JPH045387Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH045387Y2 JPH045387Y2 JP1985046694U JP4669485U JPH045387Y2 JP H045387 Y2 JPH045387 Y2 JP H045387Y2 JP 1985046694 U JP1985046694 U JP 1985046694U JP 4669485 U JP4669485 U JP 4669485U JP H045387 Y2 JPH045387 Y2 JP H045387Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- seat
- attached
- auxiliary link
- link
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000725 suspension Substances 0.000 claims description 7
- 238000005303 weighing Methods 0.000 description 3
- 230000037396 body weight Effects 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
この考案は、車両、とくにトラクタ、ダンプカ
ーなど土木建設用車両、農業用車両に用いられる
シートサスペンシヨンに関するものである。
ーなど土木建設用車両、農業用車両に用いられる
シートサスペンシヨンに関するものである。
「従来の技術」
従来のシートサスペンシヨンは、平行リンク
式、クロスリンク式のいずれも、片側一方リンク
にばね反力を伝達させる構成をとつている。
式、クロスリンク式のいずれも、片側一方リンク
にばね反力を伝達させる構成をとつている。
「考案が解決しようとする問題点」
このような構成では、シート上のばね定数は、
ばね単体の有するばね定数に固有されて不変とな
る。即ちシート上ばね定数セツテイング時の負荷
条件、例えば体重70Kgのオペレータを基準とした
場合、70Kg以下のオペレータには固めに、70Kg以
上のオペレータには柔らかに感じられ、シートサ
スペンシヨンの機能を十分に果たさない。
ばね単体の有するばね定数に固有されて不変とな
る。即ちシート上ばね定数セツテイング時の負荷
条件、例えば体重70Kgのオペレータを基準とした
場合、70Kg以下のオペレータには固めに、70Kg以
上のオペレータには柔らかに感じられ、シートサ
スペンシヨンの機能を十分に果たさない。
又オペレータの体重調節もばねを直接伸縮させ
ることにより、ばね張力を変化させて行うため、
ばね張力に追従して調節を強めるためには大きな
力を必要とする。従つて調節が困難であるばかり
か、特殊な機構を介する必要がある。
ることにより、ばね張力を変化させて行うため、
ばね張力に追従して調節を強めるためには大きな
力を必要とする。従つて調節が困難であるばかり
か、特殊な機構を介する必要がある。
本来シートサスペンシヨンの機能は、同一走行
条件下では、車両本体のシートサスペンシヨン取
付部とシート上の振動状態が、オペレータの体重
により変化、換言すればシート上のばね定数が変
化し、振動、衝撃を吸収することにある。
条件下では、車両本体のシートサスペンシヨン取
付部とシート上の振動状態が、オペレータの体重
により変化、換言すればシート上のばね定数が変
化し、振動、衝撃を吸収することにある。
「問題点を解決するための手段」
この考案は、シートサスペンシヨン本来の機能
を発揮させる目的とするもので、以下の構成をそ
の要旨とする。
を発揮させる目的とするもので、以下の構成をそ
の要旨とする。
シートを取付ける上フレームと、車両の床に取
付けられて、下フレームとの間に設けられる左右
のクロスリンクを構成するそれぞれ一対のアーム
のうち、下フレームに後端部を枢着されるアーム
を、前後位置調節可能なステーに枢着されて上下
に回動自在な補助リンクの後ろ斜め上部で支持す
るとともに、補助リンクの後ろ斜め下部を後方へ
付勢するばねを設ける。
付けられて、下フレームとの間に設けられる左右
のクロスリンクを構成するそれぞれ一対のアーム
のうち、下フレームに後端部を枢着されるアーム
を、前後位置調節可能なステーに枢着されて上下
に回動自在な補助リンクの後ろ斜め上部で支持す
るとともに、補助リンクの後ろ斜め下部を後方へ
付勢するばねを設ける。
「実施例」
以下第1図及び第2図により、実施例を詳細に
説明する。
説明する。
1はシートSを取付ける上フレーム、2は車両
の床(図示せず)に取付けられる下フレームであ
る。
の床(図示せず)に取付けられる下フレームであ
る。
3,4はシートSを上下動自在に支持する左右
一対のクロスリンクを構成する一対のアームで、
中央部で枢着されてクロスする。そして一方のア
ーム3は上部にコロ5が枢着されており、このコ
ロ5は、上フレーム1に固設したブラケツト6内
を前後(図面では左右)動自在に支持されてい
る。又下部は、下フレーム2の後端部(図面では
右端部)に回動自在に横架された下軸7に固着さ
れている。
一対のクロスリンクを構成する一対のアームで、
中央部で枢着されてクロスする。そして一方のア
ーム3は上部にコロ5が枢着されており、このコ
ロ5は、上フレーム1に固設したブラケツト6内
を前後(図面では左右)動自在に支持されてい
る。又下部は、下フレーム2の後端部(図面では
右端部)に回動自在に横架された下軸7に固着さ
れている。
同様に他方のアーム4の上端部は、上フレーム
1の後端部へ回動自在に横架した上軸8に固着さ
れ、下端部に枢着されたコロ9は、下フレーム2
に固設したブラケツト10に前後動自在に支持さ
れている。
1の後端部へ回動自在に横架した上軸8に固着さ
れ、下端部に枢着されたコロ9は、下フレーム2
に固設したブラケツト10に前後動自在に支持さ
れている。
11は「く」の字状に形成された左右一対の補
助リンクであつて、上部は後ろ斜め上方へ、又下
部は後ろ斜め下方へ突出し、その上端部にはピン
12が内側へそれぞれ対向して突設されている。
このピン12は左右のアーム3の下縁に摺動自在
に当接する。又補助リンク11の下端部は、ばね
移動軸13によつて連結されている。そして補助
リンク11の中央部は、ステー14の左右両壁の
上部に回動自在に横架された、調節軸15に固着
されている。
助リンクであつて、上部は後ろ斜め上方へ、又下
部は後ろ斜め下方へ突出し、その上端部にはピン
12が内側へそれぞれ対向して突設されている。
このピン12は左右のアーム3の下縁に摺動自在
に当接する。又補助リンク11の下端部は、ばね
移動軸13によつて連結されている。そして補助
リンク11の中央部は、ステー14の左右両壁の
上部に回動自在に横架された、調節軸15に固着
されている。
16は左右一対のコイルばねで、前記下軸7と
ばね移動軸13との間に張設されている。
ばね移動軸13との間に張設されている。
17は調節ボルトであり、前端にグリツプ18
を有し、下フレーム2に固設したガイド部材19
に前後へ摺動自在に嵌挿され、後端部はステー1
4の前壁中央に固着したナツト20に螺着されて
いる。
を有し、下フレーム2に固設したガイド部材19
に前後へ摺動自在に嵌挿され、後端部はステー1
4の前壁中央に固着したナツト20に螺着されて
いる。
「作用」
そこで第1図で示すように、オペレータがシー
トSに着座して車両を走行させることにより荷重
Wが変動すると、上フレームが矢印a方向へ上下
する結果、アーム3,4は枢着点を軸として上下
に回動する。アーム3の上下動により、補助リン
ク11の上端部は調節軸15を軸として矢印b方
向へ上下に回動し、ピン12はアーム3の下縁に
沿つて移動する。このため補助リンク11の下端
部は前後へ回動し、ばね16は矢印d方向へ伸縮
する。従つて荷重Wの変動は、ばね16の反力に
より緩和される。
トSに着座して車両を走行させることにより荷重
Wが変動すると、上フレームが矢印a方向へ上下
する結果、アーム3,4は枢着点を軸として上下
に回動する。アーム3の上下動により、補助リン
ク11の上端部は調節軸15を軸として矢印b方
向へ上下に回動し、ピン12はアーム3の下縁に
沿つて移動する。このため補助リンク11の下端
部は前後へ回動し、ばね16は矢印d方向へ伸縮
する。従つて荷重Wの変動は、ばね16の反力に
より緩和される。
次にオペレータの体重調節は、グリツプ18に
より調節ボルト17を回動させると、調節ボルト
17に螺着するナツト20を有するステー14が
矢印c方向へ前後する。この結果ピン12はアー
ム3の下縁に沿つて前後するので、アーム3への
ピン12の接点位置が変化すして、アーム3の固
定端と前記接点位置との距離の比、即ちリンク比
が変化する。
より調節ボルト17を回動させると、調節ボルト
17に螺着するナツト20を有するステー14が
矢印c方向へ前後する。この結果ピン12はアー
ム3の下縁に沿つて前後するので、アーム3への
ピン12の接点位置が変化すして、アーム3の固
定端と前記接点位置との距離の比、即ちリンク比
が変化する。
このとき補助リンク11も調節軸15を軸とし
て矢印b方向へ回動するため、ばね移動軸13
は、調節軸15の移動量だけピン12の反対方向
へ移動する。従つてばね16の長さに変化がほと
んどないので、その張力を変化させることなく、
リンク比を変えることによつてばね定数を変化さ
せて、体重調節を行える。
て矢印b方向へ回動するため、ばね移動軸13
は、調節軸15の移動量だけピン12の反対方向
へ移動する。従つてばね16の長さに変化がほと
んどないので、その張力を変化させることなく、
リンク比を変えることによつてばね定数を変化さ
せて、体重調節を行える。
なお補助リンク11の形状は、調節軸15の移
動によつてもばね16の長さがほとんど変化しな
いものであればよい。従つて実施例のような
「く」字状に限定されることはなく、三角形、四
角形、円形等任意である。
動によつてもばね16の長さがほとんど変化しな
いものであればよい。従つて実施例のような
「く」字状に限定されることはなく、三角形、四
角形、円形等任意である。
「考案の効果」
この考案の効果を列挙すれば、以下のとおりで
ある。
ある。
(1) シート上のばね定数を変化させてシートを支
持するため、振動をよく吸収する。
持するため、振動をよく吸収する。
(2) シート上のばね定数を変化させることによ
り、体重に適した荷重調節ができる。
り、体重に適した荷重調節ができる。
(3) 体重調節にあたり、グリツプをごく僅かな力
で回動させればよく、操作が極めて容易であ
る。
で回動させればよく、操作が極めて容易であ
る。
(4) ばね自体の伸縮は極めて少なくてよく、又ば
ねの径を小さくできる。
ねの径を小さくできる。
第1図は第2図に於けるA−A線断面図、第2
図は平面図である。 1……上フレーム、2……下フレーム、3,4
……アーム、11……補助リンク、12……ピ
ン、13……ばね移動軸、14……ステー、15
……調節軸、16……ばね、17……調節ボル
ト、20……ナツト。
図は平面図である。 1……上フレーム、2……下フレーム、3,4
……アーム、11……補助リンク、12……ピ
ン、13……ばね移動軸、14……ステー、15
……調節軸、16……ばね、17……調節ボル
ト、20……ナツト。
Claims (1)
- シートSを取付ける上フレーム1と、車両の床
に取付けられて、下フレーム2との間に設けられ
る左右のクロスリンクを構成するそれぞれ一対の
アーム3,4のうち、下フレーム2に後端部を枢
着されるアーム3を、前後位置調節可能なステー
14に枢着されて上下に回動自在な補助リンク1
1の後ろ斜め上部で支持するとともに、補助リン
ク11の後ろ斜め下部を後方へ付勢するばね16
を設けてなるシートサスペンシヨン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985046694U JPH045387Y2 (ja) | 1985-03-28 | 1985-03-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985046694U JPH045387Y2 (ja) | 1985-03-28 | 1985-03-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61161034U JPS61161034U (ja) | 1986-10-06 |
JPH045387Y2 true JPH045387Y2 (ja) | 1992-02-17 |
Family
ID=30561334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985046694U Expired JPH045387Y2 (ja) | 1985-03-28 | 1985-03-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH045387Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5032831B2 (ja) * | 2006-11-28 | 2012-09-26 | 株式会社クボタ | 作業機のシートサスペンション構造 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5521644U (ja) * | 1978-07-27 | 1980-02-12 |
-
1985
- 1985-03-28 JP JP1985046694U patent/JPH045387Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5521644U (ja) * | 1978-07-27 | 1980-02-12 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61161034U (ja) | 1986-10-06 |
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