し
ている底部屋根パネル２Ｂ、４Ｂが内側に倒れ込み、ボ
トムパネル２ＢＲ、４ＢＲが、二つ折されている１Ｂ
Ｐ、３ＢＰを挟み込むようにして４重に重合される。こ
の４重（糊代部は５重になる）部分をヒートシールによ
って一体化されたボトムパネルは、図３（ａ）に示すよ
うに左右いずれかの方向に略９０°倒された状態とな
る。
【０００９】次に、グロメットＧを頭部の屋根パネル２
Ｔに取り付ける。グロメットＧは、図５のグロメットの
取り付け説明図の図５（ａ）の側面図に示すようにグロ
メットＧの筒状部周辺には雄ねじが成形されており、さ
らに図５（ｂ）の平面図に示すようにグロメットＧの周
辺には薄肉のフランジＦが設けられている。このフラン
ジＦを打ち抜き孔６の周辺で超音波シール等によって図
５（ａ）に示すように屋根パネル２Ｔの裏面に接着させ
る。接着されるグロメットＧには、予め物流用のキャッ
プＣを取り付けておいてもよい。このキャップＣの形状
は任意であるが、物流上支障を来さないように、高さを
控えることが好ましい。
Ｔに取り付ける。グロメットＧは、図５のグロメットの
取り付け説明図の図５（ａ）の側面図に示すようにグロ
メットＧの筒状部周辺には雄ねじが成形されており、さ
らに図５（ｂ）の平面図に示すようにグロメットＧの周
辺には薄肉のフランジＦが設けられている。このフラン
ジＦを打ち抜き孔６の周辺で超音波シール等によって図
５（ａ）に示すように屋根パネル２Ｔの裏面に接着させ
る。接着されるグロメットＧには、予め物流用のキャッ
プＣを取り付けておいてもよい。このキャップＣの形状
は任意であるが、物流上支障を来さないように、高さを
控えることが好ましい。
【００１０】次いで、筒状に開口した頭部から内容液の
充填を行い、引き続いて頭部の成形を行う。すなわち、
頭部Ｔの対向する折込み屋根成形部１Ｔ，３Ｔが斜めの
折線ｆで外側に折り込まれ、トップパネル１ＴＰと３Ｔ
Ｐを二つ折りし、同時に内側に倒れ込む屋根パネル２
Ｔ，４Ｔの上部のトップパネル２ＴＰ，４ＴＰと二つ折
されたトップパネル１ＴＰと３ＴＰとが一線となったと
ころで、ヒートシールバーで挟んで合掌シールする。次
いで、シールされたトップパネルを屋根パネル４Ｔ側に
倒し、３角形状に折り込まれた折込み屋根パネル１Ｔ，
３Ｔを胴部側壁パネル１、２上に倒して、ホットエアー
で熱融着される。最後に底部安定部材２０’を前述の方
法で底部に嵌合すると、図４に示すような本発明による
ポンプ注出用液体紙容器２０が得られる。なお、以上の
工程の中で、頭部Ｔと底部Ｂの成形順序を逆にしてもよ
いし、グロメットＧを取り付けた後、頭部を成形してか
らグロメットＧを通して充填を行いキャッピングするよ
うにしてもよい。
充填を行い、引き続いて頭部の成形を行う。すなわち、
頭部Ｔの対向する折込み屋根成形部１Ｔ，３Ｔが斜めの
折線ｆで外側に折り込まれ、トップパネル１ＴＰと３Ｔ
Ｐを二つ折りし、同時に内側に倒れ込む屋根パネル２
Ｔ，４Ｔの上部のトップパネル２ＴＰ，４ＴＰと二つ折
されたトップパネル１ＴＰと３ＴＰとが一線となったと
ころで、ヒートシールバーで挟んで合掌シールする。次
いで、シールされたトップパネルを屋根パネル４Ｔ側に
倒し、３角形状に折り込まれた折込み屋根パネル１Ｔ，
３Ｔを胴部側壁パネル１、２上に倒して、ホットエアー
で熱融着される。最後に底部安定部材２０’を前述の方
法で底部に嵌合すると、図４に示すような本発明による
ポンプ注出用液体紙容器２０が得られる。なお、以上の
工程の中で、頭部Ｔと底部Ｂの成形順序を逆にしてもよ
いし、グロメットＧを取り付けた後、頭部を成形してか
らグロメットＧを通して充填を行いキャッピングするよ
うにしてもよい。
【００１１】図６は、本発明によるポンプ注出用液体紙
容器２０の使用状態説明図である。本発明によるポンプ
注出用液体紙容器２０を使用した商品は店頭で、別売り
のポンプと一緒に販売され、初回のみ、この両者の購入
が必要である。末端ユーザーは、本発明によるポンプ注
出用液体紙容器２０のキャップＣを外し、ポンプＰを紙
容器内に挿入し、ポンプＰに取り付けられている雌ねじ
付きのポンプ係止用キャップＰＣでグロメットＧを締め
つけてポンプＰを固定すると、図６に示すような状態と
なり、ポンプで内溶液を注出することができる。この別
売りのポンプの種類はいかなる形態のものでもよく、た
とえばトリガーー状のものであってもよい。
容器２０の使用状態説明図である。本発明によるポンプ
注出用液体紙容器２０を使用した商品は店頭で、別売り
のポンプと一緒に販売され、初回のみ、この両者の購入
が必要である。末端ユーザーは、本発明によるポンプ注
出用液体紙容器２０のキャップＣを外し、ポンプＰを紙
容器内に挿入し、ポンプＰに取り付けられている雌ねじ
付きのポンプ係止用キャップＰＣでグロメットＧを締め
つけてポンプＰを固定すると、図６に示すような状態と
なり、ポンプで内溶液を注出することができる。この別
売りのポンプの種類はいかなる形態のものでもよく、た
とえばトリガーー状のものであってもよい。
【００１２】図７は、使用状態にある本発明によるポン
プ注出用液体紙容器２０の本体部の断面図である。本発
明によるポンプ注出用液体紙容器２０とともに使用され
るポンプのノズルＮの先端は、図７に示すように、必ず
底部の最深部に到達するように設計されている。従っ
て、容器を傾けたり、あるいはノズルの先端を斜めにカ
ットしたりすることなく、最深部に集まる最後の液まで
スムースにポンプで注出することが可能である。
プ注出用液体紙容器２０の本体部の断面図である。本発
明によるポンプ注出用液体紙容器２０とともに使用され
るポンプのノズルＮの先端は、図７に示すように、必ず
底部の最深部に到達するように設計されている。従っ
て、容器を傾けたり、あるいはノズルの先端を斜めにカ
ットしたりすることなく、最深部に集まる最後の液まで
スムースにポンプで注出することが可能である。
【００１３】図８は、本発明によるポンプ注出用液体紙
容器の別の実施例の使用状態説明図図９は、使用状態に
ある本発明によるポンプ注出用液体紙容器の別の実施例
の本体部の断面図である。この別の実施例においては、
頭部に変形ゲーベルトップを採用したものであり、トッ
プパネルを中心からずらし、狭い方の傾斜屋根パネルに
倒して熱融着させ、広い方の傾斜屋根パネルＧＴにグロ
メットＧを取り付けている。図９で示すようにグロメッ
トＧには傾斜屋根パネルＧＴと同一勾配のフランジＦが
形成されている。その他の点においてはフラットな頭部
を有する場合と同一である。
容器の別の実施例の使用状態説明図図９は、使用状態に
ある本発明によるポンプ注出用液体紙容器の別の実施例
の本体部の断面図である。この別の実施例においては、
頭部に変形ゲーベルトップを採用したものであり、トッ
プパネルを中心からずらし、狭い方の傾斜屋根パネルに
倒して熱融着させ、広い方の傾斜屋根パネルＧＴにグロ
メットＧを取り付けている。図９で示すようにグロメッ
トＧには傾斜屋根パネルＧＴと同一勾配のフランジＦが
形成されている。その他の点においてはフラットな頭部
を有する場合と同一である。
【００１４】以上説明した状態で使い終わった本発明に
よるポンプ注出用液体紙容器２０は、ポンプを外して空
の液体紙容器２０を廃棄し、ポンプは新規な液体紙容器
２０に付け替えて再使用する。また以上の新規の液体紙
容器２０へのポンプの付け替えは、パウチ入りの液体の
空になったボトルへの詰め替え作業に比較して極めて容
易で、短時間に、老人や子供、またハンディキャップの
ある人によっても行うことができる。このようにして、
液体紙容器が詰め替え容器として使用できるようにな
り、価格構成上大きな比率をもつポンプＰを繰返し使用
することによって、トータルコストの低減は無論、廃棄
処理性を改善させることができる。
よるポンプ注出用液体紙容器２０は、ポンプを外して空
の液体紙容器２０を廃棄し、ポンプは新規な液体紙容器
２０に付け替えて再使用する。また以上の新規の液体紙
容器２０へのポンプの付け替えは、パウチ入りの液体の
空になったボトルへの詰め替え作業に比較して極めて容
易で、短時間に、老人や子供、またハンディキャップの
ある人によっても行うことができる。このようにして、
液体紙容器が詰め替え容器として使用できるようにな
り、価格構成上大きな比率をもつポンプＰを繰返し使用
することによって、トータルコストの低減は無論、廃棄
処理性を改善させることができる。
【００１５】
【実施例】本発明によるポンプ注出用液体紙容器を家庭
用または業務用シャンプー容器として適用すべく、以上
説明した頭部がフラットな、内容量１０００ｍｌの実施
例サンプルを作成した。板紙には、現在牛乳用紙容器に
使用されているウエアーハウザー社製の両面にポリエチ
レン層を有する晒クラフト紙を使用した。その積層構成
は、表面から順に次の如くで、全体の坪量は３５６ｇ／
ｍ2 である。 ポリエチレン１６ｇ／ｍ2 ／晒クラフト紙３１３ｇ／ｍ
2 ／ポリエチレン２７ｇ／ｍ2 ポンプＰについては、市販の既製品をそのまま流用し、
ポンプＰに使用されているポンプ係止用キャップＰＣが
巻き締め可能なグロメットＧを成形し、頭部パネルの打
ち抜き孔周辺に超音波シールした。底部安定部材は上記
と同一板紙を用いて作成し、底部に嵌合、スポット熱融
着させた。以上の仕様で試作した本発明によるポンプ注
出用液体紙容器を老人、子供を含む１０人のパネラーで
注出テストと、ポンプの移し替えテストを行ったとこ
ろ、容器を傾けることなく、またノズルの先端を加工す
ることもなくて、液を残すことなく最後まで容易に注出
させることができ、また従来のパウチからプラスチック
ボトルへの詰め替え作業に比較して１／３以下の時間
で、液をこぼすことなく、安定してポンプの付け替えを
行うことができた。
用または業務用シャンプー容器として適用すべく、以上
説明した頭部がフラットな、内容量１０００ｍｌの実施
例サンプルを作成した。板紙には、現在牛乳用紙容器に
使用されているウエアーハウザー社製の両面にポリエチ
レン層を有する晒クラフト紙を使用した。その積層構成
は、表面から順に次の如くで、全体の坪量は３５６ｇ／
ｍ2 である。 ポリエチレン１６ｇ／ｍ2 ／晒クラフト紙３１３ｇ／ｍ
2 ／ポリエチレン２７ｇ／ｍ2 ポンプＰについては、市販の既製品をそのまま流用し、
ポンプＰに使用されているポンプ係止用キャップＰＣが
巻き締め可能なグロメットＧを成形し、頭部パネルの打
ち抜き孔周辺に超音波シールした。底部安定部材は上記
と同一板紙を用いて作成し、底部に嵌合、スポット熱融
着させた。以上の仕様で試作した本発明によるポンプ注
出用液体紙容器を老人、子供を含む１０人のパネラーで
注出テストと、ポンプの移し替えテストを行ったとこ
ろ、容器を傾けることなく、またノズルの先端を加工す
ることもなくて、液を残すことなく最後まで容易に注出
させることができ、また従来のパウチからプラスチック
ボトルへの詰め替え作業に比較して１／３以下の時間
で、液をこぼすことなく、安定してポンプの付け替えを
行うことができた。
【００１６】本発明によるポンプ注出用液体紙容器２０
は、上述した実施例に限定されることなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。たと
えば、図８の本発明によるポンプ注出用液体紙容器の他
の実施例の使用状態説明図あるいは図９の本体部断面図
に示すように、頭部形状は、必ずしもフラットである必
要はなく、従来のゲーベルトップカートンの屋根部を変
形させたもので、トップパネルを中心からずらし、狭い
方の傾斜屋根パネルに倒して接着させ、広い方の傾斜屋
根パネルＧＴ上に図９で示すような屋根の傾斜と同じ角
度のフランジＦでグロメットＧを固着し、ポンプを係止
するようにしてもよい。
は、上述した実施例に限定されることなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。たと
えば、図８の本発明によるポンプ注出用液体紙容器の他
の実施例の使用状態説明図あるいは図９の本体部断面図
に示すように、頭部形状は、必ずしもフラットである必
要はなく、従来のゲーベルトップカートンの屋根部を変
形させたもので、トップパネルを中心からずらし、狭い
方の傾斜屋根パネルに倒して接着させ、広い方の傾斜屋
根パネルＧＴ上に図９で示すような屋根の傾斜と同じ角
度のフランジＦでグロメットＧを固着し、ポンプを係止
するようにしてもよい。
【００１７】
【発明の効果】本発明によるポンプ注出用液体紙容器２
０によれば、使い終わった後、ポンプを付け替えるだけ
で内容液を詰め替える作業は不用であるため、従来のよ
うなパウチ入りの液体の詰め替え作業に比較して極めて
容易で、老人や子供、またハンディキャップのある人に
よっても、短時間で、液をこぼすようなこともなく、安
定して行うことができる。また、底部の構造によって容
器を傾けたり、あるいはノズルＮの先端を斜めにカット
する等のことをしないでも、内容液を最後まで容易に注
出することが可能となる。さらに、プラスチック容器と
パウチに較べ、全体が紙容器であるため殆ど全面に亘っ
て美麗なプレプリントが可能であり、優れた印刷媒体と
なる。さらにまた、使用後の廃棄処理性も改善される。
プラスチック製の底部安定部材２０’が使用される場合
も、下方に引き抜けば容易に外すことができ分別廃棄が
可能である。
０によれば、使い終わった後、ポンプを付け替えるだけ
で内容液を詰め替える作業は不用であるため、従来のよ
うなパウチ入りの液体の詰め替え作業に比較して極めて
容易で、老人や子供、またハンディキャップのある人に
よっても、短時間で、液をこぼすようなこともなく、安
定して行うことができる。また、底部の構造によって容
器を傾けたり、あるいはノズルＮの先端を斜めにカット
する等のことをしないでも、内容液を最後まで容易に注
出することが可能となる。さらに、プラスチック容器と
パウチに較べ、全体が紙容器であるため殆ど全面に亘っ
て美麗なプレプリントが可能であり、優れた印刷媒体と
なる。さらにまた、使用後の廃棄処理性も改善される。
プラスチック製の底部安定部材２０’が使用される場合
も、下方に引き抜けば容易に外すことができ分別廃棄が
可能である。
【図１】本発明によるポンプ注出用液体紙容器のカート
ンブランクの展開図
ンブランクの展開図
【図２】底部安定部材のカートンブランク展開図と斜視
図
図
【図３】本発明によるポンプ注出用液体紙容器の底部説
明図
明図
【図４】本発明によるポンプ注出用液体紙容器の斜視図
【図５】グロメットの取り付け説明図
【図６】本発明によるポンプ注出用液体紙容器の使用状
態説明図
態説明図
【図７】使用状態にある本発明によるポンプ注出用液体
紙容器の本体部断面図
紙容器の本体部断面図
【図８】本発明によるポンプ注出用液体紙容器の別の実
施例の使用状態説明図
施例の使用状態説明図
【図９】使用状態にある本発明によるポンプ注出用液体
紙容器の別の実施例の本体部断面図
紙容器の別の実施例の本体部断面図
１〜４ 胴部側壁パネル ５ 糊代 ６ 打ち抜き孔 １０ 本発明によるポンプ注出用液体紙容器のブランク １０’底部安定部材のブランク ２０ 本発明によるポンプ注出用液体紙容器 ２０’底部安定部材 ａ〜ｈ 折線 １Ｔ，３Ｔ 折込み屋根パネル ２Ｔ，４Ｔ 屋根パネル １ＴＰ〜４ＴＰ トップパネル １Ｂ，３Ｂ 底部折込みパネル ２Ｂ，４Ｂ 底部パネル １ＢＰ〜４ＢＰ ボトムパネル Ｃ キャップ Ｄ 凹陥部 Ｆ フランジ Ｇ グロメット ＧＴ 傾斜屋根パネル Ｐ ポンプ ＰＣ ポンプ係止用キャップ Ｎ ノズル
Claims (3)
- 【請求項１】 両面に熱可塑性樹脂層を有する一枚の板
紙あるいは板紙を中心とする積層体によって形成され
た、ポンプ着脱手段が設けられた頭部、角柱状の胴部及
び逆切妻型屋根状の底部からなる容器本体に、底部安定
部材が前記底部を覆うように嵌合されてなることを特徴
とするポンプ注出用液体紙容器。 - 【請求項２】 前記ポンプ着脱手段が、前記頭部におい
て、該頭部パネルが一重である位置に設けられた貫通孔
の周辺にフランジによって熱融着されたグロメットとポ
ンプ係止用キャップによるものであることを特徴とする
請求項１記載のポンプ注出用液体紙容器。 - 【請求項３】 前記底部安定部材が、前記底部に下部よ
り嵌合される枡状の構造体であることを特徴とする請求
項１記載のポンプ注出用液体紙容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8315671A JPH10147335A (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | ポンプ注出用液体紙容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8315671A JPH10147335A (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | ポンプ注出用液体紙容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10147335A true JPH10147335A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=18068179
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8315671A Pending JPH10147335A (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | ポンプ注出用液体紙容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10147335A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2019142813A1 (ja) | 2018-01-17 | 2019-07-25 | 日本製紙株式会社 | 詰め替え容器 |
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-
1996
- 1996-11-13 JP JP8315671A patent/JPH10147335A/ja active Pending
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| KR20180042286A (ko) * | 2015-08-25 | 2018-04-25 | 닛폰세이시가부시키가이샤 | 리필용 액상 내용물을 수용하기 위한 종이제 내용기 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051102 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051115 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060411 |