JP2000289358A - 平版印刷版の検査装置 - Google Patents

平版印刷版の検査装置

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JP2000289358A
JP2000289358A JP11101512A JP10151299A JP2000289358A JP 2000289358 A JP2000289358 A JP 2000289358A JP 11101512 A JP11101512 A JP 11101512A JP 10151299 A JP10151299 A JP 10151299A JP 2000289358 A JP2000289358 A JP 2000289358A
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Japan
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lithographic printing
plate
inspection apparatus
digital camera
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JP11101512A
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Osamu Ariga
修 有賀
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PS版の流れ方向に連続して発生した欠陥部
でも正確に検出できるようにすることを課題とする。 【解決手段】 搬送中のPS版10を撮像するデジタル
カメラが設けられている。このデジタルカメラの内部に
設けられたイメージセンサは、PS版10の搬送方向に
対し、縦長形状の受光素子を持ったCCDラインセンサ
26とされている。このため、検出範囲(受光範囲)が
縦長になり、PS版10の幅方向のコントラストの変化
が大きく出るため、搬送方向に連続した縦筋のような欠
陥部Rであっても、正確に検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平版印刷版の欠陥
部を検出する平版印刷版の検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】感光性平版印刷版(以下「PS版」とい
う)は、一般にシート状或いはコイル状のアルミニウム
版に、例えば、砂目立て、陽極酸化、シリケート処理、
その他化成処理等の表面処理を単独又は適宜組み合わせ
て行い、次いで、感光液を塗布して感光層を形成した
後、所望のサイズに裁断することで製造される。
【0003】この裁断工程に移行する前に、感光層の欠
陥部(筋、傷、塗布ムラ、ゴミの付着等)がレーザ式検
査機で検出され、欠陥部を識別するためにPS版のエッ
ジ付近にラベルが貼り付けられる。そして、裁断時にラ
ベルを識別して不良品として排除するようになってい
る。
【0004】ところで、図6及び図7に示すように、レ
ーザ式検査機32は、レーザー光をPS版10の幅方向
(搬送方向と直交する方向)へ偏向走査する回転多面鏡
36と、PS版10で反射したレーザー光を受光するレ
シーバ34とから構成され、レーザー光の反射光量の変
化(アナログ波形や微分波形)を所定の感度レベルと比
較し、欠陥部Rを発見するようになっている。しかし、
流れ方向に連続した欠陥部R(例えば、縦筋)がある場
合、外観上のコントラストに比して、レーザー光のスポ
ットの範囲では、コントラストが小さいため、機械検査
に一定の限界を設け、人による目視判断に一部依存して
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、PS版の流れ方向に連続して発生した欠陥部でも
正確に検出できるようにすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
は、搬送中の平版印刷版を撮像するデジタルカメラが設
けられている。このデジタルカメラの内部に設けられた
イメージセンサは、平版印刷版の搬送方向に対して縦長
の形状をした受光素子を持つCCDラインセンサとされ
ている。
【0007】このため、検出範囲(受光範囲)が縦長に
なり、平版印刷版の幅方向のコントラストの変化が大き
く出るため、搬送方向に連続した縦筋のような欠陥部で
あっても正確に検出できる。さらに、撮像する毎に積算
することで、欠陥部を測長することができる。
【0008】請求項2に記載の発明では、検出範囲を縦
長とするために、CCDエリアセンサが縦長に利用され
ている。
【0009】請求項3に記載の発明では、決定手段が、
CCDラインセンサ等のイメージセンサから出力される
映像信号を際立たせる処理をして、所定の感度レベルを
越えた信号を欠陥部している。このように、筋状欠陥の
欠陥信号を強調することで、検出精度を向上させてい
る。
【0010】請求項4に記載の発明では、レーザー光で
搬送中の平版印刷版を走査し反射光量の変化で欠陥部を
検出するレーザ式検査機と併用される。すなわち、レー
ザ式検査機では検出できない低コントラストの筋状の欠
陥部をデジタルカメラで検出することで、人による目視
判断の故障検出力に近づけ、また、光沢のある傷等のよ
うに、レーザ式検査機が得意とするものはレーザ式検査
機で行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0012】図1及び図2に示すように、本形態に係る
平版印刷版の検査装置40は、PS版10の幅方向に配
置された4台のデジタルカメラ12を備えている。
【0013】このデジタルカメラ12は、検査ロール1
4の真上に位置しており、巻き掛けられたPS版10を
真上から撮像している。また、検査ロール14の上流側
及び下流側には、黄色のフィルター18で覆われた光源
(蛍光灯16)が配置され、PS版10の感光層を撮像
可能に照射している。
【0014】また、デジタルカメラ12とPS版10ま
での距離が一定に保持されており、焦点調整が不要とな
っている。また、黄色の光(波長は470nm〜770
nm)を照射することで、感光層の露光が防止される。
なお、フィルターと蛍光灯に替えて黄色蛍光灯であって
もよい。
【0015】一方、検査ロール14の下流側には、ラベ
ル貼付機20が設けられている。このラベル貼付機20
は、比較回路21(図4参照)から欠陥信号が出力され
た後、所定のタイミングでPS版10のエッジにラベル
24を貼り付ける。このラベル24を裁断時に識別し
て、不良品として排除するようになっている。なお、検
出情報をラベルに印字して貼り付けてもよい。
【0016】一方、図3に示すように、デジタルカメラ
12には、PS版10からの反射光をCCDラインセン
サ26に結像させるレンズ28が設けられている。
【0017】また、CCDラインセンサ26は、1つの
受光素子の形状が1:14の縦長となっており、PS版
10の幅方向(搬送方向と直交する方向)に受光素子が
2048個ある。
【0018】このように、縦長の受光素子を持つCCD
ラインセンサ26を使用することで、PS版10を読み
取ったときに、検出範囲(受光範囲)が搬送方向に縦長
になり、図4に示すように、出力信号が大きくなる。
【0019】また、1台のデジタルカメラ12の読み取
り範囲は、400mmとされており、幅分解能力(検出
精度)は、400mm/2048bit=0.195m
mとなる(この幅の傷を検出できる)。
【0020】なお、図1に示すように、本形態に係る検
査装置40は、カメラ視野420mmを持つ4台のデジ
タルカメラ12で1600mmの範囲をカバーするよう
になっている。そして、CCDラインセンサ26は、P
S版10の幅方向の1ラインの画像を見るように並んで
おり、隣合うCCDラインセンサ26の両端側は10m
mのラップがあるため、信号処理上、エッジ部分での画
像信号がキャンセルされている。
【0021】一方、図4に示すように、デジタルカメラ
12は一定の周期で入光量を読み取る。一定の周期と
は、一例として、開放された入光窓から入った光を変換
した信号電荷を0.2秒毎の蓄積データとして記憶する
時の蓄積時間単位であり、PS版10の搬送速度が設定
範囲内であれば、どの搬送速度であっても、PS版10
を漏れなく検査できるようになっている。
【0022】また、デジタルカメラ12から出力された
映像信号は、微分回路30で微分処理され、微分信号と
なる。感度レベル設定回路22は、予め定められた欠陥
部に対応する微分信号を含むように、感度レベル値を設
定するものである。比較回路21では、微分信号及び感
度レベル値が入力され、感度レベル値を越えた微分信号
を欠陥部として、欠陥信号を出力する。
【0023】この欠陥信号が出力されると、ラベル貼付
機20が所定のタイミングで駆動して、PS版10のエ
ッジにラベル24を貼り付ける。ラベル24が貼り付け
られたPS版10は、ロール60に巻き取られ、裁断工
程へ運搬される。
【0024】なお、感度レベル値は、PS版の種類によ
って調整される。また、上記説明では、片面に感光層が
塗布されたPS版について説明したが、両面に感光層が
ある場合は、両面にデジタルカメラ12をセットすれば
よい。
【0025】さらに、従来のレーザ式検査機と組み合わ
せることで、PS版の検査精度が向上する。なお、本形
態では、デジタルカメラ12にCCDラインセンサ26
を配置するようにしたが、これに替えてCCDエリアセ
ンサを縦長に利用してもよい。
【0026】なお、本形態では、微分回路30を用いた
が、これに特定されるわけでなく、図5に示すように、
映像信号のふらつきが所定幅を超えた信号について、筋
強調回路50で信号をより際立たせる処理して(所定値
を超えた部分を増幅する等)、感度レベル設定回路58
で設定された感度レベル値と比較回路54で比較し、感
度レベル値を越えた信号をデジタル信号として出力して
もよく、これと並列して、映像信号をムラ強調回路52
で濃淡のムラを強調して、感度レベル設定回路58で設
定された感度レベル値と比較回路56で比較して、感度
レベル値を越えた信号をデジタル信号として出力しても
よい。濃淡のムラを強調した場合には、ムラ領域を知ら
しめるために、さらに、ラベルを貼ることができる。ま
た、ムラ強調回路52は必須でなく、筋強調回路50だ
けで処理してよい。さらに、出力された映像信号を積算
したり、近接相関処理をしてもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、平版印刷
版の流れ方向に連続した欠陥部でも正確に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態に係る平版印刷版の検査装置を示す全体
斜視図である。
【図2】本形態に係る平版印刷版の検査装置を示す側面
図である。
【図3】本形態に係る平版印刷版の検査装置のCCDラ
インセンサを示す説明図である。
【図4】本形態に係る平版印刷版の検査装置のデータ処
理を示すブロック図である。
【図5】変形例に係る平版印刷版の検査装置のデータ処
理を示すブロック図である。
【図6】従来の平版印刷版の検査装置を示す全体斜視図
である。
【図7】従来の平版印刷版の検査装置を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
12 デジタルカメラ 21 比較回路(決定手段) 22 感度レベル設定回路(決定手段) 26 CCDラインセンサ 30 微分回路(決定手段)
フロントページの続き Fターム(参考) 2G051 AA90 AB20 BA01 BA20 BB07 CA03 CA04 CA07 CB01 DA01 DA06 EA08 EA12 EA14 EA19 EC06 ED14 2H114 AA04 AA10 EA02 EA04 5B057 BA12 BA21 CE03 DA03 DB02 DC22

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送中の平版印刷版の欠陥部を検出する
    平版印刷版の検査装置において、 搬送中の前記平版印刷版を撮像するデジタルカメラの内
    部に設けられたイメージセンサが、平版印刷版の搬送方
    向に対して縦長の受光素子を持つCCDラインセンサで
    あることを特徴とする平版印刷版の検査装置。
  2. 【請求項2】 搬送中の平版印刷版の欠陥部を検出する
    平版印刷版の検査装置において、 搬送中の前記平版印刷版を撮像するデジタルカメラの内
    部に設けられたイメージセンサが、平版印刷版の搬送方
    向に対して縦長に利用されたCCDエリアセンサである
    ことを特徴とする平版印刷版の検査装置。
  3. 【請求項3】 前記イメージセンサから出力される映像
    信号を際立たせる処理をし、所定の感度レベルを越えた
    信号を検出して欠陥部を決定する決定手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の平版印刷版
    の検査装置
  4. 【請求項4】 レーザー光で搬送中の平版印刷版を走査
    し反射光量の変化で欠陥部を検出するレーザ式検査機と
    併用されたことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れ
    かの平版印刷版の検査装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100966814B1 (ko) 2003-07-24 2010-06-29 주식회사 포스코 표면결함 검출 및 표면형상 인식장치
US8391046B2 (en) 2008-12-26 2013-03-05 Funai Electric Advanced Applied Technology Research Institute Inc. Memory cell array
WO2017002468A1 (ja) * 2015-06-29 2017-01-05 株式会社Screenホールディングス 外観検査装置および外観検査方法
JP2017015421A (ja) * 2015-06-29 2017-01-19 株式会社Screenホールディングス 外観検査装置および外観検査方法
WO2019147250A1 (en) * 2018-01-25 2019-08-01 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Media sensors

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