JPH0340247B2 - - Google Patents

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JPH0340247B2
JPH0340247B2 JP57217053A JP21705382A JPH0340247B2 JP H0340247 B2 JPH0340247 B2 JP H0340247B2 JP 57217053 A JP57217053 A JP 57217053A JP 21705382 A JP21705382 A JP 21705382A JP H0340247 B2 JPH0340247 B2 JP H0340247B2
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JP
Japan
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crank
hollow
crankshaft
crank pin
crank journal
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP57217053A
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English (en)
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JPS59110915A (ja
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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C3/00Shafts; Axles; Cranks; Eccentrics
    • F16C3/04Crankshafts, eccentric-shafts; Cranks, eccentrics
    • F16C3/06Crankshafts
    • F16C3/08Crankshafts made in one piece

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は往復動内燃機関の軽量化並びに剛性向
上を図つたクランクシヤフトに関する。
従来から往復動内燃機関のクランクシヤフトは
熱間鍛造或いは鋳造により一体成形された中空鋼
製のものが知られている。このうち鋳造製のクラ
ンクシヤフトは任意の形状が得られ、かつ肉抜き
が容易であるという利点を有しているため、第1
図(昭和56年12月株式会社山海堂発行内燃機関ハ
ンドブツク第408頁参照)に示す如く可能な限り
肉抜きを行つて軽量化を図るのが常識的である。
尚図において、クランクシヤフトAは図示しな
い燃焼室における燃焼暴発力をピストンコネクテ
イングロツドを介して受けるクランクピン部1
と、クランクケースの軸受部に軸受けされるクラ
ンクジヤーナル部2と、これらの両者を連結する
クランクアーム部3と、を有している。4は油孔
である。
ところがクランクシヤフト単体の曲げ振動の固
有振動数をみると、クランクシヤフト中心軸方向
をXとし、ピストンの上下動方向をYとし、これ
らX,Yに対して直交する方向をZとすると、X
方向が約220Hzであるのに対し、暴発燃焼による
ガス圧力及びピストン等の慣性力が最も大きくな
るY方向の固有振動数は、約160Hzである。ここ
において固有振動数が低いということは動剛性が
小であり、かつ振動振幅即ち変形量が大であつて
このためクランクジヤーナル部が軸受メタルを衝
撃的にたたき、その振動が機関各部の表面に伝播
してそこから騒音を放散させやすいということを
意味するものである(特公昭56−53122号公報参
照)。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、鋳造製
品の特徴を生かしクランクシヤフトを十分に肉抜
きして中空部を形成し、該中空部内にクランクジ
ヤーナル部及びクランクピン部の夫々の中心軸を
共に含む面内であつて、かつ前記中空部の相対す
る内壁間に亘つて延びるリブを配設し、軽量化と
共に剛性向上を図つたクランクシヤフトを提供す
るものである。
以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第2図〜第6図において示す実施例は、6気筒
往復動内燃機関のクランクシヤフト10を示して
いる。このうち、クランクジヤーナル部11及び
クランクピン部12と、これらクランクジヤーナ
ル部11とクランクピン部12を連結するクラン
クアーム部13の連結部分は夫々軸方向に延びて
肉抜きを行なつた中空部Hを有しており、このう
ち中間部にあるクランクジヤーナル部11及びク
ランクピン部12はほぼ軸方向に貫通して形成さ
れている。
ただしクランクアーム部13の前記連結部分以
外のバランスウエイトに相当する部分は肉抜きを
積極的に行つてはいない。
そしてこの中空部H内にクランクジヤーナル部
11及びクランクピン部12の夫々の中心軸を共
に含む内面であつて、かつ該中空部Hの相対する
内壁面間に亘つて延びる板状のリブ14がクラン
クシヤフト10鋳造時に一体鋳造されている。
かかるリブ14の方向はクランクシヤフトに最
大曲げモーメントが作用する方向にその剛性を補
強する作用を行う。即ちこの最大曲げモーメント
は、ピストン上死点付近において作用する燃焼室
内の最大燃焼圧力がピストン、コネクテイングロ
ツドを介してクランクピン部12に作用する力及
び更にクランクアーム部13を介してクランクジ
ヤーナル部11に作用する力によつて生じるか
ら、このときの力線方向とリブ方向とがほぼ合致
すればよいわけである。
これは即ちクランク比によつても異なるが、ほ
ぼピストン上死点付近におけるクランクジヤーナ
ル中心軸とクランクピン中心軸とを結ぶ平面方向
で、最大燃焼圧力がピストンに付与され、そのと
きリブ14の方向はクランクジヤーナル部及びク
ランクピン部共にピストンピンに向くように配設
するのが好ましいからである。このような構成と
すればピストン最大燃焼圧力及び最大慣性力が作
用した際に、クランクジヤーナル部11及びクラ
ンクピン部12ともに夫々の中心軸とピストンピ
ン中心軸とを結ぶ線上に力線が作用し、曲げモー
メントが最大となるがこのときリブ方向はこの力
線と一致して最も断面2次モーメントが大きい状
態となり、曲げ応力に対して最強となるのであ
る。
また同一質量の丸棒では中実より中空棒の方が
剛性は大である。しかしクランクシヤフトの場合
はクランクアーム部13が存在するため、Z方向
に比してY方向は静剛性、動剛性ともに弱い。し
かも上記のように慣性力や燃焼圧力はY方向で大
きくなる。このためこの部分が曲げ変形を受けや
すくなる。そこでこのY方向の剛性を向上させる
ために上記方向特性を有するリブ14を設けるの
である。これによつてクランクジヤーナル11及
びクランクピン12の曲げ剛性が向上し、更には
クランクアーム13の中空部分にもクランクピン
側とクランクジヤーナル側の2つのリブのオーバ
ーラツプが生じて、クランクアーム部13も曲げ
変形を受けにくくなる。尚図中17はバランスウ
エイト、18は盲栓である。
また本実施例では潤滑油孔15を前記リブ14
内に設け、クランクジヤーナル部11からクラン
クピン部12に潤滑油を導いている。即ち油孔1
5はクランクジヤーナル部からクランクピン部に
通じる傾斜孔15aに対してクランクジヤーナル
部11においては軸直角方向に貫通する縦孔15
bを有していて、機関本体から軸受部に導かれた
潤滑油が該縦孔15bを介して傾斜孔15aに導
く。一方クランクピン部12においては前記傾斜
孔15aに接続してこれに直交すべく貫通する横
孔15cを設け、該横孔をリブ14に直交すべく
設けた補助リブ16内に設けてある。
従つて一般にクランクジヤーナル部11より小
径のクランクピン部12においては、燃焼力によ
るストレスが大となつて変形しやすくなり、その
結果、コネクテイングロツドとの間の軸受メタル
に対する当たりが悪化して回転摩耗を受ける状態
になり易いが、リブ14と補助リブ16との断面
十字状の補強によつて中空のクランクピン部の変
形を防止し、上記不都合を回避することができ
る。そして更にはクランクシヤフト10の回転運
動に伴つてクランクピン12の遠心力により潤滑
油はクランクジヤーナル部の縦孔15b、傾斜孔
15aを介し、横孔15cから軸受メタル部に供
給されるが横孔15cは遠心方向に対し直角方向
に貫通させてあるから、リブ14方向に油孔を貫
通させる場合と異なり、潤滑油孔の回転半径が小
さくなつて遠心力を低減することができる。
その結果遠心力が増大する機関高速回転時にあ
つては、クランクピン部12への潤滑油供給過多
を防止することができ、更にはこれに伴うクラン
クジヤーナル部11の潤滑油供給量不足を招くこ
とを未然に防止するものである。
尚、上記実施例においてはリブ14をその他の
クランクシヤフト本体と一体鋳造により形成した
が、リブ14を別体製作し、これをクランクシヤ
フトに鋳込んで形成してもよい。このようにする
と、例えばクランクシヤフトの軽量化を図るため
に中空クランクシヤフトをアルミニウムで鋳造す
るような場合、剛性向上のためにリブを鋼製する
ことも可能である。
以上述べたように本発明によるとクランクジヤ
ーナル部とクランクピン部及びこれらクランクジ
ヤーナルとクランクピン部を連結するクランクア
ームの連結部分の内部を肉抜きして中空部とした
鋳物製とし、かつ該中空部にクランク曲げモーメ
ントに対して剛性を補強する方向の板状のリブを
設けたから、クランクシヤフトの軽量化を図りな
がら燃焼力によるガス圧力及び慣性力に対して曲
げ剛性を向上させ、クランクシヤフトがその軸受
部を打つことによつて発生する中・高周波の機関
騒音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のクランクシヤフトを示す側面
図、第2図は本発明のクランクシヤフトの一実施
例を示す部分縦断側面図、第3図は同上のA−A
矢視断面面、第4図は第2図のB−B断面図、第
5図は第2図のC−C段面図、第6図は第2図の
D−D断面図である。 10……クランクシヤフト、11……クランク
ジヤーナル部、12……クランクピン部、13…
…クランクアーム部、14……リブ、15……潤
滑油孔、H……中空部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 クランクジヤーナル部及びクランクピン部を
    中空に形成すると共に、前記クランクジヤーナル
    部とクランクピン部を連結するクランクアーム部
    の連結部分を中空に形成し、前記クランクジヤー
    ナル部とクランクピン部の各々の中心軸を共に含
    む面内であつてかつ前記中空部を相対する内壁面
    間と、前記クランクアーム部の中空部の相対する
    内壁面間を軸方向に亘つて結ぶ板状のブリを設け
    たことを特徴とする往復動内燃機関のクランクシ
    ヤフト。 2 リブは、その内部にクランクジヤーナル部か
    らクランクピン部に通じる潤滑油孔を有すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の往復
    動内燃機関のクランクシヤフト。
JP21705382A 1982-12-13 1982-12-13 往復動内燃機関のクランクシヤフト Granted JPS59110915A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21705382A JPS59110915A (ja) 1982-12-13 1982-12-13 往復動内燃機関のクランクシヤフト

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JP21705382A JPS59110915A (ja) 1982-12-13 1982-12-13 往復動内燃機関のクランクシヤフト

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Publication Number Publication Date
JPS59110915A JPS59110915A (ja) 1984-06-27
JPH0340247B2 true JPH0340247B2 (ja) 1991-06-18

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ID=16698085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21705382A Granted JPS59110915A (ja) 1982-12-13 1982-12-13 往復動内燃機関のクランクシヤフト

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61137111U (ja) * 1985-02-16 1986-08-26
JPS6320520U (ja) * 1986-07-25 1988-02-10
JPS6321706U (ja) * 1986-07-25 1988-02-13

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5653122A (en) * 1979-10-05 1981-05-12 Mitsubishi Chem Ind Ltd Preparation of polyoxymethylene

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5918196Y2 (ja) * 1978-12-13 1984-05-26 日産自動車株式会社 内燃機関用ピストンピン

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5653122A (en) * 1979-10-05 1981-05-12 Mitsubishi Chem Ind Ltd Preparation of polyoxymethylene

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JPS59110915A (ja) 1984-06-27

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