JPH11336845A - バランサシャフト - Google Patents

バランサシャフト

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Publication number
JPH11336845A
JPH11336845A JP16302698A JP16302698A JPH11336845A JP H11336845 A JPH11336845 A JP H11336845A JP 16302698 A JP16302698 A JP 16302698A JP 16302698 A JP16302698 A JP 16302698A JP H11336845 A JPH11336845 A JP H11336845A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
shaft neck
neck
axially extended
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP16302698A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Onuma
覚 大沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Techno Metal Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Techno Metal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp, Techno Metal Co Ltd filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP16302698A priority Critical patent/JPH11336845A/ja
Publication of JPH11336845A publication Critical patent/JPH11336845A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バランサシャフトの鋳造時における巣の発生
を抑制し、かつ、バランサシャフトに十分の剛性を確保
させる。 【解決手段】 鋳造により成形されたバランサシャフト
1は、軸首3と胴部4とをそなえていると共に、軸心2
から偏った位置で軸首3内及び胴部4内を軸方向に延び
る断面円形の空孔6が形成され、空孔6によりバランサ
シャフト1のアンバランス質量が設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン等におい
て、回転質量や往復質量のアンバランスにより生じる起
振力を平衡させるためのバランサシャフトに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種バランサシャフトは、特公
平7−43006号公報に例示されているように、円形
断面のジャーナル部と半円形断面のアンバランス部とを
そなえ、鍛造により成形されるのが一般的であるが、製
造コストの低減を図るために、鋳造品を使用することも
考えられる。しかしながら、鋳造により上記バランサシ
ャフトを成形する場合には、ジャーナル部の円形断面と
アンバランス部の半円形断面とが接続していて、軸方向
の断面形状が急激に変化するため、この部分に鋳造時巣
が生じやすいので、安定した品質のバランサシャフトが
得られにくい不具合があり、また、鋳造品は鍛造品と比
較してヤング率が低いため、鋳造バランサシャフトはヤ
ング率と断面2次モーメントとの積で表される剛性が同
一形状の鍛造バランサシャフトより低下し、従って、バ
ランサシャフトに十分な剛性を確保しにくいという問題
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、バランサシ
ャフトを鋳造により成形しても、鋳造時の巣の発生を抑
制し、かつ、十分な剛性を確保させようとするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にかか
るバランサシャフトは、鋳造により成形され、軸首部
と、同軸首部に接続して軸方向へ延びる胴部とをそな
え、上記軸首部の軸心から偏って上記軸首部内及び上記
胴部内を上記軸方向へ延びる空孔が形成され、上記空孔
によりアンバランス質量が設定されている。
【0005】すなわち、バランサシャフトの軸首部内及
び胴部内に形成された軸方向の空孔によりアンバランス
質量が設定されているので、軸首部と胴部との接続部分
における断面形状が急激に変化することを容易に回避し
て、バランサシャフトが鋳造により成形されていても、
鋳造時に巣が発生することは簡単に抑制できると共に、
バランサシャフトの断面2次モーメントが比較的大きい
ため、バランサシャフトの剛性を十分に確保させること
が容易となる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す本発明の各実施
形態例について、同等部分にはそれぞれ同一符号を付け
て説明する。図1及び図2において、エンジン等の回転
質量や往復質量のアンバランスにより生じる起振力を平
衡させるための鋳造バランサシャフト1は、図示しない
軸受けによりそれぞれ軸心2を中心として回動自在に支
持される軸首3と、軸首3に接続して軸方向へ延びる胴
部4と、一方の軸首3の外側方に接続して軸方向へ延び
る駆動部5とをそなえ、図示しないギヤ列等により駆動
部5が駆動されることによって、軸心2を中心として回
動させられる。
【0007】また、バランサシャフト1には、軸心2か
ら偏った位置で軸首3内及び胴部4内を軸方向へ延びる
断面円形の空孔6が形成され、空孔6によりバランサシ
ャフト1のアンバランス質量が設定されている。
【0008】上記のように、バランサシャフト1は、軸
首3内及び胴部4内を軸方向へ延びる空孔6によりアン
バランス質量が設定されていて、軸首3と胴部4との接
続部分で断面形状が急激に変化することがないため、バ
ランサシャフト1が鋳造により成形されていても、鋳造
時に上記接続部分に巣が発生することは容易に抑制で
き、従って、バランサシャフト1に安定した性能を常に
確保できる大きな特色がある。
【0009】また、バランサシャフト1は、軸首3内及
び胴部4内を軸方向へ延びる空孔6が形成されているの
で、前記従来装置と比較すると断面2次モーメントが大
きく、そのため、バランサシャフト1としての剛性を十
分に確保させることが容易となり、さらに、バランサシ
ャフト1の鋳造によりコスト低減を図ることができる利
点もあって、バランサシャフト1の実用性を確実に高め
ることが可能となる。
【0010】なお、上記実施形態例においては、断面円
形の単一の空孔6が軸首3内及び胴部4内を軸方向へ延
びているが、この空孔6を図3に例示されているように
適宜複数とし、または、図4に例示されているように、
空孔6の断面積が大きくなるように空孔6の断面形状を
適宜変更し、または、図5に例示されているように、空
孔6に近接して空孔6と面対称となるように胴部4の外
表面に軸方向へ延びる凹部10を適宜形成させても、そ
れぞれ上記実施形態例と同等の作用効果を奏することが
できるものである。
【0011】さらに、上記各実施形態例における胴部の
一部もしくは全部が、軸首の軸心に対して空孔と反対側
へ多少偏って軸首と接続され、胴部の偏心量と空孔とに
よってバランサシャフトのアンバランス質量が設定され
るように構成してもよいことはいうまでもない。
【0012】
【発明の効果】本発明にかかるバランサシャフトにあっ
ては、バランサシャフトの軸首部内及び胴部内に形成さ
れた軸方向の空孔によりアンバランス質量が設定され
て、軸首部と胴部との接続部分における断面形状が急激
に変化することは容易に回避でき、鋳造時に巣が発生す
ることは簡単に抑制できるので、安定した性能を常に確
保できると共に、断面2次モーメントが比較的大きいた
め、十分な剛性を容易に確保させることができる長所が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における要部縦断面図。
【図2】図1のII−II矢視縦断面図。
【図3】本発明の他の実施形態例における要部縦断面
図。
【図4】本発明のさらに他の実施形態例における要部縦
断面図。
【図5】本発明のさらに他の実施形態例における要部縦
断面図。
【符号の説明】
1 バランサシャフト 3 軸首 4 胴部 6 空孔 10 凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳造により成形され、軸首部と、同軸首
    部に接続して軸方向へ延びる胴部とをそなえ、上記軸首
    部の軸心から偏って上記軸首部内及び上記胴部内を上記
    軸方向へ延びる空孔が形成され、上記空孔によりアンバ
    ランス質量が設定されたバランサシャフト。
JP16302698A 1998-05-27 1998-05-27 バランサシャフト Withdrawn JPH11336845A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16302698A JPH11336845A (ja) 1998-05-27 1998-05-27 バランサシャフト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16302698A JPH11336845A (ja) 1998-05-27 1998-05-27 バランサシャフト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11336845A true JPH11336845A (ja) 1999-12-07

Family

ID=15765786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16302698A Withdrawn JPH11336845A (ja) 1998-05-27 1998-05-27 バランサシャフト

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JP (1) JPH11336845A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009228815A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Toyoda Gosei Co Ltd バランサ装置
JP2013188827A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Howa Mach Ltd 工作機械の機械剛性測定用起振ツール及び工作機械の機械剛性測定方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009228815A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Toyoda Gosei Co Ltd バランサ装置
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050802