JPH11341456A - 家庭用マルチメディア通信システム - Google Patents

家庭用マルチメディア通信システム

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Publication number
JPH11341456A
JPH11341456A JP14986498A JP14986498A JPH11341456A JP H11341456 A JPH11341456 A JP H11341456A JP 14986498 A JP14986498 A JP 14986498A JP 14986498 A JP14986498 A JP 14986498A JP H11341456 A JPH11341456 A JP H11341456A
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JP
Japan
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data
character
unit
input
communication system
Prior art date
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Application number
JP14986498A
Other languages
English (en)
Inventor
Sumio Ogawara
澄夫 小川原
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Publication date
Application filed by Matsushita Graphic Communication Systems Inc filed Critical Matsushita Graphic Communication Systems Inc
Priority to JP14986498A priority Critical patent/JPH11341456A/ja
Publication of JPH11341456A publication Critical patent/JPH11341456A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な複合的な態様の通信が可能で、毛
筆等の筆跡の太さ変化も伝達でき、既存の電話等の通信
機器との相互通信できる、家庭用マルチメディア通信シ
ステムを提供すること。 【解決手段】 タブレット101は、ペン102による
入力から、座標(X,Y)と入力時筆圧Zを得る。この
データはリモコン・データ入力部105が受信し、タブ
レット・データ符号化部106が(X,Y,Z)を符号
化する。自画像用映像入力部108は自画像を撮影し取
り込む。多重化部123はそれぞれに符号化された映像
・静止画・音声・文字・図形各データを多重化し、伝達
制御部124が送信する。表示合成部133は、受信し
分離・復号化した映像・静止画・文字・図形各データを
合成し、映像表示部114に表示させる。映像表示部1
14は、各データを重ね又は画面を分割して同時に表示
させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ電話装置の
機能とテレライティング通信装置の機能を併せ持った家
庭用マルチメディア通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビ電話装置は、付属するカメ
ラで撮影した映像データと、付属するマイクで取り込ん
だ音声データと、を通信相手との間でリアルタイムに送
受信する。また、テレライティング通信装置は、付属す
るタブレットから入力された手書きの文字・図形データ
と、付属するマイクから取り込んだ音声データと、を通
信相手との間でリアルタイムに送受信する。
【0003】テレビ電話装置は、通信相手同士で顔の表
情や口・手・腕・体の動き、背景等をリアルタイムで送
受信するので、情感や雰囲気を伝えることができる。ま
た、テレライティング通信装置は、通信相手同士で文字
・図形データをリアルタイムで送受信するので、言葉で
は説明しづらい点などを文字・図形で表現して伝達する
ことができる。
【0004】さらに、上記のような特徴から、テレビ電
話装置及びテレライティング通信装置は、聴覚障害者同
士又は聴覚障害者と健常者のコミュニケーション・ツー
ルとして、手話通信又は筆談通信を可能とし、福祉用途
で有効な通信装置である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
テレビ電話装置においては、映像・音声データと共に文
字・図形データを送受信することはできず、又、従来の
テレライティング通信装置においては、文字・図形・音
声データと共に映像データを送受信することはできな
い、という問題がある。
【0006】また、従来のテレライティング通信装置を
用いた筆談通信においては、筆圧データを送受信する機
能がないので、毛筆やペンによる筆跡の微妙な太さの変
化を伝達することができない、という問題がある。
【0007】さらに、従来のテレビ電話装置及びテレラ
イティング通信装置は、既存の電話機やファクシミリ機
と互換性がない場合が多く、これらを使用して通信を行
うためには新たな専用機器を必要とし、多くの家庭に幅
広く普及しているとは言えない状況である。
【0008】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、様々な複合的な態様の通信が可能で、毛筆等の筆
跡の太さ変化も伝達でき、既存の電話等の通信機器との
相互通信できる、家庭用マルチメディア通信システムを
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下の手段を講じた。
【0010】請求項1記載の家庭用マルチメディア通信
システムに関する発明は、映像データを入力する映像入
力手段と、文字・図形データを入力する文字・図形入力
手段と、音声データを入力する音声入力手段と、前記映
像データ及び前記文字・図形データ及び前記音声データ
を符号化しシステム内外へ多重化して送信する送信制御
手段と、システム内外から受信したデータを分離・復号
化し映像データ及び文字・図形データ及び音声データを
取り出す受信制御手段と、前記受信映像データ及び前記
受信手書き文字・図形データを出力する表示手段と、前
記受信音声データを出力する音声出力手段と、を具備す
る構成を採る。
【0011】この構成によれば、映像データ、音声デー
タ、文字・図形データを任意の組み合わせで同時に送受
信し利用することができる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の家
庭用マルチメディア通信システムにおいて、前記文字・
図形入力手段は、専用のペンによって手書き入力された
文字・図形データを装置本体へ無線通信により送信する
手書き入力リモコン部と、前記ペンによって選択・決定
されたメニューを装置本体へ無線通信により送信するメ
ニュー選択リモコン部と、キーボードによってタイプさ
れた文字データを無線通信により装置本体へ送信するキ
ーボード・リモコン部と、を有する構成を採る。
【0013】この構成によれば、装置から離れた場所で
も入力ができる。また手書き入力が可能となる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項2記載の家
庭用マルチメディア通信システムにおいて、前記文字・
図形入力手段は、手書きの文字・図形が入力される時、
入力軌跡を示す座標値データと入力中の筆圧データを読
み取り、これらを合わせて文字・図形データを形成させ
る構成を採る。
【0015】この構成によれば、圧縮符号化時や送信時
など常に座標値データと筆圧データが一体となってお
り、伝送帯域が少なくて済む。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項3記載の家
庭用マルチメディア通信システムにおいて、前記表示手
段は、手書き入力された文字・図形を出力する時、前記
座標値データに基づき表示される軌跡表示が前記筆圧デ
ータによって太さを変え、又軌跡表示中併せて表示され
る筆型アイコンが軌跡表示の太さによってペン先若しく
は筆の穂先の大きさを変える構成を採る。
【0017】この構成によれば、筆圧に応じて太さを変
えることでペンや筆等による文字表現を出力時に再現す
ることができる。また軌跡だけでなくアイコンも変化さ
せることでわかりやすくなる。
【0018】請求項5記載の発明は、前記文字・図形入
力手段は、手書き入力時に一筆中の最大筆圧値を検出す
る最大筆圧値検出部と、前記最大筆圧値以降一筆終了ま
で筆圧が減少を続けることを検出する筆圧減少検出部
と、前記減少を続ける筆圧値を前記最大筆圧値以降一筆
終了まで蓄積する蓄積部と、この蓄積された筆圧データ
を出力の際には徐々に細くなる軌跡となって表示される
ように補正する補正部と、を有する構成を採る。
【0019】この構成によれば、筆文字の「はらい」に
代表されるような、最大筆圧時から徐々に細くなってい
く軌跡において、入力筆圧が急激に低減しても出力は滑
らかに細くしていくことができる。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項4又は請求
項5記載の家庭用マルチメディア通信システムにおい
て、前記送信制御手段は、前記文字・図形データ中、前
記座標値データと前記筆圧データを別々に符号化する構
成を採る。
【0021】この構成によれば、直前のデータからの変
化量が少ないと考えられる筆圧データにだけ前値予測差
分符号化を行うことができる。
【0022】請求項7記載の発明は、請求項1乃至請求
項6いずれかに記載の家庭用マルチメディア通信システ
ムにおいて、前記表示手段は、通信実行中に通信相手が
有する通信機能情報を受信し、データベースに保存し、
この蓄積された通信可能な相手先及びその相手先が有す
る通信機能情報を画面上に表示し、利用者は通信相手及
び通信方法を画面を見ながら選択・決定することができ
る構成を採る。
【0023】この構成によれば、利用者は過去に一度通
信を行ったことのある相手であれば、画面上での簡単な
メニュー選択によって、通信相手及び通信モード種類を
選択し、自動ダイヤルすることができる。
【0024】請求項8記載の発明は、請求項1乃至請求
項7いずれかに記載の家庭用マルチメディア通信システ
ムにおいて、前記映像入力手段は、利用者側の動画デー
タをリアルタイムで取り込む動画入力部と、静止画デー
タを取り込む静止画入力部と、を有する構成を採る。
【0025】この構成によれば、通信者間でお互いの動
画をそれぞれ表示するだけでなく、一つの静止画を双方
で共有して両者の画面に表示させることができる。
【0026】請求項9記載の発明は、請求項8記載の家
庭用マルチメディア通信システムにおいて、前記表示手
段は、画面フレームを分割し、一の分割フレームには通
信者相手から受信した前記動画データ又は前記文字・図
形データをリアルタイムで表示し、他の一の分割フレー
ムには通信者双方で共有する互いに同じ前記静止画デー
タを表示することが可能である構成を採る。
【0027】この構成によれば、画面を分割して複数の
フレームを形成し、各フレーム毎に異なるデータを出力
・表示させることで、一つの画面上で動画・静止画・文
字・図形を同時に表示させることができる。
【0028】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
家庭用マルチメディア通信システムにおいて、前記表示
手段は、一の分割フレームにリアルタイムの前記動画デ
ータ又は前記文字・図形データを表示し、他の一の分割
フレームには前記静止画データを表示している場合、前
記静止画の上に重ねて前記リアルタイムの文字・図形デ
ータを表示することができる構成を採る。
【0029】この構成によれば、文書・写真等の静止画
を共有してテレビ筆談モードで打ち合わせをしている際
に、静止画の上にもリアルタイムの筆談内容を書き込め
るので、情報の伝達がわかりやすくなる。
【0030】請求項11記載の発明は、請求項1乃至請
求項10いずれかに記載の家庭用マルチメディア通信シ
ステムにおいて、前記映像入力手段は、利用者が防犯監
視したい場所の映像を撮影し前記表示手段に出力する監
視用カメラと、この監視用カメラの役割を補助するため
の人体検知機能を有する赤外線センサ部と、この赤外線
センサ部の検知結果から人間以外の小動物等の影響を除
くために小動物を前記ドア等の監視場所に寄せ付けない
ための超音波発生部と、を有する構成を採る。
【0031】この構成によれば、家庭内でテレビ電話機
能を利用する場合を応用させて、人間の侵入がある場合
には警報音で知らせる監視するシステムを構築すること
ができる。また、赤外線センサと超音波で、映像による
監視センサの人体識別能力を高め、人物の侵入だけを検
知することができる。
【0032】請求項12記載の発明は、請求項1乃至請
求項11いずれかに記載の家庭用マルチメディア通信シ
ステムにおいて、前記映像入力手段は、小さな文字や物
体を撮影し、その映像を拡大して前記表示手段に表示さ
せることのできる拡大モニタリング用カメラを有する構
成を採る。
【0033】この構成によれば、拡大ビューアとして自
分で小さな文字や物体を見る時にも利用できる。
【0034】請求項13記載の発明は、請求項2乃至請
求項12いずれかに記載の家庭用マルチメディア通信シ
ステムにおいて、前記文字・図形入力手段は、前記各リ
モコン内に入力されたデータを圧縮し符号化する圧縮符
号化部と、この圧縮・符号化されたデータを赤外線変調
し装置本体の赤外線復調部へ送信する送信制御部と、を
有する構成を採る。
【0035】この構成によれば、変調部の消費電力が減
り、リモコンの電池が長持ちする。
【0036】請求項14記載の発明は、請求項2乃至請
求項13いずれかに記載の家庭用マルチメディア通信シ
ステムにおいて、前記文字・図形入力手段は、前記各リ
モコン内に送信データに識別コードを付加する識別コー
ド付加部と、登録番号を付加する登録番号付加部と、を
有する構成を採る。
【0037】この構成によれば、各リモコンの識別が可
能となり、異なる複数のリモコンを同時に使用したり、
ローカル通信モードにおいて家庭内の複数の利用者間で
筆談通信を行うことも可能となる。
【0038】請求項15記載の発明は、請求項2乃至請
求項14いずれかに記載の家庭用マルチメディア通信シ
ステムにおいて、前記文字・図形入力手段は、前記手書
き入力リモコン部と前記メニュー選択リモコン部の各々
の前記座標データを異なるサンプリング速度で読み取る
サンプリング部と、前記手書き入力リモコン部と前記メ
ニュー選択リモコン部の各々の前記座標データを異なる
送信速度で装置本体へ送信する構成を採る。
【0039】この構成によれば、手書き入力された文字
・図形データを読み取るよりも少ない座標データで済む
メニュー選択の際にはサンプリング回数を少なくするの
で、送信するデータ量が減り、低速度で送信できるの
で、リモコンの電池が長持ちする。
【0040】請求項16記載の発明は、請求項2乃至請
求項15いずれかに記載の家庭用マルチメディア通信シ
ステムにおいて、前記文字・図形入力手段は、前記ペン
を非使用時に収納する収納部と、この収納部に前記ペン
が収納されているかどうかを検出し、ペンが収納されて
いる場合には前記手書き入力リモコン部又は前記メニュ
ー選択リモコン部を電源OFF又はスリープ状態にする
ペン検出部と、を具備する構成を採る。
【0041】この構成によれば、ペンとリモコンが離散
することなく、又非使用時にはペンを収納するだけでリ
モコンが電源OFF又はスリープ状態となり、操作が簡
便となり、又電池が長持ちする。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0043】図1は、本発明の一実施の形態に係る家庭
用マルチメディア通信システムの構成を示すブロック図
である。
【0044】タブレット101は、ペン102により、
文字・図形を手書きで入力し、又メニューを選択する、
ポインティング・デバイスである。タブレット101
は、ペン102による入力から、電磁誘導や超音波吸収
の原理を利用して、入力された文字・図形のタブレット
101上における二次元絶対座標値(X,Y)と入力時
の筆圧値Zを得る。
【0045】ペン102による文字・図形の入力又はメ
ニューの選択は、予め設定してある筆圧値のしきい値k
により判断される。つまり、1)Z<kならメニュー選
択、2)Z≧kでメニュー決定、3)Z>kなら主に筆
談通信やファクシミリの原稿作成時に用いられるペンに
よる文字・図形の入力、と設定する。
【0046】キー・ボード103は、電子メールやテキ
スト・ホンの通信文書の作成に用いられる。
【0047】ポインティング・パッド104は、文字・
図形の入力を必要とせず、複数のメニューから使いたい
機能を選択する場合など、単なるメニュー選択に用いら
れる入力手段である。
【0048】リモコン・データ入力部105は、タブレ
ット101と、キーボード103と、ポインティング・
パッド104と、から、後述するように圧縮符号化され
た各出力を、赤外線又は電波による無線で受信する。各
出力フレームの先頭には、装置種類毎の装置識別コード
及び装置単体毎の登録番号が含まれており、リモコン・
データ入力部105は、これらの識別コードから判断し
て、各出力データをタブレット・データ符号化部106
かシステム制御部107へ振り分け伝達する。
【0049】これら各フレームの先頭の識別コード及び
登録番号により、一つのフレームを単位として、各リモ
コンの識別と、後続フィールドのデータの取込が可能と
なる。したがって、異なる複数のリモコンを同時に使用
したり、ローカル通信モードにおいて家庭内の複数の利
用者間で筆談通信を行うことも可能となる。
【0050】タブレット・データ符号化部106は、リ
モコン・データ入力部105からタブレット101が出
力した三次元タブレット・データ(X,Y,Z)を受け
取り、その時の使用者が選択している通信モードによっ
て、複数の符号化方法の中から後述するように方法を選
択し符号化処理を実行する。
【0051】このように、タブレット・データを筆圧デ
ータと共に圧縮符号化することにより、伝送帯域を増加
させずに筆文字による筆談が可能となる。
【0052】システム制御部107は、縮小命令セット
コンピューター(reduced instruction set computer;
以下、RISC)型マイコンと、ディジタル・シグナル
・プロセッサ(digital signal processor;以下、DS
P)と、メディア・プロセッサと、時分割制御と優先度
制御によるスケジュールリングを行うRTOS(リアル
タイムOS)と、制御タスク群と、で構成され、通信モ
ード又はローカル動作モードを切り替え設定する等、本
実施の形態に係る通信装置内部のハード・ウェアとソフ
ト・ウェアによる処理機能を統括制御する。
【0053】本実施の形態に係る家庭用マルチメディア
通信システムは、4つの映像入力部を有する。
【0054】自画像用映像入力部108は、テレビ電話
モード又はテレビ筆談モードにおいて、通信相手に送信
する自画像を撮影し取り込むカメラである。
【0055】静止画像用映像入力部109は、送信する
ものが打ち合わせに使われる文書や写真など一定時間特
定の同じ物の場合、解像度の高い画像として送信するた
めに、動画ではなく静止画として送信するための静止画
像用のカメラである。
【0056】監視用映像入力部110は、後述する超音
波発生部111及び人体検知赤外線センサ112と共に
動作する監視用のカメラである。
【0057】拡大モニタ用映像入力部113は、小さな
文字や物体を後述する映像表示部114に拡大して表示
する、カメラである。これは送信データに用いるだけで
なく、取り込んだ映像を符号化せずに直接映像表示部1
14に表示させることで、拡大ビューアとして自分で小
さな文字や物体を見る時にも利用できる。
【0058】映像入力選択部115は、システム制御部
107の設定した通信モード又は後述するローカル動作
モードに応じて、4つの映像入力部;自画像用映像入力
部108、静止画像用映像入力部109、監視用映像入
力部110、拡大モニタ用映像入力部113の中から必
要なカメラを選択し、映像データを入力し、映像データ
変換部116へ送る。
【0059】映像データ変換部116は、入力された映
像データを、システム制御部107から通知される通信
モードで指示される解像度又は画面サイズに変換する機
能と、離散コサイン変換(discrete cosine transfor
m;以下、DCT)をベースとする符号化においてシス
テム制御部107からの通知に基づき伝送速度又はフレ
ーム速度に対応してブロック歪みを低減するフィルタの
特性を動的に変える機能と、を有する。
【0060】映像データ変換部116は、変換が終わっ
た映像データを、動画像データは動画像符号化部117
へ、静止画像データは静止画像符号化部118へ、送
る。
【0061】動画像符号化部117は、DCT・動き補
償・ハフマン符号などを用いるハイブリッド符号化方法
を用いて圧縮符号化を行うと共に、テレビ電話・テレビ
筆談・監視等複数の用途に対し同時に使用できるよう時
分割多重処理を行う。
【0062】静止画像符号化部118は、静止画像用映
像入力部109から取り込んだ文書や写真、物体等の映
像を高精細な静止画として圧縮符号化して高能率に送信
または蓄積するため、MH符号化又はJPEG・Wav
elet等による圧縮を行う。
【0063】エコー・キャンセル部119は、送話用マ
イク120と受話用スピーカー121を有し、又後述す
る音声データ符号化部122と音声復号化部131と接
続している。エコー・キャンセル部119は、マイク1
20から入力された音声データを音声データ符号化部1
22へ送り、又、音声データ復号化部131から受信さ
れた音声データを受け取りスピーカー121へ出力す
る。
【0064】上記伝達中、エコー・キャンセル部119
は、ハンズ・フリー・ホンを実現するため、送話用マイ
ク120と受話用スピーカー121の、直接若しくは周
囲の反響での音響結合によるハウリングと、一般のアナ
ログ電話機と接続する二線四線変換のハイブリッド回路
のインピーダンス不整合によるハウリングと、を防止す
る。
【0065】音声データ符号化部122は、送話用マイ
ク120から入力され、エコー・キャンセル部119で
処理された音声データに対し、テレビ電話用音声符号化
処理を行う。
【0066】多重化部123は、タブレット・データ符
号化部106と、動画像符号化部117と、静止画像符
号化部118と、音声データ符号化部122と、からの
圧縮されたデータ及びバイパスし圧縮されていないデー
タを、通信モードに対応するように多重化し、伝達制御
部124に出力する。
【0067】伝達制御部124は、多重化部123から
の出力を送信データとして伝達媒体125を介して通信
相手に送信し、又は蓄積データとして蓄積媒体126に
蓄積する。又、伝達媒体125を介して通信相手から受
信したデータ及び蓄積媒体126から読み出したデータ
を分離部127へ渡す。ここで、伝達媒体125は、P
STN、ISDN、Internet、PHS、W−C
DMA、IrDAを用いたWAN、LAN、Inter
net等である。また、蓄積媒体126は、タブレット
101を使い手書き入力でファクシミリ送信を行うよう
な方式変換を必要とする送受信又は電子メールや音声メ
ールの遅延再生などの通信形態であるストア・アンド・
フォワード(蓄積型)通信を行うための磁気ディスク、
光ディスク等である。
【0068】分離部127は、通信相手から受信したデ
ータ又は蓄積媒体126から読み出したデータを、通信
モードに対応して、タブレット・データ復号化部128
と、動画像復号化部129と、静止画像復号化部130
と、音声データ復号化部131と、に分配する。
【0069】このように、本実施の形態に係る家庭用マ
ルチメディア通信システムでは、映像、音声、文字・図
形データをそれぞれ別個のルートで扱い、さらに伝達媒
体として既存の公衆電話網等とも接続できるため、本シ
ステムの音声データを扱う経路のみを用いれば既存の電
話とも通信できる。又同様にファクシミリ通信も既存の
ファクシミリ機と通信できる。したがって、通信相手が
既存の通信手段しか持たない場合でも互換性を有するよ
うになっている。
【0070】タブレット・データ復号化部128は、通
信媒体125を介して受信したデータ又は蓄積媒体12
6から読み出したデータに対し、その時の使用者が選択
している通信モードによって、複数の復号化方法の中か
ら符号化方法を選択して実行する。この点については後
述する。
【0071】動画像復号化部129は、通信媒体125
を介して受信したデータ又は蓄積媒体126から読み出
したDCT・動き補償・ハフマン符号などを用いるハイ
ブリッド符号化方法を用いた映像データに対し伸長復号
処理を行うと共に、テレビ電話・テレビ筆談・監視等複
数の用途に対し同時に使用できるよう時分割多重処理を
行う。
【0072】静止画像復号化部130は、通信媒体12
5を介して受信したデータ又は蓄積媒体126から読み
出したMH符号化又はJPEG・Wavelet等で圧
縮された静止画データに対して伸長復号化処理を行う。
【0073】音声データ復号化部131は、通信媒体1
25を介して受信したデータ又は蓄積媒体126から読
み出したテレビ電話用音声符号化処理された音声データ
に対して復号化処理を行う。
【0074】スピーカー121は、一般の電話機やテレ
ビ電話での通話において受話を出力すると共に、システ
ム制御部107からの指示により、着信時の呼び出し
音、リモコン操作の確認音、異常発生時の警報音、も出
力する。
【0075】映像データ変換部132は、タブレット・
データ復号化部128と、動画像復号化部129と、静
止画像復号化部130と、から入力された映像データ
を、システム制御部107から通知される通信モードで
指示される解像度又は画面サイズに変換する機能と、D
CTをベースとする復号化においてシステム制御部10
7からの通知に基づき伝送速度又はフレーム速度に対応
してブロック歪みを低減するフィルタの特性を動的に変
える機能と、を有する。
【0076】表示合成部133は、映像データ変換部1
32から受け取った復号化出力と、後述するアイコン・
フォント生成部134からの出力と、を合成し、映像表
示部114へ出力する。
【0077】映像表示部114は、CRT、LCD、P
DPで構成された家庭用テレビや大画面プロジェクタで
あり、送信する又は受信したテレビ電話、テレビ筆談の
動画、静止画、手書き文字・図形、メニューやカーソル
のアイコン、および着信呼び出しや異常警報の視覚情報
等、を画面を分割する等して通信モード及び選択されて
いる通信機能に応じて、任意の情報をまとめて表示す
る。
【0078】アイコン・フォント生成部134は、シス
テム制御部107からの指示により、メニュー・アイコ
ンと、メニュー・アイコンを選択するためのカーソル・
アイコンと、文字フォントと、を生成する。
【0079】超音波発生部111は、人間の不法侵入を
監視する監視用映像入力部110の撮像監視範囲に、犬
や猫等の小動物が侵入しないように、犬や猫の嫌う20
kHz以上の超音波を予め発生させておき、監視用映像
入力部110が人間の不法侵入を監視する映像監視セン
サとしてより正確に機能することを補助する。
【0080】人体検知赤外線センサ112は、人体や小
動物から放射される赤外線を吸収し、温度の情報変化に
より電気信号の変化に変換される焦電材料で構成され
る。これによりシステム制御部107は、人体検知赤外
線センサ112からの電気信号の変化より人体の方が小
動物より大きいことを識別できる。よって人間の不法侵
入を監視する映像監視センサとしてより正確に機能する
ことを補助する。
【0081】以上のような構成により、本実施の形態に
係る家庭用マルチメディア通信システムの通信装置で
は、動画データ送受信中に文字・図形データを送受信で
きる等、音声・文字・図形・動画・静止画データを同時
且つ複合的に利用できため、様々な態様の通信が利用で
きる。
【0082】次いで以下に、上記構成による本システム
の各機能のシステム構成及び各機能使用時の動作につい
て、使用状況毎に説明する。
【0083】まずは、文字・図形データの符号化処理に
ついて詳細に説明する。既に述べたように、図1に示す
タブレット・データ符号化部106は、その時の通信モ
ードによって異なる符号化を実行する。以下、図2のフ
ロー図を用いて、タブレット・データ符号化部106内
での符号化処理の手順を説明する。
【0084】ステップ201(以下、ST201)で
は、タブレット・データ符号化部106は、リモコン・
データ入力部105から、三次元タブレット・データ
(X,Y,Z)を得る。
【0085】ST202でタブレット・データ符号化部
106は、システム制御部107からの指示により、現
在の通信モードがリアルタイムの通信か、又はファクシ
ミリ等蓄積型の通信か、を判別する。リアルタイムの通
信モードであれば、ST203へ、蓄積型の通信モード
であればST206へ、進む。
【0086】ST203では、リモコン・データ入力部
105において、一つの筆跡を構成する描画速度に追従
する時間間隔でサンプリングされた座標値と筆圧値のセ
ットを順次取り込まれた三次元データ(Xi,Yi
i)を、二次元座標値データ(Xi,Yi)と、一次元
筆圧値データZiと、に分離する。この分離は、既に述
べたように、予め設定してある筆圧値のしきい値kとZ
の値を比較し、Z>kの時、ペン入力による筆跡がある
ものと判断し、Zを筆圧値として取り出す。それ以外の
時は筆跡がないものと判断し、座標値(Xi,Yi)だけ
を取り出す。
【0087】ST204では、取り出した座標値データ
(X,Y)にゾーン符号化/差分連結符号化を行う。ま
た、ST205では、取り出した筆圧値データZに、1
ストローク内での筆圧値は滑らかに変化し直前の筆圧値
からの変化量は小さいという特性を利用し、前値予測差
分符号化を行う。
【0088】ST206では、蓄積型の通信モードとし
て、筆圧値Zに対応し描画する円の半径を変えることに
より毛筆やペン字のように描画軌跡の太さを変える必要
があるモードと、筆圧値Zを使わずに描画する円の半径
を固定し一定の太さで軌跡を描画するモードと、の二種
類の白黒二値ビットマップ変換が選択され行われる。
【0089】ST207では、白黒二値ビットマップ変
換されたデータをMH方式に代表されるファクシミリ信
号の圧縮符号化を行う。
【0090】また、以上述べた圧縮符号化処理に対応す
る解凍復号化処理が、受信したタブレット・データに対
し、タブレット・データ復号化部128で行われる。
【0091】次いで、アイコン・フォント生成部134
の、アイコンを作成し映像表示部114に表示する機能
の役割の一例を示す。
【0092】図3は、テレビ筆談モード時に送信側およ
び受信側の映像表示部114に表示される筆型アイコン
301を示す。筆型アイコン301は、入力した軌跡を
座標値に沿って再現する。その時の軌跡の太さは、入力
時の筆圧に比例した値又は後述するように比例した値に
補正を加えた値、に応じて細太が変化する。さらに、筆
型アイコン301は、軌跡の太さに応じて穂先の大きさ
を変化させる。例として、筆型アイコン302は細い軌
跡の描画時、筆型アイコン303は中間の太さの軌跡の
描画時、筆型アイコン304は太い軌跡の描画時、の状
態を示す。
【0093】このように軌跡の太さの変化を表示するだ
けでなく、筆型アイコンの穂先の太さの変化も映すこと
で、送信者がタブレット101を用いて手書き入力する
際に、現在の筆圧によってどの程度の太さの軌跡が通信
相手の画面上に表示されるのかを送信側システムの映像
表示部114に移る筆型アイコンの穂先及び軌跡の太さ
を確認しながら入力をすることができるので、入力しや
すくなる。また受信者も見やすい画面となる。
【0094】次いで、図4を用いて、テレビ筆談モード
時の映像表示部114の構成を説明する。テレビ電話モ
ードであれば、通信者の一方の画面には他方の自画映像
が映り、他方の画面には一方の自画映像が映る。しか
し、打ち合わせなどにおいては、図面、写真、文書など
同じ物を双方で見ながら話しをしたいというニーズが生
じる。テレビ筆談モードならば、通信者のいずれか一方
がアップロードした静止画を共有し、つまり通信者双方
の画面に表示し、リアルタイムで筆談することができ
る。
【0095】図4において、フレーム401は静止画用
の領域と筆談のためのリアルタイム用領域とに分割され
ている。静止画用領域402には、通信者のいずれか一
方がアップロードし通信者同士で共有する静止画を表示
される。また、送信筆談メッセージ用領域403には、
通信相手に送信した自身の筆談メッセージがリアルタイ
ムで表示される。同様に、受信筆談メッセージ用領域4
04には、通信相手から受信した相手の筆談メッセージ
がリアルタイムで表示される。
【0096】また、書込筆談メッセージ405に示すよ
うに、共有する静止画像上に重ねて筆談メッセージを書
き込み伝達することもできる。
【0097】このように、多くのデータ送受信を必要と
する動画ではなく静止画を使うことにより、伝送帯域の
制限により動画を高解像度で送ることができずテレビ電
話モードがうまく働かない時は、その代替として高精細
の静止画と筆談を組み合わせ打ち合わせなどを行うこと
ができる。
【0098】次いで、本実施の形態に係る家庭用マルチ
メディア通信システムの防犯監視カメラとしての機能に
ついて説明する。これは家庭内でテレビ電話機能を利用
する場合を応用させたものである。つまり、通常であれ
ば通信者相互の自画映像をモニタリングし合うところ、
通信を行っている一方の側から他方の側のモニタリング
だけを行い、これに赤外線センサを組み合わせることで
防犯監視システムとしての機能させることができる。
【0099】図5は、本実施の形態に係る家庭用マルチ
メディア通信システムの通信装置の防犯監視システムの
一構成例を示す模式図である。
【0100】図5において、監視対象である出入口ドア
501を、CCDカメラ又はCMOSカメラから成る監
視用映像入力部110が撮影している。監視用映像入力
部110は、広角で深い被写界深度のピン・ホール・レ
ンズを有しており、ドア501の間口全体を撮影する。
【0101】従来の監視システムは、監視カメラで撮影
した映像を画像処理して動きのあった物体の大きさなど
から人間か小動物かを判断している。本機能では、天井
に取り付けられた人体検知赤外線センサ112はドアの
入口を通過する人体又は小動物から放射される赤外線を
検知することで、映像からの判断と併せて処理すること
によりより高い精度で人間を検知することができる。
【0102】監視用信号合成分離部502は、人体検知
赤外線センサ112と監視用映像入力部110からの入
力信号を合成し、監視システム側無線送受信部503に
送る。監視システム側無線送受信部503は合成された
信号を装置本体の本体側無線送受信部504へ送信す
る。
【0103】装置本体では、システム制御部107が監
視用映像入力部110と人体検知赤外線センサ112か
らの信号から人間の侵入があるかどうかを判断する。侵
入があれば、警報音等でその旨知らされる。
【0104】また、撮像監視範囲に犬や猫等の小動物が
侵入し、精度良く人間の侵入の監視ができない状況の
時、システム制御部107は、本体側送受信部504及
び監視システム側送受信部503を介して超音波発生部
111の起動信号を送信する。この起動信号は監視用信
号合成分離部502で、分離され超音波発生部111に
伝達される。そして超音波を発生させ、小動物の侵入を
阻止する。
【0105】このように、人体検知赤外線センサ112
と超音波発生部111を利用することで、監視用映像入
力部110が、映像監視センサとしてより正確に機能す
るようにすることができる。
【0106】次いで、本実施の形態に係る家庭用マルチ
メディア通信システムの、画面上のメニューを見ながら
容易に通信モードの選択と自動ダイヤルを行うことがで
きる機能について、図6を用いて説明する。
【0107】図6は、通信モードの選択と自動ダイヤル
を行う時の表示画面の一構成例を示す模式図である。表
示画面の一フレーム601は、分割表示され、自動ダイ
ヤルが可能な通信相手及びその相手が有する通信機能を
示す。例えば図6の場合、自動ダイヤル可能な通信相手
先として、人物A、人物B、人物Cが表示されている。
ここでは、フレーム・カーソル603が人物Cの映像を
映す分割フレーム上に位置し、人物Cへの通信モードが
選択できる状態となっている。
【0108】各自動ダイヤル可能な通信相手先の分割フ
レーム内には、各相手先の有する通信機能がアイコン・
フォント生成部134が生成したメニュー・アイコン6
04によって表示されている。ここでは、人物Aはテレ
ビ電話及びテレビ筆談及びファクシミリ及び電話機能、
また人物Bはテレビ電話及びファクシミリ及び電話機
能、また人物Cはテレビ筆談及びファクシミリ及び電話
機能、が各々可能であることを示している。図6では、
例えばメニュー・カーソル605によって人物Cへファ
クシミリを送る通信モードが選択されている状態を示し
ている。
【0109】このようなメニュー表示をすることによ
り、宛先と通信モードを直感的に把握しやすく、使い勝
手が向上する。また上記カーソルの移動による選択及び
決定は、ペン102を用いてタブレット101又はポイ
ンティング・パッド104へ入力することでできるの
で、装置本体から離れた場所においても簡単に通信相手
先と通信モードの選択、及び自動ダイヤルができる。
【0110】次に、手書き入力された文字・図形の筆圧
値による補正について説明する。手書き入力時のリアル
タイム・モニタやファクシミリ送信モード等における筆
談を用いるモードにおいては、タブレット101にペン
102で入力された手書き文字・図形を、入力時の筆圧
データから可視化処理を施した上で出力画面上に再現す
る。以下に図7及び図8を用いてこの可視化処理される
方法について説明する。
【0111】図7(a)、(b)は、筆談モードにおけ
る筆圧補正による筆文字の可視化処理を、筆文字の「は
らい」の場合を用いて説明するための模式図である。
【0112】実際の筆文字では筆圧の変化が大きく、得
られた各座標毎の筆圧値をそのまま塗り潰す円の半径値
として出力する方法では、例えば図7(a)に示すよう
な筆文字の「はらい」のように徐々に軌跡を細くしてい
くような連続的なデータの場合、出力された軌跡の太さ
の変化が急激で、実際の筆文字のような美しい滑らかな
軌跡を再現できない。
【0113】そこで、図7(a)に示す「はらい」のよ
うに、最大筆圧値Znとなる座標(Xn,Yn)以降急激
にスプリングが復元し筆圧値Zが急減するような場合、
直前の座標での筆圧値と比較し、図7(b)に示すよう
に徐々に軌跡を細くしていくよう補正する。図7(b)
では、最大筆圧値Zn時の座標(Xn,Yn)以降の座標
(Xn+1,n+2 ・・・,Yn+1,n+2 ・・・)においては、筆圧値Z
n+1,n+2 ・・・が補正され、筆圧値Z’n+1,n+2 ・・・として再
現された様子を示している。
【0114】次いで、どのように補正を行い、図7
(b)のような出力を得るのかを、図8のフロー図を用
いて説明する。なお、筆圧値補正手段は、リモコン内、
つまりタブレット101内部にあっても、装置本体側に
あってもよい。
【0115】ST801では、1ストローク(一筆)内
の座標値(Xn,Yn)における筆圧値Znを読み込む。
同様に、ST802では、直前の座標値(Xn-1
n-1)における筆圧値Zn-1を読み込む。
【0116】ST803では、Z=0かどうかが判断さ
れ、Z=0であれば、1ストローク終了と判断され、S
T807へ進む。Z≠0であれば、ストロークの途中と
判断されてST804へ進む。
【0117】ST804では、ST801で読み込まれ
たZnとST802で読み込まれたZn-1が比較される。
これは、最大筆圧値Z、つまりその時の座標(Xn
n)以降の座標では筆圧値Zは連続的に減少する、と
いう筆圧値Zを見つけるためである。Zn<Zn-1であれ
ば、ZnはST805で補正対象候補として蓄積され、
n>Zn-1であれば、蓄積されず、ST806へ進む。
【0118】ST806では、1座標についての処理が
終わり、nを1増やしてST801に戻る。
【0119】上記手順がZn=0、つまり1ストローク
分終了するまで繰り返される。そして、ST803にお
いてZn=0となり、ST807へ進むと、最大筆圧値
nから1ストローク終了時の座標、つまり太さ0、ま
で徐々に軌跡が細くなり、出力される軌跡が滑らかに再
現されるように、各座標毎の筆圧値に比例して決められ
た円の半径に対する補正値が算出される。
【0120】ST808では、算出された補正値が蓄積
される。さらにST809では、蓄積された補正値に基
づいて可視化処理、つまり軌跡上の各座標における塗り
潰す円の半径又は輝度変調に対する補正、がなされる。
このように筆文字を伝えることで、書き手の個性をも伝
えることができる。
【0121】次いで、図9を用いて、本実施の形態に係
るワイヤレス・リモコンの構成・動作を説明する。本実
施の形態に係るワイヤレス・リモコンはタブレット10
1、キー・ボード103およびポインティング・パッド
104の3種類であるが、ここではタブレット101の
一構成例を示す。
【0122】図9において、入力画面901から入力さ
れたペン102による文字・図形は、サンプリング部9
02によって取り込まれ、筆圧値補正部903によって
既に述べた筆圧値の補正が行われる。
【0123】既に述べたように、ペン102によるタブ
レット101への入力は筆圧値によってメニュー選択か
文字・図形の手書き入力かが判断される。サンプリング
部902は、文字・図形の手書き入力時には毎秒100
座標を読み込み、メニュー選択時には毎秒10座標を読
み込む。このようにメニュー選択時は読み取る座標値デ
ータを少なくし、後述する赤外線送信速度を遅くするこ
とで、後述する赤外線変調部904の消費電力を軽減
し、タブレット101の電池905を長持ちさせること
ができる。
【0124】圧縮符号化部906は、既に述べた図1の
タブレット・データ符号化部106と同様に、座標値
(X,Y)にゾーン符号化/差分結合符号化を、筆圧値
Zに前値予測差分符号化を、行い、これらを合成する。
【0125】フレーム組立部907は、登録番号入力部
908からのヘッダ・データと圧縮符号化部906から
のデータと、から送信するフレームを組み立てる。
【0126】赤外線変調部904は、組み立てられたフ
レームを振幅偏移変調(amplitudeshift keying;AS
K)又はパルス位置変調(pulse position modulatio
n;PPM)で変調し、本体装置側の赤外線復調部90
9で受信され、受信データはリモコン・データ入力部1
05へ渡される。このように、赤外線通信の前に圧縮を
行うことにより、赤外線変調部904の消費電力を軽減
し、タブレット101の電池905を長持ちさせること
ができる。
【0127】さらに、ペン102は非使用時、タブレッ
ト101本体に設けられた収納部910に収められる。
収納部910はペン検出部911を有する。ペン検出部
911は、電池905からタブレット101全体を制御
する制御マイコン912への電源の供給を制御する機能
を有し、ペン102が収納部910に収納されている
時、タブレット101を電源OFF又はスリープモード
になるように供給電源を制御することができる。この制
御によってタブレット101の電池905を長持ちさせ
ることができる。
【0128】以上、ここでは筆圧値補正部903がタブ
レット101内部にある場合について述べたが、既に述
べたように、筆圧値を補正する手段は装置本体側にあっ
てもよい。
【0129】
【発明の効果】以上説明したように本発明の家庭用マル
チメディア通信システムは、映像、音声、筆圧データ付
の手書き文字・図形データ、を任意に組み合わせること
ができる。よって、筆談、テレビ筆談、テレビ電話筆談
等、様々な複合的な態様の通信が可能となる。
【0130】また、本発明の家庭用マルチメディア通信
システムは、筆圧データを文字の軌跡を示す座標値デー
タと共に送信することにより、毛筆やペンによる筆跡の
微妙な太さの変化を伝達し、書き手の個性を伝え表現す
ることができる。
【0131】また、本発明の家庭用マルチメディア通信
システムは、既存の電話・ファクシミリ・テレビ電話と
も相互通信できるため、受け入れられやすい。これは、
聴覚障害者同士又は聴覚障害者と健常者のコミュニケー
ションも発展させるものでもある。
【0132】さらに、本発明の家庭用マルチメディア通
信システムは、その映像を伝達できる特徴を応用して、
防犯監視システムや拡大ビューアとして利用することも
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る家庭用マルチメデ
ィア通信システムの構成を示すブロック図
【図2】上記実施の形態に係る符号化処理の手順を示す
フロー図
【図3】上記実施の形態に係る筆型アイコンと軌跡の太
さと示す模式図
【図4】上記実施の形態に係る静止画を用いたリアルタ
イム筆談通信中の表示画面の一構成例を示す模式図
【図5】上記実施の形態に係る監視システムの構成を示
す構成図
【図6】上記実施の形態に係る通信モードの選択と自動
ダイヤルを行う時の表示画面の一構成例を示す模式図
【図7】(a)上記実施の形態に係る筆談モードにおけ
る筆文字の入力を示す模式図の可視化処理 (b)上記実施の形態に係る筆談モードにおける可視化
処理後の筆文字の出力を示す模式図
【図8】上記実施の形態に係る筆圧補正による筆文字の
可視化処理の手順を示すフロー図
【図9】上記実施の形態に係るリモコンの構成を示すブ
ロック図
【符号の説明】
101 タブレット 102 ペン 103 キー・ボード 104 ポインティング・パッド 105 リモコン・データ入力部 106 タブレット・データ符号化部 107 システム制御部 108 自画像用映像入力部 109 静止画像用映像入力部 110 監視用映像入力部 111 超音波発生部 112 人体検知赤外線センサ 113 拡大モニタ用映像入力部 114 映像表示部 115 映像入力選択部 116 映像データ変換部 117 動画像符号化部 118 静止画像符号化部 119 エコー・キャンセル部 120 マイク 121 スピーカー 122 音声データ符号化部 123 多重化部 124 伝達制御部 127 分離部 128 タブレット・データ復号化部 129 動画像復号化部 130 静止画像復号化部 131 音声データ復号化部 132 映像データ変換部 133 表示合成部 134 アイコン・フォント生成部 301 筆型アイコン 903 筆圧値補正部 904 赤外線変調部 906 圧縮符号化部 907 フレーム組立部 908登録番号入力部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像データを入力する映像入力手段と、
    文字・図形データを入力する文字・図形入力手段と、音
    声データを入力する音声入力手段と、前記映像データ及
    び前記文字・図形データ及び前記音声データを符号化し
    システム内外へ多重化して送信する送信制御手段と、シ
    ステム内外から受信したデータを分離・復号化し映像デ
    ータ及び文字・図形データ及び音声データを取り出す受
    信制御手段と、前記受信映像データ及び前記受信手書き
    文字・図形データを出力する表示手段と、前記受信音声
    データを出力する音声出力手段と、を具備する家庭用マ
    ルチメディア通信システム。
  2. 【請求項2】 前記文字・図形入力手段は、専用のペン
    によって手書き入力された文字・図形データを装置本体
    へ無線通信により送信する手書き入力リモコン部と、前
    記ペンによって選択・決定されたメニューを装置本体へ
    無線通信により送信するメニュー選択リモコン部と、キ
    ーボードによってタイプされた文字データを無線通信に
    より装置本体へ送信するキーボード・リモコン部と、を
    有することを特徴とする請求項1記載の家庭用マルチメ
    ディア通信システム。
  3. 【請求項3】 前記文字・図形入力手段は、手書きの文
    字・図形が入力される時、入力軌跡を示す座標値データ
    と入力中の筆圧データを読み取り、これらを合わせて文
    字・図形データを形成させることを特徴とする請求項2
    記載の家庭用マルチメディア通信システム。
  4. 【請求項4】 前記表示手段は、手書き入力された文字
    ・図形を出力する時、前記座標値データに基づき表示さ
    れる軌跡表示が前記筆圧データによって太さを変え、又
    軌跡表示中併せて表示される筆型アイコンが軌跡表示の
    太さによってペン先若しくは筆の穂先の大きさを変え
    る、ことを特徴とする請求項3記載の家庭用マルチメデ
    ィア通信システム。
  5. 【請求項5】 前記文字・図形入力手段は、手書き入力
    時に一筆中の最大筆圧値を検出する最大筆圧値検出部
    と、前記最大筆圧値以降一筆終了まで筆圧が減少を続け
    ることを検出する筆圧減少検出部と、前記減少を続ける
    筆圧値を前記最大筆圧値以降一筆終了まで蓄積する蓄積
    部と、この蓄積された筆圧データを出力する際には徐々
    に細くなる滑らかな軌跡となって表示されるように補正
    する補正部と、を有することを特徴とする請求項4記載
    の家庭用マルチメディア通信システム。
  6. 【請求項6】 前記送信制御手段は、前記文字・図形デ
    ータ中、前記座標値データと前記筆圧データを別々に符
    号化することを特徴とする請求項4又は請求項5記載の
    家庭用マルチメディア通信システム。
  7. 【請求項7】 前記表示手段は、通信実行中に通信相手
    が有する通信機能情報を受信し、データベースに保存
    し、この蓄積された通信可能な相手先及びその相手先が
    有する通信機能情報を画面上に表示し、利用者は通信相
    手及び通信方法を画面を見ながら選択・決定することが
    できることを特徴とする請求項1乃至請求項6いずれか
    に記載の家庭用マルチメディア通信システム。
  8. 【請求項8】 前記映像入力手段は、利用者側の動画デ
    ータをリアルタイムで取り込む動画入力部と、静止画デ
    ータを取り込む静止画入力部と、を有することを特徴と
    する請求項1乃至請求項7いずれかに記載の家庭用マル
    チメディア通信システム。
  9. 【請求項9】 前記表示手段は、画面フレームを分割
    し、一の分割フレームには通信者相手から受信した前記
    動画データ又は前記文字・図形データをリアルタイムで
    表示し、他の一の分割フレームには通信者双方で共有す
    る互いに同じ前記静止画データを表示することが可能で
    あることを特徴とする請求項8記載の家庭用マルチメデ
    ィア通信システム。
  10. 【請求項10】 前記表示手段は、一の分割フレームに
    リアルタイムの前記動画データ又は前記文字・図形デー
    タを表示し、他の一の分割フレームには前記静止画デー
    タを表示している場合、前記静止画の上に重ねて前記リ
    アルタイムの文字・図形データを表示することができる
    ことを特徴とする請求項9記載の家庭用マルチメディア
    通信システム。
  11. 【請求項11】 前記映像入力手段は、利用者が防犯監
    視したい場所の映像を撮影し前記表示手段に出力する監
    視用カメラと、この監視用カメラの役割を補助するため
    の人体検知機能を有する赤外線センサ部と、この赤外線
    センサ部の検知結果から人間以外の小動物等の影響を除
    くために小動物を前記ドア等の監視場所に寄せ付けない
    ための超音波発生部と、を有することを特徴とする請求
    項1乃至請求項10いずれかに記載の家庭用マルチメデ
    ィア通信システム。
  12. 【請求項12】 前記映像入力手段は、小さな文字や物
    体を撮影し、その映像を拡大して前記表示手段に表示さ
    せることのできる拡大モニタリング用カメラを有するこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項11いずれかに記載
    の家庭用マルチメディア通信システム。
  13. 【請求項13】 前記文字・図形入力手段は、前記各リ
    モコン内に入力されたデータを圧縮し符号化する圧縮符
    号化部と、この圧縮・符号化されたデータを赤外線変調
    し装置本体の赤外線復調部へ送信する送信制御部と、を
    有することを特徴とする請求項2乃至請求項12いずれ
    かに記載の家庭用マルチメディア通信システム。
  14. 【請求項14】 前記文字・図形入力手段は、前記各リ
    モコン内に送信データに識別コードを付加する識別コー
    ド付加部と、登録番号を付加する登録番号付加部と、を
    有することを特徴とする請求項2乃至請求項13いずれ
    かに記載の家庭用マルチメディア通信システム。
  15. 【請求項15】前記文字・図形入力手段は、前記メニュ
    ー選択リモコン部の前記座標データ読取時には前記手書
    き入力リモコン部の前記座標データ読取時よりも遅いサ
    ンプリング速度で読み取りを行うサンプリング部と、前
    記メニュー選択リモコン部の前記座標データ送信時には
    前記手書き入力リモコン部の前記座標データ送信時より
    も遅い送信速度で装置本体へ送信する赤外線送信部と、
    を有することを特徴とする請求項2乃至請求項14いず
    れかに記載の家庭用マルチメディア通信システム。
  16. 【請求項16】前記文字・図形入力手段は、前記ペンを
    非使用時に収納する収納部と、この収納部に前記ペンが
    収納されているかどうかを検出し、ペンが収納されてい
    る場合には前記手書き入力リモコン部又は前記メニュー
    選択リモコン部を電源OFF又はスリープ状態にするペ
    ン検出部と、を具備することを特徴とする請求項2乃至
    請求項15いずれかに記載の家庭用マルチメディア通信
    システム。
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