JPH11340591A - プリント配線板及びプリント配線板の製造方法 - Google Patents

プリント配線板及びプリント配線板の製造方法

Info

Publication number
JPH11340591A
JPH11340591A JP10140695A JP14069598A JPH11340591A JP H11340591 A JPH11340591 A JP H11340591A JP 10140695 A JP10140695 A JP 10140695A JP 14069598 A JP14069598 A JP 14069598A JP H11340591 A JPH11340591 A JP H11340591A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring pattern
printed wiring
wiring board
layer
intersection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10140695A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohiro Hirose
直宏 広瀬
Yoji Mori
要二 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ibiden Co Ltd filed Critical Ibiden Co Ltd
Priority to JP10140695A priority Critical patent/JPH11340591A/ja
Priority to PCT/JP1999/002512 priority patent/WO1999060831A1/ja
Priority to US09/700,592 priority patent/US6407345B1/en
Priority to EP99919584A priority patent/EP1083779B1/en
Priority to CNB998063916A priority patent/CN1245061C/zh
Priority to DE69934981T priority patent/DE69934981T2/de
Priority to EP20060004650 priority patent/EP1670300A3/en
Priority to KR1020077013879A priority patent/KR20070073984A/ko
Priority to KR1020007013000A priority patent/KR100791281B1/ko
Priority to CN 200510137014 priority patent/CN1791302B/zh
Priority to TW95102580A priority patent/TWI287414B/zh
Priority to TW92122343A priority patent/TW200400782A/zh
Publication of JPH11340591A publication Critical patent/JPH11340591A/ja
Priority to US10/108,628 priority patent/US7332816B2/en
Priority to US11/078,342 priority patent/US7525190B2/en
Priority to US12/389,456 priority patent/US8018046B2/en
Priority to US13/206,084 priority patent/US8629550B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線パターンに断線を生じせしめないプリン
ト配線板及びプリント配線板の製造方法を提供する。 【解決手段】 配線パターン58b、58c、58dの
交差部Xであって、90°以下の角部Cとなる部位にフ
ィレットFを付加し配線パターン58を形成する。フィ
レットFを付加させているため、交差部Xにおいて配線
パターンが細くなり断線が発生することがない。また、
該交差部Xにおいて応力が集中することがないため、配
線パターンに断線が生じず、更に、該配線パターンの交
差部Xと層間樹脂絶縁層との間に気泡が残ることがない
ため、プリント配線板の信頼性が高まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レジストの非形
成部に金属を析出させることで配線パターンを形成する
プリント配線板及びプリント配線板の製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】現在、多層プリント配線板の高密度化を
実現するために、コア基板に絶縁層と導体層とを交互に
ビルトアップして行く方法が採用されている。ここで、
該ビルトアップの方法としては、フルアディティブとセ
ミアディティブとの2種類がある。このセミアディティ
ブによる多層プリント配線板の層間樹脂絶縁層上への導
体回路の製造工程について、図12を参照して説明す
る。
【0003】先ず、コア基板230の両面に、バイアホ
ールとなる開口250aを有する絶縁層250を形成
し、該層間樹脂絶縁層250の表面に均一に無電解めっ
き銅膜252を形成する(図12(A))。そして、無
電解めっき銅膜252の上にレジストを形成するための
レジストフィルム(図示せず)を接着させた後、該レジ
ストフィルムを露光・現像してめっき用レジスト254
を形成する(図12(B))。その後、電解めっき液に
コア基板230を浸漬し、該無電解めっき銅膜252を
介して通電することで、レジスト254の非形成部に電
解めっき銅膜256を析出させる(図12(C))。そ
して、該レジスト254を剥離し、該レジスト254下
の無電解めっき銅膜252をエッチングにより剥膜する
ことで、配線パターン258a、258b及びバイアホ
ール260を形成する。同様な工程を繰り返し、更に層
間樹脂絶縁層350と配線パターン358及びバイアホ
ール360とを形成する(図12(E))。
【0004】図12(E)のB−B断面を図13(B)
に示す。現在、多層プリント配線板では、断線防止のた
め1つの主配線から枝分かれした配線を引き出すという
設計を採用する。このため、図13(A)、図13
(B)に示すようにT字状の交差部Xが発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た交差部Xにおいて配線パターンが断線することがあっ
た。即ち、図12(C)を参照して上述したように、該
配線パターン258は、レジスト254の非形成部に形
成されるが、図13(A)の交差部Xのように、該交差
部の配線パターン258の壁面258β、258βが9
0°以下で交差(ここでは直角)する角部Cにおいて
は、めっき液の回り込みが悪くなり、配線パターンが細
くなる。このため、断線が生じることがあった。
【0006】また、図13(B)に示すように、該交差
部Xにおいては、銅等の金属からなる配線パターン25
8bが急に曲がっているため、熱収縮を繰り返した際
に、該交差部の角部Cに於いて応力が集中し、該配線パ
ターンにクラックCLが入り断線することがあった。
【0007】更に、図12(E)を参照して上述したよ
うに該配線パターン258bの上に層間樹脂絶縁層35
0を塗布した際に、図13(B)に示すように交差部の
角部Cにおいて、配線パターン258bと層間樹脂絶縁
層350との間に、気泡Bが残ることがある。ここで、
層間樹脂絶縁層350の下層に気泡Bが残ると、プリン
ト配線板を熱収縮させた際に、該気泡Bが膨張し、プリ
ント配線板の故障原因となる。
【0008】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、配線パ
ターンに断線を生じせしめないプリント配線板及びプリ
ント配線板の製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1は、上記目的を
達成するため、絶縁基板又は層間樹脂絶縁層が設けられ
た基板上に配線パターンを有するプリント配線板におい
て、前記配線パターンの交差部にフィレットを付加させ
たことを技術的特徴とする。
【0010】また、請求項2は、絶縁基板又は層間樹脂
絶縁層が設けられた基板上に配線パターンを有するプリ
ント配線板において、前記配線パターンの交差部であっ
て、90°以下の角部にフィレットを付加させたことを
技術的特徴とする。
【0011】更に、請求項3は、請求項1又は2におい
て、前記配線パターンの上層に層間樹脂絶縁層及び上層
の配線パターンを設けたことを技術的特徴とする。
【0012】請求項4は、絶縁基板又は層間樹脂絶縁層
が設けられた基板上に配線パターンを形成するための開
口部を有するレジストを形成する工程と、該レジストの
開口部に金属層を析出させることにより配線パターンを
形成する工程とを備えるプリント配線板の製造方法にお
いて、前記レジストを形成する工程において、配線パタ
ーンの交差部であって、90°以下の角部を面取りする
こと技術的特徴とする。
【0013】請求項5は、絶縁基板又は層間樹脂絶縁層
が設けられた基板上に配線パターンを形成するための開
口部を有するレジストを形成する工程において、配線パ
ターンの交差部であって、90°以下の角部を面取りし
てレジストを形成する工程と、該レジストの開口部に金
属層を析出させることにより配線パターンを形成する工
程と、前記配線パターンの上層に層間樹脂絶縁層を形成
する工程と、前記層間樹脂絶縁層の上層に配線パターン
を形成する工程と、を備えることを技術的特徴とする。
【0014】なお、上記プリント配線板においては、基
板上にめっきレジストを形成し、この開口部に金属層を
析出させて配線パターンとするフルアディティブ法や、
或いは、基板上に金属層を設けた後、めっきレジストを
形成し、この開口部にさらに金属層を析出させ、めっき
レジストを除去した後、めっきレジスト下の金属層を除
去して配線パターンとするセミアディティブ法を採用で
きる。
【0015】請求項1のプリント配線板においては、プ
リント配線板の配線パターンの交差部にフィレットを付
加させているため、該交差部において配線パターンが細
くなり断線することがない。また、熱収縮によってもク
ラックが発生しない。
【0016】請求項2のプリント配線板においては、プ
リント配線板の配線パターンの交差部であって、90°
以下の角部にフィレットを付加させているため、該交差
部において配線パターンが細くなって断線することがな
い。また、熱収縮によってもクラックが発生しない。
【0017】請求項3のプリント配線板においては、プ
リント配線板の配線パターンの交差部にフィレットを付
加させてあり、該交差部において応力が集中することが
ないため配線パターンに断線が生じず、更に、該配線パ
ターンの交差部と層間樹脂絶縁層との間に気泡が残るこ
とがないので、プリント配線板の信頼性が高まる。
【0018】請求項4のプリント配線板の製造方法にお
いては、配線パターンを形成するための開口部を有する
レジストを形成する工程において、配線パターンの交差
部であって、90°以下の角部を面取りしてレジストを
形成する。そして、該面取り部がフィレットとなるよう
に配線パターンを形成する。ここで、フィレットを付加
させてあるため、該交差部において配線パターンが細く
なり断線することがない。
【0019】請求項5のプリント配線板のにおいては、
配線パターンを形成するための開口部を有するレジスト
を形成する工程において、配線パターンの交差部であっ
て、90°以下の角部となる部位を面取りしてレジスト
を形成する。そして、該面取り部がフィレットとなるよ
うに配線パターンを形成する。その後、層間樹脂絶縁層
及び配線パターンを更に形成する。ここで、フィレット
を付加させているため、該交差部において配線パターン
が細くなり断線することがない。また、フィレットを付
加させてあり、交差部において応力が集中することがな
いため配線パターンに断線が生じず、更に、該配線パタ
ーンの交差部と層間樹脂絶縁層との間に気泡が残ること
がないので、プリント配線板の信頼性が高まる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係る多
層プリント配線板の製造方法について図を参照して説明
する。ここでは、第1実施形態に係る多層プリント配線
板の製造方法に用いるA.無電解めっき用接着剤、B.
層間樹脂絶縁剤、C.樹脂充填剤の組成について説明す
る。
【0021】本発明では、基板上に、絶縁層もしくは層
間絶縁層として無電解めっき用接着剤層を形成し、この
無電解めっき用接着剤層上に配線パターンを設けること
が望ましい。この無電解めっき用接着剤は、硬化処理さ
れた酸あるいは酸化剤に可溶性の耐熱性樹脂粒子が、酸
あるいは酸化剤に難溶性の未硬化の耐熱性樹脂中に分散
されてなるものが最適である。酸、酸化剤で処理するこ
とにより、耐熱性樹脂粒子が溶解除去されて、表面に蛸
つぼ状のアンカーからなる粗化面を形成できる。
【0022】上記無電解めっき用接着剤において、特に
硬化処理された前記耐熱性樹脂粒子としては、平均粒
径が10μm以下の耐熱性樹脂粉末、平均粒径が2μ
m以下の耐熱性樹脂粉末を凝集させた凝集粒子、平均
粒径が2〜10μmの耐熱性樹脂粉末と平均粒径が2μ
m以下の耐熱性樹脂粉末との混合物、平均粒径が2〜
10μmの耐熱性樹脂粉末の表面に平均粒径が2μm以
下の耐熱性樹脂粉末または無機粉末のいずれか少なくと
も1種を付着させてなる疑似粒子、平均粒径が0.1
〜0.8μmの耐熱性樹脂粉末と平均粒径が0.8μm
を越え、2μm未満の耐熱性樹脂粉末との混合物、平
均粒径が0.1〜1.0μmの耐熱性樹脂粉末を用いる
ことが望ましい。これらは、より複雑なアンカーを形成
できるからである。
【0023】粗化面の探さは、Rmax=0.01〜2
0μmがよい。密着性を確保するためである。特にセミ
アディティブ法では、0.1〜5μmがよい。密着性を
確保しつつ、無電解めっき膜を除去できるからである。
無電解めっき用接着剤層は、樹脂粒子を含むため、ヒー
トサイクルにより、交差部分でクラックが発生しやすい
が、フィレットを付加することによりこのようなクラッ
クの発生を防止できる。
【0024】前記酸あるいは酸化剤に難溶牲の耐熱性樹
脂としては、「熱硬化性樹脂および熱可塑性樹脂からな
る樹脂複合体」又は「感光性樹脂および熱可塑性樹脂か
らなる樹脂複合体」からなることが望ましい。前者につ
いては耐熱性が高く、後者についてはバイアホール用の
開口をフォトリソグラフィーにより形成できるからであ
る。
【0025】前記熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹
脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂などを使用でき
る。また、感光化する場合は、メタクリル酸やアクリル
酸などと熱硬化基をアクリル化反応させる。特にエポキ
シ樹脂のアクリレートが最適である。エポキシ樹脂とし
ては、フェノールノボラック型、クレゾールノボラック
型、などのノボラック型エポキシ樹脂、ジシクロペンタ
ジエン変成した脂環式エポキシ樹脂などを使用すること
ができる。
【0026】熱可塑性樹脂としては、ポリエーテルスル
フォン(PES)、ポリスルフォン(PSF)、ポリフ
ェニレンスルフォン(PPS)、ポリフェニレンサルフ
ァイド(PPES)、ポリフェニルエーテル(PP
E)、ポリエーテルイミド(PI)などを使用できる。
熱硬化性樹脂(感光性樹脂)と熱可塑性樹脂の混合割合
は、熱硬化性樹脂(感光性樹脂)/熱可塑性樹脂=95
/5〜50/50がよい。耐熱性を損なうことなく、高
い靭性値を確保できるからである。
【0027】前記耐熱性樹脂粒子の混合重量比は、耐熱
性樹脂マトリックスの固形分に対して5〜50重量%、
望ましくは10〜40重量%がよい。耐熱性樹脂粒子
は、アミノ樹脂(メラミン樹脂、尿素樹脂、グアナミン
樹脂)、エポキシ樹脂などがよい。なお、接着剤は、後
述のように組成の異なる2層により構成してもよい。
【0028】A.無電解めっき用接着剤調製用の原料組
成物(上層用接着剤) 〔樹脂組成物〕クレゾールノボラック型エポキシ樹脂
(日本化薬製、分子量2500)の25%アクリル化物を80wt
%の濃度でDMDGに溶解させた樹脂液を35重量部、感
光性モノマー(東亜合成製、アロニックスM315 )3.15
重量部、消泡剤(サンノプコ製、S−65)0.5 重量部、
NMP 3.6重量部を攪拌混合して得る。
【0029】〔樹脂組成物〕ポリエーテルスルフォン
(PES)12重量部、エポキシ樹脂粒子(三洋化成製、
ポリマーポール)の平均粒径 1.0μmのものを 7.2重量
部、平均粒径 0.5μmのものを3.09重量部、を混合した
後、さらにNMP30重量部を添加し、ビーズミルで攪拌
混合して得る。
【0030】〔硬化剤組成物〕イミダゾール硬化剤
(四国化成製、2E4MZ-CN)2重量部、光開始剤(チバガ
イギー製、イルガキュア I−907 )2重量部、光増感
剤(日本化薬製、DETX-S)0.2 重量部、NMP 1.5重量
部を攪拌混合して得る。
【0031】B.層間樹脂絶縁剤調製用の原料組成物
(下層用接着剤) 〔樹脂組成物〕クレゾールノボラック型エポキシ樹脂
(日本化薬製、分子量2500)の25%アクリル化物を80wt
%の濃度でDMDGに溶解させた樹脂液を35重量部、感
光性モノマー(東亜合成製、アロニックスM315 )4重
量部、消泡剤(サンノプコ製、S−65)0.5 重量部、N
MP 3.6重量部を攪拌混合して得る。
【0032】〔樹脂組成物〕ポリエーテルスルフォン
(PES)12重量部、エポキシ樹脂粒子(三洋化成製、
ポリマーポール)の平均粒径 0.5μmのものを 14.49重
量部、を混合した後、さらにNMP30重量部を添加し、
ビーズミルで攪拌混合して得る。
【0033】〔硬化剤組成物〕イミダゾール硬化剤
(四国化成製、2E4MZ-CN)2重量部、光開始剤(チバガ
イギー製、イルガキュア I−907 )2重量部、光増感
剤(日本化薬製、DETX-S)0.2 重量部、NMP1.5 重量
部を攪拌混合して得る。
【0034】C.樹脂充填剤調製用の原料組成物 本発明で使用される充填剤は、ビスフェノールF型エポ
キシ樹脂、ビスフェノールA型エポキシ樹脂から選ばれ
る少なくとも1種以上のビスフェノール型エポキシ樹脂
およびイミダゾール硬化剤、無機粒子からなるものが望
ましい。無機粒子の粒子径は、0.1〜5.0μmが望
ましい。また、無機粒子の配合量は、重量比でエポキシ
樹脂の1.0〜2.0倍がよい。無機粒子としては、シ
リカ、アルミナ、ムライト、SiCなどがよい。充填剤
が充填されるスルーホールの内壁は、粗化層が形成され
ていることか望ましく、その凹凸の高さは、Rmax=
0.01〜5μmが望ましい。 〔樹脂組成物〕ビスフェノールA型エポキシモノマー
(油化シェル製、エピコート828) 100重量部、表面
に平均粒径 1.5μmのAl23 球状粒子 150重量部、N
−メチルピロリドン(NMP)30重量部、レベリング剤
(サンノプコ製、ペレノールS4)1.5 重量部を攪拌混
合し、その混合物の粘度を23±1℃で45,000〜49,000cp
sに調整する。
【0035】〔硬化剤組成物〕イミダゾール硬化剤
(四国化成製、2E4MZ-CN)6.5 重量部。
【0036】引き続き、プリント配線板の製造について
図1乃至図9を参照して説明する。 (1)図1(A)に示すように厚さ1mmのガラスエポキ
シ樹脂またはBT(ビスマレイミドトリアジン)樹脂か
らなる基板30の両面に12μmの銅箔32がラミネー
トされている銅張積層板30Aを出発材料とする。ま
ず、この銅張積層板30Aをドリル削孔し、通孔内に無
電解めっき33を析出させてスルーホール36を形成す
る(図1(B))。そして、銅箔32をパターン状にエ
ッチングすることにより、図1(C)に示すようコア基
板30に導体層34を形成する。
【0037】(2)この基板30を水洗いし、乾燥した
後、酸化浴(黒化浴)として、NaOH(10g/l),NaCl
2 (40g/l),Na34 ( 6g/l)、還元浴とし
て、NaOH(10g/l),NaBH4 (6g/l)を用いた酸
化−還元処理により、図1(D)に示すように導体層3
4及びスルーホール36の表面に粗化層38を設ける。 (3)上述したCの樹脂充填剤調製用の原料組成物を混
合混練して樹脂充填剤を得る。
【0038】(4)このコア基板30のスルーホール3
6に熱硬化性樹脂からなる充填剤40を充填する。これ
と同時に、コア基板30の表面へ充填剤40を塗布する
(図2(E)参照)。
【0039】(5)充填剤を熱硬化させ、#400 のベル
ト研磨紙(三共理化学製)を用いたベルトサンダー研磨
により、スルーホールランド36a及び導体層34の表
面に樹脂充填剤が残らないように研磨し、次いで、前記
ベルトサンダー研磨による傷を取り除くためのバフ研磨
をSiC砥粒にて行う。このような一連の研磨を基板の
他方の面についても同様に行う。次いで、100 ℃で1時
間、 150℃で1時間の加熱処理を行って樹脂充填剤40
を硬化させる。このようにして、スルーホール36等に
充填された樹脂充填剤40の表層部およびスルーホール
ランド36aなどの上面の粗化層を除去して、基板30
の両面を平滑化する。
【0040】(6)前記(5)の処理で露出したスルー
ホールランド36a、導体層34上面に図2(G)に示
すように、厚さ 2.5μmのCu−Ni−P合金からなる粗化
層(凹凸層)42を形成し、さらに、粗化層42の表面
に厚さ 0.3μmのSn層(図示せず)を設ける。その形成
方法は以下のようである。基板30を酸性脱脂してソフ
トエッチングし、次いで、塩化パラジウムと有機酸から
なる触媒溶液で処理して、Pd触媒を付与し、この触媒を
活性化した後、硫酸銅8g/l、硫酸ニッケル 0.6g/
l、クエン酸15g/l、次亜リン酸ナトリウム29g/
l、ホウ酸31g/l、界面活性剤0.1g/l、pH=9
からなる無電解めっき浴にてめっきを施し、導体層34
上面およびスルーホールのランド36a上面にCu−Ni−
P合金の粗化層42を形成する。ついで、ホウフッ化ス
ズ0.1mol/l、チオ尿素1.0mol/l、温度50℃、pH=
1.2 の条件でCu−Sn置換反応させ、粗化層42の表面に
厚さ0.3 μmのSn層を設ける。
【0041】(7)上述した組成物Bの層間樹脂絶縁剤
調製用の原料組成物を攪拌混合し、粘度1.5 Pa・sに調
整して層間樹脂絶縁剤(下層用)を得る。次いで、上述
した組成物Aの無電解めっき用接着剤調製用の原料組成
物を攪拌混合し、粘度7Pa・sに調整して無電解めっき
用接着剤溶液(上層用)を得る。
【0042】(8)前記(6)の基板30(図2
(G))の両面に、図2(H)に示すように前記(7)
で得られた粘度 1.5Pa・sの層間樹脂絶縁剤(下層用)
44を調製後24時間以内にロールコータで塗布し、水平
状態で20分間放置してから、60℃で30分の乾燥(プリベ
ーク)を行う。次いで、前記(7)で得られた粘度7Pa
・sの感光性の接着剤溶液(上層用)46を調製後24時
間以内に塗布し、水平状態で20分間放置してから、60℃
で30分の乾燥(プリベーク)を行い、厚さ35μmの接着
剤層50を形成する。
【0043】(9)前記(8)で接着剤層50を形成し
た基板30の両面に、85μmφの黒円が印刷されたフォ
トマスクフィルム(図示せず)を密着させ、超高圧水銀
灯により 500mJ/cm2 で露光する。これをDMTG溶液
でスプレー現像し、さらに、当該基板を超高圧水銀灯に
より3000mJ/cm2 で露光し、100 ℃で1時間、120 ℃で
1時間、その後 150℃で3時間の加熱処理(ポストベー
ク)をすることにより、図3(I)に示すようにフォト
マスクフィルムに相当する寸法精度に優れた85μmφの
開口(バイアホール形成用開口)48を有する厚さ35μ
mの層間樹脂絶縁層(2層構造)50を形成する。な
お、バイアホールとなる開口48には、スズめっき層を
部分的に露出させる。
【0044】(10)開口48が形成された基板30
を、クロム酸に19分間浸漬し、層間樹脂絶縁層50の
表面に存在するエポキシ樹脂粒子を溶解除去することに
より、図3(J)に示すように当該層間樹脂絶縁層50
の表面を粗化面51とし、その後、中和溶液(シプレイ
社製)に浸漬してから水洗いする。さらに、粗面化処理
(粗化深さ3μm)した該基板30の表面に、パラジウ
ム触媒(アトテック製)を付与することにより、層間樹
脂絶縁層50の表面およびバイアホール用開口48の内
壁面に触媒核を付ける。
【0045】(11)以下に示す組成の無電解銅めっき
水溶液中に基板を浸漬して、図3(K)に示すように粗
面全体に厚さ0.6 μmの無電解銅めっき膜52を形成す
る。 〔無電解めっき水溶液〕 EDTA 150 g/l 硫酸銅 20 g/l HCHO 30 ml/l NaOH 40 g/l α、α’−ビピリジル 80 mg/l PEG 0.1 g/l 〔無電解めっき条件〕 70℃の液温度で30分
【0046】(12)図3(L)に示すようにコア基板
30の無電解銅めっき膜52上に市販の感光性ドライフ
ィルム54αを張り付け、配線パターン形成用のパター
ン53b及びバイアホール・ランド形成用の黒円パター
ン53aの描かれたマスク53を載置して、100 mJ/cm
2 で露光、0.8 %炭酸ナトリウムで現像処理し、図4
(M)に示すように厚さ15μmのめっきレジスト54を
設ける。
【0047】図4(M)のC矢視図、即ち、めっきレジ
スト54の形成されたコア基板30の平面図を図9に示
す。図9中のD−D線は、図4(M)の切断端に相当す
る線である。めっきレジスト54には、ランド又はバイ
アホールを形成するための円形の開口部54aと、配線
パターンを形成するための線状の開口部54bとが形成
されている。そして、該配線パターンを形成する開口部
54bの交差部X‘であって、該開口部の側壁54βの
交差角度が90°以下の角部Cには面取りがなされてい
る。同様に、配線パターンを形成する開口部54bが曲
がっている部位であって、該部位の側壁54βの交差角
度が90°以下の角部Lも面取りされている。
【0048】(13)ついで、レジスト非形成部分(開
口部54a、54b)に以下の条件で電解銅めっきを施
し、図4(N)に示すように厚さ15μmの電解銅めっき
膜56を形成する。 〔電解めっき水溶液〕 硫酸 180 g/l 硫酸銅 80 g/l 添加剤(アトテックジャパン製、カパラシドGL)1
ml/l 〔電解めっき条件〕 電流密度 1A/dm2 時間 30分 温度 室温
【0049】(14)図4(O)に示すようにめっきレ
ジスト54を5%KOHで剥離除去した後、めっきレジ
スト54下の無電解めっき膜52を硫酸と過酸化水素の
混合液でエッチング処理して溶解除去し、無電解銅めっ
き膜52と電解銅めっき膜56からなる厚さ18μmの配
線パターン58b、バイアホール60及びランド61を
形成する。
【0050】上述したコア基板30を70℃で800g
/lのクロム酸に3分間浸漬して、配線パターン58
b、バイアホール60、ランド61の形成されていない
無電解めっき用接着剤層50の表面を1μmエッチング
処理し、表面のパラジウム触媒を除去する。
【0051】図4(O)のE矢視図、即ち、コア基板3
0の平面図を図10に示す。図10中のF−F線は、図
4(O)の切断端に相当する線である。コア基板30に
は、配線パターン58a、58b、58c、58d、5
8e、58f、58g、バイアホール60及びランド6
1が形成されている。配線パターン58bの交差部Xで
あって、該配線パターンの側壁58βの交差角度が90
°以下の角部CにフィレットFが付加されている。更
に、配線パターン(信号線)58cと配線パターン(信
号線)58dとの交差部Xであって、該配線パターン5
8cの側壁58βと配線パターン58dの側壁58βと
の交差角度が90°以下の角部CにはフィレットFが付
加されている。更に、配線パターン(信号線)58dと
配線パターン(信号線)58e及び配線パターン(信号
線)58fとの交差部Xであって、該配線パターンの側
壁58βの交差角度が90°以下の角部Cにフィレット
Fが付加されている。ここで、該配線パターン(信号
線)58e及び配線パターン(信号線)58fに付加さ
れた隣接するフィレットFは、一部が重なりあってい
る。更に、配線パターン58gが曲がっている部位であ
って、該部位の側壁54βの交差角度が90°以下(こ
こでは直角)の角部LにもフィレットFが付加されてい
る。
【0052】この第1実施形態では、配線パターン58
の交差部XにフィレットFを付加させるように、図9を
参照して上述したレジスト54の角部を面取りしてめっ
き液の回り込みを良くしてあるので、図13(A)を参
照して上述したように従来技術のおいて発生していた、
該交差部Xにおいて配線パターンが細くなることによる
断線の発生を防ぐことができる。更に、配線パターン5
8の交差部XにフィレットFを付加させているため、プ
リント配線板が熱収縮を繰り返した際に発生する応力集
中による断線の発生を防ぎ得る。ここで、配線パターン
の線幅は、50μm以下、望ましくは15〜50μmに
形成され、フィレットFの幅は75〜100μmに形成
されている。フィレットFの幅を70μm以上にするこ
とで、プリント配線板が熱収縮を繰り返した際に発生す
る応力集中による断線の発生を防ぎ得る。このため、線
幅を70μm以上に設定する場合には、フィレットの付
加は不要である。
【0053】(15)引き続きプリント配線板の製造工
程の説明を続ける。配線パターン58を形成した基板3
0を、硫酸銅8g/l、硫酸ニッケル0.6g/l、ク
エン酸15g/l、次亜リン酸ナトリウム29g/l、
ホウ酸31g/l、界面活性剤0.1g/lからなるp
H=9の無電解めっき液に浸漬し、図5(P)に示すよ
うに該配線パターン58及びバイアホール60の表面に
厚さ3μmの銅−ニッケル−リンからなる粗化層62を
形成する。ついで、ホウフッ化スズ0.1mol/l、
チオ尿素1.0mol/l、温度50℃、pH=1.2
の条件でCu−Sn置換反応させ、粗化層62の表面に
0.3μmの厚さのSn層を設ける。(Sn層について
は図示しない)。
【0054】(16)(2)〜(14)の工程を繰り返
すことにより、さらに上層の層間樹脂絶縁層及び導体回
路を形成する。即ち、基板30の両面に、層間樹脂絶縁
剤(下層用)をロールコ一夕で塗布し、絶縁材層144
を形成する(図5(Q))。この際、上述したように配
線パターン58の交差部XにフィレットFを付加させて
あるため、図13(B)を参照して上述した従来技術の
プリント配線板と異なり、配線パターン58の交差部X
と層間樹脂絶縁層(絶縁材層)144との間に気泡が残
ることがないので、プリント配線板の信頼性が高まる。
更に、この絶縁剤層144の上に無電解めっき用接着剤
(上層用)をロールコ一タを用いて塗布し、接着剤層1
46を形成する。
【0055】絶縁剤層144および接着剤層146を形
成した基板30の両面に、フォトマスクフィルムを密着
させ、露光・現像し、開口(バイアホール形成用開口)
148を有する層間樹脂絶縁層150を形成した後、該
層間樹脂絶縁層150の表面を粗面とする(図5(R)
参照)。その後、該粗面化処理した該基板30の表面
に、無電解銅めっき膜152を形成する(図6(S)参
照)。引き続き、無電解銅めっき膜152上にめっきレ
ジスト154を設けた後、レジスト非形成部分に電解銅
めっき膜156を形成する(図6(T)参照)。そし
て、めっきレジスト154をKOHで剥離除去した後、
めっきレジスト154下の無電解めっき膜152を溶解
除去し導体回路(図示せず)、ランド161及びバイア
ホール160を形成する。さらに、該導体回路、ランド
161及びバイアホール160の表面に粗化層162を
形成し、多層プリント配線板を完成する(図7(U)参
照)。なお、この上層の導体回路を形成する工程におい
ては、Sn置換は行わなかった。
【0056】(17)そして、上述した多層プリント配
線板にはんだバンプを形成する。先ず、基板30にソル
ダーレジスト組成物を20μmの厚さで塗布し、70℃
で20分間、70℃で30分間の乾燥処理を行った後、
1000mJ/cm2 の紫外線で露光し、DMTG現像
処理する。さらに、80℃で1時間、100℃で1時
間、120℃で1時間、150℃で3時間の条件で加熱
処理し、図7(V)に示すようにパッド部分に対応する
開口部71を設けた(開口径200μm)ソルダーレジ
スト層(厚み20μm)70を形成する。
【0057】(18)引き続き、ソルダーレジスト層を
補強用の樹脂組成物をソルダーレジストの開口群の周囲
に塗布し、1000mJ/cm2 で露光し、さらに80
℃で1時間、100℃で1時間、120℃で1時間、1
50℃で3時間の条件で加熱処理し、図8(W)に示す
ように厚さ40μmの補強層78を形成する。
【0058】(19)次に、ソルダーレジスト層70及
び補強層78を形成した基板30を、塩化ニッケル30
g/l、次亜リン酸ナトリウム10g/l、クエン酸ナ
トリウム10g/lからなるpH=5の無電解ニッケル
めっき液に20分間浸漬して、図8(X)に示すように
開口部71に厚さ5μmのニッケルめっき層72を形成
する。さらに、その基板30を、シアン化金カリウム2
g/l、塩化アンモニウム75g/l、クエン酸ナトリ
ウム50g/l、次亜リン酸ナトリウム10g/lから
なる無電解金めっき液に93℃の条件で23秒間浸漬し
て、ニッケルめっき層上に厚さ0.03μmの金めっき
層74を形成する。
【0059】(20)そして、ソルダーレジスト層70
の開口部71に、はんだペーストを印刷して、200℃
でリフローすることによりはんだバンプ76を形成し、
はんだパンプを有するプリント配線板を製造する。
【0060】引き続き、本発明の第2実施形態に係るプ
リント配線板の配線パターンについて図11を参照して
説明する。図10を参照して上述した第1実施形態のプ
リント配線板においては、三角形のフィレットFを付加
したが、この第2実施形態のフィレットは、曲線状にフ
ィレットFを付加している。即ち、配線パターン58b
の交差部Xであって、該配線パターンの側壁58βの交
差角度が90°以下の角部CにはフィレットFが付加さ
れている。更に、配線パターン(信号線)58cと配線
パターン(信号線)58dとの交差部Xであって、側壁
58βの交差角度が90°以下の角部CにフィレットF
が付加されている。更に、配線パターン(信号線)58
dと配線パターン(信号線)58e及び配線パターン
(信号線)58fとの交差部Xであって、該配線パター
ンの側壁58βの交差角度が90°以下の角部Cにフィ
レットFが付加されている。更に、配線パターン58g
が曲がっている部位であって、該部位の側壁54βの交
差角度が90°以下の角部LにもフィレットFが付加さ
れている。
【0061】第2実施形態のフィレットは応力が集中し
難い利点があり、他方、第1実施形態のフィレットは、
フィレットを付加するための処理(マスクのパターン形
成処理)が容易である利点がある。
【0062】上述した第1、第2実施形態のプリント配
線板においては、プリント配線板の配線パターンの交差
部Xであって、90°以下の角部CにフィレットFを付
加させているため、該交差部において応力集中による断
線が発生しない。また、配線パターンの交差部において
発生した該応力が、層間樹脂絶縁層50,150にクラ
ックを発生させることがない。更に、該配線パターン5
8の交差部Xと層間樹脂絶縁層150との間に気泡が残
ることがないため、プリント配線板の信頼性が高まる。
【0063】更に、配線パターン58が図14(A)、
図14(B)に示すようにX字、K字状に交差する場合
にも交差部にフィレットFを付加することができる。
【0064】なお、上述した実施形態では、本発明の構
成を多層プリント配線板に適用した例を挙げたが、本発
明の構成は、多層ではないプリント配線板に適用し得る
ことは言うまでもない。更に、上述した実施形態では、
多層プリント配線板してレジストを除去するセミアディ
テブを例示したが、本実施形態の製造方法をフルアディ
テブにも適用可能である。
【0065】
【発明の効果】以上のように、請求項1、2、4の発明
によれば、配線パターンの交差部にフィレットを付加さ
せているため、該交差部において配線パターンが細くな
り断線することがない。
【0066】また、請求項3、5の発明によれば、配線
パターンの交差部にフィレットを付加させているため、
該交差部において配線パターンが細くなり断線すること
がない。更に、プリント配線板の配線パターンの交差部
にフィレットを付加させてあり、該交差部において応力
が集中することがないので、配線パターンに断線が生じ
ず、更に、該配線パターンの交差部と層間樹脂絶縁層と
の間に気泡が残ることがないため、プリント配線板の信
頼性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)、図1(B)、図1(C)、図1
(D)は、本発明の1実施例に係る多層プリント配線板
の製造方法の工程図である。
【図2】図2(E)、図2(F)、図2(G)、図2
(H)は、本発明の1実施例に係る多層プリント配線板
の製造方法の工程図である。
【図3】図3(I)、図3(J)、図3(K)、図3
(L)は、本発明の1実施例に係る多層プリント配線板
の製造方法の工程図である。
【図4】図4(M)、図4(N)、図4(O)は、本発
明の1実施例に係る多層プリント配線板の製造方法の工
程図である。
【図5】図5(P)、図5(Q)、図5(R)は、本発
明の1実施例に係る多層プリント配線板の製造方法の工
程図である。
【図6】図6(S)、図6(T)は、本発明の1実施例
に係る多層プリント配線板の製造方法の工程図である。
【図7】図7(U)、図7(V)は、本発明の1実施例
に係る多層プリント配線板の製造方法の工程図である。
【図8】図8(W)、図8(X)は、本発明の1実施例
に係る多層プリント配線板の製造方法の工程図である。
【図9】図4(M)に示す工程のコア基板のC矢視図で
ある。
【図10】図4(O)に示す工程のコア基板のE矢視図
である。
【図11】第2実施形態に係る配線パターンの形成され
たコア基板の平面図である。
【図12】図12(A)、図12(B)、図12
(C)、図12(D)及び図12(E)は、従来技術に
係る多層プリント配線板の製造方法の工程図である。
【図13】図13(A)は、従来技術の多層プリント配
線板の配線パターンを示す図であり、図13(B)は、
図12(E)のB−B断面図である。
【図14】配線パターンを示す説明図である。
【符号の説明】
30 コア基板 34 導体層 36 スルーホール 50 層間樹脂絶縁層 54 レジスト 54a、54b 開口部 56 電解銅めっき膜(金属層) 58a、58b、58c、58d、58e、58f 配
線パターン 60 バイアホール 150 層間樹脂絶縁層 160 バイアホール F フィレット C 角部 L 角部 X 交差部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に配線パターンを有するプリント
    配線板において、 前記配線パターンの交差部にフィレットを付加させたこ
    とを特徴とするプリント配線板。
  2. 【請求項2】 基板上に配線パターンを有するプリント
    配線板において、 前記配線パターンの交差部であって、90°以下の角部
    にフィレットを付加させたことを特徴とするプリント配
    線板。
  3. 【請求項3】 前記配線パターンの上層に層間樹脂絶縁
    層及び上層の配線パターンを設けたことを特徴とする請
    求項1又は2のプリント配線板。
  4. 【請求項4】 配線パターンを形成するための開口部を
    有するレジストを基板上に形成する工程と、 該レジストの開口部に金属層を析出させることにより配
    線パターンを形成する工程とを備えるプリント配線板の
    製造方法において、 前記レジストを形成する工程において、配線パターンの
    交差部であって、90°以下の角部を面取りすること特
    徴とするプリント配線板の製造方法。
  5. 【請求項5】 配線パターンを形成するための開口部を
    有するレジストを基板上に形成する工程において、配線
    パターンの交差部であって、90°以下の角部を面取り
    してレジストを形成する工程と、 該レジストの開口部に金属層を析出させることにより配
    線パターンを形成する工程と、 前記配線パターンの上層に層間樹脂絶縁層を形成する工
    程と、 前記層間樹脂絶縁層の上層に配線パターンを形成する工
    程と、を備えることを特徴とするプリント配線板の製造
    方法。
JP10140695A 1998-05-19 1998-05-22 プリント配線板及びプリント配線板の製造方法 Pending JPH11340591A (ja)

Priority Applications (16)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10140695A JPH11340591A (ja) 1998-05-22 1998-05-22 プリント配線板及びプリント配線板の製造方法
KR1020077013879A KR20070073984A (ko) 1998-05-19 1999-05-13 프린트배선판 및 프린트배선판의 제조방법
US09/700,592 US6407345B1 (en) 1998-05-19 1999-05-13 Printed circuit board and method of production thereof
EP99919584A EP1083779B1 (en) 1998-05-19 1999-05-13 Printed circuit board and method of production thereof
CNB998063916A CN1245061C (zh) 1998-05-19 1999-05-13 印刷布线板和印刷布线板的制造方法
DE69934981T DE69934981T2 (de) 1998-05-19 1999-05-13 Gedruckte leiterplatte und verfahren zur herstellung
EP20060004650 EP1670300A3 (en) 1998-05-19 1999-05-13 Printed wiring board and manufacturing method of printed wiring board
PCT/JP1999/002512 WO1999060831A1 (en) 1998-05-19 1999-05-13 Printed circuit board and method of production thereof
KR1020007013000A KR100791281B1 (ko) 1998-05-19 1999-05-13 프린트배선판 및 프린트배선판의 제조방법
CN 200510137014 CN1791302B (zh) 1998-05-19 1999-05-13 印刷布线板
TW95102580A TWI287414B (en) 1998-05-19 1999-05-18 Printed wiring board and manufacturing method of printed wiring board
TW92122343A TW200400782A (en) 1998-05-19 1999-05-18 Printed circuit board and manufacturing method of printed circuit board
US10/108,628 US7332816B2 (en) 1998-05-19 2002-03-29 Method of fabricating crossing wiring pattern on a printed circuit board
US11/078,342 US7525190B2 (en) 1998-05-19 2005-03-14 Printed wiring board with wiring pattern having narrow width portion
US12/389,456 US8018046B2 (en) 1998-05-19 2009-02-20 Printed wiring board with notched conductive traces
US13/206,084 US8629550B2 (en) 1998-05-19 2011-08-09 Printed wiring board with crossing wiring pattern

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10140695A JPH11340591A (ja) 1998-05-22 1998-05-22 プリント配線板及びプリント配線板の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11340591A true JPH11340591A (ja) 1999-12-10

Family

ID=15274605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10140695A Pending JPH11340591A (ja) 1998-05-19 1998-05-22 プリント配線板及びプリント配線板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11340591A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10729008B2 (en) 2017-01-05 2020-07-28 Sumitomo Electric Printed Circuits, Inc. Flexible printed circuit board
CN114615802A (zh) * 2022-03-21 2022-06-10 昆山国显光电有限公司 柔性电路板及其制作方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10729008B2 (en) 2017-01-05 2020-07-28 Sumitomo Electric Printed Circuits, Inc. Flexible printed circuit board
CN114615802A (zh) * 2022-03-21 2022-06-10 昆山国显光电有限公司 柔性电路板及其制作方法
CN114615802B (zh) * 2022-03-21 2024-08-20 昆山国显光电有限公司 柔性电路板及其制作方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1667507B1 (en) A multilayer printed circuit board
US7332816B2 (en) Method of fabricating crossing wiring pattern on a printed circuit board
JP2003023252A (ja) 多層プリント配線板
JP2003023253A (ja) 多層プリント配線板
JP4722904B2 (ja) 多層プリント基板の製造法
JP2003023251A (ja) 多層プリント配線板
JP2000114727A (ja) 多層プリント配線板
JP2000068650A (ja) 多層プリント配線板
JP4197070B2 (ja) 多層ビルドアップ配線板
JPH10256724A (ja) 多層プリント配線板
JP2001203448A (ja) 多層プリント配線板およびその製造方法
JP3421239B2 (ja) 多層プリント配線板の製造方法
JPH11340591A (ja) プリント配線板及びプリント配線板の製造方法
JP4117951B2 (ja) 多層プリント配線板の製造方法及び多層プリント配線板
JP3383759B2 (ja) 多層プリント配線板及び多層プリント配線板の製造方法
JPH10233579A (ja) 多層プリント配線板およびその製造方法
JP3352023B2 (ja) 多層プリント配線板の製造方法
JP3421240B2 (ja) 多層プリント配線板の製造方法
JPH11261228A (ja) 多層プリント配線板
JP2000133941A (ja) 多層ビルドアップ配線板
JP3098729B2 (ja) 多層プリント配線板の製造方法
JP2000022339A (ja) 多層プリント配線板の製造方法
JP2000101246A (ja) 多層ビルドアップ配線板及び多層ビルドアップ配線板の製造方法
JPH11261232A (ja) 多層プリント配線板
JPH11135949A (ja) 多層プリント配線板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050406

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070626

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070822

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080219