JPH11342875A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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Publication number
JPH11342875A
JPH11342875A JP17065398A JP17065398A JPH11342875A JP H11342875 A JPH11342875 A JP H11342875A JP 17065398 A JP17065398 A JP 17065398A JP 17065398 A JP17065398 A JP 17065398A JP H11342875 A JPH11342875 A JP H11342875A
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JP
Japan
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equalizer
roller
arm
track
track frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP17065398A
Other languages
English (en)
Inventor
Kozo Kitayama
山 浩 三 北
Shuhei Hirata
田 修 平 平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP17065398A priority Critical patent/JPH11342875A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行路面の凹凸による機体の揺振を低
減させると共に、イコライザローラ(29)取付け構造
の簡略化及び小型化並びに製造コストの低減などを行
う。 【解決手段】 トラックフレーム(1)(2)に設け
る複数のトラックローラ(28)によって走行クローラ
(3)(4)の接地側を支持させるコンバインにおい
て、トラックローラ(28)間の走行クローラ(3)
(4)接地側内周面に当接させるイコライザローラ(2
9)を昇降自在にトラックフレーム(1)(2)に取付
けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は左右両側に走行クロ
ーラを装設させる機台上側に脱穀部などを取付けるコン
バインに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、走行クローラ接
地側を上下に蛇行自在にイコライザローラによって支持
させる技術があるが、前後一対のイコライザローラを一
組としてイコライザフレーム前後両端に軸支させ、イコ
ライザフレーム中間をトラックフレームに回転自在に軸
支させているから、一方のイコライザローラの上昇によ
ってもう一方のイコライザローラが略同量だけ下降する
ことによって接地圧が部分的に高くなり易いと共に、一
対の前後イコライザローラをイコライザフレームに設け
ることによって取付け構造の簡略化及び小型化を容易に
行い得ない等の問題がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、トラ
ックフレームに設ける複数のトラックローラによって走
行クローラの接地側を支持させるコンバインにおいて、
トラックローラ間の走行クローラ接地側内周面に当接さ
せるイコライザローラを昇降自在にトラックフレームに
取付けたもので、イコライザローラの上昇により走行ク
ローラを接地圧変動に伴って上方に窪ませるから、イコ
ライザローラの上昇によって走行クローラの接地圧が部
分的に高くなる不具合などを容易になくし得、走行クロ
ーラ接地側全幅の接地圧を略均等に維持し得、走行路面
の凹凸による機体の揺振を容易に低減し得ると共に、イ
コライザローラを単一にして取付け構造の簡略化及び小
型化並びに製造コストの低減などを容易に行い得るもの
である。
【0004】また、中立時に略垂直姿勢になるイコライ
ザアームを介してトラックフレームにイコライザローラ
を取付けたもので、畦越え走行などで前進時に後方にか
つ後進時に前方にイコライザアームが揺動してイコライ
ザローラを上昇させるから、畦などの突出路面に沿って
変形する走行クローラによって持上げるイコライザロー
ラ上昇力の反力としてイコライザアームの回転力が作用
するのを容易に防止し得、イコライザローラの上昇によ
る走行クローラのスムーズな上方変形動作を容易に得ら
れると共に、イコライザアームの短尺化並びにイコライ
ザローラ支持強度向上などを容易に図り得、イコライザ
アームの左右方向の剛性を高めて走行クローラの離脱を
容易に防止し得、また走行クローラを取外しても中立位
置のイコライザローラが当該位置からさらに下降するこ
とがなく、走行クローラ取外し時にイコライザローラの
下降を阻止する従来のストッパを不要にしてメンテナン
ス作業を容易に行い得るものである。
【0005】また、イコライザアームを略垂直姿勢に自
動的に復帰させるバネを設けたもので、走行クローラの
平坦復元に追従させてイコライザローラを中立位置にス
ムーズに復動させ得、走行クローラの変形及び復元動作
に対してイコライザローラを機敏に昇降動作させて衝撃
振動等を容易に緩和し得るものである。
【0006】また、トラックフレームに偏心軸を介して
イコライザローラを昇降自在に取付けたもので、偏心軸
の偏心量によってイコライザローラの昇降量を決定し
得、トラックフレームと走行クローラの接触などを容易
に防止し得るものである。
【0007】また、中立時に前後方向に傾斜する姿勢に
なるイコライザアームを介してトラックフレームにイコ
ライザローラを取付けたもので、トラックフレームにイ
コライザアームを斜交させて配設し得、トラックフレー
ムとイコライザアームの連結部によって形成する昇降支
点軸とイコライザローラの間隔を長尺に形成し得、イコ
ライザローラの前後移動量を低減して昇降量を容易に確
保し得るものである。
【0008】また、前後に分割形成する前後トラックフ
レームの連結部にイコライザローラを取付けたもので、
前後トラックフレームの連結部を上方に折曲げ自在に形
成してイコライザローラを支持し得、イコライザローラ
付近を中心に走行クローラ接地側全域を畦越え路面など
に対応させて凹形変形させ得、走行路面形状追従機能の
向上並びにイコライザローラ取付構造の簡略化などを容
易に図り得るものである。
【0009】また、左右走行クローラの接地高さを変更
させて機台を水平に支持する水平シリンダと前後スイン
グアームを設けると共に、前後スイングアームと前後ト
ラックフレームの連結部を支点にして前後トラックフレ
ーム連結部を上方に折曲自在に連結させたもので、前後
スイングアームなどの水平制御機能を損なうことなく前
後トラックフレーム折曲げ構造を容易に形成し得、走行
クローラ取付け構造の簡略化並びに支持機能の向上など
を容易に図り得るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1はコンバインの全体側面図、図2
は同平面図、図3はトラックフレーム部の側面図、図4
は同平面図であり、図中(1)(2)は左右走行クロー
ラ(3)(4)を装設する左右トラックフレーム、
(5)は前記トラックフレーム(1)(2)に架設する
機台、(6)はフィードチェン(7)を左側に張架し扱
胴(8)及び処理胴(9)を内蔵している脱穀部、(1
0)は刈刃(11)及び穀稈搬送機構(12)などを備
える刈取部、(13)は刈取フレーム(14)を介して
刈取支点軸(15)回りに刈取部(10)を昇降させる
油圧刈取昇降シリンダ、(16)は排藁チェン(17)
終端を臨ませる排藁カッター、(18)は脱穀部(6)
からの穀粒を揚穀筒(19)を介して搬入する穀物タン
ク、(20)は前記タンク(18)の穀粒を機外に搬出
する排出オーが、(21)は操向ハンドルなど運転操作
部(22)及び運転席(23)を備える運転キャビン、
(24)は運転キャビン(21)下方に設けるエンジン
であり、連続的に穀稈を刈取って脱穀するように構成し
ている。
【0011】さらに、図3、図4、図5、図6、図7に
示す如く、機台(3)前側のミッションケース(25)
に駆動出力軸(26)を介して取付ける駆動スプロケッ
ト(27)と、前記トラックフレーム(1)(2)に取
付ける複数のトラックローラ(28)及びイコライザロ
ーラ(29)及びテンションローラ(30)と、機台
(5)に取付けるキャリヤローラ(31)と、トラック
フレーム(1)(2)に取付けて走行クローラ(3)
(4)が外れるのを防ぐ前後ガイド体(32)(33)
とを備え、走行クローラ(3)(4)を張設させると共
に、前記トラックフレーム(1)(2)の前後受軸(3
4)(35)に前後ボス(36)(37)を介して同一
形状の前後スイングアーム(38)(39)の一端側を
回転自在に連結させ、機台(3)の前後支点台(40)
(41)に前後支点軸(42)(43)を介して前後ス
イングアーム(38)(39)中間を回転自在に軸支さ
せ、ターンバックル(44)付き伸縮調節ロッド(4
5)とシリンダブラケット(46)を前後スイングアー
ム(38)(39)他端側に前後アーム軸(47)(4
8)を介して連結させ、機台(3)に取付ける油圧水平
シリンダ(49)のピストンロッド(50)をシリンダ
ブラケット(46)に駆動軸(51)を介して連結させ
ている。
【0012】また、前アーム軸(47)と駆動軸(5
1)の距離よりも後アーム軸(48)と駆動軸(51)
の距離を短く形成し、後アーム軸(48)と駆動軸(5
1)の中心を結ぶ直線の延長線上に水平シリンダ(4
9)を配置させ、前アーム軸(47)と駆動軸(51)
の間のロッド(45)上側に水平シリンダ(49)を傾
倒させ、水平シリンダ(49)の伸縮力がブラケット
(46)の曲げ荷重として作用するのを防ぐと共に、前
記トラックフレーム(1)(2)上面上方に延設させる
前支点台(40)端部に軸受台(52)を固定させ、軸
受台(52)に出力軸(26)を介してスプロケット
(27)を設け、またトラックフレーム(1)(2)後
端にテンション調節用ボルト(53)及び伸縮軸体(5
4)並びに前後方向摺動自在なテンションフレーム(5
5)を介してテンションローラ(30)を設け、水平シ
リンダ(49)によって前後スイングアーム(38)
(39)を支点軸(42)(43)回りに揺動させ、各
ローラ(28)(29)(30)とトラックフレーム
(1)(2)を一体的に昇降させ、走行クローラ(3)
(4)の前後方向接地幅を略一定に維持し乍ら、走行ク
ローラ(3)(4)の接地側を昇降させるように構成し
ている。
【0013】なお、運転操作部(22)に設ける水平調
節スイッチの手動操作、並びに機台(5)の左右傾動を
検出する傾斜センサの検出結果に基づく自動制御などに
より、左右水平シリンダ(49)(49)を各別に作動
させ、左右走行クローラ(3)(4)の接地高さを変更
して機台(5)を略水平に支持させるように構成してい
る。
【0014】さらに、図8に示す如く、前記イコライザ
ローラ(29)をイコライザアーム(56)下端部にロ
ーラ軸(57)を介して回転自在に軸支させ、前記トラ
ックフレーム(1)(2)の支点ブラケット(58)に
イコライザ支点軸(59)を介してイコライザアーム
(56)上端部を回転自在に軸支させると共に、支点軸
(59)に中間部を巻装させて一体固定させるイコライ
ザバネ(60)の両端をイコライザアーム(56)中間
のピン(61)に前後から係止させ、前記バネ(60)
によって中立位置のイコライザアーム(56)を略垂直
姿勢に支持させ、トラックローラ(28)(28)間の
走行クローラ(3)(4)接地部内周面側の前後幅略中
間にイコライザローラ(29)を当接させるもので、畦
越え移動などで走行クローラ(3)(4)接地圧が部分
的に高くなることにより、走行クローラ(3)(4)接
地圧変化によってイコライザアーム(56)が前後に揺
動してイコライザローラ(29)が上昇する。また、前
記バネ(60)力に抗して畦などの田面凸部によってイ
コライザアーム(56)を前進時に後方にまた後進時に
前方に揺動させ、イコライザローラ(29)の上昇によ
って田面と畦面などの凹凸に沿う形状に走行クローラ
(3)(4)接地部を上方にだけ折曲変形させ、凹凸走
行面に沿う形状に走行クローラ(3)(4)接地面を変
化させ乍ら走行させるように構成している。
【0015】上記から明らかなように、トラックフレー
ム(1)(2)に設ける複数のトラックローラ(28)
によって走行クローラ(3)(4)の接地側を支持させ
るコンバインにおいて、トラックローラ(28)間の走
行クローラ(3)(4)接地側内周面に当接させるイコ
ライザローラ(29)を昇降自在にトラックフレーム
(1)(2)に取付け、イコライザローラ(29)の上
昇により走行クローラ(3)(4)を接地圧変動に伴っ
て上方に窪ませ、イコライザローラ(29)の上昇によ
って走行クローラ(3)(4)の接地圧が部分的に高く
なる不具合などをなくし、走行クローラ(3)(4)接
地側全幅の接地圧を略均等に維持し、走行路面の凹凸に
よる機体の揺振を低減させると共に、イコライザローラ
(29)を単一にして取付け構造の簡略化及び小型化並
びに製造コストの低減などを行えるように構成してい
る。
【0016】また、中立時に略垂直姿勢になるイコライ
ザアーム(56)を介してトラックフレーム(1)
(2)にイコライザローラ(29)を取付け、畦越え走
行などで前進時に後方にかつ後進時に前方にイコライザ
アーム(56)が揺動してイコライザローラ(29)を
上昇させ、畦などの突出路面に沿って変形する走行クロ
ーラ(3)(4)によって持上げるイコライザローラ
(29)上昇力の反力としてイコライザアーム(56)
の回転力が作用するのを防止し、イコライザローラ(2
9)の上昇による走行クローラ(3)(4)のスムーズ
な上方変形動作を得ると共に、イコライザアーム(5
6)の短尺化並びにイコライザローラ(29)支持強度
向上などを図り、イコライザアーム(56)の左右方向
の剛性を高めて走行クローラ(3)(4)の離脱を防止
し、また走行クローラ(3)(4)を取外しても中立位
置のイコライザローラ(29)が当該位置からさらに下
降することがなく、走行クローラ(3)(4)取外し時
にイコライザローラ(29)の下降を阻止する従来のス
トッパを不要にしてメンテナンス作業を行えるように構
成している。
【0017】また、イコライザアーム(56)を略垂直
姿勢に自動的に復帰させるバネ(60)を設け、走行ク
ローラ(3)(4)の平坦復元に追従させてイコライザ
ローラ(29)を中立位置にスムーズに復動させ、走行
クローラ(3)(4)の変形及び復元動作に対してイコ
ライザローラ(29)を機敏に昇降動作させて衝撃振動
等を緩和させるように構成している。
【0018】さらに、図9は、前記図8の変形例を示す
もので、2本のイコライザバネ(60)を用い、各バネ
(60)の一端側をイコライザアーム(56)に係止さ
せ、各バネ(60)の中間をイコライザ支点軸(59)
に巻装させ、トラックフレーム(1)(2)に座板(6
2)を介して固定させるピン(61)に各バネ(60)
の他端を係止させ、各バネ(60)によって略垂直姿勢
の中立位置にイコライザアーム(56)を支持させ、該
アーム(56)を前後に揺動させてイコライザローラ
(29)を上昇させ、走行クローラ(3)(4)接地部
を上方に窪ませるもので、イコライザアーム(56)を
図8のものよりも短尺に形成してイコライザローラ(2
9)取付け強度を向上させると共に、イコライザローラ
(29)の上昇に伴う前後方向の変位量を小さくし、畦
などの突上げによってイコライザローラ(29)を上昇
させ、走行クローラ(3)(4)接地部の前後幅略中間
を上方に窪ませ、また前記イコライザバネ(60)を2
本設けて前進時と後進時とで使分けてイコライザアーム
(56)を中立復帰させ、前記バネ(60)力の設定及
び増減などを容易に行え、しかも1本のバネ(60)力
を図8のものよりも小さくして着脱作業性などを向上さ
せるように構成している。
【0019】さらに、図10、図11は、前記図8の変
形例を示すもので、リンク(63)によって一体固定さ
せる偏心軸(64)(65)を設け、一方の軸(64)
端部をトラックフレーム(1)(2)に回転自在に軸支
させ、もう一方の軸(65)端部にイコライザローラ
(29)を回転自在に取付けると共に、軸(64)回り
に回転させて昇降させるイコライザローラ(29)を最
下降支持させるイコライザバネ(60)を座板(62)
のピン(61)を介してトラックフレーム(1)(2)
に取付けるもので、トラックフレーム(1)(2)に偏
心軸(64)(65)を介してイコライザローラ(2
9)を昇降自在に取付け、偏心軸(64)(65)の偏
心量によってイコライザローラ(29)の昇降量を決定
し、トラックフレーム(1)(2)と走行クローラ
(3)(4)の接触などを防止するように構成してい
る。また、図12のように、前記リンク(63)上端側
にカム(66)を形成し、バネ(67)によって下降支
持するピストン(68)先端をカム(66)に当接さ
せ、イコライザローラ(29)を最下降位置に弾圧支持
させることも行える。
【0020】さらに、図12は、図8の変形例を示すも
ので、前高後低に傾斜させるイコライザアーム(69)
の前端をトラックフレーム(1)(2)に昇降支点軸
(70)を介して回転自在に軸支させると共に、前記イ
コライザアーム(69)の後端にイコライザローラ(2
9)を回転自在に取付け、支点軸(70)回りにアーム
(69)を揺動させてローラ(29)を昇降させるもの
で、中立時に前後方向に傾斜する姿勢になるイコライザ
アーム(69)を介してトラックフレーム(1)(2)
にイコライザローラ(29)を取付け、トラックフレー
ム(1)(2)にイコライザアーム(69)を斜交させ
て配設し、トラックフレーム(1)(2)とイコライザ
アーム(69)の連結部によって形成する昇降支点軸
(70)とイコライザローラ(29)の間隔を長尺に形
成し、イコライザローラ(29)の前後移動量を低減し
て昇降量を確保するように構成している。
【0021】さらに、図14は、前記図3の変形例を示
すもので、トラックフレーム(1)(2)を前後に分割
して前後トラックフレーム(71)(72)を形成し、
前トラックフレーム(71)後端と後トラックフレーム
(72)前端をイコライザ軸(73)によって上方に折
曲自在に連結させると共に、イコライザ軸(73)にイ
コライザローラ(29)を回転自在に取付ける。また、
前リフトアーム(38)の受軸(34)に揺動アーム
(74)の一端を連結させ、一対の前後トラックローラ
(28)(28)間の前トラックフレーム(71)前後
略中間に揺動軸(75)を介して揺動アーム(74)の
他端を連結させ、受軸(34)回りに揺動アーム(7
4)を回転させ乍ら揺動軸(75)回りに前トラックフ
レーム(71)を回転させ、前トラックフレーム(7
1)の前部を下降させかつ後部を上昇させるように構成
している。また、後ボス(37)にテンション台(7
6)を固定させて伸縮軸体(54)を設けてテンション
ローラ(30)を取付け、後リフトアーム(39)にテ
ンションローラ(30)を支持させると共に、一対の前
後トラックローラ(28)(28)間の後トラックフレ
ーム(72)に受台(77)を固定させて受軸(35)
を回転自在に連結させ、受軸(35)回りに後トラック
フレーム(72)を回転させ、後トラックフレーム(7
2)の後部を下降させかつ前部を上昇させ、前後トラッ
クフレーム(71)(72)を上方に折曲げ、イコライ
ザローラ(29)を上昇させ、畦(78)などの突出部
に追従させて走行クローラ(3)(4)を上方に窪ませ
るもので、前後に分割形成する前後トラックフレーム
(71)(72)の連結部にイコライザローラ(29)
を取付け、前後トラックフレーム(71)(72)の連
結部を上方に折曲げ自在に形成してイコライザローラ
(29)を支持し、イコライザローラ(29)付近を中
心に走行クローラ(3)(4)接地側全域を畦(78)
越え路面などに対応させて凹形変形させ、走行路面形状
追従機能の向上並びにイコライザローラ(29)取付構
造の簡略化などを図れるように構成している。
【0022】また、左右走行クローラ(3)(4)の接
地高さを変更させて機台(5)を水平に支持する水平シ
リンダ(49)と前後スイングアーム(38)(39)
を設けると共に、前後スイングアーム(38)(39)
と前後トラックフレーム(71)(72)の連結部を支
点にして前後トラックフレーム(71)(72)連結部
を上方に折曲自在に連結させ、前後スイングアーム(3
8)(39)などの水平制御機能を損なうことなく前後
トラックフレーム(71)(72)折曲げ構造を形成
し、走行クローラ(3)(4)取付け構造の簡略化並び
に支持機能の向上などを図れるように構成している。
【0023】さらに、図15乃至図19は、前記図3及
び図4の変形例を示すもので、トラックフレーム(1)
(2)上面に前後当板(79)(80)を固定させ、前
後支点台(40)(41)及び軸受台(52)の下面に
当板(79)(80)上面を当接させ、トラックフレー
ム(1)(2)の上昇を規制すると共に、水平シリンダ
(49)のピストンロッド(50)の軸芯延長線上にア
ーム軸(48)及び駆動軸(51)を設け、かつ各軸
(48)(51)を可及的に接近させ、ピストンロッド
(50)の伸張力がシリンダブラケット(46)に圧縮
力として作用して変形させるのを防ぎ、かつシリンダブ
ラケット(46)の小型軽量化などを行うと共に、駆動
アーム(38a)(39a)と、支点ボス(38b)
(39b)と、支持アーム(38c)(39c)と、支
持ボス(38d)(39d)を一体連設させてスイング
アーム(38)(39)を形成し、断面門形の支点台
(40)(41)に着脱自在に固定させる支点軸(4
2)(43)に支点ボス(38b)(39b)を回転自
在に軸支させ、また前支点台(40)に軸受台(52)
を一体固定させ、各台(40)(52)に支点軸(4
2)を両持ち支持させ、軸受台(52)支持構造の簡略
化並びに支点軸(42)支持強度の向上などを図るよう
に構成している。
【0024】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、トラックフレーム(1)(2)に設ける複数のトラ
ックローラ(28)によって走行クローラ(3)(4)
の接地側を支持させるコンバインにおいて、トラックロ
ーラ(28)間の走行クローラ(3)(4)接地側内周
面に当接させるイコライザローラ(29)を昇降自在に
トラックフレーム(1)(2)に取付けたもので、イコ
ライザローラ(29)の上昇により走行クローラ(3)
(4)を接地圧変動に伴って上方に窪ませるから、イコ
ライザローラ(29)の上昇によって走行クローラ
(3)(4)の接地圧が部分的に高くなる不具合などを
容易になくすことができ、走行クローラ(3)(4)接
地側全幅の接地圧を略均等に維持でき、走行路面の凹凸
による機体の揺振を容易に低減できると共に、イコライ
ザローラ(29)を単一にして取付け構造の簡略化及び
小型化並びに製造コストの低減などを容易に行うことが
できるものである。
【0025】また、中立時に略垂直姿勢になるイコライ
ザアーム(56)を介してトラックフレーム(1)
(2)にイコライザローラ(29)を取付けたもので、
畦越え走行などで前進時に後方にかつ後進時に前方にイ
コライザアーム(56)が揺動してイコライザローラ
(29)を上昇させるから、畦などの突出路面に沿って
変形する走行クローラ(3)(4)によって持上げるイ
コライザローラ(29)上昇力の反力としてイコライザ
アーム(56)の回転力が作用するのを容易に防止で
き、イコライザローラ(29)の上昇による走行クロー
ラ(3)(4)のスムーズな上方変形動作を容易に得る
ことができると共に、イコライザアーム(56)の短尺
化並びにイコライザローラ(29)支持強度向上などを
容易に図ることができ、イコライザアーム(56)の左
右方向の剛性を高めて走行クローラ(3)(4)の離脱
を容易に防止でき、また走行クローラ(3)(4)を取
外しても中立位置のイコライザローラ(29)が当該位
置からさらに下降することがなく、走行クローラ(3)
(4)取外し時にイコライザローラ(29)の下降を阻
止する従来のストッパを不要にしてメンテナンス作業を
容易に行うことができるものである。
【0026】また、イコライザアーム(56)を略垂直
姿勢に自動的に復帰させるバネ(60)を設けたもの
で、走行クローラ(3)(4)の平坦復元に追従させて
イコライザローラ(29)を中立位置にスムーズに復動
させることができ、走行クローラ(3)(4)の変形及
び復元動作に対してイコライザローラ(29)を機敏に
昇降動作させて衝撃振動等を容易に緩和できるものであ
る。
【0027】また、トラックフレーム(1)(2)に偏
心軸(64)(65)を介してイコライザローラ(2
9)を昇降自在に取付けたもので、偏心軸(64)(6
5)の偏心量によってイコライザローラ(29)の昇降
量を決定でき、トラックフレーム(1)(2)と走行ク
ローラ(3)(4)の接触などを容易に防止できるもの
である。
【0028】また、中立時に前後方向に傾斜する姿勢に
なるイコライザアーム(69)を介してトラックフレー
ム(1)(2)にイコライザローラ(29)を取付けた
もので、トラックフレーム(1)(2)にイコライザア
ーム(69)を斜交させて配設でき、トラックフレーム
(1)(2)とイコライザアーム(69)の連結部によ
って形成する昇降支点軸(70)とイコライザローラ
(29)の間隔を長尺に形成でき、イコライザローラ
(29)の前後移動量を低減して昇降量を容易に確保で
きるものである。
【0029】また、前後に分割形成する前後トラックフ
レーム(71)(72)の連結部にイコライザローラ
(29)を取付けたもので、前後トラックフレーム(7
1)(72)の連結部を上方に折曲げ自在に形成してイ
コライザローラ(29)を支持でき、イコライザローラ
(29)付近を中心に走行クローラ(3)(4)接地側
全域を畦(78)越え路面などに対応させて凹形変形さ
せることができ、走行路面形状追従機能の向上並びにイ
コライザローラ(29)取付構造の簡略化などを容易に
図ることができるものである。
【0030】また、左右走行クローラ(3)(4)の接
地高さを変更させて機台(5)を水平に支持する水平シ
リンダ(49)と前後スイングアーム(38)(39)
を設けると共に、前後スイングアーム(38)(39)
と前後トラックフレーム(71)(72)の連結部を支
点にして前後トラックフレーム(71)(72)連結部
を上方に折曲自在に連結させたもので、前後スイングア
ーム(38)(39)などの水平制御機能を損なうこと
なく前後トラックフレーム(71)(72)折曲げ構造
を容易に形成でき、走行クローラ(3)(4)取付け構
造の簡略化並びに支持機能の向上などを容易に図ること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の側面図。
【図2】同平面図。
【図3】トラックフレーム部の側面図。
【図4】同平面図。
【図5】同正面図。
【図6】同側面拡大図。
【図7】同拡大説明図。
【図8】イコライザローラ部の側面図。
【図9】図8の変形説明図。
【図10】同変形説明図。
【図11】図10の正面図。
【図12】図10の変形説明図。
【図13】図8の変形説明図。
【図14】図3の変形説明図。
【図15】図3の変形例を示す側面図。
【図16】同部分図。
【図17】同平面図。
【図18】同部分図。
【図19】同部分拡大平面図。
【符号の説明】
(1)(2) トラックフレーム (3)(4) 走行クローラ (5) 機台 (28) トラックローラ (29) イコライザローラ (38)(39) スイングアーム (49) 水平シリンダ (56)(69) イコライザアーム (60) バネ (64)(65) 偏心軸 (71) 前トラックフレーム (72) 後トラックフレーム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラックフレームに設ける複数のトラッ
    クローラによって走行クローラの接地側を支持させるコ
    ンバインにおいて、トラックローラ間の走行クローラ接
    地側内周面に当接させるイコライザローラを昇降自在に
    トラックフレームに取付けたことを特徴とするコンバイ
    ン。
  2. 【請求項2】 中立時に略垂直姿勢になるイコライザア
    ームを介してトラックフレームにイコライザローラを取
    付けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
  3. 【請求項3】 イコライザアームを略垂直姿勢に自動的
    に復帰させるバネを設けたことを特徴とする請求項2に
    記載のコンバイン。
  4. 【請求項4】 トラックフレームに偏心軸を介してイコ
    ライザローラを昇降自在に取付けたことを特徴とする請
    求項1に記載のコンバイン。
  5. 【請求項5】 中立時に前後方向に傾斜する姿勢になる
    イコライザアームを介してトラックフレームにイコライ
    ザローラを取付けたことを特徴とする請求項1に記載の
    コンバイン。
  6. 【請求項6】 前後に分割形成する前後トラックフレー
    ムの連結部にイコライザローラを取付けたことを特徴と
    する請求項1に記載のコンバイン。
  7. 【請求項7】 左右走行クローラの接地高さを変更させ
    て機台を水平に支持する水平シリンダと前後スイングア
    ームを設けると共に、前後スイングアームと前後トラッ
    クフレームの連結部を支点にして前後トラックフレーム
    連結部を上方に折曲自在に連結させたことを特徴とする
    請求項6に記載のコンバイン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113562089A (zh) * 2015-08-07 2021-10-29 株式会社久保田 履带行驶装置、联合收割机、收割机
CN113562089B (zh) * 2015-08-07 2024-04-12 株式会社久保田 履带行驶装置、联合收割机、收割机

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