JPH11338155A - 化学的に補強されたレジスト - Google Patents

化学的に補強されたレジスト

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JPH11338155A
JPH11338155A JP11126289A JP12628999A JPH11338155A JP H11338155 A JPH11338155 A JP H11338155A JP 11126289 A JP11126289 A JP 11126289A JP 12628999 A JP12628999 A JP 12628999A JP H11338155 A JPH11338155 A JP H11338155A
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JP11126289A
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Stefan Dr Hien
ヒーン シュテファン
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/0045Photosensitive materials with organic non-macromolecular light-sensitive compounds not otherwise provided for, e.g. dissolution inhibitors

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高感受性でかつコントラストを増強し潜像を
安定化する新規の化学的に補強されたレジストを提供す
る。 【解決手段】 少なくとも2つのポリマー成分から成る
酸に不安定な基を有するポリマー、露光時又は電子ビー
ム照射時にpKa値≦0を有するスルホン酸を遊離させ
る第1の光活性オニウム化合物(A)、露光時又は電子
ビーム照射時にpKa値≦3(このpKa値はオニウム
化合物(A)のpKa値よりも少なくとも1だけ大き
い)を有するスルホン酸を遊離させる第1の光活性オニ
ウム化合物(B)、及び溶媒を含んでいる化学的に補強
されたレジストを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は化学的に補強された
レジストに関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロエレクトロニクス分野では光学
リソグラフィ用にフォトレジスト、特にいわゆる化学的
に補強されたレジスト(化学増幅レジスト)も使用され
る。このようなレジストでは光化学的に発生させられた
プロトンの触媒作用が酸に不安定な保護基の分解に利用
される。しかしこの化学的に補強されたレジストもしく
はフォトレジストのメカニズムは照射構造の現像時に生
じる以下に記載する欠点を含んでいる。即ち―空気又は
使用された基板からの塩基性不純物に対する高感受性。
それにより構造に多大の不均一性が生じる。プロフィル
は基板との界面に沿って幅広になる(脚部の形成=フッ
ティング)。空気との界面に一般にT形トップ(T形プ
ロフィル)として知られている拡張部が形成される(こ
れに関しては[Proc.SPIE」第1466巻(1
991)、第2〜12頁及び第13〜25頁参照)。―
露光後の潜像の著しい不安定性。これはマスク上の名目
上の構造寸法がレジストの異なる待機時間で異なって再
現されることを意味する。露光後の待機時間が長ければ
長いほどレジスト材料の溶解は少なくなる。例えば欧州
特許出願公開第0492256号明細書から公知である
ように無水物基含有レジストでは数分後に初めて250
nm以上の大きさの構造が溶解できるに過ぎない。
【0003】上記の欠点を排除するには既に種々の方法
が公知である(これに関しては「J.Photopol
ym.Sci.Technol.」第8巻(199
5)、第505〜518頁参照)。その際空気の浄化に
活性炭クラスタを使用する他に有機性保護層及び自由容
積の少ないポリマーが提案されている。もう1つの方法
は比較的容易に分解可能の保護基の使用である。それに
は特にt‐ブトキシカルボニル及びテトラヒドロピラニ
ル‐保護基が使用される。しかしこの種のレジスト系の
欠点は塗布及び露光前の貯蔵安定性が低いことである。
【0004】更に塩基性添加剤の使用も推奨されてい
る。その際感光性添加剤と化学線照射に非感受性の物質
とを区別する必要がある。例えば後者の例はN‐メチル
ピロリドン(「Jpn.J.Appl.Phys.」第
33巻(1994)第1部、第7023〜7027頁参
照)及び第四級アンモニウム塩(米国特許第56099
89号及び欧州特許出願公開第0762207号明細書
参照)である。これらの塩基が遊離プロトンと反応する
と緩衝平衡が生じる。この平衡は熱処理(PEB工程=
露光後熱処理)中の固有の分解反応の際にレジストの露
光範囲に一定の酸濃度を保証する。しかしこのレジスト
系の欠点は線量値の比較的高い上昇にある。
【0005】光に不安定な塩基として例えばジアリール
ヨウドニウム及びトリアリールスルホニウム水酸化物並
びに相応するアルコキシド(アルコラート)及び酢酸が
使用される(欧州特許出願公開第0611998号及び
同第0756203号明細書参照)。その場合フォトレ
ジストの露光範囲では塩基は分解されるのに対し、未露
光範囲では塩基は拡散により侵入する酸を捕獲する。上
記の系では、緩衝作用がなくても塩基性の空気の汚染に
対して比較的安定した挙動を示す易分解性保護基(アセ
タール)が使用される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、高感
受性でありかつコントラストを増強し潜像を安定化する
新規の化学的に補強されたレジストを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明によ
り、以下に記載する成分、即ち少なくとも2つのポリマ
ー成分から成る酸不安定性基を有するポリマー、露光時
又は電子ビーム照射時にpKa値≦0のスルホン酸を遊
離させる第1の光活性オニウム化合物(A)、露光時又
は電子ビーム照射時にpKa値≦3(このpKa値はオ
ニウム化合物(A)のpKa値よりも少なくとも1だけ
大きい)のスルホン酸を遊離する第2の光活性オニウム
化合物(B)及び溶媒を含んでいるレジストにより解決
される。
【0008】本発明による化学的に補強されたレジスト
は、特に深紫外線、例えば193〜248nmにおける
露光に適しているが、しかし電子ビーム記録にも使用で
き、即ち電子で照射することもできる。このレジストで
は特に高温で初めて酸触媒により分解されるような、例
えばt‐ブチルエステル基のような保護基が使用され
る。その際ベースポリマーとしては基本的に、露光波長
で十分に高い透明性を有し適当な酸不安定性保護基を有
する、ビ‐、ター‐、クォーター‐ポリマーの形の全て
のコポリマーが使用される。
【0009】本発明によるレジストの主な特徴は、光活
性化合物、即ち光酸素化物質として、露光もしくは電子
ビーム照射時に2つの異なる強いスルホン酸を遊離させ
る2種類の光活性オニウム化合物を使用することにあ
る。即ち驚くべきことには2つの異なるオニウム‐光酸
素化物質を使用した場合露光後(24時間までの)比較
的長い耐久時間でも汚染された実験雰囲気下にフッティ
ング欠陥及びT形トップ欠陥のない構造が得られること
が発見された。更にポジ型用レジスト系では−4〜−8
の明らかなコントラスト強度が生じる。
【0010】pKa値≦3を有するスルホン酸としては
p‐トルオールスルホン酸(pKa=−7)、ヘキサデ
シルスルホン酸(pKa=−2)、シクロヘキサンスル
ホン酸(pKa=2.4)及びショウノウスルホン酸
(pKa=−1)のような酸が挙げられ、pKa値≦0
を有するスルホン酸としてはトリフルオルメタンスルホ
ン酸(pKa=−20)のような一部フッ化された又は
過フッ化されたアルカンスルホン酸が挙げられる。この
場合発生した酸のpKa値が明瞭に異なることが重要で
ある。一般に、そのpKa値が−20〜3の範囲のスル
ホン酸を遊離させる光活性オニウム化合物が使用され
る。ちなみにpKa値とはいわゆる酸指数(酸の定数K
aの負の常用対数)のことである。
【0011】本発明によるレジストに使用される光酸素
化物質は特にスルホニウム塩R3S+X−及びヨウドニ
ウム塩R2I+X−の形のイオン化合物である。同じで
あるか又は異なっているこれらの基Rは1個の脂肪族又
は1個の芳香族基本構造を有していてもよい。その際こ
れらの芳香族基は脂肪族又は別の芳香族基と置換可能で
あり、その際化合物の可溶性を高める脂肪族基、例えば
t‐ブチル基が有利である。同じカチオンを有する光酸
素化物質を使用すると有利であるが、しかし異なるカチ
オンが別々に存在していてもよい。
【0012】本発明による有利なレジストには以下のこ
とが適用される。 1) オニウム化合物(A)及び/又は(B)はR3S
+X−又はR2I+X−構造のオニウム塩であり、その
際基Rは同じであるか異なっていてもよく、それぞれ脂
肪族、芳香族又はアリール‐カルボニル‐アルキレン基
を表し又は2つの基Rは一緒にアルキレン基を形成す
る。RがC1〜C12‐アルキル、(C6〜C14
‐アリール)−CO−CH2−又はC6〜12‐ア
リールであると特に有利であり、その際アリール基はN
−、O−又はS原子を有していてもよく、又は2つの基
は一緒にテトラメチレン‐(CH2)4を表していても
よい。芳香族基Rは単独又は多重にOH‐、NO2
‐、ハロゲン又はアルコキシ基と、特にC1〜C4
‐アルキル基と置換可能である。更に芳香族基Rは場
合によっては脂肪族又は別の芳香族基と、特にC1〜C
12‐アルキル又はC6〜C14‐アリールと置換可
能である。 2) オニウム化合物(A)はR3S+X−又はR2I
+X−構造のオニウム塩であり、その際X−は以下の意
味を有していてもよい、即ち単独、多重又は過ハロゲン
化脂肪族スルホン酸塩基、特にC1〜C12‐アルキ
ルスルホン酸塩基、例えばトリフルオルメタン又はノナ
フルオルブタンスルホン酸塩基、単独、多重又は過ハロ
ゲン化芳香族スルホン酸塩基、特にC6〜C14‐ア
リールスルホン酸塩、例えばペンタフルオルベンゾール
スルホン酸塩、電子受容体と単独又は多重置換された芳
香族スルホン酸塩、特にNO2、CN又はハロゲン置換
されたC6〜C14‐アリールスルホン酸塩基、例えば
ジニトロベンゾールスルホン酸塩基、置換されない又は
単独又は多重にアルキル置換された芳香族スルホン酸塩
基、特にC1〜C4‐アルキルと置換されたC6〜C
14‐アリールスルホン酸塩基、例えばトルオール又は
ナフタリンスルホン酸塩基。 3) オニウム化合物(B)はR3S+X−又はR2I
+X−構造のオニウム塩であり、その際X−は以下の意
味を有していてもよい、即ち線状又は分枝状の脂肪族又
は環状のスルホン酸塩基、特にC1〜C16‐アルキル
もしくはシクロアルキルスルホン酸塩基、例えばヘキサ
デシル、シクロヘキサン又はショウノウスルホン酸塩基
(C10H15O−SO3−);置換されない又は単独
又は多重にアルキル置換された芳香族スルホン酸塩基、
特にC1〜C4‐アルキル置換されたC6〜C14‐
アリールスルホン酸塩基、例えばトルオール又はナフタ
リンスルホン酸塩基。 4) ポリマー成分の1つもしくは(コポリマーの)構
造単位の1つが酸不安定性基、特にテトラヒドロフラニ
ルエステル、テトラヒドロピラニルエステル又はt‐ア
ルキルエステル基、有利にはC4〜C10‐アルキ
ル、例えばt‐ブチルエステル基を有する。 5) ポリマーが以下のポリマー成分、即ちメタクリル
酸、メタクリル酸アルキルエステル、特にC1〜C12
‐アルキル、例えばt‐ブチルメタクリレート、フマ
ル酸‐モノ‐t‐ブチルエステル、無水マレイン酸、シ
リコン含有モノマー、特にアリルトリメチルシランの少
なくとも1つを基礎とする。 6) 溶媒が酢酸メトキシプロピル、シクロペンタノ
ン、シクロヘキサノン、γ‐ブチロラクトン、乳酸エチ
ル又はこれらの化合物の少なくとも2つから成る混合物
である。しかし一般に慣用の全てのフォトレジスト溶媒
を使用することができる。
【0013】本発明によるレジストは現像後直ちにエッ
チングマスクとして基板の構造化の際に使用可能であり
(一層レジスト)、又は適当な後続工程で2層レジスト
法で公知のような更なる処理を行うことも可能である。
これらのレジストは特にCARL二層レジスト(これに
関しては「Microelectr.Eng.」第11
巻、(1990)第531〜534頁参照)として適し
ている。この場合湿式化学によるシリル化工程で既に現
像された構造を補強し(CARL=Chemical
Amplifications of Resist
Line、化学増幅レジスト線)、引続き初めて酸素プ
ラズマ中でその下にある抗反射層を異方性に乾式エッチ
ングする。それにより極めて急峻な側面と高いアスペク
ト比を有する構造が形成される。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明を実施例に基づき以下に詳
述する。
【0015】例 1(比較実験) 深紫外線中露光用フォトレジストの合成 無水マレイン酸とメタクリル酸‐t‐ブチルエステル及
びアリルトリメチルシランとのラジカル共重合により生
成された(分子量15000g/モル)ポリマー7.6
重量部をトリフェニルスルホニウム‐トリフルオルメタ
ンスルホン酸塩0.4重量部と共にシクロヘキサノン9
2重量部に溶解する。引続きこの溶液を0.2μm超微
細フィルタを介して濾過することにより深紫外線、例え
ば248又は193nmでの露光に耐久性のあるフォト
レジスト混合物が得られる。
【0016】例 2 深紫外線中露光用高感受性フォトレジストの合成 無水マレイン酸とメタクリル酸‐t‐ブチルエステル及
びアリルトリメチルシランとの共重合により生成された
(分子量15000g/モル)ポリマー7.6重量部を
トリフェニルスルホニウム‐トリフルオルメタンスルホ
ン酸塩0.4重量部及びトリフェニルスルホニウム‐ト
シラート0.04重量部と共にシクロヘキサノン92重
量部に溶解する。引続きこの溶液を0.2μm超微細フ
ィルタを介して濾過することにより深紫外線、例えば2
48又は193nmでの露光に耐久性のあるフォトレジ
スト混合物が得られる。
【0017】例 3(比較実験) 深紫外線中露光用フォトレジストの合成 無水マレイン酸とメタクリル酸‐t‐ブチルエステル及
びメタクリル酸とのラジカル共重合により生成された
(分子量15000g/モル)ポリマー7.6重量部を
ビス‐(4‐t‐ブチルフェニル)‐ヨウドニウム‐ノ
ナフルオルブタンスルホン酸塩0.4重量部と共にシク
ロヘキサノン92重量部に溶解する。引続きこの溶液を
0.2μm超微細フィルタを介して濾過することにより
深紫外線、例えば248又は193nmでの露光に耐久
性のあるフォトレジスト混合物が得られる。
【0018】例 4 深紫外線中露光用高感受性フォトレジストの合成 無水マレイン酸とメタクリル酸‐t‐ブチルエステル及
びメタクリル酸とのラジカル共重合により生成された
(分子量15000g/モル)ポリマー7.6重量部を
ビス‐(4‐t‐ブチルフェニル)‐ヨウドニウム‐ノ
ナフルオルブタンスルホン酸塩0.4重量部及びトリフ
ェニルスルフォニウム‐ショウノウスルホン酸塩0.0
4重量部と共にシクロヘキサノン92重量部に溶解す
る。引続きこの溶液を0.2μm超微細フィルタを介し
て濾過することにより深紫外線、例えば248又は19
3nmでの露光に耐久性のあるフォトレジスト混合物が
得られる。
【0019】例 5 感光性フォトレジストの合成 シリコンウェハ上に4500回転/minでプロピレン
グリコール酢酸モノメチルエーテル75重量部に入れた
ノボラック12.5重量部の溶液を遠心塗布し、引続き
225℃で2分間ホットプレート上で熱する。その際得
られた厚さ0.6μmの光吸収性層上に例1〜4による
フォトレジスト混合物を2500回転/minの遠心分
離及び140℃/60秒間ホットプレート上で乾燥する
ことにより厚さ0.2μmの感光性層を施す。
【0020】例 6(比較実験) ポジ型フォトレジスト構造の製造(二層法) 例1によるフォトレジスト混合物で例5に相応して生成
された感光性フォトレジスト層上に248nm投影露光
装置により20mJ/cm2の線量で0.40μm〜
0.14μmラスタにウェブ/トレンチ構造を有するマ
スク像を投射する。引続きホットプレート上で130℃
/60秒間熱処理する。この層を更に0.26Nのテト
ラメチル水酸化アンモニウム現像剤で60秒間パドル法
で現像し、その後100℃/60秒間ホットプレート上
で熱処理する。0.20μmまでのラスタに高さ0.2
μmのウェブ/トレンチ構造が溶解される。レジストウ
ェブの断面はラスタ電子顕微鏡に明瞭なフッティング及
びT−トップの形成を示す。得られたウェブ/トレンチ
構造は同じ線量で異なる日数で再現不可能となる。構造
の幅及び形は清浄室内でその時の空気特性に左右され
る。塗布又は露光後30分以上の耐久時間は溶解挙動を
低下させる。
【0021】例 7 ポジ型フォトレジスト構造の製造(二層法) 例2によるフォトレジスト混合物で例5に相応して生成
された感光性フォトレジスト層上に248nm投影露光
装置により25mJ/cm2の線量で0.40μm〜
0.14μmラスタにウェブ/トレンチ構造を有するマ
スク像を投射する。引続きホットプレート上で130℃
/60秒間熱処理する。この層を更に0.26Nのテト
ラメチル水酸化アンモニウム現像剤で60秒間パドル法
で現像し、その後100℃/60秒間ホットプレート上
で熱処理する。0.15μmまでのラスタに高さ0.2
μmのウェブ/トレンチ構造が溶解される。レジストウ
ェブの断面はラスタ電子顕微鏡に急峻な側面を示す。得
られたウェブ/トレンチ構造は同じ線量で清浄室内で比
較的長い耐久時間でも(>1時間)再現可能である。構
造の幅及び形は清浄空間でその時の空気特性に左右され
ることはない。
【0022】例 8(比較実験) ポジ型フォトレジスト構造の製造(二層法) 例3によるフォトレジスト混合物で例5に相応して生成
された感光性フォトレジスト層上に248nm投影露光
装置により28mJ/cm2の線量で0.40μm〜
0.14μmラスタにウェブ/トレンチ構造を有するマ
スク像を投射する。引続きホットプレート上で130℃
/60秒間熱処理する。この層を更に0.26Nのテト
ラメチル水酸化アンモニウム現像剤で60秒間パドル法
で現像し、その後100℃/60秒間ホットプレート上
で熱処理する。0.22μmまでのラスタに高さ0.2
μmのウェブ/トレンチ構造が溶解される。レジストウ
ェブの断面はラスタ電子顕微鏡に明瞭なフッティング及
びT−トップの形成を示す。得られたウェブ/トレンチ
構造は同じ線量で異なる日数で再現不可能となる。構造
の幅及び形は清浄室内でその時の空気特性に左右され
る。塗布又は露光後30分以上の耐久時間は溶解挙動を
低下させる。
【0023】例 9 ポジ型フォトレジスト構造の製造(二層法) 例4によるフォトレジスト混合物で例5に相応して生成
された感光性フォトレジスト層上に248nm投影露光
装置により33mJ/cm2の線量で0.40μm〜
0.14μmラスタにウェブ/トレンチ構造を有するマ
スク像を投射する。引続きホットプレート上で130℃
/60秒間熱処理する。この層を更に0.26Nのテト
ラメチル水酸化アンモニウム現像剤で60秒間パドル法
で現像し、その後100℃/60秒間ホットプレート上
で熱処理する。0.15μmまでのラスタに高さ0.2
μmのウェブ/トレンチ構造が溶解される。レジストウ
ェブの断面はラスタ電子顕微鏡に急峻な側面を示す。得
られたウェブ/トレンチ構造は同じ線量で清浄室内で比
較的長い耐久時間でも(>1時間)再現可能である。構
造の幅及び形は清浄室内でその時の空気特性に左右され
ることはない。
【0024】例 10 ポジ型フォトレジスト構造の製造(一層法) メタクリル酸とメタクリル酸‐t‐ブチルエステル及び
アリルトリメチルシランとのラジカル共重合により生成
された(分子量15000g/モル)ポリマー24.6
重量部をトリフェニルスルホニウム‐トリフルオルメタ
ンスルホン酸塩1.2重量部及びトリフェニルスルホニ
ウム‐トシラート0.12重量部と共にシクロヘキサノ
ン75重量部に溶解する。引続きこの溶液を0.2μm
超微細フィルタを介して濾過することにより深紫外線、
例えば248又は193nmでの露光に耐久性のあるフ
ォトレジスト混合物が得られる。
【0025】基板上にフォトレジスト混合物を2500
回転/minで遠心塗布し、140℃/60秒間ホット
プレート上で乾燥することにより厚さ0.8μmの感光
性層を生成する。この層上に248nm投影露光装置に
より35mJ/cm2の線量で0.40μm〜0.14
μmラスタにウェブ/トレンチ構造を有するマスク像を
投射する。引続きホットプレート上で130℃/60秒
間熱処理する。この層を更に0.26Nのテトラメチル
水酸化アンモニウム現像剤で60秒間パドル法で現像す
る。0.18μmまでのラスタに高さ0.8μmのウェブ
/トレンチ構造が溶解される。得られたウェブ/トレン
チ構造は同じ線量で清浄室内で比較的長い耐久時間でも
(>1時間)再現可能である。構造の幅及び形は清浄室
でその時の空気特性に左右されることはない。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つのポリマー成分から成る
    酸に不安定な基を有するポリマー、 露光時又は電子ビーム照射時にpKa値≦0を有するス
    ルホン酸を遊離させる第1の光活性オニウム化合物
    (A)、 露光時又は電子ビーム照射時にpKa値≦3(このpK
    a値はオニウム化合物(A)のpKa値よりも少なくと
    も1だけ大きい)を有するスルホン酸を遊離させる第2
    の光活性オニウム化合物(B)、及び溶媒を含んでいる
    ことを特徴とする化学的に補強されたレジスト。
  2. 【請求項2】 オニウム化合物(A)及び/又は(B)
    がR3S+X−又はR2I+X−構造のオニウム塩であ
    り、その際これらの基Rは同じであるか又は異なってい
    てもよく、それぞれ脂肪族、芳香族又はアリール‐カル
    ボニル‐アルキレン基を表し、或いは2つの基Rが一緒
    にアルキレン基を形成することを特徴とする請求項1記
    載のレジスト。
  3. 【請求項3】 オニウム化合物(A)がR3S+X−又
    はR2I+X−構造のオニウム塩であり、その際X−は
    単独、多重又は過ハロゲン化された脂肪族スルホン酸塩
    の基、 単独、多重又は過ハロゲン化された芳香族スルホン酸塩
    の基、 単独又は多重に電子受容体と置換された芳香族スルホン
    酸塩の基、 置換されない又は単独又は多重にアルキル置換された芳
    香族スルホン酸塩の基を表すことを特徴とする請求項2
    記載のレジスト。
  4. 【請求項4】 オニウム化合物(B)がR3S+X−又
    はR2I+X−構造のオニウム塩であり、その際X−は
    線状又は分枝状の脂肪族又は環状のスルホン酸塩の基、 置換されていない又は単独又は多重にアルキル置換され
    た芳香族スルホン酸塩の基を表すことを特徴とする請求
    項2又は3記載のレジスト。
  5. 【請求項5】 ポリマー成分の1つが酸不安定性の基、
    特にt‐アルキルエステル基、テトラヒドロフラニルエ
    ステル基又はテトラヒドロピラニルエステル基を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載
    のレジスト。
  6. 【請求項6】 ポリマーが以下に記載するポリマー成
    分、即ちメタクリル酸、 メタクリル酸アルキルエステル、 フマル酸‐モノ‐t‐ブチルエステル、 無水マレイン酸、 シリコン含有モノマーの少なくとも1つを基礎とするこ
    とを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の
    レジスト。
  7. 【請求項7】 溶媒が酢酸メトキシプロピル、シクロペ
    ンタノン、シクロヘキサノン、γ‐ブチロラクトン、乳
    酸エチル又はこれらの化合物の少なくとも2つから成る
    混合物であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれ
    か1つに記載のレジスト。
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