JPH1134187A - 製函用シート材の接合部判定方法及び製函用シート材の接合部判定装置 - Google Patents
製函用シート材の接合部判定方法及び製函用シート材の接合部判定装置Info
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- JPH1134187A JPH1134187A JP9189815A JP18981597A JPH1134187A JP H1134187 A JPH1134187 A JP H1134187A JP 9189815 A JP9189815 A JP 9189815A JP 18981597 A JP18981597 A JP 18981597A JP H1134187 A JPH1134187 A JP H1134187A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
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- G01N21/88—Investigating the presence of flaws or contamination
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 両端部を互いに接合されたシート材からケー
スを連続的に組み立てる製函装置に関し、接合部の撮像
方法に工夫を凝らすことにより、接合部の判定を容易に
行なうことができるようにする。 【解決手段】 製函用シート材の接合部判定方法におい
て、まず、光源10及び撮像手段11がライン上を走行
するシート材1の接合部位置に応じた方向を向き、且
つ、撮像手段11による撮像方向が光源10からのシー
ト状の光軸方向に対して角度を有するように、光源10
及び撮像手段11の位置調整を行ない、ついで、光源1
0から接合部1aに向けて隙間を横切るようにシート状
の光を照射して、接合部1aの画像を撮像し、画像情報
に基づいて接合部1aの間隔を演算し、良否判定を行な
う。
スを連続的に組み立てる製函装置に関し、接合部の撮像
方法に工夫を凝らすことにより、接合部の判定を容易に
行なうことができるようにする。 【解決手段】 製函用シート材の接合部判定方法におい
て、まず、光源10及び撮像手段11がライン上を走行
するシート材1の接合部位置に応じた方向を向き、且
つ、撮像手段11による撮像方向が光源10からのシー
ト状の光軸方向に対して角度を有するように、光源10
及び撮像手段11の位置調整を行ない、ついで、光源1
0から接合部1aに向けて隙間を横切るようにシート状
の光を照射して、接合部1aの画像を撮像し、画像情報
に基づいて接合部1aの間隔を演算し、良否判定を行な
う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両端部を互いに接
合されたシート材からケースを連続的に組み立てる製函
装置において、シート材の接合部に形成された隙間の間
隔に基づいて接合部の良否を判定する、製函用シート材
の接合部判定方法及び製函用シート材の接合部判定装置
に関する。
合されたシート材からケースを連続的に組み立てる製函
装置において、シート材の接合部に形成された隙間の間
隔に基づいて接合部の良否を判定する、製函用シート材
の接合部判定方法及び製函用シート材の接合部判定装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、段ボールシートから段ボール
箱を製作する製函工程においては、スロット,罫線,印
刷等を入れた所定の大きさの段ボールシートを、フォル
ダグルアによって折り畳み、互いに接着すべき段ボール
シート端部の耳に接着糊を付けて両端部を接合するよう
になっている。
箱を製作する製函工程においては、スロット,罫線,印
刷等を入れた所定の大きさの段ボールシートを、フォル
ダグルアによって折り畳み、互いに接着すべき段ボール
シート端部の耳に接着糊を付けて両端部を接合するよう
になっている。
【0003】そして、フォルダグルアで折り畳み、接合
された段ボールシートは、スクエアリング部(直角矯正
部)において、直角度の矯正が行なわれたのち、スクエ
アリング部の下部から1ケースづつ送り出されて、カウ
ンタ部において、所定枚数毎に束ねられて排出されるよ
うになっている。ところで、例えば図13(a)に示す
ように、この段ボールシート1は、天フラップ1Aと底
フラップ1Bの一部に、それぞれ、シート端とシート端
との接合部1Cに対応して隙間1Dが設けられている。
なお、図13(a)では、接合部1C及び隙間1Dが、
重合したシートの裏面側に位置していて見にくいので、
図13(b)に接合部1C及び隙間1Dに関して、重合
した裏側シートを一部破断して示す。
された段ボールシートは、スクエアリング部(直角矯正
部)において、直角度の矯正が行なわれたのち、スクエ
アリング部の下部から1ケースづつ送り出されて、カウ
ンタ部において、所定枚数毎に束ねられて排出されるよ
うになっている。ところで、例えば図13(a)に示す
ように、この段ボールシート1は、天フラップ1Aと底
フラップ1Bの一部に、それぞれ、シート端とシート端
との接合部1Cに対応して隙間1Dが設けられている。
なお、図13(a)では、接合部1C及び隙間1Dが、
重合したシートの裏面側に位置していて見にくいので、
図13(b)に接合部1C及び隙間1Dに関して、重合
した裏側シートを一部破断して示す。
【0004】段ボールシートの接合部1Cの接着にあた
っては、図13(b)に示すように、この隙間1Dの間
隔a,bが予め設定された一定の大きさになるように管
理している。つまり、形の歪みのない正確な段ボール箱
を作るためには、シート端どうしを適切な位置関係で接
合する必要があり、この隙間の接合部の良否は、接合部
に対応した隙間の間隔により判定できる。そこで、この
隙間を一定の間隔に管理することが重要なのである。
っては、図13(b)に示すように、この隙間1Dの間
隔a,bが予め設定された一定の大きさになるように管
理している。つまり、形の歪みのない正確な段ボール箱
を作るためには、シート端どうしを適切な位置関係で接
合する必要があり、この隙間の接合部の良否は、接合部
に対応した隙間の間隔により判定できる。そこで、この
隙間を一定の間隔に管理することが重要なのである。
【0005】このため、従来より、この隙間の間隔を、
製函工程の中で、自動的に、且つ非接触に測定しようと
試みられてきた。例えば、Prime Techronology Inc.
(米国)では、Gap Watch Systemとして製品化してお
り、また、特開平9−22464号公報では、CCD
(Charge Coupled Device )カメラを適用した判定装置
なるものが開示されている。
製函工程の中で、自動的に、且つ非接触に測定しようと
試みられてきた。例えば、Prime Techronology Inc.
(米国)では、Gap Watch Systemとして製品化してお
り、また、特開平9−22464号公報では、CCD
(Charge Coupled Device )カメラを適用した判定装置
なるものが開示されている。
【0006】このような従来の技術では、ストロボを使
用するか、またはCCDカメラの電子シャッター機能を
用いるなどして、接合部の静止した画像を撮り、いわゆ
る画像処理を行なって、必要な情報を抽出するようにな
っている。具体的に説明すれば、上記の特開平9−22
464号公報のものでは、撮影した接合部の濃淡画像か
ら、その濃度差に基づいて接合部のエッジを検出して接
合部の隙間の間隔を求めるようになっている。これは、
照明光に対し段ボールシートの隙間のない部分では強い
反射光が得られる一方、隙間のある部分では弱い反射光
が得られることから、この隙間の有無により生じる反射
光の濃度差を利用して隙間を検知するようにしているの
である。
用するか、またはCCDカメラの電子シャッター機能を
用いるなどして、接合部の静止した画像を撮り、いわゆ
る画像処理を行なって、必要な情報を抽出するようにな
っている。具体的に説明すれば、上記の特開平9−22
464号公報のものでは、撮影した接合部の濃淡画像か
ら、その濃度差に基づいて接合部のエッジを検出して接
合部の隙間の間隔を求めるようになっている。これは、
照明光に対し段ボールシートの隙間のない部分では強い
反射光が得られる一方、隙間のある部分では弱い反射光
が得られることから、この隙間の有無により生じる反射
光の濃度差を利用して隙間を検知するようにしているの
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、接合部
の濃淡画像から隙間を検出しようとすると、段ボールケ
ースの表面に印刷がある場合、この印刷部分も段ボール
シートの地の色(ライナの色)と濃度が異なり、光の反
射量も異なるため、印刷の色によっては、印刷部分も隙
間として誤って抽出されてしまう可能性がある。つま
り、この場合、抽出された隙間情報からさらに、真の隙
間を正確に区別しなければならない。
の濃淡画像から隙間を検出しようとすると、段ボールケ
ースの表面に印刷がある場合、この印刷部分も段ボール
シートの地の色(ライナの色)と濃度が異なり、光の反
射量も異なるため、印刷の色によっては、印刷部分も隙
間として誤って抽出されてしまう可能性がある。つま
り、この場合、抽出された隙間情報からさらに、真の隙
間を正確に区別しなければならない。
【0008】また、ライナの色も、白ライナと呼ばれる
白色ライナから、かなり濃い色のKライナと呼ばれるラ
イナまで、色調にバリエーションが大きい。そのため、
隙間のライナ表面からの反射光量が変化してしまい、ひ
いては濃度も異なり、隙間の濃度との違いを正確に判別
することが難しい場合もある。つまり、接合部分の濃淡
画像を用いてエッジ抽出などの画像処理を行なう接合間
隔測定では、信頼性の高い判定を行なうことは困難であ
る。
白色ライナから、かなり濃い色のKライナと呼ばれるラ
イナまで、色調にバリエーションが大きい。そのため、
隙間のライナ表面からの反射光量が変化してしまい、ひ
いては濃度も異なり、隙間の濃度との違いを正確に判別
することが難しい場合もある。つまり、接合部分の濃淡
画像を用いてエッジ抽出などの画像処理を行なう接合間
隔測定では、信頼性の高い判定を行なうことは困難であ
る。
【0009】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、接合部の撮像方法に工夫を凝らすことによ
り、接合部の良否判定を容易に行なうことができるよう
にした、製函用シート材の接合部判定方法及び製函用シ
ート材の接合部の判定装置を提供することを目的とす
る。
たもので、接合部の撮像方法に工夫を凝らすことによ
り、接合部の良否判定を容易に行なうことができるよう
にした、製函用シート材の接合部判定方法及び製函用シ
ート材の接合部の判定装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の製函用シート材の接合部判定方法は、両端
部を互いに接合されたシート材からケースを連続的に組
み立てる製函装置に用いられ、ライン上を走行する上記
シート材の接合部に光源から光を照射し、撮像手段によ
りこの接合部の画像を撮像して、撮像された画像情報に
基づいて接合部に形成された隙間の間隔を演算し、この
演算結果から接合部の良否判定を行なう、製函用シート
材の接合部判定方法において、まず、光源及び撮像手段
がライン上を走行するシート材の接合部位置に応じた方
向を向き、且つ、撮像手段による撮像方向が光源からの
シート状の光軸方向に対して角度を有するように、光源
及び撮像手段の位置調整を行ない、ついで、光源から接
合部に向けて隙間を横切るようにシート状の光を照射し
て、撮像手段により光源から光を照射された接合部の画
像を撮像し、撮像手段で撮像された画像情報に基づいて
接合部の間隔を演算し、この演算結果を予め設定された
上限値及び下限値と比較して接合部の良否判定を行なう
ことを特徴としている(請求項1)。
に、本発明の製函用シート材の接合部判定方法は、両端
部を互いに接合されたシート材からケースを連続的に組
み立てる製函装置に用いられ、ライン上を走行する上記
シート材の接合部に光源から光を照射し、撮像手段によ
りこの接合部の画像を撮像して、撮像された画像情報に
基づいて接合部に形成された隙間の間隔を演算し、この
演算結果から接合部の良否判定を行なう、製函用シート
材の接合部判定方法において、まず、光源及び撮像手段
がライン上を走行するシート材の接合部位置に応じた方
向を向き、且つ、撮像手段による撮像方向が光源からの
シート状の光軸方向に対して角度を有するように、光源
及び撮像手段の位置調整を行ない、ついで、光源から接
合部に向けて隙間を横切るようにシート状の光を照射し
て、撮像手段により光源から光を照射された接合部の画
像を撮像し、撮像手段で撮像された画像情報に基づいて
接合部の間隔を演算し、この演算結果を予め設定された
上限値及び下限値と比較して接合部の良否判定を行なう
ことを特徴としている(請求項1)。
【0011】また、本発明のケース接合部の接合間隔措
定測定装置は、両端部を互いに接合されたシート材から
ケースを連続的に組み立てる製函装置にそなえられ、上
記シート材の接合部に形成された隙間の間隔を測定して
接合部の良否を判定する製函用シート材の接合部判定装
置において、ライン上を走行するシート材の接合部に向
けて隙間を横切るようなシート状の光を照射する光源
と、この光源によって照射された接合部の画像を撮像す
る撮像手段と、光源及び撮像手段の配置状態をライン上
を走行するシート材の接合部位置に応じて設定する位置
決め装置と、撮像手段からの信号に基づいて、接合部の
間隔を演算し、その演算結果を予め設定された上限値及
び下限値と比較して接合部の良否判定を行なう演算・判
定手段とをそなえ、撮像手段による撮像方向が、光源か
らのシート状の光軸方向に対して角度を有するように設
定されていることを特徴としている(請求項2)。
定測定装置は、両端部を互いに接合されたシート材から
ケースを連続的に組み立てる製函装置にそなえられ、上
記シート材の接合部に形成された隙間の間隔を測定して
接合部の良否を判定する製函用シート材の接合部判定装
置において、ライン上を走行するシート材の接合部に向
けて隙間を横切るようなシート状の光を照射する光源
と、この光源によって照射された接合部の画像を撮像す
る撮像手段と、光源及び撮像手段の配置状態をライン上
を走行するシート材の接合部位置に応じて設定する位置
決め装置と、撮像手段からの信号に基づいて、接合部の
間隔を演算し、その演算結果を予め設定された上限値及
び下限値と比較して接合部の良否判定を行なう演算・判
定手段とをそなえ、撮像手段による撮像方向が、光源か
らのシート状の光軸方向に対して角度を有するように設
定されていることを特徴としている(請求項2)。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図12は本発明の一実施形
態としての製函用シート材の接合部判定装置の構成を示
すもので、図1はその概略構成図、図2はその設置位置
を示す図、図3はその要部を説明するための図、図4は
その接合部の隙間間隔についての第1の検出方法を説明
するための画像の模式図、図5はその接合部の隙間間隔
についての第2の検出方法を使用して得られた画像を説
明するための画像の模式図、図6は第2の検出方法を使
用して得られた画像の拡大図、図7は第2の検出方法を
使用して得られた接合部の検出パターンの一例を示す
図、図8は第2の検出方法を使用して得られた接合部の
検出パターンの他の例を示す図、図9は段ボールシート
の中芯部分における切断不良の状態を示す図、図10は
図4及び図5に示す第1の検出方法を説明するためのフ
ローチャート、図11は図5における第2の検出方法を
説明するためのフローチャート、図12は図5における
第2の検出方法のアルゴリズムを説明するためのフロー
チャートである。
施の形態を説明する。図1〜図12は本発明の一実施形
態としての製函用シート材の接合部判定装置の構成を示
すもので、図1はその概略構成図、図2はその設置位置
を示す図、図3はその要部を説明するための図、図4は
その接合部の隙間間隔についての第1の検出方法を説明
するための画像の模式図、図5はその接合部の隙間間隔
についての第2の検出方法を使用して得られた画像を説
明するための画像の模式図、図6は第2の検出方法を使
用して得られた画像の拡大図、図7は第2の検出方法を
使用して得られた接合部の検出パターンの一例を示す
図、図8は第2の検出方法を使用して得られた接合部の
検出パターンの他の例を示す図、図9は段ボールシート
の中芯部分における切断不良の状態を示す図、図10は
図4及び図5に示す第1の検出方法を説明するためのフ
ローチャート、図11は図5における第2の検出方法を
説明するためのフローチャート、図12は図5における
第2の検出方法のアルゴリズムを説明するためのフロー
チャートである。
【0013】さて、図2に示すように、本実施形態にか
かる製函用シート材の接合部判定装置は、光源10と光
センサ11とをそなえ、これらの光源10,光センサ1
1は、段ボールケースの製函工程ラインに設けられたス
クエアリング部30とカウンタ部31との間に設けられ
ている。つまり、段ボールケースの材料である段ボール
シート1は、両シート端部を接合されたのち、スクエア
リング部30において方形状態に矯正されて、このあ
と、カウンタ部31へ搬送されるが、このとき、段ボー
ルシート1は、スクエアリング部30の下部から送り出
されて、第1搬送コンベア32,第2搬送コンベア33
によってカウンタ部31へ(図2の左矢印方向へ)と搬
送される。
かる製函用シート材の接合部判定装置は、光源10と光
センサ11とをそなえ、これらの光源10,光センサ1
1は、段ボールケースの製函工程ラインに設けられたス
クエアリング部30とカウンタ部31との間に設けられ
ている。つまり、段ボールケースの材料である段ボール
シート1は、両シート端部を接合されたのち、スクエア
リング部30において方形状態に矯正されて、このあ
と、カウンタ部31へ搬送されるが、このとき、段ボー
ルシート1は、スクエアリング部30の下部から送り出
されて、第1搬送コンベア32,第2搬送コンベア33
によってカウンタ部31へ(図2の左矢印方向へ)と搬
送される。
【0014】また、第1搬送コンベア32と第2搬送コ
ンベア33とは、間をあけて配設されており、本装置の
光源10,光センサ11は、これらの第1搬送コンベア
32,第2搬送コンベア33の相互間の搬送ライン下部
に設置されている。製函用シート材の接合部判定装置
は、図1に示すように、光源10,光センサ11の他
に、位置決め装置12,シート通過検出センサ13,演
算・判定装置14及び表示装置15をそなえて構成され
ており、位置決め装置12及び演算・判定装置14は、
製函装置の制御装置(CNC)20により制御されるよ
うになっている。
ンベア33とは、間をあけて配設されており、本装置の
光源10,光センサ11は、これらの第1搬送コンベア
32,第2搬送コンベア33の相互間の搬送ライン下部
に設置されている。製函用シート材の接合部判定装置
は、図1に示すように、光源10,光センサ11の他
に、位置決め装置12,シート通過検出センサ13,演
算・判定装置14及び表示装置15をそなえて構成され
ており、位置決め装置12及び演算・判定装置14は、
製函装置の制御装置(CNC)20により制御されるよ
うになっている。
【0015】ここで、段ボールシート1は、天フラップ
1Aを前方に底フラップ1Bを後方に向け接合部1Cを
下方に向けてライン上を矢印c方向に搬送されるが、光
源10はこのようにライン上を走行する段ボールシート
1の接合部1Cの隙間1Dに対してこの隙間1Dを横切
る方向に向いたシート状の光(扇状に拡幅するシート状
のレーザ光)を照射するもので、図1においては、光源
10からの光シート面の方向は、段ボールーシート1の
下面に対して垂直方向ではなく、矢印cで示す段ボール
シート1の走行方向へ傾斜した向きに設定されている。
1Aを前方に底フラップ1Bを後方に向け接合部1Cを
下方に向けてライン上を矢印c方向に搬送されるが、光
源10はこのようにライン上を走行する段ボールシート
1の接合部1Cの隙間1Dに対してこの隙間1Dを横切
る方向に向いたシート状の光(扇状に拡幅するシート状
のレーザ光)を照射するもので、図1においては、光源
10からの光シート面の方向は、段ボールーシート1の
下面に対して垂直方向ではなく、矢印cで示す段ボール
シート1の走行方向へ傾斜した向きに設定されている。
【0016】なお、この光源10としては、上述したよ
うに、扇状に拡がるシート状のレーザ光が使用されてい
るが、レーザ光以外にも、強力なメタルハライド光源と
シリンドリカルレンズなどからなる強力なシート状光源
を使用するようにしてもよい。さらに、撮像手段として
の光センサ(カメラ)11は、光源10によって照射さ
れた接合部1Cの画像を撮像するもので、後述するシー
ト通過検出センサ13による検出信号に応じたタイミン
グ及び接合部1Cを撮像するようになっており、図2に
示すように、段ボールケース1に対して垂直方向に設置
されている。なお、この図2に示す光センサ11は、2
次元のCCDカメラによって構成されているので、以
下、カメラという。
うに、扇状に拡がるシート状のレーザ光が使用されてい
るが、レーザ光以外にも、強力なメタルハライド光源と
シリンドリカルレンズなどからなる強力なシート状光源
を使用するようにしてもよい。さらに、撮像手段として
の光センサ(カメラ)11は、光源10によって照射さ
れた接合部1Cの画像を撮像するもので、後述するシー
ト通過検出センサ13による検出信号に応じたタイミン
グ及び接合部1Cを撮像するようになっており、図2に
示すように、段ボールケース1に対して垂直方向に設置
されている。なお、この図2に示す光センサ11は、2
次元のCCDカメラによって構成されているので、以
下、カメラという。
【0017】また、このカメラ11は、図2において
は、段ボールケース1に対する撮像方向が段ボールシー
ト1の下面に対して垂直方向となっているが、この撮像
方向は、これに限るものではなく、光源10からのシー
ト状の光軸方向に対して角度を有するように設定すれば
よい。したがって、撮像方向は段ボールシート1の下面
に対して傾斜された場合には、光源10からのシート状
の光の光軸が段ボールシート1の下面に垂直であっても
かまわない。なお、ここでは、これらの光源10及びカ
メラ11は、センシング装置として一体的に構成されて
いる。
は、段ボールケース1に対する撮像方向が段ボールシー
ト1の下面に対して垂直方向となっているが、この撮像
方向は、これに限るものではなく、光源10からのシー
ト状の光軸方向に対して角度を有するように設定すれば
よい。したがって、撮像方向は段ボールシート1の下面
に対して傾斜された場合には、光源10からのシート状
の光の光軸が段ボールシート1の下面に垂直であっても
かまわない。なお、ここでは、これらの光源10及びカ
メラ11は、センシング装置として一体的に構成されて
いる。
【0018】さらに、位置決め装置12は、光源10及
びカメラ11からなるセンシング装置の配置状態を、ラ
イン上を走行する段ボールシート1の接合部1Cの位置
に応じて調整するもので、後述する制御装置20からの
信号に基づいて位置調整するようになっている。なお、
この位置決め装置12とセンシング装置10,11とか
ら、接合間隔センサヘッドが構成されている。
びカメラ11からなるセンシング装置の配置状態を、ラ
イン上を走行する段ボールシート1の接合部1Cの位置
に応じて調整するもので、後述する制御装置20からの
信号に基づいて位置調整するようになっている。なお、
この位置決め装置12とセンシング装置10,11とか
ら、接合間隔センサヘッドが構成されている。
【0019】また、シート通過検出センサ13は、シー
ト状の光を接合部1Cに照射すべきタイミングを検出し
その検出信号を発生するもので、段ボールケース1の前
縁と後縁とを区別してそれぞれ検出するようになってい
る。そして、このシート通過検出センサ13による検出
信号に基づいたタイミングで光源10からの光の照射と
カメラ11による撮像とが行なわれるようになってい
る。
ト状の光を接合部1Cに照射すべきタイミングを検出し
その検出信号を発生するもので、段ボールケース1の前
縁と後縁とを区別してそれぞれ検出するようになってい
る。そして、このシート通過検出センサ13による検出
信号に基づいたタイミングで光源10からの光の照射と
カメラ11による撮像とが行なわれるようになってい
る。
【0020】ここでは、シート通過検出センサ13は、
カメラ11よりも所定距離だけ、搬送方向(矢印c参
照)上流側に配置されているので、シート通過検出セン
サ13が段ボールシート1の後縁を検出したときには、
同時にカメラ11の検出エリア内に底フラップ1B側の
接合部1Cの隙間1Dが位置するようになる。しかし、
シート通過検出センサ13が段ボールシート1の前縁を
検出したときには、カメラ11の検出エリア内に天フラ
ップ1A側の接合部1Cの隙間1Dは到達せず、この時
点から所定時だけ経過して、天フラップ1A側の隙間1
Dがカメラ11の検出エリアに到達する。この間に要す
る時間は、シート通過検出センサ13とカメラ11との
位置関係及び段ボールシート1の前縁と天フラップ1A
の隙間1Dの位置との関係と、段ボールシート1の搬送
速度とで決まる。
カメラ11よりも所定距離だけ、搬送方向(矢印c参
照)上流側に配置されているので、シート通過検出セン
サ13が段ボールシート1の後縁を検出したときには、
同時にカメラ11の検出エリア内に底フラップ1B側の
接合部1Cの隙間1Dが位置するようになる。しかし、
シート通過検出センサ13が段ボールシート1の前縁を
検出したときには、カメラ11の検出エリア内に天フラ
ップ1A側の接合部1Cの隙間1Dは到達せず、この時
点から所定時だけ経過して、天フラップ1A側の隙間1
Dがカメラ11の検出エリアに到達する。この間に要す
る時間は、シート通過検出センサ13とカメラ11との
位置関係及び段ボールシート1の前縁と天フラップ1A
の隙間1Dの位置との関係と、段ボールシート1の搬送
速度とで決まる。
【0021】そこで、シート通過検出センサ13が、段
ボールケース1の前縁を検出して前縁検出信号を出力す
ると、これよりも所定のタイミングだけ遅らせてこの前
縁部側(天フラップ1A側)の接合部1Cの隙間1Dの
間隔を測定し、この一方、シート通過検出センサ13が
段ボールシート1後縁を検出して後縁検出信号を出力す
ると、これと同時にこの後縁部側(底フラップ1B側)
の接合部1Cの隙間1Dの間隔を測定するようになって
いる。
ボールケース1の前縁を検出して前縁検出信号を出力す
ると、これよりも所定のタイミングだけ遅らせてこの前
縁部側(天フラップ1A側)の接合部1Cの隙間1Dの
間隔を測定し、この一方、シート通過検出センサ13が
段ボールシート1後縁を検出して後縁検出信号を出力す
ると、これと同時にこの後縁部側(底フラップ1B側)
の接合部1Cの隙間1Dの間隔を測定するようになって
いる。
【0022】さらに、演算・判定装置(良否判定装置)
14は、カメラ11からの信号に基づいて、接合部の間
隔(ギャップ)を演算し、その演算結果を予め設定した
上限値及び下限値と比較して接合部1Cの良否判定を行
なうもので、後述する制御装置20によって制御され
る。また、表示装置(判定結果表示装置)15は、演算
・判定装置14における判定結果を表示するものであ
る。
14は、カメラ11からの信号に基づいて、接合部の間
隔(ギャップ)を演算し、その演算結果を予め設定した
上限値及び下限値と比較して接合部1Cの良否判定を行
なうもので、後述する制御装置20によって制御され
る。また、表示装置(判定結果表示装置)15は、演算
・判定装置14における判定結果を表示するものであ
る。
【0023】そして、制御装置(CNC)20は、上述
の位置決め装置12及び演算・判定装置14を制御する
もので、製函装置全体の制御装置として構成されてい
る。具体的には、運転(ジョブ)開始前に、まず、光源
10及びカメラ11がライン上を走行する段ボールシー
ト1の接合部1Cを照射及び検出するように、センシン
グ装置(光源10及びカメラ11)の位置調整を行な
う。
の位置決め装置12及び演算・判定装置14を制御する
もので、製函装置全体の制御装置として構成されてい
る。具体的には、運転(ジョブ)開始前に、まず、光源
10及びカメラ11がライン上を走行する段ボールシー
ト1の接合部1Cを照射及び検出するように、センシン
グ装置(光源10及びカメラ11)の位置調整を行な
う。
【0024】換言すれば、制御装置20から位置決め位
置12に対して接合部1Cの位置情報が送られ、位置決
め装置12では、この位置情報に応じて、光源10及び
カメラ11が接合部1Cの通過位置に合致するようにそ
の位置調整を行なうようになっている。そして、運転が
開始されたら、制御装置20からの指令信号に応じて光
源10から接合部1Cに向けて隙間を横切るようにシー
ト状の光を照射して、カメラ11により光源10から光
を照射された接合部1Cの画像を撮像し、カメラ11で
撮像された画像情報に基づいて接合部1Cの隙間1Dの
間隔を演算するようになっており、この演算結果を予め
設定された上限値及び下限値と比較して接合部1Cの良
否判定を行なうようになっている。なお、上述の制御装
置20による制御処理は、生産オーダ毎に行なわれるよ
うになっている。
置12に対して接合部1Cの位置情報が送られ、位置決
め装置12では、この位置情報に応じて、光源10及び
カメラ11が接合部1Cの通過位置に合致するようにそ
の位置調整を行なうようになっている。そして、運転が
開始されたら、制御装置20からの指令信号に応じて光
源10から接合部1Cに向けて隙間を横切るようにシー
ト状の光を照射して、カメラ11により光源10から光
を照射された接合部1Cの画像を撮像し、カメラ11で
撮像された画像情報に基づいて接合部1Cの隙間1Dの
間隔を演算するようになっており、この演算結果を予め
設定された上限値及び下限値と比較して接合部1Cの良
否判定を行なうようになっている。なお、上述の制御装
置20による制御処理は、生産オーダ毎に行なわれるよ
うになっている。
【0025】ここで、図3を用いて上述した光源10及
びカメラ11による接合部1Cの隙間間隔の検出原理に
ついて詳述する。なお、図3(a)は光源10及びカメ
ラ11を模式的に示す搬送ライン側方からの図である
が、この図3(a)では、便宜上、図1及び図2に記載
の光源10及びカメラ11の位置及び方向を上下反転さ
せて示している。
びカメラ11による接合部1Cの隙間間隔の検出原理に
ついて詳述する。なお、図3(a)は光源10及びカメ
ラ11を模式的に示す搬送ライン側方からの図である
が、この図3(a)では、便宜上、図1及び図2に記載
の光源10及びカメラ11の位置及び方向を上下反転さ
せて示している。
【0026】図3(a)に示すように、段ボールケース
1に対して、斜め方向の位置から照射された光源10か
らのシート状レーザ光を段ボールシート1に対して検出
方向を垂直方向に設置されたカメラ11で撮像すると、
カメラ11では、図3(b)に示すような平面視画像d
が得られる。ここでは、カメラ11が段ボールシート1
の後縁側(底フラップ1B側)の接合部1Cの隙間1D
を撮像した例を示しており、この図3(b)において、
直線d1は段ボールケース1の後縁を示すものであり、
点線d2及びd3はレーザ光を照射されて段ボールシー
ト1上に形成された光のスジを示すものであり、斜線を
付した領域d4は、隙間1Dの部分を示すものである。
1に対して、斜め方向の位置から照射された光源10か
らのシート状レーザ光を段ボールシート1に対して検出
方向を垂直方向に設置されたカメラ11で撮像すると、
カメラ11では、図3(b)に示すような平面視画像d
が得られる。ここでは、カメラ11が段ボールシート1
の後縁側(底フラップ1B側)の接合部1Cの隙間1D
を撮像した例を示しており、この図3(b)において、
直線d1は段ボールケース1の後縁を示すものであり、
点線d2及びd3はレーザ光を照射されて段ボールシー
ト1上に形成された光のスジを示すものであり、斜線を
付した領域d4は、隙間1Dの部分を示すものである。
【0027】このうち、点線d2は、段ボールケース1
の表面に形成された光のスジであり、点線d3は接合部
1Cの隙間部分(斜線領域d4)に形成された光のスジ
である。このように、画像d上では隙間部分d4と他の
部分とで光のスジの位置にズレが生じる。これは、図3
(a)に示すように、検出対象となる段ボールシート1
の接合部1Cの隙間1D近傍では、隙間でない部分は光
源10,カメラ11に近い側のシート部分表面のライナ
に光が照射されるが、隙間の部分では、光源10,カメ
ラ11から遠い側のシート部分表面のライナに光が照射
されるため、そのレーザ光の照射点は、隙間のない部分
と隙間部分とで位置がずれることになる。
の表面に形成された光のスジであり、点線d3は接合部
1Cの隙間部分(斜線領域d4)に形成された光のスジ
である。このように、画像d上では隙間部分d4と他の
部分とで光のスジの位置にズレが生じる。これは、図3
(a)に示すように、検出対象となる段ボールシート1
の接合部1Cの隙間1D近傍では、隙間でない部分は光
源10,カメラ11に近い側のシート部分表面のライナ
に光が照射されるが、隙間の部分では、光源10,カメ
ラ11から遠い側のシート部分表面のライナに光が照射
されるため、そのレーザ光の照射点は、隙間のない部分
と隙間部分とで位置がずれることになる。
【0028】したがって、それぞれに形成される光のス
ジは、光の照射方向に対して斜め方向から撮ったカメラ
11による画像d上では、互いにズレを生じることにな
るのである。即ち、シート状レーザ光が隙間1Dを有す
る段ボールシート1などの表面に凹凸がある物体に当た
ると、その凹凸に沿って光のスジが不連続な線を描く、
この不連続となる特性を利用して隙間部分の画像を把握
することができる。この手法は光切断法と呼ばれるもの
で、3次元の形状測定に使われるが、ここでは、この手
法を用いて隙間部分と他の部分との判別を行なっている
のである。
ジは、光の照射方向に対して斜め方向から撮ったカメラ
11による画像d上では、互いにズレを生じることにな
るのである。即ち、シート状レーザ光が隙間1Dを有す
る段ボールシート1などの表面に凹凸がある物体に当た
ると、その凹凸に沿って光のスジが不連続な線を描く、
この不連続となる特性を利用して隙間部分の画像を把握
することができる。この手法は光切断法と呼ばれるもの
で、3次元の形状測定に使われるが、ここでは、この手
法を用いて隙間部分と他の部分との判別を行なっている
のである。
【0029】なお、前述したように、段ボールケース1
に対して、垂直に照射するシート状レーザ光を、斜め方
向に設置されたカメラ11で撮像するようにしても、同
様の画像を得ることができる。そこで、接合部1Cの隙
間の抽出法及びその長さの測定法に関して具体的に説明
する。
に対して、垂直に照射するシート状レーザ光を、斜め方
向に設置されたカメラ11で撮像するようにしても、同
様の画像を得ることができる。そこで、接合部1Cの隙
間の抽出法及びその長さの測定法に関して具体的に説明
する。
【0030】接合部1Cにレーザ光が照射されると、カ
メラ11では、図4に示すような互いにずれた光のスジ
を有する画像eが得られる。図4(a)に示すように、
接合部1Cの隙間間隔は、線分P3 P4 の長さM2また
は点P1 P2 間の長さM1として求めることができる。
なお、図4(a)中、“G”は線分P3 P4 の重心を示
すもので、“D”は重心GのX座標を示すものである。
そこで、画像情報からこの線分P3 P4 の長さM2又は
線分P1 P2 の長さM1を次のようにして求める。
メラ11では、図4に示すような互いにずれた光のスジ
を有する画像eが得られる。図4(a)に示すように、
接合部1Cの隙間間隔は、線分P3 P4 の長さM2また
は点P1 P2 間の長さM1として求めることができる。
なお、図4(a)中、“G”は線分P3 P4 の重心を示
すもので、“D”は重心GのX座標を示すものである。
そこで、画像情報からこの線分P3 P4 の長さM2又は
線分P1 P2 の長さM1を次のようにして求める。
【0031】ここでは、まず、ラベリング法により画像
データを整理し、次に、射影法又は逐次比較法により、
隙間間隔を算出するようにしている。 (a)ラベリング法による画像データの整理 ラベリング法による処理では、まず、カメラ11におい
て撮像された濃淡画像において、画像中の各画素を画素
毎に一定のレベルと比較し、そのレベルよりも低ければ
0(黒)、高ければ1(白)を割り当てる2値化処理を
行なう。
データを整理し、次に、射影法又は逐次比較法により、
隙間間隔を算出するようにしている。 (a)ラベリング法による画像データの整理 ラベリング法による処理では、まず、カメラ11におい
て撮像された濃淡画像において、画像中の各画素を画素
毎に一定のレベルと比較し、そのレベルよりも低ければ
0(黒)、高ければ1(白)を割り当てる2値化処理を
行なう。
【0032】その後、この2値化処理された2値化デー
タに対して、孤立点の除去や不連続点の連続化処理を行
なったのち、ノイズ等を除去し、さらに連続する線を1
つのグループとみなすラベリング処理を行なう。このよ
うにして、ラベリングされたデータの中から隙間の線分
データを抽出する。 (b)射影法(第1の検出方法)による隙間間隔の算出 射影法では、まず、2値化された画像データをX方向に
射影する。つまり、2値化された画像データは、各画素
(ピクセル)ごとに1か0かの値を持っているため、X
方向に射影することにより、各行毎に各画素の数値(1
または0)を順に加算する。全ての行について、この演
算を行なうと、各行毎の画素数(Y座標)を求めること
ができる。こうして、2値化データに対してX方向(光
のスジの方向)に射影を行ない、この射影結果から最大
ピークを求める。
タに対して、孤立点の除去や不連続点の連続化処理を行
なったのち、ノイズ等を除去し、さらに連続する線を1
つのグループとみなすラベリング処理を行なう。このよ
うにして、ラベリングされたデータの中から隙間の線分
データを抽出する。 (b)射影法(第1の検出方法)による隙間間隔の算出 射影法では、まず、2値化された画像データをX方向に
射影する。つまり、2値化された画像データは、各画素
(ピクセル)ごとに1か0かの値を持っているため、X
方向に射影することにより、各行毎に各画素の数値(1
または0)を順に加算する。全ての行について、この演
算を行なうと、各行毎の画素数(Y座標)を求めること
ができる。こうして、2値化データに対してX方向(光
のスジの方向)に射影を行ない、この射影結果から最大
ピークを求める。
【0033】このように、最大ピークYpを探索するこ
とにより、シート状の光が段ボールシート1の表面と交
叉するラインの位置を抽出することができる。さらに、
この最大ピークYpに隣り合う位置に存在するピークY
gを探索する。これにより、隙間部分を抽出することが
できる。つまり、上述のラベリングされた線分データの
中からこのYg座標により近いデータを選び出し、その
線分の長さ(画素数)を求めることによって、隙間間隔
が求められるのである。
とにより、シート状の光が段ボールシート1の表面と交
叉するラインの位置を抽出することができる。さらに、
この最大ピークYpに隣り合う位置に存在するピークY
gを探索する。これにより、隙間部分を抽出することが
できる。つまり、上述のラベリングされた線分データの
中からこのYg座標により近いデータを選び出し、その
線分の長さ(画素数)を求めることによって、隙間間隔
が求められるのである。
【0034】光のスジが水平の場合は、例えば、図4に
示すように、各行毎に各画素を加算することで、2つの
ピークYp,Ygが得られる。ここでは、ピークYpが
画像eにおける最大ピークとなる。このピークYpは、
点P1 を通る線分データと点P2 を通る線分データとの
加算結果(画素数)を示しているものである。また、ピ
ークYgは、点P3 P4 間の線分データの加算結果を示
しているものであり、この加算結果が線分P3 P4 の長
さM2に相当する。
示すように、各行毎に各画素を加算することで、2つの
ピークYp,Ygが得られる。ここでは、ピークYpが
画像eにおける最大ピークとなる。このピークYpは、
点P1 を通る線分データと点P2 を通る線分データとの
加算結果(画素数)を示しているものである。また、ピ
ークYgは、点P3 P4 間の線分データの加算結果を示
しているものであり、この加算結果が線分P3 P4 の長
さM2に相当する。
【0035】(c)逐次比較法(第2の検出方法)によ
る隙間間隔の算出 上述の(b)に示す射影法おいては、X方向に射影を行
ない、その射影結果よりピークを検出し、そのピークの
量から接合部1Cの隙間間隔を求めるようになっている
が、ここでは、ラベリングされた線分データと画像の端
部からの距離とを測定し、その距離に差が生じるところ
のデータに基づいて接合部1Cの隙間間隔を求めるよう
になっている。
る隙間間隔の算出 上述の(b)に示す射影法おいては、X方向に射影を行
ない、その射影結果よりピークを検出し、そのピークの
量から接合部1Cの隙間間隔を求めるようになっている
が、ここでは、ラベリングされた線分データと画像の端
部からの距離とを測定し、その距離に差が生じるところ
のデータに基づいて接合部1Cの隙間間隔を求めるよう
になっている。
【0036】具体的には、図5の画像fに示すように、
ラベリングされた線分データ(f1〜f3 )と画像fの
端部(図5の画像f上部)との間の距離Yi を各X座標
における光のスジの位置データとし、この距離Yi をX
軸方向へ向かって画素単位に順にY1 →Yn へと測定し
ていく。この過程(Y1 →Yn )において、それぞれ隣
り合う位置データYi とYi+1との差分を判定し、この
差分が一定値以下の場合は、連続な線分とみなせば、隙
間部分についてだけは他の線分に対して不連続な線分と
なる。このように他の不連続な線分を抽出して、抽出し
た線分の画素数を求めれば、これが線分の長さ、即ち、
隙間間隔となる。
ラベリングされた線分データ(f1〜f3 )と画像fの
端部(図5の画像f上部)との間の距離Yi を各X座標
における光のスジの位置データとし、この距離Yi をX
軸方向へ向かって画素単位に順にY1 →Yn へと測定し
ていく。この過程(Y1 →Yn )において、それぞれ隣
り合う位置データYi とYi+1との差分を判定し、この
差分が一定値以下の場合は、連続な線分とみなせば、隙
間部分についてだけは他の線分に対して不連続な線分と
なる。このように他の不連続な線分を抽出して、抽出し
た線分の画素数を求めれば、これが線分の長さ、即ち、
隙間間隔となる。
【0037】ところで、このような距離Yi に関するデ
ータは、隙間のない部分における光のスジ(図5中のf
1 ,f3 参照)と隙間部分における光のスジ(図5中の
f2参照)とに応じて、理論上は、図6に示すように現
れる。なお、図6では図5に対して上下方向を反転して
示している。つまり、第1画素〜第j画素の距離Y1 〜
Yj は互いに連続性があって(隣り合う距離データとの
差分が一定値以内)Ya近傍となり、第j画素と第j+
1画素との間では不連続となる(隣り合う距離データY
j とYj+1 との差分が一定値よりも大)が、第j+1画
素〜第k画素の距離Yj+1 〜Yk は互いに連続性があっ
て(隣り合う距離データとの差分が一定値以内)Yb近
傍となり、さらに、第k画素と第k+1画素との間では
不連続となる(隣り合う距離データYk とYk+ 1 との差
分が一定値よりも大)が、第k+1画素〜第n画素の距
離Yk+1 〜Ynは連続性があって(隣り合う距離データ
との差分が一定値以内)再びYa近傍となる。
ータは、隙間のない部分における光のスジ(図5中のf
1 ,f3 参照)と隙間部分における光のスジ(図5中の
f2参照)とに応じて、理論上は、図6に示すように現
れる。なお、図6では図5に対して上下方向を反転して
示している。つまり、第1画素〜第j画素の距離Y1 〜
Yj は互いに連続性があって(隣り合う距離データとの
差分が一定値以内)Ya近傍となり、第j画素と第j+
1画素との間では不連続となる(隣り合う距離データY
j とYj+1 との差分が一定値よりも大)が、第j+1画
素〜第k画素の距離Yj+1 〜Yk は互いに連続性があっ
て(隣り合う距離データとの差分が一定値以内)Yb近
傍となり、さらに、第k画素と第k+1画素との間では
不連続となる(隣り合う距離データYk とYk+ 1 との差
分が一定値よりも大)が、第k+1画素〜第n画素の距
離Yk+1 〜Ynは連続性があって(隣り合う距離データ
との差分が一定値以内)再びYa近傍となる。
【0038】しかしながら、実際には、画像データは、
ノイズの影響や、図9に示すような隙間1Dの周縁部を
形成する段ボールシート1の縁部1Eの加工形状や、カ
メラ11による光の検出漏れ等に起因して、必ずしも図
5に示すようには現れない。したがって、距離データ
も、同様に、ノイズの影響や段ボールシート1の縁部1
Eの加工形状や光の検出漏れ等に起因して、必ずしも図
6に示すようなデータは現れず、むしろ、図7(a)〜
(c)や図8(a),(b)に示すように、種々の形態
で距離Yi に関するデータが現れるものと考えられる。
ノイズの影響や、図9に示すような隙間1Dの周縁部を
形成する段ボールシート1の縁部1Eの加工形状や、カ
メラ11による光の検出漏れ等に起因して、必ずしも図
5に示すようには現れない。したがって、距離データ
も、同様に、ノイズの影響や段ボールシート1の縁部1
Eの加工形状や光の検出漏れ等に起因して、必ずしも図
6に示すようなデータは現れず、むしろ、図7(a)〜
(c)や図8(a),(b)に示すように、種々の形態
で距離Yi に関するデータが現れるものと考えられる。
【0039】なお、図7,図8に示すL1〜L7は、差
分判定の結果、線分と認められたデータ群に対して付与
したラベルであり、図7(a)〜(c),図8(a),
(b)の相互間で共通したラベルL1〜L7を用いてい
るがこれらは互いに関連したものではない。そこで、距
離Yi の連続性の判定については、以下の点に着目して
行なわれている。
分判定の結果、線分と認められたデータ群に対して付与
したラベルであり、図7(a)〜(c),図8(a),
(b)の相互間で共通したラベルL1〜L7を用いてい
るがこれらは互いに関連したものではない。そこで、距
離Yi の連続性の判定については、以下の点に着目して
行なわれている。
【0040】まず、ノイズに関しては、基本的にノイズ
は単発信号としてあらわれるものと考え、ノイズが生じ
ると、このノイズが生じた検出画素周期と次の周期と
で、ともに不連続と判定するようになっている。例え
ば、図7(a)に示すように、ラベルL1と判定される
2つのデータ(R1 ,R3 )の間に、ラベルL1の一定
値を超えるデータR2 がある場合、このデータR2 はノ
イズと判定され、ラベルL1に入れるようになってい
る。
は単発信号としてあらわれるものと考え、ノイズが生じ
ると、このノイズが生じた検出画素周期と次の周期と
で、ともに不連続と判定するようになっている。例え
ば、図7(a)に示すように、ラベルL1と判定される
2つのデータ(R1 ,R3 )の間に、ラベルL1の一定
値を超えるデータR2 がある場合、このデータR2 はノ
イズと判定され、ラベルL1に入れるようになってい
る。
【0041】また、例えば、図7(b)に示すように、
ラベルL1と判定されるデータ群とラベルL2と判定さ
れるデータ群との間、即ち、ラベルL1からL2へ又は
L2からL1への過渡状態において、いずれのラベルの
一定値からも外れるデータR 4 は、無視するようになっ
ている。ラベルL2とラベルL3との間にあるデータR
5 についても同様に無視される。
ラベルL1と判定されるデータ群とラベルL2と判定さ
れるデータ群との間、即ち、ラベルL1からL2へ又は
L2からL1への過渡状態において、いずれのラベルの
一定値からも外れるデータR 4 は、無視するようになっ
ている。ラベルL2とラベルL3との間にあるデータR
5 についても同様に無視される。
【0042】このように、不連続な測定データが1つの
ものについては、無視あるいは隣接するラベルに入れる
ようになっているのである。さらに、例えば、図7
(c)に示すように、ラベルL1とラベルL2との間及
びラベルL2とラベルL3との間に、不連続なデータが
それぞれ2つ続いている場合〔(R6 ,R7 ),
(R8 ,R9 )〕、このそれぞれの2つのデータについ
ても図7(b)と同様に、いずれのラベルからも外れる
ため、登録されずに無視される。
ものについては、無視あるいは隣接するラベルに入れる
ようになっているのである。さらに、例えば、図7
(c)に示すように、ラベルL1とラベルL2との間及
びラベルL2とラベルL3との間に、不連続なデータが
それぞれ2つ続いている場合〔(R6 ,R7 ),
(R8 ,R9 )〕、このそれぞれの2つのデータについ
ても図7(b)と同様に、いずれのラベルからも外れる
ため、登録されずに無視される。
【0043】つまり、この場合、不連続な測定データが
2つ存在しているが、この2つのデータどうしの値に一
定値を超える差があるため、1つのラベルとすることは
できずに無視されることになる。なお、上述の図7
(b),(c)のようなデータが生じた場合、接合部1
Cの線分データ(図5のf2 に相当)は、線分データ
(ラベルデータ)の全幅からラベルL1及びL3の線分
データを差し引くことにより求めることができる〔図7
(b),図7(c)のスパンSP1,SP2参照〕。
2つ存在しているが、この2つのデータどうしの値に一
定値を超える差があるため、1つのラベルとすることは
できずに無視されることになる。なお、上述の図7
(b),(c)のようなデータが生じた場合、接合部1
Cの線分データ(図5のf2 に相当)は、線分データ
(ラベルデータ)の全幅からラベルL1及びL3の線分
データを差し引くことにより求めることができる〔図7
(b),図7(c)のスパンSP1,SP2参照〕。
【0044】次に、例えば、図8(a)に示すように、
測定データが階段状になる場合も考えられる。これは、
段ボールシート1の隙間部分の切断不良を起こしている
状態を示している。つまり、刃物が劣化し、その切れ味
が変化することによって、例えば、図9に示すように
(1E参照)、段ボールケース1の中芯部分が寸法通り
に切断されない場合がある。このような場合、図8
(a)に示すような測定データが発生する。
測定データが階段状になる場合も考えられる。これは、
段ボールシート1の隙間部分の切断不良を起こしている
状態を示している。つまり、刃物が劣化し、その切れ味
が変化することによって、例えば、図9に示すように
(1E参照)、段ボールケース1の中芯部分が寸法通り
に切断されない場合がある。このような場合、図8
(a)に示すような測定データが発生する。
【0045】なお、この場合、複数のラベルが存在する
ことになるが、接合部1Cの線分データは、線分データ
(ラベルデータ)の全幅からラベルL1及びL7の線分
データを差し引くことにより求められる〔図8(a)の
スパンSP3参照〕。また、例えば、図8(b)に示す
ように、測定データがラベルL2,L4で示すように、
一部切断される場合も考えられる。この図に示すような
データが生じるのは、レーザ光が斜めに当たった場合な
どの原因で光量が低下し、画像上にデータとして光を検
出できなかった場合である。
ことになるが、接合部1Cの線分データは、線分データ
(ラベルデータ)の全幅からラベルL1及びL7の線分
データを差し引くことにより求められる〔図8(a)の
スパンSP3参照〕。また、例えば、図8(b)に示す
ように、測定データがラベルL2,L4で示すように、
一部切断される場合も考えられる。この図に示すような
データが生じるのは、レーザ光が斜めに当たった場合な
どの原因で光量が低下し、画像上にデータとして光を検
出できなかった場合である。
【0046】さらに、この場合も同様に、線分データの
全幅から、ラベルL1及びL5の線分データを差し引く
ことにより、画像上に検出することができなかった部分
も考慮し、接合部1Cの線分データを求めることができ
るようになっている〔図8(b)のスパンSP4参
照〕。なお、図8(b)に示すように、カメラ11の取
付ける位置(方向)によって、得られるデータの位置は
変化するようになっている(ラベルL3,L3′参
照)。
全幅から、ラベルL1及びL5の線分データを差し引く
ことにより、画像上に検出することができなかった部分
も考慮し、接合部1Cの線分データを求めることができ
るようになっている〔図8(b)のスパンSP4参
照〕。なお、図8(b)に示すように、カメラ11の取
付ける位置(方向)によって、得られるデータの位置は
変化するようになっている(ラベルL3,L3′参
照)。
【0047】また、上述の線分データの全幅から差し引
く値、ラベルL1及びL7〔図8(a)〕やラベルL1
及びL5〔図8(b)〕の各線分データの探索方法は、
線分データの最大値及び最大値の次の値をとるようにし
て求めるようになっている。本発明の一実施形態として
の製函用シート材の接合部判定装置は、上述のように構
成されており、例えば、図10のフローチャートに示す
ようにその判定処理(本発明の製函用シート材の接合部
判定方法)が行なわれる。
く値、ラベルL1及びL7〔図8(a)〕やラベルL1
及びL5〔図8(b)〕の各線分データの探索方法は、
線分データの最大値及び最大値の次の値をとるようにし
て求めるようになっている。本発明の一実施形態として
の製函用シート材の接合部判定装置は、上述のように構
成されており、例えば、図10のフローチャートに示す
ようにその判定処理(本発明の製函用シート材の接合部
判定方法)が行なわれる。
【0048】まず、位置決め装置12によって、光源1
0及びカメラ11がライン上を走行する段ボールシート
1の接合部1Cを照射し撮像しうる位置になるように、
光源10及びカメラ11の位置調整を行なう。ついで、
光源10から接合部1Cに向けて隙間を横切るようにシ
ート状の光を照射して、カメラ11により光源10から
光を照射された接合部1Cの画像を撮像する。つまり、
上述したような2値化処理によって光のスジを抽出する
(ステップa1)。
0及びカメラ11がライン上を走行する段ボールシート
1の接合部1Cを照射し撮像しうる位置になるように、
光源10及びカメラ11の位置調整を行なう。ついで、
光源10から接合部1Cに向けて隙間を横切るようにシ
ート状の光を照射して、カメラ11により光源10から
光を照射された接合部1Cの画像を撮像する。つまり、
上述したような2値化処理によって光のスジを抽出する
(ステップa1)。
【0049】その後、この抽出された光のスジを用いて
ラベリング処理を施し、得られた線分データをグループ
分類する(ステップa2)。具体的に、このグループ分
類された線分データは、上述したように、2つの方法の
いずれか一方を用いて、求めることができ、この線分デ
ータに基づいて接合部1Cの間隔を抽出する(ステップ
a3)。
ラベリング処理を施し、得られた線分データをグループ
分類する(ステップa2)。具体的に、このグループ分
類された線分データは、上述したように、2つの方法の
いずれか一方を用いて、求めることができ、この線分デ
ータに基づいて接合部1Cの間隔を抽出する(ステップ
a3)。
【0050】そして、抽出された接合部1Cの間隔を予
め設定された上限値及び下限値と比較して接合部1Cの
良否判定を行なったのち、接合部1Cの間隔(幅)を算
出する(ステップa4)。これらのステップa3,a4
の処理、即ち、接合部1Cの隙間間隔の判定方法につい
ては2種類あり、これらを図11,図12のフローチャ
ートを用いて、それぞれ以下に詳述する。
め設定された上限値及び下限値と比較して接合部1Cの
良否判定を行なったのち、接合部1Cの間隔(幅)を算
出する(ステップa4)。これらのステップa3,a4
の処理、即ち、接合部1Cの隙間間隔の判定方法につい
ては2種類あり、これらを図11,図12のフローチャ
ートを用いて、それぞれ以下に詳述する。
【0051】(a)射影法による場合 図11に示すフローチャートに従って説明する。まず、
測定を開始すると、カメラ11で撮像したモノクロ画像
の黒及び白の画像のスムージングを行なって(ステップ
b1)、予め設定されているしきい値レベルに基づい
て、上述したように2値化処理を行なう(ステップb
2)。これにより、シート状の光が段ボールシートの表
面と交叉するラインの位置を抽出する。
測定を開始すると、カメラ11で撮像したモノクロ画像
の黒及び白の画像のスムージングを行なって(ステップ
b1)、予め設定されているしきい値レベルに基づい
て、上述したように2値化処理を行なう(ステップb
2)。これにより、シート状の光が段ボールシートの表
面と交叉するラインの位置を抽出する。
【0052】その後、2値化処理によって得られた2値
化データに対して、連続しなかった孤立点の除去を行な
ったのち(ステップb3)、不連続点の連続化処理を行
なう(ステップb4)。即ち、図4においては、点P1
及び点P2 に対して不連続である点P3 及び点P4 を連
続化して線分P3 P4 とする。そして、このように連続
化処理された線分についてラベリング処理を行なう(ス
テップb5)。
化データに対して、連続しなかった孤立点の除去を行な
ったのち(ステップb3)、不連続点の連続化処理を行
なう(ステップb4)。即ち、図4においては、点P1
及び点P2 に対して不連続である点P3 及び点P4 を連
続化して線分P3 P4 とする。そして、このように連続
化処理された線分についてラベリング処理を行なう(ス
テップb5)。
【0053】このとき、この2値化データに対してX方
向に射影を行ない(ステップb6)、射影の結果から、
最大ピークYpを探索したのち、このピークに隣り合う
位置に存在するピークYgを探索する(ステップb
7)。そして、このピークYgからYg座標を求め、先
に求めたラベリングデータの中からこのYg座標に近い
データを選び出し、その線分の長さ(画素数)を求めて
接合部の隙間間隔を検出する(ステップb8)。
向に射影を行ない(ステップb6)、射影の結果から、
最大ピークYpを探索したのち、このピークに隣り合う
位置に存在するピークYgを探索する(ステップb
7)。そして、このピークYgからYg座標を求め、先
に求めたラベリングデータの中からこのYg座標に近い
データを選び出し、その線分の長さ(画素数)を求めて
接合部の隙間間隔を検出する(ステップb8)。
【0054】(b)逐次比較法による場合 図12に示すフローチャートに従って説明する。まず、
測定を開始すると、i(画素番号)=1について(ステ
ップS1)画像端からの距離Y1 を取り込み(ステップ
S2)、続いてi=2(i=i+1)について(ステッ
プS3)Y2 を取り込む(ステップS4)。その後、連
続性のチェックとしてY1 とY2 との差が所定の値以内
であるか否かの判断を行なう(|Yi −Yi-1 |≦DELT
A ?;ステップS5)。
測定を開始すると、i(画素番号)=1について(ステ
ップS1)画像端からの距離Y1 を取り込み(ステップ
S2)、続いてi=2(i=i+1)について(ステッ
プS3)Y2 を取り込む(ステップS4)。その後、連
続性のチェックとしてY1 とY2 との差が所定の値以内
であるか否かの判断を行なう(|Yi −Yi-1 |≦DELT
A ?;ステップS5)。
【0055】その結果、差(Yi −Yi-1 )が所定の値
以内である場合(ステップS5のYESルート)、連続
性があると判定したのち、フラグFが立っているか否か
の判断を行なう(F=1?;ステップS6)。フラグF
は初期値0であり、非連続と判定されたときに1とな
る。ここで、測定を開始した直後はフラグFが立ってい
ない(即ち、F=0)ため(ステップS6のNOルー
ト)、そのまま画素数を加算し(ステップS8)、さら
にiをインクリメントする(ステップS9)。
以内である場合(ステップS5のYESルート)、連続
性があると判定したのち、フラグFが立っているか否か
の判断を行なう(F=1?;ステップS6)。フラグF
は初期値0であり、非連続と判定されたときに1とな
る。ここで、測定を開始した直後はフラグFが立ってい
ない(即ち、F=0)ため(ステップS6のNOルー
ト)、そのまま画素数を加算し(ステップS8)、さら
にiをインクリメントする(ステップS9)。
【0056】続いて、次の値であるY3 についてY2 と
の連続性のチェックを行なうが、この場合も連続性があ
れば、同じラベル(グループ)として登録する〔ここで
いうラベルとは、第1線分(図5のf1 )のグループを
示す〕。そして、例えば、i=jとなったところで、|
Yi −Yi-1 |=|Yj −Yj- 1 |>DELTA となり、非
連続性であると判定すると、ステップS5からNOルー
トへ進む。この値Yj がノイズか否かの判断を行なう
(以下、ステップS11〜S17)。
の連続性のチェックを行なうが、この場合も連続性があ
れば、同じラベル(グループ)として登録する〔ここで
いうラベルとは、第1線分(図5のf1 )のグループを
示す〕。そして、例えば、i=jとなったところで、|
Yi −Yi-1 |=|Yj −Yj- 1 |>DELTA となり、非
連続性であると判定すると、ステップS5からNOルー
トへ進む。この値Yj がノイズか否かの判断を行なう
(以下、ステップS11〜S17)。
【0057】具体的に、まず、フラグが立っているか否
かの判断を行ない(F=1?;ステップS11)、F=
1でない場合(ステップS11のNOルート)、F=1
とフラグFを立てる(ステップS12)。次に、iをイ
ンクリメントし(ステップS13)、Yi =Yj+1 を取
り込んで(ステップS4)、Yj+1 −Yj の連続性のチ
ェック(ステップS5)を行なう。ここで、連続性があ
れば(ステップS5のYESルート)、F=1であるか
否かを判断し(ステップS6)、F=1であれば新ラベ
ル(線分2のグループ)に切り替え、新ラベルの画素数
を1とする(ステップS7)。その後、画素数を加算し
(ステップS8)iをインクリメントしたのち(ステッ
プS9)、F=0とする(ステップS10)。
かの判断を行ない(F=1?;ステップS11)、F=
1でない場合(ステップS11のNOルート)、F=1
とフラグFを立てる(ステップS12)。次に、iをイ
ンクリメントし(ステップS13)、Yi =Yj+1 を取
り込んで(ステップS4)、Yj+1 −Yj の連続性のチ
ェック(ステップS5)を行なう。ここで、連続性があ
れば(ステップS5のYESルート)、F=1であるか
否かを判断し(ステップS6)、F=1であれば新ラベ
ル(線分2のグループ)に切り替え、新ラベルの画素数
を1とする(ステップS7)。その後、画素数を加算し
(ステップS8)iをインクリメントしたのち(ステッ
プS9)、F=0とする(ステップS10)。
【0058】また、連続性がないとされた場合(ステッ
プS5のNOルート)、再び、F=1であるか否かを判
断するが(ステップS11)、ここでは、F=1なの
で、ステップS11のYESルートからステップS14
へ進み、現在のYi 値(Yi =Yj+1 とその2つ前の値
(Yi-2 =Yj-1 )との差が所定の値以内(DELTA
2)であるか否かの判断を行なう(|Yi −Yi-2 |=
|Yk+1 −YK-1 |≦DELTA 2 ?;ステップS14)。
プS5のNOルート)、再び、F=1であるか否かを判
断するが(ステップS11)、ここでは、F=1なの
で、ステップS11のYESルートからステップS14
へ進み、現在のYi 値(Yi =Yj+1 とその2つ前の値
(Yi-2 =Yj-1 )との差が所定の値以内(DELTA
2)であるか否かの判断を行なう(|Yi −Yi-2 |=
|Yk+1 −YK-1 |≦DELTA 2 ?;ステップS14)。
【0059】この判定がYESである場合(ステップS
14のYESルート)、Yj はノイズによるものと判定
し、現在(i=j+1)も2周期前(i=j−1)から
ずっと連続しているものとして前の第1の線分のグルー
プ(ラベル)に画素数を2加算する(ステップS1
5)。そして、F=0としたのち(ステップS17)、
iをインクリメントする(ステップS13)。つまり、
2つ前のデータと連続性がある場合、1つ前のデータは
ノイズであったと判断し、第1の線分のグループ(ラベ
ル)に登録する。
14のYESルート)、Yj はノイズによるものと判定
し、現在(i=j+1)も2周期前(i=j−1)から
ずっと連続しているものとして前の第1の線分のグルー
プ(ラベル)に画素数を2加算する(ステップS1
5)。そして、F=0としたのち(ステップS17)、
iをインクリメントする(ステップS13)。つまり、
2つ前のデータと連続性がある場合、1つ前のデータは
ノイズであったと判断し、第1の線分のグループ(ラベ
ル)に登録する。
【0060】一方、ステップS11における判断の結
果、所定の値を超えている場合(ステップS14のNO
ルート)、つまり、連続性のない場合、2つ前のデータ
についても連続性がないため、ノイズに起因した不連続
判定ではないとして、前のグループとは別の新たなグル
ープ(線分2のグループ)として登録し、画素数を2加
算する(ステップS16)。そして、F=0としたのち
(ステップS17)、iをインクリメントする(ステッ
プS13)。
果、所定の値を超えている場合(ステップS14のNO
ルート)、つまり、連続性のない場合、2つ前のデータ
についても連続性がないため、ノイズに起因した不連続
判定ではないとして、前のグループとは別の新たなグル
ープ(線分2のグループ)として登録し、画素数を2加
算する(ステップS16)。そして、F=0としたのち
(ステップS17)、iをインクリメントする(ステッ
プS13)。
【0061】このような処理によって、第1の線分(図
5のf1 ),2の線分(隙間部分に相当する、図5のf
2 ),第3の線分又は最後の線分(図5のf3 )の各画
素数が求められ、全画素数(既知の値)から第1の線分
及び第3の線分又は最後の線分の画素数を減算すること
で隙間間隔の大きさを求めることができる。これによ
り、Yi データが図7(b),(c),図8(a),
(b)に示すようなものでも、隙間間隔(SP1〜SP
4)を適切に求めることができる。
5のf1 ),2の線分(隙間部分に相当する、図5のf
2 ),第3の線分又は最後の線分(図5のf3 )の各画
素数が求められ、全画素数(既知の値)から第1の線分
及び第3の線分又は最後の線分の画素数を減算すること
で隙間間隔の大きさを求めることができる。これによ
り、Yi データが図7(b),(c),図8(a),
(b)に示すようなものでも、隙間間隔(SP1〜SP
4)を適切に求めることができる。
【0062】このように、本発明の製函用シート材の接
合部判定方法及び製函用シート材の接合判定装置によれ
ば、射影法によっても逐次比較法によっても、光のパタ
ーンを用いて測定しているので、光量の濃淡にかかわら
ず、容易に段ボールケース1の接合部1Cを判定するこ
とができるほか、さらには、光源としてシート状に集光
した強力な光を用いているので、段ボールケース1のラ
イナの色や印刷部分の影響を受けることがなく、この場
合も容易に段ボールケース1の接合部1Cを判定するこ
とができる。従って、段ボールケースの製函工程ライン
の性能及び信頼性を大幅に向上させることができる利点
がある。
合部判定方法及び製函用シート材の接合判定装置によれ
ば、射影法によっても逐次比較法によっても、光のパタ
ーンを用いて測定しているので、光量の濃淡にかかわら
ず、容易に段ボールケース1の接合部1Cを判定するこ
とができるほか、さらには、光源としてシート状に集光
した強力な光を用いているので、段ボールケース1のラ
イナの色や印刷部分の影響を受けることがなく、この場
合も容易に段ボールケース1の接合部1Cを判定するこ
とができる。従って、段ボールケースの製函工程ライン
の性能及び信頼性を大幅に向上させることができる利点
がある。
【0063】(c)その他 本実施形態では、本装置がライン下部に設けられた構成
となっているが、ライン上部に設けるようにしてもよ
く、この場合も同様の効果を得ることができる。また、
シート材として段ボールケースを用いているが、段ボー
ルケースに限定されるものではなく、さらには、接合部
1Cを抽出する方法として、射影法及び逐次比較法を用
いているが、このような抽出手段はそれに限定されるも
のでなはく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形
して実施することができる。
となっているが、ライン上部に設けるようにしてもよ
く、この場合も同様の効果を得ることができる。また、
シート材として段ボールケースを用いているが、段ボー
ルケースに限定されるものではなく、さらには、接合部
1Cを抽出する方法として、射影法及び逐次比較法を用
いているが、このような抽出手段はそれに限定されるも
のでなはく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形
して実施することができる。
【0064】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の製函用シ
ート材の接合部判定方法及び製函用シート材の接合部判
定装置によれば、光のパターンを用いて測定しているの
で、光量の濃淡にかかわらず、容易にシート材の接合部
を測定することができるほか、さらには、光源としてシ
ート状に集光した強力な光を用いているので、シート材
のライナの色や印刷部分の影響を受けることがなく、こ
の場合も容易にシート材の接合部を測定することができ
る。従って、シート材の製函工程ラインの性能及び信頼
性を大幅に向上させることができる利点がある(請求項
1,2)。
ート材の接合部判定方法及び製函用シート材の接合部判
定装置によれば、光のパターンを用いて測定しているの
で、光量の濃淡にかかわらず、容易にシート材の接合部
を測定することができるほか、さらには、光源としてシ
ート状に集光した強力な光を用いているので、シート材
のライナの色や印刷部分の影響を受けることがなく、こ
の場合も容易にシート材の接合部を測定することができ
る。従って、シート材の製函工程ラインの性能及び信頼
性を大幅に向上させることができる利点がある(請求項
1,2)。
【図1】本発明の一実施形態にかかる製函用シート材の
接合部判定装置の概略構成図である。
接合部判定装置の概略構成図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる製函用シート材の
接合部判定装置の設置位置を示す図である。
接合部判定装置の設置位置を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかる製函用シート材の
接合部判定装置の要部を説明するための図である。
接合部判定装置の要部を説明するための図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかる製函用シート材の
接合部の隙間間隔についての第1の検出方法(射影法)
を説明するための画像の模式図である。
接合部の隙間間隔についての第1の検出方法(射影法)
を説明するための画像の模式図である。
【図5】本発明の一実施形態にかかる製函用シート材の
接合部の隙間間隔についての第2の検出方法(逐次比較
法)を説明するための画像の模式図である。
接合部の隙間間隔についての第2の検出方法(逐次比較
法)を説明するための画像の模式図である。
【図6】本発明の一実施形態にかかる第2の検出方法を
使用して得られた画像の拡大図である。
使用して得られた画像の拡大図である。
【図7】(a)〜(c)はそれぞれ本発明の一実施形態
にかかる第2の検出方法を使用して得られた接合部の検
出パターンの一例を示す図である。
にかかる第2の検出方法を使用して得られた接合部の検
出パターンの一例を示す図である。
【図8】(a),(b)はそれぞれ本発明の一実施形態
にかかる第2の検出方法を使用して得られた接合部の検
出パターンの他の例を示す図である。
にかかる第2の検出方法を使用して得られた接合部の検
出パターンの他の例を示す図である。
【図9】段ボールシートの中芯部分における切断不良の
状態を示す図である。
状態を示す図である。
【図10】図4及び図5に示す第1の検出方法を説明す
るためのフローチャートである。
るためのフローチャートである。
【図11】図5における第2の検出方法を説明するため
のフローチャートである。
のフローチャートである。
【図12】図5における第2の検出方法のアルゴリズム
を説明するためのフローチャートである。
を説明するためのフローチャートである。
【図13】段ボールケースを折り畳んだ状態を示す斜視
図とその要部を示す図である。
図とその要部を示す図である。
【符号の説明】 1 段ボールケース 1A 天フラップ 1B 底フラップ 1C 接合部 1D 隙間 1E 縁部 10 光源 11 光センサ(撮像手段;カメラ) 12 位置決め装置 13 シート通過検出センサ 14 演算・判定装置(良否判定装置) 15 表示装置(判定結果表示装置) 20 制御装置(CNC) 30 スクエアリング部 31 カウンタ部 32 第1搬送コンベア 33 第2搬送コンベア
Claims (2)
- 【請求項1】 両端部を互いに接合されたシート材から
ケースを連続的に組み立てる製函装置に用いられ、ライ
ン上を走行する該シート材の接合部に光源から光を照射
し、撮像手段により該接合部の画像を撮像して、撮像さ
れた画像情報に基づいて該接合部に形成された隙間の間
隔を演算し、この演算結果から該接合部の良否判定を行
なう、製函用シート材の接合部判定方法において、 まず、該光源及び該撮像手段が該ライン上を走行する該
シート材の接合部位置に応じた方向を向き、且つ、該撮
像手段による撮像方向が該光源からのシート状の光軸方
向に対して角度を有するように、該光源及び該撮像手段
の位置調整を行ない、 ついで、該光源から該接合部に向けて該隙間を横切るよ
うにシート状の光を照射して、 該撮像手段により該光源から光を照射された該接合部の
画像を撮像し、 該撮像手段で撮像された画像情報に基づいて該接合部の
間隔を演算し、この演算結果を予め設定された上限値及
び下限値と比較して該接合部の良否判定を行なうことを
特徴とする、製函用シート材の接合部判定方法。 - 【請求項2】 両端部を互いに接合されたシート材から
ケースを連続的に組み立てる製函装置にそなえられ、該
シート材の接合部に形成された隙間の間隔を測定して該
接合部の良否を判定する製函用シート材の接合部判定装
置において、 ライン上を走行する該シート材の該接合部に向けて該隙
間を横切るようにシート状の光を照射する光源と、 該光源によって照射された該接合部の画像を撮像する撮
像手段と、 該光源及び該撮像手段の配置状態を該ライン上を走行す
る該シート材の接合部位置に応じて設定する位置決め装
置と、 該撮像手段からの信号に基づいて、該接合部の間隔を演
算し、その演算結果を予め設定された上限値及び下限値
と比較して該接合部の良否判定を行なう演算・判定手段
とをそなえ、 該撮像手段による撮像方向が、該光源からのシート状の
光軸方向に対して角度を有するように設定されているこ
とを特徴とする、製函用シート材の接合部判定装置。
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