JP2510744B2 - 農作業車用クロ―ラ走行装置 - Google Patents

農作業車用クロ―ラ走行装置

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JP2510744B2
JP2510744B2 JP2020273A JP2027390A JP2510744B2 JP 2510744 B2 JP2510744 B2 JP 2510744B2 JP 2020273 A JP2020273 A JP 2020273A JP 2027390 A JP2027390 A JP 2027390A JP 2510744 B2 JP2510744 B2 JP 2510744B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、農作業車用クローラ走行装置に関し、詳し
くは、走行機体に対してクローラ接地部が水平姿勢のま
ま相対上下動自在となるよう構成した農作業車用クロー
ラ走行装置に関する。
〔従来の技術〕
上記クローラ走行装置において、従来では、例えば実
開平2−6688号公報に開示されたもののように、クロー
ラ接地部を走行機体に対して相対上下動自在に構成する
ための構造として、走行機体側の機体フレームと一体固
定された支持フレームに、クローラ接地部側のトラック
フレームを平行四連リンク機構で相対上下動させるよう
に支持するための支点を設けるようにした構造のものが
知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来構造は、その機体フレームに
固定支持された支持フレームに対して四連リンク機構の
支点を設けて、その支持フレームとトラックフレームと
が相対上下動するように四連リンク機構のリンクアーム
と機体フレームとにわたって設けた油圧シリンダを伸縮
作動させるものとなっているのであって、そのリンクア
ームの昇降可能範囲が走行機体に対するクローラ接地部
の昇降可能範囲に相当するものとなっており、湿田等で
の走行においては機体の沈み込みを極力抑制するために
機体昇降範囲をより一層大きくすることが望まれてい
た。
本発明は、合理的な構造改良で上記不具合点を解消す
ることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の特徴構成は、接地転輪群を支承するトラック
フレームと機体側の支持フレームとを前後一対の揺動リ
ンクを介して枢支連結するとともに、後部側の揺動リン
クの前記支持フレーム側枢支点から上方に向けて一体的
に延設したアームと機体フレームとの間に第1油圧シリ
ンダを介装し、かつ、前記支持フレームを前部側揺動リ
ンクの枢支点の周りで後部側が上下揺動自在となるよう
機体フレームに支持させ、この支持フレームの後部と機
体フレームとの間に、その伸縮作動に伴って支持フレー
ム及びトラックフレームの後部を共に前記枢支点周りで
揺動駆動する第2油圧シリンダを枢支連結し、前記アー
ムと前記第1油圧シリンダとの間を、該第1油圧シリン
ダの作動方向に沿う長孔を介して枢支連結してある点に
ある。
〔作 用〕
第2油圧シリンダを伸縮固定した状態で第1油圧シリ
ンダを伸縮駆動させるとトラックフレームが水平姿勢で
昇降駆動される。このとき、前記アームと第1油圧シリ
ンダとの連結部分においては、アームは常にシリンダ側
に向けて機体荷重が掛かっているので、長孔の一端に接
当連係する状態を維持する。
又、第1油圧シリンダを伸縮固定し、第2油圧シリン
ダを伸縮駆動させると、トラックフレームと支持フレー
ムとが一体的に前部支点周りで昇降揺動駆動され、機体
の前後傾斜が修正される。
このとき、前部支点と第1油圧シリンダの連結支点と
が異なる結果、異なる揺動軌跡を描くことになるが、前
記長孔の範囲に亘って融通があるから、こじれない状態
で円滑に作動する。しかも、機体荷重は支持フレームの
前部支点、第2油圧シリンダの連結支点のみならず第1
油圧シリンダの連結支点においても分散して支持される
ことになる。
そして、第1油圧シリンダの作動によりトラックフレ
ームと機体側支持フレームとの相対上下間隔を最大の状
態にした上でさらに第2油圧シリンダを作動させてトラ
ックフレームと支持フレームとが一体的に前部支点周り
で下方揺動駆動されることによって走行機体側をクロー
ラ接地部より上昇させることができるとともに、湿田等
での走行時にクローラ走行装置と共に前上がり姿勢とな
りがちの走行機体を前下がり姿勢側に姿勢変更できる。
〔発明の効果〕
その結果、本発明によれば、クローラ接地部の水平昇
降駆動並びに前後傾動駆動が円滑に行えるものでありな
がら、機体荷重が分散され支持連結部の構造を簡素化で
きるものとなるとともに、走行機体の昇降範囲を従来よ
りも大きくでき、湿田での機体沈み込みや走行時にクロ
ーラ走行装置の前上がり姿勢となったときの走行機体側
の姿勢修正を良好に行える等の利点を有するに至った。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第3図に本発明に係るコンバイン用クロ
ーラ走行装置(1)を示している。このクローラ走行装
置(1)は、前端部のクローラ駆動輪体(2)後端部の
クローラ緊張用輪体(3)及び両輪体(2),(3)間
に前後の並設した複数の接地転輪(4)群夫々に亘って
クローラベルト(5)を巻回して成り、機体(図示せ
ず)側から前記駆動用輪体(2)に動力が供給され、ク
ローラベルト(5)を回動駆動して走行するよう構成し
てある。
前記駆動用輪体(2)は機体フレーム(6)から延設
した軸受部(7)に支持してあり、緊張用輪体(3)及
び接地転輪(4)群は夫々、クローラベルト(5)の内
周側において前後方向に沿って配設されるトラックフレ
ーム(8)に支承してある。このトラックフレーム
(8)は機体側の支持フレーム(9)に対して水平姿勢
のままで昇降駆動自在に連結支持してある。
詳述すると、トラックフレーム(8)を前後一対の揺
動アーム(10a),(10b)を介して支持フレーム(9)
に枢支連結して平行四連リング機構を構成するととも
に、後部側揺動リンク(10b)の支持フレーム(9)側
枢支軸(11)から駆動アーム(12)を一体回動自在に上
方に延設し、この駆動アーム(12)の揺動端部と機体フ
レーム(6)との間に前後方向に沿って第1油圧シリン
ダ(13)を枢支連結してある。そして、この第1油圧シ
リンダ(13)を伸縮駆動することで、支持フレーム
(9)に対してトラックフレーム(8)を水平姿勢で昇
降駆動するよう構成してある。
尚、前後揺動リンク(10a),(10b)はロッド(14)
を介して連動連結してあるとともに、前部の揺動リンク
(10a)とトラックフレーム(8)との間には支点誤差
吸収用の補助リンク(8a)を介在してある。
前記支持フレーム(9)は前部側揺動リンク(10a)
の枢支点(X)の周りで後部側が上下揺動自在となるよ
う機体フレーム(6)に支持してある。つまり前部側揺
動リンク(10a)の支持フレーム(9)側の枢支軸(1
5)が支持フレーム(9)及び機体フレーム(6)を貫
通する状態で相対回動自在に支持されており、支持フレ
ーム(9)はこの枢支軸(15)の軸芯(X)周りで上下
揺動自在となるよう構成してある。
又、支持フレーム(9)の後部と機体フレーム(6)
との間に、その伸縮作動に伴って支持フレーム(9)及
びトラックフレーム(8)の後部を共に前記枢支点
(X)周りで上下揺動駆動する第2油圧シリンダ(16)
を枢支連結してある。尚、トラックフレーム(8)の機
体内方側面には、トラックフレーム(8)の対機体相対
上昇時に、各揺動リンク(10a),(10b)の支持フレー
ム(9)側枢支ボス部(17),(17)に接当して上限規
制を行う接当規制部(18),(18)を形成してある。前
記第2油圧シリンダ(16)の伸長駆動する際には前記接
当規制部(18),(18)が各枢支ボス部(17),(17)
に接当した状態となる。
前記駆動アーム(12)と第1油圧シリンダ(13)との
間は、該油圧シリンダ(1)の作動方向に沿う長孔(1
9)を介して枢支連結してある。このように補正する
と、第1油圧シリンダ(13)の伸縮駆動時、つまりトラ
ックフレーム(8)の水平姿勢時には、第1油圧シリン
ダ(13)側の連結ピン(20)は前記長孔(19)の後端側
に位置し、上記したような第2油圧シリンダ(16)の伸
長駆動時には、支持フレーム(9)と第1油圧シリンダ
(13)との相対移動を連結ピン(20)が長孔(19)の前
部側に退避することにより許容し、円滑な駆動が行える
ことになる。
尚、支持フレーム(9)の機体内方側上端と機体フレ
ーム(6)との間をロッド(21)で枢支連結し、このロ
ッド(21)には第1油圧シリンダ(13)によるトラック
フレーム(8)の昇降駆動の上限位置及び下限位置を設
定するためのリミットスイッチ(SW1)(SW2)を取付け
てある。又、第2油圧シリンダ(16)の伸縮時には、支
持フレーム(9)の上端が機体フレーム(6)に接当し
て機体荷重を支持するよう構成してある。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明に係る農作業車用クローラ
走行装置の実施例を示し、第1図は水平姿勢状態の側面
図、第2図は後部下方揺動時の側面図、第3図は平面図
である。 (4)……接地転輪、(6)……機体フレーム、(8)
……トラックフレーム、(9)……支持フレーム、(10
a),(10b)……揺動リンク、(12)……アーム、(1
3),(16)……油圧シリンダ、(19)……長孔。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接地転輪(4)群を支承するトラックフレ
    ーム(8)と機体側の支持フレーム(9)とを前後一対
    の揺動リンク(10a),(10b)を介して枢支連結すると
    ともに、後部側の揺動リンク(10b)の前記支持フレー
    ム(9)側枢支点から上方に向けて一体的に延設したア
    ーム(12)と機体フレーム(6)との間に第1油圧シリ
    ンダ(13)を介装し、かつ、前記支持フレーム(9)を
    前部側揺動リンク(10a)の枢支点(X)の周りで後部
    側が上下揺動自在となるよう機体フレーム(6)に支持
    させ、この支持フレーム(9)の後部と機体フレーム
    (6)との間に、その伸縮作動に伴って支持フレーム
    (9)及びトラックフレーム(8)の後部を共に前記枢
    支点(X)周りで揺動駆動する第2油圧シリンダ(16)
    を枢支連結し、前記アーム(12)と前記第1油圧シリン
    ダ(13)との間を、該第1油圧シリンダ(13)の作動方
    向に沿う長孔(19)を介して枢支連結してある農作業車
    用クローラ走行装置。
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