JPH08307843A - テレビ会議システム - Google Patents

テレビ会議システム

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JPH08307843A
JPH08307843A JP10492895A JP10492895A JPH08307843A JP H08307843 A JPH08307843 A JP H08307843A JP 10492895 A JP10492895 A JP 10492895A JP 10492895 A JP10492895 A JP 10492895A JP H08307843 A JPH08307843 A JP H08307843A
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JP10492895A
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Inventor
Seiichi Kakinuma
成一 柿沼
Makoto Hasegawa
誠 長谷川
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は会議、打合せをより現実のものに近い
感覚で行うことができるテレビ会議システムを提供する
ことを目的とする。 【構成】カメラ21の画像信号を手段25で1画面を構
成するイントラフレームに変換し、静止画化命令信号供
給によりフレームを手段25に保持し、保持フレームを
手段24により符号化して静止画データとして手段28
へ送信し、手段29に保持し、この保持データを手段2
8で復号する。一方、命令信号解除により手段25で順
次生成されるイントラフレームの特定色を、手段27で
抽出し、この抽出特定色の画像座標での座標値を求め、
この座標値の前回と今回の差分値を手段30へ送信し、
手段30で差分値に前回座標値を加算して今回座標値を
求め、この今回座標値が示す位置にポインタを表示する
データを出力し、このデータを手段31で復号データと
合成してモニタ34に静止画像上に動くポインタ記号を
写し出すように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビ会議システムに関
する。テレビ会議システムは、遠隔地に存在する各会議
室にテレビカメラを設置し、カメラで撮像された動画像
また音声を専用線又はISDN(ディジタル総合通信
網)等を介して相互通信するものであり、近年、企業に
おいてテレビ会議システムを利用した会議、打合せが頻
繁に行われるようになってきた。そこで、会議、打合せ
をより現実のものに近い感覚で行うことができるテレビ
会議システムが要望されている。
【0002】
【従来の技術】従来のテレビ会議システムは、図6に示
すように、各会議室A,Bに、カメラ1,2、モニタ
3,4、マイク5,6、及びスピーカ7,8を設置し、
カメラ1,2及びモニタ3,4を双方向の映像回線9で
接続し、マイク5,6及びスピーカ7,8を双方向の音
声回線10で接続して構成されている。
【0003】このようなシステムにおいては、相手の人
物像及び資料を動画像で通信するので、今までの電話に
よる音声のみのコミュニケーションに取って代わる有用
性を持っている。特に、長距離の相手とのコミュニケー
ションに用いれば、出張費の削減、時間の有効活用等と
いったメリットがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のテレビ会議システムにおいては、例えば、人がホワ
イトボードで説明している様子を、カメラ1又は2で撮
像した場合、人物像とホワイトボードの双方が入るよう
に撮像したのではホワイトボードの文字等の情報を相手
のモニタ3又は4で読み取ることができないケースがあ
る。
【0005】そこで、人物像のみ、ホワイトボードのみ
といった具合に切り替えて撮像が行われることが多い。
この際、ホワイトボードのみが写し出されている場合
は、情報は読み取ることができるが、その説明者の表情
及び動作が見えない。また逆に人物像が写し出されてい
る場合は、表情及び動作は見えるがホワイトボードは見
えないといった状態が生じるので、実際に同一場所で説
明を受けているよりも、その説明を把握できない問題が
あった。
【0006】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、会議、打合せをより現実のものに近い感覚
で行うことができるテレビ会議システムを提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1に本発明のテレビ会
議システムの原理図を示す。図中、101はテレビ会議
システムの送信装置、102は受信装置である。
【0008】送信装置101において、25は第1記憶
制御手段であり、カメラ21の撮像により得られる画像
信号から1画面を構成する単位信号のイントラフレーム
を生成すると共に、操作者の指定によって生成される静
止画化命令信号の供給時にイントラフレームを保持し、
この保持イントラフレームを出力するものである。
【0009】24は符号化手段であり、カメラ21から
出力される画像信号を第1記憶制御手段25へ出力する
と共に、静止画化命令信号供給時に第1記憶制御手段か
ら出力される保持イントラフレームの符号化を行って静
止画データとして送信するものである。
【0010】27は特定色検出手段であり、第1記憶制
御手段25で生成されたイントラフレームが示す画像の
特定色を、予め定められた所定濃淡幅を有する基準色と
比較し、特定色が基準色に適合する場合に特定色を抽出
し、この抽出された特定色の画像座標における座標値を
求め、この求められた座標値が初期値であれば、初期値
から、予め定められた画像座標の原点値を減算し、初期
値でなければ今回求められた座標値から前回求められた
座標値を減算し、この減算結果である差分値を座標デー
タとして送信するものである。
【0011】受信装置102において、30はポインタ
生成手段であり、特定色検出手段27から送信されてき
た座標データが示す差分値を認識し、この認識された差
分値に前回座標値を加算することによって今回座標値を
求め、この求められた今回座標値が示す画像位置にポイ
ンタ記号を表示するためのポインタデータを出力し、ま
た、認識された差分値が初期値である場合に初期値を前
回座標値として用いるものである。
【0012】29は第2記憶制御手段であり、符号化手
段24から送信されてきた静止画データを保持して出力
するものである。28は復号手段であり、第2記憶制御
手段29から出力される静止画データの復号を行い、こ
の復号静止画データを出力するものである。
【0013】31は合成手段であり、復号手段28から
出力される復号静止画データとポインタ生成手段30か
ら出力されるポインタデータとを合成してモニタ34へ
出力するものである。
【0014】
【作用】上述した本発明において、例えば文字及び図形
等が描かれたホワイトボードを先端部が赤色の指示棒で
示し人が説明を行っている画像を、相手会議室のモニタ
へ送信するものとする。
【0015】ホワイトボードは移動しないので、最初に
カメラ21でそれを撮像する。これにより得られる画像
信号は符号化手段21を介して第1記憶制御手段25へ
送出され、イントラフレームに変換される。この時、操
作者が静止画化の命令を指定すると、静止画化命令信号
が第1記憶制御手段25に供給され、第1記憶制御手段
25が、1画面を形成するイントラフレームを保持す
る。
【0016】この保持されたイントラフレームが符号化
手段24によって符号化され、静止画データとして相手
会議室の受信装置102の復号手段28へ送信される。
復号手段28は送信されてきた静止画データを第2記憶
制御手段29へ送出し、これによって静止画データが第
2記憶制御手段29に保持される。この保持された静止
画データを復号手段28が復号し、この復号された静止
画データを合成手段3を介してモニタ34へ送出し、こ
れによって静止画データに応じたホワイトボードが写し
出される。
【0017】この後、静止画化命令信号が解除される
と、第1記憶制御手段25は符号化手段24を介して順
次送られてくる画像信号をイントラフレームに変換し、
このイントラフレームを特定色検出手段27へ送出す
る。
【0018】特定色検出手段27は、まず、そのイント
ラフレームが示す画像の特定色である指示棒の先端部の
赤色を、予め定められた所定濃淡幅を有する赤色の基準
色と比較し指示棒の赤色を抽出する。
【0019】次に、抽出された赤色が画像座標でどの位
置に存在するか、即ち赤色の座標値、例えば(3,5)
を求める。この求められた座標値(3,5)が初期値で
あれば、初期値(3,5)から、予め定められた画像座
標の原点値(0,0)を減算し、この減算結果である差
分値、即ち(3,5)−(0,0)=(3,5)を座標
データとして送信する。一方、求められた座標値(3,
5)が初期値でなければ今回求められた座標値(3,
5)から前回求められた座標値を減算し、この減算結果
である差分値を座標データとして相手会議室の受信装置
102のポインタ生成手段30へ送信する。
【0020】ここでは差分値(3,5)が送信されたと
する。ポインタ生成手段30は、送信されてきた座標デ
ータが示す差分値(3,5)を認識し、この認識された
差分値(3,5)に前回座標値、例えば(1,2)を加
算することによって今回座標値、即ち(3,5)+
(1,2)=(4,7)を求め、この求められた今回座
標値(4,7)が示す画像位置にポインタ記号を表示す
るためのポインタデータを出力する。
【0021】また、今回座標値(4,7)は、次回の差
分値が送られてきた場合の前回座標値となる。一方、認
識された差分値(3,5)が初期値である場合は初期値
を前回座標値として用いる。
【0022】ポインタ生成手段30によって得られたポ
インタデータを合成手段31で静止画データと合成する
ことによって、モニタ34に写し出されたホワイトボー
ド上に、指示棒の動きに応じて動く赤色のポインタ記号
を写し出すことができる。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。図2は本発明の一実施例によるテレビ会
議システムの送信装置のブロック構成図、図3は受信装
置のブロック構成図である。
【0024】図2に示す送信装置は、カメラ21、A/
D(アナログ/ディジタル)変換部22、信号変換部2
3、動画CODEC(Coder and Decoder) 24、符号化
フレームメモリ部25、2値化部26及び特定色検出部
27を具備して構成されている。
【0025】図3に示す受信装置は、動画CODEC2
8、復号フレームメモリ部29、ポインタ生成部30、
合成部31、信号変換部32、D/A(ディジタル/ア
ナログ)変換部33及びモニタ34を具備して構成され
ている。
【0026】前記した送信装置と受信装置とは、図4の
テレビ会議システム図に示すようにISDN回線で接続
されている。即ち、送信装置の動画CODEC24と受
信装置の動画CODEC28は映像回線36で接続さ
れ、特定色検出部27とポインタ生成部30は制御回線
38で接続されている。
【0027】図4において、図2及び図3に示した構成
要素以外に、送信側のマイク40、マイク40に接続さ
れた音声CODEC41、人が操作するコントローラ4
2、コントローラ42の指示に応じて呼接続等の制御を
行うデータ制御部43、及びデータ制御部43の制御時
のデータが書き込み/読み出しされるファイル部44、
更に、音声回線37によって音声CODEC41に接続
された受信側の音声CODEC45、音声CODEC4
5に接続されたスピーカ46、制御回線38によってデ
ータ制御部43に接続されたデータ制御部47、データ
制御部47に接続されたファイル部48及びコントロー
ラ49を示した。
【0028】各回線の伝送容量は、例えば映像回線36
及び音声回線37が各々64Kbps、制御回線38が
16Kbpsのように割り当てられている。映像回線3
6及び音声回線37の容量は、各々伝送されるデータに
応じて例えば映像回線36が80Kbps、音声回線3
7が48Kbpsのように配分が考えられる。
【0029】制御回線38は、呼制御、回線の接続/遮
断等の制御データが一時的に伝送されるだけなので、そ
の伝送容量は少なく割り当てられている。次に、図2に
おいて各構成要素の説明を行う。A/D変換部22は、
カメラ21で人物像及びホワイトボード等を撮像するこ
とにより得られるアナログ映像信号であるNTSC信号
をディジタル信号に変換する。
【0030】信号変換部23は、A/D変換部22から
出力されるNTSC信号をYUV信号(輝度・色差信
号)に変換する。動画CODEC24は、YUV信号を
一旦復号フレームメモリ部29に記憶させ、これを読み
出して符号化し、前記した人物像及びホワイトボード等
の動画データ51として映像回線36へ送出すると共
に、後述で説明する2値化部26から出力されるイント
ラフレーム2値化データ52の符号化を行い、静止画デ
ータ53として映像回線36へ送出する。
【0031】復号フレームメモリ部29は、前記したよ
うに動画CODEC24から送られてくるYUV信号か
ら、1画面を構成するイントラフレームを生成するもの
であり、静止画化命令信号54が供給された場合は、1
画面分のイントラフレーム55を保持して2値化部26
へ出力する。静止画化命令信号54が未供給状態の場合
は、動画CODEC24から連続して供給されるYUV
信号より、イントラフレームを1秒間に30画面分の割
合で生成して動画CODEC24及び特定色検出部27
へ出力する。特定色検出部27へ出力されるイントラフ
レームを符号56で示す。
【0032】但し、静止画化命令信号54は、カメラ2
1で撮像される像がホワイトボードのように静止画と見
なしてもかまわない場合に供給されるようになってい
る。2値化部26は、イントラフレーム55が示す画像
のバックグラウンド色を白、それ以外の色を黒とする2
値化を行い、これをイントラフレーム2値化データ52
として出力する。
【0033】即ち、文字及び線等の情報が描かれたホワ
イトボードが画像であるとすると、バックグラウンドは
白、それ以外の文字及び線等は全て黒に変換する。これ
は2色刷りの紙資料等にも適用することができ、また多
色刷りの資料においても色が気にならなければ適用する
ことが可能である。
【0034】このように2値化することによって1画面
の情報量を削減することができる。特定色検出部27
は、イントラフレーム56が示す画像の特定色を、予め
定められた所定濃淡幅を有する基準色と比較し、特定色
が基準色に適合する場合に、特定色を抽出し、この抽出
された特定色の画像座標における座標値を求め、この求
められた座標値が初期値であれば、初期値から、予め定
められた画像座標の原点を示すデフォルト値を減算し、
初期値でなければ今回求められた座標値から前回求めら
れた座標値を減算し、この減算結果、即ち差分値を座標
データ57として制御回線38へ送出する。但し、前記
した特定色の抽出には例えばスペクトルパターンマッチ
ングが用いられる。
【0035】この動作を図5を参照して具体的に説明す
る。図5において、文字及び図形等の描かれたホワイト
ボード60にて、人61が赤色の先端部(ポインタ)を
有す指示棒63で説明を行っており、カメラ21でその
ホワイトボード60が撮像されているものとする。
【0036】この撮像により得られるイントラフレーム
56が示す画像には、符号65で示すポインタ62の赤
色が含まれる。ここで、そのポインタ62の赤色65が
予め定められた所定濃淡幅を有する赤色の基準色と比較
される。この比較によって赤色65が認識され、抽出さ
れる。
【0037】次に、その赤色65が符号66で示すよう
に画面座標(X,Y)のどの位置に存在するかが求めら
れる。赤色65の座標値が(7,5)であったとする。
その座標値(7,5)からデフォルト値(0,0)が減
算されることによって差分抽出が行われる。即ち、
(7,5)−(0,0)=(7,5)の差分値が求めら
れ、これが座標データ57として制御回線38を介して
受信装置のポインタ生成部30(図3)へ送信される。
【0038】このポインタ生成部30は、特定色検出部
27から送られてくる座標データ57′が示す差分値を
認識し、この差分値に前回求められた前回座標値を加算
することによって今回の座標値を求め、この今回座標値
が示す画像位置にポインタ記号を表示するためのポイン
タデータ68を合成部31へ出力する。
【0039】この動作を図5を参照して具体的に説明す
る。最初は送信装置でポインタ62が撮像されていない
ので、デフォルト値(0,0)が座標データ57′とし
てポインタ生成部30で受信されている。従って、前述
の特定色検出部27の説明で最初に得られる差分値
(7,5)を示す座標データ57が送られてきた場合、
その差分値(7,5)に符号70で示す移動前のポイン
タ(ここではデフォルト値)の座標値(0,0)を加算
して符号71で示す今回座標値(7,5)を求め、この
今回座標値(7,5)が示す画像位置にポインタ記号を
表示するためのポインタデータ68を合成部31へ出力
する。
【0040】また、その後、ポインタ62が符号72で
示す座標値(9,7)の位置に移動したとする。この場
合、特定色検出部27の差分抽出において、(9,7)
−(7,5)=(2,2)の差分値が求められ、これが
座標データ57としてポインタ生成部30へ送信され
る。
【0041】ポインタ生成部30では、符号73で示す
ように前回座標値が(7,5)となっているので、送ら
れてきた差分値(2,2)に(7,5)が加算されるこ
とによって符号74で示す今回座標値(9,7)が求め
られ、この今回座標値(9,7)が示す画像位置にポイ
ンタ記号を表示するためのポインタデータ68が合成部
31へ出力される。この時、符号75で示すように前回
座標値は(9,7)となる。
【0042】図3に示す動画CODEC28は、静止画
データ53′が送られてきた場合、それを一旦復号フレ
ームメモリ部29へ記憶させ、この記憶された静止画デ
ータ53′を読みだして復号し、この復号静止画データ
53″を合成部31へ送出する。動画データ51′が送
られてきた場合も、それを一旦復号フレームメモリ部2
9へ記憶させ、この記憶された動画データ51′を読み
だして復号し、この復号動画データ51″を合成部31
へ送出するものである。
【0043】復号フレームメモリ部29は、静止画デー
タ53′が記憶された場合は解除命令があるまで記憶し
続ける。一方、動画データ51′においては書き込み/
読み出しが連続して行われるようになっている。
【0044】合成部31は、静止画データ53″にポイ
ンタデータ68を合成し、この合成データ77を信号変
換部32へ出力する。即ち、合成データ77は、カメラ
21が撮像したホワイトボード60にポインタ62を合
成して表示するためのものとなる。
【0045】信号変換部32は、YUV信号である合成
データ77をNTSC信号に変換する。D/A変換部3
3は、そのディジタルNTSC信号をアナログ信号に変
換し、モニタ34へ出力する。
【0046】モニタ34には、図5に符号60′で示す
ように静止画データ53が示すホワイトボードが表示さ
れ、そのホワイトボード60′にポインタデータ68が
示すポインタ62が合成されて表示されることになる。
【0047】また、この図5に示すモニタ34には、ホ
ワイトボード60′とポインタ62′とが表示されてい
る状態を示したが、図示せぬ他のカメラによって説明者
の顔を撮像し、これを動画データ51として送信し、ピ
クチャーインピクチャー表示によって同一画面にサブ画
面として表示させれば、ホワイトボード62の内容と説
明者の表情の双方を見ることができる。
【0048】これは、静止画データ53を映像回線36
で短時間で送信した後、その静止画に合成されるポイン
タ等を表示するための座標データ57を通常通信時に空
き状態となっている制御回線38で送信し、この時、動
画データ51を映像回線36で送信するようにしたので
可能となったものである。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のテレビ会
議システムによれば、静止画像を親子画面表示させた
り、サブモニタに表示させたりすることが可能なので、
お互いの資料を同一時間に互いが見ることができ、また
その静止画面に説明箇所を指示するポインタ等の移動部
を表示させ、その際に互いの表情も見ることが可能なの
で、会議、打合せをより現実のものに近い感覚で行うこ
とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施例によるテレビ会議システムの
送信装置のブロック構成図である。
【図3】本発明の一実施例によるテレビ会議システムの
受信装置のブロック構成図である。
【図4】本発明の一実施例によるテレビ会議システムの
概略構成図である。
【図5】図2に示す特定色検出部及び図3に示すポイン
タ生成部の機能を説明するための図である。
【図6】従来のテレビ会議システムの概略構成図であ
る。
【符号の説明】 21 カメラ 24 符号化手段 25 第1記憶制御手段 27 特定色検出手段 28 復号手段 30 ポインタ生成手段 31 合成手段 34 モニタ 101 送信装置 102 受信装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラで撮像された互いに隔たった各会
    議室の画像を相互通信することによって各会議室のモニ
    タに相手の画像を表示させるテレビ会議システムにおい
    て、 前記カメラの撮像により得られる画像信号から1画面を
    構成する単位信号のイントラフレームを生成すると共
    に、操作者の指定によって生成される静止画化命令信号
    の供給時に該イントラフレームを保持し、この保持イン
    トラフレームを出力する第1記憶制御手段と、 該画像信号を該第1記憶制御手段へ出力すると共に、該
    保持イントラフレーム2の符号化を行って静止画データ
    として送信する符号化手段と、 該第1記憶制御手段で生成されたイントラフレームが示
    す画像の特定色を、予め定められた所定濃淡幅を有する
    基準色と比較し、該特定色が該基準色に適合する場合に
    該特定色を抽出し、この抽出された特定色の画像座標に
    おける座標値を求め、この求められた座標値が初期値で
    あれば、該初期値から、予め定められた画像座標の原点
    値を減算し、該初期値でなければ今回求められた座標値
    から前回求められた座標値を減算し、この減算結果であ
    る差分値を座標データとして送信する特定色検出手段と
    を有した送信装置と、 前記座標データが示す差分値を認識し、この認識された
    差分値に前回座標値を加算することによって今回座標値
    を求め、この求められた今回座標値が示す画像位置にポ
    インタ記号を表示するためのポインタデータを出力し、
    また、該認識された差分値が初期値である場合に該初期
    値を該前回座標値として用いるポインタ生成手段と、 前記静止画データを保持して出力する第2記憶制御手段
    と、 該第2記憶制御手段から出力される静止画データの復号
    を行い、この復号静止画データを出力する復号手段と、 該復号静止画データと該ポインタデータとを合成して前
    記モニタへ出力する合成手段とを有した受信装置とを具
    備したことを特徴とするテレビ会議システム。
  2. 【請求項2】 前記保持イントラフレームが示す画像の
    バックグラウンド色を白、それ以外の色を黒とする2値
    化を行ってイントラフレーム2値化データとして出力す
    る2値化手段を設け、この2値化手段を設けた際に、前
    記符号化手段が、前記保持イントラフレームの符号化を
    行って静止画データとして送信する代わりに、該イント
    ラフレーム2値化データの符号化を行って静止画データ
    として送信するようにしたことを特徴とする請求項1記
    載のテレビ会議システム。
  3. 【請求項3】 前記符号化手段が、前記第1記憶制御手
    段で生成されたイントラフレームを読みだして符号化
    し、この符号化されたイントラフレームを動画データと
    して送信し、前記復号手段が該動画データの復号を行っ
    て出力することを特徴とする請求項1又は2記載のテレ
    ビ会議システム。
  4. 【請求項4】 前記特定色の抽出をスペクトルパターン
    マッチングにより行うことを特徴とする請求項1〜3の
    何れかに記載のテレビ会議システム。
  5. 【請求項5】 前記符号化手段から前記符号化手段への
    前記静止画データ及び前記動画データの送信を映像回線
    にて行い、前記特定色検出手段から前記ポインタ生成手
    段への座標データの送信を該映像回線以外の空き回線で
    行うことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のテ
    レビ会議システム。
JP10492895A 1995-04-28 1995-04-28 テレビ会議システム Withdrawn JPH08307843A (ja)

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JP10492895A JPH08307843A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 テレビ会議システム

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